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オーストリアを訪問したチャールズ皇太子&カミラ夫人とニコライホーフのワイン [オーストリア]

ヴァッハウの誇り『ニコライホーフ』
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ニコライホーフのワイナリーにある菩提樹、1918年に植樹されたので来年で100周年
5月は大きく広がった枝々の葉に包まれ独特の世界!


連休明けの7日から9日間の日程でオーストリアに行ってきました。
現地の様子についてはFBとtwitterで少しだけ発信したのですが、大事なブログは間が空いてしまいました、sorryです。本日無事帰還したので、ピッチをあげねばいけませんね。

私は今回、ご招待くださったオーストリア・ワイン・マーケティングボード(AWMB)の取材終了後、延泊して大好きなニコライホーフにお邪魔してきました。
2年ぶりに再会したクリスティーネ当主夫人から素敵なお話を伺ったので、まずは、その報告から進めていきます!

ホーフブルク宮殿でのレセプションでニコライホーフの3アイテムが!

英国のチャールズ皇太子とカミラ夫人が4月にオーストリアを訪問したのですが、ホーフブルク宮殿で行われたレセプションには、サース家を代表してクリスティーネ当主夫人が出席しました。会場では皇太子やカミラさんとの会話を楽しんだようです。

当日はアペリティフとして、ニコライホーフ『リースリング ゼクト2014 』、その後、同『イム・ヴァインゲビルゲ グリューナー・フェルトリーナー スマラクト2009』、そして食後酒として同『アプリコットのシュナップス(アンズの蒸留酒)』がふるまわれました。


ワイナリーの庭園にたたずむドレス姿のクリステーネさん、とっても素敵です!

昨今、英国産スパークリングワインの評価があがっていますが、ロイヤルファミリーがリースリングから造ったオーストリアのスパークリングワインに興味を持ってくだされば嬉しいです。

リースリングのスパークリングは日本未入荷。2012年が初ヴィンテージで、2013年は生産していません。ドザージュ量は5g/L、エクストラ・ブリュットですが、ブリュット表記。果実味があり、凛とした印象の泡もの。
イム・ヴァインゲビルゲは中央ヨーロッパで最も日照度に恵まれた畑です。そこから収穫したオーストリアの固有品種グリューナーは別格、最上級のスマラクトは旨味のある味わいです。
そして・・・ニコライホーフのアンズは、これまたスペシャル! 同ワイナリーのアンズのジャムを食べた人は、瞬時に恋に落ちます(笑) その絶妙なアンズの蒸留酒なので、皇太子も魅了されたのではないかと思っています!

ニコライホーフの日本での輸入元はファインズ(株) 03-6732-8600

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エアフラCDGでのホスピタリティとお洒落なウィ―ン・ケルントナー通り! [オーストリア]

11月は2年ぶりのオーストリア訪問からスタートしました。
ニコライホーフが年に1度行う『Wine Blessing Ceremony』にお呼ばれしたからです。これは収穫を神に感謝する神聖なイベントであり、世界遺産の地ヴァッハウにあるサース・ファミリーとの再会なのでワクワク。オーストリアの後は、ボルドー&大好きなシャンパーニュへと移動するため、今回はエアフランス(AF)を利用、パリ経由で動きました。

CDGでのおもてなし
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5日無事ウィーン着!
が~ん、トランジットのパリで海外取材初のドジ!

乗り継ぎのチェックで、職員から「機器類があるなら出して」と言われ、「はい」と返事をしてカバンの中を見たら・・・えっ! あるはずの白いケースに入れたPCがない!! 
ラゲッジに入れたバッグからPCが飛び出していたことに気付かず降機しまったのです(泣)
過去に何度も、回りの人の機器類紛失を見ているので不安度99%。ただ、置き忘れた場所がわかっているので、そこに望みをかけて・・・どこで聞けば確実に見つけてもらえるか、停止中の頭を何とか動かして、baggage claimに向かい、AFの職員を探しました。

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スカイ・プライオリティの事務所があったので、担当のナタリーさんに相談。彼女は各部署に電話をして聞いてくれました。同室のスタッフも協力してくれました。

「今、調べているから、ここでお待ちなさい。コーヒーでも飲みますか?」
ナタリーさんの優しさに気持ちが徐々に落ち着いてきます。あとは運にまかせるのみ!!
・・・30分以上経過、あっ!!
 
スタッフのひとりが白いケースを抱えてお部屋に。その瞬間、迷子になっていた愛しいわが子と再会した母親の心境になりました、涙があふれ、思わずナタリーさんにハグしてしまいました!
言葉にできないくらい温かなおもてなし。上質のスタッフに助けられ、私はパリで生き返ったので、今ブログではその感激の時間から書き出してみました。

ロブマイヤーのショップで
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2代目ルードヴィヒ・ロブマイヤーを尊敬しているという6代目のアンドレアス・ラスさん

ヴァッハウに向かう前に、ウィーンでつかの間のバカンス気分。ケルントナー通りにある1823年創業のロブマイヤーではアンドレアスさんと遭遇、7年ぶりの再会になりました!

