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サイドウェイズに登場した『Darioushダリオッシュ』での体験@ナパ [asahi.com]

asahi.comの秋バージョン完結編は『サイドウェイズ』をテーマにしてみました。
http://www.asahi.com/food/column/winery/TKY200912010337.html

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画像協力:ダリオッシュ

ナパでは映画に登場していたスポットを散策してみたのですが、ワイナリーに関しては映画でも豪華さが際立っていたダリオッシュをお訪ねしました。

“美しいロケーション&素晴らしいワイン”という条件を満たす、いくつかのワイナリーをリサーチしていた20世紀フォックスからのアプローチによって登場することが決まったダリオッシュですが、ワインはもちろんのこと、2004年に完成したゲストセンターはまさしくその条件を満たすに十分な施設です。
余談ながら、壮観なワイナリー&高品質なワインが人気のオーパス・ワンにも打診はあったようですが、広報のお話によるとお断りしたとのこと。スコット・ジョンソン設計の施設は見事ですし、ワインも上質、当然お声はかかりますよね。


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オーナーであるダリオッシュ・ハレディ氏のプライベート・セラーにはボルドー、ブルゴーニュなど、
世界の著名なワインがびっしり。テイスティングは雰囲気あるセラー内で行われました!

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(供出順に左から)ダリオッシュ・シグネチャー・シャルドネ ナパ・ヴァレー2007、同メルロー2006、同カベルネ・フラン2006、同カベルネ・ソーヴィニヨン2006

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5年前にゲストハウスが完成してから同ワイナリーではワイン&チーズセミナーを毎週金曜日に開催していました。毎回チーズショップCowgirl Creamery'sから講師が出向していたそうですが、セミナーが好評過ぎて、ついにはダリオッシュ側がカウガールにスタッフを研修のために派遣、今やチーズの有資格者を抱えるワイナリーになっています。

シャルドネにはナッツのニュアンスがあるクリーミーな『Mt.Tam』を合わせて。これはカウガールの自家製チーズで、以下の3つは仕入れているそうです。
メルロは右上のカリフォルニア産『Winchester Medium Gouda』。ダークチョコと相性の良いワイン、プラムのジャムをチーズに添えて! 
カベルネ・フランは右下のオレゴン産のヤギのチーズ『Classico』。ベリー系果実とスパイシーさが混在するワインで、チーズとの相性はロワール的な組み合わせで!
カベルネ・ソーヴィニヨンにはワシントン州で造られている左下の『Beecher's Flagship Reserve』を合わせて。MLF由来のミルクっぽさが、チーズのクリーミーさと良く合っていました。

手前左はプラムやブラックベリーのジャム、右はピーチを使ったジャム。そして中央がオレンジの皮、コリアンダー、シナモン、お塩で味付けしたピスタチオ、これは後引く美味しさでした!

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風邪気味だったにもかかわらず、丁寧な解説をしてくださったダン社長の温かなおもてなしには心から感謝です! 輸入元である(株)デプトプランニングの長尾社長と建本さん、ご配慮、ありがとうございました♪



サンフランシスコのお薦めワインショップ
サンフランシスコにいらっしゃった時はWINE MERCHANTへ!
詳しくは>>http://www.fpwm.com
2003年7月にオープンしたお店で、低価格のワインから高級ワイン、シャンパンまで豊富な品揃えです。併設しているワインバーに購入したワインを持ち込み(抜栓料として6ドル)、気軽に楽しむことができますよ!
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フレンチランドリーあれこれ [asahi.com]

11月から12月にかけて、世界各国から本当に素晴らしい方々が来日しています。
お伝えしたい事柄がたくさんあるのですが、このところイヴェントが多くて、アップが遅れ気味です。
懲りずに気長にお付き合いくださいませ♪

昨日、asahi.comの連載・秋バージョンでミシュランがらみの話を書きました。
http://www.asahi.com/food/column/winery/TKY200911250201.html

今朝がた、NY在住の親愛なるCEOから「旬な話題ですね。ワインだけでない、Non-Solo-Vinoの考え方が感じ取れると思います」という温かなエールが届き、とても嬉しく思いました。

