【本編】6月の講座はアルタランガを仲間に入れてブラン・ド・ノワール探求 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
ワイン関連イベントが続き、講座リポートが遅くなってしまいました m(_ _)m
6月の講座に関しては、先月末アップした【序章】で、
ざっくり触れていますが、初アルタランガなので 詳細はこの【本編】で!
第3週
第1フライト
#1:アルタランガ DOCG 《SoloNoir》 2020
生産者:イタリア・ピエモンテ州 レーヴァ・ワイナリー
ぶどう品種:PN100%
瓶内熟成は約33ヵ月
残糖:2.1g
生産本数:5,300本
提供者:第3週の講座生
アルタランガはピエモンテ州で造られているスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)で、製法はシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵、2011年にDOCGに昇格しました。標高は400~800mで、瓶内の熟成期間は30ヵ月、厳しい規定が設けられています。序章にも書きましたが、講座生の持ち込みだったので、オーダーメイドのシャンパーニュ講座らしく、今注目のアルタランガvsシャンパーニュにしてみました。
#1は標高460~490mの畑で栽培されているピノ・ノワール(イタリアではピノ・ネーロ)100%、淡目の色調、第一印象はフルーティ&軽快、ハーブ系のニュアンス、ミルクっぽさ、中盤から軽いビター感、ドザージュは少な目ながら甘やかな余韻があり、香りは#2や#3と比べると若干異質、酵母??
#2:ドラピエ ブリュット・ナチュールNV
生産者:ドラピエ(NM)
ぶどう品種:PN100%
リザーブワインは10%
瓶内熟成は36ヵ月以上、ノン・フィルター
ドザージュ:0g/L
参考小売価格:9,570円
輸入元:テラヴェール
アルタランガの熟成規定に合わせて、瓶熟期間の長いブラン・ド・ノワールを選択。ピノ・ノワールに長けたコート・デ・バールの生産者ドラピエらしい1本。アロマの奥ゆかしさ、イーストに由来する厚みのある味わい、余韻の長さから「これはシャンパーニュ!」と確信できるアイテム。黒系果実を感じる淡ピンクの色調、ビスケットやハチミツ、ミネラル、全体を構成する骨太感
#3:コエッソン ラルジリエ・ブラン・ド・ノワール ヴァンダンジュ2018
生産者:コエッソン(RM)
ぶどう品種:PN100%
リザーブワインは不使用
MLF後、澱とともに瓶内での熟成30ヵ月
ドザージュ:7g/L
生産本数:10,000本
参考小売価格:13,200円
輸入元:アフロス
コート・デ・バールのラルジリエが拠点。ファミリーは5代にわたるぶどう農家で、ジェローム当主の代になってからRMに転向。表土・下層土ともにキンメリジャン。シャンパーニュにストラクチュアとボリューム感を与える泥灰土の層と、余韻に趣きを与える石灰の層が交互に重なり合った土壌。NVですがリザーヴワインは一切使わず、単一年(このシャンパーニュは2018年)で仕上げたアイテム。#1に近い色調、おしろい花やジャスミン、洋梨やカリン、中盤以降、酸味の広がりと熟成香、プレスの丁寧さを感じる繊細さ、塩味。
伝説のレストラン『ザ・ジョージアンクラブ』や白金高輪の『オレキス』で活躍し、世界のワイン生産者や多くのワインラバーから人気がある春藤祐志さんが惚れ込んで直接輸入しているシャンパーニュ。2年前に初めて試飲してから「いつか講座で披露したい」と思っていたメゾンです!
現在、春藤オーナーソムリエは、拠点を麻布台に移し、『オレキス』を経営しています。会員制バーですが、気になった方は、春藤さんにその旨伝え、訪問なさってみてください。
レストラン オレキス Orexis
東京都港区麻布台1-11-3 / info@orexis.co.jp
正規輸入元はアフロスAFLOS
コエッソンご夫妻は並行物対策としてシャンパーニュの裏ラベルに「正規輸入元はアフロスのみ」という表示を入れることを決断。アフロスでは品質管理を徹底している飲食店や酒販店だけにコエッソンを卸しているので、この文言は品質に対する何よりの証明です!
第3週講座で供出した6アイテムのプラーク
第4週講座で供出した6アイテムのプラーク
第4週
第1フライト
#1:“フォー・イングランド” アルタランガ スプマンテ パドセ2018 DOCG
生産者:イタリア・ピエモンテ州 コントラット
ぶどう品種:ピノ・ネーロ100%
瓶内熟成は42ヵ月以上
ドザージュ:0g/L
参考小売価格:9,000円
輸入元:モンテ物産 協賛
1867年創業の老舗ワイナリー。1919年にイタリアで初めて、瓶内二次発酵のミッレジマート(ヴィンテージを表記した泡もの)を生産。イギリス王室を筆頭にイギリス市場に輸出を拡大、英国の植民地だった各国の王室やバチカン御用達になっていた由。“For England”と命名された由緒あるアイテム。フレッシュ&ドライ、白い花、スモモの甘酸っぱさ、レモン似の酸味、塩味、軽いビター感、標高の高い畑から収穫されたぶどうのピュアさを詰め込んだ味わい。
新たに購入した畑は標高700~800mの“ボッソラスコ”
アスティ県の標高600~650mの“ロアッツォーロ”でピノ・ネーロとシャルドネを栽培
『ラ・スピネッタ』のオーナー兼醸造家のジョルジョ・リヴェッティさん
2011年から彼がコントラットのオーナーになり、醸造も行っているのでワクワク!
ラ・スピネッタと言えば、アルブレヒト・デューラーの“犀サイ”のラベルですよね。
キャップシュールを外した瞬間、プラークの犀に釘付け。思わず笑顔
以下の2アイテムは第3週と同じ
#2:ドラピエ ブリュット・ナチュールNV
#3:コエッソン ラルジリエ・ブラン・ド・ノワール ヴァンダンジュ2018
第2フライト(共通)
#4:パイパー・エドシック エッセンシャル ブラン・ド・ノワールNV
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN80%,ムニエ20%
ドザージュ:5g/L
デゴルジュマン:2023年3月
参考小売価格:10,120円
輸入元:日本リカー
昨年9月にリリースされたアイテム、2018年にレジス・カミユさんからバトンを引き継いだシェフ・ド・カーヴのエミリアン・ブティヤさんがすべてを手掛けたキュヴェ。シャンパーニュ業界でB-CORPを取得した第一号のEPIグループ(パイパー、シャルル、レア)だけにラベル情報も以前より前向きな印象。アロマ豊か、マンダリンオレンジやストーンフルーツ、アーモンドやアカシア、酸味と果実味と塩味が程良く調和
#5:トリボー ブリュネ・ヴァレー ブラン・ド・ノワール ブリュット・ナチュールNV
生産者:トリボー・シュロッサー(NM)
ぶどう品種:ムニエ、PN各50%/ぶどう畑は自社が保有するロメリー、ダムリー
瓶内熟成は30ヵ月
ドザージュ:0g/L
参考小売価格:9,900円
輸入元:マック・フーズ
11年前から輸入されていた隠れた逸材。今回はブラン・ド・ノワールをセレクト。創業は1929年の世界恐慌の年、拠点はヴァレ・デュ・ブリュネ。自社畑23㌶、長期契約の農家から17㌶分のぶどうを購入。年間生産約35万本。フレッシュさと爽やかさに加え、ヴァニラやハーブ、果実の凝縮感、旨味、バリックと大樽で熟成させたリザーヴワインを30%使用することで、味わいに深みと力強さを表現したスタイル。ソムリエや通のシャンパーニュラバーから人気のあるBdeN、現在の生産本数は1万本程度。今月、改めてトリボーの主要アイテムにフォーカスする予定。
#6:クリストフ・ミニョン AND・ドゥ・ムニエ エクストラ・ブリュットNV
生産者:クリフトフ・ミニョン ※RMとのことですが裏ラベルはNM表記、輸入元に確認
収穫年は2018年&2019年
ぶどう品種:ムニエ100%
ドザージュ:2~4g/L
デゴルジュマン:2023年3月16日
参考小売価格:13,200円
輸入元:木下インターナショナル
自他共に認めるムニエのトップ生産者。栽培品種はムニエ90%、シャルドネ5%、ピノ・ノワール5%、平均樹齢35年、ビオディナミ農法。繊細な気泡、アロマ爽やか、ブリオッシュ、ジンジャー、丁寧な造りを感じる酒質、旨味とともに広がるドライな切れ感
追記事項(7月18日)
RMを謳っていたクリストフ・ミニョンの裏ラベルがNM表記になっていたので、輸入元様を介して確認していただきました。お返事では「当主のクリストフから息子ロアンに世代を引き継ぐ準備の為、部分的に所有者が当主と息子の2つになり、法規上NM表記に変わりました」とのこと。
シャンパーニュ造りに関しては、今までと同じく、ファミリー以外のぶどう(購入ぶどうは一切無い)は使っていないので、RMのスタイルです。以前、RMだった『ド・スーザ』が『ゾエミ・ド・スーザ』を興した時にNM表記となりましたが、それと同様、あくまで「法的な観点からの記載変更」と理解できます。
6月の講座に関しては、先月末アップした【序章】で、
ざっくり触れていますが、初アルタランガなので 詳細はこの【本編】で!
第3週
第1フライト
#1:アルタランガ DOCG 《SoloNoir》 2020
生産者:イタリア・ピエモンテ州 レーヴァ・ワイナリー
ぶどう品種:PN100%
瓶内熟成は約33ヵ月
残糖:2.1g
生産本数:5,300本
提供者:第3週の講座生
アルタランガはピエモンテ州で造られているスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)で、製法はシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵、2011年にDOCGに昇格しました。標高は400~800mで、瓶内の熟成期間は30ヵ月、厳しい規定が設けられています。序章にも書きましたが、講座生の持ち込みだったので、オーダーメイドのシャンパーニュ講座らしく、今注目のアルタランガvsシャンパーニュにしてみました。
#1は標高460~490mの畑で栽培されているピノ・ノワール(イタリアではピノ・ネーロ)100%、淡目の色調、第一印象はフルーティ&軽快、ハーブ系のニュアンス、ミルクっぽさ、中盤から軽いビター感、ドザージュは少な目ながら甘やかな余韻があり、香りは#2や#3と比べると若干異質、酵母??
#2:ドラピエ ブリュット・ナチュールNV
生産者:ドラピエ(NM)
ぶどう品種:PN100%
リザーブワインは10%
瓶内熟成は36ヵ月以上、ノン・フィルター
ドザージュ:0g/L
参考小売価格:9,570円
輸入元:テラヴェール
アルタランガの熟成規定に合わせて、瓶熟期間の長いブラン・ド・ノワールを選択。ピノ・ノワールに長けたコート・デ・バールの生産者ドラピエらしい1本。アロマの奥ゆかしさ、イーストに由来する厚みのある味わい、余韻の長さから「これはシャンパーニュ!」と確信できるアイテム。黒系果実を感じる淡ピンクの色調、ビスケットやハチミツ、ミネラル、全体を構成する骨太感
#3:コエッソン ラルジリエ・ブラン・ド・ノワール ヴァンダンジュ2018
生産者:コエッソン(RM)
ぶどう品種:PN100%
リザーブワインは不使用
MLF後、澱とともに瓶内での熟成30ヵ月
ドザージュ:7g/L
生産本数:10,000本
参考小売価格:13,200円
輸入元:アフロス
コート・デ・バールのラルジリエが拠点。ファミリーは5代にわたるぶどう農家で、ジェローム当主の代になってからRMに転向。表土・下層土ともにキンメリジャン。シャンパーニュにストラクチュアとボリューム感を与える泥灰土の層と、余韻に趣きを与える石灰の層が交互に重なり合った土壌。NVですがリザーヴワインは一切使わず、単一年(このシャンパーニュは2018年)で仕上げたアイテム。#1に近い色調、おしろい花やジャスミン、洋梨やカリン、中盤以降、酸味の広がりと熟成香、プレスの丁寧さを感じる繊細さ、塩味。
伝説のレストラン『ザ・ジョージアンクラブ』や白金高輪の『オレキス』で活躍し、世界のワイン生産者や多くのワインラバーから人気がある春藤祐志さんが惚れ込んで直接輸入しているシャンパーニュ。2年前に初めて試飲してから「いつか講座で披露したい」と思っていたメゾンです!
現在、春藤オーナーソムリエは、拠点を麻布台に移し、『オレキス』を経営しています。会員制バーですが、気になった方は、春藤さんにその旨伝え、訪問なさってみてください。
レストラン オレキス Orexis
東京都港区麻布台1-11-3 / info@orexis.co.jp
正規輸入元はアフロスAFLOS
コエッソンご夫妻は並行物対策としてシャンパーニュの裏ラベルに「正規輸入元はアフロスのみ」という表示を入れることを決断。アフロスでは品質管理を徹底している飲食店や酒販店だけにコエッソンを卸しているので、この文言は品質に対する何よりの証明です!
第3週講座で供出した6アイテムのプラーク
第4週講座で供出した6アイテムのプラーク
第4週
第1フライト
#1:“フォー・イングランド” アルタランガ スプマンテ パドセ2018 DOCG
生産者:イタリア・ピエモンテ州 コントラット
ぶどう品種:ピノ・ネーロ100%
瓶内熟成は42ヵ月以上
ドザージュ:0g/L
参考小売価格:9,000円
輸入元:モンテ物産 協賛
1867年創業の老舗ワイナリー。1919年にイタリアで初めて、瓶内二次発酵のミッレジマート(ヴィンテージを表記した泡もの)を生産。イギリス王室を筆頭にイギリス市場に輸出を拡大、英国の植民地だった各国の王室やバチカン御用達になっていた由。“For England”と命名された由緒あるアイテム。フレッシュ&ドライ、白い花、スモモの甘酸っぱさ、レモン似の酸味、塩味、軽いビター感、標高の高い畑から収穫されたぶどうのピュアさを詰め込んだ味わい。
新たに購入した畑は標高700~800mの“ボッソラスコ”
アスティ県の標高600~650mの“ロアッツォーロ”でピノ・ネーロとシャルドネを栽培
『ラ・スピネッタ』のオーナー兼醸造家のジョルジョ・リヴェッティさん
2011年から彼がコントラットのオーナーになり、醸造も行っているのでワクワク!