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ロブマイヤーの3階にあるガラスミュージアムは必見
1830年からの作品が年代順に約2500点
ハプスブルグ家ゆかりの名品も数多く展示されています。

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以前訪問した時、ホフマン・ブラックに心奪われ、復刻版のデキャンターとグラスを買ってしまったくらい大好きな作品。ハンドメイドならではの個々のグラスの微妙な違いがより魅力を引き立てています。

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NYのメトロポリタン歌劇場にあるシャンデリアと同じデザイン

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ショップにはらせん階段を使って!
手の込んだ透し模様、手すりにもおしゃれな気配りがされています。

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数時間の滞在でザッハー・トルテをのんびり食べている時間がなかったことが何より残念。ウィーンの人はホント優しいです。行くたびに華麗な歴史を感じるウィーンを離れ、車で約1時間。最初の目的地ニコライホーフに到着しました。現地で様子はブログで少しずつまとめていきますね。

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『ニコライホーフ』サース・ファミリーとの光栄なるひととき、初イースター! [オーストリア]

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3月下旬からオーストリアに出かけていました。
イースター(今年は3月31日)の時期に重なったこともあり、『ニコライホーフ』のサース・ファミリーから30日の前夜祭に光栄なるお招きが! 私にとっては初めてのイースターでした。

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イースター(復活祭)は十字架にかけられたイエス・キリストが3日目に復活したことを祝う日で、キリスト教ではクリスマス同様、最も重要な行事です。29日金曜日の夜、教会の前では子供たちが、その昔、鷹匠が使っていたといわれる玩具(塵取りのような形)を鳴らしていました。もの凄く賑やかでした。この道具は、キリストのはりつけ後、教会の鐘を鳴らすことが禁じられたので、ミサに行く時間を知らせるため、“鐘代わり”に鳴らして村人に知らせたことが起源とのこと。周囲が暗いので少し見難いのですが、子供たちが手に持っている道具がおわかりになりますか?

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30日土曜日の3時過ぎからは、サース家の広いお庭で、お孫さんたちがエッグ・ハントを! 
イースター・バニーが隠したバスケットにはエッグのほかにもたっぷりのお菓子が入っていました。

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長男ニコラウスJr、サース夫人、長女のエリザベスさん、それから愛犬Dumpi
お隣は次女クリスティ―ネさんの旦那様と可愛いご子息

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中央は包容力があって温和なお人柄サース家のニコラウス当主、ファミリーの素敵な笑顔!

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飛び入りの私にもイースター・バニーが可愛いバスケットを用意してくれていました、感激です!

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バスケットのなかにはカラフルなイースター・エッグが5個も!
子供たちは大好物のエッグを軽く5個はたいらげるそうなので、私にも同数の玉子さん

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居間には素晴らしいテーブルセッティングが!
例年だとお庭でのパーティだそうですが、今年はとても寒いので室内になったようです。当日はサース・ファミリーと次女クリスティーネさんの義理のご両親、ドイツと南米からの若い留学生+私!
サース夫人は11時から晩餐の準備にかかり、イースター・エッグは60個もゆでた由

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チーズ絶品
画像はないのですがニコライホーフの自家製アプリコット・オイルでマリネした赤かぶも最高

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サース家の偉大なマザー、クリスティーネさんの存在感はさすがです

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仔羊の形をしたケーキには私の大好きなニコライホーフのアプリコットジャムを添えて

[ぴかぴか(新しい)]インフォメーション
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ニコライホーフはヴァッハウのマウテルンにあり、15分くらい歩けばドナウ川岸の散策もできます

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エリザベスご夫妻が経営するゲストハウスad vineas guesthouse Nikolaihofはワイナリーから徒歩5分の至近距離

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グリーンと赤を基調にした癒しのお部屋

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2013年のオフィシャルなオープン期間は4月24日から11月16日
ウィーンからだと車で約1時間ほどです

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の~んびりした空気が流れているヴァッハウ

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イースター当日31日の朝、カーテンを開けると、外はなんと雪!
ホテルのお庭に植えてあるアンズの花も今年はまだ咲く気配なし、休眠していました。3週間くらい開花が遅れています。ちょうどこの日からサマータイムに変わったので、あわてて時計を修正しました。

6月下旬にはサース夫人が来日なさいます。
今年はニコライホーフのワインが輸入されるようになって、ちょうど25周年になります。またの再会がとっても楽しみです!
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東京にある素敵なレストラン、オーストリー料理専門店『カー・ウント・カー』 [オーストリア]

偶数月の下旬は睡眠時間激減です。
機関誌Sommelierの編集作業の追い込みだからなのですが、昨日、やっと峠を越しました。
あとは青焼が届くのを待つだけです。今はひとときの休息、梅雨の晴れ間状態で~す。

7月号には先日ご紹介した「オーストーワイン大使」コンテストほか、オーストリー関連記事を載せています。そこで今日は、オーストリー特集のブログ限定版、ナイスな情報をご披露します。

