収穫年が同じでも “異なる時の重ね方”をした パイパー・エドシックのオール・セリィ1982&ブリュット ソヴァージュ1982 [Zoom / シャンパン]
オンラインで希少シャンパーニュのお披露目
パイパー・エドシックのスペシャルアイテム初披露
東京会場には大きなスクリーン、開始時間は16時30分(フランス時間8時30分)
シェフ・ド・カーヴのエミリアン・ブティヤ氏
2018年9月偉大な醸造家レジス・カミユ氏の後任に抜擢されたブティヤ氏
ぶどう畑への取り組みにも熱心で、2022年にはEPIグループ※の
パイパー・エドシック、レア・シャンパーニュ、シャルル・エドシックが
Bコープの認証を取得したという素晴らしいニュースもありました。
※高級靴のJ.M.ウエストンや子供服のボンポワン等、ラグジュアリーブランドを所有
(C)日本リカー/ 拡大化
2種類のシャンパーニュの収穫年は1982年で、瓶詰は1983年
ぶどう品種はPN60%、CH40%、ドザージュ量は4g/L
1980年代に生産したシャンパーニュはすべてノン・マロ
左のブリュット ソヴァージュは1990年代に発売され、10年間澱とともに熟成、
1992年に澱抜き(デゴルジュマン)・コルク打栓後、さらに29年間瓶熟
右のオール・セリィは瓶詰から39年間セラーで寝かせ、
2022年1月17日と18日に3,000本だけ澱抜きを実施
「門出のリキュールには1982年のマグナムを50本使った」とブティヤ氏
これだけでも超贅沢、ストックの多さを誇るパイパー・エドシックならではの作業
そして・・・オール・セリィは2022年12月にリリースされました!
オール・セリィ1982のデザインはブリュット ソヴァージュ1982がベースです。
ブリュット ソヴァージュの色合いや質感を変化させたのがオール・セリィのラベル
時間を新たな視点から表現した漆黒の木目調のボックスにも光り輝くラベル
日本では2月17日(金)から出荷開始
2本入りのギフトボックス※は限定500セット(250,000円 税抜)
※ギフトボックスは伝説のキュヴェの1つ『ブリュット ソヴァージュ1982』と合わせたセット
オール・セリィ1982は2,500本のみ単独販売(84,000円 税抜)
希少アイテムであり、世界30ヶ国に向けてリリースされるので、
入手するのはなかなか難しそうですが、ゲットできた方は本当にラッキー!
アーバンスタイルのプラーク
1980年代のアーバンストリートカルチャーを代表する
キース・ヘリングの色彩を彷彿とさせるプラーク
視覚的にもワクワクします!
ここでは躍動感あふれるグラデーションカラーの縦横に伸びる黒のラインが、
オール・セリィ1982のエネルギーとバイタリティを表現しています。
2アイテムのテイスティング
ブティヤ氏は「1982年は温暖で乾燥したヴィンテージ。質・量ともに恵まれていたので、2022年と似ている」と語り、「オール・セリィの色調はホワイトゴールドでグリーンのトーンを感じる。ミラベルプラム(西洋すもも)、ブルーベリー、シトラス、ジンジャー。最初は新鮮な果実、時間の経過でドライフルーツやアプリコット、シナモンやヴァニラ、甘いスパイス。味わいはジューシーで果実味にあふれ、クリーミー、余韻はまろやかで綺麗。ブラインドで飲むと(1982年より)もっと若いヴィンテージと感じるはず。ソヴァージュの色調は深みのあるゴールド、複雑さと熟成感がある。プルーンやマルメロ、アミノカルボニル反応由来のカラメル、熟成によるまろやかでやわらかで繊細なタッチ」とコメント
青木私感:オール・セリィは39年間澱と過ごしてきたとは思えないほどフレッシュ。低い温度の時は黄色・オレンジ系果実、カリン、ブラッドオレンジ、時間の経過でモカ、ドライフルーツ、完熟した南国果実。ゆっくり酸化したニュアンス、ペドロ・ヒメネスから造るシェリー似の黒糖の香り。ソヴァージュは深みのあるゴールド、シェリー的ニュアンス(例えればアモンティリャード)、果実のコンポート、クリームブリュレ、焦がした砂糖、軽いビター感、酸のメリハリ、余韻の広がり好印象。グラス内の温度変化で味わいまろやか、大ぶりのブルゴーニュ型グラスで試したいシャンパーニュ。澱抜き後、瓶内熟成を証明しているアイテム。
秀逸年1982年の個性が各アイテムの熟成具合に出ているので甲乙付けがたい気分!
欲しくても入手出来そうにないのでまさに仕事冥利なテイスティングでした。
ブリュット ソヴァージュの誕生はポロの試合中の友人同士の会話から生まれました。
当事者はパイパ-・エドシックの前オーナー フランソワ・オランとパリの老舗レストラン『トゥールダルジャン』のオーナー クロード・テライユで、テライユが発した「勝利の後には軽めのドザージュで仕上げた辛口のシャンパーニュを味わうことが何より嬉しい」との言葉がきっかけだったとのこと。1982年ヴィンテージは1992年に澱引きをした時、エクストラ・ブリュットに仕上げられました。パイパー・エドシックの既成概念にとらわれないソヴァージュ(フランス語で“野性的な、未開の”の意味)が世に出るまでの経緯です。
参考:ブリュット ソヴァージュのファーストヴィンテージは1979年、当時はノン・ドゼでした。その後1982年、1985年、1988年とリリースされましたがドザージュ量は4g/L
(C)日本リカー
QRコードから入ってパイパイー・エドシックの世界をお楽しみください。
Bコープについての解説も載っています。
Hors-Série 1982 playlistも要チェックです。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
INFORMATION
パイパー・エドシックと同グループのシャルル・エドシック
3月1日付で、シェフ・ド・カーヴ交代の発表がありました。
就任するのはエリーズ・ロスフェルトさん
過去10年間モエ・エ・シャンドンの様々なポストで経験を重ね、
メルシェ、ルイナール、ドン・ペリニョンで研鑽を積んできました。
近年、シャンパーニュ地方では優秀な女性醸造家の台頭がめざましいです。
エリーズさんの手腕を拝見するのが楽しみ!!
ヴーヴ・クリコで活躍した後、
2015年5月からシャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴに就任した
シリル・ブラン氏(右)は7年間シャルルを牽引してきました。
コロナ渦中で、お目にかかれないままの退任はとても残念です。
7年間ありがとうございました、お疲れ様でした!
The World's Most Admired Champagne Brands 2023
2023年度の発表がありました!
トップ3のルイ・ロデレール、クリュッグ、ボランジェは前年と同じ
シャルル・エドシックは1つアップして4位になっています。
5位のビルカール・サルモンは安定した実力のメゾンです。
前述したパイパー・エドシックは8つアップして23位でした!
昨年初エントリーしたレア・シャンパーニュは6つ順位を落としています。
カミユ氏からパイパーとレアの全権を任されたブティヤ氏の力量拝見!
【パイパー・エドシック&シャルル・エドシックに関するお問い合わせ先】
日本リカー株式会社 事業部 広報担当 : 佐々木万理様宛 / 03- 5643-9770
URL: https://www.nlwine.com
パイパー・エドシックのスペシャルアイテム初披露
東京会場には大きなスクリーン、開始時間は16時30分(フランス時間8時30分)
シェフ・ド・カーヴのエミリアン・ブティヤ氏
2018年9月偉大な醸造家レジス・カミユ氏の後任に抜擢されたブティヤ氏
ぶどう畑への取り組みにも熱心で、2022年にはEPIグループ※の
パイパー・エドシック、レア・シャンパーニュ、シャルル・エドシックが
Bコープの認証を取得したという素晴らしいニュースもありました。
※高級靴のJ.M.ウエストンや子供服のボンポワン等、ラグジュアリーブランドを所有
(C)日本リカー/ 拡大化
2種類のシャンパーニュの収穫年は1982年で、瓶詰は1983年
ぶどう品種はPN60%、CH40%、ドザージュ量は4g/L
1980年代に生産したシャンパーニュはすべてノン・マロ
左のブリュット ソヴァージュは1990年代に発売され、10年間澱とともに熟成、
1992年に澱抜き(デゴルジュマン)・コルク打栓後、さらに29年間瓶熟
右のオール・セリィは瓶詰から39年間セラーで寝かせ、
2022年1月17日と18日に3,000本だけ澱抜きを実施
「門出のリキュールには1982年のマグナムを50本使った」とブティヤ氏
これだけでも超贅沢、ストックの多さを誇るパイパー・エドシックならではの作業
そして・・・オール・セリィは2022年12月にリリースされました!
