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地球環境、次世代への継承を重視するビオディナミ農法の先駆者メゾン・フルーリー [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

   宇宙飛行士!
   (C)Champagme Fleury

 2月28日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が行ってきた宇宙飛行士候補者選抜で、
 諏訪理氏と米田あゆさんの2名が決定した、との報道がありました。
 NHKの密着! 宇宙飛行士選抜試験が興味深い内容だったので、
 結果発表がとても楽しみでした、おめでとうございます🥂
 向井千秋さん、山崎直子さんに続く女性飛行士の米田さんの洞察力に大いに期待です!

 2月のシャンパーニ講座ではフルーリーを取り上げました。
 HPにはジャン・ピエール・フルーリー氏の「宇宙飛行士になりたかった」とのイラストが!
 2000年代初頭、私が訪問した折には、「天文学者になるのが夢だった」と語り
「シャンパーニュ造りに導入しているビオディナミと繋がっている」と力説していました。

  1895年創業のシャンパーニュ・メゾン
  (C)Champagme Fleury

 コート・デ・バール地区クルトゥロン村にあるフルーリー
 初代エミール・フルーリーの時代、フィロキセラで壊滅状態になったぶどう畑に、
 接ぎ木したピノ・ノワールをシャンパーニュ地方で初めて植樹
 他のどのメゾンよりピノ・ノワールへの思いが強いと実感!

 1970年から3代目ジャン・ピエール氏は有機栽培を取り入れ、
 1989年にシャンパーニュ地方初ビオとなるビオディナミの“デメテール”認証を取得
 2008年からエルヴェ・ジェスタン氏のコンサルタントを受け、さらなる改革を実践

 画像のCOURTERON上を走る赤い線は、KIMMERIDGIEN(キメリジャン)
 約1億5,000万年前のJURASSIQUE(ジュラ紀)に遡る土壌です。
 周囲にはTRIACE(三畳紀)、CRETACE(白亜紀) 、PALEOGENE(古第三紀)の地層が!


        出典:武田弘先生作成の地質表
     参考:ソムリエ協会機関誌No.81『ワイン畑の土質』をご担当くださった
     鉱物学の大家武田弘先生作成の地質時代と地層名の一覧


 2月の講座に供出した5アイテム

 フルーリーでは主要3品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ)の他に、
 希少なピノ・ブランとピノ・グリの計5種類のぶどうを栽培しているので、
 今回は秀逸な白ぶどうにもフォーカス

 ラベルもプラークもモダンにチェンジ!



画像はジャン・ピエール氏とビオディナミの調剤作りに用いる道具
彼が父親からメゾンを引き継いだ時、農薬まみれの畑に衝撃を受け、健全な土壌造りを決断。1970年には除草剤、化学薬品の使用を廃止し、試行錯誤を繰り返しながら、天体の動きを重視するビオディナミも導入。この農法との繋がりは、自らの夢だった天文学と共通する点も多く「これが自分の生きる道になった」と語っていたジャン・ピエールさんの笑顔が印象に残っています。

IMG_6358.jpg
 微生物によって活性化したぶどう畑はフカフカ
 訪問時は雨降りだったので畑にはお借りした長靴で行きましたが、
 柔らかな土が靴にこびりついて大変!


  第1フライト
  #1:ブラン・ド・ノワール ブリュットNV
  ぶどう品種:ピノ・ノワール100%
  ベースヴィンテージ:2018年62% /リザーヴワイン38%
  デゴルジュマン:2022年5月
  ドザージュ:4.7g/L
  価格:8,000円(税別)
極僅かに淡ピンクを帯びた色調、気泡活発、ストーンフルーツ、熟れた果実や砂糖漬けの果実、ミネラル、軽いビター感、中盤から酸の広がり、味わいに厚味、喉ごしスムーズ


    #2:セパージュ・ブラン2010 エクストラ・ブリュット
    ぶどう品種:シャルドネ100%
    デゴルジュマン:2021年5月
    ドザージュ:4g/L
    価格:12,000円(税別)
黄色を含んだベージュ、柑橘系果実、カリン、蜂蜜、バター、ブリオッシュ、ロースト、白コショウ、果皮由来のフェノール、中盤以降酸の広がり、グラス内の温度が上がっても綺麗な酸は余韻となって上品に着地


  第2フライト
 #3:ノート・ブランシュ2014 ブリュット・ナチュール
 ぶどう品種:ピノ・ブラン100% 樹齢25年
 デゴルジュマン:2021年2月
 ドザージュ:0g/L
 価格:12,000円(税別)
 #4:ヴァリエーション2015 ブリュット・ナチュール SO2無添加
 ぶどう品種:ピノ・グリ100% 2010年に植樹 
 デゴルジュマン:2021年5月
 ドザージュ:0g/L
 価格:18,000円(税別)
#3#4はノン・ドゼ、ともに白い花のイメージ、ぶどうの熟度を感じさせる味わい。#3はキレ感、ピュア、チャーミングで塩味やアカシア。#4はフラワリーなアロマ、酸味は柔らか、軽いビター感、緊張感のあるアイテム

 #5:ロベール・フルーリー2005 エクストラ・ブリュット
 ぶどう品種:ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%、ピノ・ブラン28%、ムニエ12%
 デゴルジュマン:2017年10月
 ドザージュ:2.8g/L
 価格:32,000円(税別)
深い黄金色、ゆっくりと空気と触れあってきたニュアンス(シェリー的)、香りは黒糖、蜂蜜、エスニックフルーツ、ナッツ、ココア、白コショウ、口中ではクリームブリュレ、ミネラル、果実のコンポート、層になって広がる旨味、長い余韻。講座生からの人気No.1


 NHK文化センター青山校がスタートした2016年4月に取り上げたのがフルーリー
 約7年振りに特化しましたが、スタイルやドザージュ量にも変化を感じました。
 凄く良くなっています、講座生からも「変化を感じる意見」が出ていました。
 現在は4代目のジャン・セバスチャン・フルーリー氏が父親の意思を継ぎ、
 シャンパーニュ造りに励んでいます!

 フルーリーについてのお問い合わせはヴァン シュール ヴァン(担当:清水さん)迄
 今回も大畑澄子店長には沢山お世話になりました、ありがとうございました!

 〒105ー0001 東京都港区虎ノ門1ー7ー6 電話03ー3580ー6578
 URL: http://vsv.co.jp/


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

     春期シャンパン講座の募集が始まりました!
     春講座も2クラス体制で進めさせていただきます

 [NEW]オーダーメイドなシャンパンレッスン ~各メゾンの奥深さを愉しもう~ 
 開催6回/毎水曜日/19時~21時
 ◆第3週はコチラから
 ◆第4週はコチラから
 シャンパンラバーさんの参加をお待ちしております🥂 

 ◆NHK文化センター青山校 電話 03-3475-1151
 受付時間
 月曜日~金曜日 9:30~18:00
 土曜 9:30~17:30
 日曜 9:30~15:00 

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ハイライトは初リリースのアビス・ロゼ2018 ~ルクレール・ブリアンの世界へ~ [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

          シャンパーニュ講座の幕開けは海中熟成ロゼ
        昨年末、日本初上陸した希少アイテム『アビス・ロゼ2018』

 シャンパーニュ講座を少しだけご紹介
 NHK文化センター青山校の教室
 コロナ禍以降、ひとりひとテーブル、2回(第3週・第4週の水曜日)に分けて開催


 グラスはリーデル・ジャパンさんからレンタル
 アビス・ロゼ2018の特徴を明確につかむことができました!


 供出した5アイテム
 昨年末、輸入元テラヴェールさんでルクレール・ブリアンの新VT全キュヴェを試飲
 その中から、これだけは味わいたいというアイテムをセレクトしました。

 すべてブラインド
 青山校のスタッフが手作りしてくださった愛を感じるタグ[わーい(嬉しい顔)]
 前半50分で、
 第1フライトNo.1&No.2、第2フライトNo.3&No.4、第3フライトNo.5に分けて供出
 メゾンについては一切触れず、メゾンが取り組んでいるビオディナミのみ解説
 各アイテムのぶどう品種&発酵・熟成(No.5だけは非公開)&ドザージュを公表


                  o○.。o○.。o○.

