アルフレッド・グラシアンの4代目セラーマスター ニコラ・ジェジェがこだわる樽、ボトル、クロージャー [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
樽発酵・樽熟成で伝統製法を守り続けるアルフレッド・グラシアン
#1:アルフレッド・グラシアン ブリュット
CH54%、PN24%、M22%、ドザージュ9g/L
リザーヴワイン40% (2006年からのソレラ)
#2:同キュヴェ・パラディ ブリュット2013
3代目が世に送り出したキュヴェで3品種を使用、ファーストVTは1990年
ジェジェさんの代になってから2品種CHとPNだけのブレンドに変更
CH65%、PN35%、ドザージュ8g/L
#3:同ブリュット ミレジメ2012
CH65%、PN20%、M15%、ドザージュ8g/L
#4:同ブリュット ミレジメ2008
CH56%、PN21% 、M23%、ドザージュ8g/L
#5:同ブリュット ザ・コレクション メモリー1999
CH65%、PN18%、M17%、ドザージュ6g/L
#6:同ブリュット ザ・コレクション メモリー1996
CH65%、PN20%、M15%、ドザージュ6g/L
重要ポイント
画像提供:アルフレッド・グラシアン
1864年にエペルネの地にメゾンを興す。
セラーマスターは代々ジェジェ家が伝承、現在は4代目。
長年の信頼関係に基づいた供給元を有し、製法は樽発酵・樽熟成、ノン・マロを貫き、
法定期間をはるかに超える熟成期間をかける。ミレジメの瓶内熟成にはコルク栓を使用。
年間の生産量は30万本
ジェジェ家の顔ぶれ
画像提供:アルフレッド・グラシアン
1905年にガストン・ジェジェがセラーマスターに就任
1950年に息子のシャルル・ジェジェが2代目となり、
1966年にシャルルの息子ジャンピエール・ジェジェが3代目を継承
ボンド風のポーズを取っているのが4代目ニコラ・ジェジェさん、2007年から現職
2022年の秋に初来日
2018年、ジェジェさんはギド・アシェット誌によって、
㊗最優秀シャンパーニュ・メーカーに選出されました!
以前、メゾンを訪問した時にはお目にかかれなかったので、私は初対面
セミナー開始前にご挨拶できたお陰かなぁ
講師席から笑顔で応えていただけてラッキー😄
テイスティングを交えながら
左から#2キュヴェ・パラディ2013、#1ブリュットNV、#3ミレジメ2012
#2は瓶のネックが鶴首のように細いので、空気の浸透は#1や#3よりおだやか
瓶の口径は通常29mm、キュヴェ・パラディは2015年ヴィンテージから26mmに変更
瓶熟時のクロージャーについてはボトルを拡大した画像で!
右の#3は天然コルク、他2本は王冠使用なので、口元の形状が違います。
10年間の変化をみると、瓶内の気圧はコルクだと5気圧、王冠だと6気圧という結果
シャンパーニュのガス圧は6気圧なのでコルクだとCO2がゆるやかに減少している由
「コルクで熟成させると微量な酸素が入り込み酸化すると思いがちですが、
酸素はコルクのなかに溜まっています」とジェジェさんはコメントしていました。
画像提供:アルフレッド・グラシアン
コルクで瓶熟中のシャンパーニュはアグラフという留め金具を使用しています。
228㍑の樽を約1,000個所有
画像提供:アルフレッド・グラシアン
樽熟庫はシェリー蔵の樽のように積み重ねられていて電動で操作できます。
このシステムを導入する前は、年に17回醸造チームが樽を移動させていたそうです。
「効率が良く時短になった」とジェジェさんは喜んでいました。
1,000個の樽の平均使用年数は17年、樽熟庫の温度は21度・湿度は76度にキープ
「この温度は酸化作用にも関係するので、SO2の量を60~80mg/Lに抑えられる」と
樽熟による目減り補填(ウイヤージュ)は、
15日毎に等級が同じキュヴェで行っていますが、その作業にも樽熟庫の温度が要
樽使いの名手ジェジェ家にとって、樽を介してもたらされる効果は多大なようです。
顧客からのリクエストに応えてデビューしたアイテム
メゾンが誇るザ・コレクション メモリーは、
セラーの中心部で、時を重ねてきたシャンパーニュ
「熟成したシャンパーニュを」との要望に応えて登場したアイテム
1996年ラバーの私にとって素敵なひとときになりました。
白い花のイメージ、ミネラル、フレッシュバター、蜂蜜、黒糖
アフターに若干のビター感、酸味の広がりと長い余韻
すべてが終わって満面の笑み
ジェジェさんは2007年にセラーマスターに就任して以降、
2008年、2012年、2018年、2022年と素晴らしい年と関わることができて幸せと
セミナーでは特別な話を伺うことができました。
大変参考になりました、ありがとうございました!
昨年6月、シャンパーニュ講座でフォーカスしていたので有意義な時間になりました。
講座内容をご参考までに載せておきます。
ご笑覧いただけましたら幸いです。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2022-06-25
#1:アルフレッド・グラシアン ブリュット
CH54%、PN24%、M22%、ドザージュ9g/L
リザーヴワイン40% (2006年からのソレラ)
#2:同キュヴェ・パラディ ブリュット2013
3代目が世に送り出したキュヴェで3品種を使用、ファーストVTは1990年
ジェジェさんの代になってから2品種CHとPNだけのブレンドに変更
CH65%、PN35%、ドザージュ8g/L
#3:同ブリュット ミレジメ2012
CH65%、PN20%、M15%、ドザージュ8g/L
#4:同ブリュット ミレジメ2008
CH56%、PN21% 、M23%、ドザージュ8g/L
#5:同ブリュット ザ・コレクション メモリー1999
CH65%、PN18%、M17%、ドザージュ6g/L
#6:同ブリュット ザ・コレクション メモリー1996
CH65%、PN20%、M15%、ドザージュ6g/L
重要ポイント
画像提供:アルフレッド・グラシアン
1864年にエペルネの地にメゾンを興す。
セラーマスターは代々ジェジェ家が伝承、現在は4代目。
長年の信頼関係に基づいた供給元を有し、製法は樽発酵・樽熟成、ノン・マロを貫き、
法定期間をはるかに超える熟成期間をかける。ミレジメの瓶内熟成にはコルク栓を使用。
年間の生産量は30万本
ジェジェ家の顔ぶれ
画像提供:アルフレッド・グラシアン
1905年にガストン・ジェジェがセラーマスターに就任
1950年に息子のシャルル・ジェジェが2代目となり、
1966年にシャルルの息子ジャンピエール・ジェジェが3代目を継承
ボンド風のポーズを取っているのが4代目ニコラ・ジェジェさん、2007年から現職
2022年の秋に初来日
2018年、ジェジェさんはギド・アシェット誌によって、
㊗最優秀シャンパーニュ・メーカーに選出されました!
以前、メゾンを訪問した時にはお目にかかれなかったので、私は初対面
セミナー開始前にご挨拶できたお陰かなぁ
講師席から笑顔で応えていただけてラッキー😄
テイスティングを交えながら
左から#2キュヴェ・パラディ2013、#1ブリュットNV、#3ミレジメ2012
#2は瓶のネックが鶴首のように細いので、空気の浸透は#1や#3よりおだやか
瓶の口径は通常29mm、キュヴェ・パラディは2015年ヴィンテージから26mmに変更
瓶熟時のクロージャーについてはボトルを拡大した画像で!
右の#3は天然コルク、他2本は王冠使用なので、口元の形状が違います。
10年間の変化をみると、瓶内の気圧はコルクだと5気圧、王冠だと6気圧という結果
シャンパーニュのガス圧は6気圧なのでコルクだとCO2がゆるやかに減少している由
「コルクで熟成させると微量な酸素が入り込み酸化すると思いがちですが、
酸素はコルクのなかに溜まっています」とジェジェさんはコメントしていました。
画像提供:アルフレッド・グラシアン
コルクで瓶熟中のシャンパーニュはアグラフという留め金具を使用しています。
228㍑の樽を約1,000個所有
画像提供:アルフレッド・グラシアン
樽熟庫はシェリー蔵の樽のように積み重ねられていて電動で操作できます。
このシステムを導入する前は、年に17回醸造チームが樽を移動させていたそうです。
「効率が良く時短になった」とジェジェさんは喜んでいました。
1,000個の樽の平均使用年数は17年、樽熟庫の温度は21度・湿度は76度にキープ
「この温度は酸化作用にも関係するので、SO2の量を60~80mg/Lに抑えられる」と
樽熟による目減り補填(ウイヤージュ)は、
15日毎に等級が同じキュヴェで行っていますが、その作業にも樽熟庫の温度が要
樽使いの名手ジェジェ家にとって、樽を介してもたらされる効果は多大なようです。
顧客からのリクエストに応えてデビューしたアイテム
メゾンが誇るザ・コレクション メモリーは、
セラーの中心部で、時を重ねてきたシャンパーニュ
「熟成したシャンパーニュを」との要望に応えて登場したアイテム
1996年ラバーの私にとって素敵なひとときになりました。
白い花のイメージ、ミネラル、フレッシュバター、蜂蜜、黒糖
アフターに若干のビター感、酸味の広がりと長い余韻
すべてが終わって満面の笑み
ジェジェさんは2007年にセラーマスターに就任して以降、
2008年、2012年、2018年、2022年と素晴らしい年と関わることができて幸せと
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
セミナーでは特別な話を伺うことができました。
大変参考になりました、ありがとうございました!
昨年6月、シャンパーニュ講座でフォーカスしていたので有意義な時間になりました。
講座内容をご参考までに載せておきます。
ご笑覧いただけましたら幸いです。
https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2022-06-25
新たな絆!! すべての要はPNと公言するBollinger × 躍進するWINE TO STYLE @Jinen. [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
"The Best of both Worlds 2" by WINE TO STYLE
3月13日に開催された試飲会にボランジェ登場!!
昨年7月、WINE TO STYLEはソシエテ・ジャック・ボランジェグループが所有するシャンパーニュ・ボランジェの日本国内における独占販売権を取得。その折、両社を代表し、中島周取締役会長とシャルル=アルマン・ド・ベレネ マネージング・ディレクター(MD)は上記のコメントを発表しました。
photo by Fumiko/2022年11月16日
公式発表後の昨秋、シャルルMD(左)はグローバルセールスディレクターのギィ・ド・リボワールさんを伴い来日。ミシュランの三ツ星シェフ石川秀樹さんが監修している渋谷・南平台のフレンチレストラン『Jinen. ジネンドット』でボランジェのラインナップお披露目のプレス会見を行いました。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
住宅街に佇むジネンドット
2029年に200周年を迎えるボランジェ
タッグを組んだボランジェ×Wine to Style
メゾンの沿革についてシャルルさんは次のように説明しました。
1829年の設立には3人の男性たち(PNを愛した貴族のアタナス・ド・ヴィレルモン、彼の昔の同僚でセラーマスターのポール・ルノダン、ドイツ人のジャック・ボランジェ)が関わりましたが、ボランジェの名前を世界に知らしめたのはマダム・ボランジェです。夫亡き後、後継者として1941年から30年間、メゾンの発展に貢献。イギリス市場での成功に加え、国際市場での人気に拍車をかけました。先見の明があったマダムが考案したのはR.D.とヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズです。ちなみにボランジェは家族経営でド・ヴィレルモンの子孫が継承し現在6代目が経営を担っています。
歴史を大事にしながらメゾンの信念を次世代に繋いでいくことが重要、そのための5ヵ条があります。
(1) PNがすべての要、ブレンドの基礎はPN
(2) 179㌶の自社畑(アイ村、ヴェルズネイ村、アヴネイ村、トーシエール村)を所有していますが、自社畑のメリットはすべてに目が行き届き、栽培において様々なチャレンジができることです。生産するアイテムには最低でも50%、ものによっては100%自社畑のぶどうを使用。2012年にシャンパーニュメゾンとして初の※1環境価値重視(Haute Valeur Environnementale/HVE) 認定を取得。2014年にはシャンパーニュの持続可能なぶどう栽培の認証を受けました。
(3) 贅沢な時間。ワインは長い時間をかけることで長熟ならではのクリーミー&奥行きあるテクスチュアが生まれます。
(4) 樽による熟成。200年の歴史の中で4000個の樽を活用しているところは他に例を見ないことであり、メゾンの誇りです。加えて樽職人の技は次世代にも伝承すべき課題であり、さらなる試みとしてキュイ村に所有する森林の木材を伐採し、※2樽作りに着手しています。
(5) リザーヴワインはマグナムボトルで保存することでメゾンならではの独自性を発揮
※1:環境グルネル(環境問題についての協議会)で制度が提案され、実験段階を経て、2011年6月政令によって制度として整えられた。生物多様性、施肥、病害虫防除、水の管理の4点について厳しい指標が設けられている。
※2:木材の乾燥に5~6年かけ、その後自社で樽生成。
以上の5項目でしたが、これらの取り組みは、決断力、独立性、有言実行というボランジェ社の理念を強く反映していると思います。
Gastronomic Champagne
2008年に満を持して発売されたロゼ
リリースに際して来日した当時のMDは、
「このロゼはスペシャル・キュヴェを父に、赤ワインを母に生まれた子」と表現
5%ブレンドされている赤ワインはヴェルズネイのPN主体でした。
今回来日したギィ・ド・リボワールさんは、
「スペシャル・キュヴェとボランジェ・ロゼは造るのが一番難しい」とコメント
メゾンの力量を感じさせる安定した味わいは魅力です!
キャビア、雲丹、胡桃、目を引く丸いオレンジはバターナッツかぼちゃ
視覚的にもロゼと似合っていたマリアージュ
マダム・ボランジェが他界して31年目に世に出たアイテム
しいたけの旨味が効いたスープとPN TX17のロースト風味絶妙
ボランジェのテロワールシリーズ
最新アイテムのテロワールシリーズは『PN VZ15』からスタートしました。
PN VZ16と続き、最新アイテムがPN TX17になります。
2015年と2016年の主産地はヴェルズネイ(VZ)でしたが、
2017年はトーシエール(TX)が中心です。
社内で、PNを前面に出したシャンパーニュ造りを検討しコンテストを実施
◆PN100% ◆テロワールを反映 ◆ヴィンテージの個性
3つの条件を満たしたアイテムとして選ばれたのがこのシャンパーニュでした。
ブラインドで試飲した折、アイを凌いだのがヴェルズイで
2015年も2016年も同村のぶどうがメインになりました。
そして、2017年はトーシエール
シャルルMDは「モンターニュ・ド・ランスのエリアで、
北に位置するヴェルズネイは気候変動が良い結果をもたらしており、
アイは影響を受けている感じです」とコメントしていましたが、
やはり、ボランジェと言えばアイ(愛)なので、
次回以降の主産地、要チェックです!
石川秀樹さんが今回のイベントに合わせて考案したひとさら
魚介に合うボランジェに合わせ、津和井蟹・雲子・白エビ・塩昆布に全体を〆る酢橘のジュレ
ラ・グランダネ ロゼ2014の酸味とのバランス、黒系果実やスパイシーなニュアンスと相乗
旬の素材カリフラワーのムニエル
加藤シェフの仕掛けたシンプル イズ ベスト
14年の熟成を経たR.D.とムニエルの香ばしさが交差し合ったマリアージュ
口直し
2014年ヴィンテージはユニークな年で、
7月・8月は雨が多く、収穫期間は9日間だった由
自社畑を多く有するボランジェは良年でなくても秀逸なシャンパンを造るスキルあり
ラ・グラン・ダネとR.D.の関係について、
シャルルMDが「ラ・グラン・ダネを発売する段階で、さらに7年の熟成に耐えうると
判断されると、残りのシャンパーニュは新たなる7年の熟成に入り、
トータル14年間を経てR.D.としてデビューします」と説明
2005年ヴィンテージはすべてラ・グラン・ダネとしてリリースされましたが、
2008年ヴィンテージはR.D.としてのデビューも!
蝦夷鹿に寄り添っていたラ・コート・オー・ザンファン2016
気候変動下、コトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方のスティルワイン)を手がけるメゾンが、
増えています。この畑4㌶は3代目のジャック・ボランジェが点在する小区画を買い集め、
現在の形にしたものです。ワインは1区画(南向きの急斜面)からの限定生産
ド・リボワールさんは「“シャンボル・ミュジニーのような”との形容だと嬉しい」と語り、
シャルルMDは「昔、シャンパーニュ地方は上質な赤ワインの産地として知られており、
アンリ4世からも愛されていたのでコトー・シャンプノワに関しては必然」と述べました。
遊び感覚を取り入れた焼き芋
安納芋 黒胡麻 蜂蜜
R.Dは2007年ヴィンテージから復刻版のラベルにチェンジ
マダム・ボランジェの愛が詰まったシャンパーニュ
R.D.誕生の経緯は・・・
自宅に友人やジャーナリストを招いた折にはセラーに出向き、
澱とまどろんでいるシャンパーニュをその場でデゴルジュマンをしておもてなし。
故に「今、澱を抜いたばかりというrécemment dégorgé/レサマン・デゴルジュ」と命名
初リリースは1967年6月で、ヴィンテージは1952年でした。
全アイテムを鳥瞰でキャッチ
#1:ボランジェ・ロゼ
ぶどう品種:PN62% CH24% M14%、赤ワイン5%ブレンド
#2:スペシャル・キュヴェ
ぶどう品種:PN60% CH25% M15%
#3:PN TX17
ぶどう品種:PN100%
#4:ラ・グラン・ダネ ロゼ2014
ぶどう品種:PN63% CH37%、赤ワイン(ラ・コート・オー・ザンファン)5%ブレンド
#5:R.D.2007
ぶどう品種:PN70% CH30%
#6:ラ・グラン・ダネ2014
ぶどう品種:PN61% CH39%
#7:ラ・コート・オー・ザンファン2016
ぶどう品種:PN100%
Plan du Bicentenaire /ビサントゥネールプラン
シャルルMDが新たな200年に向けた構想として語った内容
(1) ノウハウを社内で共有
樽職人、動瓶やデゴルジュマンを行う職人の“技”を伝承し、社内でも技術を共有