オール・セリィ1982のデザインはブリュット ソヴァージュ1982がベースです。
ブリュット ソヴァージュの色合いや質感を変化させたのがオール・セリィのラベル
時間を新たな視点から表現した漆黒の木目調のボックスにも光り輝くラベル
日本では2月17日(金)から出荷開始
2本入りのギフトボックス※は限定500セット(250,000円 税抜)
※ギフトボックスは伝説のキュヴェの1つ『ブリュット ソヴァージュ1982』と合わせたセット
オール・セリィ1982は2,500本のみ単独販売(84,000円 税抜)
希少アイテムであり、世界30ヶ国に向けてリリースされるので、
入手するのはなかなか難しそうですが、ゲットできた方は本当にラッキー!
アーバンスタイルのプラーク
1980年代のアーバンストリートカルチャーを代表する
キース・ヘリングの色彩を彷彿とさせるプラーク
視覚的にもワクワクします!
ここでは躍動感あふれるグラデーションカラーの縦横に伸びる黒のラインが、
オール・セリィ1982のエネルギーとバイタリティを表現しています。
2アイテムのテイスティング
ブティヤ氏は「1982年は温暖で乾燥したヴィンテージ。質・量ともに恵まれていたので、2022年と似ている」と語り、「オール・セリィの色調はホワイトゴールドでグリーンのトーンを感じる。ミラベルプラム(西洋すもも)、ブルーベリー、シトラス、ジンジャー。最初は新鮮な果実、時間の経過でドライフルーツやアプリコット、シナモンやヴァニラ、甘いスパイス。味わいはジューシーで果実味にあふれ、クリーミー、余韻はまろやかで綺麗。ブラインドで飲むと(1982年より)もっと若いヴィンテージと感じるはず。ソヴァージュの色調は深みのあるゴールド、複雑さと熟成感がある。プルーンやマルメロ、アミノカルボニル反応由来のカラメル、熟成によるまろやかでやわらかで繊細なタッチ」とコメント
青木私感:オール・セリィは39年間澱と過ごしてきたとは思えないほどフレッシュ。低い温度の時は黄色・オレンジ系果実、カリン、ブラッドオレンジ、時間の経過でモカ、ドライフルーツ、完熟した南国果実。ゆっくり酸化したニュアンス、ペドロ・ヒメネスから造るシェリー似の黒糖の香り。ソヴァージュは深みのあるゴールド、シェリー的ニュアンス(例えればアモンティリャード)、果実のコンポート、クリームブリュレ、焦がした砂糖、軽いビター感、酸のメリハリ、余韻の広がり好印象。グラス内の温度変化で味わいまろやか、大ぶりのブルゴーニュ型グラスで試したいシャンパーニュ。澱抜き後、瓶内熟成を証明しているアイテム。
秀逸年1982年の個性が各アイテムの熟成具合に出ているので甲乙付けがたい気分!
欲しくても入手出来そうにないのでまさに仕事冥利なテイスティングでした。
ブリュット ソヴァージュの誕生はポロの試合中の友人同士の会話から生まれました。
当事者はパイパ-・エドシックの前オーナー フランソワ・オランとパリの老舗レストラン『トゥールダルジャン』のオーナー クロード・テライユで、テライユが発した「勝利の後には軽めのドザージュで仕上げた辛口のシャンパーニュを味わうことが何より嬉しい」との言葉がきっかけだったとのこと。1982年ヴィンテージは1992年に澱引きをした時、エクストラ・ブリュットに仕上げられました。パイパー・エドシックの既成概念にとらわれないソヴァージュ(フランス語で“野性的な、未開の”の意味)が世に出るまでの経緯です。
参考:ブリュット ソヴァージュのファーストヴィンテージは1979年、当時はノン・ドゼでした。その後1982年、1985年、1988年とリリースされましたがドザージュ量は4g/L
(C)日本リカー
QRコードから入ってパイパイー・エドシックの世界をお楽しみください。
Bコープについての解説も載っています。
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パイパー・エドシックと同グループのシャルル・エドシック
3月1日付で、シェフ・ド・カーヴ交代の発表がありました。
就任するのはエリーズ・ロスフェルトさん
過去10年間モエ・エ・シャンドンの様々なポストで経験を重ね、
メルシェ、ルイナール、ドン・ペリニョンで研鑽を積んできました。
近年、シャンパーニュ地方では優秀な女性醸造家の台頭がめざましいです。
エリーズさんの手腕を拝見するのが楽しみ!!
ヴーヴ・クリコで活躍した後、
2015年5月からシャルル・エドシックのシェフ・ド・カーヴに就任した
シリル・ブラン氏(右)は7年間シャルルを牽引してきました。
コロナ渦中で、お目にかかれないままの退任はとても残念です。
7年間ありがとうございました、お疲れ様でした!
The World's Most Admired Champagne Brands 2023
2023年度の発表がありました!
トップ3のルイ・ロデレール、クリュッグ、ボランジェは前年と同じ
シャルル・エドシックは1つアップして4位になっています。
5位のビルカール・サルモンは安定した実力のメゾンです。
前述したパイパー・エドシックは8つアップして23位でした!
昨年初エントリーしたレア・シャンパーニュは6つ順位を落としています。
カミユ氏からパイパーとレアの全権を任されたブティヤ氏の力量拝見!
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日本リカー株式会社 事業部 広報担当 : 佐々木万理様宛 / 03- 5643-9770
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現地から解説! ビルカール・サルモンのプレステージキュヴェ『ルイ・サルモン2008』とフラッグシップ『クロ・サンティレール2006』 [Zoom / シャンパン]
ビルカール・サルモンのモットー
~家族経営を貫き、何よりも品質を第一にして、常に最高を目指す~
リリースされたのは中央の『キュヴェ・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン2008』
右の希少アイテム『クロ・サンティレール2006』
リストの上から下の順にテイスティング
ブラン・ド・ブランNV、キュヴェ・ルイ・サルモンBdeB2008 (右) のコルクとプラーク
アントワン・ビルカール・ローラン6代目当主とのZoomセミナー
開始時間は日本の16時、フランスは朝食タイム!
2種のブラン・ド・ブラン
「ノン・ヴィンテージBdeB」と「ルイ・サルモンBdeB2008」を利き比べながら、シャルドネのスタイルについてアントワンさんが語りました。ともにコート・デ・ブランのシャルドネ100%。4つのグラン・クリュのぶどうを使いますが、ルイ・サルモンの場合はシュイイ40%、クラマン33%、メニル・シュル・オジェ20%、アヴィーズ7%の割合、古樹や最上級の区画のぶどうを選択。
ノン・ヴィンテージも同じ4村ですが、ブレンド比率はルイ・サルモンとは異なりますし、若樹のぶどうを使っています。ベースヴィンテージは2017年、リザーヴワインは33~40%(2016年と2015年)使用。
ブラン・ド・ブラン グランクリュ NV
品種:シャルドネ100%、ドザージュ:7~8g/L
リザーヴワインは33~40%、瓶熟成は約4~5年
明るい光沢のあるゴールド、白い花のイメージ、トースティなニュアンス、中盤から柑橘系果実の内果皮似のビター感、軽快さを備えたバランスの良いブラン・ド・ブラン
キュヴェ・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン2008
品種:シャルドネ100%、ドザージュ:6~7g/L
33%のワインは平均15年使用しているオーク樽で低温醸造
NVのゴールドより若干淡い光沢あるイエロー、香りのインパクト大、シュイィに由来する塩味、凛とした酸味、複雑味、様々な要素を伴って長く続く余韻、心惹かれたアイテム
クロ・サンティレール2006
品種:ピノ・ノワール100%、ドザージュ:2g/L
ドザージュ2gはノン・ドゼの範疇であり、MLFも施していないので、マレイユ・シュル・アイのぶどう畑のテロワールを素直に反映させたシャンパーニュ。第一香は甘さを伴ったホワイトパウダーや砕いたアーモンド。フレッシュバター、ビスケット、白胡椒、黄桃やアプリコット、時間の経過で果実のコンポート、キレのあるミネラル、金銭的余裕があれば毎年定点観測したいアイテム
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
1964年にマルイユ・シュル・アイ村にある1㌶の畑の単一区画に植えられた古樹のピノ・ノワールから生産。メゾンの裏手にある1㌶の自社畑、13年前からビオディナミ農法を導入。認証は得ていますが、シャンパーニュ地方は気候が安定しないので、病虫害の発生等、対策の必要性を考慮し、ラベルにビオディナミ認証の表記はしていません。生産量は約6,000本
![[NEW]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/120.gif)
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
クロ・サンティレール プレイバック
クロ・サンティレール1996
photo by Fumiko/2021年2月
黒いラベルはスタイリッシュ、私好み!
昨年2月、セラーに寝かせておいたクロ・サンティレール1996を開栓!