ラ・スピネッタと言えば、アルブレヒト・デューラーの“犀サイ”のラベルですよね。
キャップシュールを外した瞬間、プラークの犀に釘付け。思わず笑顔
以下の2アイテムは第3週と同じ
#2:ドラピエ ブリュット・ナチュールNV
#3:コエッソン ラルジリエ・ブラン・ド・ノワール ヴァンダンジュ2018
第2フライト(共通)
#4:パイパー・エドシック エッセンシャル ブラン・ド・ノワールNV
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN80%,ムニエ20%
ドザージュ:5g/L
デゴルジュマン:2023年3月
参考小売価格:10,120円
輸入元:日本リカー
昨年9月にリリースされたアイテム、2018年にレジス・カミユさんからバトンを引き継いだシェフ・ド・カーヴのエミリアン・ブティヤさんがすべてを手掛けたキュヴェ。シャンパーニュ業界でB-CORPを取得した第一号のEPIグループ(パイパー、シャルル、レア)だけにラベル情報も以前より前向きな印象。アロマ豊か、マンダリンオレンジやストーンフルーツ、アーモンドやアカシア、酸味と果実味と塩味が程良く調和
#5:トリボー ブリュネ・ヴァレー ブラン・ド・ノワール ブリュット・ナチュールNV
生産者:トリボー・シュロッサー(NM)
ぶどう品種:ムニエ、PN各50%/ぶどう畑は自社が保有するロメリー、ダムリー
瓶内熟成は30ヵ月
ドザージュ:0g/L
参考小売価格:9,900円
輸入元:マック・フーズ
11年前から輸入されていた隠れた逸材。今回はブラン・ド・ノワールをセレクト。創業は1929年の世界恐慌の年、拠点はヴァレ・デュ・ブリュネ。自社畑23㌶、長期契約の農家から17㌶分のぶどうを購入。年間生産約35万本。フレッシュさと爽やかさに加え、ヴァニラやハーブ、果実の凝縮感、旨味、バリックと大樽で熟成させたリザーヴワインを30%使用することで、味わいに深みと力強さを表現したスタイル。ソムリエや通のシャンパーニュラバーから人気のあるBdeN、現在の生産本数は1万本程度。今月、改めてトリボーの主要アイテムにフォーカスする予定。
#6:クリストフ・ミニョン AND・ドゥ・ムニエ エクストラ・ブリュットNV
生産者:クリフトフ・ミニョン ※RMとのことですが裏ラベルはNM表記、輸入元に確認
収穫年は2018年&2019年
ぶどう品種:ムニエ100%
ドザージュ:2~4g/L
デゴルジュマン:2023年3月16日
参考小売価格:13,200円
輸入元:木下インターナショナル
自他共に認めるムニエのトップ生産者。栽培品種はムニエ90%、シャルドネ5%、ピノ・ノワール5%、平均樹齢35年、ビオディナミ農法。繊細な気泡、アロマ爽やか、ブリオッシュ、ジンジャー、丁寧な造りを感じる酒質、旨味とともに広がるドライな切れ感
追記事項(7月18日)
RMを謳っていたクリストフ・ミニョンの裏ラベルがNM表記になっていたので、輸入元様を介して確認していただきました。お返事では「当主のクリストフから息子ロアンに世代を引き継ぐ準備の為、部分的に所有者が当主と息子の2つになり、法規上NM表記に変わりました」とのこと。
シャンパーニュ造りに関しては、今までと同じく、ファミリー以外のぶどう(購入ぶどうは一切無い)は使っていないので、RMのスタイルです。以前、RMだった『ド・スーザ』が『ゾエミ・ド・スーザ』を興した時にNM表記となりましたが、それと同様、あくまで「法的な観点からの記載変更」と理解できます。
【序章】イタリアのアルタランガがシャンパーニュ講座に初登場! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
今月の講座は、受講生からのお土産ワインをヒントにブラン・ド・ノワール探求!
バローロやバルバレスコの産地ピエモンテ州で造られるスプマンテ“アルタランガ”
シャンパーニュと同製法&ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)&シャルドネ主体の泡ものです。
5月の連休にイタリアに遊びに行ったYukariさんが、
アルタランガをお土産に持ち帰ってくれたので、
勢いあるスプマンテに敬意を表し、ブラインド対決を試みました。
第3週講座
最左がお土産のアルタランガ
第4週講座
最左が第4週用に準備したアルタランガ
尊敬している生産者をセレクトしました!
各週ともそれぞれ趣ある味わいで、興味深い試飲ができました。
第3週&第4週で、異なる内容になることは稀なので、
まずは序章でご挨拶
シャンパーニュラバーさんでも、
アルタランガ体験なさっている方はまだまだ少ないと思います。
泡にまつわる世界の動きは、とても面白いので、
講座生の皆さんの感想に触れながら、後日、報告いたします。
引き続き、宜しくお願いします!
バローロやバルバレスコの産地ピエモンテ州で造られるスプマンテ“アルタランガ”
シャンパーニュと同製法&ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)&シャルドネ主体の泡ものです。
5月の連休にイタリアに遊びに行ったYukariさんが、
アルタランガをお土産に持ち帰ってくれたので、
勢いあるスプマンテに敬意を表し、ブラインド対決を試みました。
第3週講座
最左がお土産のアルタランガ
第4週講座
最左が第4週用に準備したアルタランガ
尊敬している生産者をセレクトしました!
各週ともそれぞれ趣ある味わいで、興味深い試飲ができました。
第3週&第4週で、異なる内容になることは稀なので、
まずは序章でご挨拶
シャンパーニュラバーさんでも、
アルタランガ体験なさっている方はまだまだ少ないと思います。
泡にまつわる世界の動きは、とても面白いので、
講座生の皆さんの感想に触れながら、後日、報告いたします。
引き続き、宜しくお願いします!
2023年販売数量のデータを参考にしながら5メゾンにフォーカス [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
今月の講座は、酒販ニュース第2189号の2023年輸入スパークリングワイン銘柄別販売数量を参考に、上位5メゾンのシャンパーニュを取り上げました。
出典:酒販ニュース
第1フライト
ワインショップでもよく見かける常連ですね。
余談ですが・・・
5月のゴールデンウィークの最終日、朋友たちとの集いがありました。
主催者の家に用意されていたシャンパーニュは、
なんと、モエ・エ・シャンドンのモエ・アンペリアルとヴーヴ・クリコのイエロー・ラベル
確かに高い浸透率だと実感しました。
o○.。o○.。o○.。
講座は5月第3週&第4週に開催
アイテムはすべてブラインドで供出
#1:ヴーヴ・クリコ イエローラベル
生産者:ヴーヴ・クリコ(NM)
ぶどう品種:PN50~55% CH28~33% ムニエ15 ~20%
リザーブワインは40~45%
ドザージュ:10g/L
参考小売価格:8,900円
#2:ペリエ ジュエ グランブリュット
生産者:ペリエ ジュエ(NM)
松濤美術館で6月9日までエミール・ガレ展、ペリエ ジュエとの繋がりが深いアーティスト
ぶどう品種:CH20% PN40% ムニエ40%
リザーブワインは40~50%
ドザージュ:9g/L
参考小売価格:8,845円
#3:モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル
生産者:モエ・エ・シャンドン(NM)
ぶどう品種:PN30~40% ムニエ30~40% CH20~30%
リザーブワインは1~3年前のワイン
ドザージュ:9g/L
参考小売価格:7,650円
【ワンワード】
講座生に各アイテムを表現する“ワンワード”と“お気に入りの番号”を聞いてみました。
第3週13名中8名が(3)モエ・エ・シャンドンを支持
ワンワードは果実味、バランス、厚み
第4週11名(1名欠席)中7名が(3)モエ・エ・シャンドンを支持
ワンワードはフレッシュ、ミネラル、喉ごし、厚み
第2フライト
#4:ドン ペリニヨン2013
生産者:ドン ペリニヨン(NM)
ぶどう品種:CH PN/非公開
ドザージュ:非公開
参考小売価格:33,800円
ドンペリニョンに精通している柳さんから伺ったVT情報
#5:ローラン ペリエ グラン シエクル イテラシオンNo.25
生産者:ローラン ペリエ(NM)
3ヴィンテージ使用:2008年約65%、2007年約25%、2006年約10%
ぶどう品種:CH約60% PN約40%
ドザージュ:7g/L
参考小売価格:31,030円
【ワンワード】
第3週13名中7名が(4)ドンペリニヨン2013を支持
ワンワードは奥行き、力強さ、熟成感、芳醇
第4週11名(1名欠席)中9名が(5)ローラン ペリエ グラン シエクルを支持
ワンワードは、、バランス、調和、上質な酸味、複雑味
🍀グランシエクルのNo.1(1955/1953/1952)から最新のデータはコチラで検索
日本上陸が楽しみ
2023年サックリングのTOP100のベスト1に選ばれたのがNo.26
日本では発売前なのでリリースが待ち遠しいです。
左ドンペリニヨン2013 右グラン シエクルNo.25
ドンペリニヨングラス
教室で使用しているリースリンググラスと利き比べ
供出したシャンパーニュ
ブログ仲間のHakoさんもドンペリニョングラスで利き比べしてくださいました。+α情報として、各メゾンが取り入れているボトルの色も太陽光を生かした撮影でよくわかります。グリーンはシャンパーニュ委員会CIVC推奨ボトル、ブラウンはより遮断率がアップ!
参考資料
消費者庁の消費者行動&意識調査を参考にして意見交換
項目の中の「価格」「評判」「ブランドイメージ」「広告」はシャンパーニュをテーマにした場合は、要のポイント。「価格」は贈答の際、最も気になる点ですが、嗜好品として楽しむ場合でも今の円安は購入時、影響大になってきています。講座生の皆さんは、多くの銘柄を試しているので、選択に関しては味わい重視であることがよくわかりました。
出典:消費者庁2017年データ
ブランドイメージの統計では働き盛りが意外と低いと感じました。
冒頭に載せたシャンパーニュの銘柄別のランキングは広告で目にすることが多いLVMH系列の強さと比例している印象
出典:消費者庁2017年データ
出典:酒販ニュース
第1フライト
ワインショップでもよく見かける常連ですね。
余談ですが・・・
5月のゴールデンウィークの最終日、朋友たちとの集いがありました。
主催者の家に用意されていたシャンパーニュは、
なんと、モエ・エ・シャンドンのモエ・アンペリアルとヴーヴ・クリコのイエロー・ラベル
確かに高い浸透率だと実感しました。
o○.。o○.。o○.。
講座は5月第3週&第4週に開催
アイテムはすべてブラインドで供出
#1:ヴーヴ・クリコ イエローラベル
生産者:ヴーヴ・クリコ(NM)
ぶどう品種:PN50~55% CH28~33% ムニエ15 ~20%
リザーブワインは40~45%
ドザージュ:10g/L
参考小売価格:8,900円
#2:ペリエ ジュエ グランブリュット
生産者:ペリエ ジュエ(NM)
松濤美術館で6月9日までエミール・ガレ展、ペリエ ジュエとの繋がりが深いアーティスト
ぶどう品種:CH20% PN40% ムニエ40%
リザーブワインは40~50%
ドザージュ:9g/L
参考小売価格:8,845円
#3:モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル
生産者:モエ・エ・シャンドン(NM)
ぶどう品種:PN30~40% ムニエ30~40% CH20~30%
リザーブワインは1~3年前のワイン
ドザージュ:9g/L
参考小売価格:7,650円
【ワンワード】
講座生に各アイテムを表現する“ワンワード”と“お気に入りの番号”を聞いてみました。
第3週13名中8名が(3)モエ・エ・シャンドンを支持
ワンワードは果実味、バランス、厚み
第4週11名(1名欠席)中7名が(3)モエ・エ・シャンドンを支持
ワンワードはフレッシュ、ミネラル、喉ごし、厚み
第2フライト
#4:ドン ペリニヨン2013
生産者:ドン ペリニヨン(NM)
ぶどう品種:CH PN/非公開
ドザージュ:非公開
参考小売価格:33,800円
ドンペリニョンに精通している柳さんから伺ったVT情報
#5:ローラン ペリエ グラン シエクル イテラシオンNo.25
生産者:ローラン ペリエ(NM)
3ヴィンテージ使用:2008年約65%、2007年約25%、2006年約10%
ぶどう品種:CH約60% PN約40%
ドザージュ:7g/L
参考小売価格:31,030円
【ワンワード】
第3週13名中7名が(4)ドンペリニヨン2013を支持
ワンワードは奥行き、力強さ、熟成感、芳醇
第4週11名(1名欠席)中9名が(5)ローラン ペリエ グラン シエクルを支持
ワンワードは、、バランス、調和、上質な酸味、複雑味
🍀グランシエクルのNo.1(1955/1953/1952)から最新のデータはコチラで検索
日本上陸が楽しみ
2023年サックリングのTOP100のベスト1に選ばれたのがNo.26
日本では発売前なのでリリースが待ち遠しいです。
左ドンペリニヨン2013 右グラン シエクルNo.25
ドンペリニヨングラス
教室で使用しているリースリンググラスと利き比べ
供出したシャンパーニュ
ブログ仲間のHakoさんもドンペリニョングラスで利き比べしてくださいました。+α情報として、各メゾンが取り入れているボトルの色も太陽光を生かした撮影でよくわかります。グリーンはシャンパーニュ委員会CIVC推奨ボトル、ブラウンはより遮断率がアップ!