(2) 環境への配慮
生物多様性への取り組みは現在自社畑全体の15%、2029年までの目標は40%
CO2削減対策として、瓶の重量軽減、パッケージの簡素化・軽量化を実践
サーキュラーエコノミー(循環型経済)ではメゾンから100km圏内のサプライヤーのみと取引
故にブルゴーニュから搬入していた樽の扱いを中止し、キュイ村の森林の木材を活用
(3)アイ村への投資
人口2000人のアイ村の活性化のための投資を行う
その一環がメゾン内に20部屋を備えたホテルや世界の食通が楽しめるレストランの建設
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
気候変動の影響を受けているシャンパーニュ地方においてボランジェが取り込んでいる事柄
◆10年前から古代品種のプティ・メリエ、アルバンヌを栽培しているが、
基本的にはPNが要で、今後もPNファースト
◆3年前から※B-Corp取得に向けて行動しており、シャルルMD曰く「2023年には取得できるかも」と。厳しい条件をクリアして得られる認証なので、ボランジェ社の健闘に期待
※:米国ペンシルベニア州の非営利団体B-Labが始めた国際認証制度。利益重視ではなく、環境や社会に配慮した公益性の高い会社に与えられる。昨年EPIグループのシャルル・エドシック、パイパー・エドシック、レアがシャンパーニュ業界初の認証を受けた。日本の食品業界ではダノン、ネスプレッソの2社のみ取得
映画007では新しいボンド役を探している最中なので、その人選に期待しつつ、今以上に映画の中で、ボランジェがしっかりと存在感を示して欲しいと思っています。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
都会の一等地の贅沢な空間に豊かな緑
シャルル=アルマン・ド・ベレネ、シェフ加藤将益、石川秀樹、ギィ・ド・リボワール各位
ジネンドットのエントランスに加藤シェフを囲んで全員集合
左は石川さんの愛妻ちひろさん!
いつもながらの気配りに感謝です、ありがとうございました。
Wine to StyleのTAKEMURA Yoshiさん、SAITO Miki さん、お世話になりました!
【ワインについてのお問い合わせ先】
WINE TO STYLE: 03-5413-8831
https://www.winetostyle.co.jp
3月13日に開催された試飲会にボランジェ登場!!
昨年7月、WINE TO STYLEはソシエテ・ジャック・ボランジェグループが所有するシャンパーニュ・ボランジェの日本国内における独占販売権を取得。その折、両社を代表し、中島周取締役会長とシャルル=アルマン・ド・ベレネ マネージング・ディレクター(MD)は上記のコメントを発表しました。
photo by Fumiko/2022年11月16日
公式発表後の昨秋、シャルルMD(左)はグローバルセールスディレクターのギィ・ド・リボワールさんを伴い来日。ミシュランの三ツ星シェフ石川秀樹さんが監修している渋谷・南平台のフレンチレストラン『Jinen. ジネンドット』でボランジェのラインナップお披露目のプレス会見を行いました。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
住宅街に佇むジネンドット
2029年に200周年を迎えるボランジェ
タッグを組んだボランジェ×Wine to Style
メゾンの沿革についてシャルルさんは次のように説明しました。
1829年の設立には3人の男性たち(PNを愛した貴族のアタナス・ド・ヴィレルモン、彼の昔の同僚でセラーマスターのポール・ルノダン、ドイツ人のジャック・ボランジェ)が関わりましたが、ボランジェの名前を世界に知らしめたのはマダム・ボランジェです。夫亡き後、後継者として1941年から30年間、メゾンの発展に貢献。イギリス市場での成功に加え、国際市場での人気に拍車をかけました。先見の明があったマダムが考案したのはR.D.とヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズです。ちなみにボランジェは家族経営でド・ヴィレルモンの子孫が継承し現在6代目が経営を担っています。
歴史を大事にしながらメゾンの信念を次世代に繋いでいくことが重要、そのための5ヵ条があります。
(1) PNがすべての要、ブレンドの基礎はPN
(2) 179㌶の自社畑(アイ村、ヴェルズネイ村、アヴネイ村、トーシエール村)を所有していますが、自社畑のメリットはすべてに目が行き届き、栽培において様々なチャレンジができることです。生産するアイテムには最低でも50%、ものによっては100%自社畑のぶどうを使用。2012年にシャンパーニュメゾンとして初の※1環境価値重視(Haute Valeur Environnementale/HVE) 認定を取得。2014年にはシャンパーニュの持続可能なぶどう栽培の認証を受けました。
(3) 贅沢な時間。ワインは長い時間をかけることで長熟ならではのクリーミー&奥行きあるテクスチュアが生まれます。
(4) 樽による熟成。200年の歴史の中で4000個の樽を活用しているところは他に例を見ないことであり、メゾンの誇りです。加えて樽職人の技は次世代にも伝承すべき課題であり、さらなる試みとしてキュイ村に所有する森林の木材を伐採し、※2樽作りに着手しています。
(5) リザーヴワインはマグナムボトルで保存することでメゾンならではの独自性を発揮
※1:環境グルネル(環境問題についての協議会)で制度が提案され、実験段階を経て、2011年6月政令によって制度として整えられた。生物多様性、施肥、病害虫防除、水の管理の4点について厳しい指標が設けられている。
※2:木材の乾燥に5~6年かけ、その後自社で樽生成。
以上の5項目でしたが、これらの取り組みは、決断力、独立性、有言実行というボランジェ社の理念を強く反映していると思います。
Gastronomic Champagne
2008年に満を持して発売されたロゼ
リリースに際して来日した当時のMDは、
「このロゼはスペシャル・キュヴェを父に、赤ワインを母に生まれた子」と表現
5%ブレンドされている赤ワインはヴェルズネイのPN主体でした。
今回来日したギィ・ド・リボワールさんは、
「スペシャル・キュヴェとボランジェ・ロゼは造るのが一番難しい」とコメント
メゾンの力量を感じさせる安定した味わいは魅力です!
キャビア、雲丹、胡桃、目を引く丸いオレンジはバターナッツかぼちゃ
視覚的にもロゼと似合っていたマリアージュ
マダム・ボランジェが他界して31年目に世に出たアイテム
しいたけの旨味が効いたスープとPN TX17のロースト風味絶妙
ボランジェのテロワールシリーズ
最新アイテムのテロワールシリーズは『PN VZ15』からスタートしました。
PN VZ16と続き、最新アイテムがPN TX17になります。
2015年と2016年の主産地はヴェルズネイ(VZ)でしたが、
2017年はトーシエール(TX)が中心です。
社内で、PNを前面に出したシャンパーニュ造りを検討しコンテストを実施
◆PN100% ◆テロワールを反映 ◆ヴィンテージの個性
3つの条件を満たしたアイテムとして選ばれたのがこのシャンパーニュでした。
ブラインドで試飲した折、アイを凌いだのがヴェルズイで
2015年も2016年も同村のぶどうがメインになりました。
そして、2017年はトーシエール
シャルルMDは「モンターニュ・ド・ランスのエリアで、
北に位置するヴェルズネイは気候変動が良い結果をもたらしており、
アイは影響を受けている感じです」とコメントしていましたが、
やはり、ボランジェと言えばアイ(愛)なので、
次回以降の主産地、要チェックです!
石川秀樹さんが今回のイベントに合わせて考案したひとさら
魚介に合うボランジェに合わせ、津和井蟹・雲子・白エビ・塩昆布に全体を〆る酢橘のジュレ
ラ・グランダネ ロゼ2014の酸味とのバランス、黒系果実やスパイシーなニュアンスと相乗
旬の素材カリフラワーのムニエル
加藤シェフの仕掛けたシンプル イズ ベスト
14年の熟成を経たR.D.とムニエルの香ばしさが交差し合ったマリアージュ
口直し
2014年ヴィンテージはユニークな年で、
7月・8月は雨が多く、収穫期間は9日間だった由
自社畑を多く有するボランジェは良年でなくても秀逸なシャンパンを造るスキルあり
ラ・グラン・ダネとR.D.の関係について、
シャルルMDが「ラ・グラン・ダネを発売する段階で、さらに7年の熟成に耐えうると
判断されると、残りのシャンパーニュは新たなる7年の熟成に入り、
トータル14年間を経てR.D.としてデビューします」と説明
2005年ヴィンテージはすべてラ・グラン・ダネとしてリリースされましたが、
2008年ヴィンテージはR.D.としてのデビューも!
蝦夷鹿に寄り添っていたラ・コート・オー・ザンファン2016
気候変動下、コトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方のスティルワイン)を手がけるメゾンが、
増えています。この畑4㌶は3代目のジャック・ボランジェが点在する小区画を買い集め、
現在の形にしたものです。ワインは1区画(南向きの急斜面)からの限定生産
ド・リボワールさんは「“シャンボル・ミュジニーのような”との形容だと嬉しい」と語り、
シャルルMDは「昔、シャンパーニュ地方は上質な赤ワインの産地として知られており、
アンリ4世からも愛されていたのでコトー・シャンプノワに関しては必然」と述べました。
遊び感覚を取り入れた焼き芋
安納芋 黒胡麻 蜂蜜
R.Dは2007年ヴィンテージから復刻版のラベルにチェンジ
マダム・ボランジェの愛が詰まったシャンパーニュ
R.D.誕生の経緯は・・・
自宅に友人やジャーナリストを招いた折にはセラーに出向き、
澱とまどろんでいるシャンパーニュをその場でデゴルジュマンをしておもてなし。
故に「今、澱を抜いたばかりというrécemment dégorgé/レサマン・デゴルジュ」と命名
初リリースは1967年6月で、ヴィンテージは1952年でした。
全アイテムを鳥瞰でキャッチ
#1:ボランジェ・ロゼ
ぶどう品種:PN62% CH24% M14%、赤ワイン5%ブレンド
#2:スペシャル・キュヴェ
ぶどう品種:PN60% CH25% M15%
#3:PN TX17
ぶどう品種:PN100%
#4:ラ・グラン・ダネ ロゼ2014
ぶどう品種:PN63% CH37%、赤ワイン(ラ・コート・オー・ザンファン)5%ブレンド
#5:R.D.2007
ぶどう品種:PN70% CH30%
#6:ラ・グラン・ダネ2014
ぶどう品種:PN61% CH39%
#7:ラ・コート・オー・ザンファン2016
ぶどう品種:PN100%
Plan du Bicentenaire /ビサントゥネールプラン
シャルルMDが新たな200年に向けた構想として語った内容
(1) ノウハウを社内で共有
樽職人、動瓶やデゴルジュマンを行う職人の“技”を伝承し、社内でも技術を共有
(2) 環境への配慮
生物多様性への取り組みは現在自社畑全体の15%、2029年までの目標は40%
CO2削減対策として、瓶の重量軽減、パッケージの簡素化・軽量化を実践
サーキュラーエコノミー(循環型経済)ではメゾンから100km圏内のサプライヤーのみと取引
故にブルゴーニュから搬入していた樽の扱いを中止し、キュイ村の森林の木材を活用
(3)アイ村への投資
人口2000人のアイ村の活性化のための投資を行う
その一環がメゾン内に20部屋を備えたホテルや世界の食通が楽しめるレストランの建設
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
気候変動の影響を受けているシャンパーニュ地方においてボランジェが取り込んでいる事柄
◆10年前から古代品種のプティ・メリエ、アルバンヌを栽培しているが、
基本的にはPNが要で、今後もPNファースト
◆3年前から※B-Corp取得に向けて行動しており、シャルルMD曰く「2023年には取得できるかも」と。厳しい条件をクリアして得られる認証なので、ボランジェ社の健闘に期待
※:米国ペンシルベニア州の非営利団体B-Labが始めた国際認証制度。利益重視ではなく、環境や社会に配慮した公益性の高い会社に与えられる。昨年EPIグループのシャルル・エドシック、パイパー・エドシック、レアがシャンパーニュ業界初の認証を受けた。日本の食品業界ではダノン、ネスプレッソの2社のみ取得
映画007では新しいボンド役を探している最中なので、その人選に期待しつつ、今以上に映画の中で、ボランジェがしっかりと存在感を示して欲しいと思っています。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
都会の一等地の贅沢な空間に豊かな緑
シャルル=アルマン・ド・ベレネ、シェフ加藤将益、石川秀樹、ギィ・ド・リボワール各位
ジネンドットのエントランスに加藤シェフを囲んで全員集合
左は石川さんの愛妻ちひろさん!
いつもながらの気配りに感謝です、ありがとうございました。
Wine to StyleのTAKEMURA Yoshiさん、SAITO Miki さん、お世話になりました!
【ワインについてのお問い合わせ先】
WINE TO STYLE: 03-5413-8831
https://www.winetostyle.co.jp
ペリエ ジュエ ベル エポック2013 120thアニバーサリーエディションローンチパーティ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
エミール・ガレがジャパニーズ・アネモネ(秋明菊)を描いてから120年
アーティストデュオ “ミシャー’トラクスラー”が描いた新しいアネモネデザイン!
再来日したセヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者
今回はアニバーサリーエディションのローンチイベントで来日
6月には箱根で開催されたバンケット・オブ・ネーチャーで、
独自のテイスティングメソッドを披露してくださいました 🥂
ペリエ ジュエの凄い気配り
画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン
パーティ開催の数日前にフランスから届いたダミーボトルを陳列
ボトルが置いてあるテーブルとチェアーはアールヌーヴォー様式の貴重な家具
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
舞台は西麻布のオーベルジュ・ド・リル トーキョー
イベント監修はアーティストの諏訪綾子さん
卓越したエクスペリエンスを生かし、
120年の時を超えて息づく『ぺリエ ジュエ ベル エポック』の空間を創造
参加者を非日常の世界に誘なってくれました。
諏訪綾子さん(中央)と緑と白の衣装をまとった案内役の男子
クリックで拡大
ディナーに供出されたのはすべてベル エポック
繊細、複雑、フローラルなシャンパーニュ
希少な120thアニバーサリーエディション
ぶどう品種:CH50% PN45% M5%
金額:41,613円(税込/ギフト箱入り)
メゾンが誇るGCにあるシャルドネのみを使ったリキュール・ド・ドザージュを使用
奥行きのある味わいと豊かなフローラル感が特徴
マスカルポーネのムースとカモミールのパンナコッタ
ジャスミンのジュレ エルダーフラワーのソルベ
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
ベル エポック2013に合わせたのは、
帆立貝のマリネ、サフラン風味のカリフラワーのピューレ、柚子の香り
帆立をアネモネの花に見立て、お皿の上に自由に配して食す“遊び心”を取り入れた一品
クリーミーな食感とグレープフルーツの内果皮のアロマと味わいが際立つ2013VT
帆立の肝のソースの滑らかさと軽いビター感がバランス良く調和
白い蘭はセヴリーヌさんの一番のお気に入り!
ベルエポック2007
旬野菜のヴァリエーション、アーモンドと生ハムのアクセント
ベル エポックと一体感にあふれ、ペリエ ジュエの迎賓館を彷彿とさせる一皿
フレッシュでドライな白い花や熟した白桃、柑橘系果実のアロマを纏った2007VTと相乗
ベル エポック ロゼ 2006
ヨーロッパ産オマール海老のバターソテーとそのジュー、ビーツのピューレ添え
赤系果実、ドライローズ、ブリッシュ、ジンジャーブレッドのニュアンスのある2006VT
オマール海老やビーツがオレンジ色のロゼと視覚で重なり合うマリアージュ
甲殻類のダシ&旨味、ロゼの微かなタンニンが口中の脂分を洗い流してくれる印象
べル エポック 2004
フランス産仔牛フィレ肉 リ・ド・ヴォーのソテー、シャンピニオンリゾットのガレット
ソース・ブランケット
味わえて嬉しかった2004VT、美味!
メゾンでは、2004VTを “アート・オブ・ヴィンテージ”と形容しています!
フィネスとパワーを備え、
熟成に由来するきのこやココアのニュアンスが加わることでリゾットとも好相性
70種の食材を使ったマスカルポーネ
視覚&味覚ともに素敵な仕上がり!
シャンパーニュ地方のぶどう畑に生息する70種の生き物を描いた120thボトル
その“数字”にちなみ、70種の食材を使った気配りに拍手!!
セヴリーヌさんを囲んで我らテーブルメンバー
PRJ吉田尚弘ラグジュアリーセールスグループマネージャー、同ポール‐アンドレ ヴァシュロンマーケティング本部長、アリスター・モンティーAndaz東京 料飲部長、セヴリーヌさん、青木、鈴木文彦JBpress オートグラフ編集長
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
ジャパニーズ・アネモネ(秋明菊)のモチーフ×生物多様性をテーマにしたデザイン
1811年以来、自然と共にあり続けてきたメゾン ペリエ ジュエ
自然はシャンパーニュを造る上で、重要なインスピレーションの根源であり、
アール・ヌーヴォーの精神を思い起させる源でもあります。
その思いをペリエ ジュエと近しいアーティストデュオ “ミシャー´ トラクスラー”が、
メゾンの象徴であるアネモネをモチーフにして、
生物多様性をテーマにしたデザインを作成
ローンチパーティのドレスコードはカラフル
ワイン王国の村田惠子編集長のドレス
シャンパーニュ仲間の八巻多鶴子さんの帯
ともにカラフルでした
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
しばし浮世のことは忘れ、エミール・ガレが活躍していた19世紀末にタイムスリップ
懐かしい思い出がたくさん詰まったかつてのジョージアンクラブ(オーベルジュ・ド・リル トーキョーができる前にあった伝説のレストラン)に思いを馳せながら・・・
贅沢なひとときをありがとうございました。
ペルノ・リカール・ジャパン チームに感謝を込めて!
