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2023年12月中旬にリリースされた『ローラン ペリエ アレクサンドラ ロゼ2012』 ~ブランドセミナーのリポートも添えて~ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 シャルドネ重視のローラン ペリエ
 メゾンの庭にあるシャルドネの畑Vignoble “Les Plaisances ” 

   アレクサンドラ ロゼ2012で乾杯
  2023年6月に来日したアレクサンドラ・ペレイル・ドゥ・ノナンクール当主
  偉大な父親との絆のアイテム、自らの名が付いたアイテムの最新ヴィンテージを披露
  夕暮れの空に広がる燃え立つような色調のロゼ


メゾン解説
アレクサンドラ当主は、自らのメゾンを語る時に「古くて新しいメゾン」と形容します。創業は1812年ですが、1948年に母親からバトンを引き継いだ父親ベルナール・ドゥ・ノナンクールさんが、当時100位に甘んじていたメゾンを、僅か40年あまりで、売上高で世界第4位にまでの地位に押し上げたことを踏まえた常套句です。

アレクサンドラ ロゼの由来
アレクサンドラ ロゼは、ドゥ・ノナンクールさんが、愛娘アレクサンドラさんの結婚式で発表したシャンパーニュ。同地方のグランクリュで、ピノ・ノワールとシャルドネが同時に成熟した収穫年に造られる希少アイテムです。

ローラン ペリエの卓越性、シャンパーニュ造りの哲学、技術の伝承、そして家族への敬意などさまざまな思いが込められたトップキュヴェです。

その誕生を振り返ってみると・・・
1982年はグラン クリュのピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟したので同時に収穫できました。とても珍しい出来事でした。そこで、ピノ・ノワールのマセラシオン(キュヴェ・ロゼでの経験)をさらに進化させ、20%前後のシャルドネをブレンドさせて、より長熟のシャンパーニュ造りを考えました。爽やかでしっかりとしたストラクチュアのロゼ・シャンパーニュは、セラーのなかで市場にデビューする日を待っていました。

香水業界で働いていたアレクサンドラさんが「結婚したい」と、父親に伝えたのは1987年のことでした。同年10月、結婚式で、花嫁の父のスピーチに代わって、彼の気持ちを雄弁に語っていたのは、アレクサンドラさんの前に置かれたロゼ・シャンパーニュ『キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ』でした。

今回のセミナーでも「父の気持ちが直接心に響いてきた」と語っていましたが、ローラン・ペリエの歴史やドゥ・ノナンクールさんが誕生させたアイテムについては200周年記念イヴェントのリポートをご覧くださると嬉しいです!


    第1フライトは最新ヴィンテージ2012
    色調は深みのあるアンバー(琥珀色)カラー
    フレッシュで軽やか、繊細な気泡、ブラッドオレンジのニュアンス
    赤系果実のアロマ、柑橘果実の内果皮似の軽いビター感
    芳醇で繊細な味わい、シャルドネ由来の上品な酸味を伴って広がる余韻
    2012年ヴィンテージは12月中旬以降全国で発売中


      ロゼに合せて考案されたメニュー


 ホタテ貝のムース キャビア添え、
 オマール海老のサラダとアプリコットのタルト、フォアグラムース パリブレスト風


 セミナー中のワンショット


 第2フライトに登場した2004年ヴィンテージ
 色調の違いが際だっていますよね。


 アリアージュについて
 新ブランドアンバサダーの角敏行氏のコメント(要約)

 2012年VTはフレッシュで、木苺や酸味を連想させる果実感にあふれ、
 キャビアをしのばせた帆立貝のムースに良く馴染んでいる。
 同じシャンパーニュでもヴィンテージの違う2004年を合わせると印象も変わり、
 オマールとアプリコットのタルトレットの香ばしさは熟成した2004年と好印象
 冷製サラダ仕立てのオマールエビの甲羅から出てくる要素は2012年
 フォアグラとほのかに香るエディブルフラワーをアクセントにしたパリブレストには、
 シャンパーニュの滑らかな食感が最適


 2012年にタイムスリップ
 photo by Fumiko / 2012年10月31日
 画像を拡大していただくと、2004年ヴィンテージの色調がよくわかります。
 10年以上前は、新発売の2012年ヴィンテージ同様、とても鮮やかな赤銅色

       インターナショナルキーアカウントマネージャーの
       ギヨーム・パイヤールさんも交えて!

IMG_2375.jpg
     パイヤールさんから届いた新年のカード

     メゾンのイメージフラワー



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 おめでとうございます🥂
 出典: J・サックリングのサイト

当主の父ドゥ・ノナンクールさんがメゾンを継承して最初に造りあげた『グラン・シエクル』が、2023年末、サックリングのサイトで、2023TOP100の第1位に選出されました。独創性にあふれたドゥ・ノナンクールさんならではのシャンパーニュです。

新シェフ・ド・カーヴのマクシミリアン・ベルナルデューさん(最右)の画像もありますね!
現地では7月に公表されているので、彼が日本で紹介されるのは次回の来日でしょうか、ね

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