20世紀の秀逸年、ポテンシャルを感じるヴィンテージ
気泡は超繊細、持続性のある泡の連なり、泡は液体に溶け込み口中スムーズ
味わいにシェリー的な酸化のニュアンス、花梨のコンポート、ジンジャー、スパイス風味
あと5年位早く味わっていたらフレッシュ感と重厚感が同時に楽しめたかも
クロ・サンティレール1995


asahi.comに『ワインの歳時記』を連載していた時、クロ・サンティレール1995について書きました。初のヴィンテージで、生産量は7,500本でした。
ビルカール・サルモンのメゾンを訪問し、クロ・サンティレールを試飲した瞬間、一飲惚れ。パリのワインショップLAVINIAで即ゲットして、持ち帰りました。
2007年の晩秋、当時ミシュラン・ガイド東京の二つ星だった神楽坂『石かわ』に持ち込ませていただき、和食とマリアージュ。石川料理長も一緒にテイスティング。この時、作ってくださった「冬タケノコの炭火焼き」は、シャンパーニュの樽風味と炭火の燻し具合が相乗し合い絶妙な相性。クロ・サンティレールにまつわる懐かしい思い出です!
1995年の初ヴィンテージから1996年、1998年、1999年、2002年、2003年と続き、今回の2006年になります。わずか7ヴィンテージしかリリースされていない“見つけたら買い”のシャンパーニュです🥂
🫧🫧🫧ペルラージュのインフォメーション🫧🫧🫧
セミナー後、渡部万里丈さんが使用法を解説
ビルカール・サルモンのアントワン当主推奨のシャンパーニュセーバー
開栓したシャンパーニュを長期保存できる優れもの、その実績は折り紙付き
JALUXが昨年9月から取り扱いを開始しています。
詳細はペルラージュのサイトをご覧ください。
✥シャンパーニュおよびペルラージュについてのお問い合わせは
株式会社JALUXワイン部 電話03-6367- 8756
A new era for Rare Champagne レジス・カミュからエミリアン・ブティヤにバトンを繋ぐレア・シャンパーニュ [Zoom / シャンパン]
レア・シャンパーニュの新時代
(C) 日本リカー/レア・シャンパーニュ
レア2008が奏でる“無限”の音色とともに、私は皆さまにお別れを告げます。
モードとエミリアン、彼らには輝かしい未来、
そして私には充実した達成感を約束するかのような音色が“無限”に奏でられるのです。
レジス・カミュ
シャンパーニュ業界で活躍したレジス・カミュ シェフ・ド・カーヴ
偉大な醸造家は多くのシャンパーニュファンから惜しまれつつ、
昨年12月31日に、レア・シャンパーニュから退きました。
1月に開催予定だった引退式はコロナ禍で3月に延期になり、
此の度、21日と22日の2日間にわたって、
ランスのトー宮殿でリアルとオンラインで執り行われました。
レジスさんの後任はパイパー・エドシックの醸造家エミリアン・ブティヤさんです!
供出された2008年は、レジスさんの現役最後のヴィンテージ
日本では昨年6月にお披露目されました!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
Farewell and Tribute to Régis CAMUS
21日はフランスでリアル・テイスティング
同日時間帯を変えてオンラインで、北米、南米、英国をはじめとする欧州マーケット、
アジア向けテイスティング
そして翌22日、日本向けにオンライン@六本木フィリップ・ミル
束の間トー宮殿にタイムスリップ
オンライン冒頭、トー宮殿内部が紹介されました。
今年はルイ15世の戴冠式(1722年10月25日)から300年目の記念年🥂
レア・シャンパーニュ ディレクターのモード・ラバンさんはナビゲーターを担当
トー宮殿は11世紀の歴史的建造であり、かつてはランスの大司教が居住していました。歴代フランス国王の戴冠式が行われてきたランス大聖堂のそばにあるので、式典が行われる際に、国王はこの宮殿に滞在していました。
宮殿には戴冠式用の聖杯や9世紀に作られたシャルルマーニュのタリスマンが展示されています。
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
東京会場フィリップ・ミル × レア・シャンパーニュ
シャンパーニュ地方にあるシャトーレストラン『レ・クレイエール』のフィリップ・ミル総料理長と親しいレジス・カミュさん。オンラインはフランス時間の7時30分~8時30分だったので、「ランチはレ・クレイエールに行きます」とおっしゃっていました!
レジスさんが“無限”と形容した2008年ヴィンテージ
シャンパーニュに合わせて用意されたアミューズは左から
フランス産フォアグラのマルブレ
金目鯛の炙り蒸し キャビア添え
黒かしわ地鶏のミルフィーユ
メゾンを引き継ぐふたりのためにレジスさんが抜栓
レア・シャンパーニュの新シェフ・ド・カーヴ、エミリアン・ブティヤさん(左)
東京会場の面々に手を振るレジスさんとモードさん
新・旧シェフ・ド・カーヴの因縁のヴィンテージ
レジスさんとエミリアンさんの出会いは2008年でした!
当時のエミリアンさんはモンペリエ大学の3年生、農業工学を学んでいました。実家はシャンパーニュ地方のぶどう栽培家だったのでパイパー・エドシックにもぶどうを納入していました。帰郷した折、父親と一緒に2008年のヴァン・クレールテイスティングに行くチャンスがあり、そこで偉大なシェフ・ド・カーヴと対面することに!
エミリアンさんは大学卒業後、海外のワイン産地で研鑽を積んでいました。彼の動向は父親がカミュさんに逐一報告していたようです。
2018年にパイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴに就任し、レジスさんとの繋がりはより強固になりましたが、ふたりを繋いでいたのは、レジスさんの引退式でサービスされた2008年、ふたりの因縁のヴィンテージです。
オンラインでおふたりが語ったテイスティングコメントは、
ワイン王国webで紹介させていただきました![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
レジスさんから伺ったお話と拙ブログをリンクさせながら、
皆さまを“レアの世界”にお連れします!
コロナ渦中だったため、2008年ヴィンテージ(2021年6月)の紹介はオンラインでした。卓越した会場と圧倒的な存在感だったレア・シャンパーニュ、その空気感を是非ご堪能ください!
Rare Le Secret High Jewelry
レジスさんにとって最も印象深かったイベントはレア ル・スクレ ハイジュエリー(2018年9月)だった由。豪華なボトルたちに感嘆しました。思えば、レアがパイパー・エドシックから独立したブランドになったのも2018年でした。
Rare Champagne Tasting Seminar with Régis CAMUS
レジスさんが「シルキー」と語っていた2002年
国際的な賞賛を今も受け続けているヴィンテージ!
1998年、2002年、2006年、レアの特徴(2019年10月)について熱く語っていました。
ロンドンを拠点に活躍中のアーティスト、チャーリー・ハーマンさんのイラスト
レジスさんを囲んでぶどう畑で語り合うモードさんとエミリアンさん
彼らを英国人アーティスト、チャーリー・ハーマンさんがイラストに!
チャーリーさんは日本の円相にちなんで、
一回の吸気の間に一筆で描いており、
光の輪や無限の輪を表現しています!
記念のポートレートと冊子
光栄なことに私もハーマンさんから似顔絵をいただき![[プレゼント]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/72.gif)
レジス・カミュの打ち明け話と題する冊子もいただきました!
レア・シャンパーニュの思い出と共に大切にします。
レジスさん、エミリアンさん&モードさん、本間さん
日本リカーの斎藤社長、同社ブランド担当の皆さんと、
貴重な時間を共有させていただくことができました。
ありがとうございました![[ハートたち(複数ハート)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/139.gif)
(C) 日本リカー/レア・シャンパーニュ
レア2008が奏でる“無限”の音色とともに、私は皆さまにお別れを告げます。
モードとエミリアン、彼らには輝かしい未来、
そして私には充実した達成感を約束するかのような音色が“無限”に奏でられるのです。
レジス・カミュ
シャンパーニュ業界で活躍したレジス・カミュ シェフ・ド・カーヴ
偉大な醸造家は多くのシャンパーニュファンから惜しまれつつ、
昨年12月31日に、レア・シャンパーニュから退きました。
1月に開催予定だった引退式はコロナ禍で3月に延期になり、
此の度、21日と22日の2日間にわたって、
ランスのトー宮殿でリアルとオンラインで執り行われました。
レジスさんの後任はパイパー・エドシックの醸造家エミリアン・ブティヤさんです!
供出された2008年は、レジスさんの現役最後のヴィンテージ
日本では昨年6月にお披露目されました!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
Farewell and Tribute to Régis CAMUS
21日はフランスでリアル・テイスティング
同日時間帯を変えてオンラインで、北米、南米、英国をはじめとする欧州マーケット、
アジア向けテイスティング
そして翌22日、日本向けにオンライン@六本木フィリップ・ミル
束の間トー宮殿にタイムスリップ
オンライン冒頭、トー宮殿内部が紹介されました。
今年はルイ15世の戴冠式(1722年10月25日)から300年目の記念年🥂
レア・シャンパーニュ ディレクターのモード・ラバンさんはナビゲーターを担当
トー宮殿は11世紀の歴史的建造であり、かつてはランスの大司教が居住していました。歴代フランス国王の戴冠式が行われてきたランス大聖堂のそばにあるので、式典が行われる際に、国王はこの宮殿に滞在していました。
宮殿には戴冠式用の聖杯や9世紀に作られたシャルルマーニュのタリスマンが展示されています。
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
東京会場フィリップ・ミル × レア・シャンパーニュ
シャンパーニュ地方にあるシャトーレストラン『レ・クレイエール』のフィリップ・ミル総料理長と親しいレジス・カミュさん。オンラインはフランス時間の7時30分~8時30分だったので、「ランチはレ・クレイエールに行きます」とおっしゃっていました!
