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ボランジェのプレミアムシャンパーニュ『ラ・グラン・ダネ2015』&『ラ・グラン・ダネ・ロゼ2015』のお披露目 [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

    ボランジェが所有するキュイ村の森林
    (C)Bollinger
    1829年、卓越した3人の男たちによって創立されたボランジェ
    1人目は海軍にいたアタナス・ド・ヴィレルモン提督で、
    アイ、キュイ、クラマン各村にぶどう畑を所有。
    2人目は提督の同僚ポール・ルノダンでセラーマスターの職を受け持ち、
    3人目はジャック・ボランジェでワイン販売を担当していました。
    提督が所有していたキュイ村の森林は今も大事に管理されています!

    6代目シリル・ドゥラリュ グローバル セールスディレクー来日
    初来日したシリルさん(右)
    ティボー・ジョヴェール アジア・パシフィック担当ビジネスマネージャー


 テイスティングセミナー
 セミナーで披露された2アイテム
 ローンチは仏パリからスタートし、アジア圏では日本(東京)が口開けでした!

  ティボーさんによるメゾン解説
 ボランジェは世界120ヵ国に輸出されています。
 スクリーンにあるのはボランジェの5ヵ条


       ラ・グラン・ダネ2015&グラン・ダネ・ロゼ2015

 ランチ@エリタージュ バイ ケイ コバヤシ
 2024年1月29日ザ・リッツ・カールトン東京の45階にオープン
 料理からサービス、空間まで全てを、
 パリで活躍するミシュラン三つ星シェフ小林圭氏が監修

      シリルさん仕切で乾杯
      日本語でカンパイ
      シリルさんは家族経営を貫くボランジェの6代目ですが、
      世界の全企業のなかで3代目まで続いているのは全体の12%
      5代目はわずか1%未満だそうです。
      現在、ボランジェ一族のメンバーは知識を深め、
      専門的な分野についても語れるように、
      トレーニングやディスカッションを行っています。
      次世代に向けての行動です!


 長崎産アワビのフリット


     フランス産ホワイトアスパラガスのグリエ

 黒毛和牛 フィレ肉 ソースべアルネーズ

 同店の村島輝樹料理長とシリルさん


  ワイン王国用インタビュー@広尾ルグラン
 六本木から広尾に移動
 フランスの本店そっくり、この店舗が大好きです!

 サヴォア・フェール(匠の技)を継承するボランジェ
 6月5日に発売されたワイン王国
 ボランジェの神髄をまとめました!


     インタビュー用の画像は青木が担当
     自然光でシリルさんを撮影させていただきました!


      セミナー、ランチ、インタビューと長い一日が終わり・・・
      輸入元WINE TO STYLEのブランドマネージャー斎藤美樹さんと小休止[わーい(嬉しい顔)]
      お疲れ様でした!

      🍀参考記事/2023年12月
      ワイン王国『ボランジェ』ピノ・ノワール3部作を紐解く
      https://www.winekingdom.co.jp/_ct/17675375


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アール・ヌーヴォーの象徴的なモチーフ“カーネーションの優雅さ”を纏った『ベル エポック2015』のお披露目! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

  5月の第2日曜日は母の日、象徴的な花は“カーネーション”ですね。
  ペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン第8代最高醸造責任者は、
  ベル エポックの最新ヴィンテージ2015を、
  “カーネーションを思わせる優雅さを纏った”と形容していました!


  ベル エポックが体現する"自然のサイクル Nature's cycle" 
  大手町Cycle スィークルのテラスに設えられたフォトコールスペースには、
  ペリエ ジュエの香りのノートをイメージしたサステナフラワー


 循環を視覚化したCycleのロゴ


     エントランスにもSDGsに配慮したサステナフラワー


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


ペルノ・リカール・ジャパンのトレイシー クワン代表取締役は冒頭『ベル エポック2015』のお披露目会場『スィークル』について、「■自然へのリスペクト ■生物多様性の重視、という点において同じフィロソフィーを分かち合っており、それぞれの道で、その哲学を表現しています。今日はペリエ ジュエの新ヴィンテージ2015を、スィークルの才能ある宮本悠平シェフのお料理でお楽しみください」と挨拶。


     画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン

     ディナー当日の朝到着なさったセヴリーヌ・フレルソンさん
     メインスペースに鎮座したペリエ ジュエの真のアイコン『ベル エポック2015』
    
「10年ほど前から“自然への取り組み”を実践しています。最近フォーカスしているのは“環境再生型ぶどう栽培”で、これは自然の力を使って、土に命を与えていきます。ぶどう畑に様々な植物を植え、生物多様性を形成していくプログラムです」とサステナブルについて語った後、2015年VTで乾杯🥂


  画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン

Cycle by Mauro Colagreco の宮本悠平シェフ
マウロ・コラグレコミシュランシェフのもとで研鑽を積み、2023年秋、恩師コラグレコ氏とオープンさせた大手町『スィークル』のシェフに就任。


 ウエルカムシャンパーニュは2015年!
 超贅沢なオープニング

 循環をイメージさせた輪の重なり


唯一無二の珠玉のマリアージュ
セヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者がシャンパーニュにまつわる自然のサイクルからインスピレーションを受けて考案した “テロワール”、“芽吹き”、“開花”、“成熟”の4つのキーエレメントをもとに、ペアリングディナーを構成。
各エレメントに沿って創られた宮本悠平シェフのお料理。それらに合わせてセヴリーヌさんがベル エポックのヴィンテージをセレクト。

 ベル エポック2015  ブログ内の画像はすべて拡大可
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

気候:冬は温暖で雨が多かった。5月中旬から6月中旬まで高温、その暑さは夏まで続いた。8月に降雨があり、土壌は潤った。気温が少し下がったことでぶどうの生育が進み、健全なぶどうが実った。収穫は9月8日から開始。


     「2015年は太陽がいっぱいでした」とセヴリーヌさん

クチナシ、菩提樹、サンザシ、グレープフルーツのような柑橘、口中ではタルトタタンのような味わい深いニュアンス、ジューシーさがあり繊細でデリケート。9度くらいでサービスし、料理と合わせるなら10~12度が最適。


 “蕗のとう”のノーブルなビター感が2015年のフェノールと良いバランス。
 感性豊かなセヴリーヌさんが蕗のとうに興味津々でした。

 ベル エポック2013
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン



ヴァーティカル(直線的)なヴィンテージで、
柑橘系果実のレモンやグレープフルーツ、マンダリンオレンジのアロマ。フレッシュで滑らかなシルクのテクスチュア、シャンパーニュ地方の白亜質土壌を感じさせるミネラル感。料理に使われているGFやアスパラガスがシャンパーニュと合わせることで面白いエコーをもたらす組み合わせ。


 ベルエポック2008
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

             
               ポテンシャルある2008

2000年代のグレートヴィンテージはデリケートで直線的、味わい深く、長期保存タイプ。
ダマスクローズやレモンの花、グリルしたアーモンドやヘーゼルナッツ、クミンや生姜
味わいはフレッシュでミネラル感があり、シルキーで厚みのある白い牡丹のニュアンス


 ベル エポック1999
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

 ベルエポック風デコレーションの静岡県産シャモ
 シャモはフランス語でも“Shamo”


1999年VTからはエニシダやイングリッシュ・ローズ、火を通したレモンのコンポートやオレンジのマーマレード、アルマニヤックや葉巻のニュアンス。25年の時を経ながらフレッシュ感があり、要素も多彩。軍鶏シャモの厚みのある肉質がベル エポック1999の世界観と重なり合うマリアージュ。

  データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

              日本限定の最新キュヴェ
日本滞在中に見たコスモスから発想を得て完成させたロゼ・シャンパーニュ
エペルネのメゾンのステンドグラスの輝きを連想させる色調。優雅で穏やか。スミレやダマスクローズ、イチゴやペッシュ・ド・ヴィーニュ(桃の一種)のアロマ、口当たりはフレッシュ、バラとマスカルポーネがデリケートな味わいのロゼに相乗。


  落花生のなかにショコラピーナッツ

 左から供出順に
 #1:ベル エポック2015   
 #2:ベル エポック2013
 #3:ベル エポック2008
 #4:ベル エポック1999
 #5:ベル エポック フロレサンス2015

  QRコードからお入りいただき、
  ペリエ ジュエの“自然への取り組み”をご覧くださいませ!