アジア初! バンケット・オブ・ネイチャー by ペリエ ジュエ / A Banquet of Nature by Perrier-Jouët @Nicolai Bergman Hakone Atelier [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
ペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン第8代目最高醸造責任者
2020年10月、エルヴェ・デシャンさんからバトンの引継ぎをしました!
2018年にエルヴェさんと共に来日していましたが、今回初めてプレスの前に登場!
情熱、記憶、直感
セヴリーヌさんを表す3ワードです!
15歳で将来のキャリアとしてワイン醸造の道を選択、ワインへの情熱の原点
ぶどう収穫と圧搾する時に放たれる香りは、幼い頃の記憶と深く結びついて・・・
ブレンドするワインを選ぶ時は、先入感なく味わう為、何も見ず、直感の成すがまま
1975年 シャンパーニュ地方ランスに近い、シルリーにて生誕
2001年 ランス大学を卒業、ワイン醸造学の学位を取得
2002年 パイパー・エドシック&シャルル・エドシックに参画
2006年 醸造と環境マネージャー職に
2012年 醸造マネージャーに就任
2016年 アシスタントセラーマスターの職に就いた後、
パイパー・エドシックのセラーマスターとなり活躍
2018年 ペリエ ジュエに入社
2020年 同メゾンの8代目セラーマスターに就任し、現在に至る
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
箱根強羅の自然美のなかで
会場はニコライ バーグマン箱根アトリエ
緑と白に彩られた涼やかな“しつらえ”
Sensorial Experience
セヴリーヌ・フレルソン考案の新しいテイスティングメソッド
ペリエ ジュエのシャンパーニュのフローラルかつ繊細なスタイルを追求する試みで、
植物のライフサイクルを、テロワール、萌芽、開花、成熟の4つに分け、
各ステージに焦点を当てながら、サイクルを体感する斬新なアプローチ!
矢車菊、ジャスミン、スミレのエキス&白亜質土壌の小片を使ってテロワールを知る
小瓶の①香りだけを利く、②白亜質の塊に注いで香りを利く、③白亜質の小片に触れる。
①と②は嗅覚のレッスン、③はシャンパーニュ地方のテロワールである白亜質の塊に触れることで、土壌由来のミネラルを体感。
矢車菊の香りを利き取るのが少し困難でした。
セヴリーヌさんは、「矢車菊はペリエ ジュエの繊細さ、デリケートさを表現しています。香りを利き取りにくいと言う方もいますが、その方たちは、他の人が感じ取れなかった他の香りを、利き取れる場合が多々あるので、気にしなくて大丈夫です」とおっしゃってくださいました。でも、“デリケートさの象徴=矢車菊の香り”はキャッチしたいので、しばし、修行を積まねば!
ジャスミンは典型的なフローラル感
スミレは繊細さや上品さ等、ペリエ ジュエのシャンパーニュのすべてを包括している由
ホワイトカーネーション、エンジェル・ウィングス、胡蝶蘭の触感から萌芽を体感
カーネーションはデリケートさ、やわらかさ
エンジェル・ウィングスはビロードやシルク感
胡蝶蘭は外側はデリケートさやなめらかさ、内側は直線的なミネラル感
嗅覚と触覚を刺激しながら、
ベル エポックのブラン・ド・ブラン2012をテイスティング
目を瞑ってシャンパーニュを味わうと、先の五感体験が重なり合う印象
ホワイトパンジー、金蓮花を食して開花を感じる
2種のエディブルフラワー(edible flower/食べられる花)
①花びらだけ、②おしべと花びら、の順で食す。
ホワイトパンジーはデリケートさとシルク感
金蓮花はホースラディッシュのような辛みがありましたが、
セヴリーヌさんは「ミネラルとフレッシュ感」とコメント
シャンパーニュのテイスティングでは、視覚、嗅覚、味覚は体験しても、
触覚を試すことはなかなかないので、とても面白いアプローチでした。
あと、ひとつ・・・気泡の弾ける音は、聴覚でしっかりキャッチ!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
Gastronomic Experience ~Maison Perrier-Jouët × élan
厨房を仕切っていたのは『エラン』の信太竜馬エグゼクティブシェフ
ペリエ ジュエの華やかさを引き立てる料理を披露してくださいました!
視覚&味覚ともに本当に見事な逸品ばかり、参加者全員大満足のマリアージュでした。
さすが信太シェフ![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
鮎 クレープ 花ズッキーニ シヴェ
ペリエ ジュエ ブラン・ド・ブランNV
2017年に世界に先駆け日本でリリースされたシャンパーニュ。フローラルで繊細、サンザシや菩提樹、白亜質に通じるミネラル、緊張感のあるブラン・ド・ブラン
Terroir / テロワール
ホタテのメルバ キャビア シャンピニオン ざくろ
ベル エポック ブラン・ド・ブラン2012
前任者エルヴェさんと仕上げたVT。クラマン村のブーロン・ルロワとブーロン・デュ・ミディの2区画のシャルドネを使ったメゾン最高のブラン・ド・ブラン。セヴリーヌさんは門出のリキュールを担当、メニル・シュル・オジェのクリュのワインで、VTは2014を使用したそうです、ドザージュ量は6g/L
Awakening / 萌芽
ベル エポック 2013
甘鯛 アーティチョーク シャンパーニュのサヴァイヨン
甘鯛の皮をカリカリに焼いた味わいとシャンパーニュのミネラル感が融合した絶品のおいしさ。セヴリーヌさんが、人生で初めて魚の皮を食した瞬間だったかも・・・
Flowering / 開花 エディブルフラワーを添えた信太シェフ渾身のパイ包み
和牛フィレ パイ包み 黒トリュフ フォアグラ
ベル エポック1999と合わせて
太陽に恵まれた1999年のキーワードは“比類のなさ”。トースト、砂糖漬けの生姜、白コショウのニュアンス。シャンパーニュのなかのロースト感が焼いた和牛の味わいと相乗
Maturity / 成熟
ベル エポック ロゼ2013 と チェリー 柑橘 スパイス
10月に収穫したシャルドネは熟度にあふれ、そこに成熟した赤ワイン(ピノ・ノワール)をブレンド。豊かな味わいでシルクのようなタッチ
セヴリーヌさんとの初ショット
ワイン王国の村田惠子編集長と
Dress Codeは Something Green
ベル エポックと同化できました!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
記憶に残るヴィンテージについて
新鮮だったバンケット・オブ・ネイチャー
7代目エルヴェさんが「感性が似ている」と語っていたのですが、対面し、実感!
私は、初質問として、「今までで感銘を受けたヴィンテージVTは?」と伺ってみました。
✥1985年 1月がマイナス36度にまでなった酷寒のVT
✥2004年 ぶどうの出来がとても良く、収穫途中で、収量増量を決定した例外的なVT
✥2008年 ストラクチャ―、フレッシュさ、長期保存するのに最適な素晴らしいVT
✥2019年 すべてひとりで手掛けたVT、ポテンシャルある年だったことに満足
✥1979年 入社時、7代目のエルヴェさんが試飲させてくれたVT。
マグナムで供出された。6代目アンドレ・バブレさんとは面識がないものの、
シャンパーニュを味わった瞬間、彼がどのような人だったかが感じ取れた。
メゾンの歴史を時空を超えて体験できたVT
今年はエミール・ガレのデザインから120周年
1902年にアール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレがデザインして描いたアネモネ
ベル・エポックのボトルを華やかに彩っています。
今年は記念すべき120年目なので、限定エディションのリリースも予定されています。
楽しみにお待ちください🥂🥂🥂
感染対策を徹底して実施されたバンケット・オブ・ネイチャー
雄大な箱根の自然のなかで、コロナ渦中の閉塞感が発散ができました。
ペルノ・リカール・ジャパン(株)、「ペリエ ジュエ チーム」の、
いつもながらの細やかなご配慮に深く感謝しております。
ありがとうございました!
2020年10月、エルヴェ・デシャンさんからバトンの引継ぎをしました!
2018年にエルヴェさんと共に来日していましたが、今回初めてプレスの前に登場!
情熱、記憶、直感
セヴリーヌさんを表す3ワードです!
15歳で将来のキャリアとしてワイン醸造の道を選択、ワインへの情熱の原点
ぶどう収穫と圧搾する時に放たれる香りは、幼い頃の記憶と深く結びついて・・・
ブレンドするワインを選ぶ時は、先入感なく味わう為、何も見ず、直感の成すがまま
1975年 シャンパーニュ地方ランスに近い、シルリーにて生誕
2001年 ランス大学を卒業、ワイン醸造学の学位を取得
2002年 パイパー・エドシック&シャルル・エドシックに参画
2006年 醸造と環境マネージャー職に
2012年 醸造マネージャーに就任
2016年 アシスタントセラーマスターの職に就いた後、
パイパー・エドシックのセラーマスターとなり活躍
2018年 ペリエ ジュエに入社
2020年 同メゾンの8代目セラーマスターに就任し、現在に至る
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
箱根強羅の自然美のなかで
会場はニコライ バーグマン箱根アトリエ
緑と白に彩られた涼やかな“しつらえ”
Sensorial Experience
セヴリーヌ・フレルソン考案の新しいテイスティングメソッド
ペリエ ジュエのシャンパーニュのフローラルかつ繊細なスタイルを追求する試みで、
植物のライフサイクルを、テロワール、萌芽、開花、成熟の4つに分け、
各ステージに焦点を当てながら、サイクルを体感する斬新なアプローチ!
矢車菊、ジャスミン、スミレのエキス&白亜質土壌の小片を使ってテロワールを知る
小瓶の①香りだけを利く、②白亜質の塊に注いで香りを利く、③白亜質の小片に触れる。
①と②は嗅覚のレッスン、③はシャンパーニュ地方のテロワールである白亜質の塊に触れることで、土壌由来のミネラルを体感。
矢車菊の香りを利き取るのが少し困難でした。
セヴリーヌさんは、「矢車菊はペリエ ジュエの繊細さ、デリケートさを表現しています。香りを利き取りにくいと言う方もいますが、その方たちは、他の人が感じ取れなかった他の香りを、利き取れる場合が多々あるので、気にしなくて大丈夫です」とおっしゃってくださいました。でも、“デリケートさの象徴=矢車菊の香り”はキャッチしたいので、しばし、修行を積まねば!
ジャスミンは典型的なフローラル感
スミレは繊細さや上品さ等、ペリエ ジュエのシャンパーニュのすべてを包括している由
ホワイトカーネーション、エンジェル・ウィングス、胡蝶蘭の触感から萌芽を体感
カーネーションはデリケートさ、やわらかさ
エンジェル・ウィングスはビロードやシルク感
胡蝶蘭は外側はデリケートさやなめらかさ、内側は直線的なミネラル感
嗅覚と触覚を刺激しながら、
ベル エポックのブラン・ド・ブラン2012をテイスティング
目を瞑ってシャンパーニュを味わうと、先の五感体験が重なり合う印象
ホワイトパンジー、金蓮花を食して開花を感じる
2種のエディブルフラワー(edible flower/食べられる花)
①花びらだけ、②おしべと花びら、の順で食す。
ホワイトパンジーはデリケートさとシルク感
金蓮花はホースラディッシュのような辛みがありましたが、
セヴリーヌさんは「ミネラルとフレッシュ感」とコメント
シャンパーニュのテイスティングでは、視覚、嗅覚、味覚は体験しても、
触覚を試すことはなかなかないので、とても面白いアプローチでした。
あと、ひとつ・・・気泡の弾ける音は、聴覚でしっかりキャッチ!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
Gastronomic Experience ~Maison Perrier-Jouët × élan
厨房を仕切っていたのは『エラン』の信太竜馬エグゼクティブシェフ
ペリエ ジュエの華やかさを引き立てる料理を披露してくださいました!
視覚&味覚ともに本当に見事な逸品ばかり、参加者全員大満足のマリアージュでした。
さすが信太シェフ
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
鮎 クレープ 花ズッキーニ シヴェ
ペリエ ジュエ ブラン・ド・ブランNV
2017年に世界に先駆け日本でリリースされたシャンパーニュ。フローラルで繊細、サンザシや菩提樹、白亜質に通じるミネラル、緊張感のあるブラン・ド・ブラン
Terroir / テロワール
ホタテのメルバ キャビア シャンピニオン ざくろ
ベル エポック ブラン・ド・ブラン2012
前任者エルヴェさんと仕上げたVT。クラマン村のブーロン・ルロワとブーロン・デュ・ミディの2区画のシャルドネを使ったメゾン最高のブラン・ド・ブラン。セヴリーヌさんは門出のリキュールを担当、メニル・シュル・オジェのクリュのワインで、VTは2014を使用したそうです、ドザージュ量は6g/L
Awakening / 萌芽
ベル エポック 2013
甘鯛 アーティチョーク シャンパーニュのサヴァイヨン
甘鯛の皮をカリカリに焼いた味わいとシャンパーニュのミネラル感が融合した絶品のおいしさ。セヴリーヌさんが、人生で初めて魚の皮を食した瞬間だったかも・・・
Flowering / 開花 エディブルフラワーを添えた信太シェフ渾身のパイ包み
和牛フィレ パイ包み 黒トリュフ フォアグラ
ベル エポック1999と合わせて
太陽に恵まれた1999年のキーワードは“比類のなさ”。トースト、砂糖漬けの生姜、白コショウのニュアンス。シャンパーニュのなかのロースト感が焼いた和牛の味わいと相乗
Maturity / 成熟
ベル エポック ロゼ2013 と チェリー 柑橘 スパイス
10月に収穫したシャルドネは熟度にあふれ、そこに成熟した赤ワイン(ピノ・ノワール)をブレンド。豊かな味わいでシルクのようなタッチ
セヴリーヌさんとの初ショット
ワイン王国の村田惠子編集長と
Dress Codeは Something Green
ベル エポックと同化できました!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
記憶に残るヴィンテージについて
新鮮だったバンケット・オブ・ネイチャー
7代目エルヴェさんが「感性が似ている」と語っていたのですが、対面し、実感!
私は、初質問として、「今までで感銘を受けたヴィンテージVTは?」と伺ってみました。
✥1985年 1月がマイナス36度にまでなった酷寒のVT
✥2004年 ぶどうの出来がとても良く、収穫途中で、収量増量を決定した例外的なVT
✥2008年 ストラクチャ―、フレッシュさ、長期保存するのに最適な素晴らしいVT
✥2019年 すべてひとりで手掛けたVT、ポテンシャルある年だったことに満足
✥1979年 入社時、7代目のエルヴェさんが試飲させてくれたVT。
マグナムで供出された。6代目アンドレ・バブレさんとは面識がないものの、
シャンパーニュを味わった瞬間、彼がどのような人だったかが感じ取れた。
メゾンの歴史を時空を超えて体験できたVT
今年はエミール・ガレのデザインから120周年
1902年にアール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレがデザインして描いたアネモネ
ベル・エポックのボトルを華やかに彩っています。
今年は記念すべき120年目なので、限定エディションのリリースも予定されています。
楽しみにお待ちください🥂🥂🥂
感染対策を徹底して実施されたバンケット・オブ・ネイチャー
雄大な箱根の自然のなかで、コロナ渦中の閉塞感が発散ができました。
ペルノ・リカール・ジャパン(株)、「ペリエ ジュエ チーム」の、
いつもながらの細やかなご配慮に深く感謝しております。
ありがとうございました!
“ミモザの日” 3年目を迎えたJoseph Perrier × Jalux のミモザキャンペーン [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
春の花ミモザをテーマにしたシャンパーニュ プロモーション
ビジネスでは初来日のシェフ・ド・カーヴ ナタリー・ラプレイジュさんと1981年以降定期的に来日している親日家オットー・プシュビラ取締役
ナタリーさんはシャンパーニュ専門誌Bulles et Millésimesで2019年に女性初のセラーマスターオブザイヤーを受賞しました。おめでとうございます!
3月9日がお誕生日ということで、ランチ会場のラ・メゾン・キオイ(赤坂プリンス クラシックハウス内)が可愛いケーキ
をプレゼント! ナタリーさんがワイン造りやメゾンについて語ったことは、ワイン王国様のWEBで紹介させていただきました!
ジョセフ・ペリエと輸入元Jaluxのコラボレーション、ミモザキャンペーンも3回目を迎えました。2018年にオットー取締役が行った来日記念ランチにメゾンの沿革等についてまとめているので添付しておきます。
毎年3月8日は国連が定めた国際女性デー、イタリアでは女性にミモザの花を贈る日ということで「ミモザの日」と呼ばれているそうです。
ジョセフ・ペリエの顔『キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットNV』のラベルもイエロー、Jalux考案のミモザグラスも活躍しています。
アミューズはフォアグラのクリスピーサンド × キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットNV、 双方のビスケット的な風味が相乗してイイ感じ!
前菜は(左から)真鯛のカルパッチョ 熊太郎トマト、帆立と東京ブッラータチーズ 土佐酢のジュレ、ローストビーフ トリュフヴィネグレット
スペシャリテのオニオングラタンスープ
キュヴェ・ロワイヤル ブラン・ド・ブランNVは単独で味わうとファーストインパクトにきりりとした酸味が広がるのですが、オニオングラタンの溶けるチーズと玉ねぎの甘味と合わせるとシャンパンの酸味が緩和され、予想以上のナイスマリアージュに!
鰆のポワレ レモンバターソースと春野菜 × キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット・ヴィンテージ2008。レモンで風味付けしたコクのあるバターソースでしたが、21世紀秀逸なヴィンテージ2008との勝負では分が悪い気がしました。むしろ、黒ぶどうの比率が高いキュヴェ・ロワイヤル・ブリュットのほうが合わせやすかったです、さすがメゾンの顔!
