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開発技術の解説を交えながらメルシャンのローアル『ボン・ルージュ6%』を紹介 [ワイン]

      ローアルコールながら本格的な味わいが楽しめるワイン
     果実味ゆたかでコクがあるボン・ルージュ6%
     中央はリニューアルするAlc10.5%のボン・ルージュ(8月から順次切り替え)
     奥は現行品のボン・ルージュ

 メインターゲットは30~40代の女性
 [NEW]8月31日(火)全国発売
 オープン価格/参考価格は620円+税


 [イベント]9月11日には愛好家向けのオンライン体験会を実施
 応募者の中から400名が参加できる体験会を行います!
 応募期間は7月12日(月)~8月15日(日)
 応募先は https://cp.kirin.jp/join/15345
 ノンアル『モクバル』についてはコチラをご覧ください!


 リアルとウェビナーの併催で製品説明会
 コロナ禍で健康への意識向上
 データ提供:メルシャン
 約90%が健康志向が高まったと回答

 データ:メルシャン
 メルシャンのノンアルのカテゴリーは今年1-6月累計で前比132%と好調

 理想のAlc度数は4~6%
 COVID-19まん延後、ローアルコールへの関心度はアップしています。ただ、
 味わいでは、一般的なAlc度数のワインから得られるような満足感が足りないのが実情

 そこで、メルシャンは2つの技術を駆使し、100回以上の試行錯誤を繰り返し、
 Alc6%ながら本格的な味わいのローアルコールワインを造り出すことに成功しました!
 その技術とは・・・
 長年ボン・ルージュで培ってきたポリフェノール抽出技術と、
 飲み手に“本格的な味わい”を感じさせるためのコク付与技術です。


ポリフェノール抽出技術
ポイントは果皮に残っているアントシアンの活用!
赤ワインの成分にはアントシアニン(ぶどうの果皮に多く含まれており、渋味や苦みが穏やか)とタンニン(ぶどうの種子に多く含まれ、渋味や苦みが強い)があるので、果皮や種子を長く漬け込めむことで色も味わいも濃くなり、ポリフェノールも多く抽出できます。とは言え、長時間発酵させると苦みが穏やかなアントシアニンだけでなく、苦みが強いタンニンも増えてしまうので、色は濃くても飲み難いワインになってしまうのが難点です。

メルシャンは、アルコール発酵後でも、アントシアニン(約70%)が果皮に残っていることに着目し、これを抽出する技術を考案しました。アルコール発酵を伴わないポリフェノール抽出技術の確立です。これにより、果皮からのアントシアニンは抽出されても、アルコールによって多く抽出されていたタンニンが比較的少なくなるので、アントシアニンとタンニンのバランスをコントロールすることで、理想的な味わいに近付けることが可能になりました。

コク付与技術
一般的なローアルコールワインは、ワインの使用料を減らし、果汁などで味わい調整をして造ります。軽くて飲みやすいワインになりますが、Alc度数を下げれば、コクは減ります。
メルシャンはポリフェノール抽出技術によって得られた高ポリフェノール原料(ワインと果汁)を使うことで、本格感と飲みやすさのベストバランスを追求。度重なる試作の末、低アルコールながら飲み応えのある『ボン・ルージュ6%』を完成させました。


  色からもわかる味わいの違い
 データ:メルシャン
 左からAlc11~12%、Alc6%、ボン・ルージュ6%
 左のワインをAlc6%に仕上げると色調は淡く(中央)なります。
 右のボン・ルージュは2つの技術により、色調も濃く、コクもあり!

追記:ボン・ルージュ6%の製造方法(手順)について、質問したところ、社外秘ということで回答は得られませんでした。 求める味わいを実現させる為に、ポリフェノール抽出技術・コク付与技術を活用し厳選したワインと果汁をバランスよくブレンドする由。最初のAlc度数も社外秘でしたが、一般的なワインは11~13度程度なので、ボン・ルージュもそのように理解して良いのでは、と思っています。

 
 MCを務めたメルシャンの長尾綾子さん(右)は製品の開発背景を説明
 キリンホールディングスR&D本部 飲料未来研究所の笹子志津代さんは開発技術を解説
 ボン・ルージュ6%の楽しみ方についてはご両人の掛け合いで進行しました。

 マリアージュの提案
 相性について「白カビチーズ、なかでもブリー。乾燥フルーツやアーモンドチョコ、
 エクレアや黒胡椒にも合わせて楽します」と説明があったので、
 私は、ブリーや黒胡椒入りチーズ(アクセントにピンクペッパー)
 沖縄の焼塩とイタリア産オリーブオイルで味付けしたカリフォルニア産アーモンドで、
 マリアージュ探求にトライしてみました。

 守備範囲の広いボン・ルージュ6%の頑張りはお見事!
 肩肘張らないマリアージュが堪能できますよ。

 8月31日の発売をお楽しみに!
 ご興味のある方は、9月11日のメルシャン新製品オンライン体験会に是非ご応募を🍷 🍷 🍷

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本日 午前0:00に解禁したブラピのMiraval Rose ミラヴァル・ロゼ2020 [ワイン]

                 夏至に解禁
 今日は夏至、一年で昼の時間が最も長くなる日です!
 日本は梅雨の最中なので、夏を意識するには、すこ~しズレがありますが、
 欧州の国々では、夏の到来に歓喜し、プロヴァンス発の『ミラヴァル・ロゼ』も、
 0時を機に新ヴィンテージを解禁しています。


        ミラヴァル・ロゼ2020 税別希望小売価格3,400円
 
 
  
『ミラヴァル・ロゼ』は、サンソー、グルナッシュ、シラー、ロールの4品種を使用し、ぶどう(シラーの一部だけはセニエ)は直接圧搾。温度管理したステンレス・タンク(95%)と樽(5%)で醸造。2020年ヴィンテージについては、フロリアン・ガリーグ アジア・エクスポート・マネージャーのメッセージ(日本語の字幕付)をご覧ください!

 テイスティングした印象
 オーグラスは香りが開放的=南仏的でgood!

私は2018年ヴィンテージ2019年ヴィンテージについて紹介してきましたが、2020年は開栓し、ミラヴァルグラス(リーデル・オーグラス)にワインを注いだ瞬間、ドライローズの香りが鼻腔を心地よく刺激。口中に広がる明確なる塩味、ビター感を伴った酸味(ピンクグレープフルーツの内皮の白い部分を齧った時のニュアンス)、香草やピンクペッパー、きめ細かくて存在感のあるタンニン、溌剌とした酸味が余韻に長く続き、舌の上を奇麗に洗い流してくれる印象で着地!
ガリーグさんが語っている“ポイント”に「激しく同意(ハゲドウ)」の気分でした。

3年間のヴィンテージのなかで、2020年はマイベスト!
マーク・ぺランさんの力量が見事に反映されているワインだと実感しました。
「ロゼなんて飲む気もしない!」な~んて言い切っているワインラバーさんに味わって欲しいです!


南ローヌにタイムスリップ
先日、北ローヌのcave de tainとのウェビナーで、最高区画のエルミトは花崗岩質で、石ころには酸化鉄が含まれているとの話が出ていました。2009年に南ローヌのファミーユ・ペランを訪問した時、アイコンワイン『シャトー・ド・ボーカステル』の畑を見学しました。

 見事な古樹、大小さまざまなガレット
 100万年前、ローヌ河の激しい流れはアルプスの岩を削り、それによって運ばれたきた
 石ころは摩耗してガレットに!

 ボーカステルの畑のガレットは鉄分を含んだオレンジ色!