 画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン


     ペリエ ジュエ ベル エポック2015 グラス2脚セット エコロジカルボックス
     熟成期間:最低6年
     セパージュ:シャルドネ50%/ピノ・ノワール50%/ムニエ5%
     参考小売価格:45,265円(税込)


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


    
      ペリエ ジュエの特製グラスに注がれたシャンパーニュ超キラキラ
      右頬がシャンパーニュでライティングされていた感じ[わーい(嬉しい顔)]

      セヴリーヌさんとは昨秋以来の再会になりました。 
      同テーブルだったことで、いろいろなお話を伺うことができました。

   卓越した醸造家兼ママとして頑張っているセヴリーヌさん
   18歳の長女は医学の道を志し、12歳の次女は嗅覚に秀でた才能を開花中
   仏グラースの家族旅行では香りの調合を楽しんでいたようです。
   私の記憶が正しければ(笑)
   セヴリーヌさんがシェフ・ド・カーヴになろうと決意したのは15歳だったと思うので、
   愛娘さんがワイン関係のお仕事に就く可能性、ありかもですね。
   ちなみに、ディナー当日は長女の誕生日[プレゼント]だったそうです。
   ママの顔で「写真とメッセージを送るわ」と笑顔で語っていました。


 ドレスコードはSomething Greenだったので、成瀬ブルーの着物で参加。
 着物作家の成瀬優さんは森と共存しながら作品を手掛けています。
 ゆえに、“自然ファースト”のペリエ ジュエとスィークルの空間に、
 しっかり同化することができました。


  フォトコールでご一緒したのは料理研究家の内坂芳美さん
  私はサステナフラワーのなかから好みのラナンキュラスと芍薬を選んで挿入

  いつもながら至福の時間を提供してくださったペルノ・リカール・ジャパンの皆さま
  そして、スィークルの皆さま
  心から感謝しております、ありがとうございました🥂🥂🥂


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 エミール・ガレ没後120年 奇想のガラス作家@渋谷区立松濤美術館 (追記:2024年5月24日)
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 4月6日~6月9日まで開催されているガレ展
 先日合間を見つけ、覗いてきました。
 エペルネのペリエ ジュエ迎賓館や昨年訪問してきたシャンパーニュ美術館では、
 お馴染みのガレですが、東京では個人蔵の貴重な作品も並んでおり、
 様々な角度からガレの才能・魅力を再発見してきました。

 エミール・ガレについては、
 ワイン王国web(2022年12月)でペリエ ジュエのベル エポック2013を紹介した時に、
 下記の解説をしました。
 植物学者としての顔をもつ多彩な才能の持ち主です!

 出典:*1芸術広場 *2カテリーナ・ミシャー氏とトーマス・トラクスラー氏が09年に設立したデュオアーティスト

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 カタログの裏表紙の色彩
 ベル エポックに繫がる美しさ

 出典:カタログ 76ぺージ
 花器(アネモネ) 1890-1900年頃 個人蔵 ベル エポックのボトルを想いながら・・・

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ランソン × リーデル × ミシュランスターシェフのフィリップ・ミル / 2月のシャンパーニュ講座リポートと併せて [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 ランソンイベント@リーデル青山本店
 アサヒビールとリーデルの共催 
 MCはランソンのマリアン・ジョフロワ アジア・エクスポート・ディレクター(左)
 ゲストコメンテーターはフィリップ・ミル ミシュランスターシェフ

 アイテムにあわせてセレクトされたリーデルグラス
 シャンパーニュは左から(番号はサービス順)
 3)ロゼラベル・ブリュットNV
 1)ブラックラベル・ブリュットNV
 5)ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004
 2)ブラック・レゼルヴNV
 4)ノーブル・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2004


 グラスは供出順に
 奥左から右へ  1)とヴェローチェ 2)とパフォーマンス 3)とヴェリタス
 手前左から右へ 4)とワインウィングス 5)とブルゴーニュ・ピノ


ランソンの沿革
1760年創業、現在ランソンBCCグループ
所有する自社畑57㌶はすべて有機栽培、うち16㌶はビオディナミ農法に移行中。
ぶどう生産者との長い付き合いにより、460㌶の畑から供給を受け、まかなっています。

4つの原則
①クリュの多様性
100以上のクリュがあり、50%以上がグラン・クリュとプルミエ・クリュ
②ノン・マロ
ほとんどの場合、MLFを実施しない方針
③潤沢なリザーヴワイン
ステンレスタンクだけでなく、フードル(木樽)も活用
20年以上保存しているキュヴェからセレクト
④熟成期間の長さ
リンゴ酸を生かすためには長い熟成期間が必要であり、それによってシャンパーニュ本来の姿を表現

ヴィンテージコレクション
1976年以降、消費者からの要望で古いヴィンテージをリリース
最古のヴィンテージは1894年

パートナーシップ
ヴィクトリア女王から授与されたロイヤルワラント、現在はエリザベス2世からの紋章
40年以上にわたりウィンブルドン・テニストーナメントの公式シャンパーニュ


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



テイスティング&マリアージュのコメント
2)3)5)のテクニカルデータはシャンパーニュ講座の項に記載

1)ブラックラベル・ブリュットNV
ぶどう品種はPN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
クリュの数は100以上、グラン・クリュ&プルミエ・クリュ50%
ベースワインは2017年VT
リザーヴワインは45%
熟成は4年以上
ドザージュは8g/L

マリアン:勢いのある口当たり、柑橘果実や白い花、爽やかで活き活きしていてまろやか、バランスの取れた味わい
フィリップ:ヴェローチェのグラスで味わうとシャンパーニュの塩味がよくわかる。
天麩羅の衣のカリカリ感と良く合い、トースト風味もあるので温かな衣とピッタリ。酸味の心地良さはトマトのジュレや柑橘(レモンやオレンジ)の皮の甘苦みと合せて。パルメザンチーズの香りや味わいはブラックラベルの塩味と相乗するし、歯応えある味わいなので、イタリアのオッソブーコ(仔牛すね肉の煮込み)も面白い。


2)ブラック・レゼルヴNV
ぶどう品種はPN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
クリュの数は100以上、グラン・クリュ&プルミエ・クリュ70%

マリアン:熟成感があり、1) より厚みのある味わい。柑橘果実、バターやアーモンド、木の実、シュル・リー由来の旨味、複雑味
フィリップ:パフォーマンスグラスで味わうとワインの力強さや石灰のニュアンスを感じる。牛肉のカルパッチョやセヴィーチェ。フレッシュアーモンドやヴィネガー、少し辛めの調味料を使ったり、イタリアのアマレットのソースを使った料理もお薦め


  3)ロゼラベル・ブリュットNV

マリアン:英国で人気のロゼ。柑橘ならレモン、グレープフルーツ、クレマンティーヌ。赤いベリー系果実のニュアンスも。ランソンならではの一本筋の通った酸味
フィリップ:ロゼは深みのあるヴェリタスグラス。ラングスチーヌは白身で、甘さ・軽さ・爽やかさがあり、食べ応えもあるので、ブイヨンあるいはコンソメで調理。日本なら甘エビで代用できる。仕上げにバラの花びらを散らすとロゼに映える。柑橘のソースで味付けても良い。イチゴに生クリームやシロップを添えてロゼと楽しむのも一興

  2017年にフィリップさんが桜をイメージして創作したデザート


 4)ノーブル・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2004
 ぶどう品種はCH100% / ノン・マロ
 グラン・クリュ100%
 アヴィーズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、シュイィ
 熟成は18年
 ドザージュは6g/L
 生産本数は14,017本

マリアン:ノーブル・シャンパーニュは素晴らしいヴィンテージのみ造られる。生産量は10,000~15,000本。ブラン・ド・ブランは1983年がファーストVTで、1989、1990、1994、1995、1996、1997、1998、1999、2002と2004。2004年は夏の間は灰色の雲に覆われたが、9月には太陽の祝福に満ち、最高のシャンパーニュが誕生した。長い熟成を経たニュアンス、ビスケット、焼いたパン、アカシアの花、砂糖漬けの果実、舌の両端に感じる塩味
フィリップ:初めて体験するウィングスは鼻がグラスに入ってしまう大きな口径。ブラン・ド・ブランは魚介類に合わせたいシャンパーニュ。フランスなら帆立、牡蠣のヨード香にも相乗。メインの魚料理の脇役として、桃屋の海苔の佃煮を添えてサービスするのも良い。


 5)ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004

マリアン:ピノ・ノワールの力強さが出ている。泡はワインに溶け込みスムースでクリーミー。果肉が柔らかで甘味のある桃や梨。小麦を使ったお菓子やスパイスの効いた物と!
フィリップ:根菜類が合う。大根や蕪のような白色の根菜をキノコと一緒に茹でたり煮たりして、煮汁の風味を生かす。焼きたてのお菓子や洋梨のタルトを冷た過ぎない温度帯の2004年と合せて楽しむこともできる。


 おふたりともシャンパーニュ地方のご出身!