キュヴェ・ジョセフィーヌも2008ヴィンテージ!
メインの国産牛フィレ肉のソテー 下仁田葱、XO醤を使ったコクのあるソース。キュヴェ・ジョセフィーヌの複雑味がしっかり受け止めていました!
デザートは奈良県生まれのイチゴ“古都華”のパヴロバ
メレンゲとバニラアイスクリームがロゼ・シャンパンのブリッジ食材になり、春めく相性
プレスランチに登場したアイテム
(左から順に)
#1:キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットNV
#2:キュヴェ・ロワイヤル・ブラン・ド・ブランNV
#3:キュヴェ・ロワイヤル2008
#4:キュヴェ・ロワイヤル・ロゼNV
#5:キュヴェ・ジョセフィーヌ2008
2025年に200周年を迎えるジョセフ・ペリエ
画像はすべて2019年11月の訪問時撮影
シャロン・アン・シャンパーニュに位置するジョセフ・ペリエ
6代目のベンジャミン・フルモンCEO@自社畑のあるキュミエールで
5年後に200周年を迎えるため、メゾンの改修が行われています、2020年夏に新しいセラー完成予定!
ジョセフ・ペリエ自慢のセラーはガロ・ロマン時代の遺産
製品についてのお問い合わせはJalux ワイン部 Tel:03-6367-8756
ビジネスでは初来日のシェフ・ド・カーヴ ナタリー・ラプレイジュさんと1981年以降定期的に来日している親日家オットー・プシュビラ取締役
ナタリーさんはシャンパーニュ専門誌Bulles et Millésimesで2019年に女性初のセラーマスターオブザイヤーを受賞しました。おめでとうございます!
3月9日がお誕生日ということで、ランチ会場のラ・メゾン・キオイ(赤坂プリンス クラシックハウス内)が可愛いケーキ
![[バースデー]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/73.gif)
ジョセフ・ペリエと輸入元Jaluxのコラボレーション、ミモザキャンペーンも3回目を迎えました。2018年にオットー取締役が行った来日記念ランチにメゾンの沿革等についてまとめているので添付しておきます。
毎年3月8日は国連が定めた国際女性デー、イタリアでは女性にミモザの花を贈る日ということで「ミモザの日」と呼ばれているそうです。
ジョセフ・ペリエの顔『キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットNV』のラベルもイエロー、Jalux考案のミモザグラスも活躍しています。
アミューズはフォアグラのクリスピーサンド × キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットNV、 双方のビスケット的な風味が相乗してイイ感じ!
前菜は(左から)真鯛のカルパッチョ 熊太郎トマト、帆立と東京ブッラータチーズ 土佐酢のジュレ、ローストビーフ トリュフヴィネグレット
スペシャリテのオニオングラタンスープ
キュヴェ・ロワイヤル ブラン・ド・ブランNVは単独で味わうとファーストインパクトにきりりとした酸味が広がるのですが、オニオングラタンの溶けるチーズと玉ねぎの甘味と合わせるとシャンパンの酸味が緩和され、予想以上のナイスマリアージュに!
鰆のポワレ レモンバターソースと春野菜 × キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット・ヴィンテージ2008。レモンで風味付けしたコクのあるバターソースでしたが、21世紀秀逸なヴィンテージ2008との勝負では分が悪い気がしました。むしろ、黒ぶどうの比率が高いキュヴェ・ロワイヤル・ブリュットのほうが合わせやすかったです、さすがメゾンの顔!
キュヴェ・ジョセフィーヌも2008ヴィンテージ!
メインの国産牛フィレ肉のソテー 下仁田葱、XO醤を使ったコクのあるソース。キュヴェ・ジョセフィーヌの複雑味がしっかり受け止めていました!
デザートは奈良県生まれのイチゴ“古都華”のパヴロバ
メレンゲとバニラアイスクリームがロゼ・シャンパンのブリッジ食材になり、春めく相性
プレスランチに登場したアイテム
(左から順に)
#1:キュヴェ・ロワイヤル・ブリュットNV
#2:キュヴェ・ロワイヤル・ブラン・ド・ブランNV
#3:キュヴェ・ロワイヤル2008
#4:キュヴェ・ロワイヤル・ロゼNV
#5:キュヴェ・ジョセフィーヌ2008
2025年に200周年を迎えるジョセフ・ペリエ
画像はすべて2019年11月の訪問時撮影
シャロン・アン・シャンパーニュに位置するジョセフ・ペリエ
6代目のベンジャミン・フルモンCEO@自社畑のあるキュミエールで
5年後に200周年を迎えるため、メゾンの改修が行われています、2020年夏に新しいセラー完成予定!
ジョセフ・ペリエ自慢のセラーはガロ・ロマン時代の遺産
![[ダイヤ]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/82.gif)
オディロン・ド・ヴァリーヌ醸造責任者が語ったシャンパーニュ『ゴッセ』の魅力 [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
シャンパーニュで最も古い歴史を有する『ゴッセ』
1月中旬に来日した醸造責任者のオディロンさんと輸出担当マネージャーのカリナさん
入港前のアイテムを含めた貴重なテイスティングに参加させていただき、輸入元テラヴェール(株)様にはこころから感謝しています!
中国経由で来日したカリナさんは現地のお料理に接してカルチャーショックを受けたようですが、日本での開催場所トゥーランドット臥龍居では脇屋シェフのお料理にしっかり馴染んでいました。
フレッシュで深みのあるスタイル
ゴッセの特徴はサイトに明記してあるように、ノン・マロラクティック+長期熟成。それに関して、オディロンさんは「メゾンが大事にしていることは“フレッシュさ”と“深み”です」と語りました。つまり、リンゴ酸を生かした造り=MLFをしない(ノン・マロ)ことによってフレッシュさが保たれ、長い間澱と接触させること=シュール・リー状態にしておくことで長期熟成が可能になると。さらに「リンゴ酸を残すので、味わいのバランスを取る為に澱の存在がとても重要です」と言葉を添えました。
ゴッセの未知なる部分
グランド・レゼルヴ・ブリュットNV(基本のブレンド比率はPN45%、CH45%、ムニエ10%、ドザージュ量7g/L。その年のぶどうの熟度によって若干変化)/参考上代8,400円(750ml)
メゾンの看板アイテム。オディロンさんは「ゴッセの核、ゴッセのハート」と表現していましたが、フレッシュさのベースになっているのは、何とシャルドネの澱。ゴッセでは、シャルドネを発酵させている時に、大きな澱だけを取り出し、発酵途中のピノ・ノワールのタンクに入れているそうです。そうすることで、新鮮さ、味の安定性、さらにはピノの色を脱色させる効果も!
グラン・ロゼ・ブリュットNV&グラン・ブラン・ド・ブラン・ブリュットNV
グラン・ロゼ・ブリュットNV(基本のブランド比率はPN50%、CH50%、ドザージュ量8g/L。その年のぶどうの熟度によって若干変化)/参考上代9,800円
ゴッセはロゼ・シャンパンのスペシャリストとしての自負があり、全体の12~13%を生産。温暖化の影響下、昔はピノ主体、近年はシャルドネの比率が多くなっている由。添加する赤ワインは8% (その年によって若干変化)で、 使用するのは、力強さのブージー、エレガントさのアンボネイ、ミネラル感のキュミエールの3村。サーモンピンクに少しオレンジを含んだ色調、木苺やストロベリーの果肉のフレッシュさ、軽いビター感とミネラル、口中ではクリーミーな質感。
グラン・ブラン・ド・ブランNV/参考上代11,000円
シャルドネ100%、ドザージュ量6g/L、発売当初から大きな反響を呼んだアイテムでゴッセのなかでは新参(2011年に初リリース)。目指しているスタイルはミネラルと少しの塩味と石灰由来の味わい。コート・デ・ブランのグラン・クリュのシャルドネをメインにモンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのプルミエ・クリュをブレンド。繊細な気泡、白い花、蜂蜜、ブリオッシュ、溌剌とした酸とストラクチュア。余談ですが、来日中に体験したウニとの相性は最高とおっしゃっていました。
色で合わせるマリアージュに挑戦
ロゼ × オマール海老
収穫年の個性違いを思いきり体感
グラン・ミレジム・ブリュット2006 (左) と ディナーの2日前に到着したばかりのグラン・ミレジム・ブリュット2012(右)
参考上代2006年は9,800円、2012年は11,000円
「ゴッセにとってのミレジメは、立ち止まって、その年の景色を写真に撮るという考え方です」とオディロンさん。温かくてぶどうの成熟が進んだ2006年はピノの出来が良かったので、ピノの個性(豊潤)を前面に出し、冷涼年でシャルドネの出来が良かった2012年はシャルドネの個性(エレガントさ)を出すようにしたとのこと。それぞれの年の特徴が出ていて興味深い比較試飲になりました。
繊細でスマートな2012年、豊潤で包容力のある2006年
例外的なキュヴェ“セレブリス”
(右から)
セレブリス・エクストラ・ブリュット・ロゼ2007/参考上代28,000円
セレブリス・エクストラ・ブリュット2007/参考上代28,000円
セレブリス“セレブリッシム”1995/参考上代70,000円
セレブリスは30年間で、1988年、1990年、1995年、1998年、2002年、2004年、そして最新ヴィンテージ2007年の7ヴィンテージのみ生産。「ミレジムの重要性は“その年そのもの”ですが、セレブリスは、まず“セレブリスありき”で、ミレジムはその後からついてきます。つまり、セレブリスの生産年は、カーヴで我々が造りたいと思っている仕事をすべて自然がやってくれる年なのです。量的にも少ないので例外的なキュヴェです」とオディロンさんは語りました。
セレブリス・エクストラ・ブリュット・ロゼ2007 (基本のブレンド比率はPN41%、CH59%、添加する赤ワインは7%、ドザージュ量5g/L)
淡いロゼ、ベリー系果実(ストロベリー、ブルーベリー、フランボワーズ)、バラ、スミレ、柑橘果実の酸味と内果皮のビター感、エレガントに広がる余韻
セレブリス・エクストラ・ブリュット2007(基本的なブレンド比率はPN43%、CH57%、ドザージュ量3g/L)
輝きのある黄金色、密を含んだサン富士、熟した果実、ミネラル、ヨード、若干の塩味、フレッシュ且つ中盤以降口中に広がる凝縮感、ノン・ドゼに近い糖分量ながらぶどうの熟度由来の甘さが好印象
最後に披露されたセレブリス・セレブリッシム1995は、ゴッセの最新アイテムで1,000本のみ造られ、日本には120本程度の入荷。この特別なシャンパンは、ワインのこころで紹介しています!
プレスディナー後感
ゴッセは時間をとても大切にしているメゾンであることが良くわかりました。「本当のシャンパン好きの方、シャンパンが時間の経過によって形成されていくものであることを理解してくれている方、そしてシャンパンの持ち味はフレッシュさにあることがわかっている方に、セレブリスを味わっていただきたい」と力説していたオディロンさん。
400年続くアイ村出身の名家ゴッセ家に資本参加したルノー・コアントロー家のジャン・ピエール・コアントロー現当主も、そのことを十分理解しているので、ゴッセのシャンパン造りを寛大な態度で見守ってくれているとおっしゃっていました。
私が何より驚いたのは、「1996年ヴィンテージがまだセラーで眠っている」とのお話を伺ったことです。偉大な選手の登場は最後の最後とのことなので、当分、市場に出すつもりはないようです。1996年ヴィンテージのリリースが待ち遠しいです!
◆製品についてのお問い合わせはテラヴェール(株) TEL 03-3588-2415
1月中旬に来日した醸造責任者のオディロンさんと輸出担当マネージャーのカリナさん
入港前のアイテムを含めた貴重なテイスティングに参加させていただき、輸入元テラヴェール(株)様にはこころから感謝しています!
中国経由で来日したカリナさんは現地のお料理に接してカルチャーショックを受けたようですが、日本での開催場所トゥーランドット臥龍居では脇屋シェフのお料理にしっかり馴染んでいました。
フレッシュで深みのあるスタイル
ゴッセの特徴はサイトに明記してあるように、ノン・マロラクティック+長期熟成。それに関して、オディロンさんは「メゾンが大事にしていることは“フレッシュさ”と“深み”です」と語りました。つまり、リンゴ酸を生かした造り=MLFをしない(ノン・マロ)ことによってフレッシュさが保たれ、長い間澱と接触させること=シュール・リー状態にしておくことで長期熟成が可能になると。さらに「リンゴ酸を残すので、味わいのバランスを取る為に澱の存在がとても重要です」と言葉を添えました。
ゴッセの未知なる部分
グランド・レゼルヴ・ブリュットNV(基本のブレンド比率はPN45%、CH45%、ムニエ10%、ドザージュ量7g/L。その年のぶどうの熟度によって若干変化)/参考上代8,400円(750ml)
メゾンの看板アイテム。オディロンさんは「ゴッセの核、ゴッセのハート」と表現していましたが、フレッシュさのベースになっているのは、何とシャルドネの澱。ゴッセでは、シャルドネを発酵させている時に、大きな澱だけを取り出し、発酵途中のピノ・ノワールのタンクに入れているそうです。そうすることで、新鮮さ、味の安定性、さらにはピノの色を脱色させる効果も!
グラン・ロゼ・ブリュットNV&グラン・ブラン・ド・ブラン・ブリュットNV
グラン・ロゼ・ブリュットNV(基本のブランド比率はPN50%、CH50%、ドザージュ量8g/L。その年のぶどうの熟度によって若干変化)/参考上代9,800円
ゴッセはロゼ・シャンパンのスペシャリストとしての自負があり、全体の12~13%を生産。温暖化の影響下、昔はピノ主体、近年はシャルドネの比率が多くなっている由。添加する赤ワインは8% (その年によって若干変化)で、 使用するのは、力強さのブージー、エレガントさのアンボネイ、ミネラル感のキュミエールの3村。サーモンピンクに少しオレンジを含んだ色調、木苺やストロベリーの果肉のフレッシュさ、軽いビター感とミネラル、口中ではクリーミーな質感。
グラン・ブラン・ド・ブランNV/参考上代11,000円
シャルドネ100%、ドザージュ量6g/L、発売当初から大きな反響を呼んだアイテムでゴッセのなかでは新参(2011年に初リリース)。目指しているスタイルはミネラルと少しの塩味と石灰由来の味わい。コート・デ・ブランのグラン・クリュのシャルドネをメインにモンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのプルミエ・クリュをブレンド。繊細な気泡、白い花、蜂蜜、ブリオッシュ、溌剌とした酸とストラクチュア。余談ですが、来日中に体験したウニとの相性は最高とおっしゃっていました。
色で合わせるマリアージュに挑戦
ロゼ × オマール海老
収穫年の個性違いを思いきり体感
グラン・ミレジム・ブリュット2006 (左) と ディナーの2日前に到着したばかりのグラン・ミレジム・ブリュット2012(右)
参考上代2006年は9,800円、2012年は11,000円
「ゴッセにとってのミレジメは、立ち止まって、その年の景色を写真に撮るという考え方です」とオディロンさん。温かくてぶどうの成熟が進んだ2006年はピノの出来が良かったので、ピノの個性(豊潤)を前面に出し、冷涼年でシャルドネの出来が良かった2012年はシャルドネの個性(エレガントさ)を出すようにしたとのこと。それぞれの年の特徴が出ていて興味深い比較試飲になりました。
繊細でスマートな2012年、豊潤で包容力のある2006年
例外的なキュヴェ“セレブリス”
(右から)
セレブリス・エクストラ・ブリュット・ロゼ2007/参考上代28,000円
セレブリス・エクストラ・ブリュット2007/参考上代28,000円
セレブリス“セレブリッシム”1995/参考上代70,000円
セレブリスは30年間で、1988年、1990年、1995年、1998年、2002年、2004年、そして最新ヴィンテージ2007年の7ヴィンテージのみ生産。「ミレジムの重要性は“その年そのもの”ですが、セレブリスは、まず“セレブリスありき”で、ミレジムはその後からついてきます。つまり、セレブリスの生産年は、カーヴで我々が造りたいと思っている仕事をすべて自然がやってくれる年なのです。量的にも少ないので例外的なキュヴェです」とオディロンさんは語りました。
セレブリス・エクストラ・ブリュット・ロゼ2007 (基本のブレンド比率はPN41%、CH59%、添加する赤ワインは7%、ドザージュ量5g/L)
淡いロゼ、ベリー系果実(ストロベリー、ブルーベリー、フランボワーズ)、バラ、スミレ、柑橘果実の酸味と内果皮のビター感、エレガントに広がる余韻
セレブリス・エクストラ・ブリュット2007(基本的なブレンド比率はPN43%、CH57%、ドザージュ量3g/L)
輝きのある黄金色、密を含んだサン富士、熟した果実、ミネラル、ヨード、若干の塩味、フレッシュ且つ中盤以降口中に広がる凝縮感、ノン・ドゼに近い糖分量ながらぶどうの熟度由来の甘さが好印象
最後に披露されたセレブリス・セレブリッシム1995は、ゴッセの最新アイテムで1,000本のみ造られ、日本には120本程度の入荷。この特別なシャンパンは、ワインのこころで紹介しています!
プレスディナー後感
ゴッセは時間をとても大切にしているメゾンであることが良くわかりました。「本当のシャンパン好きの方、シャンパンが時間の経過によって形成されていくものであることを理解してくれている方、そしてシャンパンの持ち味はフレッシュさにあることがわかっている方に、セレブリスを味わっていただきたい」と力説していたオディロンさん。
400年続くアイ村出身の名家ゴッセ家に資本参加したルノー・コアントロー家のジャン・ピエール・コアントロー現当主も、そのことを十分理解しているので、ゴッセのシャンパン造りを寛大な態度で見守ってくれているとおっしゃっていました。
私が何より驚いたのは、「1996年ヴィンテージがまだセラーで眠っている」とのお話を伺ったことです。偉大な選手の登場は最後の最後とのことなので、当分、市場に出すつもりはないようです。1996年ヴィンテージのリリースが待ち遠しいです!
◆製品についてのお問い合わせはテラヴェール(株) TEL 03-3588-2415
世代交代したシャンパンメゾン『ボワゼル』、マダム・エヴリンが息子に繋ぐ“ルーツと翼” [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
『ボワゼル』の5代目エヴリン・ロック=ボワゼルの引退アナウンスディナー