 
  ルクレール・ブリアンについて
 資料提供:テラヴェール


 参考画像:テラヴェール
 ルクレール・ブリアンの醸造家エルヴェ・ジェスタンさん

 参考画像:テラヴェール
 2022年に年間の最優秀ワイナリーを表彰する『ブランド・オフ・ザ・イヤー』を受賞
 式典ではマクロン大統領が授与を行いました。


                o○.。o○.。o○.


  第1フライト
  2アイテムとも3品種使用、リザーヴワインは極少量の2%
  ベースヴィンテージ&デゴルジュマン&ドザージュは異なる
IMG_6865.jpg
 シャンパーニュの集大成を目指しトライアルを実践しているアイテム
 エクストラブリットのベースヴィンテージは2014年、ドザージュ量は2g/L
 第3週と第4週とでは僅かながらボトル差があり、第4週のほうが若干酸化熟成した印象
 いずれも豊潤でヘーゼルナッツやスパイスの風味、複雑味も感じました。
 講座時はメゾン記載の数値をお知らせしましたが、ここでは裏ラベルの数値を記載

 参考画像:テラヴェール
 ステンレスタンクや木樽、ウッフ、アンフォラ🏺等 さまざまなタイプの容器を使用


 ブリュットのベースヴィンテージは2018年
 フレッシュで柑橘果実やストーンフルーツ等の果実、酸味とのバランスも良好


  第2フライト
  2アイテムとも品種はシャルドネ100%、発酵&醸造は同じ、SO2無添加、ノン・ドゼ
  ヴィンテージ&デゴルジュマンは異なる
 グラン・ブランの初リリースは2012年VT
 当時はGCのクラマンのシャルドネのみ、ネーミングも違っていた由
 2013年ヴィンテージから3つのグラン・クリュ畑のぶどうをブレンド  
 息が長く、エネルギーを感じるシャンパーニュ
 グラス内の変化も魅力で、時間の経過で土壌由来のミネラル、塩味が増してくる印象


 2014は熟成感あり
 旨味、様々な要素が輪のように広がり、時との対話が楽しめるシャンパーニュ
 今飲んで素直に美味

 第3フライト
 ブルターニュ地域圏のウェサン島で10ヶ月海中熟成させたシャンパーニュ
 アビス・ロゼを沈めた位置は北緯48度28分、西経5度03分です。
 初リリース、日本入荷分は90本🥂

 ぶどう品種はシャルドネ85%、ピノ・ノワール15%

        2019年5月の講座で取り上げたアビス

なぜ海中 2019年5月に質問
来日時、ジェスタンさんに「なぜ、海中熟成させたのか」と伺ってみました。
彼は「ボトルを沈めたブルターニュの海は2つの海流が交差している為、渦を巻いています。これはビオディナミの調合を攪拌させる(ディナミゼーション)のと同じ条件になります。水深60mの場所はシャンパーニュの気圧(6気圧)とバランスが取れるので、シャンパンをストレスの無い状態で熟成させることができます」とおっしゃっていました。さらに、エルヴェさんの測定によると、アビスは通常の熟成シャンパンより、エネルギー量が30%増になっているとのことでした。

加えて講座でアビスを出すにあたり、ご丁寧なお手紙を頂戴しました。
そこには以下のような記述がありました。

24歳の時に初めて技術的なワイン造りを始めたものの、3〜4年後には行き詰まりを感じ、それを打開するには自然と密接に繋がった作業をすることだと確信。でも、このアプローチに関する情報や書籍は何もなかったので、すべてを自分で考案せざるを得ない状況で、何年もかかりました。
ボトルを沈めた場所はフランスのブルターニュ地方、生まれ故郷です。生きているワインとこの環境間の“共鳴”はとても強く、シャンパーニュ地方のチョークは何百万年も前の海底の堆積物から形成されており、ぶどうの根はこのチョーク質を求めて地中深く根を広げていきます。アビスはピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネの3品種を均等に使ったノン・ドゼ。テイスティングの最中は考えることをやめ、ワインのエネルギーを感じ取る為に、感情のおもむくままに味わうことが大事



 Don't think, Feelで!
 ジェスタンさんが言及しているエネルギーを感じ取るために瞑想状態で試飲
 シャンパーニュを1分間口中に含み、舌の上で転がしながらゆっくり味わう 
 より集中できるように部屋を暗くして、感じるままに・・・
 ブルース・リーの名言 Don't think, Feel/考えるな、感じるんだ、です。

ブラインドテイスティングの間、講座生の皆さんにはメゾン名は公表していません。
このロゼを体験した第3週のHakoさんは「宇宙を感じた」、Ayanoさんは「エネルギーを」。第4週のYamashitaさんは「海中にいるような気持ちに」、Harumiさんは「凄いエネルギー」、他の皆さんからも、エネルギー、穏やかで優しい気持ちになる、味わいがスムース、滑らかな等・・・

ジェスタンさんが造りに求めていた「水圧と気圧の相殺」+「ディナミゼーション同様の海流の回転」、これらの効果が生み出した絶妙な熟成シャンパーニュだと実感しました。

私の場合は、第3週では暗黒の中で、何か強い力で中心部に引っ張られていくような状態になり、ロゼを口に含んでゆっくりと転がしていると、まろやかさ、シームレスさ、心地良さ。その後から、ベリー系果実や赤いバラ等の赤系の香りがあふれ出し、凜としたシャルドネの切れ味が、長い余韻となって続いていく印象でした。第4週では、赤系果実や紅バラより、“梅”の要素がより強く出ていて、中盤以降にはきめ細かなタンニンの風味が広がり、第3週とはまた違う熟成感を受けました。
海中での位置が異なることで、ボトルにも少しずつ、違う変化が出るのだと思います。
考えることを自然にストップさせ、感情のままになれる、得も言われぬ気分にさせてくれたロゼ。でも、これは、言葉でなく、試さないとご理解いただけないかも

[NEW]追記 2023年1月28日:海中熟成ワインについてDecanter誌Chris Mercerさんのリポート(2021年4月10日付)、とても興味ある内容なのでリンクしておきます。
果実やフローラルな香りの強さ、シルクのような滑らかな口当たり、エネルギー等、2回の講座で試して感じた結果と共通していました。


 参考データとして

 エルヴェ・ジェスタンさんの哲学&ビオディナミ関連のブログを添付しておきます!
 参考にしていただけると嬉しいです。
 >>>https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2019-04-30
 >>>https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2019-05-27

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今年の〆講座は3年ぶりに来日したミッシェル・ドラピエ当主から伺った情報を盛り込みながら [NHK文化センター青山 シャンパン講座]


 2022年12月21日&28日の2講座が無事に終わりました。
 特に第4週にご参加の皆様には師走のお忙しい折にご足労をおかけしました。
 改めて御礼申し上げます🥂

 試飲したのは息子世代が手掛ける新キュヴェと4ミレジメ


 7代目ミッシェル・ドラピエ当主の3年ぶりの来日
 11月30日に開催されたシャンパーニュ騎士団@マンダリンオリエンタル東京(右)
 12月2日輸入元テラヴェール主催で行われた来日ディナー@caveman(中央)
 帰国後、送ってくださったポストカード(左)

 3年ぶりの笑顔の再会でした[わーい(嬉しい顔)]
 フランスに戻られて、すぐ書いてくださったご丁寧なるおハガキ
 細やかなお気遣いをしてくださるミッシェル当主のお人柄が伝わってきます。

 コート・デ・バールのウルヴィルが拠点のメゾン
 1930年初頭、ミッシェル当主の母方の祖父が初めてピノ・ノワールを植樹
 今ではドラピエの70%をピノ・ノワールが占めています。
 110㌶の畑を所有しており、内訳は60㌶が自社畑、50㌶が長期の契約畑。
 除草剤や殺虫剤は一切使用せず、2頭の馬と電動の機械で耕作
 基本的に畑の管理は手作業
 ソーラー・パネルで蓄えた電力の75%は自家用として賄っています。

 栽培しているのは7品種、ブラン・ヴァリ(ピノ・ブラン)
 ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、フルマントウ(ピノ・グリ)
 シャルドネ、アルバンヌ、プティ・メリエ

         o○.。o○.。o○.