レジスさんが“無限”と形容した2008年ヴィンテージ
シャンパーニュに合わせて用意されたアミューズは左から
フランス産フォアグラのマルブレ
金目鯛の炙り蒸し キャビア添え
黒かしわ地鶏のミルフィーユ
メゾンを引き継ぐふたりのためにレジスさんが抜栓
レア・シャンパーニュの新シェフ・ド・カーヴ、エミリアン・ブティヤさん(左)
東京会場の面々に手を振るレジスさんとモードさん
新・旧シェフ・ド・カーヴの因縁のヴィンテージ
レジスさんとエミリアンさんの出会いは2008年でした!
当時のエミリアンさんはモンペリエ大学の3年生、農業工学を学んでいました。実家はシャンパーニュ地方のぶどう栽培家だったのでパイパー・エドシックにもぶどうを納入していました。帰郷した折、父親と一緒に2008年のヴァン・クレールテイスティングに行くチャンスがあり、そこで偉大なシェフ・ド・カーヴと対面することに!
エミリアンさんは大学卒業後、海外のワイン産地で研鑽を積んでいました。彼の動向は父親がカミュさんに逐一報告していたようです。
2018年にパイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴに就任し、レジスさんとの繋がりはより強固になりましたが、ふたりを繋いでいたのは、レジスさんの引退式でサービスされた2008年、ふたりの因縁のヴィンテージです。
オンラインでおふたりが語ったテイスティングコメントは、
ワイン王国webで紹介させていただきました
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
レジスさんから伺ったお話と拙ブログをリンクさせながら、
皆さまを“レアの世界”にお連れします!
コロナ渦中だったため、2008年ヴィンテージ(2021年6月)の紹介はオンラインでした。卓越した会場と圧倒的な存在感だったレア・シャンパーニュ、その空気感を是非ご堪能ください!
Rare Le Secret High Jewelry
レジスさんにとって最も印象深かったイベントはレア ル・スクレ ハイジュエリー(2018年9月)だった由。豪華なボトルたちに感嘆しました。思えば、レアがパイパー・エドシックから独立したブランドになったのも2018年でした。
Rare Champagne Tasting Seminar with Régis CAMUS
レジスさんが「シルキー」と語っていた2002年
国際的な賞賛を今も受け続けているヴィンテージ!
1998年、2002年、2006年、レアの特徴(2019年10月)について熱く語っていました。
ロンドンを拠点に活躍中のアーティスト、チャーリー・ハーマンさんのイラスト
レジスさんを囲んでぶどう畑で語り合うモードさんとエミリアンさん
彼らを英国人アーティスト、チャーリー・ハーマンさんがイラストに!
チャーリーさんは日本の円相にちなんで、
一回の吸気の間に一筆で描いており、
光の輪や無限の輪を表現しています!
記念のポートレートと冊子
光栄なことに私もハーマンさんから似顔絵をいただき
![[プレゼント]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/72.gif)
レジス・カミュの打ち明け話と題する冊子もいただきました!
レア・シャンパーニュの思い出と共に大切にします。
レジスさん、エミリアンさん&モードさん、本間さん
日本リカーの斎藤社長、同社ブランド担当の皆さんと、
貴重な時間を共有させていただくことができました。
ありがとうございました
![[ハートたち(複数ハート)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/139.gif)
日本初 限定発売されたシャルル・エドシックのCoteaux Champenois Rouge Ambonnay コト―・シャンプノワ ルージュ アンボネー [Zoom / シャンパン]
今年はシャルル・カミュ 生誕200年
画像提供:シャルル・エドシック
シャンパン・チャーリーの愛称で親しまれているシャルル・エドシック の創業者シャルル・カミュは1822年ランスで生誕。シャンパーニュの伝統とプロイセンの厳格さによって形成された人生哲学を有し、1851年には若干29歳で自らの名を冠したメゾンを設立しました。
2022年はシャルル生誕200年の記念年です。
昨秋、モンターニュ・ド・ランスにあるアンボネーのピノ・ノワール100%から造られた新アイテム『コト―・シャンプノワ アンボネー』も日本に初上陸、新たな動きです。
赤のコトー・シャンプノワ
シャルル・エドシックではこれまでの伝統を尊重しつつ、
少量のコトー・シャンプノワ(非発泡性ワイン)を造り、
その歴史に新たなページを加えました。
赤ワインへの思い入れ
オンラインセミナーでお披露目されたコトー・シャンプノワ
シェフ・ド・カーヴのシリル・ブランさんは2015 年からシャルル・エドシック の醸造責任者として活躍していますが、実家は3代続くワイン生産者、ネゴシアン、樽製造者なので、幼少期から多くの時間をぶどう畑で過ごしてきました。大学で醸造と経営を修得した後、家業に参画。その後、ボルドーのシャトー・オーブリオンで醸造家として始動し、2000年からはヴーヴ・クリコで15年間従事しました。シャトーでは赤ワイン、メゾンでは主としてロゼと赤ワインの醸造を担当していたことから、自らの経歴を顧みて、赤ワインへの思い入れの強さを語っていました。
画像提供:シャルル・エドシック
ブランさんが自負するコトー・シャンプノワ アンボネーは、
モンターニュ・ド・ランスの南側に位置するアンボネーの中心にある自社畑レ・シャンソの区画から造られています。ここは当初から赤ワイン造りを考えて植樹した畑で、現在20年の樹齢ながらポテンシャルがあるので、年数を重ねることで、更なる酒質の向上が期待できそうです。今後も赤ワイン造りには注力していく考えなので、アンボネーとアイに新たな畑を購入し、2020年と2021年にぶどう樹の植樹も行ったそうです。
余談ながら・・・ コト―・シャンプノワ ブランは、2019年から限定的にリリースされていますが、生産量が極めて少ないので、販売はフランスと英国のみ。ブランさんは「モングー、ヴェルテュ、オジェ、ヴィレール・マルムリの4村のシャルドネで、トータルで約300本程を生産」と語っていました。将来的に、もう少し増産できれば、日本上陸も期待できると思っています。
気候変動とコト―・シャンプノワ
コトー・シャンプノワは小高い丘の中腹や、
台地の端に位置する斜面の畑に由来するネーミングです。
シャルル・エドシックの自社畑レ・シャンソもゆるやかな斜面にあり、
風の通りが良いので、湿気がこもらないエリアです。
2019年は日照量に恵まれた期待通りの収穫年だったそうです。
「20年前頃は、ピノ・ノワールで赤ワインを生産しても、やせ細っていたり、
色が淡かったりして、十分な評価を得られずにいました。地球温暖化の好影響で、
素晴らしいフェノールの成熟度や、見事な色付き、アロマの凝縮感を持つぶどうが、
収穫できるようになったことが要因として挙げられます」とブランさん
赤ワイン用のぶどうの質が向上すれば、赤ワインを使うロゼにも反映されます。
画像提供:シャルル・エドシック
発酵には樽を使用。マロラクティック発酵(MLF)は樽内で行い、
1〜1.5ヶ月ですべてのMLFが終了します。
「MLFをすることで口当たりのまろやかなワインになります」と言及
コトー・シャンプノワ アンボネーのテイスティング
「低温で仕込むことで、フルーティさを極立たせ、
収斂味は出ないようにしている」とブランさん
色調はルビーレッド、フレッシュ感があり、スミレやシャクヤク、さくらんぼやブラックチェリー、甘草やシナモン、ドライローズのアロマ。味わいはまろやかで、まるみがあり、タンニンも穏やかで全体的な印象はフェミニン。ブランさんは「バランスが大事。ブルゴーニュのワインに例えるならば、ボーヌ・ロマネよりシャンボール・ミュジニー。和食だとすき焼きや角煮、チーズなら軽やかなタイプがおすすめ」とコメントしていました。
数量が少ないアイテムなので倍率は高そうですが、ゲットできたら、お試してください!