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画像はヨントヴィルの3つ星『フレンチランドリー』
オーナーのトマス・ケラーはNYの3つ星『パー・セ』、ヨントヴィルの1つ星『ブション』の3店合わせて
全部で7つの星を獲得しています。
ちなみに『サンフランシスコ2010年版』での星付レストランは以下の通りです。
3つ星
The French Laundry, Yountville
2つ星
Cyrus, Healdsburg
The Restaurant at Meadowood, St. Helena
1つ星
Auberge du Soleil, Rutherford
Bouchon, Yountville
Etoile, Yountville
Farmhouse Inn & Restaurant, Forestville
La Toque, Napa (new to the list)
Madrona Manor, Healdsburg
Redd, Yountville
Sante, Sonoma (new to the list)
Solbar, Calistoga (new to the list)
Terra, St. Helena
Ubuntu, Napa (new to the list)

そして、前述のCEOからのメールに興味深いニュースが添えられていたので、ちょっとだけ寄り道を。
http://www.nytimes.com/2009/10/28/dining/28keller.html?_r=1&adxnnl=1&pagewanted=1&adxnnlx=1259175680-36YvG+ZY9xvEvD3/YDLrLg

ここ2年ほど、トマス・ケラーの身辺はかなりあわただしい感じですね。お父様が昨年春他界し、その後、かつてフレンチランドリーGにいたローラさんと婚約。先日の18日には『ブション』ビバリーヒルズ店をオープンしていますね。で、ここで気になったのがフレンチランドリーの料理長コーリー・リーのことです。彼は昨夏辞めています。フレンチランドリー立ち上げからかかわり、NYのパー・セのオープンではスーシェフを努め、再度フレンチランドリーに戻り、活躍していました。卓越した技能だけでなく、直感的な視野を備えたシェフで、三つ星シェフの右腕だったと思います。

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中にトリュフが入っているので、『ウッフ・シュルプリーズ(びっくりたまご)』の名称が!

4年前の訪問時、印象的だった同店のスペシャリテをお願いしたのですが、残念ながら味が濃くて
前回感じた口中でふわ~っと広がるトリュフの香りと滑らかな卵の感触は体験できず・・・
やはり、シェフが交代していたのですね。

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CEO推薦のジャッキー・トルッショーのシャルム・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ2004
このワインはまさに飲み頃! 分厚いワインリストの中から結構時間をかけて選んだ逸品
赤い果実たっぷりで上品な酸も心地よく、旨味がじわ~っと伝わってくるワインでした。



さてさて、今日は年に1度のボルドー祭り! 
贅沢な『ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー 89シャトー ヴィンテージ2006トレード・テイスティング』でした。
これは近々リポートします。今回は大尊敬するメルシャン(株)の味村興成チーフワインメーカーとご一緒し、ワインの分析などを体験しながら回りました。2006年ヴィンテージは飲みやすいワインが多かったように思います♪
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自分へのご褒美はロゼシャンパン持参で・・・ [asahi.com]

昨年4月1日、桜満開の時期からスタートした『ワインの歳時記』も、今回が最終回となります。
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毎週火曜日更新で、元旦だけお休みしたので、計51回!
ワインの歳時記をご愛読くださった皆様には深く御礼申し上げます。
ありがとうございました!!

「1年間の連載ご苦労様」ということで年初から考えていた自分へのご褒美は、大好きな桜を京都で見ること。
どこかで聞いたことにあるフレーズなんですが、“そうだ、京都に行こう!”
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ということで、ロゼシャンパンとデジカメ持参で、出かけてきま~す♪

シャンパンの楽しみ方の一提案 [asahi.com]

asahi.com『ワインの歳時記』の造り手編
第3弾はシャンパーニュ地方のブルーノ・パイヤールに注目してみました。
聞きなれない言葉だと思いますが、この『デゴルジュマン』に気をつけながら、ブルーノ・パイヤールの同じタイプを飲み比べてみると、シャンパンの新たな魅力が発見できますよ。

デゴルジュマンの日付は順に
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1999年5月
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2002年8月
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2006年8月