  マリアージュには3年かけるペラン家
 専属シェフのローラン・デュニックさん(2009年3月撮影)

 ピエール・ガニェールやアラン・サンデランス等の星付きレストランのシェフたちと
 一緒に学んできたデュニックさん。
 料理に香草を活用していました、海老にはローズマリー!

 岩塩を使った豪快な肉料理

IMG_8615.jpg
 無邪気な表情がとっても魅力的だったマーク・ペランさん!

 シャトーヌフ・デュ・パプ シャトー・ボーカステル・ルージュ と最高の相性!

 ミラヴァルの醸造を総括しているマーク・ペランさん
 ブラピからの信頼も絶大です!


 ミラヴァル・ロゼ2020とのマリアージュ探求
 2020年VTを味わった途端、いろいろな料理とのマリアージュが浮かんできました。

 中央がタイ風醤油タレ(ナンプラーベースでみじん切りしたコリアンダーを好みで)
 2018年VTを豚しゃぶで試した折、良い印象だったのがナンプラーとコリアンダー

 そこで、ベトナム料理の厚揚げ、蒸し春巻きに合わせて・・・
 ヌクマム(ベトナムの魚醤)とは△、厚揚げもミラヴァルには少し辛過ぎ(涙)
 コリアンダーは良く合っていました。

 テイスティングしていて即イメージしたスイートチリソースはナイス!

ペラン家では相性探求に3年かけていますが、私は3日かけて、フミコマリアージを完成[わーい(嬉しい顔)]
ミラヴァル・ロゼ2020と料理との相性はワインのこころで紹介しています!

『ミラヴァル・ロゼ2020』についてのお問い合わせは(株)ジェロボーム
 電話03-5786-3280

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NYワイン&グレープ財団主催 森覚講師の『NYワインの最新トレンド』テイスティングセミナー [ワイン]

 果敢に攻めるNYワイン
 
 ニューヨークワイン&グレープ財団主催、米国大使館農産物貿易事務所後援による
 テイスティングセミナーが開催されました。
 同財団プロモーションの統一テーマは“BOLDLY, NY. (大胆に、ニューヨーク)
  ~縮小するのではなく、その大胆な精神にスポットライトを当て、
                 ワインの革新、品質、経験の先駆者になる~



 講師はコンラッド東京エグゼクティヴソムリエの森覚さん
 ワインのナビゲーターは森覚ソムリエ
 セッション1のテーマは『NYワインの最新トレンド
 セッション2のそれは『NY州最大のワイン産地フィンガー・レイクスを深堀
 各回とも密を避けた15名限定で実施。



 私は前半の最新トレンドの回に参加させていただきました!


  NYワインの概要
  日本におけるNYワインの第一人者GO-TO WINEの後藤芳輝代表が全体像を解説

 ✥全米における生産量順位は第3位、全体の3.5%
 ✥7生産地域で11AVA、二大産地はフィンガー・レイクスとロングアイランド
 ✥ワイナリー数は471軒(2020年データ)、その多くは家族経営の小規模ワイナリー
 ✥冬は寒く、夏は温暖な気候

 NYワインが注目されはじめた要因は・・・
 (1)品質の向上
 栽培や醸造技術の向上、NY州とコーネル大学との産業協働、グローバル化による人的交流
 (2)トレンドの変化
 食のライト化 (パワフルよりエレガント)、ミレニアル世代の台頭(格付よりインスタ映え)
 (3)社会環境の変化
 東海岸でも地産地消が普及、サステイナブルな社会への取り組み、温暖化の影響



 NYの二大産地「フィンガー・レイクス」と「ロングアイランド」を比較


フィンガー・レイクスは1829年からワイン造りの歴史あり。寒いエリアであっても、水深のあるフィンガー・レイクスのおかげで水温は安定、ぶどう造りも可能になっています。土壌は頁岩(Shale/けつがん)、ワインはリースリングの評価が高く、赤ワインも果実味のあるタイプが台頭中。

ロングアイランドは海に面している海洋性気候、大西洋に近いのでマイルドな気候。赤ワインが多く、中心となるのはメルローやカベルネ・フラン。白はシャルドネで、リゾート地でもあるので、軽快なタイプ(樽を使わない)が人気、ロゼも好まれています。


 資料:ニューヨークワイン プロフェッショナルガイド
 フィンガー・レイクスは州西部、ロングアイランドはマンハッタンに近い州東部の島


      主要な白ぶどう
     資料:ニューヨークワイン プロフェッショナルガイド
  リースリング以外に、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、ソーヴィニヨン・ブラン


      主要な黒ぶどう
     資料:ニューヨークワイン プロフェッショナルガイド
  メルロー、カベルネ・フラン以外には、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール



             登場した5ワイナリーについて
     後藤さんは14社のワイナリーから60種のワインを輸入しています。
     今回のセミナーではそれらのなかから、8アイテムが供出されました。

             フィンガー・レイクス  
ドクター・コンスタンティン・フランク/NYワインの礎を築いた生産者
NYワインのパイオニア。ウクライナ出身のフランク博士が興したワイナリー。現在は4代目の才媛メーガン・フランクが仕切っています。
ハーマン・J・ウィーマー
ソムリエから「全米でNO.1のリースリング」との評価を受けているワイナリー。『Wine&Sprits』誌では過去12年間で9回も世界のトップ100ワイナリーに選出されています。
オズモート・ワイン
新進気鋭のワイナリー。NY 出身コーネル大学卒の ベンジャミン・リカルディが設立。NZや豪州でワイン造りを学び、2014年からワイン造りを開始。フィンガー・レイクスで敢えてシャルドネ造りに挑戦しています。
ラモロー・ランディング
70年代にぶどう造りからスタートしたワイナリー。ぶどう栽培に力を入れているので、それがワインの品質に反映しています。

             ロングアイランド 
ウォルファー・エステート
世界有数の避暑地で、夏にはNYのセレブが集まるザ・ハンプトンズにあるワイナリー。NYビジネスで成功を収めたドイツ出身のクリスチャン・ウォルファーが設立。NYのロゼワインの火付け役


 森覚ソムリエによるワインコメント
 白ワインは5アイテム


#1:ドライ・リースリング2018/ドクター・コンスタンティン・フランク
ぶどう品種:リースリング100%/3,500円
#2:ドライ・リースリング2018/ハーマン・J・ウィーマ―
ぶどう品種:リースリング100%/4,200円
#1#2は同じヴィンテージで同じ品種、地域もフィンガー・レイクス。ともに明るい色調のレモンイエロー、若干グリーンのトーンを感じます。#1の方が輝きが強く、香りは酵母由来(シュル・リー)の若干スモーキーで香ばしいニュアンス。スワリングするとレモン、青リンゴ、そこに白い花(菩提樹やカモミール)。果実と花に加えてイーストからの香りが調和しているワインで、スモーキーさのなかにミネラルや湿った石、ほんのりとぺトロールを感じます。最初にインパクトのある酸が広がるタイトなボデイを持ったワインで、中盤から後半に酸と苦みを伴い、全体を引き締めるような印象。後半にはレモンピールや柑橘系の果実の皮を齧った時に感じる苦みを感じ、後半に息の長い酸が続いていくのが特徴です。料理は天婦羅や中華等、脂と良く合いますし、四川料理やベトナム、タイ料理にもお薦めできます。