商品情報
コト―・シャンプノワ アンボネー
750ml/18,000円(税別)/生産量1,500本/日本での販売数量42本
1500ml/36,000円(税別)/生産量490本/日本での販売数量20本
ピノ・ノワール100%
熟成は2019年からオークの古樽で1年間
瓶詰は2020年2月
今飲んでも良いですが、2030年頃まで楽しめます。
2021年9月1日発売
製品についての問い合わせ先
日本リカー株式会社事業部 03- 5643- 9772
画像提供:シャルル・エドシック
シャンパン・チャーリーの愛称で親しまれているシャルル・エドシック の創業者シャルル・カミュは1822年ランスで生誕。シャンパーニュの伝統とプロイセンの厳格さによって形成された人生哲学を有し、1851年には若干29歳で自らの名を冠したメゾンを設立しました。
2022年はシャルル生誕200年の記念年です。
昨秋、モンターニュ・ド・ランスにあるアンボネーのピノ・ノワール100%から造られた新アイテム『コト―・シャンプノワ アンボネー』も日本に初上陸、新たな動きです。
赤のコトー・シャンプノワ
シャルル・エドシックではこれまでの伝統を尊重しつつ、
少量のコトー・シャンプノワ(非発泡性ワイン)を造り、
その歴史に新たなページを加えました。
赤ワインへの思い入れ
オンラインセミナーでお披露目されたコトー・シャンプノワ
シェフ・ド・カーヴのシリル・ブランさんは2015 年からシャルル・エドシック の醸造責任者として活躍していますが、実家は3代続くワイン生産者、ネゴシアン、樽製造者なので、幼少期から多くの時間をぶどう畑で過ごしてきました。大学で醸造と経営を修得した後、家業に参画。その後、ボルドーのシャトー・オーブリオンで醸造家として始動し、2000年からはヴーヴ・クリコで15年間従事しました。シャトーでは赤ワイン、メゾンでは主としてロゼと赤ワインの醸造を担当していたことから、自らの経歴を顧みて、赤ワインへの思い入れの強さを語っていました。
画像提供:シャルル・エドシック
ブランさんが自負するコトー・シャンプノワ アンボネーは、
モンターニュ・ド・ランスの南側に位置するアンボネーの中心にある自社畑レ・シャンソの区画から造られています。ここは当初から赤ワイン造りを考えて植樹した畑で、現在20年の樹齢ながらポテンシャルがあるので、年数を重ねることで、更なる酒質の向上が期待できそうです。今後も赤ワイン造りには注力していく考えなので、アンボネーとアイに新たな畑を購入し、2020年と2021年にぶどう樹の植樹も行ったそうです。
余談ながら・・・ コト―・シャンプノワ ブランは、2019年から限定的にリリースされていますが、生産量が極めて少ないので、販売はフランスと英国のみ。ブランさんは「モングー、ヴェルテュ、オジェ、ヴィレール・マルムリの4村のシャルドネで、トータルで約300本程を生産」と語っていました。将来的に、もう少し増産できれば、日本上陸も期待できると思っています。
気候変動とコト―・シャンプノワ
コトー・シャンプノワは小高い丘の中腹や、
台地の端に位置する斜面の畑に由来するネーミングです。
シャルル・エドシックの自社畑レ・シャンソもゆるやかな斜面にあり、
風の通りが良いので、湿気がこもらないエリアです。
2019年は日照量に恵まれた期待通りの収穫年だったそうです。
「20年前頃は、ピノ・ノワールで赤ワインを生産しても、やせ細っていたり、
色が淡かったりして、十分な評価を得られずにいました。地球温暖化の好影響で、
素晴らしいフェノールの成熟度や、見事な色付き、アロマの凝縮感を持つぶどうが、
収穫できるようになったことが要因として挙げられます」とブランさん
赤ワイン用のぶどうの質が向上すれば、赤ワインを使うロゼにも反映されます。
画像提供:シャルル・エドシック
発酵には樽を使用。マロラクティック発酵(MLF)は樽内で行い、
1〜1.5ヶ月ですべてのMLFが終了します。
「MLFをすることで口当たりのまろやかなワインになります」と言及
コトー・シャンプノワ アンボネーのテイスティング
「低温で仕込むことで、フルーティさを極立たせ、
収斂味は出ないようにしている」とブランさん
色調はルビーレッド、フレッシュ感があり、スミレやシャクヤク、さくらんぼやブラックチェリー、甘草やシナモン、ドライローズのアロマ。味わいはまろやかで、まるみがあり、タンニンも穏やかで全体的な印象はフェミニン。ブランさんは「バランスが大事。ブルゴーニュのワインに例えるならば、ボーヌ・ロマネよりシャンボール・ミュジニー。和食だとすき焼きや角煮、チーズなら軽やかなタイプがおすすめ」とコメントしていました。
数量が少ないアイテムなので倍率は高そうですが、ゲットできたら、お試してください!
商品情報
コト―・シャンプノワ アンボネー
750ml/18,000円(税別)/生産量1,500本/日本での販売数量42本
1500ml/36,000円(税別)/生産量490本/日本での販売数量20本
ピノ・ノワール100%
熟成は2019年からオークの古樽で1年間
瓶詰は2020年2月
今飲んでも良いですが、2030年頃まで楽しめます。
2021年9月1日発売
製品についての問い合わせ先
日本リカー株式会社事業部 03- 5643- 9772
Paris のAveline Galleryを会場にしたレア・シャンパーニュ『Rare 2008』オンラインセミナー [Zoom / シャンパン]
シャンパン部門で最高賞に輝いた『レア2008』
Robb Reportが発表した、“2021年世界最高のワイン”で、シャンパン部門の最高賞に選出されていたのがレア2008でした。
今世紀の秀逸なヴィンテージ なので、日本上陸を待ち遠しく思っていたところ、6月初旬、『レア2008』のローンチウェビナーがあり、ひと足早くテイスティングすることができました![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アヴリーヌ・ギャラリーの特別な空間 クリックで拡大可
輸入元日本リカー様経由で、先週、会場で撮影された公式画像が届きました。撮影者はAnthony Dorfmann氏です。掲載している3枚は知的所有権の関係上、転載はご遠慮願います。宜しくお願いします。
セーヴル焼の製陶280周年の展覧会 × レア2008
レジス・カミュ最高醸造責任者とローンチパーティに参加したワイン関係者
カミュ氏はレア 2008を“L’INFINI(無限)”と形容!
「2008年ヴィンテージの余韻の長さから 思いついた」とコメント
Les Petits Plats dans les Grands@Aveline Gallery
2020年12月10日~2021年6月6日まで開催されました。国立セーヴル陶磁器製作所の設立280周年を記念した催事で、ギャラリーのオーナーであるマレラ・ロッシ女史は、その一環として、10年前にユネスコ世界無形文化遺産に登録された「食の伝統」もテーマに加え、イベントの核となる唯一のシャンパーニュ・メゾンに、レア・シャンパーニュを選びました。
展覧会では、古代から現代までのフランスの魅力的なガストロノミーの歴史が、約1,000点の展示で紹介され、そのなかの約半数はセーヴル国立陶磁器美術館の豊富なコレクションからの出展でした。コラボレーションの素晴らしさはYouTubeで垣間見ることができます!
ローンチウェビナーで“無限”なレア2008を探求
世界に向けた『レア2008』ローンチウェビナーは6月8日に行われました。
パリ時間の10時(東京は17時)からスタート、
日本が世界で一番最初の相手国でした、ハッピー!
