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Wine Summit ~オーストリア情報はコンファレンス と東京でのイベントをクロスさせて~ [オーストリア]

奇数年に開催しているWine Summit@オーストリア


オーストリア・ワイン・マーケティング・ボード(AWMB)主催のWine Summit には世界各国のワイン関係者およびジャーナリストが招聘されます。今年は世界39ヶ国から約200名が集いました。5月23‐26日の前半は、(1)ドナウ河に沿ったオーストリア北東部を巡る1グループ (2)シュタイヤーマルク&ブルゲンラントを巡る2グループ。5月26-29日の後半は(3)シュタイヤーマルク&ブルゲンラントを巡る2グループという5部構成で、各エリアを視察しました。

全員が集ったコンファレンス

伝統の都ウィーンのニーダーエステライヒ宮殿


画像提供:AWMB
5月26日に前半と後半のメンバーが一堂に会して!
前列最右にヴィリ・クリンガーAWMB会長

クリンガーAWMB会長が語ったオーストリア情報
ドメーヌ・ヴァッハウで働いた後、イタリアのアンジェロ・ガヤの輸出担当マネージャーとして活躍し、33年の歴史を有すAWMBの現会長として、13年間オーストリアワインの伝道に尽力なさってきたクリンガー氏。集会の冒頭、「12月末で会長を退任します」との挨拶がありました。

日墺国交樹立150周年

今年は日本とオーストリア友好150周年であり、両国にとっての記念年にお招きいただき嬉しく思いました。

Wine Summit2019から1ヶ月後の再会@東京

画像提供:AWMB
7月1日、シャングリラホテルでオーストリアワイン大試飲会が開かれました。50名以上のオーストリアワイン生産者と600名以上のトレード、300人のワイン愛好家が集い、大盛況となりました。


2日にはオーストリア大使公邸でプレス会見およびレセプションが行われ、朋友であるフーベルト・ハイッス駐日オーストリア大使と握手を交わしたクリンガー会長。日本のプレスの前に出るのはこれが最後です。

ここからは会長が5月@オーストリアと7月@東京で語った“オーストリア情報”です。

Exports2018

2018年の輸出額は1億7,000万€(前比6.9%増)、輸出量は5,300万㍑(前比10.5%増)、1㍑あたりの平均価格は3.24€(前比0.11€減)

オーストリアのワイン生産量は全世界のわずか1%程度です。2003年から2018年までの15年間の統計を見ると、輸出額は右肩上がり。「会長に就任してから毎年平均6.5%の成長率を継続してきました」とクリンガー氏。一方の輸出量はここ8年ほどは横ばい状態、5,000万㍑前後になっています。


画像提供:AWMB

スイス、アメリカ、オランダ、英国好調

最大の輸出相手国はドイツ(全体の49.6%)で2000年比では3倍、2位のスイスは6倍、3位のアメリカは9倍、4位のオランダは10倍、5位の英国は15倍の伸びとのことでした。


我が国は15位に甘んじていますが、1㍑あたりの平均価格は約8€/㍑、高額なワインが売れる市場です。
東京のイベントで詳細な数字が発表されました。「2018年の輸出量は139,000㍑(前比2.2%増)、輸出額は110万€(前比11.8%増)。日本は今後10倍になる可能性がある」とクリンガー会長。ちなみに日本は2000年と比べると2倍!?


もう1つの話題『Wine in Austria』

ヴィリ・クリンガー会長の13年間の仕事の締めを飾るに相応しい500頁から成る集大成『オーストリアのワイン』、カール・フォセルカ教授等、30人以上の有識者が著述。2019年12月上梓予定。


ダニエル・デッカー博士によるフリードリッヒ・ツヴァィゲルト博士(1888-1964)に関する講和


共同編集者カール・フォセルカ教授の歴史解説

コンファレンスの後半はウォ-キングランチテイスティング

オーストリアが世界に誇るワイナリーのワインを堪能


ぺットナットのブースもあり!


アプリコット・ティラミス、美味


ウィーンの夜はホイリゲ・パーティ

フーアガスル・フーバーのお店


音楽とワインは切り離せないホイリゲ


ウィーンのワイン、ゲミシュターサッツのブース


いつ飲んでも安定した味わいのツァーヘル!