 シャンパーニュ委員会CIVCが規定しているぶどう品種は7つです。
 品種の呼称に関する公式見解は以下の通りです。
 ブラン・ヴァリやフルマントウの呼び名はシノニムになるので、
 CIVCの正式な呼称は、ピノ・ブラン、ピノ・グリになります。


       第1フライトは最新キュヴェ
       #1:ドラピエ クラレヴァリNV   
       ぶどう品種:PN75%、M10%、CH10%、ブラン・ヴァリ5%
       ノン・フィルター
       ドザージュ:4g/L
       価格:8,800円(税込)
気泡は極めて細やか。フラワリーな香り、柑橘系果実から黄桃、アプリコット、マンゴー等、グラス内の温度変化で様々な果実のニュアンスが広がり、キンメリジャン土壌由来のミネラル感も! 余韻は中程度、軽快にフィニッシュ。口中に残る塩味は和の要素の料理と合わせて楽しめそうな印象


2016年からメゾンに参入した長女シャルリーヌさんはラべル等のデザイン&マーケティング。#1のラベルも彼女が描いたもので、12世紀、聖ベルナールが遺した聖書をイメージして作成。長男ヒューゴさんは栽培と醸造、動物好きの次男アントワンヌさんはビオディナミをそれぞれ担当しています。8世代目の彼らが取り組んでいることの1つが古代品種を使ったアイテム。余談ですが、当主には、(12月初めの時点で)生後4ヵ月から4歳までの孫たちが4人いるとのこと、9代目の成長が楽しみです!

ドラピエでは20年以上前に古代品種に興味を持ち植樹を開始。研究と実際の栽培と醸造を通して、その特性を学び、2019年にトロ・アン・フォウをリリース


 ドラピエが所有する歴史あるカーヴ
 
 裏ラベルに詳細が記載してあります。 
 上記は来日した当主がディナーの折に語ってくださった内容をまとめました。

 気泡の細かさの理由
 
ドラピエのシャンパーニュは基本的にノン・フィルターです。「フィルターを掛けないことで、ワイン中にはプロテインが多く残ります。プロテインの分子は規則的に並んでいるので、それらが、気泡の発生を良い意味で邪魔をするので、泡自体が細かくなります」とミッシェルさん。今講座で改めて、気泡の細かさを注意深く観察してみましたが、お言葉通りでした。プロテインと気泡の粒の関係について、より詳細な説明を伺っているので、年明けに、お返事が届き次第、加筆します!


 第2フライトはトップキュヴェのグラン・サンドレ
 ウルヴィルの単一区画、命名は1838年の大火で焼灰に覆われた区画に由来
 灰はCendre、土地登記簿上の綴りの誤植でCがSに

 #2:ドラピエ グラン・サンドレ2012 新ヴィンテージ
 ぶどう品種:PN55%、CH45%
 ノン・フィルター
 ドザージュ:5.5g/L
 価格:18,000円(税込)
 #3:ドラピエ グラン・サンドレ2009 蔵出し
 ぶどう品種:PN55%、CH45%
 ノン・フィルター
 ドザージュ:5.5g/L
 価格:18,000円(税込)
ドラピエのトップキュヴェならではの品格があり、最新の2012年と3年違いながら静かに時を重ねた2009年にはそれぞれの魅力がありました。2012年は若さがあり、ひとことで形容するなら“アロマと酸味”、2009年は“厚みと熟成感”。旨味、ミネラル、余韻の長さは2つのグラン・サンドレの共通項。2012年と2009年を利き比べできたことがラッキーだと思いました。

シャンパーニュ騎士団のディナーではミッシェル当主自慢の『グラン・サンドレ2008 マグナム』が登場しました。酸が活き活きしていて、底知れないポテンシャルがありました。


 第3フライトは特別なミレジメ
 通常カルト・ドールはNV、良年にのみ例外的にミレジメを生産

 #4:ドラピエ ミレジメ・エクセプション2015
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 ドザージュ:5.6g/L 
 価格:9,800円(税込)
 ウルヴィル周辺の自社畑の中で樹齢の古い区画のぶどうを使用
 熟成はステンレスタンク、40%樫の大樽、100%MLF
 ドザージュは20年間熟成させたリキュールを使用
 豊かなアロマ、溌剌とした酸、土壌由来のミネラルとぶどう本来の凝縮感、軽いビター感
 軽やかでエレガント、超カリテ・プリなアイテム

 #5:ドラピエ カルト・ドール ミレジメ・クラシック2002
 ぶどう品種:PN75%、CH15%、M10%
 ノン・フィルター
 ドザージュ:4.5g/L
 価格:15,000円(税込)
 黄金色、第一香は若干シェリーや紹興酒似の酸化熟成したニュアンス、焙煎香、モカ
 ココア、黒糖、ドライフルーツ、エスニックスパイス、中華料理に合わせたいアイテム 
 2022年の講座を締め括るにふさわしい20年経過したシャンパーニュ!


 温度があがってもブレない酒質、価格的にもリーズナブル
 新年のお祝いの席や仲間との集いにドラピエは超お薦めできます!
 hakoさんのブログに全ボトルの裏ラベルがしっかり載っています。
 ありがとうございました!
 輸入元:テラヴェール株式会社 / https://terravert.co.jp/


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 シャンパーニュ委員会CIVCの代表来日
 左からシャルル・ゴエメールCIVC事務局長
 共同代表のダヴィッド・シャティオンUMC(メゾン組合NM)会長と
 マクシム・トゥバールSGV(ブドウ栽培・醸造業者組合RM)会長
 CIVC日本事務局代表の笹本由香理さん
 「日本とシャンパーニュは距離的には離れていても文化的には近い」と代表メンバー

 フランス国内の売上のシェアは約37%、EUは20%、それ以外のエリアは43%

 2021年日本向け出荷量は1381万本、3億5400万€
 代表メンバーは「他国と比べてコロナ禍以前の勢いに戻るのが少し出遅れた印象。
 2022年の日本については20%UPを予想しています」とコメントしていました。

2022年はルイ15世の戴冠式の晩餐会でシャンパーニュがはじめてゲストに供された 
 記念すべき300年目の年
シャンパーニュの2021年の出荷量は3億2000万本、売上総額は57億€
メンバーの父親の代は通常10月収穫だったが、この10年間を見ると「8月収穫が4回」
2022年の収穫は質も量もずば抜けて素晴らしい年

 2021年の出荷TOP3は米国、英国、日本
 第1位 米国は7億9349万€(前比158%)/3412万本(164%)
 第2位 英国は5億358万€(前比149%)/2988万本(前比141%)
 第3位 日本は3億5400万€(前比131%)/1381万本(前比128%)
 第4位はドイツですが金額をみると2億193万€で日本と大きな差があります。
  ドイツは基本的にNVが多く、日本はプレステージが多いのが理由です。
 CIVCの新HP: https://www.champagne.fr/ja


今回が今年最後のブログになります。
拙ブログにお立ち寄りくださいましてありがとうございました!
秋以降、来日者やリアルでのイベントが多くなりました。
内容の濃いリポート山積みなので、2023年1月からサカサカとアップしてまいります。
引き続き、宜しくお願いいたします。

皆さま、どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ!!