マリアン・ジョフロワさんはフランスのネオマビジネススクールで学び、その後、ブルゴーニュでワインとスピリッツのビジネスの修士号を取得。2010年に生まれ故郷のシャンパーニュに戻り、2013年にランソン入社。欧州市場を担当し、現在はアジア・エクスポート・ディレクターとして活躍中

フィリップ・ミルさんは2008年料理芸術の全国コンテストで優勝し、翌年2009年にはブロンズボキューズで優勝。2009年にランスの老舗『レ・クレイエール』のシェフに就任。2011年ミシュラン1つ星、2012年には2つ星を獲得し、往年の星を取り戻している功労者。2017年の来日時、インタビューするチャンスがあり、見事な料理も披露していただきました。ミシュランスターシェフの心意気をお感じいただけましたら幸いです。


進化するランソン
1986年から2014年までセラーマスターとして在職していたジャン・ポール・ガンドン氏は徹底したノン・マロ主義。2013年に後任者として就任したエルヴェ・ダンタンさん(前職はマイィ・グランクリュの醸造長)は、ガンドン氏の造りを少し外しています。そのことについて、マリアンさんに質問してみました。
マリアン:エルヴェは、従来からの造りを継承しつつ、飲み手に新鮮な驚きや喜びを感じていただきたいと思い、ランソンのシャンパーニュの複雑味の重層化を考えています。醸造設備の改築に手を加え、ステンレスタンクだけでなく、フードルを導入したのも、そのための取り組みです。エルヴェは、今までの経験や直感に基付き、ぶどうの出来具合や状態をみて、判断を下しています。リザーヴワインについても、ソレラシステムや過去何年か遡ったキュヴェを使うというような“決まり事”は全くなく、すべて彼の決断に依るものです。
テイスティングしたヴィンテージ・シャンパーニュはノン・マロ、ノン・ヴィンテージには若干MLFを施しています。
5アイテムを試飲してみると、どんな温度になっても “フレッシュ感、複雑味、芯のある酸味” が顕著です。それをお感じいただければ、エルヴェの考え方が見えてきます。今回のテイスティングでそれがお伝えできれば嬉しいです。



              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。




 2月のNHK文化センター青山校シャンパーニュ講座
 ランソンをメインにユレ・フレール、アルフレッド・グラシアンをセレクト

 比較試飲しながら3メゾンの特徴をチェック

 コルクの背比べ


 第1フライト
 #1:ランソン ブラック・レゼルヴNV
 生産者:ランソン(NM)
 ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
 ベースワインは2014年VT
 リザーヴワインは45%
 デゴルジュマン:2021年8月
 ドザージュ:7g/L
 価格:12,000円(税別)
 輸入元:アサヒビール

2024年なので「4」に注目
第1フライトに2014年と2004年絡みのヴィンテージを入れました。
#1のベースヴィンテージは2014年。色調はストローカラー、柑橘果実や赤系果実、内果皮の軽いビター感。熟成感があり、フレッシュでありながら、時間の経過で様々な要素が層を成すシャンパーニュ。最後まで続く自然体の酸味が好印象


 #2:ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ2014
 生産者:ユレ・フレール(NM)
 ぶどう品種:ムニエ100% / ノン・マロ
 リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
 デゴルジュマン:2019年
 ドザージュ:3g/L
 価格:13,800円(税別)
 輸入元:テラヴェール

1960年創業のユレ・フレール、所有畑は10㌶、相続で叔父たちと畑を分割。但し、管理は3代目のフランソワ・ユレ当主が行っているので、実質的にはRM形態。モンターニュ・ド・ランスにある畑は北向きなので、ぶどうはゆっくり熟し、粘土質の土壌はぶどうに厚みと豊かさをもたらす。シャンパーニュ業界の次世代を担う実力派

他の2アイテムより濃い目の色調、果実感と熟成のニュアンス、ミネラル、ピュアな酒質、ドザージュ量が極少ながらぶどうの熟度に由来する甘味。温度が上がっても最後まで存在感のある酸味。第3週の講座生の多くを魅了していたアイテム。キャトル・エレマン(4つの要素)は単一品種、単一畑、単一年&ひとりの造り手を意味するネーミング


       #3:ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004
        特別手配のドンペリニヨングラスDPGと通常のリースリンググラス
       
        生産者:ランソン(NM)
        ぶどう品種:CH70%、PN30% /ノン・マロ
        デゴルジュマン:2021年9月
        ドザージュ:6g/L以下
        価格:26,800円(税別)
        輸入元:アサヒビール

DPGはドン ペリニヨン前醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワさんが2019年に後任のヴァンサン・シャプロンさんと共に、視覚、嗅覚、味覚のすべてにおいて最高のテイスティング体験が可能になるグラス開発に挑戦したもので、1年を超える試行錯誤の末、最終的にジェフロワさんによる分析と改良案に従って形状を決定し完成

プレステージシャンパーニュの利き比べの時に、DPGを使うと、複雑なシャンパーニュのどの側面も主張し過ぎず、バランスよく試飲できるので、私はよく使っています。ワンワードだと“浄化”


 マルタ騎士団のロゴ
 1760年フランソワ・ドラモットがメゾンを興し、次男と事業を行っていましたが、
 1798年に聖マルタ騎士団の騎士だった長男ニコラ・ルイが帰国したことでメゾンを継承
 ランソンのラベルやプラークにある十字マークは聖マルタ騎士団の紋章


 ランソンには赤が似合ってますね!



 第2フライト
 アルフレッド・グラシアンは1864年から150年以上続く家族経営
 すべてのアイテムはノン・マロ、樽発酵&樽熟成
 シェフ・ド・カーヴは一子相伝で、ジェジェ家が代々継いでいます。

 #4:アルフレッド・グラシアン ロゼNV
 生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブージー産PN12%添加 / ノン・マロ
 リザーヴワインは約40%、瓶熟成は約24カ月
 デゴルジュマン:2023年2月
 ドザージュ:9g/L以下
 価格:10,500円(税別)
 輸入元:WINE TO STYLE

アセロラカラーからオレンジに近い色調。果実のアロマ、タンニンや酸味のニュアンス、最初から最後までフレツシュ感を伴ったロゼ。ランソンより力強さがありますが、DPGで試すとタンニンまろやか!


      #5:ランソン ロゼ・ラベル・ブリュットNV
      通常のリースリンググラスとドンペリニヨングラスDPG
          
      生産者:ランソン(NM)
      ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%、赤ワインを7%添加
      ブージー、キュミエール、リセの黒ぶどうを使用
      一部MLF
      デゴルジュマン:2021年10月
      ドザージュ:8g/L以下
      価格:12,000円(税別)
      輸入元:アサヒビール

上品なサーモンピンク、果実のアロマ、心地よい酸味、軽いビター感。DPGで味わうと、味わいが淘汰され、ランソンに新風を吹き込んだエルヴェ・ダンタンスタイルを実感。“バラの香り”を明確に感じ、フィリップさん提案の料理が完璧にイメージできました。第3週&第4週の講座生の多くが絶賛していたロゼ、お花見に超お薦め!

講座生のHakoさんブログも添えておきます。


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



           [NEW]4月からのシャンパーニュ講座募集開始
     毎月第3週第4週になります。
     キャンセル待ちの登録も受け付けています。
     多くのシャンパーニュラバーさんにご興味を持っていただけると嬉しいです[わーい(嬉しい顔)]

          春季からは、2クラスのメリットを生かしながら、
          最終回の6回目を合同開催にすることにしました。
          シャンパーニュの醍醐味であるマグナムサイズに特化
          引き続き、宜しくお願いします。


          [NEW]INFORMATION
          3月1日スタート『ランデブーAWA(泡)』
          今年は帝国ホテル開業134周年なので「134」に因み、
          134銘柄のシャンパーニュやスパークリングワイン等の品揃え
          グラスで提供するのは、お薦めのプレミアム等常時10種程度
          営業時間は17時~22時30分 / 席数は52
          お電話でのお問い合わせは03-3539-8045
          詳細情報は以下
          https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/awa/

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2023年12月中旬にリリースされた『ローラン ペリエ アレクサンドラ ロゼ2012』 ~ブランドセミナーのリポートも添えて~ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 シャルドネ重視のローラン ペリエ
 メゾンの庭にあるシャルドネの畑Vignoble “Les Plaisances ” 

   アレクサンドラ ロゼ2012で乾杯
  2023年6月に来日したアレクサンドラ・ペレイル・ドゥ・ノナンクール当主
  偉大な父親との絆のアイテム、自らの名が付いたアイテムの最新ヴィンテージを披露
  夕暮れの空に広がる燃え立つような色調のロゼ


メゾン解説
アレクサンドラ当主は、自らのメゾンを語る時に「古くて新しいメゾン」と形容します。創業は1812年ですが、1948年に母親からバトンを引き継いだ父親ベルナール・ドゥ・ノナンクールさんが、当時100位に甘んじていたメゾンを、僅か40年あまりで、売上高で世界第4位にまでの地位に押し上げたことを踏まえた常套句です。

アレクサンドラ ロゼの由来
アレクサンドラ ロゼは、ドゥ・ノナンクールさんが、愛娘アレクサンドラさんの結婚式で発表したシャンパーニュ。同地方のグランクリュで、ピノ・ノワールとシャルドネが同時に成熟した収穫年に造られる希少アイテムです。

ローラン ペリエの卓越性、シャンパーニュ造りの哲学、技術の伝承、そして家族への敬意などさまざまな思いが込められたトップキュヴェです。

その誕生を振り返ってみると・・・
1982年はグラン クリュのピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟したので同時に収穫できました。とても珍しい出来事でした。そこで、ピノ・ノワールのマセラシオン(キュヴェ・ロゼでの経験)をさらに進化させ、20%前後のシャルドネをブレンドさせて、より長熟のシャンパーニュ造りを考えました。爽やかでしっかりとしたストラクチュアのロゼ・シャンパーニュは、セラーのなかで市場にデビューする日を待っていました。

香水業界で働いていたアレクサンドラさんが「結婚したい」と、父親に伝えたのは1987年のことでした。同年10月、結婚式で、花嫁の父のスピーチに代わって、彼の気持ちを雄弁に語っていたのは、アレクサンドラさんの前に置かれたロゼ・シャンパーニュ『キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ』でした。

今回のセミナーでも「父の気持ちが直接心に響いてきた」と語っていましたが、ローラン・ペリエの歴史やドゥ・ノナンクールさんが誕生させたアイテムについては200周年記念イヴェントのリポートをご覧くださると嬉しいです!