2013 Riesling Brut Sekt Grosse Reserve Niederösterreich g.U. Langenlois Ried Heiligenstein

今回のツアーでは、泡ものを集中的に試飲する機会がなかったので、初日のパーティーで出逢えた12アイテムは貴重でした。オーストリアの泡もので定評ある『Steininger シュタイニンガー』


オーストリアのゼクトの規定




2016年に制定されたオーストリアン・ゼクトは3段階のピラミッドで構成されています。
下から順に、クラシック、レゼルヴェ、グローセ・レゼルヴェになります。画像のシュタイニンガーのゼクトはグローセ・レゼルヴェのクラス、“Ried(リート)”は単一畑を意味する表記です。


コンファレンスで、気になる瞬間がありました。
輸出相手国について解説していた会長が、15位までに入っていないNZを“fabulous 素晴らしい”と形容し、軽く触れていたからです。
Wine Summitが終って1週間余りして・・・AWMBからニュースリリースが届きました。クリンガー会長の後任に関する内容でしたが、それを読んで謎が解けました。90名の候補者の中から5名に絞り込まれ、最終的に会長職に就いたのはNZのクリス・ヨーク氏。現職はNZワイングロワーズ グローバル・マーケティングデイレクターです。

7月の来日時、クリンガー会長は「クリス・ヨークはNZで毎年10%の成長率を達成させてきたので、オーストリアでその勢いを示せば、3億€は軽くクリアできるはず」と語っていました。来年からのAWMBの動きにますます注目です。
クリンガー会長は9月に現地で会見をして、次なるステップを発表なさるようですが、ワイン界とは関わっていくとのお話でしたので、日本での再会もありそうです!

タグ:Wine Summit2019
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オーストリアの泡もの事情 [オーストリア]


画像提供:AWMB

5月26日~29日まで、オーストリアワインマーケティング協会(AWMB)のお招きでオーストリアに行ってきました。今回はスロベニアやハンガリーとの国境に位置する産地を中心に回ってきました。取材報告は改めていたします。
ここでは<番外編>として、現地で体験したスパークリングの印象をさらっと書いておきます。

酒質がきれいなクラッハー


マイベストだったアイテムは最終日に訪問したブルゲンラント州『クラッハー』のロゼ泡
甘露な甘口ワインは世界的に高い評価を得ているワイナリーですが、スパークリングワイン造りでも歴史があります。試飲したブリュット・ロゼNVはホント酒質が綺麗、シャルドネ30%、ヴァイスブルグンダー30%、ツヴァイゲルト40%のブレンド。オーストリアワイン専門の輸入元AWAが扱っています。シャンパンと比較すれば当然違いは感じますが、オーストリアのゼクトとしての完成度は高いです。

ヴィンクラー=ヘルマーデンのロゼ

ゲオルグ・ヴィンクラー=ヘルマーデン当主の父が購入した由緒あるシャトーをホテル(16部屋)やレストランにしたワイナリー。山の頂上にあるので眺めも素晴らしい!



その当主自慢のロゼ泡はピノ・ノワールから造られています。
ランチに供出されたフライドチキンと合せると若干のタンニン分が口中の脂分を洗い流してくれる印象なのでとてもフードフレンドリー

単一品種のスパークリングワイン


『シュタインニンガー』はオーストリアの泡ものでは先駆者的存在です。前述のクラッハーともども2003年に初めて訪問したワイナリーで、このアイテムは初日に開催されたホイリゲパーティに登場した12種類のスパークリングワインのなかの1つでした。安定した味わい、ぶどう品種はリースリング100%、シュタインニンガーもAWAが輸入しています。

私が回ったコースでは多くのゼクトを体験する機会がなかったのですが、クラッハー、ヴィンクラー=ヘルマーデン、シュタインニンガーともそれぞれの個性を感じさせるアイテムだと思います。

ウィーンの目抜き通りにシャンパンバー


自由時間が取れた30日の午前中はケルントナー通りを散策しました。ナショナルデ-だったこともあり、移動遊園地には多くの子供たちが!
シャンパンバーではモエ・エ・シャンドンやヴ―ヴ・クリコのグラス売りがあり、こちらはスマートな大人たちで賑わっていました。



今年は日本・オーストリア友好150周年の記念年なので、上野の,東京都美術館ではクリムト展(~7月10日迄)を開催していますね。通りにあったおみやげ店で、クリムトの絵をラベルにした小容量のスパークリングワイン発見。でも、でも、“Shampagne”という表示はシャンパーニュ委員会(CIVC)に見つかったら大変!