18世紀のフランスの家具職人 アンドレ=シャルル・ブール(1642~1732)
彼のアンティーク家具が設えられた特別な空間
シェフ・ド・カーヴのレジス・カミュ氏はこの場所からレア2008について発信。
隣席はレア・シャンパーニュのディレクター、モード・ラバン女史
レア2008の熟成ポテンシャルは2040~2045年頃
レアの初ヴィンテージは1976年、79年、85年、88年、90年、98年、99年
2002年、2006年 そして2008年。また、レア・ロゼは2007年が初ヴィンテージで、
昨年 2008年がリリースされました。
カミュ氏が惚れ込む2008年と2006年
2008年は温暖で雨の多い冬、春にも雨は続いたが、爽やかな気候だった。6月半ばにぶどう畑を寒さが襲ったが、7月と8月は好天に恵まれた。9月は乾燥して涼しく、ぶどうは完全に熟した状態で収穫できた。2008年は10年間の平均気温より低く、2006年(10年間の平均気温より高め)と比べると真逆な天候と言える。
2008年と2006年は別格で、ともにレアのシグネチャー(長熟のポテンシャルを備えている)を感じさせるヴィンテージである。2008年のシャルドネはトニックでミネラルが多く、また、ピノ・ノワールはフルーティーでストラクチュアがある。2006年は温かさを感じさせる“太陽の恵み”と形容できる。片や、2008年は“無限”、絶えず変化を繰り返し、ピークを迎えるのはまだまだ先だが、間違いなく特別なヴィンテージである。
カミュ氏はレア2008について、以下のように語っています。
レア2008は、私にとって“無限”と同義語。このヴィンテージから感じ取れる活発さとフレッシュさは無限で、その存在感は長く続きます。口に含むと、さらに正確で調和の取れた状態へと昇華していきます。オリエンタルなニュアンスが際立ち、今飲んでもすでに完成されていますが、並外れた複雑さとミネラルの個性が無限のポテンシャルを予感させます。
正確さと品格を備えた1998年ヴィンテージは、2008年に近いと思います。時をどのように超えて(経て)いくかというと、1979年に似ています。このヴィンテージには今でもフレッシュさがあります。2008年ヴィンテージは特別なアイテムであり、今後、何十年も時を重ねていけると思っています。
カミュ氏によるテイスティング・コメント
色調は輝きを放つきらめくような印象。(シャルドネ由来の)グリーンの陰影があり、13年経過したシャンパーニュにしては素晴らしい色合い。気泡はとても繊細で、口中に広がる細かな気泡が爽やかさを感じさせる。
アロマは春の香り、フレッシュでフローラル。ヨードやミネラル。10年から20年は、このような味覚が続く。エキゾチックフルーツ、切り立てのパイナップルやパッションフルーツ。2006年ヴィンテージと比べると、歯触りを感じる洋梨のニュアンス。アロマ豊かで余韻は長い。デリケートでエレガント。
供出温度によって表情を変えるシャンパン
バランスが取れている2008年ヴィンテージ。爽やかさが表現できるので供出温度は8度~、フレッシュな状態からサービスして欲しい。グラス内の温度が上がると複雑さやストラクチュアを感じる。同じことを2006年ヴィンテージ(温暖な収穫年だった)で行うと、室温(20度)に近付くにつれて、活発さが強く出てくる。
熟成による香りの変化
リリースして15年くらいまでは、爽やかさやエキゾチックな部分が楽しめる。15~20年すると、スパイシーな要素が加わり、ワイルドスパイス、焙煎香、オリエンタルなニュアンスが出てくる。植物的なシルキーさ、白檀やお香、古いラム酒、葉巻(今の1988年に顕著)
を感じることができる。
クリュについての考え方
どこのクリュを使うかより、クリュをどのくらい使うかのほうが大事。レアはシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%だが、シャルドネはモンターニュ・ド・ランス(ヴィレーヌ・マルムリー、トレパイユ、ヴィ―ドマンジュ等)のぶどうが多い。ただ、敢えて言うなら、コート・デ・ブランのアヴィーズはシャンパーニュに多くのミネラル感、モンターニュ・ド・ランスのヴェルジーはトニックな要素を与えてくれるクリュだと思っている。
トニックとは
今回のテイスティングで、聞き慣れない表現がありました。
“トニック”です!
「日本だと柚子」とカミュ氏。グリーンライム、グレープフルーツ、マンダリンオレンジのような、爽やかさをもたらす柑橘系果実の酸味を表わす時に使っているようです。
人間に対して形容する時は、「活発で爽やか、知性に富んでいる」という意味合いになるとのこと。カミュ氏から、「あなたはトニックだ」と言われたら、喜ぶべき!
セミナー終盤、「日本語が聞けて良かった。できれば皆さんと同じ空間にいたかった」と語り、日本への渡航を心待ちにしている様子でした。
私たちも、早くその日が来ることを願っています!!
青山とパリを繋いで
レア・シャンパーニュの本間寿一ブランド・アンバサダーと輸入元 日本リカーの嶋﨑ゆかりブランド・マネージャーは青山のリーデル・ジャパン本社のテイスティングルームからレジス・カミュ氏と交信
当初は、参加者を少人数に絞り、テイスティングルームで行う予定でしたが、緊急事態宣言の延長を受け、招待者はそれぞれオンライン形式で参加することになりました。結果的に、レア2008を独り占めできたので、これは仕事冥利(笑)
関係者の皆さまは大変だったと思います、お疲れ様でした!
🥂 🥂 🥂 🥂 🥂 🥂 🥂
マイ備忘録/2種のグラスで利き比べ
素晴らしいシャンパーニュなので、グラス違いでテイスティングしてみました!
リーデルのドン・ペリニョン グラス(DP)(左)、スーパーレジェーロ(SL)(右)
カミュ氏が表現していた個々の要素を的確にとらえることができたSLグラス
ハンドメイドならではのグラスの薄さと口元のソフトな感触が、レア2008をファミニンなタッチで受け止めてくれる印象。舌の前方に気泡の刺激。香りは華やかに広がり、白い花や柑橘系果実、白胡椒、塩味を伴うミネラル感、時間の経過でナッツ、酸の存在は直線的ではなく、横に広がるイメージ。飲み込んだ後、喉の奥に厚味、長い余韻。
緊張感、メリハリ感で迫ってくるDPグラス、SLとは対極的なマスキュランな印象。泡の刺激はSLよりソフト。杏、白桃、マンゴーのような種の大きな果実、酸を予感させる香りがそのまま口中で明確な酸味となって広がり、その後、厚味と旨味が支配。2008年ヴィンテージの最大の特徴である“酸味”を強く感じ取ることができるグラス。鼻腔から抜ける果実味、舌の奥に広がるミネラル、余韻の広がり。
DPグラスの底力を知る意味で、できるだけ多くのシャンパーニュを試したい気分!
製品名:レア・シャンパーニュ レア2008
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
ドザージュ:9.5gをベースに7~10.5gで調整
希望小売価格:25,000円(税抜)
発売予定日:2021年9月1日(水)
販売地域:全国
製品の問い合わせ先:日本リカー株式会社事業部 03- 5643-9772
Robb Reportが発表した、“2021年世界最高のワイン”で、シャンパン部門の最高賞に選出されていたのがレア2008でした。
今世紀の秀逸なヴィンテージ なので、日本上陸を待ち遠しく思っていたところ、6月初旬、『レア2008』のローンチウェビナーがあり、ひと足早くテイスティングすることができました
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アヴリーヌ・ギャラリーの特別な空間 クリックで拡大可
輸入元日本リカー様経由で、先週、会場で撮影された公式画像が届きました。撮影者はAnthony Dorfmann氏です。掲載している3枚は知的所有権の関係上、転載はご遠慮願います。宜しくお願いします。
セーヴル焼の製陶280周年の展覧会 × レア2008
レジス・カミュ最高醸造責任者とローンチパーティに参加したワイン関係者
カミュ氏はレア 2008を“L’INFINI(無限)”と形容!
「2008年ヴィンテージの余韻の長さから 思いついた」とコメント
![[イベント]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/64.gif)
2020年12月10日~2021年6月6日まで開催されました。国立セーヴル陶磁器製作所の設立280周年を記念した催事で、ギャラリーのオーナーであるマレラ・ロッシ女史は、その一環として、10年前にユネスコ世界無形文化遺産に登録された「食の伝統」もテーマに加え、イベントの核となる唯一のシャンパーニュ・メゾンに、レア・シャンパーニュを選びました。
展覧会では、古代から現代までのフランスの魅力的なガストロノミーの歴史が、約1,000点の展示で紹介され、そのなかの約半数はセーヴル国立陶磁器美術館の豊富なコレクションからの出展でした。コラボレーションの素晴らしさはYouTubeで垣間見ることができます!
ローンチウェビナーで“無限”なレア2008を探求
世界に向けた『レア2008』ローンチウェビナーは6月8日に行われました。
パリ時間の10時(東京は17時)からスタート、
日本が世界で一番最初の相手国でした、ハッピー!