    第1フライトは最新ヴィンテージ2012
    色調は深みのあるアンバー(琥珀色)カラー
    フレッシュで軽やか、繊細な気泡、ブラッドオレンジのニュアンス
    赤系果実のアロマ、柑橘果実の内果皮似の軽いビター感
    芳醇で繊細な味わい、シャルドネ由来の上品な酸味を伴って広がる余韻
    2012年ヴィンテージは12月中旬以降全国で発売中


      ロゼに合せて考案されたメニュー


 ホタテ貝のムース キャビア添え、
 オマール海老のサラダとアプリコットのタルト、フォアグラムース パリブレスト風


 セミナー中のワンショット


 第2フライトに登場した2004年ヴィンテージ
 色調の違いが際だっていますよね。


 アリアージュについて
 新ブランドアンバサダーの角敏行氏のコメント(要約)

 2012年VTはフレッシュで、木苺や酸味を連想させる果実感にあふれ、
 キャビアをしのばせた帆立貝のムースに良く馴染んでいる。
 同じシャンパーニュでもヴィンテージの違う2004年を合わせると印象も変わり、
 オマールとアプリコットのタルトレットの香ばしさは熟成した2004年と好印象
 冷製サラダ仕立てのオマールエビの甲羅から出てくる要素は2012年
 フォアグラとほのかに香るエディブルフラワーをアクセントにしたパリブレストには、
 シャンパーニュの滑らかな食感が最適


 2012年にタイムスリップ
 photo by Fumiko / 2012年10月31日
 画像を拡大していただくと、2004年ヴィンテージの色調がよくわかります。
 10年以上前は、新発売の2012年ヴィンテージ同様、とても鮮やかな赤銅色

       インターナショナルキーアカウントマネージャーの
       ギヨーム・パイヤールさんも交えて!

IMG_2375.jpg
     パイヤールさんから届いた新年のカード

     メゾンのイメージフラワー



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 おめでとうございます🥂
 出典: J・サックリングのサイト

当主の父ドゥ・ノナンクールさんがメゾンを継承して最初に造りあげた『グラン・シエクル』が、2023年末、サックリングのサイトで、2023TOP100の第1位に選出されました。独創性にあふれたドゥ・ノナンクールさんならではのシャンパーニュです。

新シェフ・ド・カーヴのマクシミリアン・ベルナルデューさん(最右)の画像もありますね!
現地では7月に公表されているので、彼が日本で紹介されるのは次回の来日でしょうか、ね

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2024年最初のシャンパーニュ講座はコート・デ・ブランの “新生” ペルトワ・モリゼ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 メゾンの進化を実感
 新世代が躍進中のペルトワ・モリゼ
 3代目当主の目標は、自らのシャンパーニュを“世界にさらに広める”こと
 コート・デ・ブランのポテンシャルを最大限に引き出したシャンパーニュ造り
 デゴルジュマンの後は、NVで半年以上、ミレジムなら1年以上静置させてリリース
 年間18万ケースのRM。その姿勢、その心意気に惹かれました!

 栽培・・・2021年にすべての畑をオーガニック栽培に移行
 ぶどう畑・・・メニル、オジェ、クラマン、シュイィ、の4つのGCのぶどうのみを使用
 ドザージュ・・・2~3g/L(今までは7〜9g/L)、濃縮したぶどう果汁を使用

 ペルトワ・モリゼの3代目ヴァンサン・ブーシェ
 業態はレコルタン・マニピュラン(栽培、醸造、出荷までの全てを自社で行う)

 1951年イヴ・ペルトワとジャニーヌ・モリゼが結婚
 ル・メニル・シュル・オジエにメゾンを興す、1959年から販売開始
 1980年代に息子のドミニクと妻のフローレンスが2代目を継承
 2000年代に娘のセシルと夫のヴァンサンがメゾンに参画
 2006年から3代目として現在に至る

 所有するぶどう畑
 

 ヴァンサン当主に聞いたワンワード
 ゴート・デ・ブランの4つのグラン・クリュを表現する“一語”


 RMの24生産者が加盟するスペシャル・クラブ

 ペルトワ・モリゼはメンバーの一員
 生産量は8,500本で、そのうち400本(天然コルクでアグラフを使用)は非売品、メゾンでキープ


 和とのマリアージュ@渋谷Ryan 雷庵
 ずわい蟹とカマンベールの茶碗蒸しをヴァンサン当主の自信作と合せて!
 単一畑 レ・ゾート・モット メニル・シュル・オジェ グラン・クリュ2015
 メニル・シュル・オジェの硬質感、ストレートで直線的、長熟タイプのシャンパーニュ!
 輸入元に現在在庫なし

      ロゼ・ブランに発酵バターとあんぽ柿のもなか
      ロゼには生柿や干し柿が良く合います!

 雷庵自慢のお蕎麦も登場

 来日記念のプレスランチに登場したアイテム


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 NHKシャンパーニュ講座リポート
 6アイエムにフォーカス


 コルクの状態も完璧
   
 第1フライトはセザンヌvsコート・デ・ブラン         

 #1:ラッサンブラージュ ブリュットNV
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 産 地:コート・ド・セザンヌ
 ぶどう品種:PN50%、CH50% / MLF
 ベースワインは70~80%、2020年VT
 リザーヴワインは20~30%、パーペチュアルで2016年からのワイン
 デゴルジュマン:2022年7月
 ドザージュ:2.5g/L
 価格:8,600円(税別)
コート・ド・セザンヌの優しさを感じるアイテム。フローラル、果実風味、ハーブ、黄金糖、包み込むような優しさを備えたアイテム、ワンワードなら“愛くるしさ”


 #2:レ・キャトル・テロワール・ブリュット GC NV
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% / ノン・マロ
 ベースワインは70~80%、2016年VT
 リザーヴワインは20~30%、2010年VT~#1とは別のリザーヴワイン
 デゴルジュマン:2022年7月
 ドザージュ:2.5g/L
 価格:10,500円(税別)
柑橘果実の内果皮似のビター感、ロースト、ヘーゼルナッツ、クリュームブリュレ、熟成感と清涼感。 4つのGCの個性を生かしたアイテム、お薦め!
             
    【寄り道事項】
    左がヴェリタス、右がドンペリニヨングラス

 #2をリーデルのヴェリタスとドンペリニヨングラスでテイスティング
 後者だと、クリーミーな食感、ゆっくり進んだ酸化熟成のニュアンス、
 熟したカリン&黄桃の凝縮感が、緻密に礼儀正しく伝わってきました。
 前者では、感じ取れなかった“更なる深み”も引き出してくれた印象

                
                 🥂🥂🥂



 第2フライトはGCにフォーカスしたブラン・ド・ブラン
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 #3:ル・モノ・ヴィラージュ・オジェ GC 2017
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% /ノン・マロ
 デゴルジュマン:2021年10月
 ドザージュ:2g/L以下
 価格:15,000円(税別)
香り控えめ、フローラル、フルーティ、柑橘系果実、塩味、ノンマロ由来のしっかりした酸味

 #4:レ・ゾー・デルラン ル・メニル・シュール・オジェGC 2015
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% / ノン・マロ
 デゴルジュマン:2021年10月
 ドザージュ:2g/L以下
 価格:16,500円(税別)
熟成感と切れ感、シャンパーニュを飲み慣れた方にお勧めしたい安定感のあるアイテム、シャルドネの聖地ならではフィネスとエレガンス

 #5:スペシャル・クラブ ヴィンテージGC 2015
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% /ノン・マロ
 デゴルジュマン:2021年10月
 ドザージュ:2.5g/L以下
 価格:14,000円(税別)
柑橘系果実、軽いビター感、口中クリーミー、バランスの良さと穏やかさ、泡ものに弱い方にもお勧めできる1本

〆のシャンパーニュはロゼ
#6:ロゼ&ブラン コレクション エクストラ・ブリュットNV
生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
ぶどう品種:CH92%(GC)、PN8%(ブジーGCの赤ワイン) / ノン・マロ
ベースワイン70%、リザーヴワイン30%
デゴルジュマン:2022年2月
ドザージュ:2.5g/L以下
価格:11,200円(税別)
シャルドネが前面に出ている凜としたロゼ。使用している黒ぶどうはニコラ・マイヤール他3メゾンから購入しています。RMでも、全生産量の5%を上限とする買いぶどうの使用は規定で認められています」とヴァンサン当主。このロゼは果物、特に“柿”と合わせて楽しんでいただきたいです。

 シャンパーニュ講座で供出したアイテム

 ■問合せ先は(株)WINE TO STYLE
 https://www.winetostyle.co.jp/content/?about-us



                🥂🥂🥂


 すべてをデータで示すWID Track

 情報が入ったチップをラベルの裏に付着させてあります。
 アプリからチップを読み込み、最新データを入手してください。
 WID Trackの詳細はコチラで!