随所に細やかな気遣いが!

1973年に母親と共にメゾンを継承し、1985年に正式に社長職に就いたエヴリン・ロック=ボワゼルさんは情熱と誇りを糧に、今年の1月までメゾンの顔として活躍してきました。初来日した次男フロラン・ロック=ボワゼルさんは、今年、6代目を継承しました。今回来日していませんが、長男のライオネル・ロック=ボワゼルさんはマネージングディレクターに就任しています。
画像はボワゼル親子とディナーの仕切役を務めたウィラハンご夫妻。深い信頼関係で結ばれています。
New City Club of Tokyoの和食と合せて
テーマは日本の秋の味覚とボワゼルのシャンパーニュのマリアージュ!


先付けは鮑花林糖 揚げ銀杏 肝ソース × グラン・ヴィンテージ2008
御椀は松葉蟹真薯 蕪 法蓮草 柚子 × ジョワイヨ・ドゥ・フランス2004 (お出汁は2008)

お造りは河豚白子和え × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007

凌ぎは穴子の飯蒸し はじかみ × ジョワイヨ・ドゥ・フランス2004


煮物は海老芋揚げ出汁 × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007
ボワゼル親子にとって初体験だった“海老芋”の現物を披露!

のど黒醤油焼 大黒しめじ × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007

フロランさんが手持ちで運んでくださった逸品『ジョワイヨ・ドゥ・フランス1989』
旨味、バランス、奥行きのシャンパンでした、美味!

酢の物は香箱蟹 黄菊 胡瓜 × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007


食事は雲丹蕎麦 キャビア乗せ × ジョワイヨ・ドゥ・フランス1989
甘味として登場した洋梨のゼリー掛け × グラン・ヴィンテージ2008
テイスティングしたアイテム

(左から)
◍ウェルカムシャンパンとして
#1:ブラン・ドゥ・ブラン シャルドネ
「歴史的なキュヴェで、100年以上にわたり生産しています」とフロランさん。GCのシュイィ、ル・メニル・シュル・オジェ、クラマンとPCのヴェルテュのシャルドネを使用。表現力、ポテンシャルのあるアイテム
◍ディナーで供出
#2:グラン・ヴィンテージ2008
ワインメーカーが笑顔になったヴィンテージ、偉大な2008年、力強さと複雑味、ぶどう品種はシャルドネ50%とピノ・ノワール50%、ドザージュ4g/L
#3:ジョワイヨ・ドゥ・フランス2004
メゾンのプレステージ・キュヴェ。エヴリンさんが命名したシャンパンでジュエル“宝石”の意味を持つ。ジョワイヨだけは樽使用(全体の5~20%)のワインを使用、2004年ヴィンテージの樽比率は10%、澱との接触は12年間で、その後デゴルジュマン。ぶどう品種はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
#4:ジョワイヨ・ドゥ・フランス ロゼ2007
2000年が初ヴィンテージ、2004年に続き、2007年が最新ヴィンテージ。色調は淡いピンク、果実味があり、ドライフルーツやオレンジの砂糖漬け、タンニンのニュアンスも。ぶどう品種はシャルドネ38%、ピノ・ノワール62%(うち、10%はレ・リセのピノ・ノワールをブレンド)。ドザージュ4g/L
#5:ジョワイヨ・ドゥ・フランス1989
この日の為に特別に用意されたアイテム。豊潤な味わい、熟成させることでメゾンの真髄を発揮、ぶどう品種はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
長年の友情のあかし

通訳を務めたウィラハン・マミさんとマダム・エヴリンの素敵な笑顔!!

小松カメラマンの仕事ぶりをキャッチ!

全員集合の記念画像
マダムが語った“Roots and Wings”

日本の秋の味覚をいけばなで表現
エヴリンさんが好きなことわざ
There are two lasting things we give our children. One is roots and the other is wings.
我々が子供たちに永続的に与えることができるものがある、1つは “ルーツ” で、もう1つは“翼”である
ルーツはボワゼルの5世代にわたる歴史。フロラン新当主も「自分にも3人の子供がいるので、7代目に繋いでいきます」と笑いながら語っていました。
翼は未来に向かって共有できる幸せ、飛び立って新たなものを造り出し、将来の約束を伝えていく幸せを意味しています。
シャンパーニュ・ボワゼルは1834年に、オーグスト・ボワゼルと妻ジュリー・マーティンによって設立されて以来、家族経営を貫いていますが、新しいキュヴェを造り、流通のイノベーションを図り、国際的な評価を上げる等、各世代がメゾンに様々な貢献をしてきました。新世代の更なる発展を祈願しています!!!
ワイン王国様のFBも併せてご笑覧くださいませ!!
https://www.winekingdom.co.jp/_ct/17322927

随所に細やかな気遣いが!

1973年に母親と共にメゾンを継承し、1985年に正式に社長職に就いたエヴリン・ロック=ボワゼルさんは情熱と誇りを糧に、今年の1月までメゾンの顔として活躍してきました。初来日した次男フロラン・ロック=ボワゼルさんは、今年、6代目を継承しました。今回来日していませんが、長男のライオネル・ロック=ボワゼルさんはマネージングディレクターに就任しています。
画像はボワゼル親子とディナーの仕切役を務めたウィラハンご夫妻。深い信頼関係で結ばれています。
New City Club of Tokyoの和食と合せて
テーマは日本の秋の味覚とボワゼルのシャンパーニュのマリアージュ!