参考資料
消費者庁の消費者行動&意識調査を参考にして意見交換
項目の中の「価格」「評判」「ブランドイメージ」「広告」はシャンパーニュをテーマにした場合は、要のポイント。「価格」は贈答の際、最も気になる点ですが、嗜好品として楽しむ場合でも今の円安は購入時、影響大になってきています。講座生の皆さんは、多くの銘柄を試しているので、選択に関しては味わい重視であることがよくわかりました。
出典:消費者庁2017年データ
ブランドイメージの統計では働き盛りが意外と低いと感じました。
冒頭に載せたシャンパーニュの銘柄別のランキングは広告で目にすることが多いLVMH系列の強さと比例している印象
出典:消費者庁2017年データ
タグ:NHKシャンパーニュ講座
2024春季シャンパーニュ講座はアヴィズが拠点の『ミッシェル・ゴネ』からスタート [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
春季講座開始
ミッシェル・ゴネのぶどう畑 画像提供:日智トレーディング
講座で供出した5アイテム
#1:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブランGC ゼロ・ドザージュNV
#2:ド・スーザ レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC NV
#3:ブラン・ド・ブラン レ・トロワ・テロワール ミレジム2017
#4:クール・ド・メニル ブラン・ド・ブランGC ミレジム2010
#5:ブラン・ド・ブランGC キュベ・オーセンティック フュ・ド・シェーヌ ミレジム2005
第1フライトは2メゾンの比較
創業1802年のレコルタン・マニピュランRMミッシェル・ゴネ
創業1948年のネゴシアン・マニピュランNMド・スーザ
2023年1月エリック当主逝去の報はとても悲しく口惜しいことでした。
彼の遺志を継いでお子さん達がメゾンを継承していますが、
長女は引き続き、ゾエミ・ド・スーザを運営しています。
当初、RMだったド・スーザですが、2004年にゾエミ・ド・スーザ創業以降はNM
#1:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブランGC ゼロ・ドザージュNV
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:0g/L
価格:10,560円
オジェとル・メニル・シュル・オジェのぶどうを使用。MLF実施。淡いイエロー、白い花や白桃、バター、石灰由来のミネラル、芯のある酸味とその後に続くドライ感、グラス内の温度上昇で酒質がよりスムース
#2:ド・スーザ レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC NV
生産者:ド・スーザ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ベースヴィンテージは2020年(80%)
ドザージュ:5g/L
デゴルジュマン:2021年11月3日
価格:14,850円
アヴィズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、シュイィのぶどうを使用。色調は#1より濃い目のイエロー。熟した柑橘系果実、アカシア、ジンジャー、#1同様石灰由来のミネラル、最後まで均一に連なる酸味と切れ感、旨味&膨らみがありバランス良好
第2フライトはミッシェル・ゴネの3ミレジム
#3:ブラン・ド・ブラン レ・トロワ・テロワール ミレジム2017
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:5g/L
価格:15,290円
モングー、ヴァンデ、ル・メニル・シュル・オジェの3(トロワ)エリアのぶどうを使用。淡いイエロー、石灰のニュアンス、西洋サンザシ、アカシア、アーモンド、クリーンな酸味を伴った余韻
#4:クール・ド・メニル ブラン・ド・ブランGCミレジム2010
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:4.5g/L
デゴルジュマン:2022年6月
価格:21,890円
ル・メニル・シュル・オジェの特別な区画“レ・ゾート”の古樹のぶどうを使用。ステンレスタンクで低温発酵(12~13度)、最低10年間澱とともに瓶内熟成。ストローカラー、デニッシュ、バター、ミネラル、白胡椒、凜とした酸、余韻に軽いビター感
#5:ブラン・ド・ブランGC
キュベ・オーセンティック フュ・ド・シェーヌ ミレジム2005
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:5g/L
価格:24,860円
ル・メニル・シュル・オジェのぶどう100%、ステンレスタンクで低温発酵(12~13度)、その後オーク樽で熟成。黄金色、第一香は緩やかな酸化熟成のニュアンス(シェリー的な風味)、#5はシャンパーニュの古酒が醸し出すモカや焙煎香ではなく、熟れた果実のコンポートや白胡椒のようなスパイス、ヨード、パイナップルを連想させる南国フルーツ(若干ソーテルヌワインのような接着剤的な香り)、初めは直線的でスマート、グラス内の温度変化で広がりを感じさせるアイテム
アイデアをくださったのはフィリップ・ミル ミシュラン・シェフ
2月の来日の折、ランソンのシャンパーニュについて解説
ノーブル・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2004を試飲した時のコメントは、
「ブラン・ド・ブランは魚介類に合わせたい。フランスなら帆立、牡蠣のヨード香に合う。
メインの魚料理の脇役として 桃屋の海苔の佃煮を添えてサービスするのも良い」と。
びっくり、でした
桃屋の海苔の佃煮
そこで・・・
今回はすべてブラン・ド・ブランだったので講座生の皆さんと一緒にチャレンジ
ベストマリアージュだったのは
ブラン・ド・ブランのミネラル感とヨード香
若干の差はありつつも、相性面では大いに納得できました。
第3&第4週ともに多くの講座生から「最高の相性」と支持されていたのは、
#5のフュ・ド・シェーヌ2005
緩やかな酸化熟成と樽効果の良さが印象的、
海苔の佃煮と合わせた時の渾然一体感は見事でした!
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第3週講座の翌日届いた荷物
まぁ、海苔の佃煮!!
桃屋の佃煮より若干濃い目の味、ミルさんが銘柄まで言及した理由がわかりました。
講座における試飲はブラインドなので、第3週&第4週が終わるまでアイテムは秘密。
そんな折、第3週の受講生から、粋なダジャレが!
春季講座のスタートにふさわしいエールをもらった気分
ステップアップ、頑張ります!
ミッシェル・ゴネのぶどう畑 画像提供:日智トレーディング
講座で供出した5アイテム
#1:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブランGC ゼロ・ドザージュNV
#2:ド・スーザ レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC NV
#3:ブラン・ド・ブラン レ・トロワ・テロワール ミレジム2017
#4:クール・ド・メニル ブラン・ド・ブランGC ミレジム2010
#5:ブラン・ド・ブランGC キュベ・オーセンティック フュ・ド・シェーヌ ミレジム2005
第1フライトは2メゾンの比較
創業1802年のレコルタン・マニピュランRMミッシェル・ゴネ
創業1948年のネゴシアン・マニピュランNMド・スーザ
2023年1月エリック当主逝去の報はとても悲しく口惜しいことでした。
彼の遺志を継いでお子さん達がメゾンを継承していますが、
長女は引き続き、ゾエミ・ド・スーザを運営しています。
当初、RMだったド・スーザですが、2004年にゾエミ・ド・スーザ創業以降はNM
#1:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブランGC ゼロ・ドザージュNV
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:0g/L
価格:10,560円
オジェとル・メニル・シュル・オジェのぶどうを使用。MLF実施。淡いイエロー、白い花や白桃、バター、石灰由来のミネラル、芯のある酸味とその後に続くドライ感、グラス内の温度上昇で酒質がよりスムース
#2:ド・スーザ レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC NV
生産者:ド・スーザ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ベースヴィンテージは2020年(80%)
ドザージュ:5g/L
デゴルジュマン:2021年11月3日
価格:14,850円
アヴィズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、シュイィのぶどうを使用。色調は#1より濃い目のイエロー。熟した柑橘系果実、アカシア、ジンジャー、#1同様石灰由来のミネラル、最後まで均一に連なる酸味と切れ感、旨味&膨らみがありバランス良好
第2フライトはミッシェル・ゴネの3ミレジム
#3:ブラン・ド・ブラン レ・トロワ・テロワール ミレジム2017
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:5g/L
価格:15,290円
モングー、ヴァンデ、ル・メニル・シュル・オジェの3(トロワ)エリアのぶどうを使用。淡いイエロー、石灰のニュアンス、西洋サンザシ、アカシア、アーモンド、クリーンな酸味を伴った余韻
#4:クール・ド・メニル ブラン・ド・ブランGCミレジム2010
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:4.5g/L
デゴルジュマン:2022年6月
価格:21,890円
ル・メニル・シュル・オジェの特別な区画“レ・ゾート”の古樹のぶどうを使用。ステンレスタンクで低温発酵(12~13度)、最低10年間澱とともに瓶内熟成。ストローカラー、デニッシュ、バター、ミネラル、白胡椒、凜とした酸、余韻に軽いビター感
#5:ブラン・ド・ブランGC
キュベ・オーセンティック フュ・ド・シェーヌ ミレジム2005
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:5g/L
価格:24,860円
ル・メニル・シュル・オジェのぶどう100%、ステンレスタンクで低温発酵(12~13度)、その後オーク樽で熟成。黄金色、第一香は緩やかな酸化熟成のニュアンス(シェリー的な風味)、#5はシャンパーニュの古酒が醸し出すモカや焙煎香ではなく、熟れた果実のコンポートや白胡椒のようなスパイス、ヨード、パイナップルを連想させる南国フルーツ(若干ソーテルヌワインのような接着剤的な香り)、初めは直線的でスマート、グラス内の温度変化で広がりを感じさせるアイテム
アイデアをくださったのはフィリップ・ミル ミシュラン・シェフ
2月の来日の折、ランソンのシャンパーニュについて解説
ノーブル・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2004を試飲した時のコメントは、
「ブラン・ド・ブランは魚介類に合わせたい。フランスなら帆立、牡蠣のヨード香に合う。
メインの魚料理の脇役として 桃屋の海苔の佃煮を添えてサービスするのも良い」と。
びっくり、でした
桃屋の海苔の佃煮
そこで・・・
今回はすべてブラン・ド・ブランだったので講座生の皆さんと一緒にチャレンジ
ベストマリアージュだったのは
ブラン・ド・ブランのミネラル感とヨード香
若干の差はありつつも、相性面では大いに納得できました。
第3&第4週ともに多くの講座生から「最高の相性」と支持されていたのは、
#5のフュ・ド・シェーヌ2005
緩やかな酸化熟成と樽効果の良さが印象的、
海苔の佃煮と合わせた時の渾然一体感は見事でした!
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第3週講座の翌日届いた荷物
まぁ、海苔の佃煮!!
桃屋の佃煮より若干濃い目の味、ミルさんが銘柄まで言及した理由がわかりました。
講座における試飲はブラインドなので、第3週&第4週が終わるまでアイテムは秘密。
そんな折、第3週の受講生から、粋なダジャレが!
春季講座のスタートにふさわしいエールをもらった気分
ステップアップ、頑張ります!
NHKシャンパーニュ講座の秋季を締めてくれたのは心意気最高のマイィ・グラン・クリュ [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
マイィのニューアイテムをご紹介
画像提供:合同酒精
創業は1929年、25の家族(90人の組合員)からなる生産協同組合CM
畑の面積は70㌶、年間販売量は約50万本 / 国内30%、海外70%(35ヵ国以上に輸出)
ぶどう品種はピノ・ノワール、シャルドネのみ栽培
グラン・クリュのマイィ村のぶどうのみ使用
地下20mのセラーには4年分の販売量に相当するボトル本数を貯蔵・熟成
2017年からヴィーガンへの取り組み
2021年にすべての畑でHVEとVDCの認証を取得
2018年に講座で取り上げて以来、数年が経過してしまいました。
当時のリポートをリンクしておきますので、事前学習にご活用いただけると嬉しいです。
画像提供:合同酒精
ワイナリーを取り囲む35区画(リューディ)
画像提供:合同酒精
協同組合の誇りが伝わってくる醸造施設
徹底したこだわりは酒質の良さに反映しています!
秋季講座最終回の6回目はマイィ
供出順 左から右へ
第1フライトはブレンド同率でヴィンテージ違い
#1:マイィ エクストラ・ブリュット ミレジム2016 コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:2~3g/L
価格:7,908円(税別)
深みのあるストローカラー、持続性のある細かな気泡、アロマがチャーミング、柑橘系果実、ブリオッシュ、アーモンド、フレッシュ感と心地良い味わいのバランスが絶妙、酒質のきれいさも好印象
#2:マイィ グラン・クリュ ナチュール2013 生産量17,950本
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:0g/L
価格:10,008円(税別)
アーティスティック コレクション発売開始から20年の記念として、コンテンポラリーアーティストとコラボしたアイテム。コンセプトはNature(自然)=ドザージュしないこと。オリジナル缶にデザインされているのは区画毎に細かく管理されているマイィの秋のぶどう畑。2013年は収穫が遅かったので、ぶどうはゆっくり熟した由。それを反映したぶどうは様々なアロマを有し、瑞々しい洋梨やリンゴ、菩提樹や白胡椒、塩味、緩やかな酸化熟成のニュアンスもあり、食感はドライ&クリーミー
#3:マイィ レ・エシャンソン2012
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:6g/L
価格:24,008円(税別)
3月のキーアイテムのひとつ。2月はランソンに特化しましたが最高醸造責任者のエルヴェ・ダンタンさんの前職場はマイィ。この2012年ヴィンテージは彼が手掛けた最後のシャンパーニュであり、ラッキーにも入手できたので講座生の皆さんとどうしても利き酒したかったというのが本音です。第3週&第4週ともに第1フライトの一番人気でした。
色調は濃いイエロー、気泡繊細、第1香はとてもシャイ、時間と温度変化で徐々に本性発揮。熟れたカリンや洋梨、アカシア、ドライフルーツ、ミネラル、旨味、まるみ、複雑味、口中シームレス
第2フライトで新アイテム披露
#4:マイィ ブラン・ド・ピノ・ノワールNV コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN100%
ベースヴィンテージは2018年
タンク(ソレラシステム)で保存しているリザーヴワインを使用
ドザージュ:8g/L
価格:8,308円(税別)
深みのある黄金色、黄色系果実やスパイス、ハーブのニュアンス、ミネラル、グラス内の温度が上がるにつれリザーヴワイン由来の複雑味が広がり、食とのマリアージュが連想できたシャンパーニュ。リッチでありながら繊細さを備えたマイィらしいスタイル
#5:ポエティック・ドゥ・ラ・テールXVI.I NV 日本での発売は3月19日
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN100%
ベースワインは70%が2016年、リザーヴワイン(ソレラシステム)30%
ドザージュ:5g/L
価格:21,000円(税別)
ポエティック・ド・ラ・テールの生産量6,792本、XVI.Iは3,381本のみ発売
3月のキーアイテムのふたつめ。欧州では昨秋リリースされていたシャンパーニュで、日本上陸を心待ちにしていました。第3週講座前日の発売という絶妙なタイミングでご披露できたことは本当に嬉しく思いました。黒ぶどう100%ながら白い花のイメージもあり、フレッシュ感と熟成感、塩味、厚み
3月中旬に日本上陸
デゴルジュマンの違いを楽しむアイテム
バージョン1の発売から何年かしてバージョン2が市場デビューするようです。
前者をキープしておいて、2アイテム揃ったら、利き比べたいですよね。
数年後を楽しみに待ちたいです!