#2はレモンイエローでも深みがあり、香りは閉じこもった印象で、スワリングすることで香りが出てきます。グラスで供出するより、ある程度の時間をかけてサービスしたいワインです。ミネラルの要素があり、温度を上げるとリンゴ、洋梨、ネクタリン等の果実、澱からのニュアンスも感じます。香りは控えめながら、味わいはしっかり出てきます。#1はアタックに強さを感じますが、#2は最初は穏やかな印象で、酸味・果実味・甘味のバランスが後半から出てくるタイプ。酸は緻密で、口中では縦だけでなく、横にも広がり、口全体を覆ってきます。Alc12%ながら、酸とのバランスがとても良く、中盤からの果実味が後半になって一体となって広がります。造りは全房で仕込み、自然酵母を使用、清澄や濾過はほとんどしていません。 #1 はグラスで(リースリングの特徴が出ているのでわかりやすい)、#2はリースリングに特化した人向きでレベルの高いワインです。料理はホワイトアスパラガスにオランデーズソースや、帆立貝のポワレにバターソース等、フレンチがお薦めできます。



#3:サーモン・ラン・リースリング2019/ドクター・コンスタンティン・フランク
ぶどう品種:シャルドネ51%、リースリング49%/2,800円
ブレンド比率が50%より1%多めと1%少な目の微妙なバランスです。色調は淡いイエロー、清澄や濾過も上手で醸造技術の高さを感じます。シャルドネだけだと抑制された香りになりがちですが、リースリングを合せることでアロマティックに広がります。第1アロマの印象が強く、熟した果実のコンポート、桃やカリン等の黄色い果実のニュアンスが良く出ていますし、ユリやオレンジブロッサム、カモミール、ジャスミン、果実の蜜。香りのまとまりが良く、ピュアで素直です。味わいはアタックがしなやか、全体的に丸いフォルムをもったチャーミングでジューシーなワインと言えます。ステンレスタンクで醸造、残糖は8.4%で、それが果実の香りに溶け込み、単体で飲んでも美味しいワインなので、グラスで出してインパクトを与えることができます。オールマイティーに使えるので、フュージョン系レストランにマッチすると思いますし、カジュアルワインやNYワインの入門編として使えます。今の時期なら鱒料理、瞬間燻製の鱒!


#4:シャルドネ2017 オズモート/オズモート・ワイン
ぶどう品種:シャルドネ100%/4,200円
外観は中程度のレモンイエローで若干グリーンやシルバーのトーン。粘性もしっかりあります。最初に感じるのは香ばしさ(スモーキーさ)で、樽による熟成やシュル・リー由来の複雑な香りを感じます。リンゴ、洋梨、ミネラル、イースト香。味わいには力強さや骨格があり、抑え気味な果実味が旨味を伴って後半に広がってきます。熟成させるとより滑らかなテクスチュアになるワインです。軽くバーナーで炙った山形牛にトマトのジュレに雲丹を乗せた一皿や鉄板焼き(サーロイン)が合います。


#5:シャルドネ2017/ウォルファー・エステート
ぶどう品種:シャルドネ100%/3,700円
黄色がしっかり出ている明るい色調で粘性は中程度からやや強め。香りには桃、カリン、洋梨のような果実。フローラルで若干のホワイトペッパーやイーストのニュアンス、ヨードを感じ、香りにはまとまりがあり、エレガントです。口中で横に広がる果実味があり、カリンののど飴をなめているような印象。集中力があり、果実の旨味(savory)が凝縮しています。みずみずしい“果汁感”があり、後半に甘みと軽い苦みを感じるワインです。料理は仔牛のカツレツ(ウィンナーシュニッツェル)のように脂肪分のあるものや、味わいに厚味を感じるものが合うので、気楽に楽しんで!

【青木の私感】 グラスの拭き上げのせい(だったのか)、#5以外のすべてのグラス(ワイン)に、ロウ似のニオイを感じて、本来の香り&味わいを体験できなかったのが正直な感想です。 森講師が、このワインに対して、ホワイトペッパー、合わせたい料理にウィンナー・シュニッツェルを挙げていましたが、出来の良いシャルドネに顕著なホワイトペッパーのニュアンスやストーンフルーツの要素がある好感度の高いワインだったので、個人的に大好きなオーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナーと若干重なるイメージもあり、仔牛のカツレツ発言にも大いに賛同できました。そのような理由から#5が当日のマイベスト!



 「NYワインは商材として非常に可能性がある」と森講師


 赤ワインは3アイテム

 

#6: T23 カベルネ・フラン2017/ラモロー・ランディング
ぶどう品種:カベルネ・フラン100%/3,800円
外観は明るいラズベリーレッド、若干紫色が入る色調。香りの第一印象は華やかで広がりがあり、砕いたラズベリーやポプリ、セイボリーハーブやグリーンペッパー、白檀のニュアンス。ピュアでエレガント、複雑性を伴う好感度のあるワイン。きれいな酸味と果実味が特徴。中盤から後半にスムーズで緻密なタンニン、Alcをほとんど意識しないで飲み続けることができる味わい。料理の前半から出せるワインで、サーモンや和食にも合わせやすく、金目の煮つけや煮物にも!


#7:カベルネ・フラン2018/ハーマン・J・ウィーマ―
ぶどう品種:カベルネ・フラン100%/5,500円
カベルネ・フランの品種の特徴が良く出ています。外観は#6より濃い目、やや赤みのあるラズベリーレッドで、粘性はありますが、Alc(12.5%)は低め。香りにはラズベリーやストリベリーのような赤系果実、バイオレット、ローズマリー、土っぽさがあり、マッシュルーム(きのこ)の印象も。味わいは#6より力強く、しっかりとした果実味・酸味・渋味があるので、ストラクチュアが感じられます。冷涼気候を反映したカベルネ・フラン。うなぎの蒲焼に山椒をたっぷりかけて食すと良く合います。


#8:カヤ、カベルネ・フラン2016/ウォルファー・エステート
ぶどう品種:カベルネ・フラン80%、メルロー19%、プティ・ヴェルド1%/6,800円
ラストはロングアイランドのワインで、ボルドーのようなストラクチュアがあります。外観は3つのなかで、一番濃く、縁にややオレンジのニュアンスを含む、深みのあるラズベリーレッド。香りに複雑性があり、カシスやワイルドベリーのような赤系から青系果実のニュアンス。香りにはバイオレット、バラ、グリーンペッパー、シナモン、丁子、ナツメグ、ミネラル等の表現力豊かなワイン。味わいは2016年ということもあり、練れてきている印象、滑らかで、タンニンも溶け込み、奥行きを感じます。ボルドーの右岸系の特徴を持ったワインで、今飲んでも美味しいフレンドリーなタイプ。スパイスやハーブを使い、ソースにも時間をかけたフレンチやグルマンな料理がお薦めです。


 ストラクチュアがしっかりとしたタイプのカヤ、カベルネ・フラン2016
 NY ロングアイランドのカベルネ・フランCFを試飲したのは初めて!
 数年くらい前から、国際的にも評価が高いアルゼンチンのカベルネ・フランに注目し、
 いろいろ試してきたので、両国のCFを利き比べたい気分になりました。

 当日のフルラインナップ


 テイスティングは上段左から右へ、下段左から右へ


[NEW]セミナーの仕切り役をなさった(株)ワイン・エブリィ・シーンの武田俊子代表から許可をいただきましたのでセッション1の動画をリンクさせていただきました!!