先付けは鮑花林糖 揚げ銀杏 肝ソース × グラン・ヴィンテージ2008
御椀は松葉蟹真薯 蕪 法蓮草 柚子 × ジョワイヨ・ドゥ・フランス2004 (お出汁は2008)

お造りは河豚白子和え × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007

凌ぎは穴子の飯蒸し はじかみ × ジョワイヨ・ドゥ・フランス2004


煮物は海老芋揚げ出汁 × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007
ボワゼル親子にとって初体験だった“海老芋”の現物を披露!

のど黒醤油焼 大黒しめじ × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007

フロランさんが手持ちで運んでくださった逸品『ジョワイヨ・ドゥ・フランス1989』
旨味、バランス、奥行きのシャンパンでした、美味!

酢の物は香箱蟹 黄菊 胡瓜 × ジョワイヨ・ドゥ・フランス・ロゼ2007


食事は雲丹蕎麦 キャビア乗せ × ジョワイヨ・ドゥ・フランス1989
甘味として登場した洋梨のゼリー掛け × グラン・ヴィンテージ2008
テイスティングしたアイテム

(左から)
◍ウェルカムシャンパンとして
#1:ブラン・ドゥ・ブラン シャルドネ
「歴史的なキュヴェで、100年以上にわたり生産しています」とフロランさん。GCのシュイィ、ル・メニル・シュル・オジェ、クラマンとPCのヴェルテュのシャルドネを使用。表現力、ポテンシャルのあるアイテム
◍ディナーで供出
#2:グラン・ヴィンテージ2008
ワインメーカーが笑顔になったヴィンテージ、偉大な2008年、力強さと複雑味、ぶどう品種はシャルドネ50%とピノ・ノワール50%、ドザージュ4g/L
#3:ジョワイヨ・ドゥ・フランス2004
メゾンのプレステージ・キュヴェ。エヴリンさんが命名したシャンパンでジュエル“宝石”の意味を持つ。ジョワイヨだけは樽使用(全体の5~20%)のワインを使用、2004年ヴィンテージの樽比率は10%、澱との接触は12年間で、その後デゴルジュマン。ぶどう品種はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
#4:ジョワイヨ・ドゥ・フランス ロゼ2007
2000年が初ヴィンテージ、2004年に続き、2007年が最新ヴィンテージ。色調は淡いピンク、果実味があり、ドライフルーツやオレンジの砂糖漬け、タンニンのニュアンスも。ぶどう品種はシャルドネ38%、ピノ・ノワール62%(うち、10%はレ・リセのピノ・ノワールをブレンド)。ドザージュ4g/L
#5:ジョワイヨ・ドゥ・フランス1989
この日の為に特別に用意されたアイテム。豊潤な味わい、熟成させることでメゾンの真髄を発揮、ぶどう品種はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
長年の友情のあかし

通訳を務めたウィラハン・マミさんとマダム・エヴリンの素敵な笑顔!!

小松カメラマンの仕事ぶりをキャッチ!

全員集合の記念画像
マダムが語った“Roots and Wings”

日本の秋の味覚をいけばなで表現
エヴリンさんが好きなことわざ
There are two lasting things we give our children. One is roots and the other is wings.
我々が子供たちに永続的に与えることができるものがある、1つは “ルーツ” で、もう1つは“翼”である
ルーツはボワゼルの5世代にわたる歴史。フロラン新当主も「自分にも3人の子供がいるので、7代目に繋いでいきます」と笑いながら語っていました。
翼は未来に向かって共有できる幸せ、飛び立って新たなものを造り出し、将来の約束を伝えていく幸せを意味しています。
シャンパーニュ・ボワゼルは1834年に、オーグスト・ボワゼルと妻ジュリー・マーティンによって設立されて以来、家族経営を貫いていますが、新しいキュヴェを造り、流通のイノベーションを図り、国際的な評価を上げる等、各世代がメゾンに様々な貢献をしてきました。新世代の更なる発展を祈願しています!!!
![[NEW]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/120.gif)
https://www.winekingdom.co.jp/_ct/17322927
「ペリエ ジュエ グラン ブリュット」新デザインローンチ晩餐会スペシャルコラボレーション with ピエール・ガニェール [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
ペリエ ジュエ × ピエール・ガニェールの贅沢なコラボレーション

ANAインターコンチネンタルホテル東京36階『ピエール・ガニェール』絶景です!
テーブル上のボトルが新デザインになった『グラン ブリュット』
最左にあるブラン・ド・ブランやブラゾン ロゼはすでに瓶形が新バージョンに変わっているので、クラシックラインの最後を飾るのがグラン ブリュットになります。満を持しての登場です。

秋の装いのアミューズ・ブッシュ

左から順に
マーテル・マム ペリエ ジュエ社セザール・ジロン会長兼CEO、ペリエ ジュエの最高醸造責任者エルヴェ・デシャンさん、ペルノ リカール ジャパンのマーケティング本部長のヤン・ソエネンさん、ペリエ ジュエの今期コラボレーション・アーティストのアンドレアス・マンクーゾさん
マンクーゾさんがデザインしたシャンパーニュ・グラス

ディナーの場で公式に使うのは本邦初!
グラスは3色あり、グリーンは自然、ローズはロゼ、アンバーはシャンパンで、ペリエ ジュエの各アイテムのキュヴェを表現しています。
ガニェールさんも来日!

そして・・・
晩餐会でのコラボレーションは美食の巨匠ピエール・ガニェールさん!
「ペリエ ジュエはシャンパンの精神を大事にしているメゾンなので、コラボレーションできて嬉しく思いますし、16年間、私と共に仕事をしてきたシェフと一緒にお料理を提供できることも喜ばしい」と挨拶しました。
ガニェールさんの来日に伴い、10月19日~24日までスペシャルコラボレーションメニューを提供していました。
席決めはスプーンで

セザール・ジロンCEOは35年程前、早稲田大学商学部に在籍なさっていたそうで、冒頭の挨拶は綺麗な日本語でした。晩餐会の歴史について触れ、“スプーン”についても語りました。
かつて、晩餐会の主催者がお客様をご招待する際には、スプーンも一緒に贈るという風習があったそうです。ゆえにディナーではそれを模したスタイルで席次決めすることに。今回、お招きを受けた人たちは綺麗に並べられたスプーンの中から1本選び、柄に刻まれた数字のお席に座ることになりました。私はNo.10、とっても小粋なおもてなし!

ディナーのスタートは、2年前にデビューしたペリエ ジュエのブラン・ド・ブラン

毛蟹と昆布のナージュ カリフラワーのスミテ
貝類のマリニエールと牡蠣のアイスクリーム

帆立尽くし!
帆立貝のラメル パルメザンチーズの香る梨と根セロリ
帆立貝のロースト
帆立貝のムースとブイヨンゼゼット

ベル エポック2012を料理に合わせて

クリスタル製ハンドメイド!

カボチャのヴルーテ 黒にんにくと柚子をファルスしたレタス

鱗焼きにした甘鯛 アンディーブともやし アンチョビバター

家具と照明デザインのバックグラウンドを持つミラノ拠点のイタリア人デザイナー
アンドレアス・マンクーゾさんは「ペリエ ジュエからミッションの話がきたのは1年前です。1個作成するのに1週間かかります。グラスもシャンパンも完成までの過程に共通するものがあり、エルヴェさんから様々なインスピレーションを得て、形にすることができました」と挨拶。

黒鮑 蒸した鴨フォアグラ 季節のキノコ ディアブルソースと共に

ペリエ ジュエ グラ ングリュットのジュレ
とろみをつけてグレープフルーツロゼと生姜

ベルエポックのロゼ2010はお料理とデザートに合わせて

黒毛和牛フィレ肉と雲丹 ロマネスコと磯の香るジャガイモのピューレを添えて

フランス ベルナール・アントニーさんの熟成チーズ
秋のハーブ 塩味を効かせたヘーゼルナッツ 自家製ミュースリー

柚子のシロップでポッシェした洋梨
パッションフルーツの香る洋梨のクーリー
ペリエ・ジュエロゼのサバイヨン アマレットのソルベ
花束 バラの香る黒豆とアプリコット ピスタチオのパルフェ・グラッセ

アンバーカラーのグラス

お披露目されたペリエ ジュエ グラン ブリュット
繊細なボトルネック、フェミニンな肩のラインのボトルは1955年からメゾンにあったそうです。女性的なイメージのペリエ ジュエらしさを反映させたフォルムです。シャルドネ20%、ピノ・ノワール40%、ムニエ40%、白い花、白桃や梨、グレープフルーツのすがすがしく心地よい果実のニュアンス、バニラやブリオッシュの香り、口中では快活な溌剌感と深みのある熟成感が混じり合い、軽いビターさと優しい余韻

ディナーでご一緒したペルノ・リカールのジロンCEOやヤンさん、エルヴェさんを交えた集合写真。翌日25日はシャンパーニュ騎士団のガラ・ディナーでもヤンさんとエルヴェさんと再会できました!!
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コラボレーション・アーティストのマンクーゾさんと一緒に!
数年前に韓国のロッテホテルの『ピエール・ガニェール』に行った時、ご本人がいらしたのですが、その時は通常のメニューでした。今回はペリエ ジュエのグローバルインフルエンサーとして契約したガニェールさんが、期限限定で提供したスペシャルメニューだったので、もの凄い気合を感じました。
牡蠣がダメな私でも牡蠣のアイスクリームは食すことができましたし、ユニークなもやし使いも面白かったです。すべての食材に神経が行き届いていて、素晴らしい印象でした。
ベル エポックはしなやかに料理に寄り添っていました。晩餐会にお招きくださったペルノ リカール ジャパン様に感謝しております、ありがとうございました!!
■製品についてのお問い合わせはペルノ・リカール・ジャパン ℡03-5802-2671

ANAインターコンチネンタルホテル東京36階『ピエール・ガニェール』絶景です!
テーブル上のボトルが新デザインになった『グラン ブリュット』
最左にあるブラン・ド・ブランやブラゾン ロゼはすでに瓶形が新バージョンに変わっているので、クラシックラインの最後を飾るのがグラン ブリュットになります。満を持しての登場です。

秋の装いのアミューズ・ブッシュ

左から順に
マーテル・マム ペリエ ジュエ社セザール・ジロン会長兼CEO、ペリエ ジュエの最高醸造責任者エルヴェ・デシャンさん、ペルノ リカール ジャパンのマーケティング本部長のヤン・ソエネンさん、ペリエ ジュエの今期コラボレーション・アーティストのアンドレアス・マンクーゾさん
マンクーゾさんがデザインしたシャンパーニュ・グラス

ディナーの場で公式に使うのは本邦初!
グラスは3色あり、グリーンは自然、ローズはロゼ、アンバーはシャンパンで、ペリエ ジュエの各アイテムのキュヴェを表現しています。
ガニェールさんも来日!
そして・・・
晩餐会でのコラボレーションは美食の巨匠ピエール・ガニェールさん!
「ペリエ ジュエはシャンパンの精神を大事にしているメゾンなので、コラボレーションできて嬉しく思いますし、16年間、私と共に仕事をしてきたシェフと一緒にお料理を提供できることも喜ばしい」と挨拶しました。
ガニェールさんの来日に伴い、10月19日~24日までスペシャルコラボレーションメニューを提供していました。
席決めはスプーンで

セザール・ジロンCEOは35年程前、早稲田大学商学部に在籍なさっていたそうで、冒頭の挨拶は綺麗な日本語でした。晩餐会の歴史について触れ、“スプーン”についても語りました。
かつて、晩餐会の主催者がお客様をご招待する際には、スプーンも一緒に贈るという風習があったそうです。ゆえにディナーではそれを模したスタイルで席次決めすることに。今回、お招きを受けた人たちは綺麗に並べられたスプーンの中から1本選び、柄に刻まれた数字のお席に座ることになりました。私はNo.10、とっても小粋なおもてなし!

ディナーのスタートは、2年前にデビューしたペリエ ジュエのブラン・ド・ブラン

毛蟹と昆布のナージュ カリフラワーのスミテ
貝類のマリニエールと牡蠣のアイスクリーム

帆立尽くし!
帆立貝のラメル パルメザンチーズの香る梨と根セロリ
帆立貝のロースト
帆立貝のムースとブイヨンゼゼット

ベル エポック2012を料理に合わせて

クリスタル製ハンドメイド!

カボチャのヴルーテ 黒にんにくと柚子をファルスしたレタス

鱗焼きにした甘鯛 アンディーブともやし アンチョビバター

家具と照明デザインのバックグラウンドを持つミラノ拠点のイタリア人デザイナー
アンドレアス・マンクーゾさんは「ペリエ ジュエからミッションの話がきたのは1年前です。1個作成するのに1週間かかります。グラスもシャンパンも完成までの過程に共通するものがあり、エルヴェさんから様々なインスピレーションを得て、形にすることができました」と挨拶。

黒鮑 蒸した鴨フォアグラ 季節のキノコ ディアブルソースと共に

ペリエ ジュエ グラ ングリュットのジュレ
とろみをつけてグレープフルーツロゼと生姜

ベルエポックのロゼ2010はお料理とデザートに合わせて

黒毛和牛フィレ肉と雲丹 ロマネスコと磯の香るジャガイモのピューレを添えて

フランス ベルナール・アントニーさんの熟成チーズ
秋のハーブ 塩味を効かせたヘーゼルナッツ 自家製ミュースリー

柚子のシロップでポッシェした洋梨
パッションフルーツの香る洋梨のクーリー
ペリエ・ジュエロゼのサバイヨン アマレットのソルベ
花束 バラの香る黒豆とアプリコット ピスタチオのパルフェ・グラッセ

アンバーカラーのグラス

お披露目されたペリエ ジュエ グラン ブリュット
繊細なボトルネック、フェミニンな肩のラインのボトルは1955年からメゾンにあったそうです。女性的なイメージのペリエ ジュエらしさを反映させたフォルムです。シャルドネ20%、ピノ・ノワール40%、ムニエ40%、白い花、白桃や梨、グレープフルーツのすがすがしく心地よい果実のニュアンス、バニラやブリオッシュの香り、口中では快活な溌剌感と深みのある熟成感が混じり合い、軽いビターさと優しい余韻

ディナーでご一緒したペルノ・リカールのジロンCEOやヤンさん、エルヴェさんを交えた集合写真。翌日25日はシャンパーニュ騎士団のガラ・ディナーでもヤンさんとエルヴェさんと再会できました!!
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コラボレーション・アーティストのマンクーゾさんと一緒に!
数年前に韓国のロッテホテルの『ピエール・ガニェール』に行った時、ご本人がいらしたのですが、その時は通常のメニューでした。今回はペリエ ジュエのグローバルインフルエンサーとして契約したガニェールさんが、期限限定で提供したスペシャルメニューだったので、もの凄い気合を感じました。
牡蠣がダメな私でも牡蠣のアイスクリームは食すことができましたし、ユニークなもやし使いも面白かったです。すべての食材に神経が行き届いていて、素晴らしい印象でした。
ベル エポックはしなやかに料理に寄り添っていました。晩餐会にお招きくださったペルノ リカール ジャパン様に感謝しております、ありがとうございました!!
■製品についてのお問い合わせはペルノ・リカール・ジャパン ℡03-5802-2671
ブランド史上初「No.」入り製品として新登場のローラン・ペリエ『グラン シエクル』 [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
ローラン・ペリエ チーム勢揃い!
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(左から)
来日したギヨーム パイヤールLPインターナショナル キー アカウントマネージャー&日本・韓国担当マネージャー、マルセル ベルトLPアジア総括ディレクター、アレクサンドラ ペレイル ドゥ ノナンクール当主、ミッシェル フォコネ シェフ・ド・カーブ、ステファン ダルヤック社長&日本在住のフィリップ ソーゼット LPブランドアンバサダー
60年の歳月を経て・・・

