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パリスの審判、やっぱりSLWC [Book]

只今、機関誌に掲載する新書紹介のために『パリスの審判(日経BP社)』を読んでいます。
fumiつながりのCask23
『スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ(SLWC)』の大ファンの私としては、
1976年『パリ・テイスティング』の実録には興味津々です♪



葉山考太郎さんの気合の入った名訳と、葉山節そのものの注訳のギャップも一興。
カリフォルニアに遊びに行く予定のある方には登場するワイナリー見学お薦めしま~す。
特に
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ
http://www.cask23.com/index-flash.htm
シャトー・モンテレーナ
http://www.montelena.com/
ガーギッチ・ヒルズ(パリ対決で勝利した『Chモンテレーナ』の当時の醸造責任者ガーギッチさんのワイナリー)
http://www.grgich.com/index.html
には是非!


安蔵ワインメーカーの『等身大のボルドーワイン』 [Book]

早いもので、もう7月!
今回は<醸造家安蔵光弘さんへの質問箱>でお馴染みの安蔵光弘ワインメーカーの著書『等身大のボルドーワイン』の紹介で~す。
2001年に渡仏した安蔵さんは、4年2ヶ月間ボルドーに駐在して、シャトー・レイソンでぶどう栽培やワインづくりに携わってきました。その間の現地生活が綴られていますが、「酒販ニュース」に連載していた原稿を加筆・修正したものだけに、とにかく内容が濃いのです!!

全6章、栽培編、醸造編、改植編、歴史編、テイスティング編、生活編で構成されています。中でも、中古樽のマーケット、樽メーカーとの相性、亜硫酸の重要性、クローン、台木、ボルドー大学醸造学部での実習等、掴んでおきたい情報が満載。

書店での扱いがないため、実際に手に取っていただけないのが残念なのですが、どの章から読み始めても完読できる、読み手に優しい安蔵文体が“売り”です♪


入手方法は(1)、(2)のいずれかで
(1)醸造産業新聞社に直接注文(03-3257-6841)
(2)Amazon.co.jp >>>等身大のボルドーワインにアクセス

本誌の帯は佐藤陽一ソムリエが書いていますね。


「世界の名酒事典」から生まれた『美酒楽酔 飲めば天国』 [Book]

講談社の石橋尚樹氏から書評用の新刊『美酒楽酔 飲めば天国(1,575円・税込)』
が届きました。
和田誠氏の装丁・装画なので、表紙を見ているだけで登場人物が連想できます♪
本書は、お酒のバイブル『世界の名酒事典』から生まれました。



『世界の名酒事典』は1977年に創刊し、当初、隔年で発刊していたそうですが、
近年毎年上梓しています。(2006年版は発売せず)
カラーページは綺麗でとても見やすく、内容の緻密さもあり、酒類関係者必須のアイ
テムになっています。
新刊 『美酒・・・』は、同書に掲載されていた座談・エッセイ・酒論などの中から15編
をセレクトし、まとめたもので、30年間の流れを感じることができます。

「ワインを飲む楽しみは、知ることによってさらに深まる」
この言葉は大尊敬する故麻井宇介先生からいただいた言葉ですが、
『美酒・・・』は、そんな表現がぴったりの書籍だと思います。
『世界の名酒事典2007』も今秋にはリリース予定とか。その前に是非チェックを!