アルゼンチンワインSNSキャンペーン <その4> ワールド・ベスト・ヴィンヤードNo.1ワイナリー『Zuccardi Valle de Uco / ズッカルディ・ヴァレ・ド・ウコ』 [#argentinewinetokyo2021]
ワインツーリズムで2年連続トップの座に輝くワイナリー
セリエ・ア・マルベック、マルベック100%
1,508円(税別)、輸入元サッポロビール株式会社
出典:Wines of Argentina
アルゼンチンワインSNSキャンペーンのラストを飾るのは、ワールド・ベスト・ヴィンヤードで、2020年&2021年と2年連続で世界一になったファミリア・ズッカルディ、ウコ・ヴァレーの標高1,200mのぶどう畑のマルベックです!
World's Best Vineyardsとは?
2019年からスタートしたワールド・ベスト・ヴィンヤード
英国のインターナショナル・ワイン・チャレンジを主催するウィリアム・リード・ビジネス・メディアが、ワインツーリズムに取り組む世界最高のワイナリーを選出するアワード。
2021年にノミネートされたワイナリーは2000以上に及び、ワインと旅行に関わる約600名の専門家たちの投票によって順位が決まりました。今回ご紹介するアルゼンチンのズッカルディ・ヴァレ・ド・ウコは今年もNo.1の座に輝きました! TOP50の他に、2021年からは 51~100位までのリストも発表されていますので、ご笑覧くださいませ。
アルゼンチンからの輸入品目トップはえび
出典:財務省貿易統計/2020年度更新 農林水産省
農林水産物の輸入で上位5品目を見てみると、最も多いのはえび、次いでとうもろこし、5番目にたらが入っていました。ということで・・・
〆となる投稿は、前述の“3品目”を入れながら、ぶどう畑でピクニック気分の乗りで、ワインツーリズムを楽しむための和食弁当を作ってみました!
(1) 焦がしバターを生かしたとうもろこし卵焼き
(2) アラミニッツシュリンプ
(3) たらの白味噌仕立て
(1)フライパンで焦がしバターを作り、とうもろこしと長ネギのみじん切りを加えて、
さっと炒め、卵3個を使って仕上げた卵焼き。巻きすで巻いて輪ゴムで止め粗熱を取る
(2)えびは背わたを取り、日本酒に漬け、強力粉をまぶしてフライパンで焼きあげる。
インスタ映えする立ち姿にするため先端は少しカット
(3)甘塩たらに小麦粉をまぶしフライパンでこんがり焼いたら、
仕上げに白味噌、日本酒、だし醤油、砂糖をからめる。
イメージを形にできた和食弁当
ご飯類はちりめん山椒のおにぎりと海苔で巻いた塩むすび
山椒やお塩はマルベックとの相性良好
お弁当容器はお取り寄せに使われていたものを再利用!
満足感100%のマリアージュ
牛肉のお団子、よもぎ生麩の白味噌和え、サツマイモのこんがり焼きも入れて!
アルゼンチンでは欠かせない牛肉、しゃぶしゃぶ用の肉に軽く塩をして丸めて焼く。
レモンを搾って食すと緻密なタンニンと良く合い、ナイスマリアージュ。
今半でいただいた生麩と山椒が美味だったので、今回はよもぎ生麩と白味噌。
白味噌に加えたマスカルポーネ効果で、マルベックが軽やかに!
中央(えびたちの間にある品目)にあるのがサツマイモ
オーブンを低温にして40分焼き、その後、金串に刺して砂糖を振ってガスで炙る。
低温焼きだと甘味が引き出され、皮の焦げ感はワインの土っぽさと相乗
料理の指南役をしてくれた料理サロン主宰 笹島ゆりさんに深く感謝です🍷 🍷 🍷
ありがとうございました!!
SNSキャンペーンで担当した4アイテム
第1回サンタ・アナ クラシック トロンテス2020
第2回エル・エステコ オールド・ヴァイン1945 トロンテス2018
第3回テラザス・デ・ロス・アンデス グランド・マルベック2017
Non Solo Vino(ワインだけじゃない)な内容にしたかったので、随所にアルゼンチン話題を入れてみました。#argentinewinetokyo2021で検索していただけば閲覧できますので、いつでも、お立ち寄りくださいませ!
アルゼンチンワインをより身近に感じていただけると嬉しいです
Zuccardi Serie A Malbec
Winery: Familia Zuccardi
Importer: サッポロビール株式会社
セリエ・ア・マルベック、マルベック100%
1,508円(税別)、輸入元サッポロビール株式会社
出典:Wines of Argentina
アルゼンチンワインSNSキャンペーンのラストを飾るのは、ワールド・ベスト・ヴィンヤードで、2020年&2021年と2年連続で世界一になったファミリア・ズッカルディ、ウコ・ヴァレーの標高1,200mのぶどう畑のマルベックです!
World's Best Vineyardsとは?
2019年からスタートしたワールド・ベスト・ヴィンヤード
英国のインターナショナル・ワイン・チャレンジを主催するウィリアム・リード・ビジネス・メディアが、ワインツーリズムに取り組む世界最高のワイナリーを選出するアワード。
2021年にノミネートされたワイナリーは2000以上に及び、ワインと旅行に関わる約600名の専門家たちの投票によって順位が決まりました。今回ご紹介するアルゼンチンのズッカルディ・ヴァレ・ド・ウコは今年もNo.1の座に輝きました! TOP50の他に、2021年からは 51~100位までのリストも発表されていますので、ご笑覧くださいませ。
アルゼンチンからの輸入品目トップはえび
出典:財務省貿易統計/2020年度更新 農林水産省
農林水産物の輸入で上位5品目を見てみると、最も多いのはえび、次いでとうもろこし、5番目にたらが入っていました。ということで・・・
〆となる投稿は、前述の“3品目”を入れながら、ぶどう畑でピクニック気分の乗りで、ワインツーリズムを楽しむための和食弁当を作ってみました!