18世紀のフランスの家具職人 アンドレ=シャルル・ブール(1642~1732)
彼のアンティーク家具が設えられた特別な空間
シェフ・ド・カーヴのレジス・カミュ氏はこの場所からレア2008について発信。
隣席はレア・シャンパーニュのディレクター、モード・ラバン女史
レア2008の熟成ポテンシャルは2040~2045年頃
レアの初ヴィンテージは1976年、79年、85年、88年、90年、98年、99年
2002年、2006年 そして2008年。また、レア・ロゼは2007年が初ヴィンテージで、
昨年 2008年がリリースされました。
カミュ氏が惚れ込む2008年と2006年
2008年は温暖で雨の多い冬、春にも雨は続いたが、爽やかな気候だった。6月半ばにぶどう畑を寒さが襲ったが、7月と8月は好天に恵まれた。9月は乾燥して涼しく、ぶどうは完全に熟した状態で収穫できた。2008年は10年間の平均気温より低く、2006年(10年間の平均気温より高め)と比べると真逆な天候と言える。
2008年と2006年は別格で、ともにレアのシグネチャー(長熟のポテンシャルを備えている)を感じさせるヴィンテージである。2008年のシャルドネはトニックでミネラルが多く、また、ピノ・ノワールはフルーティーでストラクチュアがある。2006年は温かさを感じさせる“太陽の恵み”と形容できる。片や、2008年は“無限”、絶えず変化を繰り返し、ピークを迎えるのはまだまだ先だが、間違いなく特別なヴィンテージである。
カミュ氏はレア2008について、以下のように語っています。
レア2008は、私にとって“無限”と同義語。このヴィンテージから感じ取れる活発さとフレッシュさは無限で、その存在感は長く続きます。口に含むと、さらに正確で調和の取れた状態へと昇華していきます。オリエンタルなニュアンスが際立ち、今飲んでもすでに完成されていますが、並外れた複雑さとミネラルの個性が無限のポテンシャルを予感させます。
正確さと品格を備えた1998年ヴィンテージは、2008年に近いと思います。時をどのように超えて(経て)いくかというと、1979年に似ています。このヴィンテージには今でもフレッシュさがあります。2008年ヴィンテージは特別なアイテムであり、今後、何十年も時を重ねていけると思っています。
カミュ氏によるテイスティング・コメント
色調は輝きを放つきらめくような印象。(シャルドネ由来の)グリーンの陰影があり、13年経過したシャンパーニュにしては素晴らしい色合い。気泡はとても繊細で、口中に広がる細かな気泡が爽やかさを感じさせる。
アロマは春の香り、フレッシュでフローラル。ヨードやミネラル。10年から20年は、このような味覚が続く。エキゾチックフルーツ、切り立てのパイナップルやパッションフルーツ。2006年ヴィンテージと比べると、歯触りを感じる洋梨のニュアンス。アロマ豊かで余韻は長い。デリケートでエレガント。
供出温度によって表情を変えるシャンパン
バランスが取れている2008年ヴィンテージ。爽やかさが表現できるので供出温度は8度~、フレッシュな状態からサービスして欲しい。グラス内の温度が上がると複雑さやストラクチュアを感じる。同じことを2006年ヴィンテージ(温暖な収穫年だった)で行うと、室温(20度)に近付くにつれて、活発さが強く出てくる。
熟成による香りの変化
リリースして15年くらいまでは、爽やかさやエキゾチックな部分が楽しめる。15~20年すると、スパイシーな要素が加わり、ワイルドスパイス、焙煎香、オリエンタルなニュアンスが出てくる。植物的なシルキーさ、白檀やお香、古いラム酒、葉巻(今の1988年に顕著)
を感じることができる。
クリュについての考え方
どこのクリュを使うかより、クリュをどのくらい使うかのほうが大事。レアはシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%だが、シャルドネはモンターニュ・ド・ランス(ヴィレーヌ・マルムリー、トレパイユ、ヴィ―ドマンジュ等)のぶどうが多い。ただ、敢えて言うなら、コート・デ・ブランのアヴィーズはシャンパーニュに多くのミネラル感、モンターニュ・ド・ランスのヴェルジーはトニックな要素を与えてくれるクリュだと思っている。
トニックとは
今回のテイスティングで、聞き慣れない表現がありました。
“トニック”です!
「日本だと柚子」とカミュ氏。グリーンライム、グレープフルーツ、マンダリンオレンジのような、爽やかさをもたらす柑橘系果実の酸味を表わす時に使っているようです。
人間に対して形容する時は、「活発で爽やか、知性に富んでいる」という意味合いになるとのこと。カミュ氏から、「あなたはトニックだ」と言われたら、喜ぶべき!
セミナー終盤、「日本語が聞けて良かった。できれば皆さんと同じ空間にいたかった」と語り、日本への渡航を心待ちにしている様子でした。
私たちも、早くその日が来ることを願っています!!
青山とパリを繋いで
レア・シャンパーニュの本間寿一ブランド・アンバサダーと輸入元 日本リカーの嶋﨑ゆかりブランド・マネージャーは青山のリーデル・ジャパン本社のテイスティングルームからレジス・カミュ氏と交信
当初は、参加者を少人数に絞り、テイスティングルームで行う予定でしたが、緊急事態宣言の延長を受け、招待者はそれぞれオンライン形式で参加することになりました。結果的に、レア2008を独り占めできたので、これは仕事冥利(笑)
関係者の皆さまは大変だったと思います、お疲れ様でした!
🥂 🥂 🥂 🥂 🥂 🥂 🥂
マイ備忘録/2種のグラスで利き比べ
素晴らしいシャンパーニュなので、グラス違いでテイスティングしてみました!
リーデルのドン・ペリニョン グラス(DP)(左)、スーパーレジェーロ(SL)(右)
カミュ氏が表現していた個々の要素を的確にとらえることができたSLグラス
ハンドメイドならではのグラスの薄さと口元のソフトな感触が、レア2008をファミニンなタッチで受け止めてくれる印象。舌の前方に気泡の刺激。香りは華やかに広がり、白い花や柑橘系果実、白胡椒、塩味を伴うミネラル感、時間の経過でナッツ、酸の存在は直線的ではなく、横に広がるイメージ。飲み込んだ後、喉の奥に厚味、長い余韻。
緊張感、メリハリ感で迫ってくるDPグラス、SLとは対極的なマスキュランな印象。泡の刺激はSLよりソフト。杏、白桃、マンゴーのような種の大きな果実、酸を予感させる香りがそのまま口中で明確な酸味となって広がり、その後、厚味と旨味が支配。2008年ヴィンテージの最大の特徴である“酸味”を強く感じ取ることができるグラス。鼻腔から抜ける果実味、舌の奥に広がるミネラル、余韻の広がり。
DPグラスの底力を知る意味で、できるだけ多くのシャンパーニュを試したい気分!
製品名:レア・シャンパーニュ レア2008
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
ドザージュ:9.5gをベースに7~10.5gで調整
希望小売価格:25,000円(税抜)
発売予定日:2021年9月1日(水)
販売地域:全国
製品の問い合わせ先:日本リカー株式会社事業部 03- 5643-9772
ランスと繋いでレジス・カミュ シェフ・ド・カーヴと『レア・ロゼ2008』をテイスティング [Zoom / シャンパン]
Robb Reportの、“2021年の世界最高のワイン”と題する記事についてはペンフォールズの項に追記してありますが、シャンパン部門では『レア・シャンパーニュ2008』が最高賞に選ばれていますね、おめでとうございます!
本国フランスでは昨年6月にお披露目されたレア・シャンパーニュ、日本での発売は5~6月頃になるようです。2008年は21世紀の秀逸なヴィンテージ (VT) なので、上陸が待ち遠しいです。
ブログでは、カミュ氏が紹介したレア・ロゼ の最新VT2008にフォーカスします!
タイトルにもあるように、昨秋、東京とシャンパーニュ地方のランスを結んで、少人数の招待者を対象にしたオンラインセミナーが開催されました。シェフ・ド・カーヴのカミュ氏がコメンテーターをなさいましたが、コロナ禍でなければ、20回目の記念すべき来日になっていたので、「リモートで実施できることは嬉しいのですが、日本に行けず、本当に残念です。新VTのお披露目は、自分にとって大きなイベントだと思っています」と心情を語っていました。
現在 レア・シャンパーニュは、2018年にパイパー・エドシック から独立して、独自のブランドになっています。それに伴い、カミュ氏もレア専属のシェフ・ド・カーヴになりました。
爽やかさとミネラル分と優雅な優しさを備えた2008年
披露されたレア・ロゼ2008、希望小売価格6万円(税抜)
参考データとして・・・
レア・ロゼの初VT2007がリリースされた2016年は、レア名を冠したシャンパンは、パイパー・エドシック (PH) のトップ・キュヴェという位置付けでした。同年PHのブノワ・コラール代表が来日した折、、極上シャンパン『レア・ロゼ2007』誕生の経緯等についてインタビューさせていただきました。カミュ氏が何故ロゼを造ったのか。その熱き思いをご理解いただけると思いますので、リンクしておきます。
初のオンラインセミナー
シェフ・ド・カーヴのレジス・カミュ氏とマーケテイングのジェスタンさん
日本時間の13時30分に開始、サマータームだったのでランスは早朝6時30分
2008年を簡潔に言うと“優美さ”
ヴィンテージの格付けはしない(年の良し悪し)カミュ氏
それに代わるワンワードを決まり文句にしています。
2008年は“優美さ”“です!!
2008年の気候を振り返ると・・・相反する状況が次々に到来
冬は全く雪が降らず、温暖であった。
穏やかな冬の後、雨の多い春になり、気温は低め。
開花は6月中旬、夏は冷涼。
9月第2週からの収穫は素晴らしい日差しのもとで行った。
2008年は比較的気温の低い年であったと言える。
レア・シャンパーニュのファーストVTは1976年
それから約半世紀で、レア名を冠したシャンパンの生産は現在までで、わずか“11回”
カミュ氏のテイスティングコメント
シャルドネは溌剌としてミネラルが豊富。ピノ・ノワールはフルーティでストラクチュアがありました。緊張感があり、バランスが取れた長熟タイプのシャンパンと言えます。すべてにおいて、レア・シャンパーニュを造るための肯定的な条件が揃っていました。
色調はバラの花びらを連想させ、かすかに赤銅を帯びています。2008年を表現する“優美さ”は色にも出ていて、デリケートで深みがあります。持続性に富んだ繊細な気泡、アロマは爽やか、春の雰囲気をまとっています。赤い果実や黒い果実(こけももやブルーベリー等)、柑橘系果実やエキゾチックなスパイスも感じます。
マリー・アントワネットの時代から使われていた瓶型
左はドゥ・ヴノ―ジュのトゥール・エッフェルのボトルです。
塔の絵柄が均等に描かれているので、左右対称なのがわかります。
右のレア・ロゼの首から肩のラインまでを、ご覧ください。
黒で描いた矢印の位置から下に続く曲線が若干異なっていませんか?
