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現地から解説! ビルカール・サルモンのプレステージキュヴェ『ルイ・サルモン2008』とフラッグシップ『クロ・サンティレール2006』 [Zoom / シャンパン]

     
           ビルカール・サルモンのモットー
     ~家族経営を貫き、何よりも品質を第一にして、常に最高を目指す~
 リリースされたのは中央の『キュヴェ・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン2008』
 の希少アイテム『クロ・サンティレール2006』


 リストの上から下の順にテイスティング

 ブラン・ド・ブランNV、キュヴェ・ルイ・サルモンBdeB2008 (右) のコルクとプラーク


      アントワン・ビルカール・ローラン6代目当主とのZoomセミナー
        開始時間は日本の16時、フランスは朝食タイム!


             2種のブラン・ド・ブラン
「ノン・ヴィンテージBdeB」と「ルイ・サルモンBdeB2008」を利き比べながら、シャルドネのスタイルについてアントワンさんが語りました。ともにコート・デ・ブランのシャルドネ100%。4つのグラン・クリュのぶどうを使いますが、ルイ・サルモンの場合はシュイイ40%、クラマン33%、メニル・シュル・オジェ20%、アヴィーズ7%の割合、古樹や最上級の区画のぶどうを選択。
ノン・ヴィンテージも同じ4村ですが、ブレンド比率はルイ・サルモンとは異なりますし、若樹のぶどうを使っています。ベースヴィンテージは2017年、リザーヴワインは33~40%(2016年と2015年)使用。

       ブラン・ド・ブラン グランクリュ NV
        品種:シャルドネ100%、ドザージュ:7~8g/L
        リザーヴワインは33~40%、瓶熟成は約4~5年
明るい光沢のあるゴールド、白い花のイメージ、トースティなニュアンス、中盤から柑橘系果実の内果皮似のビター感、軽快さを備えたバランスの良いブラン・ド・ブラン


        キュヴェ・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン2008
       品種:シャルドネ100%、ドザージュ:6~7g/L
       33%のワインは平均15年使用しているオーク樽で低温醸造
NVのゴールドより若干淡い光沢あるイエロー、香りのインパクト大、シュイィに由来する塩味、凛とした酸味、複雑味、様々な要素を伴って長く続く余韻、心惹かれたアイテム

             クロ・サンティレール2006
        品種:ピノ・ノワール100%、ドザージュ:2g/L
ドザージュ2gはノン・ドゼの範疇であり、MLFも施していないので、マレイユ・シュル・アイのぶどう畑のテロワールを素直に反映させたシャンパーニュ。第一香は甘さを伴ったホワイトパウダーや砕いたアーモンド。フレッシュバター、ビスケット、白胡椒、黄桃やアプリコット、時間の経過で果実のコンポート、キレのあるミネラル、金銭的余裕があれば毎年定点観測したいアイテム[わーい(嬉しい顔)]

1964年にマルイユ・シュル・アイ村にある1㌶の畑の単一区画に植えられた古樹のピノ・ノワールから生産。メゾンの裏手にある1㌶の自社畑、13年前からビオディナミ農法を導入。認証は得ていますが、シャンパーニュ地方は気候が安定しないので、病虫害の発生等、対策の必要性を考慮し、ラベルにビオディナミ認証の表記はしていません。生産量は約6,000本

[NEW]ワイン王国webのビルカール・サルモンもご笑覧くださると嬉しいです。



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           クロ・サンティレール プレイバック

      クロ・サンティレール1996


 photo by Fumiko/2021年2月
 黒いラベルはスタイリッシュ、私好み!
 昨年2月、セラーに寝かせておいたクロ・サンティレール1996を開栓!
 20世紀の秀逸年、ポテンシャルを感じるヴィンテージ
 気泡は超繊細、持続性のある泡の連なり、泡は液体に溶け込み口中スムーズ
 味わいにシェリー的な酸化のニュアンス、花梨のコンポート、ジンジャー、スパイス風味
 あと5年位早く味わっていたらフレッシュ感と重厚感が同時に楽しめたかも


  クロ・サンティレール1995
     
 
asahi.comに『ワインの歳時記』を連載していた時、クロ・サンティレール1995について書きました。初のヴィンテージで、生産量は7,500本でした。
ビルカール・サルモンのメゾンを訪問し、クロ・サンティレールを試飲した瞬間、一飲惚れ。パリのワインショップLAVINIAで即ゲットして、持ち帰りました。

2007年の晩秋、当時ミシュラン・ガイド東京の二つ星だった神楽坂『石かわ』に持ち込ませていただき、和食とマリアージュ。石川料理長も一緒にテイスティング。この時、作ってくださった「冬タケノコの炭火焼き」は、シャンパーニュの樽風味と炭火の燻し具合が相乗し合い絶妙な相性。クロ・サンティレールにまつわる懐かしい思い出です!

1995年の初ヴィンテージから1996年、1998年、1999年、2002年、2003年と続き、今回の2006年になります。わずか7ヴィンテージしかリリースされていない“見つけたら買い”のシャンパーニュです🥂 



          🫧🫧🫧ペルラージュのインフォメーション🫧🫧🫧  

          セミナー後、渡部万里丈さんが使用法を解説

 ビルカール・サルモンのアントワン当主推奨のシャンパーニュセーバー
 開栓したシャンパーニュを長期保存できる優れもの、その実績は折り紙付き
 JALUXが昨年9月から取り扱いを開始しています。
 詳細はペルラージュのサイトをご覧ください。
 

 シャンパーニュおよびペルラージュについてのお問い合わせは
 株式会社JALUXワイン部 電話03-6367- 8756

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