   最後は映画とワインで
   出典:Champagne images et imaginaire/Hazan

初めて“ロングアイランド”という地名を意識したのは、オードリー・ヘプバーンの映画『麗しのサブリナ』でした。当地の大富裕ララビー家の兄弟とお抱え運転手の娘サブリナとの恋を描いた作品は古き良き時代のアメリカを感じるお洒落な映画で、ここに登場していたのはシャンパン。微かに星が見えるので、モエ・エ・シャンドンだと思います。
リメイクされた映画『サブリナ』に出てくるのも、やはりシャンパン。この時はクリュッグで、パーティーで惜しげもなく供出されていたのがとても印象的でした。

今世紀製作するならスティルワインが出てきても良さそう、果敢に攻めるNYワインかな[わーい(嬉しい顔)]

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クチーナ チロレーゼ『三輪亭』&資生堂パーラー『ザ・ハラジュク』で南チロルのワイン『バロン・ロンゴ』の相性探求 [ワイン]

2月にワインのこころでイタリア南チロルのバロン・ロンゴの白ワインを紹介しました。
そのなかで、日本で唯一の南チロル料理専門店三輪亭の三輪学オーナーシェフと、日本で最もバロン・ロンゴのワインに精通している資生堂パーラー ザ・ハラジュク店長の本多康志ソムリエについて触れました。そこで今回は、バロン・ロンゴのさらなる魅力を探るため、両店を訪問し、バロン・ロンゴの実践編をしてきました。

以下、三輪さんと本多さんとのバロン・ロンゴ時間のリポート、長文ですが、お付き合いの程、宜しくお願いいたします!


  南チロルの郷土料理に恋した三輪学シェフ
 世田谷線でもSDGs TRAINに乗車!
 三輪亭は三軒茶屋から世田谷線で山下駅(豪徳寺)下車、徒歩5分程の場所にあります。

 画像データ:三輪亭HPより

三輪シェフが肉料理にのめり込んで研鑽を積んだ場所が、イタリア最北部のアルト・アディジェ(=南チロル)でした。海から離れているので、魚料理はほとんどありません。その代わりに、乳製品や肉の加工品がたくさんあります。シェフは「南チロルの料理はドイツ、オーストリア、ハンガリー、イタリアの4か国の影響を受けて成立したと思っています」と語っています。


 前菜の盛り合わせ×ズィッヒルブルク ソラリス2018

“太陽”を意味するソラリスは害虫や耐病に強い交配品種です。
スターターのワインとしてはまさに適役。第一印象はソーヴィニヨン・ブラン似で、白い花や白系果実、味わいには柑橘系果実のニュアンスを感じました。個性の異なる4種の前菜に自然体で寄り添ってくれるワインです。

 ハムとチーズを盛り合わせた“マレンデ”
 南チロルを代表するハムとチーズ×ホーヘンシュタイン ゲヴュルツトラミネール2017

自家製ハムやサラミは三輪シェフの人柄が伝わってくる素直な味わい、丁寧な造りを感じます。南チロルのリストランテ『Pichier ピクレル』でハンシ・バウムガートナー当主(お店は閉め、今はチーズ熟成士として活躍)の最後の教え子だった三輪シェフは、肉料理、加工肉やチーズの指導を受け、その技を東京のお店で披露しています。チロルの思い出のこれらの盛り合わせですが、三輪シェフによると、最初からこのようなスタイルだった訳ではなく、一品一品増やしていって、現在のような形になったとのこと。

マリアージュ的に興味深かったのは、画像右端のブルーチーズ! モスカート、ゲヴュルツトラミネール、ノジオラ(白ぶどう)の搾りかすで熟成させた “ゴールデンゲル”です。合わせたワインが樽使用のゲヴュルツだったので、相乗効果十分、嬉しいマリアージュでした。
そして・・・極め付きのチーズがゴールデンゲルの隣にある“ミワ”です。熟成士ハンシ氏が三輪シェフの結婚式の為に来日した折、持ち帰ったワカメが、彼の創作心に火をつけ、ドイツの『Deichkase (海に囲まれた島の洞くつで熟成させたチーズ)』にワカメを巻いて熟成・完成。三輪亭のスペシャリテで、ハンシ氏と三輪シェフの師弟愛を感じる味わいです。

 ワインはゲヴュルツトラミネール100%

豊潤で、香りには特徴香のライチ、南国フルーツやエキゾチックフルーツ、酸味も程よく、バランスが取れたワイン。バロン・ロンゴは樽使用と樽無使用の2タイプを生産していますが、これは前者。中盤からの酸の広がりは心地良く、余韻も長く残りました。

 木皿に載せた様々な郷土パンの盛り合わせ

私にとって南チロルは未踏の地ですが、隣国のオーストリアは何度か訪問しています。交流会やパーティ会場で良く出てくる加工肉やパンには共通項があり、親近感大!


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      三輪シェフも気に入っているというゲヴュルツトラミネール
      エスニック料理やパクチーを使ったお料理にも合いますよ!


 赤と白の色どりも綺麗なひとさら
 ビーツのカネーデルリ 白いチーズソース


      食感が嬉しい逸品!
   プチプチ感は大麦、サクサク感はホワイトアスパラ、これぞ大麦のオルツォット
 
 
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      対馬産猪すね肉のグーラッシュ×フレイドべルク ラグレイン2017
   「ある程度食感を残して仕上げるのがポイント」とシェフ、三輪亭を代表する肉料理

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 source:(C) Vini Alto Adige

アルト・アディジェはイタリアで最も小さなワイン産地のひとつで、生産比率は赤ワイン38%、白ワイン62%の割合です。ラグレインは赤ワインの品種のなかで3番目で、現地では“ベルベットのスーツを着たアルト・アディジェの貴族”と形容されています。
バロン・ロンゴのフレイドべルク ラグレイン2017は、発酵・熟成とも木樽で行い、フレンチオークの小樽(3分の2)、500㍑の大樽(3分の1)を併用しています。深みのある色調で、形容通りの滑らかな食感。舌の上に広がる旨味が浸み込んだ猪肉の脂分をまるみのあるタンニンが洗い流してくれる印象です。

    
 デザートの逸品
 温かなリコッタチーズのカネーデルリ
 オレンジ色のソースは杏ソース、赤いソースは木いちごソース
 思わず笑顔になってしまうひとさら


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                 三輪学シェフ

三輪学さんは東京農工大学工学部で物理を専攻し、将来はエンジニアか教育関係の仕事に就こうと考えていましたが、大学在学中に飲食業のアルバイトをしていて、食の世界を“天職”と直感。2年生の時に、62歳という年齢で他界してしまった父親の死に直面し、「自分も短命であるなら、目標に向かって突き進もう。今できることを全力でやろう!」と強く思い、大学に通いながら飲食業に方向転換することを決意します。学業を終え、その後、本格的なイタリアンで働くことになりますが、調理師学校とは無縁の人生だったので、料理修行に関しては0からスタートでした。

三輪シェフとは過去に2度お目にかかっていますが、今回のバロン・ロンゴの件で再訪し、新たな視点でシェフの洞察力、料理への切り込み方を、リサーチすることができました。業界のなかでは異質の理系シェフ、論理的な考え方にも納得できました。

世田谷・豪徳寺の住宅街に位置するクチーナ チロレーゼ『三輪亭』は、日本でオンリーワンの南チロル専門店で、人気のスポットになっています。今回、三輪亭で、3種のワインをテイスティングしましたが、すべて単一ぶどう100%のタイプ。Vini Alto Adigeは、公式サイトで、「自分たちのワインは流行のワインではなく、独自の個性を持ったワイン」と書いています。
三輪シェフのお料理にも、バロン・ロンゴのワインにも、自我を押し付ける要素は皆無。双方に共通する“人間性”もありますが、来る人を優しく迎い入れてくれる安心感があります。その点が、長く人を引き付けている魅力だと感じました。
ワインラバーの皆さんには、三輪亭でバロン・ロングのワインとの相性を愉しんでいただきたいと思っています。