                🥂🥂🥂


[NEW]Information
4月から開始する春季講座に少しだけ変化を加えます。
コロナ渦中、密を避けるために2クラス体制にしました。
春季も2クラスで進めますが、“シャンパーニュの醍醐味”をご堪能いただきたいので、
最後の6回目は2クラス合同開催
その回を「Magnum Month」と題し、マグナムサイズのみをお出しします。
半期に1度の合同体制で、新たな刺激を、と考えております。
募集開始になりましたら、改めて、ご案内させていただきます。
引き続き、宜しくお願いします!!!
■3月末までの第3週第4週です!

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ブルーノ・パイヤールの新アイテムも登場 ~マスタークラス、シャンパーニュ講座~ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

           いつもブログにお立ち寄りくださる皆さまへ

             あけましておめでとうございます
             2024年も宜しくお願いします!

  
  新年の口開けシャンパーニュは、
  12月1日(以下のリポート)に試飲して一飲惚れした
  ブルーノ・パイヤールの『キュヴェ72』をセレクト!
  からすみや雲丹のような食材にも寄り添ってくれる優れもの
  瓶内熟成のもたらす効果を実感しました。



ブルーノ・パイヤールのアリス・パイヤール女史によるマスタークラス
シャンパーニュメゾンブルーノ・パイヤールの現当主の愛娘で共同経営者のアリスさんがマスタークラスを開催しました。過去に何度かパイヤール氏のセミナーは受けていますが、アリス講師は初めてだったので、ワクワク!
全9アイテムの中には、初リリースのアイテムもあり、興味惹かれました。


 第1フライトは発泡性ワイン
 テイスティングワインを前に笑顔のアリスさん


 試飲は左#1から右#9の順

第1フライトは発泡性ワイン5種類。#1ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュットGC、#2ドザージュ・ゼロ、#3エクストラ・ブリュット プルミエール・キュヴェ、#4キュヴェ・スワソン・ドゥーズ エクストラ・ブリュット、#5ブラン・ド・ノワール エクストラ・ブリュツトGC

第2フライトはシャンパーニュ地方の非発泡性ワイン、コトー・シャンプノワです。#6オジェ コトー・シャンプノワ2020 GC、#7ル・メニル コトー・シャンプノワ2020 GC、#8レ・リセ コトー・シャンプノワ2020、#9マイィ コトー・シャンプノワ2020 GC

 キュヴェ72の瓶熟感
 
#4はレギュラーの#3プルミエール(3年間の熟成を経てリリース)をデゴルジュマン後、瓶内でさらに3年間熟成させた新たなバリエーションで、出荷までに合計72ヶ月(36+36)かけているので、ネーミングは「キュヴェ72」
パイヤール当主が日頃から語っている熟成の第3段階“複雑なスパイスの香り”や、第4段階の“トーストのような香ばしい香り”が顕著。時を友にしたシャンパーニュの奥深さを堪能することができました。講座生に瓶熟をしっかり感じて欲しかったので、講座で供出しようと即決断。生産量が限定1万本だったことも決め手になりました。パイヤール氏ならでのアイテム、これはお薦めできます!

#5(中央の黒いラベル)はファーストリリースのニューフェイス『ブラン・ド・ノワール』。ベースヴィンテージは2018年、リザーヴワインは2015年と2016年、ぶどう本来の味わいを生かすためにドザージュ量は3g/Lと少なめ。ピンク・グレープフルーツやブラッドオレンジ、時間の経過でスイート・スパイス、口中で石灰に由来するストラクチャーを感じます。希少アイテムなのでゲットできたらラッキー


 4種のコトー・シャンプノワ体験
 これらは毎年造れるわけではなく、生産しても量は希少
 樽使いが絶妙なパイヤール当主の素晴らしさを再認識


 シャルドネの聖地コート・デ・ブランのオジェとル・メニル
 左はオジェ2020、右はル・メニル2020


         レ・リセ コトー・シャンプノワ2020
       コート・デ・バール地区レ・リセ村のピノ・ノワール100%、
       土壌はジュラ紀に形成されたキンメリジャン、生産量は3樽分(888本)
       赤系果実やバラのアロマ、品格ある酸味とエレガントな余韻
       ワンワードで表現するならチャーミング

     マイィ コトー・シャンプノワ2020 GC
    モンターニュ・ド・ランス地区マイィ村
    ランスの北向き斜面の畑のピノ・ノワール100%。生産量は2樽分(532本)
    フローラルで力強さと厚みを感じさせるアイテム。



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 12月のNHK文化センターのシャンパーニュ講座
 講座で取り上げた5アイテム


            第1フライトは瓶熟の実証
     #1:ブルーノ・パイヤール エクストラ ブリュツト プルミエール キュヴェ
     生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
     ぶどう品種:PN45%、CH33%、M22%
     リザーヴワイン:約30%
     デゴルジュマン:2022年10月
     ドザージュ:6g/L以下
     価格:8,580円
1985年から続く複数のヴィンテージのリザーヴワインを使うことで常に同じ味わいを表現している看板アイテム。果実やスパイスや木の実のアロマ、ピュアな味わい、安定感のあるシャンパーニュ

     #2:ブルーノ・パイヤール キュヴェ スワサン ドゥーズ エクストラ ブリュット 
     生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
     ぶどう品種:PN45%、CH33%、M22%
     リザーヴワイン:約30%
     デゴルジュマン:2019年5月
     ドザージュ:6g/L以下
     価格:13,750円 / 生産本数10,000本
プルミエール・キュヴェの第2章となるシャンパーニュ。デゴルジュマン後に始まる新たな熟成の変化を実感できるアイテム。果実のゼリーやエスニックスパイス、ロースト香やクリームブリュレ、様々な要素が温度変化に伴って広がる余韻


 第2フライト
 #3:ブルーノ・パイヤール 2020オジェ コトー・シャンプノワGC 2020年がファーストVT 
 生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 価格:14,300円/生産本数1,109本(4樽分)

 #4:ブルーノ・パイヤール 2020ル・メニル コトー・シャンプノワGC  20年前から生産
 生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
 ぶどう品種:CH100%
 価格:14,300円/生産本数1,120本(4樽分)

貴重なテイスティングチャンスでした。#3オジェは麦わら色、#4はイエローを帯びた色調。双方とも土壌はベレムナイト・チョークなので塩味を伴う余韻は類似。オジェは柑橘果実の内果皮、アカシアや熟した果実のニュアンス。ル・メニルはストーンフルーツや白コショウ、グラス内の温度が上がると酸味のボリューム感が出てくる印象


  #5:ブルーノ・パイヤール ブラン・ド・ブラン エクストラ ブリュットGC
  生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
  ぶどう品種:CH100% ドゥミ・ムース4.5気圧
  リザーヴワイン:1990年から続く25ヴィンテージのパーペチュアル
  ドザージュ:6g/L以下
  デゴルジュマン:2022年5月
  価格:15,400円

ブラン・ド・ブランを構成しているのがオジェとル・メニルのシャルドネ。4年間の瓶熟による木目細かな気泡、クリーミーでふくよか、レースのような舌触り、ブルーノ・パイヤールこだわりの少し緩めの4.5気圧がポイント!


 レモンと相性チェック
 チリ産レモンとアンデルセンの瀬戸田レモンケーキ

 辛口のシャンパーニュにも寄り添うレモンケーキ


 苦みを多く含む部分
 内果皮に注目!

 すべて魅力的でした! 