(1) 焦がしバターを生かしたとうもろこし卵焼き
(2) アラミニッツシュリンプ
(3) たらの白味噌仕立て
(1)フライパンで焦がしバターを作り、とうもろこしと長ネギのみじん切りを加えて、
さっと炒め、卵3個を使って仕上げた卵焼き。巻きすで巻いて輪ゴムで止め粗熱を取る
(2)えびは背わたを取り、日本酒に漬け、強力粉をまぶしてフライパンで焼きあげる。
インスタ映えする立ち姿にするため先端は少しカット
(3)甘塩たらに小麦粉をまぶしフライパンでこんがり焼いたら、
仕上げに白味噌、日本酒、だし醤油、砂糖をからめる。
イメージを形にできた和食弁当
ご飯類はちりめん山椒のおにぎりと海苔で巻いた塩むすび
山椒やお塩はマルベックとの相性良好
お弁当容器はお取り寄せに使われていたものを再利用!
満足感100%のマリアージュ
牛肉のお団子、よもぎ生麩の白味噌和え、サツマイモのこんがり焼きも入れて!
アルゼンチンでは欠かせない牛肉、しゃぶしゃぶ用の肉に軽く塩をして丸めて焼く。
レモンを搾って食すと緻密なタンニンと良く合い、ナイスマリアージュ。
今半でいただいた生麩と山椒が美味だったので、今回はよもぎ生麩と白味噌。
白味噌に加えたマスカルポーネ効果で、マルベックが軽やかに!
中央(えびたちの間にある品目)にあるのがサツマイモ
オーブンを低温にして40分焼き、その後、金串に刺して砂糖を振ってガスで炙る。
低温焼きだと甘味が引き出され、皮の焦げ感はワインの土っぽさと相乗
料理の指南役をしてくれた料理サロン主宰 笹島ゆりさんに深く感謝です🍷 🍷 🍷
ありがとうございました!!
SNSキャンペーンで担当した4アイテム
第1回サンタ・アナ クラシック トロンテス2020
第2回エル・エステコ オールド・ヴァイン1945 トロンテス2018
第3回テラザス・デ・ロス・アンデス グランド・マルベック2017
Non Solo Vino(ワインだけじゃない)な内容にしたかったので、随所にアルゼンチン話題を入れてみました。#argentinewinetokyo2021で検索していただけば閲覧できますので、いつでも、お立ち寄りくださいませ!
アルゼンチンワインをより身近に感じていただけると嬉しいです
Zuccardi Serie A Malbec
Winery: Familia Zuccardi
Importer: サッポロビール株式会社
アルゼンチンワインSNSキャンペーン <その3> 格を合わせたマリアージュ ~テラザスのマルベック × 和牛メニュー~ [#argentinewinetokyo2021]
photo by Fumiko/2017年9月撮影
日本からアルゼンチンに行くには直行便がないため、トランジット利用で約30時間ほどかかります。過去の訪問では、1回目がアメリカのミネアポリスとアトランタ(年に1度あるかないかという欠航騒ぎで本来はアトランタのみのトランジットの予定が)、2回目はカナダのトロント経由で、いずれもチリに到着後、LATAM航空(旧:LAN)でアルゼンチンに移動しました。
往路より、メンドーサからチリに戻る復路のアンデス越えのほうが迫力があって好きです。山頂を飛んでいる時に若干速度を落としてくれるので、アンデスの絶景が満喫できます。2回とも晴天に恵まれ、思い出に残るフライトになりました!
第三弾はアルゼンチンワインのけん引役テラザス
テラザス・デ・ロス・アンデス グランド・マルベック2017
マルベック100%、輸入元MHD モエ ヘネシー ディアジオ(株)
3つの畑のマルベックをブレンドしています。
ルハン・デ・クージョの標高1,070mのラス・コンプエルタス25%/ベリーのアロマと風味
ウコ・ヴァレーの標高1,100mのパラヘ・アルタミラ30%/花やアロマティックハーブ
ウコ・ヴァレーの標高1,200mのロス・チャカイェス45%/フレッシュ感と凝縮感
マルベックについてのミニ解説
SNSキャンペーンのプレス会見時、アルゼンチン大使館で、番匠國男前WANDS編集長が解説してくださった内容をざっくりまとめると ●マルベックはメルローと親が同じ ●ボルドー品種のなかでは早生(収穫が早い) ●涼しいエリアでの栽培に適している ●栽培環境はメルロー寄りで行うと品種特性を発揮
今、アルゼンチンでは、マルベックの栽培適地についての調査が進んでいて、新・旧の栽培地から造られたメルローを比較している最中だそうです。その結果、冷涼エリアでは、タンニンの質が引き締まり、渋さも適度。片や、温暖なエリアになるとタンニンの個性が引き立つとのこと。さらに、紫外線の強いエリアで育てたぶどうのほうが、アロマが豊かになることも分かってきました。
最初にマルベックの適地として有名になったのは、メンドーサ市の南東に位置する温暖なMaipu/マイプーで、ここには多くのボデガがあります。1990年代から2000年にかけて、少しずつ、標高が高いエリアに畑を移すようになり、Lujan de Cuyo/ルハン・デ・クージョに広がりました。
『テラザス・デ・ロス・アンデス』は、丁度この時期に、標高ごとにぶどう品種を植えることを実践。低地には温暖な場所に適した品種、標高の高いエリアには涼しさを求める品種を植え、シャルドネ、カベルネ、マルベックがどのくらいの高さの場所に植えれば良いかを明確にしたパイオニアです!