ボトルの表裏画像をしっかり撮影してくださったHakoさん講座リポート
富士山を背景にした画像もナイス、感謝です!
参考:The World's Most Admired CHAMPAGNE Brands 2024
Drinks International が発表したThe List
ベスト3は不動です。
ペリエ ジュエやローラン ペリエ
ドラピエのアップ評価は嬉しいです
春季講座の第3週&第4週とも満席になっています、ありがとうございます!
ご参加くださる皆さまにはワクワク感をお届けしたいと思っています。
引き続き、宜しくお願いいたします🥂🥂🥂
画像提供:合同酒精
創業は1929年、25の家族(90人の組合員)からなる生産協同組合CM
畑の面積は70㌶、年間販売量は約50万本 / 国内30%、海外70%(35ヵ国以上に輸出)
ぶどう品種はピノ・ノワール、シャルドネのみ栽培
グラン・クリュのマイィ村のぶどうのみ使用
地下20mのセラーには4年分の販売量に相当するボトル本数を貯蔵・熟成
2017年からヴィーガンへの取り組み
2021年にすべての畑でHVEとVDCの認証を取得
2018年に講座で取り上げて以来、数年が経過してしまいました。
当時のリポートをリンクしておきますので、事前学習にご活用いただけると嬉しいです。
画像提供:合同酒精
ワイナリーを取り囲む35区画(リューディ)
画像提供:合同酒精
協同組合の誇りが伝わってくる醸造施設
徹底したこだわりは酒質の良さに反映しています!
秋季講座最終回の6回目はマイィ
供出順 左から右へ
第1フライトはブレンド同率でヴィンテージ違い
#1:マイィ エクストラ・ブリュット ミレジム2016 コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:2~3g/L
価格:7,908円(税別)
深みのあるストローカラー、持続性のある細かな気泡、アロマがチャーミング、柑橘系果実、ブリオッシュ、アーモンド、フレッシュ感と心地良い味わいのバランスが絶妙、酒質のきれいさも好印象
#2:マイィ グラン・クリュ ナチュール2013 生産量17,950本
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:0g/L
価格:10,008円(税別)
アーティスティック コレクション発売開始から20年の記念として、コンテンポラリーアーティストとコラボしたアイテム。コンセプトはNature(自然)=ドザージュしないこと。オリジナル缶にデザインされているのは区画毎に細かく管理されているマイィの秋のぶどう畑。2013年は収穫が遅かったので、ぶどうはゆっくり熟した由。それを反映したぶどうは様々なアロマを有し、瑞々しい洋梨やリンゴ、菩提樹や白胡椒、塩味、緩やかな酸化熟成のニュアンスもあり、食感はドライ&クリーミー
#3:マイィ レ・エシャンソン2012
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN75%、CH25%
ドザージュ:6g/L
価格:24,008円(税別)
3月のキーアイテムのひとつ。2月はランソンに特化しましたが最高醸造責任者のエルヴェ・ダンタンさんの前職場はマイィ。この2012年ヴィンテージは彼が手掛けた最後のシャンパーニュであり、ラッキーにも入手できたので講座生の皆さんとどうしても利き酒したかったというのが本音です。第3週&第4週ともに第1フライトの一番人気でした。
色調は濃いイエロー、気泡繊細、第1香はとてもシャイ、時間と温度変化で徐々に本性発揮。熟れたカリンや洋梨、アカシア、ドライフルーツ、ミネラル、旨味、まるみ、複雑味、口中シームレス
第2フライトで新アイテム披露
#4:マイィ ブラン・ド・ピノ・ノワールNV コンポジション・パーセレール
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN100%
ベースヴィンテージは2018年
タンク(ソレラシステム)で保存しているリザーヴワインを使用
ドザージュ:8g/L
価格:8,308円(税別)
深みのある黄金色、黄色系果実やスパイス、ハーブのニュアンス、ミネラル、グラス内の温度が上がるにつれリザーヴワイン由来の複雑味が広がり、食とのマリアージュが連想できたシャンパーニュ。リッチでありながら繊細さを備えたマイィらしいスタイル
#5:ポエティック・ドゥ・ラ・テールXVI.I NV 日本での発売は3月19日
生産者:マイィ・グラン・クリュ
ぶどう品種:PN100%
ベースワインは70%が2016年、リザーヴワイン(ソレラシステム)30%
ドザージュ:5g/L
価格:21,000円(税別)
ポエティック・ド・ラ・テールの生産量6,792本、XVI.Iは3,381本のみ発売
3月のキーアイテムのふたつめ。欧州では昨秋リリースされていたシャンパーニュで、日本上陸を心待ちにしていました。第3週講座前日の発売という絶妙なタイミングでご披露できたことは本当に嬉しく思いました。黒ぶどう100%ながら白い花のイメージもあり、フレッシュ感と熟成感、塩味、厚み
3月中旬に日本上陸
デゴルジュマンの違いを楽しむアイテム
バージョン1の発売から何年かしてバージョン2が市場デビューするようです。
前者をキープしておいて、2アイテム揃ったら、利き比べたいですよね。
数年後を楽しみに待ちたいです!
ボトルの表裏画像をしっかり撮影してくださったHakoさん講座リポート
富士山を背景にした画像もナイス、感謝です!
参考:The World's Most Admired CHAMPAGNE Brands 2024
Drinks International が発表したThe List
ベスト3は不動です。
ペリエ ジュエやローラン ペリエ
ドラピエのアップ評価は嬉しいです
春季講座の第3週&第4週とも満席になっています、ありがとうございます!
ご参加くださる皆さまにはワクワク感をお届けしたいと思っています。
引き続き、宜しくお願いいたします🥂🥂🥂
11月のシャンパーニュ講座では英仏の泡もの利き比べを交えながら [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
2018年、2019年と2年続きのシャンパーニュツアーの後、
英国産スパークリングワインの現状を視察したく思い、
2020年11月に英仏研修ツアーを計画しましたが・・・
コロナ禍で延期を余儀なくされてしまい、しばし、我慢の日々!
2023年11月、その夢を実現することができました。
訪問順に、
英国はガズボーン、ハンブルドン&老舗ワイン商BB&R、
シャンパーニュはゴッセ、ボランジェ&ドゥ・ヴノージュ
11月の講座では、帰朝報告を兼ねて、
ガズボーン、ゴッセ、ボランジェ、ドゥ・ヴノージュのアイテムにフォーカス
供出は左から右へ
トゥール・エッフェルで乾杯
メゾンではルイ15世にお迎えしていただき
1889年パリ万博でスポンサーに名を連ねたドゥ・ヴノージュ
2019年にエッフェル塔竣工130周年を記念して、
限定発売したスペシャル・キュヴェ
2019年の発売に続き、2023年10月1日に再入荷
これも、即完売になったようです。
講座用に揃えることができて、ホント安堵
#1:ドゥ・ヴノージュ プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV
生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM)
ぶどう品種:PN、CH、M 各3分の1ずつ
デゴルジュマン:2019年1月
ドザージュ:6g/L
価格:16,500円
輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
トゥール・エッフェルの名称はパリ市との合意のもと商標登録済。2019年1月のデゴルジュマンから4年経過したシャンパーニュ。白い花やアカシア、柑橘果実の内果皮似のビター感の後、グラス内の温度変化でまるみとクリーミーさ。瓶熟による旨味、口中スムース。和食で合わせるなら茶碗蒸し
第2フライトは英仏の泡比較
シャンパーニュで最古の歴史を有すメゾン
エントランスにはメゾンを立ち上げた創始者の蝋人形
ナタリーさん(前列右)の細やかな対応は素晴しく感謝で一杯です!
シェフ・ド・カーヴのオディロンさんは我らと入れ違いで日本滞在中
(前列右から2人目)ガブリエルさんは次期シェフ・ド・カーヴとして彼のもとで修行中
創業2004年のガズボーン
イギリス南東部のケント州にあるガズボーン
ぶどう畑の起源は1410年まで遡ることができます。
自社畑はケント州とサセックス州にあり、前者は粘土と砂質、後者は石灰質土壌で、
収穫時期はケント州のほうが2週間ほど早いようです。
ぶどう畑でウェルカム・スパークリング
#2:ゴッセ グラン・ブラン・ド・ブランNV
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:CH100%/ベースヴィンテージ2018年
リザーブワイン:10%
ドザージュ:7g/L
価格:14,300円
輸入元:テラヴェール
発酵も熟成もステンレスのみ。PNを重視するメゾンながら、顧客から「ブラン・ド・ブランを造って」との要望があり、それに応えて生産。骨格と厚みのコート・デ・セザンヌ、しなやかさのヴィトリィ・ル・フランンソワのCHを使用。ミネラルのインパクトがあり、凜としたスタイル。ノンマロ由来のフレッシュな酸と凝縮感ある味わい、ドザージュの印象は多くの講座生がガズボーンより多いと推測
#3:ガズボーン ブラン・ド・ブラン2018
生産者:ガズボーン/英国
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:11.6g/L
価格:12,650円
輸入元:BB&R
大部分は温度管理したステンレス、ワインに複雑味を与えるために一部オークの古樽使用。ヴィンテージのみ生産しているワイナリー。白い花、おしろい、レモンやオレンジの皮。ストーンフルーツ、ジンジャー、白胡椒、ヘーゼルナッツ、チョークのニュアンス
第3フライトはブラン・ド・ノワール比較
メゾンの要はピノ・ノワール
11月第3週に来日したシャルルさん
初来日した新任のシェフ・ド・カーヴ、ドゥ二さん
#4:ドゥ・ヴノージュ プランス・ブラン・ド・ノワールNV
生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM)
ぶどう品種:PN100%
ドザージュ:6g/L
価格:13,200円
発酵も熟成もステンレス、100%MLF実施、モンターニュ・ド・ランスのGC&PCとレ・リセのPN。フランボワーズやカシス、スミレ、果実のコク、温度があがってもぶれないバランスの良さ。レ・リセのPNの軽快で繊細な要素が利いたシャンパーニュ
#5:ボランジェ PN AYC18 / ピー・エヌ エイ・ワイ・シー18
生産者:ボランジェ(NM)
ぶどう品種:PN100%/ベースヴィンテージ2018年
ドザージュ:少量
価格:20,900円
輸入元:WINE TO STYLE
前任のシェフ・ド・カーヴ、故ジル・デコートさんの「ベストなPNを造る」との提案から誕生したキュヴェ。社内でPNを前面に出したシャンパーニュ造りを検討しコンテストを実施。◆PN100%(自社畑80%) ◆テロワールを反映 ◆ヴィンテージの個性。3つの条件を満たしたアイテムとして選ばれたシャンパ-ニュ。
最初にリリースしたテロワールシリーズは『PN VZ15』、2回目も『PN VZ16』、3番目が『PN TX17』で、2015年と2016年の主産地はヴェルズネイ(VZ)、2017年はトーシエール(TX)が中心。今回晴れてアイ主体です。最も古いVTは2009年で、マグナムで保管したリザーヴワインの複雑味の妙が出ています。リッチさとフレッシュさの競合、調和のとれたブラン・ド・ノワール
ざっくりと訪問メゾンについて書きましたが、
この後、英国とシャンパーニュの各メゾンで伺った内容をアップしてまいりますので、
宜しくお願いします🥂
英国産スパークリングワインの現状を視察したく思い、
2020年11月に英仏研修ツアーを計画しましたが・・・
コロナ禍で延期を余儀なくされてしまい、しばし、我慢の日々!
2023年11月、その夢を実現することができました。
訪問順に、
英国はガズボーン、ハンブルドン&老舗ワイン商BB&R、
シャンパーニュはゴッセ、ボランジェ&ドゥ・ヴノージュ
11月の講座では、帰朝報告を兼ねて、
ガズボーン、ゴッセ、ボランジェ、ドゥ・ヴノージュのアイテムにフォーカス
供出は左から右へ
トゥール・エッフェルで乾杯
メゾンではルイ15世にお迎えしていただき
1889年パリ万博でスポンサーに名を連ねたドゥ・ヴノージュ
2019年にエッフェル塔竣工130周年を記念して、
限定発売したスペシャル・キュヴェ
2019年の発売に続き、2023年10月1日に再入荷
これも、即完売になったようです。
講座用に揃えることができて、ホント安堵
#1:ドゥ・ヴノージュ プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV
生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM)
ぶどう品種:PN、CH、M 各3分の1ずつ
デゴルジュマン:2019年1月
ドザージュ:6g/L
価格:16,500円
輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
トゥール・エッフェルの名称はパリ市との合意のもと商標登録済。2019年1月のデゴルジュマンから4年経過したシャンパーニュ。白い花やアカシア、柑橘果実の内果皮似のビター感の後、グラス内の温度変化でまるみとクリーミーさ。瓶熟による旨味、口中スムース。和食で合わせるなら茶碗蒸し
第2フライトは英仏の泡比較
シャンパーニュで最古の歴史を有すメゾン
エントランスにはメゾンを立ち上げた創始者の蝋人形
ナタリーさん(前列右)の細やかな対応は素晴しく感謝で一杯です!