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大手メゾンに対抗し得る逸材『CM生産協同組合のCastelnauカステルノー』 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 ずっと気になっていたシャンパーニュメゾン『カステルノー』


       World's Most Admired CHAMPAGNE Brands 2022
      Drinks Internationalが毎年発表している30位までのリストです。
      18位にランクインしているCM/生産協同組合のカステルノー
      2021年は21位、2020年は18位にランキングされています。
      ちなみに、CMで最大の二コラ・フィアットは2022年は23位


  カステルノーの沿革
 ツール・ド・フランスの公式シャンパーニュ
 1916年ワイン商のジャン・ラルマンが創設したシャンパーニュブランド
 2003年以降、ランス・シャンパーニュ協同組合CRVC(1962年設立)が所有/直営 
 現在750を超えるぶどう栽培家、150以上のクリュ、900㌶を所有、年間出荷量80万本


 スタンダードキュヴェで最低6年、ミレジメで10年以上


 セラーマスターはエリザベート・サルスレさん
 2016年にセラーマスター・オブ・ザ・イヤーを受賞
 2021年からは彼女と長年働いてきたカリーヌ・バイユルさんにバトンを委ねています。


  ユニークなニューフェイス
 今年になって2回ほどソレラオリジンを試飲する機会があり、
 酒質の良さにひかれました。加えて、Drinks Internationalのリストの常連で、
 気になっていたメゾンだったことから今回フォーカス
 メゾン側が記載しているように「価格に対して高い品質」を実感、さすがです!

 ブランドの位置付け
 カステルノーが考える位置付け一覧表
 縦軸はアぺリティフからガストロノミー、横軸はお手軽なものから高価格
 カステルノーは自らを🔵の位置にしています。

 表のなかに記載してあるシャンパーニュはすべて講座で検証していますが、
 1つだけ反論したいのがグラン シエクルのポジション
 味わっていただけば、マリアージュの面でも、ここではないと断言できます。
 それを解説していたシーン(受講生のhakoさんが送ってくださった画像、感謝です!)



 第1フライトはスタンダードタイプ
 #1:カステルノー ブリュット レゼルヴ
 生産者:カステルノー(生産協同組合/CM)
 ぶどう品種:CH40%、ムニエ40%、PN20% / リザーヴワイン20%
 ドザージュ:8g/L  
 価格:7,200円(税別)
色調はベージュ、ストーンフルーツ(黄桃やアプリコット)やブリオッシュ、スパイスのアロマ、柑橘系果実の内果皮似の軽いビター感、ミネラル、中盤以降綺麗に広がる酸味、丁寧な造りを感じさせるアイテム

 #2:カステルノー エクストラ・ブリュット
 生産者:カステルノー(CM)
 ぶどう品種:CH45%、ムニエ45%、PN10% / リザーヴワイン20%
 ドザージュ:2g/L   
 価格:8,100円(税別)
カステルノーはこのキュヴェの完成に多くの研究を重ねてきた由。ノン・ドゼの範疇なれどエクストラ・ブリュット表記。黄リンゴやアプリコット、ヘーゼルナッツ、塩味、余韻に続く酸味とドライ感。厳選ぶどう由来の熟度がドザージュ2gとは思えないバランスの良さを生み出しているアイテム



 第2フライト
 
 #3:カステルノー ソレラ オリジン ES-9.0  
 生産者:カステルノー(CM)
 ぶどう品種:CH50%、ムニエ35%、PN15%
 ドザージュ:5g/L    
 価格:9,500円(税別)
2009年から始動したソレラシステムによる新しいキュヴェ。十数年の歳月を経て、このファースト・エディションをリリース。ESは発案者シェフ・ド・カーブのエリザベート・サルスレさんの頭文字。ソレラオリジンに使われているのは2009年VTで、これは「ソレラになる前」のオリジン。セカンド・エディションは2009年と2017年のソレラでリリースされ、ES/9.1になります。白い花、蜂蜜、ミネラル、石灰、まろやか&凛としたイメージ、余韻の切れ感

 #4:カステルノー ブラン・ドゥ・ブラン ミレジメ2007
 生産者:カステルノー(CM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:8g/L
 価格:11,500円(税別)
色調はゴールド、カリンや黄桃、ブリオッシュ、クリームブリュレ、モカ、焙煎香。土壌に由来する火打石のニュアンス、味わいはクリーミー、10年以上の時を経た瓶熟の旨味と醍醐味

  第3フライト
 
 #5:カステルノー ミレジメ2006
 生産者:カステルノー(CM)
 ぶどう品種:CH50%、PN30%、ムニエ20%
 ドザージュ:8g/L     
 価格:10,800円(税別)
ひとことで表現するなら“エレガント”、気泡細やか、バター風味のトーストやジンジャーブレッド。酸味、甘味、旨味のハーモニー

 #6:カステルノー ミレジメ2003
 生産者:カステルノー(CM)
 ぶどう品種:PN70%、CH30%
 ドザージュ:8g/L
 価格:12,700円(税別)
この機に及んで2003年ヴィンテージを利き酒できたことはとても貴重でした。シャルドネを多用するカステルノーがピノ・ノワールを7割使って仕上げた異例のシャンパーニュ。色調は黄金色、クリームブリュレ、モカ、ロースト、果実のコンポート、スパイスの要素(ジンジャー)、泡はワインに溶け込みクリーミー。時間&温度変化で口中での厚味、複雑味が増してくるアイテム



第1フライトから、第2、第3と移るにつれ、坂を登っていく印象でした。
各アイテムからシャルドネをベースにしたカステルノーのスタイルが明確に伝わり、グレードがアップしていく感あり。“メゾンの個性を探る”にふさわしい時間になりました。
物価高騰の折、良心的価格で酒質が素晴らしいカステルノーは安心してお薦めできます。
輸入元は元BB&Rで活躍していた田上健一氏が代表を務めるワインエクスペリエンスです。


            o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

  余談ですが・・・
  2009年に昭和女子大カレッジのシャンパン講座で供出した2003 by ボランジェ

2003年のフランスは猛暑で多くの死者が出たのですが、ぶどうにも酷な年でした。
そのような中、自社畑を誇るボランジェでは『2003 by Bollinger』をリリースしていました。ちょうど2009年3月にシャンパーニュ視察をしていて、自由時間にパリのLAVINIA(今はオンラインのみ)で、このボトルを見かけて気になり~
帰国後、当時の輸入元にお願いし、希少アイテムのボランジェ2003を出すことができました。凄く印象に残ったのでボトルもボックスも大事にキープしていました。
今回11月の講座でカステルノー2003を出したので、久々に取り出して撮影してみましたが、装丁も凄くお洒落だったことに改めて感激!
katsudaさんの2003 by Bollingreに関する情報、面白いです!https://www.rakuten.ne.jp/gold/katsuda/bo_2003.html



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

    11月第3木曜日に解禁されたボジョレ・ヌーヴォー2022
    モメサンのBNはパープルを帯びたルビー色で、凝縮したベリー系果実
    まるみのある味わいで、好感度100%
    第4週の皆さんと“健康を祝して”乾杯 🍷  
    第3週は解禁前だったので講座ではご披露できずsorry!

    早いもので、来月で2022年の講座も一段落
    たかがシャンパーニュ、されどシャンパーニュ
    本当に奥が深い世界です!