               🍷 🍷 🍷 🍷 🍷


           資生堂パーラー ザ・ハラジュクでの体験
      視覚と味覚で魅了されたお花畑のような創彩
       ワインはシュッターシュタイン ピノ・ビアンコ2018

ワイナリー視察のみならず、Vinitalyの開催時にはブースを訪れ、アントン当主と親しく交流。バロン・ロンゴのワインを数多くテイスティングしている本多康志ソムリエが口開けワインとして薦めてくださったのがピノ・ビアンコでした。

「アルト・アディジェのなかでも南のエリアで産するピノ・ビアンコが好きです。柔らかさがあり、輪郭がはっきりしていない部分が、却って、汎用性が高いと思っています。どのような料理にでも寄り添ってくれるので無理なく合わせられます。また、Alcも低いので、体に負担がかからない “みずみずしさ”があります」と本多ソムリエ。

樽熟成させずにステンレスタンクのみで造られたワインながら、口中では熟したニュアンス。カルパッチョやオリーヴオイルとの馴染み感が好印象。一歩引いた印象で、極めて日本的。気が付かないうちにボトルが空いていた、そんな感じの心地良いワインです!


              本多式抜栓法⁈
      リーべンシュタイン キュヴェ・ブラン2017
      ワインのこころで紹介させていただいたアイテムです!

キャップシュールはロウ栓のように見える Shellac(シェラック)というリサイクル可能な素材。私はロウ栓を抜栓するのと同様に、ソムリエナイフをキャップのトップからまっすぐに差し込んで抜きましたが、なんと、本多ソムリエは画像にあるようにキャップシュールに切れ目を入れ、丸ごと抜栓、お見事です!!

      本来のメニューは牡蠣、私は帆立に変更願い!

ワインはシャルドネとピノ・ビアンコのブレンドで、白い花や白系果実や白胡椒、塩味も感じます。クリーミーさと帆立のふっくらした食感が上品なマリアージュになりました。


     ヴェレンベルク カベルネ・ソーヴィニヨン&メルローキュヴェ2017


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      日本で一番バロン・ロンゴのワインに精通している本多ソムリエ

      ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロー20%
      樹齢60年、丁寧にプレスして発酵させますが、野生酵母を使用。
      熟成は225㍑のフレンチオーク(樽熟20ヶ月)
      第一香はニューワールド的なニュアンス
      赤系果実のアロマ豊かで、やさしい甘味、樽由来のヴァニラやカカオ
      無駄なパワフルさがなく、良い意味で抑制されたワイン


      JET カップの優勝者の動きは実にスマート



 目からウロコの体験
 ポットで登場したのが資生堂パーラー伝統のコンソメ



 きのこの旨味も


 
バロン・ロンゴの最大の理解者 本多ソムリエが薦める絶品の組み合わせがコレです!
本多さんは「カベルネ主体のワインでもタンニンがシルキー(タンニンが粗いとバランスを崩す)で、コンソメのなかのきのこの良さも引き出してくれる陰影を備えた冷涼感のあるカベルネ・ソーヴィ二ヨンなので、その全体的な繊細さが、余分な脂分がない旨味ベースのコンソメと合せた時に、お肉料理としての満足感を与えることができると思っています」とコメント。
納得のマリアージュ、さすがです!


      フォン・ド・ボーのソース、手前は田舎みそ


 締めのひとさらは・・・カレー
 資生堂パーラーの伝統的な逸品、粘性のあるタイプ!

      付け合わせは福神漬けと自家製のたまねぎの2種
      サラダ油・醤油・酢をマックス12時間かけて仕上げたたまねぎ

       素直に嬉しい季節のいちごパフェ

 ワインは供出順右から
 ✥シュッターシュタイン ピノ・ビアンコ2018
 ✥リーべンシュタイン キュヴェ・ブラン2017
 ✥ヴェレンベルク カベルネ・ソーヴィニヨン&メルローキュヴェ2017


 ワゴンから自由にチョイスできるデザート、私は4種で我慢(笑)


       本多康志店長兼ソムリエ

本多さんは1974 年生まれ。1995 年に専門学校を卒業後、『レストラン ラ・ティグレ』に調理担当として入社。その後、都内レストラン各店勤務を経て、2000 年『資生堂パーラー』に入社。2001年に開業した『レストラン ファロ資生堂』のシェフソムリエとして活躍後、 昨年6月に原宿にオープンした『資生堂パーラー ザ・ハラジュク』の店長に就任、現在に至っています。2009年 日欧商事主催の第3 回JETCUP イタリアワイン・ベスト・ソムリエ・コンクールの優勝者です!


 アントン・ロンゴ男爵に感謝を込めて!
 
 アントン当主からのご丁寧なお手紙とショコラ
 イタリア南チロルの郷土料理に惚れ込み、その味わいを東京で発信している三輪シェフ
 イタリアワインの魅力を多くのワインラバーに発信している本多ソムリエ
 バロン・ロンゴを媒体にして、おふたりから様々な情報を得ることができました。

 アントンさんとは未だ面識がありませんが、本多店長が語る「ニコラス・ケイジ似、
 握手をする時の究極のソフトタッチ」には興味津々です。
 コロナ終息後のお目文字を心待ちにしています。

 アントン・ロンゴ男爵のご配慮に感謝です、ありがとうございました!
 日本でバロン・ロンゴのファンが増えることを願っております!!

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シャトー・メルシャン新鶴シャルドネと福島県にあるぶどう産地「新鶴」地区との歩み [ワイン]

東日本大震災発生から明日で10年になります。
2011年3月11日14時46分、私は自宅にいたので、テーブルの下に隠れました。ワインセラーやワイン棚は地震の揺れに耐えてくれたのでワインやグラスはすべて無事でした。でも・・・とてつもなく長く感じた“あの瞬間”は忘れられません。

   福島県新鶴地区のシャルドネ 
   新鶴シャルドネ2018
   今回は日本ワイン、福島県にあるぶどう産地「新鶴」をテーマにしました。
   シャトー・メルシャンの新鶴シャルドネは福島県会津美里町の契約栽培畑
   新鶴地区のぶどうを使っています。
  今年は栽培をスタートさせてから45年の節目となりました。


     「新鶴」45年の歩み
      スタート当初は試行錯誤の連続でした。
      今では海外のコンクールでも高評価を受けるまでに成長しています。
      以下は45年間の歩みをまとめた資料 (クリックで拡大) です!

      農家の情熱がブドウを変え、ワインを変えた
      データ提供:メルシャン


      世界に誇れるシャルドネの産地へ
      データ提供:メルシャン


  新鶴産のシャルドネを使ったアイテム
  データ提供:メルシャン



 日本橋にある ふくしま館
 初訪問のアンテナショップ!