ネックラベルに「No.」を記したグラン シエクル
No.24は2004年、2006年、2007年の3ヴィンテージによって構成されています。
前当主ベルナール・ドゥ・ノナンクール氏が1948年に、ローラン・ペリエ(LP)社を引き継いで、わずか60年足らずで、約100位から世界第3位に躍進したことは良く知られています。彼は新たなアイテムを次々と世に送り出してきました。その最高傑作はトップキュヴェの『グラン シエクル』、名付け親はあのシャルル・ド・ゴール大統領です。
この時、ドゥ・ノナンクール氏は39歳!
1952年、1953年、1955年の3ヴィンテージをアサンブラージュ(ブレンド)して完成させた『グラン シエクル』のデビューは1959年でした。
アサンブラージュ(ブレンド)する理由
1950年代、ドゥ・ノナンクール氏が考え続けていたこと、それが“パーフェクトなヴィンテージの創造”です。
気候は毎年異なり、1度として同じ気候はない。シャンパン造りにおいて、たった1つのヴィンテージで、すべてを完璧に表現することは不可能である。ゆえに自然界が我々に決して与えてくれない“完璧さ”を追求するには、“複数のヴィンテージをブレンドする”こと。それこそが完璧なシャンパン造りの道である。
ベールを外したグラン シエクル
LPではこの70年間で29回ヴィンテージシャンパンを生産しています。
グラン シエクルに使用する品種はシャルドネ約55%、ピノ・ノワール約45%、ドザージュ約7g/Lで、3ヴィンテージをブレンドしますが、核をなすのは一番若いヴィンテージ。ぶどうの出処はシャンパーニュ地方にある317のクリュのなかのグラン・クリュだけで、白ぶどうはアヴィーズ、クラマン、シュイィ、ル・メニル・シュール・オジェ、黒ぶどうはアンボネイ、ブージー、マイィ、ヴェルジを中心とした11のグラン・クリュ。但し、デビュー以来、ブレンドしている3ヴィンテージについては非公開でした。
アレクサンドラ当主は「家族経営としてのメゾンを構築し、革新的なブランドとして発展させることが父ベルナール ドゥ ノナンクールの挑戦だったとしたら、メゾンの独立性を確たるものにすることが私と妹ステファニーの使命です」と語り、偉大な父親がブレンドの妙を生かして誕生させた『グラン シエクル』に、新情報を加えることを決断しました。
シェフ・ド・カーブが語った4つのグラン シエクル
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1973年から3代目シェフ・ド・カーブとして活躍しているミッシェル・フォコネ氏、2014年以来の来日でした。その折の貴重なグラン シエクルテイスティングも載せておきます!

創業200周年の2012年に完成したグラン シエクルだけの醸造施設(2018年11月撮影)
最高峰のものは時(の経過)がそれを教えてくれる。長熟なシャンパーニュはセラーで時を重ねていくことで、それが表現できる(ミッシェル・フォコネ)
グラン シエクルの熟成期間は最低でも8年を要します。
フォコネ氏は、バランスの良さ、力強さ、エレガントさ、の3つの特長が突出しているシャンパンを造るために、3つのヴィンテージをブレンドした“マルチヴィンテージ”を採用し、ドゥ・ノナンクール氏が求めていた最高峰のシャンパン造りを手掛けています。
最新バージョンNo.24
3ヴィンテージは、酸はソフトながら骨格ある酒質の2004年、繊細かつエレガントな2006年、しっかりした酸を備えた2007年。色調は輝きのある淡いイエロー、細やかな気泡、フレッシュ感とシャルドネ由来の酸、シルキーなタッチ、今後の熟成が楽しみ。
現行ヴィンテージはNo.23
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3ヴィンテージは、骨格のある2002年、爽やかさの2004年、No.23の中心となるヴィンテージでシャルドネのフィネスと繊細さの2006年。淡いゴールド、香りのインパクトはNo.24より際立ち、中盤から後半にかけての蜂蜜の要素好印象。石灰由来の香り、ミネラル、若干のビター感、今飲んで美味しいアイテム。
No22はマグナムでサービス
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大容量は通常のボトルより熟成期間が長いのが特徴。15年間セラーで寝ていたシャンパン。3ヴィンテージは、フィネスとエレガンスの1999年、骨格の2002年、爽やかさとまるみの2004年。色調は深みのあるゴールド、 香りに複雑さがあり、柑橘果実、なかでも レモンやグレープフルーツ、ビスケットやブリオッシュ、中盤からグラン シエクルらしい蜂蜜のニュアンス、シルキーで爽やか。
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ステファン ダルヤック社長とエレガントな女性当主アレクサンドラさん
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特別供出されたのはLP創業200周年のためにリリースされた『レ・レゼルブグラン・シエクル』。No.17はシャルドネが完璧だった1990年、エレガントさの1993年、骨格の1995年の3ヴィンテージから構成されており、カーヴのなかでは“キュヴェ №571J”と呼ばれていました。ボトルのネック部分には職人の手による黒いひもが巻かれています。
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セラーで24年間過ごしてきたシャンパン。白をベースにした綺麗なイエローで、香りにも味にも古酒の風味。最初に柑橘系果実、ヘーゼルナッツ、蜂蜜、さらに熟成によるモカや焙煎香、スーボワの香りが広がり、口中ではシームレス、滑らかな舌触りで魅力的!
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パークハイアットでサービスを担当したソムリエ諸氏
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(左から供出順に)
No.24(2004/2006/2007)
No.23(2002/2004/2006)
No.22マグナム(1999/2002/2004)
No.17(1990/1993/1995)

アレクサンドラさんとは昨年以来の再会で、とっても幸せでした!
2007年もパークハイアット東京

2007年、ローラン・ペリエの輸入元がサントリーワインインターナショナル(株)に変わった時のお披露目イヴェントで、櫻井前社長とアレクサンドラさんの握手シーン。
この時の会場もパークハイアット東京でした。ローラン・ペリエにとっては節目の時にふさわしいホテルなのかも知れません(笑)
ブランド特設サイト公開
順次、「No.」のグラン シエクルがリリースされますが、No.ごとのヴィンテージは、サイトで閲覧可能です!
■製品についてのお問い合わせ先
サントリーワインインターナショナル株式会社(お客様センター)/ ℡0120-139-380
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(左から)
来日したギヨーム パイヤールLPインターナショナル キー アカウントマネージャー&日本・韓国担当マネージャー、マルセル ベルトLPアジア総括ディレクター、アレクサンドラ ペレイル ドゥ ノナンクール当主、ミッシェル フォコネ シェフ・ド・カーブ、ステファン ダルヤック社長&日本在住のフィリップ ソーゼット LPブランドアンバサダー
60年の歳月を経て・・・

ネックラベルに「No.」を記したグラン シエクル
No.24は2004年、2006年、2007年の3ヴィンテージによって構成されています。
前当主ベルナール・ドゥ・ノナンクール氏が1948年に、ローラン・ペリエ(LP)社を引き継いで、わずか60年足らずで、約100位から世界第3位に躍進したことは良く知られています。彼は新たなアイテムを次々と世に送り出してきました。その最高傑作はトップキュヴェの『グラン シエクル』、名付け親はあのシャルル・ド・ゴール大統領です。
この時、ドゥ・ノナンクール氏は39歳!
1952年、1953年、1955年の3ヴィンテージをアサンブラージュ(ブレンド)して完成させた『グラン シエクル』のデビューは1959年でした。
アサンブラージュ(ブレンド)する理由
1950年代、ドゥ・ノナンクール氏が考え続けていたこと、それが“パーフェクトなヴィンテージの創造”です。
気候は毎年異なり、1度として同じ気候はない。シャンパン造りにおいて、たった1つのヴィンテージで、すべてを完璧に表現することは不可能である。ゆえに自然界が我々に決して与えてくれない“完璧さ”を追求するには、“複数のヴィンテージをブレンドする”こと。それこそが完璧なシャンパン造りの道である。
ベールを外したグラン シエクル
LPではこの70年間で29回ヴィンテージシャンパンを生産しています。
グラン シエクルに使用する品種はシャルドネ約55%、ピノ・ノワール約45%、ドザージュ約7g/Lで、3ヴィンテージをブレンドしますが、核をなすのは一番若いヴィンテージ。ぶどうの出処はシャンパーニュ地方にある317のクリュのなかのグラン・クリュだけで、白ぶどうはアヴィーズ、クラマン、シュイィ、ル・メニル・シュール・オジェ、黒ぶどうはアンボネイ、ブージー、マイィ、ヴェルジを中心とした11のグラン・クリュ。但し、デビュー以来、ブレンドしている3ヴィンテージについては非公開でした。
アレクサンドラ当主は「家族経営としてのメゾンを構築し、革新的なブランドとして発展させることが父ベルナール ドゥ ノナンクールの挑戦だったとしたら、メゾンの独立性を確たるものにすることが私と妹ステファニーの使命です」と語り、偉大な父親がブレンドの妙を生かして誕生させた『グラン シエクル』に、新情報を加えることを決断しました。
シェフ・ド・カーブが語った4つのグラン シエクル
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1973年から3代目シェフ・ド・カーブとして活躍しているミッシェル・フォコネ氏、2014年以来の来日でした。その折の貴重なグラン シエクルテイスティングも載せておきます!

創業200周年の2012年に完成したグラン シエクルだけの醸造施設(2018年11月撮影)
最高峰のものは時(の経過)がそれを教えてくれる。長熟なシャンパーニュはセラーで時を重ねていくことで、それが表現できる(ミッシェル・フォコネ)
グラン シエクルの熟成期間は最低でも8年を要します。
フォコネ氏は、バランスの良さ、力強さ、エレガントさ、の3つの特長が突出しているシャンパンを造るために、3つのヴィンテージをブレンドした“マルチヴィンテージ”を採用し、ドゥ・ノナンクール氏が求めていた最高峰のシャンパン造りを手掛けています。
最新バージョンNo.24
3ヴィンテージは、酸はソフトながら骨格ある酒質の2004年、繊細かつエレガントな2006年、しっかりした酸を備えた2007年。色調は輝きのある淡いイエロー、細やかな気泡、フレッシュ感とシャルドネ由来の酸、シルキーなタッチ、今後の熟成が楽しみ。
現行ヴィンテージはNo.23
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3ヴィンテージは、骨格のある2002年、爽やかさの2004年、No.23の中心となるヴィンテージでシャルドネのフィネスと繊細さの2006年。淡いゴールド、香りのインパクトはNo.24より際立ち、中盤から後半にかけての蜂蜜の要素好印象。石灰由来の香り、ミネラル、若干のビター感、今飲んで美味しいアイテム。
No22はマグナムでサービス
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大容量は通常のボトルより熟成期間が長いのが特徴。15年間セラーで寝ていたシャンパン。3ヴィンテージは、フィネスとエレガンスの1999年、骨格の2002年、爽やかさとまるみの2004年。色調は深みのあるゴールド、 香りに複雑さがあり、柑橘果実、なかでも レモンやグレープフルーツ、ビスケットやブリオッシュ、中盤からグラン シエクルらしい蜂蜜のニュアンス、シルキーで爽やか。
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ステファン ダルヤック社長とエレガントな女性当主アレクサンドラさん
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特別供出されたのはLP創業200周年のためにリリースされた『レ・レゼルブグラン・シエクル』。No.17はシャルドネが完璧だった1990年、エレガントさの1993年、骨格の1995年の3ヴィンテージから構成されており、カーヴのなかでは“キュヴェ №571J”と呼ばれていました。ボトルのネック部分には職人の手による黒いひもが巻かれています。
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セラーで24年間過ごしてきたシャンパン。白をベースにした綺麗なイエローで、香りにも味にも古酒の風味。最初に柑橘系果実、ヘーゼルナッツ、蜂蜜、さらに熟成によるモカや焙煎香、スーボワの香りが広がり、口中ではシームレス、滑らかな舌触りで魅力的!
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パークハイアットでサービスを担当したソムリエ諸氏
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No.24(2004/2006/2007)
No.23(2002/2004/2006)
No.22マグナム(1999/2002/2004)
No.17(1990/1993/1995)

アレクサンドラさんとは昨年以来の再会で、とっても幸せでした!
2007年もパークハイアット東京

2007年、ローラン・ペリエの輸入元がサントリーワインインターナショナル(株)に変わった時のお披露目イヴェントで、櫻井前社長とアレクサンドラさんの握手シーン。
この時の会場もパークハイアット東京でした。ローラン・ペリエにとっては節目の時にふさわしいホテルなのかも知れません(笑)
ブランド特設サイト公開
順次、「No.」のグラン シエクルがリリースされますが、No.ごとのヴィンテージは、サイトで閲覧可能です!
■製品についてのお問い合わせ先
サントリーワインインターナショナル株式会社(お客様センター)/ ℡0120-139-380
ドゥ・ヴノージュのジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長来日で『Princes Brut Tour Eiffel』を本邦初披露!! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]
ヴィレッジ・セラーズ(VC)が昨年12月から輸入を開始したシャンパン『ドゥ・ヴノ―ジュ』からジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長が来日し、エッフェル塔建設130年記念ボトルの『プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV』を含む8アイテムをプレスランチで披露しました。
会場はマンダリンオリエンタル東京の『シグネチャー』、お料理は5月末に3代目総料理長としてお披露目・就任なさったルーク・アームストロング氏、ワインのサービスは加茂文彦シェフソムリエで、とても心地良いものでした。
今年1月のシャンパン講座でドゥ・ヴノージュにフォーカスしました。メゾンやアイテム等の全体像をつかんでいただくために、ブログをご一読いただけましたら幸いです。
とっても気になるエッフェル塔ボトル

2005年に社長職に就いたジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長
手にしているのは日本で初めて披露された『プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV』
ドゥ・ヴノージュは1837年にスイス人のアンリ・マルク・ドゥ・ヴノージュが65歳で興したメゾンですが、妻が資産家の娘(ミラノ市長を務めたBelinzaghi Family/ベリンザギー家出身)だったこともあり、資金的な苦労はなかったようです。19世紀末のドゥ・ヴノージュは100万本以上を生産し、モエ・エ・シャンドン、モノポル・エドシックと並ぶトップ3に名を連ねていました。
ドゥ・ヴノージュ自体、自社畑は所有していませんが、80㌶分のぶどうは供給可能で、150年以上の取引をしている契約農家もあります。現在の年間生産量は100万本以下、質を重視するメゾンです。1998年にボワゼル・シャノワーヌ、シャンパーニュ・グループ(BCCグループ)の傘下となり、2006年からランソンが参入したので、今はLANSON-BCCに。同グループはシャンパーニュ業界第2位のボリュームを誇っています。
ジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長は「グループ内ではボトルのまとめ買いや流通で融通が効きますし、ロゼに使うPNはレ・リセに40㌶の畑を持つアレクサンドル・ボネから譲り受けています」と説明していました。
また、昨今、シャンパーニュ地方では女性のシェフ・ド・カーヴが増えていますが、ドゥ・ヴノージュでも1998年からイザベル・テリエ女史が活躍しています。前任のエリック・ルベル氏(現在クリュッグの最高醸造責任者)と3年間共に働き、指導を受けたそうです。