これはマリー・アントワネットの時代に使用されていた瓶“パントマジェール”。
当時は職人が手吹きで造っていたので、左右が微妙にずれていました。
1980年代から、機械での生産が可能になりましたが、
レアは、職人への敬意と感謝の気持ちを、今もボトルに反映させています。
ラベルではなく“ティアラ”
クリックして細部までご覧くださいませ!
130ヶ所の糊付けで仕上げられている熟練職人手作りのティアラ
画像協力:パイパー・エドシック
ティアラ作成中の銀職人さん
ボトルのティアラは若手デザイナーのアルテュス・ベルトランさんが手掛けており、
ぶどう畑からインスパイアされた葉や樹を表現しています。
カミュ氏からいただいたメッセージ
参加者ひとりずつに手書きでメッセージをくださったカミュ氏
日本 or シャンパーニュでの再会を期して🥂
◆レア・ロゼ2008は2020年10月20日から出荷されています。
製品についてのお問い合わせ先:日本リカー株式会社 事業部 03-5643-9772
2月3日は124年振りの“立春”、今日は春めいた穏やかな日和でした。
☆☆☆☆☆
緊急事態宣言の期間が延長されたので、2月のシャンパン講座も時間変更して行います。
講座生の皆様には毎回ご不便をおかけしますが、何卒宜しくお願いいたします!!
テタンジェ『コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008』は和の伝統芸術と融合!! [Zoom / シャンパン]
日本限定のテタンジェ『コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008』
資料提供:サッポロビール
和紙デザイナーの堀木エリ子さんとクロヴィス・テタンジェ社長
クロヴィスさんからのお手紙&堀木さん手漉きの和紙
リミテッド・エディション BOX入り 2008年ヴィンテージ
発売は2020年10月27日・全国/限定2008本
参考小売価格:35,000円(税別)
2020年10月27日@アンダーズ東京
コロナ渦中で来日できなかったクロヴィスさんは、ランスにあるテタンジェのガロ・ローマ時代の遺産白亜のカーヴからオンラインでご挨拶
アンダーズ東京で発表会
30名弱の招待者は、ソーシャルディスタンスを保って参加
輸入元サッポロビール(株)の髙島英也社長と堀木エリ子さんのトークセッション
「日本の和紙は、もともと、白い紙が“神”に通じると言われており、白い紙は不浄なものを浄化するという考え方がありました。人にお金を渡すときも、“白いのし”に包むことで浄化して差し上げることになります」、「和紙の場合もシャンパンの場合も自然と向き合って作るものなので、自然の偶然性や、その時のぶどうの状態があり、人間の思い通りにいはいかないものです」と堀木さん。
テタンジェの白亜のカーヴを訪ねた時は「シャンパンが眠っている感じ、呼吸している空気感、聖域の気配がありました。本物とは何かを考えた時、もの作りのなかで完成したものも素晴らしいのですが、その過程も素晴らしい」と述べていました。
髙島社長と堀木さんのフォトセッション、ナイススマイル!
2008年ヴィンテージはバランスに秀でてフレッシュ
「緊張感、純粋さ、塩味、洗練性、折り目正しいアロマ」とテタンジェ社
4層の和紙から成る特別パッケージ
堀木さんの自筆のサイン、シリアルナンバー(No.1~No.2008)入り
通常のコント・ド・シャンパーニュは11月10日発売予定
ルーフトップスタジオのテラスでテイスティング、グラスはバカラ!
バカラはテタンジェのアドバイザーであり、堀木さんは2011年にバカラとのコラボレーションで糊を使用しない越前和紙製のシャンデリアを製作しています。
堀木作品の展示も
糊を使わないで立体的に漉きあげた和紙
発売当時のラベルも懐かしい6ヴィンテージ
トップキュヴェ『コント・ド・シャンパーニュ』は最良年のみ生産
ファーストヴィンテージは1952年、最新は2008年、全部で37ヴィンテージです。
製品についてのお問い合わせはサッポロビール(株)お客様センター
電話:0120‐207-800
資料提供:サッポロビール
和紙デザイナーの堀木エリ子さんとクロヴィス・テタンジェ社長
クロヴィスさんからのお手紙&堀木さん手漉きの和紙
リミテッド・エディション BOX入り 2008年ヴィンテージ
発売は2020年10月27日・全国/限定2008本
参考小売価格:35,000円(税別)
2020年10月27日@アンダーズ東京
コロナ渦中で来日できなかったクロヴィスさんは、ランスにあるテタンジェのガロ・ローマ時代の遺産白亜のカーヴからオンラインでご挨拶
アンダーズ東京で発表会
30名弱の招待者は、ソーシャルディスタンスを保って参加
輸入元サッポロビール(株)の髙島英也社長と堀木エリ子さんのトークセッション
「日本の和紙は、もともと、白い紙が“神”に通じると言われており、白い紙は不浄なものを浄化するという考え方がありました。人にお金を渡すときも、“白いのし”に包むことで浄化して差し上げることになります」、「和紙の場合もシャンパンの場合も自然と向き合って作るものなので、自然の偶然性や、その時のぶどうの状態があり、人間の思い通りにいはいかないものです」と堀木さん。
テタンジェの白亜のカーヴを訪ねた時は「シャンパンが眠っている感じ、呼吸している空気感、聖域の気配がありました。本物とは何かを考えた時、もの作りのなかで完成したものも素晴らしいのですが、その過程も素晴らしい」と述べていました。
髙島社長と堀木さんのフォトセッション、ナイススマイル!
2008年ヴィンテージはバランスに秀でてフレッシュ
「緊張感、純粋さ、塩味、洗練性、折り目正しいアロマ」とテタンジェ社
4層の和紙から成る特別パッケージ
堀木さんの自筆のサイン、シリアルナンバー(No.1~No.2008)入り
通常のコント・ド・シャンパーニュは11月10日発売予定
ルーフトップスタジオのテラスでテイスティング、グラスはバカラ!
バカラはテタンジェのアドバイザーであり、堀木さんは2011年にバカラとのコラボレーションで糊を使用しない越前和紙製のシャンデリアを製作しています。
堀木作品の展示も
糊を使わないで立体的に漉きあげた和紙
発売当時のラベルも懐かしい6ヴィンテージ
トップキュヴェ『コント・ド・シャンパーニュ』は最良年のみ生産
ファーストヴィンテージは1952年、最新は2008年、全部で37ヴィンテージです。
製品についてのお問い合わせはサッポロビール(株)お客様センター
電話:0120‐207-800
ネーミングチェンジしたビルカール・サルモンの新顔『ブリュット・ナチュール』 [Zoom / シャンパン]
ビルカール・サルモンの新製品『ブリュット・ナチュール』
(C)Leif Carlsson
10月に従来からの『エクストラ・ブリュット』から、装いも変え、スタイリッシュになってデビューしたビルカール・サルモンの『ブリュット・ナチュール』
シャンパーニュのマレイユ・シュル・アイ村からオンラインで
10月初旬に同メゾンのアントワン・ローラン=ビルカールさんがオンラインテイスティングセミナーで経緯、アイテムの詳細について解説しました。
家族経営を貫く『ビルカール・サルモン』は2年前に200周年を迎えました。
日本で行ったお祝いの席で、来日していたアントワンさんが、「伝統の尊重、あくなき品質の追及」を宣言していましたが、いつ飲んでも裏切られることがない、安定した酒質のシャンパンはホントお薦めできます!
ニュースサイトワインのこころで紹介したので、ご笑覧いただけると嬉しいです!!
(C)Leif Carlsson
10月に従来からの『エクストラ・ブリュット』から、装いも変え、スタイリッシュになってデビューしたビルカール・サルモンの『ブリュット・ナチュール』
シャンパーニュのマレイユ・シュル・アイ村からオンラインで
10月初旬に同メゾンのアントワン・ローラン=ビルカールさんがオンラインテイスティングセミナーで経緯、アイテムの詳細について解説しました。
家族経営を貫く『ビルカール・サルモン』は2年前に200周年を迎えました。
日本で行ったお祝いの席で、来日していたアントワンさんが、「伝統の尊重、あくなき品質の追及」を宣言していましたが、いつ飲んでも裏切られることがない、安定した酒質のシャンパンはホントお薦めできます!
ニュースサイトワインのこころで紹介したので、ご笑覧いただけると嬉しいです!!