      店内奥が酒類コーナー、新鶴シャルドネもありました!
      ※ 許可をもらって画像撮影


  マリアージュを考えながら
 人気ランキングを参考にアイテムを選択
 『いか人参』は昆布入りをセレクト。昆布があることで松前漬け似の食感


  子供から大人まで幅広い層に人気の『ソフト揚げかまぼこ』
  私はさっと湯がいて、ホットプレートでこんがりとした焼き色に仕上げました。
  熱々のかまぼこにレモンを搾って食すと、新鶴シャルドネの酸味とぴったり

 『丸deアーモンド』は新樽由来の要素がアーモンドと重なり好相性

  新鶴シャルドネ2018のテイスティング
 輝きのある淡いイエロー、グレープフルーツやアプリコット
 白い花、軽いタッチの蜜、鉛筆の芯。口中ではヘーゼルナッツ、フェノール
 清涼感のある酸味が最初から最後まで凛として続く、丁寧な造りのシャルドネ
 樽の要素がワインに十分に溶け込んでいない分、樽香が少し強いように感じました。
 もう少し瓶熟させるとバター系に向くと思ったので今回は酸を生かしてレモンを活用。
 上記の『丸deアーモンド』のような木の実等と合わせるとバランス良好。
 熟成した白カビチーズに酸味のある杏ジャム等を添えることも選択肢のひとつ。
 揚げかまぼこはレモンをブリッジ食材にすることで良い相性になりました。


 4年目となる日本ワインへの支援活動
 3月1日から4月30日までの間 全国で実施
 日本ワインの原料ぶどうの各産地の活動を応援するためのドネーション企画 
 対象商品51品の売上1本につき10円を山梨・長野・福島・秋田各県の各機関や行政に贈呈
 企画の詳細や対象商品等についてはコチラをご覧ください!


                福島県“三春の滝桜”
        千代田線赤坂駅内の壁面に描かれた壮大な「四季樹木図」
        滝桜をモデルにして日本画家千住博さんが完成させた力作

以前、新聞に「赤坂サカスのシンボルツリーになっている紅枝垂れ桜は“滝桜”の子孫樹で、ビニールハウスの中で発芽させ、別の桜の枝に接ぎ、孫となる桜を育てる仕事師 宗像宗光さんが丹精込めて生み育てた桜」との記事がありました。
樹齢1000年以上 (推定) の“三春の滝桜”は、日本の三大桜のひとつです。

今年の桜の開花予想も出ていますが、滝桜が今後も末永く、桜ファンに多くの感動を与え続けてくれることを願っています!
私もいつの日か、福島の滝桜をリアルに見たいと思っています!

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塩辛でワインの“酸化”具合をチェック! [ワイン]

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前回のブログでは、農学博士の渡辺正澄先生から伝授されたチョコと赤ワインと塩辛の関係を報告させていただきました。今回は・・・
塩辛でワインの酸化をチェックする方法、これも渡辺先生直伝です!


15年前、渡辺先生が行っている『ワイン総合研究所』で酒販店主対象の講習に入れていただき、「塩辛体験」をしたのですが、本当に強烈な時間でした。
やり方は、1㎝ほどにカットした塩辛を用意し、グラスに注がれた何種類ものワインを試飲していきます。この時、塩辛を口に含んだら、すぐにワインも口中に入れて合わせます。
「ワインを口にした瞬間、なまぐさ臭が消えればワインは酸化していないと判定できる」と先生。赤&白ともに分析できますが、口中で消える生臭さの速度が“ポイント”です。

還元力のあるワインは魚介類の代表的な臭みトリメチルアミンを消去してしまいます。ゆえに、生臭さの残り方=酸化 という判断ができるとのことでした。

私は後日、ドメーヌ・ペランの『ぺラン・レゼルヴ・ブラン2001』で試してみたのですが、何事もなかったように、一瞬で口中の臭みが消えました。
さすがペラン、還元力のあるワインだと痛感しました!


 2016年にはフィリポナで
 食に精通するシャンパンメゾン、フィリポナ当主お薦めの相性は、
 なんと“フィリポナ ロワイヤル レゼルヴ ノン・ドゼNV(右のボトル)と塩辛”
 シャンパン講座で試してみましたが、講座生も納得の相性でした!


フィリポナではNVにソレラシステムで保存しているリザーヴワインを使っています。大きいものでは2500㍑、画像のフードルは1500㍑。酸化しないようにするために、きっちり収まる様々な容量(228㍑、600㍑)も使用しています。

スペインの酒精強化ワイン。シェリーの製法。3~4層に積み上げられた樽の最上部には一番若いワイン、下部になるにつれて樽内のワインは古くなり、最下部は床(スエロ)近くにあるのでソレラと呼ばれている。シェリーを造る時、ソレラ(最下段)から適量のワインを抜き取り、その空き部分には上部の樽からのワインを補充。順次、上の樽から下の樽に補填していくシステムなので、ソレラの樽には何年にもわたるワインが混在していることになる。


       直近では南チロルの白ワインで

今年2月に塩辛体験したワインは、先日、ワインのこころで紹介したイタリアの南チロルにある『バロン・ロンゴ リーベンシュタイン キュヴェ・ブラン2017』でした。2~3日続けて実験してみたのですが、本当にフレッシュ、素晴らしい還元力でした!


生臭さを消すワイン
先生の名著『ワイン常識がガラリと変わる本』にある一節を以下に抜粋させていただきました。わかりやすい説明なので、なまぐさ臭が消える理由がおわかりいただけると思います。

~なまぐさ臭は、微生物の自己消化物だけでなく、樽熟させない白ワインより、樽熟させて樽中から抽出されたポリフェノールなどの渋味によっても消失される。例えば、オーストラリアやブルゴーニュの樽熟をゆっくりさせた白ワインによっても消されやすい。また、樽熟以外でもアルコール発酵時にスキンコンタクトをさせて、果皮や種子から抽出される渋味のある赤ワインはもちろん、白でもスキンコンタクトさせた、つまり、ぶどう果皮と一緒に短期間浸漬発酵させたアルザスやローヌなどの白ワインも、食品のなまぐさ臭を消してくれる。ワイン自身は何もいわないが、これらは、ワイン中の果皮、種子、あるいは樽から抽出されるポリフェノールとの作用で還元消去されるからだ~ 
出典:ワイン常識がガラリと変わる本/154~155ページ

ワイン好きの皆さまが、ためしてガッテンしてくださると、とっても嬉しいです!

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バレンタインを前に~チョコとワインと塩辛のマリアージュ~ [ワイン]

 【パートⅠ】はお気に入りの組み合わせ


    バニュルス2017を買ってきました!

2015年2月に産経EXのワインのこころに“チョコレートと相性抜群のバニュルス”と題する記事を書いてから、しばらく味わう機会がなかったので、久々のテイスティングでした。

IMG_2721.jpg
 シャンパン仲間からいただいたチョコレート、ホワイトカカオ!!

 クリックしてご覧くださいませ!
 シャプティエはワイン業界における点字ラベル導入の先駆者
 2017年ヴィンテージからラベルをリニューアル、名称も“BANYULS RIMAGE”に!
 rimage(リマージュ)はカタルーニャの方言で“ヴィンテージ”の意味です。

 リーデルのヴェリタスグラスでハートを作ってみました[ハートたち(複数ハート)]

        輸入元:日本リカー、容量:500ml、小売価格:2,800円
     
液ふちは赤茶を帯び、中心部はブラックベリー色、Alcとエキス分の高さを感じます。抜栓した瞬間ミントの香り、その後から干しぶどうやドライプルーン、黒系スパイス、カカオ、木の実。口中に含んで転がし、ゆっくり飲み込むと、凝縮感とベタつきのない程良い甘味、柔らかい酸味とタンニン、喉の奥に温かな余韻を残して着地!


 チョコだけでなく、ブルーチーズとの相性もお薦め!


  【パートⅡ】は塩辛を仲間に入れて
  チョコとワインの奥深さを知っていただくための実験開始!