翻って、ウコ・ヴァレーをチェックすると、この当時にはまだ話題にもなっていなかったようで、1990年代、「冷涼な場所にシャルドネを植えよう」という動きが起きた時も、1990年~2000年にかけては、ウコ・ヴァレーではなく、Tupungato/トゥプンガトと呼称されていた由。
2つに大別できるメンドーサのマルベック クリックで拡大
出典:Wines of Argentina
(1) 1990年代~2000年の初めにかけて拓かれたルハン・デ・クージョ
フローラルで非常にパワフルなタイプ
(2) 21世紀に拓いたウコ・ヴァレー
新鮮な果実のアロマが強く、スパイシーできりりとしたタイプ
「マイプーとルハン・デ・クージョは、プレ・アンデスの東向き斜面に位置する産地なので、1,000mを越えるとフラットになってしまうが、ウコ・ヴァレーはアンデス山脈に連なる傾斜地、扇状地なので、現在では西に西へと拓かれていて、2,000m以上の高地に畑を拓くことも可能」と番匠さん。
人形町『今半』の特別メニューで相性チェック
東京ガーデンテラス紀尾井町店の金子俊介支配人にわがままをお願いし、
ステーキと同店自慢のすき焼きとのマリアージュにトライしてみました。
本来の前菜内容を若干変え、赤ワイン向きの品目が登場!
生麩田楽(味わいのアクセントに山椒を使用、マルベックとの相性◎)
牛八幡巻き、奈津漬けチーズを入れてくださったので、これらも納得の相性でした。
片岡誠志調理長のお気遣いに感謝です、ありがとうございました!
ロースとヒレのステーキ
群馬県産黒毛和牛ロースとヒレ、2種の部位ともに良い相性
ワイン中のタンニンが口中の脂分を洗い流してくれるので、どちらも美味
上質な脂をしっかり感じさせてくれたロースはより好印象!
野菜でリフレッシュ!
フレンチオーク樽で12ヵ月間熟成後、清澄・濾過し、最低12ヵ月間瓶熟成
レモンはワインをマイルドにしてくれる優れものです。
テキーラを飲む要領で、手の甲にレモン汁を2~3滴たらし、そこに1つまみの塩を加え、
タンニンのあるワインと合わせると、あらら~口中さっぱり。
樽のタンニンはレモンと塩によって緩和されます。
これは是非お試しを!!
すき焼きバージョンも最高!
左は赤身、右はロース
相性探求のために、今回は各部位を取り分けていただきました。
海外の方から人気の高いすき焼き!
コロナ禍が落着いたら、テラザスの皆さまに、
マルベックとの相性の素晴らしさをお楽しみいただきたいと思っています!
テラザス・デ・ロス・アンデスと今半
初めてテラザス・デ・ロス・アンデスのワインをテイスティングしたのは2003年7月でした。シャンパーニュのモエ・エ・シャンドン社(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループ)がフランス国外で最初に興したボデガであり、1999年に『テラザス・デ・ロス・アンデス社』を設立しています。私は同社のチーフ・ワインメーカー兼ジェネラルマネージャーだったロベルト・デ・ラ・モタ氏の来日記念テイスティングセミナーで6アイテムを試飲し、機関誌にリポートをまとめました。グランド・マルベックも登場しましたが、当時はグラン・マルベックと呼ばれていて、モタ氏は「特別なワインであり、野心的な目的、象徴的な味を持ったワインと考えて造っている」と語っていました。
人形町今半は、1956年に有限会社今半として独立。柔軟性のある発想で、次々と人気商品を生み出し、「世界一のすき焼き」を目指して邁進しています。
独創性を重視し、素晴らしい品質のワインをリリースしているテラザス・デ・ロス・アンデスが目指すところも「世界一のマルベック」、人形町今半のすき焼きとフィロソフィーでも相乗しました!
Terrazas Grand Malbec
Winery: Terrazas de los Andes
Importer:MHD Moet Hennessy Diageo K.K.
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
現地で食したエンパナーダ
photo by Fumiko/2017年9月撮影
『サレンタイン』が経営しているレストランで食したエンパナーダは、綺麗で美味!
アルゼンチン大使館でサービスされたエンパナーダ
クラウディオ・オルモスシェフのエンパナーダ2018年9月@アルゼンチン共和国大使館
今年はアストル・ピアソラの生誕100周年の記念年
大使館からピアソラ生誕100年記念ライブ・コンサートのお招き!
ピアソラ大好き!
リベルタンゴは、ラベルのボレロと同じくらい、何度聞いても、聞き飽きませ~ん。
お気に入りはヨーヨーマの『Soul of The Tango』
私にはポパイのほうれん草と同じような効果!
11月25日@インスティトゥト・セルバンテス東京
コンサート後にはエンパナーダとマルベックを満喫!