昨年『ミシュランガイド東京版』が発表される直前、「『ジョエル・ロブション』と『カー・ウント・カー』には注目」と書きました。結果、前者は「三つ星」、後者は「掲載なし」でした。
『カー・ウント・カー』というのは、2000年に日本人で初めてオーストリー国家検定料理マイスターの試験に合格した神田真吾氏がオーナーをつとめるオーストリー料理専門レストラン。
神田真吾氏の公式サイトhttp://www.shingokanda.com/
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店内のシャンデリアは温かな光が特徴のロブマイヤー、グラスもロブマイヤー

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オーストリーワイン大使選抜コンテスト@オーストリー大使公邸 [オーストリア]

6月10日、オーストリア大使館商務部とオーストリーワインマーケティング協会が主催する「オーストリーワイン大使」選抜コンテストの最終選考会が開かれました。
この日は私も審査員としてお手伝いさせていただきました。
募集から最終選考までの案内は>>>http://www.winesfromaustria.jp/index.php

コンテストには68名のエントリーがあり、20名が最終選考に残りました。当日は6種類のブラインドテイスティングからスタートしました。

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各選手は30分間で、ぶどう品種、ヴィンテージ、土壌、醸造等を分析していきます!

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内容充実のVie Vinum@オーストリー! [オーストリア]

今回は5月30日出発、6月3日AM帰国という今までにないあわただしさでしたが、中味の濃い日々になりました!

ワインとは別の話になりますが、6月7日からUEFA EURO2008があるので、オーストリーのホテルや空港送迎タクシーなどは予約で大忙しになっています。
http://www.austria.info/xxl/_site/jp/_area/540350/_subArea/540327/_subArea2/674131/index.html

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ウィーンの街中にはグリーンのユニフォームのサッカー少年の姿も!

本題のワイン最新情報は、まず大好きなニコライホーフからはじめま~す。
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5月31日、Vie Vinum@王宮で『グリューナー・ヴェルトリナー・ヴィノテーク1993年』のリリース発表がありました。同国のホテル・シュロス・フーシュルのソムリエ、アンドレアス・イェックスマイヤー氏がワインのコメントを!
ワインの余韻の長さと、時間とともに広がる複雑味は1991年同様、本当に圧巻でした!
画像はサースさんとイェックスマイヤー氏、サースさんの長男ニコラウスさんです。

私は昨日オーストリーから戻りましたが、嬉しいことに帰りの飛行機はサースさんと一緒。
今日・明日の2日間、新宿・伊勢丹で開催のワインフェアのために来日したそうです。

期間中、セミナーもありますが、これは事前予約(30分/3回開催予定)になっています。ただ、本日は16時30分~17時30分、明日(5日)は14時~20時(休憩時間には不在)ブースに立たれる予定とか。
GVヴィノテーク1993の登場は・・・わかりませんが、ニコライホーフのワインは試飲できそうです。

ニコライホフのぶどう畑 [オーストリア]

オーストリーに到着した29日と翌日は真冬のような寒さでしたが、31日には一転。
待望の青空が戻ってきたので、私も復活しました! 
その日の午後は少しの時間、グループと離れて単独行動に。
大好きなニコライホフ醸造所のサースさんの車に同乗して、ワイナリーとぶどう畑の見学です。
4年前に訪問した時は時間が遅かったこともあり、十分な観察ができず残念に思っていました。
それだけに、この日の見学はとても有意義でした。

ニコライホフは985年に建立した聖ニコライ修道院を110年以上前にサース家が買い取り
現在は当主とサース夫人、長男のニコラウスさんがワイナリーを運営しています。
22haの所有畑の栽培はすべてビオディナミ農法で行っています。
PCのアクセス時間の関係で、すべてを書いている暇はないのですが
今回の見学で一番驚いた点をお伝えしておきます。
それは・・・ぶどうの葉の状態です。

画面上段の2枚はニコライホフが所有するシュタイナー・フントのぶどうの葉
下段はニコライホフの畑に隣接する所有者のぶどう樹のぶどうの葉です。
それぞれの「ぶどうの葉のそり方」がおわかりいただけますか?




サースさんの畑の葉は、太陽に向かって大きく胸を張っているような状態で、
葉の緑も濃く、たくましい姿をしています。
一方、同じエリアに隣接する他の所有者のぶどうの葉は
手のひらを軽く丸めた形で、葉の両側が内側に向かった状態になっています。
サースさんは、「ぶどうのストレス」と表現していましたが
ニコライホフのぶどうの葉は目で見て、明らかに健康的。
なぜここまで違うのか、ビオディナミの不思議、調べる必要がありそうです。


ハプスブルグ家の双頭の鷲、オリジナル! [オーストリア]

只今、オーストリーのウィーンです♪
当初の予定より1日早く到着したので、今日は久々のフリータイム。グスタフ・クリムトが作曲家ベートーベンに捧げたベートーベンフリースが展示してある『セセッション』の他、2つほど美術館を探索。その後、2年ぶりにケルントナー通りにある『ロブマイヤーショップ』に寄ってみました!



同社のマネージング・パートナー、ラスさんとお会いできたことで、asahi.comのオーストリー編のフォローが。嬉しいことに、3階の展示室の撮影許可をいただきました!
http://www.asahi.com/food/column/wine_saijiki/TKY200705220123.html

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