オーストリアでスパークリングは『ゼクト』と呼ばれています。
AWMBのサイトで詳しく紹介していますので、お時間があればご覧くださいませ。
ゼクト情報
https://www.austrianwine.jp/oesterreichischer-sekt-jpn/


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フランクフルト空港での乗り継ぎハプニング!! [オーストリア]

フランクフルト空港で・・・あらら


2年毎に開催されているWine Summitの取材で今年も大好きなオーストリアに!
オーストリア航空が2018年成田、2019年2月に羽田直行便を再航したので、今回は羽田からのフライトを願っていたのですが・・・3ヶ月前に届いた招聘元AWMB(Austrian Wine Marketing Board)からの提案は、ドバイ経由のエミレーツ(938.03€)、フランクフルト経由のルフトハンザ(1353.92€)、直行のオーストリア(2386.27€)の3案。でも直行便は超予算とのことで実現ならず[ふらふら]
結果、消去法でルフトハンザに。評判も良く、足元に余裕のある座席も確保できたので、ひとまず安心していました。

フランクフルト空港での乗り継ぎ時間(65分は気がかりでしたが、AWMBが信頼する旅行社から「大丈夫」とのお墨付きがあったのでそれを信じて。

当日、14時5分に羽田を発ち、18時45分にフランクフルト着。即、19時50分発の6338便に乗り継ぎです。
入国審査のゲートには、あらら~予想外の人、人、人、長蛇の列。「時間がない!」と直訴しても、荷物検査で「乗り継ぎ時間が迫っている!」と主張しても、係官の態度は変わらず、信じられない成り行きに唖然。
すべての検査が終り、「A24のゲートまで何分かかるか?」と質問すると、「ここから10分!」と!
え~っ、完全に間に合わない! 
ゲートに到着した時はまさにフライト時間、海外取材で初めての出来事、アンビリーバブル!
女性係官から、「ルフトハンザのインフォメーションセンターに行って、次の便を手配してもらいなさい」とのアドヴァイスを受け、再び、なが~いロビーを逆戻り。


インフォメーションセンターにも順番待ちの人が多く・・・皆さん、乗り遅れ!?
20分待って私の番に。いくつかの質問を受けた後、別便に乗れることになり、心底安堵[わーい(嬉しい顔)]

スーツケースの確認。加えて、AWMBが手配してくださっていたタクシードライバーにも「到着時間が遅れる旨」の連絡がついて、トリプル安堵。ウィーン空港では遅い到着だったにも関わらず、ドライバーさんが待っていてくれました、ホント感謝、感謝!

往路の予期せぬ顛末は、結果オーライでしたが、トレードマークにしていたスーツケースベルトがなくなっていたのは、何とも腑に落ちぬ事態。しっかり締めていたのに、なんで取れるの、という感じです。
まぁ、厄落としと思えば、ね



今回の体験で、フランクフルト空港の印象は、全然良くないですが、ルフトハンザの機内エンターテイメントで、お気に入り映画『ボスベイビー』を観て、バカ笑して、気持ちの転換をしてきました!
教訓:フランクフルト空港での乗り継ぎは、余裕を持ってが一番、90分は必要です!

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オーストリアを訪問したチャールズ皇太子&カミラ夫人とニコライホーフのワイン [オーストリア]

ヴァッハウの誇り『ニコライホーフ』
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ニコライホーフのワイナリーにある菩提樹、1918年に植樹されたので来年で100周年
5月は大きく広がった枝々の葉に包まれ独特の世界!


連休明けの7日から9日間の日程でオーストリアに行ってきました。
現地の様子についてはFBとtwitterで少しだけ発信したのですが、大事なブログは間が空いてしまいました、sorryです。本日無事帰還したので、ピッチをあげねばいけませんね。

私は今回、ご招待くださったオーストリア・ワイン・マーケティングボード(AWMB)の取材終了後、延泊して大好きなニコライホーフにお邪魔してきました。
2年ぶりに再会したクリスティーネ当主夫人から素敵なお話を伺ったので、まずは、その報告から進めていきます!

ホーフブルク宮殿でのレセプションでニコライホーフの3アイテムが!