1週間前、渡辺正澄先生から「赤ワインとチョコレートは相性が良く、甘味 (チョコレート)は渋味 (赤ワインの渋味=タンニン=ポリフェノール)を隠します。チョコレートは血管を広げる効果があり、血圧なども下げる。甘味補給で血糖値低下を防ぎ、二日酔い防止の効果もあります」とのメッセージをいただきました。
渡辺先生は『ワインの常識がガラリと変わる本(講談社+α文庫刊)』の著者で農学博士です。料理とワインの権威者なので、私は先生からいろいろな組み合わせを教えていただきました。

今月に入ってから、拙ブログの記事のなかで特にアクセス数が伸びていたチョコとワインと塩辛の意外な関係、これも先生から受けたレッスンで、2006年2月に書いたものです。


              15年振りにトライ!
      ポルトガルの赤ワイン、アシエンダ・ブランカ2013
      品種はシラー&プティ・シラー、フレンチオークで12ヵ月熟成
 深みのあるガーネット色、黒系果実、ドライフラワー、黒胡椒やエスニックスパイス
 鉛筆の芯、木香、土っぽさ、中程度の酸味、タンニンはスムーズ


さて、チョコとワインと塩辛の実験ですが・・・
チョコをひとかけら口に含み、少しかみ砕いてから、塩辛も一切れ、口中に。双方を合わせた瞬間、塩辛の生臭さがきれいに消えてしまいます。その後、グラスの赤ワインを飲み込むと、今までとは異なる“新しい味覚=第3の味わい”が口中に広がるのがわかります。
ホワイトカカオは、酸とのバランスも良く、全く問題のないマリアージュ。
抹茶ショコラの場合は、ショコラのなかに細かく砕いたヘーゼルナッツやアーモンドが入っていたので、より相性の良さを引き出してくれました。

渡辺先生いわく「チョコやワインに含まれるポリフェノールには“臭みを消し去る働き”があり、さらに、ワインには魚介類の代表的な臭みトリメチルアミンを消去してくれる作用があります」と。これは、百回聞くより、一度、試してみることで理解できます!

   抹茶のポリフェノールと木の実のニュアンスがワインの要素と相乗して納得の相性


      最後はポルトガル風タラのトマトリゾット
      コロナ禍で新しい料理にチャレンジする時間が増えている私 (笑)


   コウケンテツ氏の旅ごはんで紹介していた“ポルトガル風トマトリゾット”

冷ご飯を使い、鱈の出汁(すりおろしニンニクも少々)で作るほったらかし料理は超簡単で美味、私は1ヵ月余りで3回も作ってしまいました。
ポルトガルの料理には同国のワイン、ということで合わせてみたのですが、
粉チーズをブリッジ食材に使うと絶品のマリアージュになり、大いに満足できました!


  現地ではバカリャウとエスプマンテ
  2015年のポルトガル取材で初日に食したのが名物料理のバカリャウ(干し鱈)、美味!

 今までは鍋物に使うだけだった鱈が、
 コウケンテツ氏のリゾットを知ったことで、鱈を見直す良い機会になりました。

                 ☆☆☆☆☆
今回、過去の記事にタイムスリップして、久々にチョコとワインと塩辛のマリアージュに再挑戦することができました。とても面白い実験なので、ワインラバーの皆様には、バレンタインの時だけでなく、思いたったら、即、お試しいただきたいと思っています[わーい(嬉しい顔)]

                  ☆☆☆☆☆
[ぴかぴか(新しい)][NEW]追記(2021年2月19日):長崎大学とネオファーマジャパンは、COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2を用いて、培養細胞における感染実験を行った結果、5-アミノレブリン酸(5-ALA)の強い感染抑制効果を発見したという研究発表を掲載していましたので、参考までにリンクしておきます。
農学博士の戸塚昭先生から「赤ワインには5-ALAの含有量が多い」と伺っているので、今後の研究に期待しつつ、COVID-19対策の為に、私は赤ワインを今まで以上に上手に活用したいと思っています!


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2021年1月から日本リカーがオーストラリアの名門ペンフォールズの取り扱いを開始! [ワイン]

オーストラリアの代表ブランドペンフォールズと聞いて、多くのワイン愛好家がすぐに連想するのは世界的評価の高い“グランジ”だと思います。私もそうです。

グランジを初めてテイスティングしたのはワイン業界に参入してまもなくでした。2回目は、同国の著名ワインライターであるジェラミー・オリバー氏が来日して行ったセミナー、3回目は4代目チーフワインメーカー、ピーター・ゲイゴ氏の来日記念セミナーです。
2006年に3回連続でグランジとゲイゴ氏から伺ったシラー話をまとめてあります。
予備知識としてお役に立つと思います、ご笑覧いただると嬉しいです。
[本]オーストラリアが誇る赤ワイン『グランジ』
[本]伝説的変身を遂げた『グランジ』
[本] シラー種の起源


    オンラインによるプレス・カンファレンス 画像はすべて拡大可能
2021年1月1日から日本リカーはペンフォールズとパートナーシップを組むことになりました。COVID-19の状況下、自らの存在意義を見出すために、スピード感をもって変革行動をしていくことは大事であり、その行動に繋がるブランドとして相手に選んだのが豪州の名門ペンフォールズです。日本リカーにとって、ルイ・ジャド、パイパー・エドシック&シャルル・エドシックなどのコアブランドとの相乗効果も期待されます。

      オンライン・カンファレンスで『BIN8』を久々にテイスティング

     『The REWARDS of PATIENCE』
     ゲイゴ氏が2006年に来日した時にくださった貴重な記念本!

 オンライン時、現地からメッセージをくださったゲイゴ氏

     日本リカー様経由で、レターも届きました!
     日豪EPAの発令を翌年に控えた2014年に来日していた ピーター・ゲイゴ
     この時はオーストラリアワインの魅力を伝道していました!


[NEW]追記 Robb Reportが1月22日に、2021年の世界最高のワインと題する記事をアップしていたので追記(25日付)しておきます。
115カ国、19万人以上のワイン専門家と愛好家が参加して、204,675種のワインに対して約300万票を投じました。投票期間の後、それぞれのカテゴリーのトップ100について、マスターオブワインやテイスティングブック専門家等が2度のブラインドテイスティングを行い、結果を出しました。

         画像提供:TWE/日本リカー

ベスト白ワインに選ばれたのは、ペンフォールズのヤッターナ・シャルドネ2018、加えて世界のベストワイナリーにも選ばれていますね。おめでとうございます!
同社のサイトでゲイゴさんが
ヤッターナ シャルドネ2018について解説していまので、リンクしておきます!

 ワイン・ファースト
  画像提供:TWE/日本リカー

ペンフォールズには赤ワインや白ワイン担当のワインメーカーがいますが、彼らはワインの管理人と呼ばれています。ワインを市場にデビューさせるために厳しいルールが敷かれています。すべてのロットをブラインドテイスティングして、投票で半数以上の点を獲得しないと、特定の銘柄には到達できないというシステムです。それはペンフォールズが確立してきたワインスタイルを忠実に表現していくための徹底したこだわりと言えます。




 画像提供:TWE/日本リカー
 トレジャリー・ワイン・エステーツ(TWE) のアレックス・ヒルジェネラル・マネージャー
 日本リカーの森裕史社長


 オンライン・カンファレンス中のヒルGMと森社長

 現地からTWEノースアジアビジネスGMのトラヴィス・ブラウン氏が挨拶
「創業177年を迎えたペンフォールズが日本リカーとパートナーシップを組むことになり、プレミアムワインのカテゴリーを構築させていきたい」


 ペンフォールズの沿革 敬称略
 画像提供:TWE/日本リカー

1844年に英国から妻メアリーとともに移住してきた医師クリストファー・ローソン・ペンフォールドが南オーストラリア州アデレードの近郊マギルにヴィンヤードを開園。1931年にグランジの生みの親マックス・シューバートが入社。1951年にグランジ誕生。1959年にはBIN28シラーズのファーストヴィンテージ生産