詳しくはワインの歳時記を覗いてみてくださ~い♪

シャトー・ド・ボーカステルの白ワインの楽しみ方 [asahi.com]

先週、ローヌ南部ドメーヌ・ペランの4代目ジャン・ピエール・ペランさんと至福の時間を共有することが出来ました!
事の詳細は本日アップしたワインの歳時記に書いてありますが、字数の関係で書ききれなかったペランさんからの情報はブログでお伝えします。

当日、テイステイングしたワインは甘口ワインを入れて全部で7種類。
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画像から抜けていますが最後の甘口ワインはミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ2005で、「ブラマンジェ、カモミールソース セージのクリスタリゼ」と一緒の画像はワインの歳時記に載せてありますので、ご覧ください。

7種類のワインの中には、「ルーサンヌから造られるヴィエイユ・ヴィーニュという名の芳醇で濃密なワインはフランス南部最高のものである」とワイン評価本『クラスマン』で絶賛されている『シャトー・ド・ボーカステル ブラン ヴィエイユ・ヴィーニュ シャトーヌフ・デュ・パプ』もありました。
ヴィンテージは2006年と1990年で、画像の右から2本目と3本目がそれです。

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「ウニと黒トリュフのリゾット」に合わせて供出された2006年ヴィンテージは白い花やライチ、ヨードのようなニュアンスがあり、エキゾチックな印象でした。

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「オマール海老のアルガンオイルソテー」には1990年ヴィンテージ!
ワインの色調は深みのある黄色で、香りと味わいの中に重厚なミネラルの要素を感じます。
このミネラル感を生み出しているのが樹齢の古さ。
85年というヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)の底力なのでしょう。

熟成したルーサンヌには、オマール海老やホワイトアスパラのように味わいがしっかりしていて、複雑さのある食材を使うとさらに旨さが引き立つそうです。
今回はオマール海老の殻に含まれているミネラルも料理に利用し、若干スパイシーでアーモンドのような風味のある貴重品アルガンオイルを使ったことで、絶妙なバランスになっていました。

これら2種類のワインはルーサンヌというぶどうから造られています。
ペランさんは、
「ルーサンヌのワインは固有の変化をしますので、覚えておいていただきたいのですが、瓶に詰めて4~5年すると、このワインは閉じてしまいます。この時にワインを開けると酸化したような味わいで、若干色も濁っているように感じると思います。ですから、その期間はワインには触れず、そのまま4~5年寝かせておいてください。10~15年くらい経過すると、ワインはミネラル感豊かで、得も言われぬ味わいになり、その後も、さらに良い状態で熟成していきます。
ワインの中のミネラル感はヌフ・デュ・パプのテロワールに由来するもので、熟成させることによって、このワインは本領を発揮していきます」と解説していました。

2006年ヴィンテージはフレッシュさが十分に出ている状態であり、1990年は18年の熟成を経ていることで飲むには最高の状態でした。

ペランさんのご教授によって、閉じる時期の見極め方は理解できました。
偉大な『シャトー・ド・ボーカステル ブラン ヴィエイユ・ヴィーニュ シャトーヌフ・デュ・パプ』をお持ちの方は、是非とも開栓するタイミング、飲む時期を考えて!!

【関連サイト】
ペランさんの素晴らしいワインについてのお問合わせは
ジェロボーム株式会社(03)5786-3280の担当:山下陽子さんまで
http://www.jeroboam.co.jp/
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世界に先駆けて発売されるシャトー・プロヴィダンス2005 [asahi.com]

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3月最初のワインの歳時記はボルドー地方のジャン・ピエール・ムエックス(JPM)社の新シャトー『シャトー・プロヴィダンス』について書いてみました。
1995年にプロヴィダンスのオーナーだったデュピュイ氏と契約したJPM社はネゴシアンとしてワイン販売を行なっていました。そして2005年同シャトーを買収。現在ではJPM社がすべてを管理しています。

JPM社が所有する以前のプロヴィダンスの名称は『シャトー・ラ・プロヴィダンス』で、ラベルには「ラ」が入っていましたが(No.3)、JPM社の管理下になってからはラベルも一新。
2005年ヴィンテージは歳時記にも書いたようにアカデミー・フランセーズのロゴをベースにしたラベルに変わっています(No.4)。