シェフ・ド・カーヴのオディロンさんは我らと入れ違いで日本滞在中
(前列右から2人目)ガブリエルさんは次期シェフ・ド・カーヴとして彼のもとで修行中
創業2004年のガズボーン
イギリス南東部のケント州にあるガズボーン
ぶどう畑の起源は1410年まで遡ることができます。
自社畑はケント州とサセックス州にあり、前者は粘土と砂質、後者は石灰質土壌で、
収穫時期はケント州のほうが2週間ほど早いようです。
ぶどう畑でウェルカム・スパークリング
#2:ゴッセ グラン・ブラン・ド・ブランNV
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:CH100%/ベースヴィンテージ2018年
リザーブワイン:10%
ドザージュ:7g/L
価格:14,300円
輸入元:テラヴェール
発酵も熟成もステンレスのみ。PNを重視するメゾンながら、顧客から「ブラン・ド・ブランを造って」との要望があり、それに応えて生産。骨格と厚みのコート・デ・セザンヌ、しなやかさのヴィトリィ・ル・フランンソワのCHを使用。ミネラルのインパクトがあり、凜としたスタイル。ノンマロ由来のフレッシュな酸と凝縮感ある味わい、ドザージュの印象は多くの講座生がガズボーンより多いと推測
#3:ガズボーン ブラン・ド・ブラン2018
生産者:ガズボーン/英国
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:11.6g/L
価格:12,650円
輸入元:BB&R
大部分は温度管理したステンレス、ワインに複雑味を与えるために一部オークの古樽使用。ヴィンテージのみ生産しているワイナリー。白い花、おしろい、レモンやオレンジの皮。ストーンフルーツ、ジンジャー、白胡椒、ヘーゼルナッツ、チョークのニュアンス
第3フライトはブラン・ド・ノワール比較
メゾンの要はピノ・ノワール
11月第3週に来日したシャルルさん
初来日した新任のシェフ・ド・カーヴ、ドゥ二さん
#4:ドゥ・ヴノージュ プランス・ブラン・ド・ノワールNV
生産者:ドゥ・ヴノージュ(NM)
ぶどう品種:PN100%
ドザージュ:6g/L
価格:13,200円
発酵も熟成もステンレス、100%MLF実施、モンターニュ・ド・ランスのGC&PCとレ・リセのPN。フランボワーズやカシス、スミレ、果実のコク、温度があがってもぶれないバランスの良さ。レ・リセのPNの軽快で繊細な要素が利いたシャンパーニュ
#5:ボランジェ PN AYC18 / ピー・エヌ エイ・ワイ・シー18
生産者:ボランジェ(NM)
ぶどう品種:PN100%/ベースヴィンテージ2018年
ドザージュ:少量
価格:20,900円
輸入元:WINE TO STYLE
前任のシェフ・ド・カーヴ、故ジル・デコートさんの「ベストなPNを造る」との提案から誕生したキュヴェ。社内でPNを前面に出したシャンパーニュ造りを検討しコンテストを実施。◆PN100%(自社畑80%) ◆テロワールを反映 ◆ヴィンテージの個性。3つの条件を満たしたアイテムとして選ばれたシャンパ-ニュ。
最初にリリースしたテロワールシリーズは『PN VZ15』、2回目も『PN VZ16』、3番目が『PN TX17』で、2015年と2016年の主産地はヴェルズネイ(VZ)、2017年はトーシエール(TX)が中心。今回晴れてアイ主体です。最も古いVTは2009年で、マグナムで保管したリザーヴワインの複雑味の妙が出ています。リッチさとフレッシュさの競合、調和のとれたブラン・ド・ノワール
ざっくりと訪問メゾンについて書きましたが、
この後、英国とシャンパーニュの各メゾンで伺った内容をアップしてまいりますので、
宜しくお願いします🥂
NHK文化センター青山校の秋季シャンパーニュ講座が始りました! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
10月からの講座スタート
講座スタッフ手作りの保管用ホルダー
基本チェック
ニューフェイスの参加もあったので、第1回目は基本的事項の確認
3つの業態
NMは3メゾン、RMとCMは各1メゾンセレクト
ボトルの容量
ナビュコドノゾール(20本分)まではよく聞きますが、
画像にあるメルキゼデック(40本分)を手がけるメゾンは希少
大容量ボトルの動瓶を見せてくださったミッシェル当主
NVの変化
10月にリリースされたコレクション244
シャンパーニュ講座初のハーフサイズ
#1:ルイ・ロデレール ブリュット コレクション244 / 375ml
生産者:ルイ・ロデレール(NM)
ぶどう品種:CH41%、PN33%、M26%
ベースヴィンテージ:2019年 54%
リザーブワイン:46%
パーペチュアル36% ( 2012/2013/2014/2015/2016/2017/2018)
木樽10% (2012/2013/2014/2015/2016/2017/2018)
MLF:35%
ドザージュ:7g/L
価格:5,500円
輸入元:エノテカ
フレッシュで溌剌。温度変化による香りや味わいからリサーブワインの妙を実感。気候変動を緩和するための最強ツールはブレンドと語る醸造責任者の思いを反映させたアイテム
味わっておきべきNV
#2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット プルミエール・キュヴェ
生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
ぶどう品種:PN45%、CH33%、M22%
ベースヴィンテージ:非公開
リザーブワイン:35%
ドザージュ:5.5g/L
価格:8,580円
輸入元:ミレジム
3品種のブレンド比率は毎回同じ、ドザージュ量も5.5から6g/Lで統一しているので、メゾンの顔と言われるNVの見本となるスタイル。裏ラベルに記載してあるデゴルジュマンを元にして、デゴ違いを利き比べすることで、瓶内熟成もしっかり学習できます。20世紀に誕生したメゾンですが、当主の才覚と独自性は秀逸、味わう価値のあるメゾン
生産者組合CMはカステルノーをセレクト
#3:カステルノー ソレラ・オリジーヌ ES/09
生産者:カステルノー(CM)
ぶどう品種:CH50%、M35%、PN15%
ドザージュ:5g/L
価格:10,450円
輸入元:ワインエクスペリエンス
昨年11月の講座でフォーカスしたメゾンですが、長い熟成期間によって培われた味わいの深みは素晴らしいです。女性ワインメーカーのエリザベス・サルスレさんの後任として、2021年からカリーヌ・バイユルさんがバトンを継承
RMはアグラパール
#4:アグラパール セットクリュ エクストラ・ブリュット
生産者:アグラパール(RM)
ぶどう品種:CH90%、PN10%
ドザージュ:6g/L
価格:12,100円
輸入元:豊通食料
アグラパールの全アイテムを試飲したのは2013年。昭和女子大カレッジで供出したのですが、講座生から多くの支持を得ていました。今回はレ・セット(7つの)を検証。アヴィズ、オジェ、クラマン、オイリーの4つのGC、ベルジェル・レ・ヴェルチ、アヴネイ・ヴァル・ドール、マルドゥイユの3つのPC、計7クリュのぶどうを使用。切れ感あるミネラル、和の要素を連想させるスパイス
7月リリースのトップキュヴェ
#5:テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2012
生産者:テタンジェ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:9g/L
価格:36,520円
輸入元:サッポロビール
好評だった2008年に続く 最新VT。まだまだ若いVT、酸味が綺麗でバランス良好。トップキュヴェのブラン・ド・ブランの中で最も品格あるスタイル。第3週&第4週の講座生を笑顔にさせていたアイテム
テタンジェのセラーはただいま改修中
来年6月頃に終了するとのこと。
それに付随して、NVのラベルもリニューアル。6月頃リリース予定
気候変動を考慮し、無駄を省いたシンプルなデザインに変換していく模様
今月供出した5アイテム
🍀🍀🍀直近の話題🍀🍀🍀
●来日したペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者が披露してくれたベル エポックの日本限定ロゼ「フロレサンス」は日本のアネモネにインスパイアされたアイテム
画像提供:ヴランケンポメリー
●10月19日に行われた「ポメリー・ソムリエコンクール2023」で、ソムリエとしての知識、表現力、サービス技能、提案力等が総合的に問われる厳しい審査をクリアして優勝したのはマンダリン オリエンタル東京の山本麻衣花選手、おめでとうございます!
●10月30日まで伊勢丹でノエルアラモードが開催されていますが、テタンジェは「コント・ド・シャンパーニュ2008&2012」の2ヴィンテージセット、カステルノーは上得意にだけ特別に瓶詰めして出荷している「エノテーク2000」を用意したとの情報
日程が合えば、ノエルアラモードにお出かけくださいませ🥂🥂🥂
講座スタッフ手作りの保管用ホルダー
基本チェック
ニューフェイスの参加もあったので、第1回目は基本的事項の確認
3つの業態
NMは3メゾン、RMとCMは各1メゾンセレクト
ボトルの容量
ナビュコドノゾール(20本分)まではよく聞きますが、
画像にあるメルキゼデック(40本分)を手がけるメゾンは希少
大容量ボトルの動瓶を見せてくださったミッシェル当主
NVの変化
10月にリリースされたコレクション244
シャンパーニュ講座初のハーフサイズ
#1:ルイ・ロデレール ブリュット コレクション244 / 375ml
生産者:ルイ・ロデレール(NM)
ぶどう品種:CH41%、PN33%、M26%
ベースヴィンテージ:2019年 54%
リザーブワイン:46%
パーペチュアル36% ( 2012/2013/2014/2015/2016/2017/2018)
木樽10% (2012/2013/2014/2015/2016/2017/2018)
MLF:35%
ドザージュ:7g/L
価格:5,500円
輸入元:エノテカ
フレッシュで溌剌。温度変化による香りや味わいからリサーブワインの妙を実感。気候変動を緩和するための最強ツールはブレンドと語る醸造責任者の思いを反映させたアイテム
味わっておきべきNV
#2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット プルミエール・キュヴェ
生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
ぶどう品種:PN45%、CH33%、M22%
ベースヴィンテージ:非公開
リザーブワイン:35%
ドザージュ:5.5g/L
価格:8,580円
輸入元:ミレジム
3品種のブレンド比率は毎回同じ、ドザージュ量も5.5から6g/Lで統一しているので、メゾンの顔と言われるNVの見本となるスタイル。裏ラベルに記載してあるデゴルジュマンを元にして、デゴ違いを利き比べすることで、瓶内熟成もしっかり学習できます。20世紀に誕生したメゾンですが、当主の才覚と独自性は秀逸、味わう価値のあるメゾン
生産者組合CMはカステルノーをセレクト
#3:カステルノー ソレラ・オリジーヌ ES/09
生産者:カステルノー(CM)
ぶどう品種:CH50%、M35%、PN15%
ドザージュ:5g/L
価格:10,450円
輸入元:ワインエクスペリエンス
昨年11月の講座でフォーカスしたメゾンですが、長い熟成期間によって培われた味わいの深みは素晴らしいです。女性ワインメーカーのエリザベス・サルスレさんの後任として、2021年からカリーヌ・バイユルさんがバトンを継承
RMはアグラパール
#4:アグラパール セットクリュ エクストラ・ブリュット
生産者:アグラパール(RM)
ぶどう品種:CH90%、PN10%
ドザージュ:6g/L
価格:12,100円
輸入元:豊通食料
アグラパールの全アイテムを試飲したのは2013年。昭和女子大カレッジで供出したのですが、講座生から多くの支持を得ていました。今回はレ・セット(7つの)を検証。アヴィズ、オジェ、クラマン、オイリーの4つのGC、ベルジェル・レ・ヴェルチ、アヴネイ・ヴァル・ドール、マルドゥイユの3つのPC、計7クリュのぶどうを使用。切れ感あるミネラル、和の要素を連想させるスパイス
7月リリースのトップキュヴェ
#5:テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2012
生産者:テタンジェ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:9g/L
価格:36,520円
輸入元:サッポロビール
好評だった2008年に続く 最新VT。まだまだ若いVT、酸味が綺麗でバランス良好。トップキュヴェのブラン・ド・ブランの中で最も品格あるスタイル。第3週&第4週の講座生を笑顔にさせていたアイテム
テタンジェのセラーはただいま改修中
来年6月頃に終了するとのこと。
それに付随して、NVのラベルもリニューアル。6月頃リリース予定
気候変動を考慮し、無駄を省いたシンプルなデザインに変換していく模様
今月供出した5アイテム
🍀🍀🍀直近の話題🍀🍀🍀
●来日したペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者が披露してくれたベル エポックの日本限定ロゼ「フロレサンス」は日本のアネモネにインスパイアされたアイテム
画像提供:ヴランケンポメリー
●10月19日に行われた「ポメリー・ソムリエコンクール2023」で、ソムリエとしての知識、表現力、サービス技能、提案力等が総合的に問われる厳しい審査をクリアして優勝したのはマンダリン オリエンタル東京の山本麻衣花選手、おめでとうございます!