 画像提供:TWE/日本リカ

1960年にBIN389カベルネ・シラーズ生産。同年グランジの醸造再開。2002年に4代目チーフワインメーカーとしてゲイゴが就任、2013年にはグランジ2008がWAとWSから100ポイント取得。2015年には25回目のワイナリー・オフ・ザ・イヤーに選出され、2019年に創業175周年を迎えました。
ペンフォールズのHPには日本語で沿革&ワイン等に関する詳細な情報が掲載されています。



 ペンフォールズのポートフォリオ
 画像提供:TWE/日本リカー

 資料提供:TWE/日本リカー

ペンフォールズのワインはエントリーレンジから高級ワインまで、一貫したスタイルで、安定性があり、世界中のワイン愛好家から人気を得ています。マックスは初代ワインメーカー マックス・シューバートのオマージュの為にリリースされたワイン、ビン・シリーズは個性あるアイテム。ラグジュアリーやアイコンは収量全体の5%程度の厳選したぶどうを使用、厳格なチェックをしています。




 ワイン愛好家に特にお薦めしたいビン シリーズ
 Batch Identification Numberの頭文字を取ったBIN
 『BIN8』はビン28、ビン128、ビン389の熟成に使用した樽を使い、
 熟成させていることに由来。3つの樽に共通する“”から命名されています。
 味わいスムース、タンニンもソフトで 料理の守備範囲も広く、飲み飽きしないワイン!

 備忘録
 出典:World Wine Catalogue 2000 by Suntory
 ペンフォールズの歴代醸造責任者2代目ドン・ディッター、3代目ジョン・デュヴァル
 初代マックス・シューバート

 
 出典: The Rewards of Patience  
 1951年にリリースされたグランジ、初ヴィンテージのラベルです!
 当時のネーミングは『Grange Hermitage』


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 ◆製品についての問い合わせ先は日本リカー株式会社 事業部 03-5643-9772
 https://www.nlwine.com/

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新年はお節とマデイラでマリアージュを堪能!! [ワイン]

  あけましておめでとうございます!
  20歳を迎えたマデイラと!

昨年中は拙ブログにお立ち寄りくださいまして、まことにありがとうございました。
2020年はコロナ禍で前代未聞の事態になり、2021年もしばらくは落ち着かない日々になりそうですが、ワインだけじゃない (Non Solo Vino) 情報発信をして頑張っていきたいと思っています。
引き続き、何卒宜しくお願いいたします!


 守備範囲の広いマデイラ

2018年、マデイラに特化したセミナーで、スティルワインやスパークリングワインと相性の悪い食材 (塩辛、数の子、納豆巻きetc) にも、堂々と太刀打ちする存在に、感嘆の連続でした。その時から、お節に合わせたいと思っていたので、2021年のお正月は『マルヴァジア コリエイタ2001』で遊んでみました!
主要品種はマルヴァジア100%、コルクを抜いた瞬間から芳醇さが漂ってきます。香りは黒糖、アプリコットやヘーゼルナッツ、胡椒や山椒、木香。口に入れると、甘味、その後から酸味、ロースト風味が広がり、鼻腔にアプリコットを食した時のような香りが残るリッチで凝縮したタイプのマデイラです。
甘口なので、基本的にデザート類と良く合います。


      試して納得!
      黒豆とは甘味が相乗、田作りの苦みはまるく包み込んでくれます。
      貝真砂和え(昆布がブリッジ役)、数の子は全く問題なし
      昆布巻きはヨード感も楽しめます!
      画像にはありませんが、栗きんとんや伊達巻もウェルカム
      今年は、マデイラをもっと身近に感じて頂きたいと思っています!
       
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味村興成さんの『ドメーヌ・コーセイ片丘メルロ2019』とDIAMとポンタリエさんの樽考察 [ワイン]

昨日、ニュースサイトワインのこころに、シャトー・メルシャンの元チーフ・ワインメーカー味村興成エノロジストが手掛けた『ドメーヌ・コーセイ片丘メルロ2019』のフレンチオークとアメリカンオークについてのリポートをアップしました。


ワインに使用しているコルクはDIAM10で、味さんは「ナチュラルコルクにするかどうか、ずっと悩んでいましたが、コルク臭が出てお客様に不愉快な思いをさせることがあってはならないと思い、DIAMコルクにしました」と語っていました。

以前、日本におけるDIAMの正規代理店永柳工業(株)の丹羽社長が、DIAMプロセスについて「ひとことでいうと、“コルクを二酸化炭素で洗浄する”ということです。臭いを取るにはコルクの表面だけでなく、内部まで洗わなければなりませんが、二酸化炭素はコルクの内部まできれいにしてくれます。但し、普通の二酸化炭素ではなく、液状です。液状の二酸化炭素は“浸透力”と“洗浄力”ともに強力です。
ドライアイスは二酸化炭素の固体ですが、ドライアイスは溶けて液体にならずに気体になってしまいます。普通の状態では液体の二酸化炭素は存在しないのですが、高い圧力をかけると液体の二酸化炭素が現れます。DIAMプロセスに使われる二酸化炭素は73気圧、31℃の液体二酸化炭素です。
二酸化炭素は無味無臭無害、液状二酸化炭素は食品や化粧品の香味成分を取り出すのに広く利用されています。コルクの洗浄に利用されるのはDIAMが初めてです」と丁寧に解説してくださいました。
ワイン界を悩ませていたコルク臭をほぼ完璧に防ぐことができるクロージャーなので、海外でも主要なワイナリーで活用されています。

樽の役目 by Paul Pontallier
ソムリエ協会機関誌のNo.85(2005年7月15日発行)で特集した「樽についての大研究」で、シャトー・マルゴーのゼネラル・マネージャー(総支配人兼最高醸造責任者)だった故ポール・ポンタリエさん(2016年逝去)に、文書で、質問状を送り、回答をいただきました。その時は、FAXでの交信でした。
仲介をしてくださったのは、メルシャン(株)の藤野勝久シニアワインメーカー(藤野さんの娘さんとポンタリエさんの息子さんがフランスの学校で同級生でした)で、ボルドー大学で博士号を取得したポンタリエさんの論文が『赤ワインの小樽熟成について』だったことを藤野さんから伺っていたので「是非に」とお願いしました。


         以下は2ページにわたるポンタリエさんの樽考察です。
      5年間の機関誌編集長任期のなかで、最も印象に残る作業でした。クリックで拡大




今回ドメーヌ・コーセイがリリースしたメルロは、フレンチオークとアメリカンオークの2種の樽を使っています。ワインにとって、樽とは・・・ポンタリエさんがくださった回答から、その意味をご理解いただければ嬉しいです!

     ☆☆☆☆☆
2020年も大みそかを残すのみとなりました。
皆さま、コロナ渦中ゆえ、御身、くれぐれもご自愛くださいませ。
2021年が少しでも明るい年になりますように!!



                 ☆☆☆☆☆ 
[NEW]追記(2021年3月10日付)  日本リカーがドメーヌ・コーセイのワインを限定発売!
      片丘メルロー アンフィルタード F14 ファイヴ・ローゼズ2019


     詳細は拡大してご覧ください


 販売は一部地域、百貨店中心
 一樽(300本)だけの入手ゆえ、初年度となる今回は販売先が限定されてしまいました。
 次年度、より数量が増えることを願っています。
 製品についてのお問い合わせは日本リカー株式会社事業部広報担当 03-5643-9772まで
 
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