英国のチャールズ皇太子とカミラ夫人が4月にオーストリアを訪問したのですが、ホーフブルク宮殿で行われたレセプションには、サース家を代表してクリスティーネ当主夫人が出席しました。会場では皇太子やカミラさんとの会話を楽しんだようです。

当日はアペリティフとして、ニコライホーフ『リースリング ゼクト2014 』、その後、同『イム・ヴァインゲビルゲ グリューナー・フェルトリーナー スマラクト2009』、そして食後酒として同『アプリコットのシュナップス(アンズの蒸留酒)』がふるまわれました。


ワイナリーの庭園にたたずむドレス姿のクリステーネさん、とっても素敵です!

昨今、英国産スパークリングワインの評価があがっていますが、ロイヤルファミリーがリースリングから造ったオーストリアのスパークリングワインに興味を持ってくだされば嬉しいです。

リースリングのスパークリングは日本未入荷。2012年が初ヴィンテージで、2013年は生産していません。ドザージュ量は5g/L、エクストラ・ブリュットですが、ブリュット表記。果実味があり、凛とした印象の泡もの。
イム・ヴァインゲビルゲは中央ヨーロッパで最も日照度に恵まれた畑です。そこから収穫したオーストリアの固有品種グリューナーは別格、最上級のスマラクトは旨味のある味わいです。
そして・・・ニコライホーフのアンズは、これまたスペシャル! 同ワイナリーのアンズのジャムを食べた人は、瞬時に恋に落ちます(笑) その絶妙なアンズの蒸留酒なので、皇太子も魅了されたのではないかと思っています!

ニコライホーフの日本での輸入元はファインズ(株) 03-6732-8600

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エアフラCDGでのホスピタリティとお洒落なウィ―ン・ケルントナー通り! [オーストリア]

11月は2年ぶりのオーストリア訪問からスタートしました。
ニコライホーフが年に1度行う『Wine Blessing Ceremony』にお呼ばれしたからです。これは収穫を神に感謝する神聖なイベントであり、世界遺産の地ヴァッハウにあるサース・ファミリーとの再会なのでワクワク。オーストリアの後は、ボルドー&大好きなシャンパーニュへと移動するため、今回はエアフランス(AF)を利用、パリ経由で動きました。

CDGでのおもてなし
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5日無事ウィーン着!
が~ん、トランジットのパリで海外取材初のドジ!

乗り継ぎのチェックで、職員から「機器類があるなら出して」と言われ、「はい」と返事をしてカバンの中を見たら・・・えっ! あるはずの白いケースに入れたPCがない!! 
ラゲッジに入れたバッグからPCが飛び出していたことに気付かず降機しまったのです(泣)
過去に何度も、回りの人の機器類紛失を見ているので不安度99%。ただ、置き忘れた場所がわかっているので、そこに望みをかけて・・・どこで聞けば確実に見つけてもらえるか、停止中の頭を何とか動かして、baggage claimに向かい、AFの職員を探しました。

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スカイ・プライオリティの事務所があったので、担当のナタリーさんに相談。彼女は各部署に電話をして聞いてくれました。同室のスタッフも協力してくれました。

「今、調べているから、ここでお待ちなさい。コーヒーでも飲みますか?」
ナタリーさんの優しさに気持ちが徐々に落ち着いてきます。あとは運にまかせるのみ!!
・・・30分以上経過、あっ!!
 
スタッフのひとりが白いケースを抱えてお部屋に。その瞬間、迷子になっていた愛しいわが子と再会した母親の心境になりました、涙があふれ、思わずナタリーさんにハグしてしまいました!
言葉にできないくらい温かなおもてなし。上質のスタッフに助けられ、私はパリで生き返ったので、今ブログではその感激の時間から書き出してみました。

ロブマイヤーのショップで
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2代目ルードヴィヒ・ロブマイヤーを尊敬しているという6代目のアンドレアス・ラスさん

ヴァッハウに向かう前に、ウィーンでつかの間のバカンス気分。ケルントナー通りにある1823年創業のロブマイヤーではアンドレアスさんと遭遇、7年ぶりの再会になりました!