●10月30日まで伊勢丹でノエルアラモードが開催されていますが、テタンジェは「コント・ド・シャンパーニュ2008&2012」の2ヴィンテージセット、カステルノーは上得意にだけ特別に瓶詰めして出荷している「エノテーク2000」を用意したとの情報
日程が合えば、ノエルアラモードにお出かけくださいませ🥂🥂🥂
8月のシャンパーニュ講座はシェフ・ド・カーヴの力量にも注目しながら! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
8月は青山校の夏季休業(11日~16日)があったので、シャンパーニュ講座の第3週が第5週に変わりました。講座生の皆さまのご協力に感謝します、ありがとうございました!
スパークリングワインの市場動向
出典:メルシャン
国別輸入数量の推移を見ると、2022年vs2012年では約1.5倍の伸び
ベスト3はフランス、スペイン、イタリアになっています。
グラン・メゾンのシェフ・ド・カーヴに愛を込めて
供出した5アイテム
#1:ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ
#2:パイパー・エドシック ロゼ ソヴァージュ
#3:マム グラン コルドン ロゼ
#4:シャルル・エドシック ロゼ2012
#5:ゴッセ セレブリス・エクストラ・ブリュット2008
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第1フライトはロゼ
左から
#1:ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ
生産者:ペリエ ジュエ(NM)
ぶどう品種:CH25%、PN50%、M25%、赤ワイン14%
リザーブワイン:最大15%
ドザージュ:8g/L
価格:9,890円(税別)
淡オレンジを含んだサーモンピンク、フラワリー&華やかな果実のアロマ、芳醇で品格あるフェミニンな味わい。黒系ぶどうの比率が多いながら、香りや味わいに凜としたシャルドネの存在感
#2:パイパー・エドシック ロゼ・ソヴァージュ
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH25%、M25%、赤ワイン15%
リザーブワイン:最低25%
ドザージュ:8g/L
価格:9,500円(税別)
アセロラカラー、ブラッドオレンジやブラックベリー、ピンクペッパーや甘草、最初から余韻に至るまで香りと味わいに黒系果実のニュアンス、エスニック料理との組み合わせも面白いかも
#3:マム グラン コルドン ロゼ
生産者:メゾン マム(NM)
ぶどう品種:PN60%、CH22%、M18%、赤ワイン12~14%
リザーブワイン:30%
ドザージュ:6g/L
価格:8,160円(税別)
マムの味わいが変わったことを確認したかったので供出。第3週&第4週とも講座生の9割以上が「第1フライトのベスト(3アイテムから1種だけという選択)」として挙手していたことが印象的でした。#1より若干オレンジのトーンが濃い印象。第1アロマのミネラル、フレッシュなベリー系果実、ドライローズ、活き活きした酸味、ふくよかさを感じさせつつエレガントに着地、好印象!
赤ワインのブレンド比率
#1~#3の一覧表、たかだが1%の違いでも色調には違いが!
ペリエ ジュエの要はシャルドネ、パイパー・エドシックはピノ・ノワール
メゾンのスタイルの違いを色調&味わいから感じ取ることができました。
ペリエ ジュエ
photo by Fumiko/2023年4月
最高醸造責任者に就任後、日本で3回お目にかかる機会がありました。
毎回、新たな刺激を与えてくださるセヴリーヌ・フレルソンさん!
ワイン王国誌用のインタビュー、テクスチュアに関する言及部分に、
彼女の繊細さ&発想の妙をお感じいただけると思います。
シャンパーニュ業界を牽引していく女性醸造家の筆頭だと確信しています!
プラークへのこだわり
裏面まで気配りしている双璧は、ペリエ ジュエとポル・ロジェ
ペリエ ジュエはベル エポックだけでなく、ブラゾン ロゼにも適応
パイパー・エドシック
photo by Fumiko/2023年7月
エミリアン・ブティヤさんの生家はシャンパーニュの生産者
世界各国のワイナリーで研鑽を積み、伝説の醸造家レジス・カミュさんの後任として、
現在パイパー・エドシックとレアのシェフ・ド・カーヴ。
ぶどう畑への取り組みにも熱心で、2022年にはシャンパーニ業界初のB-corp取得
個性的なロゼ・ソヴァージュ
以前より色調は若干淡くなっている印象
ファーストインプレッションには、ピノの果実感とそれに見合う色彩
肉料理なら口中の脂分を洗い流してくれる赤ワイン的要素のロゼ
故ローラン・フレネさんを偲んで
出典:メゾン・マム
メゾン・マムは、8月の講座でフォーカスしたアンリオと関連しています。
アンリオで数多くの受賞歴を誇り、ワインメーカーとしても表彰されてきたフレネさん。彼のロゼに最初にときめいたのはアンリオ・ロゼ2008でした。その時のことは今でもしっかり覚えています
彼は2020年1月にメゾン・マムに加わりました。だいぶ前から、マムの味わいに少し違和感を覚えていたので、フレネさんの参画で、マムの酒質が変わると期待していました。そのような折、今春急逝の報があり、衝撃を受けました。
ワインの味わいと感覚を15年間研究し続けてきた神経科学者ガブリエル・レプゼさんとメゾン・マムのグラン コルドン ステラ(宇宙で賞味できる初のシャンパーニュ)の瓶の技術的課題を解決したデザイナー、オクターブ・ドゴールさんの協力のもと、ワインのアロマのあらゆる側面をあきらかにすることで、メゾン・マムのワインの味わいをより深いものにする取り組みに着手していたフレネさん。優れた技量が遺憾なく発揮されたはずと思うので、本当に残念です。
マム・ロゼのプラークはレオナールフジタのバラでした。
もちろん、歴史ある“赤いたすき”も好きですが、
フジタのバラのほうがもっと好き、回帰することはないのでしょうか、ね
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第2フライトは必須のグレート・ヴィンテージ
#4:シャルル・エドシック ロゼ2012 7月10日発売
生産者:シャルル・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN62%、CH38%、赤ワイン9%
ドザージュ:9g/L
価格:26,400円(税別)
ラベルと同じ赤銅色の色調、熟した白桃やプラム、ローストしたアロマ、蜂蜜や黒糖のニュアンスもあり、中盤から広がる酸味とクリーミーな食感、すべての面でバランスの良さを漂わせているロゼ
#5:ゴッセ セレブリス・エクストラ・ブリュット2008
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:CH43%、PN57%
ドザージュ:3g/L
価格:34,000円(税別)
輸入元:テラヴェール
シャンパーニュ業界のなかで、当初からノン・マロを貫いている歴史あるメゾン。リンゴ酸を生かした造り。2008年ヴィンテージはフレッシュな酸味と長い熟成による複雑味を備えた究極のスタイル。色調は光沢ある黄金色、蜜を含んだリンゴ、ヘーゼルナッツやアーモンド、モカや焙煎香、クリームブリュレ、旨味、層になって広がる様々な要素、一貫したトーンで継続していく石清水のような酸味、今後10年、20年後の瓶熟に期待。出会えたことに感謝の1本
出典:日本リカー
シャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴだったシリル・ブランさんは2023年3月1日付で、新任のエリース・ロスフェルド女史にバトンタッチ。コロナ渦中だったことで、お目にかかることができかったことがとても残念でした。
2015年にシャルル・エドシックに就任した折、両親が3代続くワイン生産者、ネゴシアン&樽製造者で、幼い頃からぶどう畑で過ごしていたこと。アイ村にある我が家は小規模生産なので、大きな規模のメゾンで働きたいと思っていて、種々の品種や種々のクリュが扱えることは魅力、と語っていました。
ブランさんはヴーヴ・クリコに15年以上従事し、特にロゼの手腕は絶妙でした。そんなブランさんが手がけたシャルル・エドシック ロゼ2012はぶどうの凝縮感、綺麗な酸味、バランスの良さが秀でていて、さすがの味わいでした。今後はイタリアの名門フェッラーリで活躍なさるとのことなので、シャンパーニュに拮抗するスプマンテの動向から目が離せません。
photo by Fumiko / 2022年1月
コロナ禍突入直前に醸造責任者のオディロン・ド・ヴァリーヌさんと東京でお目にかかることができました。「メゾンが大事にしていることは“フレッシュさ”と“深み”です」と語っていましたが、リンゴ酸を生かし、ノン・マロで長い期間、澱と接触させておくことで、ゴッセならではのスタイルが完成しています。2008年ラバーの私および講座生にとって、印象深いアイテムになりました。ちなみにセレブリスはブリュットもロゼも同じ価格。後日、セレブリス・ロゼ2008を探求したいと思っています。
秋季講座募集開始
第3週、第4週の告知です!
満席でも多少の枠は考えますので、キャンセル待ちにご登録くださいませ。
ワクワク感のある時間を楽しんでいただきたいと思っています。
お待ちしています🥂🥂🥂
スパークリングワインの市場動向
出典:メルシャン
国別輸入数量の推移を見ると、2022年vs2012年では約1.5倍の伸び
ベスト3はフランス、スペイン、イタリアになっています。
グラン・メゾンのシェフ・ド・カーヴに愛を込めて
供出した5アイテム
#1:ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ
#2:パイパー・エドシック ロゼ ソヴァージュ
#3:マム グラン コルドン ロゼ
#4:シャルル・エドシック ロゼ2012
#5:ゴッセ セレブリス・エクストラ・ブリュット2008
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第1フライトはロゼ
左から
#1:ペリエ ジュエ ブラゾン ロゼ
生産者:ペリエ ジュエ(NM)
ぶどう品種:CH25%、PN50%、M25%、赤ワイン14%
リザーブワイン:最大15%
ドザージュ:8g/L
価格:9,890円(税別)
淡オレンジを含んだサーモンピンク、フラワリー&華やかな果実のアロマ、芳醇で品格あるフェミニンな味わい。黒系ぶどうの比率が多いながら、香りや味わいに凜としたシャルドネの存在感
#2:パイパー・エドシック ロゼ・ソヴァージュ
生産者:パイパー・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN50%、CH25%、M25%、赤ワイン15%
リザーブワイン:最低25%
ドザージュ:8g/L
価格:9,500円(税別)
アセロラカラー、ブラッドオレンジやブラックベリー、ピンクペッパーや甘草、最初から余韻に至るまで香りと味わいに黒系果実のニュアンス、エスニック料理との組み合わせも面白いかも
#3:マム グラン コルドン ロゼ
生産者:メゾン マム(NM)
ぶどう品種:PN60%、CH22%、M18%、赤ワイン12~14%
リザーブワイン:30%
ドザージュ:6g/L
価格:8,160円(税別)
マムの味わいが変わったことを確認したかったので供出。第3週&第4週とも講座生の9割以上が「第1フライトのベスト(3アイテムから1種だけという選択)」として挙手していたことが印象的でした。#1より若干オレンジのトーンが濃い印象。第1アロマのミネラル、フレッシュなベリー系果実、ドライローズ、活き活きした酸味、ふくよかさを感じさせつつエレガントに着地、好印象!
赤ワインのブレンド比率
#1~#3の一覧表、たかだが1%の違いでも色調には違いが!
ペリエ ジュエの要はシャルドネ、パイパー・エドシックはピノ・ノワール
メゾンのスタイルの違いを色調&味わいから感じ取ることができました。
ペリエ ジュエ
photo by Fumiko/2023年4月
最高醸造責任者に就任後、日本で3回お目にかかる機会がありました。
毎回、新たな刺激を与えてくださるセヴリーヌ・フレルソンさん!
ワイン王国誌用のインタビュー、テクスチュアに関する言及部分に、
彼女の繊細さ&発想の妙をお感じいただけると思います。
シャンパーニュ業界を牽引していく女性醸造家の筆頭だと確信しています!