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5メゾンのシャンパーニュをテイスティング  ~メゾンの個性、酒質をチェック~  [NHK文化センター青山 シャンパン講座]



 第2フライトからリポート
 容器・熟成へのこだわり
 9月にフォーカスしたRMのタルラン
 酒質の綺麗さはさらに向上し、アイテム数の多くはほぼノン・ドゼ
 10月はタルランの“今”をお伝えしたかったのでアルジリテをセレクト

 ぶどう品種はシャルドネ100%/単一畑ノートル・ダム、ドザージュ無
 2015年7月24日瓶詰、デゴルジュマンは手作業で2020年2月10日に実施
 生産本数は281本、価格は38,500円
 フレッシュ&穏やかな酸味、グラス内の温度変化で豊潤さ、旨味、長い余韻

 歴史あるジョージアに敬意を表してラベルにもジョージア語を使用

 アンフォラはジョージアで8000年間使われてきた醸造容器
 ゆえに「シャンパーニュに使ってみたかった」とブノワ当主
 2011年から粘土で素焼きさせた容器でワインを自然発酵させています。


    2014年から伊クレイヴァー社製のセラミック容器導入
   「自然界に存在する鉄やアルミニウムのような金属イオンが移動しない。
    最大の特徴は高温で焼き固めた材質なので、ほとんど酸化することがない」とブノワ


   容器の選択には独自の世界を貫くアンリ・ジロー
  ぶどう品種はピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
  2016年からステンレスタンクを全廃 
  リザーヴワインは50%、1990年からのソレラを使用
  瓶内熟成24~36ヵ月、ドザ-ジュ7g/L、価格は8,250円
  黒系果実、南国果実、スパイス、樽の要素が溶け込みスムーズに馴染んでくる旨味

 ラベルに描かれているアルゴンヌのオーク
 貧しい土壌で育つオークは木目が詰まり硬くて丈夫な木質で区画ごとに異なる。
 アンリ・ジローでは、それを読み取って木樽を構成
 樽内部の焼き具合も細かく指示しています。
 卵型タンクはテラコッタ製


  第1フライトはメゾンの顔のNV
  3アイテムを利き比べ

 色調が一番濃い目で黒ぶどうの比率が高い印象(左) 
 シャルドネの要素を最も感じるアイテム(中央)
 瓶内熟成の印象、温度変化で凝縮感(右)


 デュヴァル・ルロワ ブリュット レゼルヴ
 生産者:デュヴァル・ルロワ(NM)
 ぶどう品種:PN60%、ムニエ30%、CH10% / リザーヴワイン40%
 ドザージュ:8g/L
 価格:7,651円
 輸入元:セパージュ
 インパクトあるアロマ、フラワリー、柑橘系果実、ストーンフルーツ、安定感ある味わい
 茶碗蒸しに合わせて楽しめるクリーミーな食感! 
 第3週の講座生から一番支持を得ていたアイテム


 ワイ・バイ・ヨシキ × シャンパーニュ ポメリー ブリュット 2022年9月1日発売
 生産者:Y by Yoshiki × CHAMPAGNE POMMERY
 ぶどう品種:CH、PN、ムニエ
 ドザージュ:10g/L 
 価格:18,150円
 販売元:ヴァンクロス
 8月30日のプレス会見の場ではシャンパーニュのテイスティングはなかったので、
 10月の講座で受講生と体験!
 ぶどうのブレンド比率は非公開。アロマ&全体の印象からシャルドネが若干多い⁈
 気泡は細やか、白い花、柑橘果実の内果皮似のビター感、第4週講座生の一番人気 

 ドゥーツ ブリュット クラシック
 生産者:ドゥーツ(NM)
 ぶどう品種:CH35%、PN35%、ムニエ30% / リザーヴワイン50%
 ドザージュ:8~9g/L
 価格:9,900円
 輸入元:ヴィノラム
 ブレンド比率よりぶどうの出処&メゾンの顔と言えるNVを重視
 洋梨、蜂蜜、へーゼルナッツ、バター、凝縮感、余韻は長く酸味を伴い綺麗に着地


 フルラインナップ
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 左から順に供出

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 比較試飲後、思わずクスッとしてしまいました[わーい(嬉しい顔)]


              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。



 醸造責任者の交代
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 2019年のシャンパーニュツアー時、アヤラで再会したキャロリーヌ・ラトリーヴさん
 今秋ドゥーツから届いた収穫情報でラトリーヴさんの移籍を知りました!
 ミシェル・ダヴニュ氏とのご縁もあり、後任者としてヘッドハンティングされた感じ
 ちなみに、ファブリス・ロセCEOも退任なさる由、ドゥーツへの貢献 お疲れ様でした!


IMG_3400 アヤラ.jpg
 輸入元三国ワインから届いた公式リリース 10月26日付
 新セラーマスターとして11月1日からアヤラを率いるのはジュリアン・グー氏
 ジャック・セロス、テタンジェ、アンリ・ジローで研鑽を積み、
 2018年からアヤラに参画し、活動していました。
 アヤラの新しい醸造家の手腕、期待しています🥂 



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春期講座最終回は日々前進の醸造家『タルラン』のブノワ・タルランに注目 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 シャンパン講座報告前に、最新情報&講座の要点を 画像はすべて拡大可
 クリストフ・ジュアレス団長から2022年収穫情報が届きました。
 太陽の年と形容できる素晴らしいヴィンテージになりそうです。


              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


 主要消費国のカテゴリー別比較  2021年度/金額ベース/出典 CIVC
 日本は世界第3位の市場です。
 プレステージを好んでいることがわかります。
 他国と比べ、甘口タイプのシャンパーニュ(全体の11%)の比率が高いです。
 大手メゾンのマーケティングが成功している⁇
 クリコのリッチやポメリーのブルースカイ等がナイトマーケットで大量消費されている!
 シャンパーニュを氷で割って飲む 🤔


              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


 ここから講座内容をご紹介
 春期講座の〆はタルランのシャンパンに注目しました。
 造っているアイテムのほとんどがノン・ドゼに変わっていたのは、新たな驚き!
 すべてノン・マロ、酒質の綺麗さが、さらにアップしている印象でした。

 いつも迅速にリポートをアップしてくださるブログ仲間のHakoさん
 私がブログを作成している途中に授業風景の写真を送ってくださったので、即、活用。
 授業で使ったパワポの資料が写っているので、それで解説しますね。

上段左 メゾンの歴史は1687年にまでさかのぼることができます。ピエール・マッソンからビオディナミの指導を受け同農法を導入。ドザージュを極力控え、長い熟成を大事にするシャンパーニュメゾン
下段左 タルランが取り組んでいるのが古代品種。2003年から3品種だけを使ったシャンパーニュ生産に取り組み、2014年に完成したアイテムがBAM。15年振りに来日したブノワが新作を披露してくれたことは懐かしい思い出

上段右 タルランには自根のシャルドネがあり、『ラ・ヴィーニュ・ダンタン』というアイテムを生産しています。広報担当をしているブノワの妹メラニーが、昨年オンラインセミナーでタルランが取り組む温暖化対策について語りました。
下段右 新しい容器も使用しています。ブノワ曰く「アンフォラはジョージアで8000年間使われてきた容器なので、シャンパーニュに使ってみたかった」ということで、2011年から粘土で素焼きのアンフォラでワインを自然発酵させています。2014年からは伊クレイヴァー社のセラミックタンク(蚕の繭のような形状)を使用していますが、その理由について「自然界に存在する金属イオン(鉄やアルミニウム)が移動せず、高温で焼き固めた素材なので、ほとんど酸化しない」と語っていました。



              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


 左から右の順に供出

 すべて天然コルク、状態は完璧!


 第一フライトは古代品種にフォーカス

 #1:タルラン シャンパーニュ ゼロ ブリュット ナチュレNV
 生産者:タルラン(RM)
 ぶどう品種:CH、PN、ムニエ各32%
 残りの4%はプティ・メリエ、アルバンヌ、ピノ・ブラン
 ドザージュ:0g/L ベースワインは2013年
 価格:8,250円

 #2:タルラン バムBAM NV
 生産者:タルラン(RM)
 ぶどう品種:ピノ・ブラン25%、アルバンヌ25%、プティ・メリエ50%
 ドザージュ:0g/L 主体となるヴィンテージは2009年、一部2007年をブレンド
 価格:オープン価格/参考上代:24,750円

第3週と第4週で、ボトル内の熟成具合が微妙に異なり、非常に興味深い試飲になりました。#1はタルランの“顔”です。青リンゴ、レモンやマンダリンオレンジ、ハチミツやナッツ。凛とした酸味、温度変化で味わいにふくらみや華やかさ、旨味と心地よい余韻、好感度大!