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ロブマイヤーの3階にあるガラスミュージアムは必見
1830年からの作品が年代順に約2500点
ハプスブルグ家ゆかりの名品も数多く展示されています。

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以前訪問した時、ホフマン・ブラックに心奪われ、復刻版のデキャンターとグラスを買ってしまったくらい大好きな作品。ハンドメイドならではの個々のグラスの微妙な違いがより魅力を引き立てています。

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NYのメトロポリタン歌劇場にあるシャンデリアと同じデザイン

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ショップにはらせん階段を使って!
手の込んだ透し模様、手すりにもおしゃれな気配りがされています。

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数時間の滞在でザッハー・トルテをのんびり食べている時間がなかったことが何より残念。ウィーンの人はホント優しいです。行くたびに華麗な歴史を感じるウィーンを離れ、車で約1時間。最初の目的地ニコライホーフに到着しました。現地で様子はブログで少しずつまとめていきますね。

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『ニコライホーフ』サース・ファミリーとの光栄なるひととき、初イースター! [オーストリア]

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3月下旬からオーストリアに出かけていました。
イースター(今年は3月31日)の時期に重なったこともあり、『ニコライホーフ』のサース・ファミリーから30日の前夜祭に光栄なるお招きが! 私にとっては初めてのイースターでした。

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イースター(復活祭)は十字架にかけられたイエス・キリストが3日目に復活したことを祝う日で、キリスト教ではクリスマス同様、最も重要な行事です。29日金曜日の夜、教会の前では子供たちが、その昔、鷹匠が使っていたといわれる玩具(塵取りのような形)を鳴らしていました。もの凄く賑やかでした。この道具は、キリストのはりつけ後、教会の鐘を鳴らすことが禁じられたので、ミサに行く時間を知らせるため、“鐘代わり”に鳴らして村人に知らせたことが起源とのこと。周囲が暗いので少し見難いのですが、子供たちが手に持っている道具がおわかりになりますか?

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30日土曜日の3時過ぎからは、サース家の広いお庭で、お孫さんたちがエッグ・ハントを! 
イースター・バニーが隠したバスケットにはエッグのほかにもたっぷりのお菓子が入っていました。

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長男ニコラウスJr、サース夫人、長女のエリザベスさん、それから愛犬Dumpi
お隣は次女クリスティ―ネさんの旦那様と可愛いご子息

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中央は包容力があって温和なお人柄サース家のニコラウス当主、ファミリーの素敵な笑顔!

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飛び入りの私にもイースター・バニーが可愛いバスケットを用意してくれていました、感激です!

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バスケットのなかにはカラフルなイースター・エッグが5個も!
子供たちは大好物のエッグを軽く5個はたいらげるそうなので、私にも同数の玉子さん

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居間には素晴らしいテーブルセッティングが!
例年だとお庭でのパーティだそうですが、今年はとても寒いので室内になったようです。当日はサース・ファミリーと次女クリスティーネさんの義理のご両親、ドイツと南米からの若い留学生+私!
サース夫人は11時から晩餐の準備にかかり、イースター・エッグは60個もゆでた由

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チーズ絶品
画像はないのですがニコライホーフの自家製アプリコット・オイルでマリネした赤かぶも最高

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サース家の偉大なマザー、クリスティーネさんの存在感はさすがです

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仔羊の形をしたケーキには私の大好きなニコライホーフのアプリコットジャムを添えて

[ぴかぴか(新しい)]インフォメーション
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ニコライホーフはヴァッハウのマウテルンにあり、15分くらい歩けばドナウ川岸の散策もできます

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エリザベスご夫妻が経営するゲストハウスad vineas guesthouse Nikolaihofはワイナリーから徒歩5分の至近距離

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グリーンと赤を基調にした癒しのお部屋

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2013年のオフィシャルなオープン期間は4月24日から11月16日
ウィーンからだと車で約1時間ほどです

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の~んびりした空気が流れているヴァッハウ

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イースター当日31日の朝、カーテンを開けると、外はなんと雪!
ホテルのお庭に植えてあるアンズの花も今年はまだ咲く気配なし、休眠していました。3週間くらい開花が遅れています。ちょうどこの日からサマータイムに変わったので、あわてて時計を修正しました。

6月下旬にはサース夫人が来日なさいます。
今年はニコライホーフのワインが輸入されるようになって、ちょうど25周年になります。またの再会がとっても楽しみです!
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オーストリーワイン大使選抜コンテスト@オーストリー大使公邸 [オーストリア]

6月10日、オーストリア大使館商務部とオーストリーワインマーケティング協会が主催する「オーストリーワイン大使」選抜コンテストの最終選考会が開かれました。
この日は私も審査員としてお手伝いさせていただきました。
募集から最終選考までの案内は>>>http://www.winesfromaustria.jp/index.php

コンテストには68名のエントリーがあり、20名が最終選考に残りました。当日は6種類のブラインドテイスティングからスタートしました。

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各選手は30分間で、ぶどう品種、ヴィンテージ、土壌、醸造等を分析していきます!