    【CIVCからの情報】
     第2版の冊子完成
     目次や印字の色合等、第1版より見やすくなった印象

 冊子の一部、これは2022年のデータのページです。



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 公認のぶどう品種

2019年11月にシャンパーニュ研修でCIVC本部に立ち寄り、広報部長のフィリップ・ウィブロット氏から病害虫に耐性のある品種の研究をしている話を伺いました。
それから4年経過して・・・2023年の秋、新たなニュースが届きました。
パリ在住のジャーナリスト松浦氏の報告で、ヴォルティス(右の画像)が、シャンパーニュの規定品種として認められたので、「規定品種は8つ」になると。ただ、今後10年間は試験期間で、栽培面積を全体の5%以下に留める。ブレンドは最大10%まで。あくまで実験とし、販売をすることはできない等の規制が設けられています。ちなみにヴォルティスの酒質はシャルドネに近く、ベト病やウドン粉病に対して耐性が強いとのこと。
2023年はベト病の害で、黒ぶどうはかなりの影響を受けたので、ヴォルティスが救世主になるのか。試験期間を経た結果を待ちたいと思います。出典:ワイン王国138号

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要はピノ・ノワールのボランジェ@ 東京芝とうふ屋うかい [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

約1年ぶりに、シャンパーニュメゾン『ボランジェ』から、マネージング・ディレクターのシャルル=アルマン・ド・ベレネ氏が来日しましたが、今回はシェフ・ド・カーヴのドゥニ・ブネア氏を同行。秋から“スペシャル・キュヴェのコンポーネントセミナー”の世界ツアーを展開していたこともあり、最後の訪問地日本では独自のプレスランチが開催されました。

 新嘗祭(にいなめさい)のお供え
I
 「うかい」のエントランスには新穀の供え物
 プレスランチは11月21日でした。 
 勤労感謝の日(23日)は、戦前には、「新嘗祭」との名称だったのですね。

 来日したおふたり
 (右)シャルル=アルマン・ド・ベレネ マネージング・ディレクター
 手にしているのはバースデーヴィンテージ🥂
 シェフ・ド・カーヴのドゥニ・ブネア氏は初来日でした!


       ヴィンテージは・・・1970年

プレスランチでは、メゾンの要となるPNについて、ド・ベレネ&ブネア各氏が熱く語りました。ワイン王国WEBに、ボランジェリポートを掲載していただきましたのでチェックしてくださると嬉しいです!


          🍀🍀🍀小林 幹料理長のメニュー🍀🍀🍀


 晩秋の彩り八寸


 名物あげ田楽


 三陸産黒鮑極熱


 吟醸とうふ 丸出汁

       ド・ベレネ氏とブネア氏のマリアージュの感想は・・・
      お豆腐とシャンパーニュに共通する“塩味”効果がお気に召したようです。

 うかい厳選黒毛和牛炭火焼
 和牛の上等な肉質はヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズに合っていたとのお言葉

 月光百合根釜炊き御飯


 豆乳ブランマンジェ


 Bollinger × 東京芝とうふ屋うかい


      東京タワーから元気パワーゲット[わーい(嬉しい顔)]

【製品についてのお問い合わせ先】
 WINE TO STYLE 電話03-5413-8831
 公式サイト:https://www.winetostyle.co.jp/

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フロラン・ロック・ボワゼル当主が語る「ボワゼルの新たな展開&未来への希望」とシャンパーニュ講座 [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

       
       メゾンの歴史に“新たな章”が加わった2023年
       シャンパーニュ地方エペルネの中心にメゾンを構えるボワゼル
       1834年の創業から家族経営でメゾンを継承してきました。
       コート・デ・ブランやアヴィーズに自社畑7㌶を所有、年間生産量300万本
       70㌶分は長年契約している農家からのぶどうでまかなっています。
       


 2019年に偉大なマダム エヴリンから メゾンを引き継いだ会長兼CEOのフロランさん
 シェフ・ド・カーヴを務める兄のリオネルさん(左)と協力して、 
 メゾンの発展とワイン造りに新たな弾みをつけています。

  講座で供出した5アイテム

 裏ラベルには情報を表示
 今秋から順次、新ラベルバージョンを出荷
 品種およびリザーヴワインの比率、ドザージュ量、デゴルジュマンの年月の記載


 第一フライトはNV比較
  #1: ボワゼル  ブリュット・レゼルヴNV
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN40%、CH35%、M25%
 ベースヴィンテージは2019年
 澱との接触は3年間
 リザーブワイン:40%(うち4%は大樽熟成)
 ドザージュ:7g/L
 デゴルジュマン:2023年5月
 価格:10,000円(税別)
第3週&第4週の2回のテイスティングで一番気に入ったのが#1。温度変化にもブレることなくバランスの良さが際立っていました。フロランさんが「全体の2/3はNVであり、メゾンの顔と言えるNVに最も気を配っています」と語っていた通りのアイテム。以前のブリュット・レゼルヴには中盤以降若干のビター感があり、それが気になっていたのですが、久々に味わった#1から酒質の向上、大樽熟成のリザーヴワインのさじ加減の良さを実感。
ベージュのトーンを帯びた色調でアロマ芳醇。ホワイトバター、白い花や白桃、アプリコット似の酸味、グラス内の温度変化でブリオッシュやアカシア。まるみがあり、バランスのとれた味わい。


 #2:ボワゼル ウルティム・ゼロNV
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN50%、CH40%、M10%
 澱との接触は5年間
 リザーブワイン:30%
 ドザージュ:0g/L
 デゴルジュマン:2023年1月
 価格:11,000円(税別)
ノン・ドゼタイプ、#1のブリュットより2年長い瓶熟。スワリングで香りの広がり。口中ではシャープ、ドライ、ピュア。塩味と程よい密度。新鮮な素材の料理を引き立ててくれる優れもの。


 第2フライト
 #3:ボワゼル グランド・ヴィンテージ2013
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 澱との接触は8年間
 ドザージュ:4g/L
 デゴルジュマン:2023年1月
 価格:17,000円(税別)
「過去10年間で2013年だけが10月の収穫、ぶどうはゆっくり熟しました」とフロラン当主。クラシックでポテンシャルのあるアイテム。温暖化の影響を受け、生産する回数も増えてきた由。次に予定しているヴィンテージは2019年。発酵・醸造ともステンレスタンク100%。
淡い黄金色で気泡繊細。黄桃、オレンジピール、ブリオッシュのニュアンス。エレガントな酸味、ミネラル、リッチで、今、味わって素直に“美味しい”シャンパーニュ。

 #4:ボワゼル ジョワイヨ・ドゥ・フランス2008
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 ドザージュ:3g/L
 デゴルジュマン:2021年12月
 価格:30,800円(税別)
プレスランチで、フロランさんが「メゾンにはすでに在庫がなく、ピーロートにあるだけ」と語っていたアイテム。新装したジョワイヨ2008とデゴルジュマンの年月が違うので、その比較に興味がありセレクト。第4週の講座生の大半が気に入っていた印象。
ワンワードだと“豊潤”。レモンやグレープフルーツから黄色系果実のコンポート、ロースト、スパイス、ブリオッシュ。香りと味わいによる層の厚み、熟成感を伴って広がる余韻。

 #5:ボワゼル ジョワイヨ2008
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 澱との接触は14年間
 ドザージュ:3g/L
 デゴルジュマン:2023年1月
 価格:35,600円(税別)
ボワゼルのトップキュヴェ。ファーストヴィンテージは1961年。ボワゼルの“新しい章”として、今回、ネーミングを「ジュワイヨ・ドゥ・フランス」から「ジョワイヨ」にチェンジ。醸造では90%ステンレスタンク、10%オーク樽を使用、ドザージュ量は通常3~5g/L、最低10年間の熟成で2008年は14年間。次のヴィンテージは2012年を予定。
ワンワードだと“ミネラル”、輝きのある黄金色、溌溂としたスタイルで、バターやアーモンド、ココアや焙煎香、クリームブリュレ、余韻につながるアプリコット似の酸味。2008年ヴィンテージのポテンシャルを感じさせるアイテム、定点観測したい気分。


 コルクは超しっかり、でした。
 受講生Hakoさんのリポートもご参考までに!

             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 2023年はメゾンとしての飛躍の年
 6代目当主になって初めての来日
 会場は国の重要文化財 明治生命館の地下1階センチューリーコート丸の内にある
 メインダイニングのレストラン・ロゼット
 鏡智行シェフ監修によるシャンパーニュボワゼルとの饗宴でした!


         新ロゴは荘厳な扉をエレガントかつ個性的にデザイン

 ボワゼルはここ数年、
 ■社内改革や大規模な改修工事 ■ブランドデザインの一新 ■醸造面へのテコ入れを実施
 ブリュット・レゼルヴはピノ・ノワールの比率を下げ、逆にシャルドネやムニエの使用増
 樽で熟成させたリザーヴワイン、全体的にリザーヴワインの比率増
 温暖化により、ぶどうの熟度も上がってきたので、ドザージュ量は減少傾向
「MLFはしています。ノン・マロの実験もしていますが、
 メゾンのスタイルを変えるつもりはなく、
 畑や醸造の見直しでフレッシュさを追求していきたいと考えています」とフロラン当主。

 
 【前菜】
 ブラン・ド・ブラン ラ・コート プルミエ・クリュ × 高知宿毛産カンパチのハーブマリネ
 北海道フルーツトマトと彩り野菜のコンポゼ
 決め手はトマト、優しい酸味がブリッジ役になって好印象

      フロラン当主が最もお気に召したマリアージュ
      ノン・ドゼとカンパチ、ハーブのニュアンスが良かったです![わーい(嬉しい顔)]


 【魚料理】
 グラン・ヴィンテージ2013 × 舌平目と帆立貝ムースのブレゼ ソースアルベール
 バランスが良く、いやし効果のある2013年は魚介類に寄り添う組み合わせ

 
     【肉料理】
      ジョワイヨ2008 × 富士高原鶏のロティ ジュドプーレと彩り野菜
      ジューシーで味わいの広がりがある鶏と新鮮で複雑味を備えたジュワイヨ
      2008年ヴィンテージならではの“酸味”がマリアージュを引き立ててナイス

     【デザート】
     フランボワーズとフランボワーズとホワイトチョコのオペラ仕立て
     華やかな色調のロゼ・アプソリュとは色で合わせるマリアージュ
     ホワイトチョコとの相性も良好!