プラークへのこだわり
裏面まで気配りしている双璧は、ペリエ ジュエとポル・ロジェ
ペリエ ジュエはベル エポックだけでなく、ブラゾン ロゼにも適応
パイパー・エドシック
photo by Fumiko/2023年7月
エミリアン・ブティヤさんの生家はシャンパーニュの生産者
世界各国のワイナリーで研鑽を積み、伝説の醸造家レジス・カミュさんの後任として、
現在パイパー・エドシックとレアのシェフ・ド・カーヴ。
ぶどう畑への取り組みにも熱心で、2022年にはシャンパーニ業界初のB-corp取得
個性的なロゼ・ソヴァージュ
以前より色調は若干淡くなっている印象
ファーストインプレッションには、ピノの果実感とそれに見合う色彩
肉料理なら口中の脂分を洗い流してくれる赤ワイン的要素のロゼ
故ローラン・フレネさんを偲んで
出典:メゾン・マム
メゾン・マムは、8月の講座でフォーカスしたアンリオと関連しています。
アンリオで数多くの受賞歴を誇り、ワインメーカーとしても表彰されてきたフレネさん。彼のロゼに最初にときめいたのはアンリオ・ロゼ2008でした。その時のことは今でもしっかり覚えています
彼は2020年1月にメゾン・マムに加わりました。だいぶ前から、マムの味わいに少し違和感を覚えていたので、フレネさんの参画で、マムの酒質が変わると期待していました。そのような折、今春急逝の報があり、衝撃を受けました。
ワインの味わいと感覚を15年間研究し続けてきた神経科学者ガブリエル・レプゼさんとメゾン・マムのグラン コルドン ステラ(宇宙で賞味できる初のシャンパーニュ)の瓶の技術的課題を解決したデザイナー、オクターブ・ドゴールさんの協力のもと、ワインのアロマのあらゆる側面をあきらかにすることで、メゾン・マムのワインの味わいをより深いものにする取り組みに着手していたフレネさん。優れた技量が遺憾なく発揮されたはずと思うので、本当に残念です。
マム・ロゼのプラークはレオナールフジタのバラでした。
もちろん、歴史ある“赤いたすき”も好きですが、
フジタのバラのほうがもっと好き、回帰することはないのでしょうか、ね
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第2フライトは必須のグレート・ヴィンテージ
#4:シャルル・エドシック ロゼ2012 7月10日発売
生産者:シャルル・エドシック(NM)
ぶどう品種:PN62%、CH38%、赤ワイン9%
ドザージュ:9g/L
価格:26,400円(税別)
ラベルと同じ赤銅色の色調、熟した白桃やプラム、ローストしたアロマ、蜂蜜や黒糖のニュアンスもあり、中盤から広がる酸味とクリーミーな食感、すべての面でバランスの良さを漂わせているロゼ
#5:ゴッセ セレブリス・エクストラ・ブリュット2008
生産者:ゴッセ(NM)
ぶどう品種:CH43%、PN57%
ドザージュ:3g/L
価格:34,000円(税別)
輸入元:テラヴェール
シャンパーニュ業界のなかで、当初からノン・マロを貫いている歴史あるメゾン。リンゴ酸を生かした造り。2008年ヴィンテージはフレッシュな酸味と長い熟成による複雑味を備えた究極のスタイル。色調は光沢ある黄金色、蜜を含んだリンゴ、ヘーゼルナッツやアーモンド、モカや焙煎香、クリームブリュレ、旨味、層になって広がる様々な要素、一貫したトーンで継続していく石清水のような酸味、今後10年、20年後の瓶熟に期待。出会えたことに感謝の1本
出典:日本リカー
シャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴだったシリル・ブランさんは2023年3月1日付で、新任のエリース・ロスフェルド女史にバトンタッチ。コロナ渦中だったことで、お目にかかることができかったことがとても残念でした。
2015年にシャルル・エドシックに就任した折、両親が3代続くワイン生産者、ネゴシアン&樽製造者で、幼い頃からぶどう畑で過ごしていたこと。アイ村にある我が家は小規模生産なので、大きな規模のメゾンで働きたいと思っていて、種々の品種や種々のクリュが扱えることは魅力、と語っていました。
ブランさんはヴーヴ・クリコに15年以上従事し、特にロゼの手腕は絶妙でした。そんなブランさんが手がけたシャルル・エドシック ロゼ2012はぶどうの凝縮感、綺麗な酸味、バランスの良さが秀でていて、さすがの味わいでした。今後はイタリアの名門フェッラーリで活躍なさるとのことなので、シャンパーニュに拮抗するスプマンテの動向から目が離せません。
photo by Fumiko / 2022年1月
コロナ禍突入直前に醸造責任者のオディロン・ド・ヴァリーヌさんと東京でお目にかかることができました。「メゾンが大事にしていることは“フレッシュさ”と“深み”です」と語っていましたが、リンゴ酸を生かし、ノン・マロで長い期間、澱と接触させておくことで、ゴッセならではのスタイルが完成しています。2008年ラバーの私および講座生にとって、印象深いアイテムになりました。ちなみにセレブリスはブリュットもロゼも同じ価格。後日、セレブリス・ロゼ2008を探求したいと思っています。
秋季講座募集開始
第3週、第4週の告知です!
満席でも多少の枠は考えますので、キャンセル待ちにご登録くださいませ。
ワクワク感のある時間を楽しんでいただきたいと思っています。
お待ちしています🥂🥂🥂
タグ:NHKシャンパーニュ講座
伝統あるメゾンの血筋を受け継いでいるシャンパーニュメゾン『ヴィルジニー T. 』 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
21世紀に誕生したメゾン
茅場町Le temps voleの占部オーナーシェフからマーカムインターナショナル(株)を紹介していただき、6月のシャンパーニュ講座の候補として『ヴィルジニー T. ブリュット』を事前テイスティング。2、3日かけて、香り&味わいをチェックしました。
初日には黒ぶどう主体(PN70%)のニュアンス、2日目はミネラル感が顕著で、白ぶどうシャルドネの要素の出方も面白い発見でした。それは・・・
飲み慣れたテタンジェの雰囲気をそこはかとなく感じさせるもので、思わず、醸造担当者のDNAが反映している?! と思った次第です。
パイパー・エドシック × テタンジェ クリックで拡大
参考画像:マーカムインターナショナル(株)
パイパー・エドシックは黒ぶどうのPN、テタンジェは白ぶどうのCHを要にしているメゾン。2008年にヴィルジニー T.を立ち上げたマダム・ヴィルジニー・テタンジェの家系をみると、父親はテタンジェの社長を長年務めたクロード・テタンジェ氏、母親はパイパー・エドシックのオーナー一族だったマダム・キャサリン・デ・スアレス・ダウランで、由緒あるメゾンの血筋を引いていることがわかりました。
マダム・ヴィルジニーは1986年にテタンジェに入社し、2006年父親の引退に伴い自らも退職。テタンジェ在職中は経営者のひとりとして従事し、カリフォルニアのドメーヌ・カーネロスの展開にも尽力しました。退社後はテロワールを重視したシャンパーニュ造りの道に進むことを決意。現在は息子にすべてを任せたいということで、シェフ・ド・カーブの職を委ねましたが、アッサンブラージュ等は親子で行っています。
参考画像:マーカムインターナショナル(株)
ヴィルジニー T. のネゴシアンとしての拠点はヴェルジィ村(自社畑1㌶)で、現在はシルリィ村でシャンパーニュを醸造しています。2024年にはセラーをヴェルゼネ村に移転予定なので、拠点も同村になります。ヴェルゼネ村とルーヴォワ村にも計2㌶の自社畑を所有し、契約農家は長年の付き合いのある5軒(約10㌶分)から供給を受けています。年間生産量は8万本以下。
シェフ・ド・カーヴに関しては、マーカムインターナショナル(株)の紙浦泰宏社長から「メゾン創業当初はヴィルジニー・テタンジェでしたが、今は、2015年からメゾンに参画した息子フェルディナンド・プガーチです」との返信を頂戴しました。
ヴィルジニー T. にフォーカス
ということで、6月はヴィルジニー T. の5アイテムを選びました。
リザーブワインはステンレスタンクで保存していて、通常は10~15%程度。
ヴィンテージ、ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワールに関しては、
木樽でストックしているものも使っています。
#1~#4の使用品種は、
PN70%、CH20%、ムニエ10%とすべて同率、違いはドザージュ量のみ
#1:ヴィルジニー T. ブリュット
#2:ヴィルジニー T. エクストラ ブリュット
#3:ヴィルジニー T. ミレジム2009 ブリュット ナチュール
#4:ヴィルジニー T. ミレジム2009 エクストラ ドライ
#5:ヴィルジニー T. ロゼ
ラベルとプラークの配色にも気配りを感じます。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第1フライト
#1:ヴィルジニー T. ブリュット
生産者:ヴィルジニ・・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:7.5g/L
価格:10,000円(税別)
マダム・ヴィルジニーのDNAを象徴していると感じたアイテム!
グラン・クリュとプルミエ・クリュのPNを中心に15村からなるキュヴェを調合
ステンレスタンクで6ヶ月、瓶熟5年以上、100%MLF。
黒ぶどう主体の果実の厚み、酸味は軽快、中盤以降スレンダー。
2008年創業なので、リザーブワインが潤沢になれば、味わいにも変化が出ると予想
#2:ヴィルジニー T. エクストラ ブリュット
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:4g/L
価格:12,000円(税別)
#1より1年長い瓶熟、スタイルはピュアでフレッシュ、活き活きとしてクリーミー
気泡快活、果実風味、口中ドライながら、旨味があり、中盤からの広がり好印象
特別供出:モンテス・スパークリング エンジェル・ブリュット
生産国:チリ DOアコンカグア・ヴァレー
ぶどう品種:PN70%、CH30%
3ボトル
3アイテムともPN70%なので、色調には類似点も!
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第2フライトは2009年ヴィンテージのドザージュ違い
#4:ヴィルジニー T. ミレジム2009 ブリュット ナチュール
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:0g/L
価格:23,000円(税別)
#4および#5の製法は同じ。ステンレスタンクで6ヶ月、瓶熟成10年間、100%MLF
ローストやブリオッシュのアロマ、ぶどう本来の熟度由来の厚み
口中クリーミー、熟成による複雑味が余韻とともに広がる印象
#5:ヴィルジニー T. ミレジム2009 エクストラ ドライ
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:12g/L
価格:18,000円(税別)
ステンレスタンクで6ヶ月、瓶熟成10年間、100%MLF、果実味&酸味のバランス良好
超10gのドザージュを感じさせない味わい。近年ドザージュ減量傾向ですが、
糖分の多いシャンパーニュには、長い瓶熟により、メイラード反応が出てきます。
クリーム・ブリュレやカラメルのニュアンス、#5にその要素を感じました。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第3フライトはロゼ
特別供出:バルディビエソ エクラ ブリュット・ロゼ
生産国:チリ
製法:シャルマ製法
ぶどう品種:サンソー90%、PG10%
ドザージュ:10g/L
日本未輸入/参考出品
#6:ヴィルジニー T. ロゼ
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN55%、CH35%、M10%
ドザージュ:7g/L
価格:13,000円(税別)
2012年にボトリング、ブージィ村のPNとCHを使用。発酵・熟成はステンレスタンク、
100%MLF。要はミネラル感、第3週&第4週とも女子たちから支持を得ていたアイテム
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
6月の講座ではチリ取材(5月20日~6月2日)で試飲してきたスパークリングワインの中から2アイテムを選び、講座生の皆さんにお土産の泡ものとして楽しんでいただきました。
ビーニャ・バルディビエソは南米で最初にスパークリングワインを手がけた家族経営のワイナリーで、チリ国内でのシェアも高く、カリテ・プリな泡(ワインも)の生産者として人気があります。チリの南部イタタ・ヴァレーのサンソーとピノ・グリを使ったエクラ・ロゼ。製法はシャルマ法(二次発酵はステンレスタンク)。最初にペトロール香(オイルに似た香り)を感じましたが、空気との触れあいでスイカやザクロ、優しい甘さと柑橘系果実似の酸味、親しみやすい印象のロゼ。
World's Best Vineyards 2022の第3位モンテスが誇る伝統製法によるエンジェル・ブリュット。アウレリオ・モンテス Jr.に「シャンパーニュ講座を担当しています」と話したら 「講座で飲み比べて」ということで持たせてくださったスパークリングワイン。
第4週ではシャンパーニュと利き違える講座生もいました。酒質が綺麗で、供出温度やグラスの形状によっては、さらにシャンパーニュと混乱させる実力ある泡もの🥂
🎆 World's Best Vineyards 2023の発表は2023年7月12日です!
https://www.worldsbestvineyards.com/
茅場町Le temps voleの占部オーナーシェフからマーカムインターナショナル(株)を紹介していただき、6月のシャンパーニュ講座の候補として『ヴィルジニー T. ブリュット』を事前テイスティング。2、3日かけて、香り&味わいをチェックしました。
初日には黒ぶどう主体(PN70%)のニュアンス、2日目はミネラル感が顕著で、白ぶどうシャルドネの要素の出方も面白い発見でした。それは・・・
飲み慣れたテタンジェの雰囲気をそこはかとなく感じさせるもので、思わず、醸造担当者のDNAが反映している?! と思った次第です。
パイパー・エドシック × テタンジェ クリックで拡大
参考画像:マーカムインターナショナル(株)
パイパー・エドシックは黒ぶどうのPN、テタンジェは白ぶどうのCHを要にしているメゾン。2008年にヴィルジニー T.を立ち上げたマダム・ヴィルジニー・テタンジェの家系をみると、父親はテタンジェの社長を長年務めたクロード・テタンジェ氏、母親はパイパー・エドシックのオーナー一族だったマダム・キャサリン・デ・スアレス・ダウランで、由緒あるメゾンの血筋を引いていることがわかりました。
マダム・ヴィルジニーは1986年にテタンジェに入社し、2006年父親の引退に伴い自らも退職。テタンジェ在職中は経営者のひとりとして従事し、カリフォルニアのドメーヌ・カーネロスの展開にも尽力しました。退社後はテロワールを重視したシャンパーニュ造りの道に進むことを決意。現在は息子にすべてを任せたいということで、シェフ・ド・カーブの職を委ねましたが、アッサンブラージュ等は親子で行っています。
参考画像:マーカムインターナショナル(株)
ヴィルジニー T. のネゴシアンとしての拠点はヴェルジィ村(自社畑1㌶)で、現在はシルリィ村でシャンパーニュを醸造しています。2024年にはセラーをヴェルゼネ村に移転予定なので、拠点も同村になります。ヴェルゼネ村とルーヴォワ村にも計2㌶の自社畑を所有し、契約農家は長年の付き合いのある5軒(約10㌶分)から供給を受けています。年間生産量は8万本以下。
シェフ・ド・カーヴに関しては、マーカムインターナショナル(株)の紙浦泰宏社長から「メゾン創業当初はヴィルジニー・テタンジェでしたが、今は、2015年からメゾンに参画した息子フェルディナンド・プガーチです」との返信を頂戴しました。
ヴィルジニー T. にフォーカス
ということで、6月はヴィルジニー T. の5アイテムを選びました。
リザーブワインはステンレスタンクで保存していて、通常は10~15%程度。
ヴィンテージ、ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワールに関しては、
木樽でストックしているものも使っています。
#1~#4の使用品種は、
PN70%、CH20%、ムニエ10%とすべて同率、違いはドザージュ量のみ
#1:ヴィルジニー T. ブリュット
#2:ヴィルジニー T. エクストラ ブリュット
#3:ヴィルジニー T. ミレジム2009 ブリュット ナチュール
#4:ヴィルジニー T. ミレジム2009 エクストラ ドライ
#5:ヴィルジニー T. ロゼ
ラベルとプラークの配色にも気配りを感じます。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第1フライト
#1:ヴィルジニー T. ブリュット
生産者:ヴィルジニ・・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:7.5g/L
価格:10,000円(税別)
マダム・ヴィルジニーのDNAを象徴していると感じたアイテム!