来年はピアソラ没30年なので、2年続きでピアソラが楽しめそうです。
キャンペーンの投稿も次回が最後になります。
〆にふさわしいボデガのワインと素敵なマリアージュをご披露したいと思っています。
引き続き、宜しくお願いいたします、では12月4日に
日本からアルゼンチンに行くには直行便がないため、トランジット利用で約30時間ほどかかります。過去の訪問では、1回目がアメリカのミネアポリスとアトランタ(年に1度あるかないかという欠航騒ぎで本来はアトランタのみのトランジットの予定が)、2回目はカナダのトロント経由で、いずれもチリに到着後、LATAM航空(旧:LAN)でアルゼンチンに移動しました。
往路より、メンドーサからチリに戻る復路のアンデス越えのほうが迫力があって好きです。山頂を飛んでいる時に若干速度を落としてくれるので、アンデスの絶景が満喫できます。2回とも晴天に恵まれ、思い出に残るフライトになりました!
第三弾はアルゼンチンワインのけん引役テラザス
テラザス・デ・ロス・アンデス グランド・マルベック2017
マルベック100%、輸入元MHD モエ ヘネシー ディアジオ(株)
3つの畑のマルベックをブレンドしています。
ルハン・デ・クージョの標高1,070mのラス・コンプエルタス25%/ベリーのアロマと風味
ウコ・ヴァレーの標高1,100mのパラヘ・アルタミラ30%/花やアロマティックハーブ
ウコ・ヴァレーの標高1,200mのロス・チャカイェス45%/フレッシュ感と凝縮感
マルベックについてのミニ解説
SNSキャンペーンのプレス会見時、アルゼンチン大使館で、番匠國男前WANDS編集長が解説してくださった内容をざっくりまとめると ●マルベックはメルローと親が同じ ●ボルドー品種のなかでは早生(収穫が早い) ●涼しいエリアでの栽培に適している ●栽培環境はメルロー寄りで行うと品種特性を発揮
今、アルゼンチンでは、マルベックの栽培適地についての調査が進んでいて、新・旧の栽培地から造られたメルローを比較している最中だそうです。その結果、冷涼エリアでは、タンニンの質が引き締まり、渋さも適度。片や、温暖なエリアになるとタンニンの個性が引き立つとのこと。さらに、紫外線の強いエリアで育てたぶどうのほうが、アロマが豊かになることも分かってきました。
最初にマルベックの適地として有名になったのは、メンドーサ市の南東に位置する温暖なMaipu/マイプーで、ここには多くのボデガがあります。1990年代から2000年にかけて、少しずつ、標高が高いエリアに畑を移すようになり、Lujan de Cuyo/ルハン・デ・クージョに広がりました。
『テラザス・デ・ロス・アンデス』は、丁度この時期に、標高ごとにぶどう品種を植えることを実践。低地には温暖な場所に適した品種、標高の高いエリアには涼しさを求める品種を植え、シャルドネ、カベルネ、マルベックがどのくらいの高さの場所に植えれば良いかを明確にしたパイオニアです!
翻って、ウコ・ヴァレーをチェックすると、この当時にはまだ話題にもなっていなかったようで、1990年代、「冷涼な場所にシャルドネを植えよう」という動きが起きた時も、1990年~2000年にかけては、ウコ・ヴァレーではなく、Tupungato/トゥプンガトと呼称されていた由。
2つに大別できるメンドーサのマルベック クリックで拡大
出典:Wines of Argentina
(1) 1990年代~2000年の初めにかけて拓かれたルハン・デ・クージョ
フローラルで非常にパワフルなタイプ
(2) 21世紀に拓いたウコ・ヴァレー
新鮮な果実のアロマが強く、スパイシーできりりとしたタイプ
「マイプーとルハン・デ・クージョは、プレ・アンデスの東向き斜面に位置する産地なので、1,000mを越えるとフラットになってしまうが、ウコ・ヴァレーはアンデス山脈に連なる傾斜地、扇状地なので、現在では西に西へと拓かれていて、2,000m以上の高地に畑を拓くことも可能」と番匠さん。
人形町『今半』の特別メニューで相性チェック
東京ガーデンテラス紀尾井町店の金子俊介支配人にわがままをお願いし、
ステーキと同店自慢のすき焼きとのマリアージュにトライしてみました。
本来の前菜内容を若干変え、赤ワイン向きの品目が登場!
生麩田楽(味わいのアクセントに山椒を使用、マルベックとの相性◎)
牛八幡巻き、奈津漬けチーズを入れてくださったので、これらも納得の相性でした。
片岡誠志調理長のお気遣いに感謝です、ありがとうございました!
ロースとヒレのステーキ
群馬県産黒毛和牛ロースとヒレ、2種の部位ともに良い相性
ワイン中のタンニンが口中の脂分を洗い流してくれるので、どちらも美味
上質な脂をしっかり感じさせてくれたロースはより好印象!
野菜でリフレッシュ!
フレンチオーク樽で12ヵ月間熟成後、清澄・濾過し、最低12ヵ月間瓶熟成
レモンはワインをマイルドにしてくれる優れものです。
テキーラを飲む要領で、手の甲にレモン汁を2~3滴たらし、そこに1つまみの塩を加え、
タンニンのあるワインと合わせると、あらら~口中さっぱり。
樽のタンニンはレモンと塩によって緩和されます。
これは是非お試しを!!
すき焼きバージョンも最高!
左は赤身、右はロース
相性探求のために、今回は各部位を取り分けていただきました。
海外の方から人気の高いすき焼き!
コロナ禍が落着いたら、テラザスの皆さまに、
マルベックとの相性の素晴らしさをお楽しみいただきたいと思っています!