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内容充実のVie Vinum@オーストリー! [オーストリア]

今回は5月30日出発、6月3日AM帰国という今までにないあわただしさでしたが、中味の濃い日々になりました!

ワインとは別の話になりますが、6月7日からUEFA EURO2008があるので、オーストリーのホテルや空港送迎タクシーなどは予約で大忙しになっています。
http://www.austria.info/xxl/_site/jp/_area/540350/_subArea/540327/_subArea2/674131/index.html

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ウィーンの街中にはグリーンのユニフォームのサッカー少年の姿も!

本題のワイン最新情報は、まず大好きなニコライホーフからはじめま~す。
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5月31日、Vie Vinum@王宮で『グリューナー・ヴェルトリナー・ヴィノテーク1993年』のリリース発表がありました。同国のホテル・シュロス・フーシュルのソムリエ、アンドレアス・イェックスマイヤー氏がワインのコメントを!
ワインの余韻の長さと、時間とともに広がる複雑味は1991年同様、本当に圧巻でした!
画像はサースさんとイェックスマイヤー氏、サースさんの長男ニコラウスさんです。

私は昨日オーストリーから戻りましたが、嬉しいことに帰りの飛行機はサースさんと一緒。
今日・明日の2日間、新宿・伊勢丹で開催のワインフェアのために来日したそうです。

期間中、セミナーもありますが、これは事前予約(30分/3回開催予定)になっています。ただ、本日は16時30分~17時30分、明日(5日)は14時~20時(休憩時間には不在)ブースに立たれる予定とか。
GVヴィノテーク1993の登場は・・・わかりませんが、ニコライホーフのワインは試飲できそうです。

ニコライホフのぶどう畑 [オーストリア]

オーストリーに到着した29日と翌日は真冬のような寒さでしたが、31日には一転。
待望の青空が戻ってきたので、私も復活しました! 
その日の午後は少しの時間、グループと離れて単独行動に。
大好きなニコライホフ醸造所のサースさんの車に同乗して、ワイナリーとぶどう畑の見学です。
4年前に訪問した時は時間が遅かったこともあり、十分な観察ができず残念に思っていました。
それだけに、この日の見学はとても有意義でした。

ニコライホフは985年に建立した聖ニコライ修道院を110年以上前にサース家が買い取り
現在は当主とサース夫人、長男のニコラウスさんがワイナリーを運営しています。
22haの所有畑の栽培はすべてビオディナミ農法で行っています。
PCのアクセス時間の関係で、すべてを書いている暇はないのですが
今回の見学で一番驚いた点をお伝えしておきます。
それは・・・ぶどうの葉の状態です。

画面上段の2枚はニコライホフが所有するシュタイナー・フントのぶどうの葉
下段はニコライホフの畑に隣接する所有者のぶどう樹のぶどうの葉です。
それぞれの「ぶどうの葉のそり方」がおわかりいただけますか?




サースさんの畑の葉は、太陽に向かって大きく胸を張っているような状態で、
葉の緑も濃く、たくましい姿をしています。
一方、同じエリアに隣接する他の所有者のぶどうの葉は
手のひらを軽く丸めた形で、葉の両側が内側に向かった状態になっています。
サースさんは、「ぶどうのストレス」と表現していましたが
ニコライホフのぶどうの葉は目で見て、明らかに健康的。
なぜここまで違うのか、ビオディナミの不思議、調べる必要がありそうです。


ハプスブルグ家の双頭の鷲、オリジナル! [オーストリア]

只今、オーストリーのウィーンです♪
当初の予定より1日早く到着したので、今日は久々のフリータイム。グスタフ・クリムトが作曲家ベートーベンに捧げたベートーベンフリースが展示してある『セセッション』の他、2つほど美術館を探索。その後、2年ぶりにケルントナー通りにある『ロブマイヤーショップ』に寄ってみました!



同社のマネージング・パートナー、ラスさんとお会いできたことで、asahi.comのオーストリー編のフォローが。嬉しいことに、3階の展示室の撮影許可をいただきました!
http://www.asahi.com/food/column/wine_saijiki/TKY200705220123.html

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