#2のBAMは、第3週の時には、余韻が、ほんの少し短く感じたので、シャンパーニュの主要3品種の#1と利き比べると、若干の違いを受けましたが、第4週では、瓶内熟成が本当に素晴らしく、「これがブノワの求めているBAM!」と感じました。開発当時から「口中でバンと弾けるような感じなのでバム」と語っていたブノワ。2014年に初めてテイスティングした時には、確かに“弾け感”がありました。でも、今回は落ち着いたニュアンスで、破裂感はおさまっていました。彼ならではの古代品種のシャンパーニュ






 第二フライトはミレジメ


#3:タルラン ミレジメ ラ ルテシエン ブリュット ナチュレ2005
生産者:タルラン(RM)
ぶどう品種:CH80%、PN20%、
ドザージュ:0g/L
価格:14,300円
気泡は細やか、柑橘系果実、ストーンフルーツ、フレッシュバター、ナッツ、ブリオッシュ、ミネラル、豊潤で深みがあり(第3週より第4週の時のほうが熟成感あり)、バランスの取れたシャンパーニュ

#4:タルラン ヴィニ―ニュ ドール ブリュット ナチュレ2004
生産者:タルラン(RM)
ぶどう品種:ムニエ100%
ドザージュ:0g/L
価格:20,900円
マルヌ独特の粘土石灰質土壌(スパルナシアン)から造られるムニエ100%。一瞬で飲み手を魅了する熟成感、アロマは南国果実、ミネラル、黒糖、スパイスなど様々。力強く、複雑味があり、余韻も長く、バランス良好。第3週で圧倒的な支持を得ていたアイテム


#5:タルラン ミレジメ レタンスロント ブリュット ナチュレ2002
生産者:タルラン(RM)
ぶどう品種:CH57%、PN29%、ムニエ14%
ドザージュ:0g/L
価格:28,600円
気泡はワインに溶け込み、クリーミー。レタンスロント=花火と命名されたシャンパーニュも20年の歳月を経て、まるみを帯びた印象に。ロースト風味、ビター感、石灰由来のミネラルと酸味の広がり、コクがあり、穏やかに長く続く余韻








            o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。



 「醸造作業の75%は圧搾にかかっている」と語るブノワ
 コカールは2007年から使っています。
 直近の圧搾画像(右)を送ってもらったところ、
 Tシャツに書いてある文字が気になったので質問してみました。


 お返事は・・・#シャンパーニュに氷を入れるな!
 
 Tシャツは2017年に作ったそうです。
 現在のメンバーは16メゾンで、アグラパールやシャルトーニュ等、
 優秀な若手の生産者が参加しています。
 シャンパーニュは土壌+ワイン何よりテロワールが大事と考えるメンバー

 大手メゾンのマーケティングとヴィニュロンの行動
 かい離、隔たりがありますね!!

製品についてのお問い合わせは株式会社八田/電話03‐3762‐3121

タグ:BAM タルラン
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8月8日リリースの希少アイテムを交え、2ヶ月連続秀逸なブラン・ド・ブラン探求 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 8月の暑さを吹き飛ばしてくれたアイテム


 第1フライト
 樹齢の古さ&酒質の良さのド・スーザとシャルル・エドシック生誕200年記念ボトル

 #1:ド・スーザ ブリュット・トラディション
 生産者:ド・スーザ(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ムニエ10%
 ドザージュ:7g/L
 デゴルジュマン:2021年2月2日
 価格:9,570円
 輸入元:wine to style

 1999年からビオディナミを導入しているド・スーザ
 デゴルジュマンは年・月・日まで記載



    #2:シャルル・エドシック200thアニバーサリー・エディションBOX入り
      2022年8月8日出荷開始/限定発売
      生産者:シャルル・エドシック(NM)
      ぶどう品種:ピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ムニエ20%
      ベースヴィンテージ2017年
      リザーヴワインの比率は50%(一部の熟成期間は超20年)以上
      ドザージュ:11g/L
      価格:11,000円
      輸入元:日本リカー


      2種の利き比べ

#1:色調はベージュ。熟した果実、ロースト香、クリームブリュレ似のアロマ、中盤からの味わいに甘味、蜂蜜やキャラメル、丁寧な造りを感じさせるシャンパーニュ
#2:#1よりイエローのニュアンスがあり、気泡の連なりが綺麗。爽快で溌剌とした酸味、アプリコットやマンゴー、ミネラル、塩味、フレッシュさと豊かさ併せ持つ味わい。
ステンレスタンクのみのメゾン『シャルル・エドシック』ですが、このエディションでは、醸造にステンレスタンク、熟成に5~10%のオーク樽を使用


       第2フライト
       第1フライトに供出したメゾンのトップ・キュヴェ
       味わっておくべき価値大のブラン・ド・ブラン

 #3:ド・スーザ キュヴェ・ミコリーズ ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
   生産者:ド・スーザ(NM)
   ぶどう品種:シャルドネ100%      
   ドザージュ:3g/L
   価格:16,500円
   輸入元:wine to style

   
     #4:テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2011
      画像提供:テタンジェ/サッポロビール
      生産者:テタンジェ(NM)
      ぶどう品種:シャルドネ100%
      ドザージュ:9g/L
      価格:33,000円
      輸入元:サッポロビール

   #5:シャルル・エドシック ブラン・デ・ミレネール2004
   生産者:シャルル・エドシック(NM)
   ぶどう品種:シャルドネ100%
   ドザージュ:9g/L
   価格:36,300円
   輸入元:日本リカー


 3種の利き比べ
 
#3:ミコリーズは“菌根”の意味。複数のグラン・クリュ(馬で耕作。土壌に空気を含ませることでミコリーズを大事にする)の区画のシャルドネから造るシャンパーニュ。輝きのあるイエローゴールド、ロースト、ヘーゼルナッツ、ミネラル、軽いビター感、旨味、滋味深い味わい
#4:使用するワインのうち5%はオークの新樽(毎年3分の1を交換)で4ヵ月熟成。金色を帯びた麦わら色。白い花や果実、マンダリンオレンジ、メレンゲ、スパイス、口中まろやか、2008VTの硬質なイメージとは対極、現段階で味わっても飲みやすく素直、クリーミー
#5:素晴らしい熟成具合。長熟を旨とするシャルルのトップ・キュヴェ。バター、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ブリオッシュのアロマ。味わいには柑橘果実、石灰由来のミネラル、酸味と旨味のナイスバランス、心地良く上品な余韻。第3週&第4週ともに講座生のこころをとらえていたアイテム。6月に最新ヴィンテージ2007年がリリースされました。




 個性あふれるプラーク

      photo by Fumiko/2015年11月撮影
      シャルル・エドシックの歴史あるクレイエール

 ブラン・デ・ミレネールの白いBOX(右端)は上記のクレイエールを形にしています。
 今回はグラスとボトルを同時撮影できました!


        o○.。o○.。o○.。インフォメーションo○.。o○.。o○.。


      9月下旬シャンパン・チャーリー発売
      熟成を重ねたリザーヴワインが約80%
      ベースワイン(2016年収穫)20%
      使用ぶどう品種はPN48%、CH52%

      プレス会見で試飲したシャンパン・チャーリー
      黄金色、ストーンフルーツのアロマ
      ミネラル感にあふれ、凛としたスタイル、あと引く味わい
      もう1度、会いたいシャンパン・チャーリー!