テラザス・デ・ロス・アンデスと今半
初めてテラザス・デ・ロス・アンデスのワインをテイスティングしたのは2003年7月でした。シャンパーニュのモエ・エ・シャンドン社(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーグループ)がフランス国外で最初に興したボデガであり、1999年に『テラザス・デ・ロス・アンデス社』を設立しています。私は同社のチーフ・ワインメーカー兼ジェネラルマネージャーだったロベルト・デ・ラ・モタ氏の来日記念テイスティングセミナーで6アイテムを試飲し、機関誌にリポートをまとめました。グランド・マルベックも登場しましたが、当時はグラン・マルベックと呼ばれていて、モタ氏は「特別なワインであり、野心的な目的、象徴的な味を持ったワインと考えて造っている」と語っていました。
人形町今半は、1956年に有限会社今半として独立。柔軟性のある発想で、次々と人気商品を生み出し、「世界一のすき焼き」を目指して邁進しています。
独創性を重視し、素晴らしい品質のワインをリリースしているテラザス・デ・ロス・アンデスが目指すところも「世界一のマルベック」、人形町今半のすき焼きとフィロソフィーでも相乗しました!
Terrazas Grand Malbec
Winery: Terrazas de los Andes
Importer:MHD Moet Hennessy Diageo K.K.
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
現地で食したエンパナーダ
photo by Fumiko/2017年9月撮影
『サレンタイン』が経営しているレストランで食したエンパナーダは、綺麗で美味!
アルゼンチン大使館でサービスされたエンパナーダ
クラウディオ・オルモスシェフのエンパナーダ2018年9月@アルゼンチン共和国大使館
今年はアストル・ピアソラの生誕100周年の記念年
大使館からピアソラ生誕100年記念ライブ・コンサートのお招き!
ピアソラ大好き!
リベルタンゴは、ラベルのボレロと同じくらい、何度聞いても、聞き飽きませ~ん。
お気に入りはヨーヨーマの『Soul of The Tango』
私にはポパイのほうれん草と同じような効果!
11月25日@インスティトゥト・セルバンテス東京
コンサート後にはエンパナーダとマルベックを満喫!
来年はピアソラ没30年なので、2年続きでピアソラが楽しめそうです。
キャンペーンの投稿も次回が最後になります。
〆にふさわしいボデガのワインと素敵なマリアージュをご披露したいと思っています。
引き続き、宜しくお願いいたします、では12月4日に
アルゼンチンワインSNSキャンペーン <その2> 和スパイスに寄り添ってくれる超70年樹齢のトロンテス、凄すぎ! [#argentinewinetokyo2021]
11月第3週はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だったので、市場にはフランス産の新酒が出回っていますね。ヌーヴォーには、おでんや焼き鳥など、お馴染みの料理が良く合います。そこで、アルゼンチンワインSNSキャンペーンの2回目は、ボジョレー・ヌーヴォーのお祭り気分に便乗し、一皿目は、北海道産モッツァレラを使った“おでん”と合わせてみました。
今回は二皿目もあるので、長文になりますが、お付き合いくださいませ!
第二弾はエル・エステコ オールド・ヴァイン1945 トロンテス 2018
トロンテス100%、希望小売価格2,500円(税別)、輸入元(株)スマイル
1945はヴィンテージではなく、ぶどう樹の樹齢
ゆえにネーミングがオールド・ヴァインです!
ラベル右下には「総生産量6300本中のNo.513」との表示
アルゼンチンを代表するトロンテス
第一弾トロンテス編で、少しだけSalta/サルタ地区について触れましたが、同地区にあるCafayate/カファジャテはトロンテスの名醸地として確立しつつあります。アルゼンチン最北部のぶどう栽培の中心地です。エル・エステコのオールド・ヴァイン1945はこの地で造られています。
出典:Wines of Argentina
出典:Wines of Argentina
番匠國男WANDS前編集長によると、サルタの南西180kmに位置するカファジャテは、標高2,500m~3,000m級のキルメス山脈とその東側のアコンキハ山脈に挟まれたカルチャキ・ヴァレーの東向き斜面にぶどう畑が拓かれており、気候区分はぶどう栽培には不可能な亜熱帯で、さらに海抜は1,550m~2,020mなので高山植物も育たない寒冷地になるのですが、その極限の暑さと極限の寒さがバランスよく中和され、カファジャテは世界でも稀なぶどう栽培地になっているとのこと。日中の日差しは紫外線がとても強いので、結果として、ぶどうは早く熟し、果皮も厚くなり、果皮は色素と香りの成分を多量に含んでいるので、色調の濃い品種香を備えたワインができる由/出典:WANDS
圧倒的な包容力のトロンテス
おでんの具の仲間にしたかったのがチーズ入りの巾着
薄揚げは2種類使いましたが『三之助』のものは油抜きで簡単に開くので使い勝手最高
新宿伊勢丹地下にある三之助の店員さんが、
奇麗なお揚げを選んでくださったことも嬉しかったです!
おでんのお出汁はお気に入りの『秋山商店』の血合い抜きの削節
今回のCPで紹介する食材は国産にこだわっているのでチーズも北海道産
チーズ王国のヒサダグループオリジナルで国産牛乳100%の手作りモッツァレラ
これが、お餅の代わりにチーズを入れたバージョンです!
チーズに熱が入ると食感がよりお餅似になるので、まさにモチモチ感。
口中にふわ~っと牛乳の風味が広がり、ゆず胡椒をつけると、ミルクが辛みをマスキング
舌の上に残るお揚げの脂分をワインが奇麗に洗い流してくれる印象
予想していた以上に良い相性だったので、このマリアージュにはホント満足!