適切な供出温度で状態完璧、当日のサービスを担当してくださった加茂シェフソムリエ
(左から)コルドンブルー・ブリュットNV、同ロゼNV、プランス・ブラン・ド・ブランNV、同ブラン・ド・ノワールNV、同トゥール・エッフェルNV、ルイ15世2008、ルイ15世1996、プランス・ロゼNV

NVプランス・ロゼが〆のアイテム!
PN100%(ヴェルズネイ80%、レ・リセ20%)で平均樹齢45年、レ・リセの赤ワイン(PN)を6%ブレンド、ベースワインは2013年、ドザージュ6g/L、デゴルジュマンは2019年1月。爽快で赤い果実とミネラルが特徴
3代目総料理長は豪州出身

アームストロング氏は北海道の雲丹やブルターニュ産のオマール、鹿児島産の黒豚等を使い、ドゥ・ヴノージュとの至福の世界を展開

雲丹のミネラル感と甘さ、その後に、ねっとりとした食感が広がり、極上の味わい!
コルドンブルーのミネラル、ロゼのタンニンが雲丹の様々な要素を引き出す印象

コルドンブルーの裏ラベルにはデゴルジュマンの年月(2018年2月)、ドザ―ジュ量(6.1g/L)の記載があり、QRコードでボトル情報が確認できます!
現在市場に出ているNVのベースワインは2013年、リザーヴワインは2年迄さかのぼるので、通常なら2012年と2011年を20%使用します。但し、このNVのリザーヴワインは2012年のみ20%、2011年は出来が良くなかったので使っていません。グラス内の温度上昇で味わいにまるみ、芯のある酸の存在を感じました。
<新情報>
ベースワインが2014年に変わる段階で、品種のブレンド比率はCH、PN、PM各3分の1に変更予定。今までより、シャルドネを多く使うことで、エレガントさをより強調する狙いとのこと。
2018年にコトー・シャンプノワ(非発泡性ワイン)の白2,000本とロゼ1,000本を生産。2002年にも生産しています。「販売するのが難しい商材でしたが、近年ブルゴーニュワインが高騰していることもあり、以前よりは売りやすくなりました」とジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長

インゲン豆のサラダ ヘーゼルナッツ 山形産桃とソテーしたフォアグラ
ヘーゼルナッツの香ばしさとフォアグラの柔らかい食感が絶妙

コルドンルージュ・ロゼNVのベースワインは2014年、品種はピノ・ノワール60%、ムニエ20%、シャルドネ20%で、レ・リセのピノ・ノワールを8%(通常6~8%)ブレンド、ドザージュ7.8g/L
<新情報>
ドザージュ量に関して現在の7.8g/Lを、次のデゴルジュマンで6.9g/Lに変える予定

プランス・ブラン・ド・ブランNVのベースワインは2012年、リザーヴワインは2010年を20%使用。ドザージュ6g/L、デゴルジュマンは2018年。メニル・シュル・オジェ80%とトレパイユ20%のシャルドネを使っていて、前者のキレと力強さ、後者のまろやかさがバランスの良い味わいに。気泡の繊細さが5年間の熟成を物語っています!

ブルターニュ産オマール海老のバターロースト アスパラガス イエローワインソース(海老の味噌とヴァン・ジョーヌを使ったソース)

パリのシンボル“エッフェル塔”が描かれた『プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV』
1889年に開催されたパリ万国博覧会のために建設されたのがエッフェル塔であり、その時の公式パートナーがドゥ・ヴノージュでした。そのご縁から、ちょうど130年目にあたる本年、パリ市からライセンスを取得して、リリースさせたのがこのシャンパンです!
ベースワインは2013年、シャルドネ、ビノ・ノワール、ムニエを各3分の1ずつ使用、ドザージュ6g/L、生産本数は限定15,000本、そのうち500本のみ日本で12月末発売予定、楽しみです!

金目鯛フィレのロースト あおりイカとソテーしたポワロ葱
魚の鱗をパリパリにした食感が魅力!
プランス・ブラン・ド・ノワールNVのベースワインは2013年、ヴェルズネイ80%とレ・リセ20%のピノ・ノワールを使用。ドザージュは6g/L、デゴルジュマンは2019年1月。ヴェルズネイのフレッシュでエレガントなタッチとレ・リセの軽快かつ繊細な要素がうまく融合したアイテム。
ドゥ・ヴノージュがデザインし、意匠権を有す瓶型

カラフェ型のボトルは1858年にオランダ王室オラニエ公(王太子)へのオマージュとして造られたもので、当時はロレーヌ地方の『サン・ルイ』が製作していました。1961年にドゥ・ヴノ―ジュが意匠権を得て、シャンパンボトルとして使用を開始しました。ジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長から「研究の結果、通常の瓶型と比べて、酸化が緩やかであることが判明しています。ルミアージュも機械で行っていますが、特殊な瓶なので、500本入れるところを200本程度にしています」との解説あり!

黒豚ロースのグリル 京人参 春野菜 シャルキュトリソース

20世紀と21世紀の秀逸なヴィンテージの利き比べ、共にドザージュ6g/L、デゴルジュマン2018年1月です。
溌剌とした口当たりで酸味豊かな2008、ぶどう品種はピノ・ノワール50%(ヴェルズネイ41.5%、ブージー8.5%)、シャルドネ50%(アヴィズ20%、クラマン15%、メニル・シュル・オジェ15%)、2008年ヴィンテージはメゾン初のノン・マロ(非MLF)、今後造るものはすべてノン・マロになる由。まだまだ若いですが、複雑味に富み、長期熟成が楽しみなシャンパン
熟練の味わいの1996、ぶどう品種はピノ・ノワール50%(ヴェルズネイ、アンボネイ、マイィ、ブージー)とシャルドネ50%(アヴィズ、クラマン、オジェ、シュイィ)、ゴールドの色調で、古酒に由来する焙煎香やココア、気泡はワインに溶け込みシームレス、全体的に優しい印象、スリムなスタイル。「かなりの量をストックし、毎年3,000本ずつデゴルジュマンをしています。今年も行いました。今、ようやく、バランスが取れ始めてきました」とジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長

沖縄産黒砂糖とホワイトチョコレートのタルトには甘酸っぱいベリーのソースを使っていたので、プランス・ロゼの赤系果実のニュアンスと相乗し、チョコのポリフェノールとロゼの若干のタンニンが良いバランス!

7~8年前からシャンパンの扱いを開始したヴィレッジ・セラーズのリチャード・コーエン社長&中村芳子専務、新規メゾン『ドゥ・ヴノージュ』の動きも快調なので、ジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長も満身の笑顔!
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会場はマンダリンオリエンタル東京の『シグネチャー』、お料理は5月末に3代目総料理長としてお披露目・就任なさったルーク・アームストロング氏、ワインのサービスは加茂文彦シェフソムリエで、とても心地良いものでした。
今年1月のシャンパン講座でドゥ・ヴノージュにフォーカスしました。メゾンやアイテム等の全体像をつかんでいただくために、ブログをご一読いただけましたら幸いです。
とっても気になるエッフェル塔ボトル

2005年に社長職に就いたジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長
手にしているのは日本で初めて披露された『プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV』
ドゥ・ヴノージュは1837年にスイス人のアンリ・マルク・ドゥ・ヴノージュが65歳で興したメゾンですが、妻が資産家の娘(ミラノ市長を務めたBelinzaghi Family/ベリンザギー家出身)だったこともあり、資金的な苦労はなかったようです。19世紀末のドゥ・ヴノージュは100万本以上を生産し、モエ・エ・シャンドン、モノポル・エドシックと並ぶトップ3に名を連ねていました。
ドゥ・ヴノージュ自体、自社畑は所有していませんが、80㌶分のぶどうは供給可能で、150年以上の取引をしている契約農家もあります。現在の年間生産量は100万本以下、質を重視するメゾンです。1998年にボワゼル・シャノワーヌ、シャンパーニュ・グループ(BCCグループ)の傘下となり、2006年からランソンが参入したので、今はLANSON-BCCに。同グループはシャンパーニュ業界第2位のボリュームを誇っています。
ジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長は「グループ内ではボトルのまとめ買いや流通で融通が効きますし、ロゼに使うPNはレ・リセに40㌶の畑を持つアレクサンドル・ボネから譲り受けています」と説明していました。
また、昨今、シャンパーニュ地方では女性のシェフ・ド・カーヴが増えていますが、ドゥ・ヴノージュでも1998年からイザベル・テリエ女史が活躍しています。前任のエリック・ルベル氏(現在クリュッグの最高醸造責任者)と3年間共に働き、指導を受けたそうです。
適切な供出温度で状態完璧、当日のサービスを担当してくださった加茂シェフソムリエ
(左から)コルドンブルー・ブリュットNV、同ロゼNV、プランス・ブラン・ド・ブランNV、同ブラン・ド・ノワールNV、同トゥール・エッフェルNV、ルイ15世2008、ルイ15世1996、プランス・ロゼNV

NVプランス・ロゼが〆のアイテム!
PN100%(ヴェルズネイ80%、レ・リセ20%)で平均樹齢45年、レ・リセの赤ワイン(PN)を6%ブレンド、ベースワインは2013年、ドザージュ6g/L、デゴルジュマンは2019年1月。爽快で赤い果実とミネラルが特徴
3代目総料理長は豪州出身
アームストロング氏は北海道の雲丹やブルターニュ産のオマール、鹿児島産の黒豚等を使い、ドゥ・ヴノージュとの至福の世界を展開

雲丹のミネラル感と甘さ、その後に、ねっとりとした食感が広がり、極上の味わい!
コルドンブルーのミネラル、ロゼのタンニンが雲丹の様々な要素を引き出す印象

コルドンブルーの裏ラベルにはデゴルジュマンの年月(2018年2月)、ドザ―ジュ量(6.1g/L)の記載があり、QRコードでボトル情報が確認できます!
現在市場に出ているNVのベースワインは2013年、リザーヴワインは2年迄さかのぼるので、通常なら2012年と2011年を20%使用します。但し、このNVのリザーヴワインは2012年のみ20%、2011年は出来が良くなかったので使っていません。グラス内の温度上昇で味わいにまるみ、芯のある酸の存在を感じました。
<新情報>
ベースワインが2014年に変わる段階で、品種のブレンド比率はCH、PN、PM各3分の1に変更予定。今までより、シャルドネを多く使うことで、エレガントさをより強調する狙いとのこと。
2018年にコトー・シャンプノワ(非発泡性ワイン)の白2,000本とロゼ1,000本を生産。2002年にも生産しています。「販売するのが難しい商材でしたが、近年ブルゴーニュワインが高騰していることもあり、以前よりは売りやすくなりました」とジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長
インゲン豆のサラダ ヘーゼルナッツ 山形産桃とソテーしたフォアグラ
ヘーゼルナッツの香ばしさとフォアグラの柔らかい食感が絶妙
コルドンルージュ・ロゼNVのベースワインは2014年、品種はピノ・ノワール60%、ムニエ20%、シャルドネ20%で、レ・リセのピノ・ノワールを8%(通常6~8%)ブレンド、ドザージュ7.8g/L
<新情報>
ドザージュ量に関して現在の7.8g/Lを、次のデゴルジュマンで6.9g/Lに変える予定

プランス・ブラン・ド・ブランNVのベースワインは2012年、リザーヴワインは2010年を20%使用。ドザージュ6g/L、デゴルジュマンは2018年。メニル・シュル・オジェ80%とトレパイユ20%のシャルドネを使っていて、前者のキレと力強さ、後者のまろやかさがバランスの良い味わいに。気泡の繊細さが5年間の熟成を物語っています!
ブルターニュ産オマール海老のバターロースト アスパラガス イエローワインソース(海老の味噌とヴァン・ジョーヌを使ったソース)

パリのシンボル“エッフェル塔”が描かれた『プランス・ブリュット・トゥール・エッフェルNV』
1889年に開催されたパリ万国博覧会のために建設されたのがエッフェル塔であり、その時の公式パートナーがドゥ・ヴノージュでした。そのご縁から、ちょうど130年目にあたる本年、パリ市からライセンスを取得して、リリースさせたのがこのシャンパンです!
ベースワインは2013年、シャルドネ、ビノ・ノワール、ムニエを各3分の1ずつ使用、ドザージュ6g/L、生産本数は限定15,000本、そのうち500本のみ日本で12月末発売予定、楽しみです!
金目鯛フィレのロースト あおりイカとソテーしたポワロ葱
魚の鱗をパリパリにした食感が魅力!
プランス・ブラン・ド・ノワールNVのベースワインは2013年、ヴェルズネイ80%とレ・リセ20%のピノ・ノワールを使用。ドザージュは6g/L、デゴルジュマンは2019年1月。ヴェルズネイのフレッシュでエレガントなタッチとレ・リセの軽快かつ繊細な要素がうまく融合したアイテム。
ドゥ・ヴノージュがデザインし、意匠権を有す瓶型
カラフェ型のボトルは1858年にオランダ王室オラニエ公(王太子)へのオマージュとして造られたもので、当時はロレーヌ地方の『サン・ルイ』が製作していました。1961年にドゥ・ヴノ―ジュが意匠権を得て、シャンパンボトルとして使用を開始しました。ジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長から「研究の結果、通常の瓶型と比べて、酸化が緩やかであることが判明しています。ルミアージュも機械で行っていますが、特殊な瓶なので、500本入れるところを200本程度にしています」との解説あり!
黒豚ロースのグリル 京人参 春野菜 シャルキュトリソース
20世紀と21世紀の秀逸なヴィンテージの利き比べ、共にドザージュ6g/L、デゴルジュマン2018年1月です。
溌剌とした口当たりで酸味豊かな2008、ぶどう品種はピノ・ノワール50%(ヴェルズネイ41.5%、ブージー8.5%)、シャルドネ50%(アヴィズ20%、クラマン15%、メニル・シュル・オジェ15%)、2008年ヴィンテージはメゾン初のノン・マロ(非MLF)、今後造るものはすべてノン・マロになる由。まだまだ若いですが、複雑味に富み、長期熟成が楽しみなシャンパン
熟練の味わいの1996、ぶどう品種はピノ・ノワール50%(ヴェルズネイ、アンボネイ、マイィ、ブージー)とシャルドネ50%(アヴィズ、クラマン、オジェ、シュイィ)、ゴールドの色調で、古酒に由来する焙煎香やココア、気泡はワインに溶け込みシームレス、全体的に優しい印象、スリムなスタイル。「かなりの量をストックし、毎年3,000本ずつデゴルジュマンをしています。今年も行いました。今、ようやく、バランスが取れ始めてきました」とジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長

沖縄産黒砂糖とホワイトチョコレートのタルトには甘酸っぱいベリーのソースを使っていたので、プランス・ロゼの赤系果実のニュアンスと相乗し、チョコのポリフェノールとロゼの若干のタンニンが良いバランス!

7~8年前からシャンパンの扱いを開始したヴィレッジ・セラーズのリチャード・コーエン社長&中村芳子専務、新規メゾン『ドゥ・ヴノージュ』の動きも快調なので、ジル・ドゥ・ラ・バスティエール社長も満身の笑顔!
製品についてのお問い合わせはヴィレッジ・セラーズ(株)
TEL:0120-106-876 / FAX 0120-288-788
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