 プレスランチに登場した6アイテム
 ブリュット・レゼルヴ、ウルティム・ゼロ、ブラン・ド・ブラン ラ・コートPC
 グランド・ヴィンテージ2013、ジョワイヨ2008、ロゼ・アプソリュ


 グラスは右から左の順

 【製品についての問い合わせ先】
 ピーロート・ジャパン株式会社 電話03-3458-4455(代表)
 Web: https://www.pieroth.co.jp




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 [NEW]2023年10月~2024年3月までのシャンパーニュ講座のご案内
 第3週 および第4週、シャンパーニュラバーさんの参加をお待ちしています!
 今だけ、ここだけ、青山文化センターだけの時間を共有したいと思っています。
 何卒宜しくお願いします。


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リリースされた創業200周年記念『キュヴェ エメラ2008』を試飲しながらアンリオ賛歌 [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 7月3日発売!! アンリオのプレステージ『キュヴェ エメラ2008』
 




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 初来日したシェフ・ド・カーヴ
 アリス・テティエンヌさんと吉川由紀子社長/2023年3月撮影

輸入元ファインズの招聘でアンリオのアリス・テティエンヌさんが来日。料飲店とプレスを対象にしたセミナーを開催しました。
テティエンヌさんはシャンパーニュ生まれ。ローラン・ペリエでマーケティングを習得。醸造家の国家資格を取得し、2014年ニコラ・フィアットで醸造を担当、2015年クリュッグに入社し、テイスティングと栽培の両チームを兼務。2020年2月からアンリオの醸造責任者に就任し、栽培と醸造を担当、今に至っています。

今回の来日では、世界に先駆け、本邦初『キュヴェ エメラ2008』を披露してくださいました。メゾン創業から200周年記念&今世紀最高のヴィンテージ2008年!!!


 アンリオの歴史を振り返りながら
 出典:ファインズ

1808年、マダム・アポリーヌ・アンリオがメゾンを創業。
元々ぶどう栽培家の家系であり、この当時は3つのGC ヴェルジ、ヴェルズネー、マイイを所有、ぶどうはピノ・ノワール。
1880年、5代目の婚姻で、コート・デ・ブランのアヴーズ、シュイィ、メニル・シュル・オジェの3つのグランクリュが加わり、白ぶどうのシャルドネを使用するようになります。

1957年から7代目のジョゼフ・アンリオ社長が指揮を執り、メゾンの拡大を図りました。1995年にはブルゴーニュのブシャール・エ・フィス、1998年にはシャブリのウィリアム・フェーブルを取得。2015年からは8代目のジル・ド・ラルズィエール=アンリオ社長が采配を振るい、最新のアイテム『キュヴェ エメラ』のデビューにも関わりました。2020年に女性シェフ・ド・カーヴとしてテティエンヌさんが就任。2世紀にわたり家族経営を貫いてきたのですが・・・

2022年、シャトー・ラトゥールやクロ・ド・タールを所有する高級ブランド『ケリング』 (ワイン部門はアルテミス・ドメーヌ)のオーナー、フランソワ・ピノー氏がアンリオの株を取得。2023年、生産協同組合 TEVC (テロワール・エ・ヴィニュロン・ド・シャンパーニュ)に移管されたことで、アンリオはTEVCの傘下になりました。ちなみに、ニコラ・フィアットもTEVCの傘下です。

アンリオグループで長年経営に携わってきたリシャール・モロー氏や醸造責任者のテティエンヌさん、現場のスタッフは続投なさるようなので安心していますが、アンリオラブの私としては胸中複雑。今後、ブシャール・ペール・エ・フィスはアルテミス・ドメーヌ、ウィリアム・フェーブルはドメーヌ・バロン・ド・ロッチルド・ラフィットの管轄になるようです。

 
18世紀に建てられたコート・デ・ブランの迎賓館、優雅なレゾルノワで8代目ド・ラルズィエール社長から受けたおもてなしは最高でした/2019年11月撮影
この7月、上記に関して、全体の流れが見えてきたので、日本上陸したばかりのキュヴェ エメラ2008をメインに講座生の皆さんとアンリオに思いを馳せながら試飲しました。


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 シャンパーニュ講座の5アイテム


 第1部はテロワールを生かしたアイテム
 #1:アンリオ ブラン ド ブランNV
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:7g/L未満
 価格:10,000円(税別)
コート・デ・ブランのシャルドネのみを使用。ポール・アンリオとマリー・マルゲの婚姻がもたらしたシャルドネへのオマージュとも言えるアイテム。ベースヴィンテージは2016年。シトラスフルーツ、白桃やアプリコットのアロマ、チョーク質土壌由来のミネラル、フレッシュバターやブリオッシュ、心地よく広がる酸味、ピュアな印象


 #2:アンリオ ブリュット ミレジメ2012
 出典:ファインズ
 年初から7月半ばまでは悪天候、7月半ば~9月半ばまでは降雨もなく酷暑
 9月半ば、収穫期は好天に恵まれ、
 劇的な気候の変化がコントラストを生み、全ての要素に調和をもたらしたヴィンテージ


 鯛、クレソン、セロリ(葉および茎)、カラフルミニトマトを使った目鯛サラダ
 味付けは柚子味噌とオリーブオイル、最後に白胡麻をふりかけて完成
 ミレジメ2012は和柑橘の柚子や白胡麻との相性抜群!

 ぶどう品種:CH54%、PN46%
 ドザージュ:6g/L
 価格:14,000円(税別)
1年前に試飲した時のコメントには、ブリオッシュ、コーヒー、白胡椒、ヨード、ミネラル、口中に広がるスマートな酸味、中盤からの凝縮感、エレガントで重厚、イースト由来の旨味との記載あり。今回は繊細に連なる気泡、香りには柑橘(レモンやGF)果実、ローストや焙煎香、イースト由来の旨味があり、柑橘果実の内果皮似の軽いビター感を伴う余韻


 #3:アンリオ キュヴェ エメラ2008
 出典:ファインズ
 ぶどう品種:CH50%、PN50%
 ドザージュ:5g/L未満
 価格:35,000円/37,500円箱入(税別)

アンリオにとって「8」のつくヴィンテージは特別です。
以前、8代目のジルさんに伺ったことがあります。「アンリオの創業年は1808年で、初めてシャンパンを造った年になります。それ以降も、8が付く年は良い思い出につながっています。1988年VTもとても良い収穫年でしたし、セラーにある一番古いVTは1928年。アンリオにとって8には縁があります」と語っていました。

キュヴェ エメラにはマダム・アポネーリーヌの時代から続くアンリオの遺産、6つのGC=ストラクチュアのヴェルジ、エレガンスのヴェルズネー、アロマのマイイ、緊張感のアヴィーズ、豊潤さのシュイイ、輝きのメニル・シュル・オジェ のぶどうを使っています。ピノとシャルドネの比率は半々(年によって若干の違いあり)、10年間で3~4回の割合でリリースされる由。輝きのある色調、白桃や熟れた果実、ミネラル、アカシア、焙煎香やクリームブリュレ、口中クリーミー。フレッシュさと力強さの対極感、グラス内の温度変化で複雑味が増し、長く続く余韻はエレガント。
大手メゾンの多くは2008年ヴィンテージをリリース済です。「時間は友だち」と公言するアンリオ、長熟を旨とするスタイルは本当に素晴らしいです🥂🥂🥂

 アンリオのDNA、永遠のリザーヴ
 
1990年からスタートさせたソレラシステムによるリザーヴワイン。467ヘクトリットルのタンクの番号が38だったことから『キューブ38』と命名されました。タンクから抜き取った空スペースには、シェリーのソレラと同様、収穫したばかりの若いワインを加えます。キューヴ38が“永遠のリザーヴ”と呼ばれているのは、シャルドネハウスと形容されるアンリオの、1990年から今に至るまでのシャルドネがタンクのなかで受け継がれているからです。毎年約20%の量をキューヴ38から抜き取り、うち約17%はNVのブリュット・スーヴェラン、ブラン・ド・ブラン、ロゼ用のリザーヴワインとして、残りの約3%はマグナムサイズで約1000本限定の『キューヴ38』に使っています。