トロンテスは棚仕立て、植樹しているぶどう樹は239本!
選果後、圧搾と清澄を行い、卵型の容器で自然酵母を使い発酵
11ヵ月澱とともに寝かせ、無濾過で瓶詰めし、その後、6~8ヵ月瓶熟
フルーティ&ジューシー、みかんやグレープフルーツのような柑橘系果実、
白胡椒のようなスパイス香は好印象、料理の守備範囲が本当に広いワインです!
これからの季節、おすすめできるマリアージュ
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
産経EX誌上に【ワインのこころ】を連載していた当時、記事の担当だった塩塚夢記者が、和柑橘風味の凄い山椒を届けてくれました。2015年の元旦掲載の特集【「日本の食」未来につなぐ】のために、料理研究家の松田美智子さんに同行して出向いた和歌山県海南市の山本勝之助商店の“石臼挽きの山椒”でした。
和柑橘を連想させる香りに、私は即、魅了されました!
オールド・ヴァインを味わった瞬間、絶対合わせたいと思ったのが香山椒
至福のひととき~ふわふわな食感の鰻の白焼きに石臼挽き山椒とわさび
ワインをひと口含み、わさびや香山椒を少しだけ舐めてみると、
和スパイスに対するオールド・ヴァインの包容力が実感できます、凄いです!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
アルゼンチン大使館で
SNSキャンペーン時、パクチー添えのカレーと合わせて/2021年10月
カレーに添えたパクチーの独特の香りと風味が口中で絶妙なバランスに!
ラグビーワールドカップ試飲会時のマイベスト/2019年10月
多くのアイテムのなかで、マイベストだったオールド・ヴァイン
この酒質で2,500円は超おすすめ、年内にケース買いするかも、マジで!
アルゼンチンが誇る最高のトロンテスだと思います!
Old Vines 1945 Torrontes
Winery:Bodega El Esteco
Importer:Smile Corp.
第3弾&第4弾はマルベックにフォーカスします。
次回は27日に発信します!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
11月12日〜12月12日の間、開催している『インスタグラム投稿コンテスト』も宜しくお願いします。
応募要領はアルゼンチンワインの写真(ボトルのみ、ワインを注いだグラス&ボトル、お料理と一緒のボトル写真等)を、ご自身のアカウントに投稿。アルゼンチンワインである限り、品種は問いません。アカウントをお持ちの皆さまにご投稿いただけると嬉しいです!
【必須事項】
#argentinewinetokyo2021 を入れる!
@embajadaargentinaenjapon をタグ付け
投稿写真は、アルゼンチン共和国大使館のインスタグラムアカウントで使用させていただくことがありますので、ご了承くださいませ。入賞者3名の方には、アルゼンチンワインを1本ずつ贈呈します。
入賞者の発表は、同大使館インスタグラム上で行い、入賞者の方には、メッセージでお知らせします。素敵な写真を撮って、奮ってご応募ください。
今回は二皿目もあるので、長文になりますが、お付き合いくださいませ!
第二弾はエル・エステコ オールド・ヴァイン1945 トロンテス 2018
トロンテス100%、希望小売価格2,500円(税別)、輸入元(株)スマイル
1945はヴィンテージではなく、ぶどう樹の樹齢
ゆえにネーミングがオールド・ヴァインです!
ラベル右下には「総生産量6300本中のNo.513」との表示
アルゼンチンを代表するトロンテス
第一弾トロンテス編で、少しだけSalta/サルタ地区について触れましたが、同地区にあるCafayate/カファジャテはトロンテスの名醸地として確立しつつあります。アルゼンチン最北部のぶどう栽培の中心地です。エル・エステコのオールド・ヴァイン1945はこの地で造られています。
出典:Wines of Argentina
出典:Wines of Argentina
番匠國男WANDS前編集長によると、サルタの南西180kmに位置するカファジャテは、標高2,500m~3,000m級のキルメス山脈とその東側のアコンキハ山脈に挟まれたカルチャキ・ヴァレーの東向き斜面にぶどう畑が拓かれており、気候区分はぶどう栽培には不可能な亜熱帯で、さらに海抜は1,550m~2,020mなので高山植物も育たない寒冷地になるのですが、その極限の暑さと極限の寒さがバランスよく中和され、カファジャテは世界でも稀なぶどう栽培地になっているとのこと。日中の日差しは紫外線がとても強いので、結果として、ぶどうは早く熟し、果皮も厚くなり、果皮は色素と香りの成分を多量に含んでいるので、色調の濃い品種香を備えたワインができる由/出典:WANDS
圧倒的な包容力のトロンテス
おでんの具の仲間にしたかったのがチーズ入りの巾着
薄揚げは2種類使いましたが『三之助』のものは油抜きで簡単に開くので使い勝手最高
新宿伊勢丹地下にある三之助の店員さんが、
奇麗なお揚げを選んでくださったことも嬉しかったです!
おでんのお出汁はお気に入りの『秋山商店』の血合い抜きの削節
今回のCPで紹介する食材は国産にこだわっているのでチーズも北海道産
チーズ王国のヒサダグループオリジナルで国産牛乳100%の手作りモッツァレラ
これが、お餅の代わりにチーズを入れたバージョンです!
チーズに熱が入ると食感がよりお餅似になるので、まさにモチモチ感。
口中にふわ~っと牛乳の風味が広がり、ゆず胡椒をつけると、ミルクが辛みをマスキング
舌の上に残るお揚げの脂分をワインが奇麗に洗い流してくれる印象
予想していた以上に良い相性だったので、このマリアージュにはホント満足!