[NEW](追記:2022年9月4日)シャンパーニュ業界初の快挙
jancisrobinson.comで、パイパー・エドシック、レア、シャルル・エドシックを総括する
EPIグループがB-Corp取得とのニュースを発信していたので、リンクしておきます。
Bコーポ/Bコーポレーションは、2006年にペンシルバニアの非営利団体B Labラボが発足させた国際認証です。環境や地域のコミュニティ、雇用等に関する取り組みで、一定基準を満たした企業に与えられます。利益重視ではなく、良い会社としての認証となるものです。日本の食品業界では、ダノンとネスプレッソの2社のみが取得しています。
EPIグループは今春、スペインのファミリア・トーレスとカリフォルニアのジャクソン・ファミリー・ワインズが立ち上げたIWCAにも参画。気候変動、温暖化対策に力を入れています。シャルル=カミーユ・エドシック生誕200年の記念にふさわしい嬉しいニュース[わーい(嬉しい顔)]


              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


     秋講座(2022年10月~2023年3月)募集開始
 
    詳細は第3週🥂、第4週🥂
    コロナ禍の閉塞感を払拭させ、皆さまの五感を刺激すべく頑張ります。
    気軽にアクセスしてください。どうぞ宜しくお願いいたします m(_ _)m

    NHK文化センター青山校 電話 03-3475-1151
    受付時間は月曜~金曜 9:30~18:00 (土曜~17:30、日曜~15:00) 

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盛夏にフォーカスしたフレッシュで清涼感あるブラン・ド・ブラン [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 #1:R & L ルグラ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット GC
 #2:ランソン ブラン・ド・ブラン
 #3:ビルカール・サルモン ブラン・ド・ブラン
 #4:ランソン ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ブリュット2002
 #5: ビルカール・サルモン ルイ・サルモン2008


 第1フライトは3種の利き比べ
 

 #1:R & L ルグラ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュットGC
 生産者:R&L ルグラ(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ100%
 ドザージュ:4g/L以下
 価格:9,724円
 輸入元:BB&R

 2016年に産経EXに連載していた「ワインのこころ」でルグラを紹介
 長年、生産量の大半をフランス国内の星付レストランに納めており、
 国外に出る機会がなかったことから、プロのためのシャンパーニュと呼ばれていました。

 #2:ランソン ブラン・ド・ブラン
 生産者:ランソン(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ100%
 ドザージュ:7g/L
 価格:14,113円
 輸入元:アサヒビール

 #3:ビルカール・サルモン ブラン・ド・ブラン
 生産者:ビルカール・サルモン(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ100%      
 ドザージュ:7~8g/L
 価格:15,070円
 輸入元:JALUX


 左から#1~#3

#1はコート・デ・ブランのシュイィのぶどうのまるみとフィネスが表現されたシャンパーニュ。ピュアでスマート、溌剌さと切れ感、レッドボトムにも注目!

#2はオジェ、クラマン、ル・メニル・シュル・オジェ、ヴェルトゥス、トレペイユ、モンギュー等、グラン・クリュGCとプルミエ・クリュPCのぶどうを70%使い、20年以上オーク樽で熟成させたGCとPCのコレクションの中からセレクトしたリザーヴワインを40%使用。2013年にシェフ・ド・カーブとして着任したエルヴェ・ダンタンさんが手掛けたアイテム。グリーンを帯びた黄金色、ライムやレモン、青リンゴや洋なし、アニスシード、ミネラル、軽いビター感、芯の通った酸味、口中を洗い流してくれる印象

#3はアヴィーズ、シュイィ、クラマン、ル・メニル・シュル、オジェの4村のぶどうを使用。リザーヴワインは33~40%。色調は若干淡いゴールド。白い花、ホワイトバター、南国果実、アーモンドやヘーゼルナッツ、エレガントでバランス良好


  第2フライトはトップ・キュヴェ

 #4:ランソン ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ブリュット2002
 生産者:ランソン(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ100%
 ドザージュ:6g/L
 価格:20,900円
 輸入元:アサヒビール

 #5: ビルカール・サルモン ルイ・サルモン2008 5月19日出荷開始
 生産者:ビルカール・サルモン(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ100%
 ドザージュ:6~7g/L
 価格:39,600円
 輸入元:JALUX

 左から#4#5

#4はアヴィーズ、ル・メニル・シュル・オジェ、クラマン、オジェ4村のシャルドネを使用。20年経過しているにも関わらず、色調からも香りからもゆるやかな酸化を感じさせない“若さ”があり、まさにノン・マロならではのアイテム。驚くほどフレッシュ。酸味もあるので、まだ、瓶熟が期待できそう (とは言え、すでに完売の由) 。白い花や白桃、アカシア、アーモンドやヘーゼルナッツ、ロースト香、きれいな酒質

#5はシュイィ40%、クラマン33%、ル・メニル・シュル・オジェ20%、アヴィーズ7%のクリュのぶどうを使用。色調は黄金色で気泡は持続性があり繊細。黄色系果実、洋なし、杉、チョーキーなニュアンス。口中クリーミー、味わいの特徴はシュイィに由来する“塩味”、柑橘系果実、アーモンドビスケット、白胡椒。凛とした酸味を伴って続く長い余韻。
ビルカール・サルモンのオンラインセミナーに登場したブラン・ド・ブラン2種についてはブログにまとめてありますので載せておきます。


 限定キュヴェ『クロ・サンティレール』
 画像提供:JALUX
 ビルカール・サルモンのフラッグシップ『クロ・サンティレール』のぶどう畑
 メゾンの裏手にある約1㌶の畑で栽培しているのはピノ・ノワール
 ビオディナミ農法を導入していますが、敢えてラベルには記載していません。


      2008年ヴィンテージラバーにお薦めしたいルイ・サルモン
      ビルカール・サルモンの3大キュヴェ
      キュヴェ・エルザベス・サルモン・ブリュット・ロゼ
      キュヴェ・二コラ・フランソワ・ブリュット
      そして・・・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン

  アントワン当主が語ったオンラインセミナーの内容はワイン王国webをご覧ください。


             o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


  御礼、感謝を込めて!
 

 8月31日にジョエル・ロブションで行うシャンパーニュ特別ディナーは、
 満席 (現在キャンセル待ち) になっております。
 ありがとうございました!
 高丸智天シェフソムリエから既に完璧なメニューが届いておりますので、
 ご参加予定の皆さま、大いにご期待くださいませ。
 密を避け、感染対策には今まで以上に気を配ってまいりますので、
 何卒宜しくお願いいたします。

 NHK文化センター青山校は8月11日~16日まで夏期休業
 第3週のシャンパーニュ講座は休み明けの17日、第4週は24日になります。
 良き夏休みを 🥂 🥂 🥂 

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第3回シャンパーニュ講座は樽発酵、樽熟成、ノン・マロを貫くアルフレッド グラシアン! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

      徹底した造りにこだわるメゾン
      エペルネにあるアルフレッド グラシアン。現在はヘンケルの傘下

 1864年から150年以上続くシャンパーニュメゾン


 シェフ・ド・カーブはジェジェ家が務め伝統を継承しています。4代目二コラ氏は、
 2018年にギド・アシェット誌から“最優秀シャンパーニュ・メーカー”に選出されました。


 シャンパーニュ講座ではNVからプレステージまでにフォーカス
 左から右の順に
 #1:アルフレッド グラシアン ブリュットNV
 #2:同ナチュールNV
 #3:同ブラン・ド・ブラン2015
 #4:同ブリュット ミレジメ2008
 #5:同キュヴェ パラディ ブリュット2013


     第1フライトはノン・ヴィンテージ比較
     #1:アルフレッド グラシアン ブリュットNV
     生産者:アルフレッド グラシアン(NM)
     ぶどう品種:CH54% PN24% M22%  
     ドザージュ量:9g/L、リザーヴワイン約40%
     価格:8,250円

     #2:アルフレッド グラシアン ナチュールNV
     生産者:アルフレッド グラシアン(NM)
     ぶどう品種:CH50% PN25% M25%
     ドザージュ量:0g/L、リザーヴワイン約40%
     価格:8,470円

#1#2も使用品種の比率はほぼ同じ。ともにソレラシステムで継ぎ足しながらキープしているリザーヴワインを約40%ブレンドしています。#1は果実感と親しみやすさにあふれ、ナッツや香ばしさ、旨味のあるバランスの良いスタイル。#2は、第1香は控えめ、ぶどうの熟度&酒質の良さを感じさせるドライでスマートな味わい、樽使いに優れたノン・マロ&ノン・ドゼのスタイル。いずれも上質、興味深い比較試飲でした。