新生『プロヴィダンス』に注力するムエックス氏はシャトーの土壌改良を大々的に行ないました。
先日のセミナーでは、「土壌改良の効果は2006年ヴィンテージから期待できますし、力強い仕上がりのワインになっていると感じています」と話していました。
ということは・・・新ヴィンテージ2005年以降のプロヴィダンスからは目が離せないということになりそうです。

関連サイトは(株)ヴィノラムhttp://www.vinorum.co.jp/

ももいろメルローと山梨の蔵めぐり [asahi.com]

機関誌3月号の作業に追われている間、so-netブログの工事もあったようで、26日アップのワインの歳時記の案内が大分遅れてしまいました、

来週の月曜日は、「桃の節句」ですね。今回は勝沼ワイナリーに近い「桃源郷」の“桃”がラベルに描かれた『ももいろメルロー』に注目です。

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画像はメルシャンさんからレンタルしたものですが、山梨の春の空気感、ブログから伝わりますか♪

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もう1つ、情報です。
3月15日(土)&16日(日)に勝沼ワイナリーズクラブ主催の第12回『ウイークエンド蔵めぐり』のイヴェントがあります。

メルシャン勝沼ワイナリーでも錚々たるメンバーがお相手しますよ!
15日(土)
午前の部・・・齋藤浩ゼネラル・マネージャー 
午後の部・・・味村興成チーフ・ワインメーカー 
16日(日)
午前の部・・・安蔵光弘ワインメーカー 
午後の部・・・上野昇シニア・ワインメーカー

テイスティング予定ワインは
シャトー・メルシャン甲州きいろ香2007(タンクサンプル、08年4月発売予定)
同甲州グリ・ド・グリ2007 (タンクサンプル、08年4月発売予定)
同甲州シュール・リー2007 (タンクサンプル、08年5月発売予定)
同山梨マスカット・ベリーA2005
同新鶴シャルドネ2006(ANA国際線ファーストクラス3月より搭載)
同長野メルロー2006

泡の誕生、泡の不思議 [asahi.com]

『シャンパン 泡の科学』を読んでいて
興味惹かれる箇所がありました。



それについて『ワイン歳時記』に
シャンパンの泡、ビールの泡、グラスの泡というタイトルで
書いてみました。今回はビールのプロ原田豊様、リーデル・ジャパンの庄司大輔様
おふたりにサポートしていただきました! 
感謝、感謝、心から感謝です♪


バレンタインデーのヒントになれば・・・ [asahi.com]



バレンタインデーももうすぐですね。
ワインとチョコの組み合わせを楽しむか、あるいはラベルで楽しむか。
ワインの歳時記がヒントになれば幸いで~す♪


粋な女はバレンタインデーに“ソフィア”を選ぶ [asahi.com]

ワインの歳時記のバレンタイン編第一弾は、
ソフィア・コッポラの名を冠したスパークリング缶の登場です。



パッケージが何よりおしゃれ、コルクスクリュー不要、どこでも簡単に楽しめるビール感覚なので、缶でそのまま飲むことができます。

“ソフィア”を造った父親のフランシス・フォード・コッポラ監督はイタリア系の方だけに、 スパークリングワイン“スプマンテ”をイメージしたようです。



歳時記の原稿を書いていた、ちょうどその日に、 恵比寿のフレンチのシェフBekeyさんから手作りのミニ・ビスキュイが届きました!
スプマンテとも相性が良いビスキュイなので、早速、ソフィアと合わせてみました。
最初の画像がその証拠写真です(笑)
Bekeyさ~ん、ご馳走様でした!!

“ソフィア”は彼女の結婚を祝うために造られたワインです。
バレンタインデーに愛を成就させたい女性にはピッタリだと思います。

【関連情報】
ワイン・イン・スタイル
>>>http://www.wineinstyle.jp/
ビスキュイ・ド・シャンパーニュ
>>>http://www.asahi.com/food/column/wine_saijiki/TKY200710090215.html