トロンテスは棚仕立て、植樹しているぶどう樹は239本!
選果後、圧搾と清澄を行い、卵型の容器で自然酵母を使い発酵
11ヵ月澱とともに寝かせ、無濾過で瓶詰めし、その後、6~8ヵ月瓶熟
フルーティ&ジューシー、みかんやグレープフルーツのような柑橘系果実、
白胡椒のようなスパイス香は好印象、料理の守備範囲が本当に広いワインです!
これからの季節、おすすめできるマリアージュ
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産経EX誌上に【ワインのこころ】を連載していた当時、記事の担当だった塩塚夢記者が、和柑橘風味の凄い山椒を届けてくれました。2015年の元旦掲載の特集【「日本の食」未来につなぐ】のために、料理研究家の松田美智子さんに同行して出向いた和歌山県海南市の山本勝之助商店の“石臼挽きの山椒”でした。
和柑橘を連想させる香りに、私は即、魅了されました!
オールド・ヴァインを味わった瞬間、絶対合わせたいと思ったのが香山椒
至福のひととき~ふわふわな食感の鰻の白焼きに石臼挽き山椒とわさび
ワインをひと口含み、わさびや香山椒を少しだけ舐めてみると、
和スパイスに対するオールド・ヴァインの包容力が実感できます、凄いです!
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アルゼンチン大使館で
SNSキャンペーン時、パクチー添えのカレーと合わせて/2021年10月
カレーに添えたパクチーの独特の香りと風味が口中で絶妙なバランスに!
ラグビーワールドカップ試飲会時のマイベスト/2019年10月
多くのアイテムのなかで、マイベストだったオールド・ヴァイン
この酒質で2,500円は超おすすめ、年内にケース買いするかも、マジで!
アルゼンチンが誇る最高のトロンテスだと思います!
Old Vines 1945 Torrontes
Winery:Bodega El Esteco
Importer:Smile Corp.
第3弾&第4弾はマルベックにフォーカスします。
次回は27日に発信します!
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11月12日〜12月12日の間、開催している『インスタグラム投稿コンテスト』も宜しくお願いします。
応募要領はアルゼンチンワインの写真(ボトルのみ、ワインを注いだグラス&ボトル、お料理と一緒のボトル写真等)を、ご自身のアカウントに投稿。アルゼンチンワインである限り、品種は問いません。アカウントをお持ちの皆さまにご投稿いただけると嬉しいです!
【必須事項】
#argentinewinetokyo2021 を入れる!
@embajadaargentinaenjapon をタグ付け
投稿写真は、アルゼンチン共和国大使館のインスタグラムアカウントで使用させていただくことがありますので、ご了承くださいませ。入賞者3名の方には、アルゼンチンワインを1本ずつ贈呈します。
入賞者の発表は、同大使館インスタグラム上で行い、入賞者の方には、メッセージでお知らせします。素敵な写真を撮って、奮ってご応募ください。
アルゼンチンワインSNSキャンペーン <その1> トロンテスの酸と合わせるマリアージュ [#argentinewinetokyo2021]
11月12日からアルゼンチンワインSNSキャンペーンがスタートしました!!
詳細については、ニュースサイトワインのこころで紹介させていただきました。
CP全体の流れをご確認いただけると嬉しいです。期間が12月12日までの1ヶ月なので、
ワインラバーの皆さまの迅速なリアクションを期待しています!
公式インフルエンサーとして4アイテム(トロンテスとマルベック各2種)にフォーカスし、
和食とのマリアージュの楽しさを発信させていただきます。
第一弾はサンタ・アナ クラシック トロンテス2020
トロンテス100%、参考小売価格(税別)945円、輸入元日本酒類販売株式会社
とてもチャーミングな白ワインで、何より価格が魅力です。
試せばわかる味わいなので、ファンが増えると確信しています!
アルゼンチンの固有品種トロンテス
アルゼンチン共和国大使館での記者会見で、南米ワインのスペシャリスト、ワイン誌WANDSの番匠國男前編集長から、トロンテスとマルベックについてのミニ解説がありました。2018年に同大使館で開催されたイベントで番匠さんが語っていた内容を含めて、トロンテスについての説明をしておきます。
アルゼンチンは赤ワインの産地なので、白ぶどう品種はとても少なく、最も多いのはペドロ・ヒメネス(クリオジャの突然変異種で黒ぶどうが白ぶどうに変化)です。「このぶどうはスペイン・アンダルシア地方の酒精強化ワイン、シェリーに使用するぶどうと同名ですが全くの無関係」と番匠さん。2番目に多い品種がトロンテス、3番目がシャルドネになります。
トロンテスの親はマスカット・オブ・アレキサンドリア × クリオジャで、16世紀に伝道師たちが植樹していきました。当時ぶどう名は明確ではなく、“どこから運んできたぶどうなのか”ということだけしかわかっていませんでした。畑では混植なので、長い歳月を重ねるうちに、ぶどうたちは自然交配していった由。アンダルシア地方からアルゼンチンに運ばれてきたクリオジャをDNA鑑定すると、同地方のパロミノと同属であることがわかっています。マスカット・オブ・アレキサンドリアもクリオジャも同時期に運ばれ、同じ場所に植えられていたので、そのような経緯から誕生したようです。
3つの亜種
(1) ラ・リオハを拠点とするトロンテス・リオハーノは全体の90%を占めています。近年、ぶどう栽培はサルタ地区で増大、標高が高いエリアなので、マスカット系の香りより、柑橘系の香りが顕著。チリにも一部存在しますが、基本的にアルゼンチンの固有品種
(2) サンファンを拠点とするトロンテス・サンファンニーノ
(3) メンドーサを拠点とするトリンテス・メンドシーノ、片親がマスカット・オブ・アレキサンドリアであることは判明していますが、もう一方は不明。トロンテスに関しては未だきちんとしたDNA鑑定が出ていない由、(2)や(3)は(1)と比べるとマスカット系の香り豊か。
トロンテスには梅肉や寿し酢の要素を合わせて
鯛寿しには白ごまをアクセントにして
豚肉と蓮根に梅肉ソースを纏わせた一品
私はホットプレートでお肉と野菜を別々に焼いています。
それぞれの焦げ目が綺麗に出るので見た目も良いです!