 第2フライトはヴィンテージ比較
 #3:アルフレッド グラシアン ブリュット ブラン・ド・ブラン グランクリュ2015          
 生産者:アルフレッド グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ量:6g/L
 価格:11,000円

 #4:アルフレッド グラシアン ブリュット ミレジメ2008           
 生産者:アルフレッド グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH63% M24% PN13%
 ドザージュ:7g/L
 価格:17,600円

 #5:アルフレッド グラシアン キュヴェ パラディ ブリュット2013 
 生産者:アルフレッド グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH65% PN35%
 ドザージュ:8g/L
 価格:22,000円

ブログ仲間Hakoさんが書いていた「2008年ヴィンテージにフォーカスした時」のブログをチェックしてみました。アルフレッド・グラシアンが第3週&第4週の講座生から受けが良かったことも思い出しました[わーい(嬉しい顔)]

2021年9月は「シャルドネはル・メニル・シュル・オジェ、アヴィーズ、シュイィ、クラマン、オジェ等、ピノ・ノワールはブージー、アンボネー、キュミエール等、ムニエはルイユ、ダムリー等のクリュ。樽発酵、樽熟成でMLFは一切しないメゾン。シャブリエンヌから古樽を購入、瓶内熟成96~108ヵ月間。5アイテムのなかで唯一の樽使い。インパクトのある熟成香、スパイス、樹脂(若干のセメダインっぽさ)、シャープな酸、厚味と旨味のナイスバランス」と記述していました。今回またまた講座生からの受けもよく、私の“ベスト1”でもありました。熟成具合が素晴らしいので、2008年VTラバーさんにはお薦めしたいです!

#3のブラン・ド・ブランは気泡活発、柑橘果実やミネラル、上品な酸味、切れ感のある味わい。#5はメゾンのトップキュヴェ、造りの丁寧さが伝わってきます。シャンパーニュの古酒に感じるモカや焙煎香があり、時間の経過で複雑味やふくらみ。樽によるゆっくりとした酸化熟成の旨味を感じ、アルフレッド グラシアンのスタイルここにありの印象。4代目の二コラ氏の技量、さすが!


 7月からはボランジェの扱いも!
 アルフレッド グラシアンの輸入元はwine to style (nakatoとwine in styleが併合)
 wine to styleはボランジェ社と国内での独占販売契約を締結。
 7月から販売を開始します!


      photo by Hako

   先程ご紹介したHakoさんのブログには、ボトルの表・裏が載っています。
   裏ラベルには デゴルジュマンの年月も記載してあるので、大事な記録になります。
   紫色のラベルとBOXが映えた画像、ナイスです!

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5月のシャンパーニュ講座は5アイテム同時供出 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 World's Most Admired Champagne Brands 2022の上位5位までの比較試飲
 左から右の順
 *シャルル・エドシック
 *ポル・ロジェ
 *ボランジェ
 *クリュッグ
 *ルイ・ロデレール

       2022年のThe List
      Drinks Internationalが毎年刊行しているリスト
      信頼できるデータとして参考にすることが多いです。
      30位までには⁈と思うメゾンもあり、100%同意していませんが、
      9割以上のメゾンはブレがないと思っています。
      今月は1位から5位までのメゾンのアイテムを同時供出で利き比べました。


 いずれも素晴らしいシャンパーニュ

 プラークも個性にあふれて


             o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。

 今回と同様のブラインドテイスティングを2年前に行いました。
 コロナ禍の余波で、4月から9月まで休講となってしまい、
 私も講座生の皆さんも我慢するしかなかったのですが、
 万全な対策を取って、意を決して番外編を開講。
 お力を貸してくださったのが日比谷 松本楼の小坂文乃社長でした。

 右から順に供出、5アイテムはすべてマグナム

        2022年とメゾンの顔ぶれは同じ、順位には違いあり

 2020年当時のデータとテイスティングコメント


              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。

 現在講座は2クラスに分かれているので、シャンパーニュはレギュラーサイズで供出

 #1:シャルル・エドシック ブリュット レゼルヴ
 生産者:シャルル・エドシック(NM)
 ぶどう品種:CH PN M 各1/3ずつ 
 ドザージュ量:11g/L
 価格:9,350円
 輸入元:日本リカー
創業1851年、自社畑 非公開、シェフ・ド・カーブはシリル・ブラン
ぶどう品種:PN、CH、M各3分の1。ステンレスのみ使用。ベースワインは2017年/60%、リザーヴワイン40%は平均10年以上のVT、デゴルジュマン 2020年、ドザージュ11g/L
気泡細やか、フレッシュ感と力強さ、中盤から酸味、まるみとスマートさ、程よいバランス


 #2:ポル・ロジェ ブリュット レゼルヴ
 生産者:ポル・ロジェ(NM)
 ぶどう品種:PN CH M 各33%
 ドザージュ量:8g/L
 価格8,250円
 輸入元:ジェロボーム
創業1849 年、自社畑90㌶、シェフ・ド・カーブはダミアン・カンブル
ぶどう品種:PN、CH、M各3分の1。ステンレスのみ使用。ベースワインは2016年、リザーヴワインは2015、2014、2013の直近3年分、比率は25%程度。ドザージュ8g/L
果実味豊か、フレッシュ感と旨味、ステンレス使いのメゾンならではのフィネス、安定した味わい


 
 #3~#5

         #3:ボランジェ ラ・グランダネ2014
          2022年4月末リリース


 ボランジェならではの底力を感じる2014年ヴィンテージ
 生産者:ボランジェ(NM)
 ぶどう品種:PN61%、CH39%
 ドザージュ量:8g/L
 価格:29,700円
 輸入元:アルカン インポーター契約は6月末迄、寂しいです[もうやだ~(悲しい顔)]
創業1829 年、自社160㌶、シェフ・ド・カーブはジル・デコート
ぶどう品種:PN61%、CH39%。2014年のヴィンテージ・シャンパーニュ。19のクリュのぶどうで、グラン・クリュ79%、プルミエ・クリュ21%の割合、ドザージュ8g/L
発売されたばかりのトップキュヴェ。難しい2014年を手中におさめたシャンパーニュ。ボランジェの徹底したシャンパーニュ造りを感じさせる逸品。層を成して広がる複雑味、上質な酸味、シャンパーニュラバーには是非とも試していただきたいアイテム


 #4:クリュッグ グランド キュヴェ170           
 iDナンバーで検索するとボトルについての詳細がわかります。

 生産者:クリュッグ(NM)
 ぶどう品種:PN51%、CH38%、M11%
 ドザージュ:非公開
 価格:38,170円
 輸入元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ
創業1843年、シェフ・ド・カーブはジュリー・カヴィル
ぶどう品種:PN51%、CH38%、M31%。最も古いワインは1998年、最も若いワインは2014年。12年間の異なる195種類のワインをブレンド、マルチ・ヴィンテージ。
黄色系果実、ミネラル、味わいの豊かさ、第4週の講座生から一番支持を得ていたアイテム

 #5:ルイ・ロデレール コレクション242
 2021年10月1日に登場したコレクション242

 生産者:ルイ・ロデレール(NM)
 ぶどう品種:CH42%、PN36%、M22%
 ドザージュ:8g/L
 価格:8,250円
 輸入元:エノテカ
創業1776年、自社畑240㌶、シェフ・ド・カーブはジャン・バティスト・レカイヨン。
ぶどう品種:CH42、PN36、M22%。ベースワインは2017年/56%、リザーヴワインはパーペチュアル・リザーヴ34%(2012、2013、2014、2015、2016)および大樽熟成10%(2009、2011、2013、2014、2015、2016)、ドザージュ8g/L、マルチ・ヴィンテージ。フレッシュ感と豊潤さ、熟した果実、塩味、中盤から酸味、後味に軽いビター感、シルキーでソフト


 比較し甲斐のある5アイテムでした。
 好みのメゾン探しには最適
 確たる道しるべになる秀逸なお薦めのシャンパーニュ🥂🥂🥂 

 ブログ仲間のHakoさんの気合のこもったリポートもご覧くださいませ!

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