グラン・クリュとプルミエ・クリュのPNを中心に15村からなるキュヴェを調合
ステンレスタンクで6ヶ月、瓶熟5年以上、100%MLF。
黒ぶどう主体の果実の厚み、酸味は軽快、中盤以降スレンダー。
2008年創業なので、リザーブワインが潤沢になれば、味わいにも変化が出ると予想
#2:ヴィルジニー T. エクストラ ブリュット
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:4g/L
価格:12,000円(税別)
#1より1年長い瓶熟、スタイルはピュアでフレッシュ、活き活きとしてクリーミー
気泡快活、果実風味、口中ドライながら、旨味があり、中盤からの広がり好印象
特別供出:モンテス・スパークリング エンジェル・ブリュット
生産国:チリ DOアコンカグア・ヴァレー
ぶどう品種:PN70%、CH30%
3ボトル
3アイテムともPN70%なので、色調には類似点も!
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第2フライトは2009年ヴィンテージのドザージュ違い
#4:ヴィルジニー T. ミレジム2009 ブリュット ナチュール
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:0g/L
価格:23,000円(税別)
#4および#5の製法は同じ。ステンレスタンクで6ヶ月、瓶熟成10年間、100%MLF
ローストやブリオッシュのアロマ、ぶどう本来の熟度由来の厚み
口中クリーミー、熟成による複雑味が余韻とともに広がる印象
#5:ヴィルジニー T. ミレジム2009 エクストラ ドライ
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN70%、CH20%、M10%
ドザージュ:12g/L
価格:18,000円(税別)
ステンレスタンクで6ヶ月、瓶熟成10年間、100%MLF、果実味&酸味のバランス良好
超10gのドザージュを感じさせない味わい。近年ドザージュ減量傾向ですが、
糖分の多いシャンパーニュには、長い瓶熟により、メイラード反応が出てきます。
クリーム・ブリュレやカラメルのニュアンス、#5にその要素を感じました。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
第3フライトはロゼ
特別供出:バルディビエソ エクラ ブリュット・ロゼ
生産国:チリ
製法:シャルマ製法
ぶどう品種:サンソー90%、PG10%
ドザージュ:10g/L
日本未輸入/参考出品
#6:ヴィルジニー T. ロゼ
生産者:ヴィルジニー・T(NM)
ぶどう品種:PN55%、CH35%、M10%
ドザージュ:7g/L
価格:13,000円(税別)
2012年にボトリング、ブージィ村のPNとCHを使用。発酵・熟成はステンレスタンク、
100%MLF。要はミネラル感、第3週&第4週とも女子たちから支持を得ていたアイテム
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
6月の講座ではチリ取材(5月20日~6月2日)で試飲してきたスパークリングワインの中から2アイテムを選び、講座生の皆さんにお土産の泡ものとして楽しんでいただきました。
ビーニャ・バルディビエソは南米で最初にスパークリングワインを手がけた家族経営のワイナリーで、チリ国内でのシェアも高く、カリテ・プリな泡(ワインも)の生産者として人気があります。チリの南部イタタ・ヴァレーのサンソーとピノ・グリを使ったエクラ・ロゼ。製法はシャルマ法(二次発酵はステンレスタンク)。最初にペトロール香(オイルに似た香り)を感じましたが、空気との触れあいでスイカやザクロ、優しい甘さと柑橘系果実似の酸味、親しみやすい印象のロゼ。
World's Best Vineyards 2022の第3位モンテスが誇る伝統製法によるエンジェル・ブリュット。アウレリオ・モンテス Jr.に「シャンパーニュ講座を担当しています」と話したら 「講座で飲み比べて」ということで持たせてくださったスパークリングワイン。
第4週ではシャンパーニュと利き違える講座生もいました。酒質が綺麗で、供出温度やグラスの形状によっては、さらにシャンパーニュと混乱させる実力ある泡もの🥂
🎆 World's Best Vineyards 2023の発表は2023年7月12日です!
https://www.worldsbestvineyards.com/
来日したアドリアン・ムフラールMGが新生アヤラのスタィルを語る / 5月の講座はアヤラとポル・ロジェの利き比べ [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
リニューアル発売のアヤラ
アドリアン・ムフラール マネージング・デイレクターが来日し、
リニューアルしたアヤラの魅力を語りました!
2019年11月撮影
シャンパーニュ研修ツアーでアヤラを訪問、素敵なおもてなしをしていただきました!
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
アヤラの変革
左から
(1)アヤラ ブリュット マジュール
(2)アヤラ ブリュット・ナチュール
(3)アヤラ ロゼ マジュール
(4)アヤラ ブラン・ド・ブラン2016
アヤラと塩の「ミネラリティ」を体感するテイスティング
各アイテムにあわせて4種の塩が登場
#1:香川/てしま天日塩ファーム × ブリュット マジュール
海のお塩 / 香川と繋いで中継、門脇湖さんが塩の生成工程や夏しおや冬しおについて解説
顆粒は大きめで旨味のある塩
#2:沖縄/ぬちまーす × ブリュット・ナチュール
海のお塩 / ピュアなシャンパーニュと“素”で勝負していたお塩
#3:ネパール/ヒマラヤ × ロゼ マジュール
岩塩 / 色で合わせるマリアージュ、個人的に一番納得できた組み合わせ
#4:フランス/ゲランド × ブラン・ド・ブラン2016
海のお塩 / 品格ある組み合わせ
アヤラについて
エドモンド・ダヤラが1860年にアイ村に創業
160年の歴史を有すメゾンでシャルドネのピュアさを表現
製品から企業の社会的責任に至るまでの配慮
ブリュット マジュールの10年間の進化
シャルドネの比率は55%、70の区画、120の様々な容器
リザーブワインの比率が20%から43%まで増えたことに注目
アヤラの変革のポイントについて語るアドリアンさん
ロゼはアイ村のピノ・ノワールを6%使用
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
5月の講座ではアヤラとポル・ロジェを比較
シャンパーニュメゾンのなかで、ブリュットとノン・ドゼに関して、異なる対応をしているジョセフ・ペリエ、アヤラ、ポル・ロジェ。ジェセフ・ペリエは秋期講座でフォーカスしました。
ブリュットとノン・ドゼは熟成期間に3年間の差があり、
ぶどう品種のブレンド比率も異なります。
ノン・ドゼは2020年に市場デビュー!
アヤラのスタイル
左から、
ブリュット マジュール、ブリュット・ナチュール、ロゼ マジュール
3アイテムのベースヴィンテージは2019年
#1と#2は使用する品種のブレンド&ベースワインは同じ。違いは糖分の添加分
#1:ブリュット・マジュール
ぶどう品種:CH55%、PN30%、M15%
ドザージュ:6g/L
価格:8,200円(税別)
#2:ブリュット・ナチュール
ぶどう品種:CH55%、PN30%、M15%
ドザージュ:0g/L
価格:8,800円(税別)
#3:ロゼ マジュール
ぶどう品種:CH51%、PN39%、M10%
ドザージュ:6g/L
価格:10,000円(税別)
裏ラベルに詳細なデータを記載、変革のひとつです!
ポル・ロジェのスタイル
構想に10年以上かけ、2007年に誕生したピュア。ブリュットより、さらにピュア(純粋)なキュヴェを使っています。その理由は糖分添加をしていないシャンパーニュなので、純度が高くピュアであることが必要だからです。
#4:ポル・ロジュ ブリュット・レゼルヴNV
ぶどう品種:CH、PN、M 各3分の1
ドザージュ:8g/L
価格:8,200円(税別)
#5:ポル・ロジェ ピュアNV
ぶどう品種:CH、PN、M 各3分の1
ドザージュ:0g/L
価格:11,500円(税別)
#6:ポル・ロジェ ロゼ・ヴィンテージ2015
ぶどう品種:PN65%、CH35%
ドザージュ:8g/L
価格:14,200円(税別)
当日のラインナップ
供出は左から右へ、各2アイテムずつ比較しました。
プラークにもメゾンの特徴が出ています。
ロゼの比較ではヒマラヤの岩塩を合わせて
ポル・ロジェ(右)は赤ワインを15%ブレンドしているので深い色調
加えてヴィンテージならではの骨格もありました。
#3:アヤラ ロゼ マジュール
ぶどう品種:CH51%、PN39%、M10%
ドザージュ:6g/L
価格:10,000円(税別)
#6:ポル・ロジェ ロゼ・ヴィンテージ2015
ぶどう品種:PN65%、CH35%
ドザージュ:8g/L
価格:14,200円(税別)
甘さも感じる岩塩
シャルドネ主体のロゼと、両者の共通項ミネラルが相乗し、素直に溶け合いました。
10日の講座生13名(1名欠席)中、11名がアヤラ派
10日に参加したhakoさんがブログにリポートしてくれたのでリンクしておきます。
17日は13名中、10名がアヤラ派
アヤラのロゼとヒマラヤのピンク塩の相性に講座生の多くが賛同
三国ワインの須佐敏郎氏にご尽力いただき「塩チャレンジ」ができました。
ありがとうございました!!
引き続き、宜しくお願いいたします
アドリアン・ムフラール マネージング・デイレクターが来日し、
リニューアルしたアヤラの魅力を語りました!
2019年11月撮影
シャンパーニュ研修ツアーでアヤラを訪問、素敵なおもてなしをしていただきました!
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
アヤラの変革
左から
(1)アヤラ ブリュット マジュール
(2)アヤラ ブリュット・ナチュール
(3)アヤラ ロゼ マジュール
(4)アヤラ ブラン・ド・ブラン2016
アヤラと塩の「ミネラリティ」を体感するテイスティング
各アイテムにあわせて4種の塩が登場
#1:香川/てしま天日塩ファーム × ブリュット マジュール
海のお塩 / 香川と繋いで中継、門脇湖さんが塩の生成工程や夏しおや冬しおについて解説
顆粒は大きめで旨味のある塩
#2:沖縄/ぬちまーす × ブリュット・ナチュール
海のお塩 / ピュアなシャンパーニュと“素”で勝負していたお塩
#3:ネパール/ヒマラヤ × ロゼ マジュール
岩塩 / 色で合わせるマリアージュ、個人的に一番納得できた組み合わせ
#4:フランス/ゲランド × ブラン・ド・ブラン2016
海のお塩 / 品格ある組み合わせ
アヤラについて
エドモンド・ダヤラが1860年にアイ村に創業
160年の歴史を有すメゾンでシャルドネのピュアさを表現
製品から企業の社会的責任に至るまでの配慮
ブリュット マジュールの10年間の進化
シャルドネの比率は55%、70の区画、120の様々な容器
リザーブワインの比率が20%から43%まで増えたことに注目
アヤラの変革のポイントについて語るアドリアンさん
ロゼはアイ村のピノ・ノワールを6%使用
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
5月の講座ではアヤラとポル・ロジェを比較
シャンパーニュメゾンのなかで、ブリュットとノン・ドゼに関して、異なる対応をしているジョセフ・ペリエ、アヤラ、ポル・ロジェ。ジェセフ・ペリエは秋期講座でフォーカスしました。
ブリュットとノン・ドゼは熟成期間に3年間の差があり、
ぶどう品種のブレンド比率も異なります。
ノン・ドゼは2020年に市場デビュー!
アヤラのスタイル
左から、
ブリュット マジュール、ブリュット・ナチュール、ロゼ マジュール
3アイテムのベースヴィンテージは2019年
#1と#2は使用する品種のブレンド&ベースワインは同じ。違いは糖分の添加分
#1:ブリュット・マジュール
ぶどう品種:CH55%、PN30%、M15%
ドザージュ:6g/L
価格:8,200円(税別)
#2:ブリュット・ナチュール
ぶどう品種:CH55%、PN30%、M15%
ドザージュ:0g/L
価格:8,800円(税別)
#3:ロゼ マジュール
ぶどう品種:CH51%、PN39%、M10%
ドザージュ:6g/L
価格:10,000円(税別)
裏ラベルに詳細なデータを記載、変革のひとつです!
ポル・ロジェのスタイル
構想に10年以上かけ、2007年に誕生したピュア。ブリュットより、さらにピュア(純粋)なキュヴェを使っています。その理由は糖分添加をしていないシャンパーニュなので、純度が高くピュアであることが必要だからです。
#4:ポル・ロジュ ブリュット・レゼルヴNV
ぶどう品種:CH、PN、M 各3分の1
ドザージュ:8g/L
価格:8,200円(税別)
#5:ポル・ロジェ ピュアNV
ぶどう品種:CH、PN、M 各3分の1
ドザージュ:0g/L
価格:11,500円(税別)
#6:ポル・ロジェ ロゼ・ヴィンテージ2015
ぶどう品種:PN65%、CH35%
ドザージュ:8g/L
価格:14,200円(税別)
当日のラインナップ
供出は左から右へ、各2アイテムずつ比較しました。
プラークにもメゾンの特徴が出ています。
ロゼの比較ではヒマラヤの岩塩を合わせて
ポル・ロジェ(右)は赤ワインを15%ブレンドしているので深い色調
加えてヴィンテージならではの骨格もありました。
#3:アヤラ ロゼ マジュール
ぶどう品種:CH51%、PN39%、M10%
ドザージュ:6g/L
価格:10,000円(税別)
#6:ポル・ロジェ ロゼ・ヴィンテージ2015
ぶどう品種:PN65%、CH35%
ドザージュ:8g/L
価格:14,200円(税別)
甘さも感じる岩塩
シャルドネ主体のロゼと、両者の共通項ミネラルが相乗し、素直に溶け合いました。
10日の講座生13名(1名欠席)中、11名がアヤラ派
10日に参加したhakoさんがブログにリポートしてくれたのでリンクしておきます。
17日は13名中、10名がアヤラ派
アヤラのロゼとヒマラヤのピンク塩の相性に講座生の多くが賛同
三国ワインの須佐敏郎氏にご尽力いただき「塩チャレンジ」ができました。
ありがとうございました!!
引き続き、宜しくお願いいたします