スペインのシェリーの熟成法で、3~4層に積み上げられた樽の最上部には一番若いワイン、下部になるにつれて樽内のワインは古く、最下部は床近くにあるのでソレラと呼ばれていて、一番古いワインが入っている。シェリーを造る時、ソレラから適量のワインを抜き取り、抜き取った部分には上部の樽からワインを補充。さらに、その樽の空き部分にはその上の樽から補充していくというシステム。ソレラの樽には何年にもわたるワインが混在していることになる。


 第2フライトはロゼ
 赤ワインを添加してロゼを造っているアンリオが最も大事にしているのがアロマ
 アッサンブラージュの時は黒いグラスを使い、最終的な決断をしています。
 理由は、赤ワインを加えるので ■視覚から受ける影響を避ける ■アロマや味わいを優先

 #4:ブリュット ロゼ
 ぶどう品種:CH30%、PN60%、M10%(赤ワインとして8~10%)
 ドザージュ:7g/L未満
 価格:10,000円(税別)
1980年代に誕生したアイテム。ピノ・ノワールとムニエは果実感とアロマを重視したモンターニュ・ド・ランス産、シャルドネはミネラル感を重視したコート・デ・ブラン産。ベースヴィンテージは2017年。色調はサーモンピンク。香りはラズベリーやチェリー、ピンクグレープフルーツやオレンジ、ホワイトペッパーやピンクペッパー似のスパイシーな風味、軽快な酸味とフレッシュな余韻


 #5:アンリオ ブリュット ロゼ ミレジメ2012
 ぶどう品種:CH45%、PN55%、赤ワイン10%以下
 ドザージュ:7g/L
 価格:14,500円(税別)
ラベルの色調と重なり合う2種のロゼ。コーラルカラー(珊瑚色)、視覚から伝わってくるボディ感。森のベリーや野イチゴ、ブラッドオレンジやエキゾチックフルーツの香り。ミネラル、塩味、フェノールのニュアンスもあり、舌の上の脂分を洗い流してくれる印象なので肉料理とのマリアージュもお薦め。

 IWC2023で金賞を受賞したロゼNV



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 テティエンヌさんへの質問
 セミナー後、プレスメンバーからの質問タイムをいただき・・・
■ジョゼフ・アンリオ社長時代から、アンリオはムニエを使わず、ピノとシャルドネだけでしたが、現在では、栽培面積でみると、ムニエは15%程度あり、使用頻度も増えているように感じます。これに関しては、畑の購入に伴い、もともとムニエが植えられていたことが要因の1つとのことで、それらのムニエは植え替えを進めているので、今後は減少していく由。ただ、年によって収量が少なかったり、温暖化の影響もあるので、質の良いムニエはキープしていく方針のようです。
■ステンレス使いのロラン・ペリエや樽使いのクリュッグでシャンパーニュと関わってきたテティエンヌさん。アンリオではステンレス中心ですが、彼女の代になってから、新しい取り組みとして、樽を使ったワインをリザーヴワインとしてストックしているとのこと。温暖化の影響下でのトライアルとして、進化を見ている由



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      シャンパーニュ委員会からの声明書

2023年の1㌶当たりの収量の上限は、世界経済の状況やインフレの影響を考慮し、前年より600kg少ない11,400kgに設定。ぶどう畑の状態は良好。霜や雹による被害はほとんど無く、病害も抑えられているので、収穫は9月10日までに開始出来る見込み。2023年の出荷量は3億1,400万本(2022年は3億2,550万本)と予測



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 余談ながら・・・
 四季のうつろいを大事にしている人形町今半さん。
 二十四節気の大暑の期間にお邪魔しました。
 定番のシャンパーニュはアンリオ ブリュット スーヴェランNV

 うちわを模した器もあり、視覚でも清涼感を満喫

      桜満開の時期には春のあしらい
      凜としたスタイルのブリュット スーヴェランに良く似合います!

  アンリオについてのお問い合わせ
  株式会社ファインズ商品部 (担当:木場谷/こばや) 電話03-6732‐8600

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アルフレッド・グラシアンの4代目セラーマスター ニコラ・ジェジェがこだわる樽、ボトル、クロージャー [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 樽発酵・樽熟成で伝統製法を守り続けるアルフレッド・グラシアン
 #1:アルフレッド・グラシアン ブリュット
 CH54%、PN24%、M22%、ドザージュ9g/L
 リザーヴワイン40% (2006年からのソレラ)
 #2:同キュヴェ・パラディ ブリュット2013
 3代目が世に送り出したキュヴェで3品種を使用、ファーストVTは1990年
 ジェジェさんの代になってから2品種CHとPNだけのブレンドに変更
 CH65%、PN35%、ドザージュ8g/L
 #3:同ブリュット ミレジメ2012
 CH65%、PN20%、M15%、ドザージュ8g/L
 #4:同ブリュット ミレジメ2008
 CH56%、PN21% 、M23%、ドザージュ8g/L
 #5:同ブリュット ザ・コレクション メモリー1999
 CH65%、PN18%、M17%、ドザージュ6g/L
 #6:同ブリュット ザ・コレクション メモリー1996
 CH65%、PN20%、M15%、ドザージュ6g/L




      
  重要ポイント
 画像提供:アルフレッド・グラシアン
 1864年にエペルネの地にメゾンを興す。
 セラーマスターは代々ジェジェ家が伝承、現在は4代目。
 長年の信頼関係に基づいた供給元を有し、製法は樽発酵・樽熟成、ノン・マロを貫き、
 法定期間をはるかに超える熟成期間をかける。ミレジメの瓶内熟成にはコルク栓を使用。
 年間の生産量は30万本


 ジェジェ家の顔ぶれ
 画像提供:アルフレッド・グラシアン
 1905年にガストン・ジェジェがセラーマスターに就任
 1950年に息子のシャルル・ジェジェが2代目となり、
 1966年にシャルルの息子ジャンピエール・ジェジェが3代目を継承
 ボンド風のポーズを取っているのが4代目ニコラ・ジェジェさん、2007年から現職


 2022年の秋に初来日
 2018年、ジェジェさんはギド・アシェット誌によって、
 最優秀シャンパーニュ・メーカーに選出されました!

 以前、メゾンを訪問した時にはお目にかかれなかったので、私は初対面
 セミナー開始前にご挨拶できたお陰かなぁ
 講師席から笑顔で応えていただけてラッキー😄


 テイスティングを交えながら
 左から#2キュヴェ・パラディ2013、#1ブリュットNV、#3ミレジメ2012
 #2は瓶のネックが鶴首のように細いので、空気の浸透は#1#3よりおだやか
 瓶の口径は通常29mm、キュヴェ・パラディは2015年ヴィンテージから26mmに変更


  瓶熟時のクロージャーについてはボトルを拡大した画像で!
  右の#3は天然コルク、他2本は王冠使用なので、口元の形状が違います。
  10年間の変化をみると、瓶内の気圧はコルクだと5気圧、王冠だと6気圧という結果
  シャンパーニュのガス圧は6気圧なのでコルクだとCO2がゆるやかに減少している由
  「コルクで熟成させると微量な酸素が入り込み酸化すると思いがちですが、
  酸素はコルクのなかに溜まっています」とジェジェさんはコメントしていました。

 
 画像提供:アルフレッド・グラシアン
 コルクで瓶熟中のシャンパーニュはアグラフという留め金具を使用しています。


 228㍑の樽を約1,000個所有
 画像提供:アルフレッド・グラシアン
 樽熟庫はシェリー蔵の樽のように積み重ねられていて電動で操作できます。
 このシステムを導入する前は、年に17回醸造チームが樽を移動させていたそうです。
「効率が良く時短になった」とジェジェさんは喜んでいました。

 1,000個の樽の平均使用年数は17年、樽熟庫の温度は21度・湿度は76度にキープ
「この温度は酸化作用にも関係するので、SO2の量を60~80mg/Lに抑えられる」と

 樽熟による目減り補填(ウイヤージュ)は、
 15日毎に等級が同じキュヴェで行っていますが、その作業にも樽熟庫の温度が要
 樽使いの名手ジェジェ家にとって、樽を介してもたらされる効果は多大なようです。


      顧客からのリクエストに応えてデビューしたアイテム
      メゾンが誇るザ・コレクション メモリーは、
      セラーの中心部で、時を重ねてきたシャンパーニュ
     「熟成したシャンパーニュを」との要望に応えて登場したアイテム

      1996年ラバーの私にとって素敵なひとときになりました。
      白い花のイメージ、ミネラル、フレッシュバター、蜂蜜、黒糖
      アフターに若干のビター感、酸味の広がりと長い余韻


 すべてが終わって満面の笑み
 ジェジェさんは2007年にセラーマスターに就任して以降、
 2008年、2012年、2018年、2022年と素晴らしい年と関わることができて幸せと[わーい(嬉しい顔)] 
 
 セミナーでは特別な話を伺うことができました。
 大変参考になりました、ありがとうございました!

 昨年6月、シャンパーニュ講座でフォーカスしていたので有意義な時間になりました。
 講座内容をご参考までに載せておきます。
 ご笑覧いただけましたら幸いです。
 https://non-solo-vino.blog.ss-blog.jp/2022-06-25

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