梅肉は10年来愛用している和歌山県の松晃梅のはちみつ南高梅を使用
細かく叩いたら市販のポン酢を少し入れて、ゆるみとポン酢の旨味も出します!
ワインを味わった瞬間、素直で奇麗な酸味が口中に広がりました。
南高梅の酸と三温糖と米酢(昆布を漬け込んだ自家製)で仕上げた寿し酢の酸を合わせて・・・
成功でした
サンタ・アナ クラシック トロンテスは2020年ヴィンテージなので若々しくチャーミング
トロンテス入門者にも馴染みやすく、家飲みワインとしておすすめです!
【第一弾のワインインフォメーション】
*サンタ・アナ情報
*Bodegas Santa Ana 生産者情報
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現地の食卓では
セビーチェは定番メニュー
私はサーモンやタコや鯛等をメインに、ライム&パクチーをたっぷり使って食します!
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第2弾は20日にご披露させていただきます。
ボジョレ・ヌーヴォー解禁後なので、新酒でも楽しめるメニューにしました。
どうぞ、お楽しみに!
引き続き、宜しくお願いいたします🥂🥂🥂
詳細については、ニュースサイトワインのこころで紹介させていただきました。
CP全体の流れをご確認いただけると嬉しいです。期間が12月12日までの1ヶ月なので、
ワインラバーの皆さまの迅速なリアクションを期待しています!
公式インフルエンサーとして4アイテム(トロンテスとマルベック各2種)にフォーカスし、
和食とのマリアージュの楽しさを発信させていただきます。
第一弾はサンタ・アナ クラシック トロンテス2020
トロンテス100%、参考小売価格(税別)945円、輸入元日本酒類販売株式会社
とてもチャーミングな白ワインで、何より価格が魅力です。
試せばわかる味わいなので、ファンが増えると確信しています!
アルゼンチンの固有品種トロンテス
アルゼンチン共和国大使館での記者会見で、南米ワインのスペシャリスト、ワイン誌WANDSの番匠國男前編集長から、トロンテスとマルベックについてのミニ解説がありました。2018年に同大使館で開催されたイベントで番匠さんが語っていた内容を含めて、トロンテスについての説明をしておきます。
アルゼンチンは赤ワインの産地なので、白ぶどう品種はとても少なく、最も多いのはペドロ・ヒメネス(クリオジャの突然変異種で黒ぶどうが白ぶどうに変化)です。「このぶどうはスペイン・アンダルシア地方の酒精強化ワイン、シェリーに使用するぶどうと同名ですが全くの無関係」と番匠さん。2番目に多い品種がトロンテス、3番目がシャルドネになります。
トロンテスの親はマスカット・オブ・アレキサンドリア × クリオジャで、16世紀に伝道師たちが植樹していきました。当時ぶどう名は明確ではなく、“どこから運んできたぶどうなのか”ということだけしかわかっていませんでした。畑では混植なので、長い歳月を重ねるうちに、ぶどうたちは自然交配していった由。アンダルシア地方からアルゼンチンに運ばれてきたクリオジャをDNA鑑定すると、同地方のパロミノと同属であることがわかっています。マスカット・オブ・アレキサンドリアもクリオジャも同時期に運ばれ、同じ場所に植えられていたので、そのような経緯から誕生したようです。
3つの亜種
(1) ラ・リオハを拠点とするトロンテス・リオハーノは全体の90%を占めています。近年、ぶどう栽培はサルタ地区で増大、標高が高いエリアなので、マスカット系の香りより、柑橘系の香りが顕著。チリにも一部存在しますが、基本的にアルゼンチンの固有品種
(2) サンファンを拠点とするトロンテス・サンファンニーノ
(3) メンドーサを拠点とするトリンテス・メンドシーノ、片親がマスカット・オブ・アレキサンドリアであることは判明していますが、もう一方は不明。トロンテスに関しては未だきちんとしたDNA鑑定が出ていない由、(2)や(3)は(1)と比べるとマスカット系の香り豊か。
トロンテスには梅肉や寿し酢の要素を合わせて
鯛寿しには白ごまをアクセントにして
豚肉と蓮根に梅肉ソースを纏わせた一品
私はホットプレートでお肉と野菜を別々に焼いています。
それぞれの焦げ目が綺麗に出るので見た目も良いです!
梅肉は10年来愛用している和歌山県の松晃梅のはちみつ南高梅を使用
細かく叩いたら市販のポン酢を少し入れて、ゆるみとポン酢の旨味も出します!
ワインを味わった瞬間、素直で奇麗な酸味が口中に広がりました。
南高梅の酸と三温糖と米酢(昆布を漬け込んだ自家製)で仕上げた寿し酢の酸を合わせて・・・
成功でした
サンタ・アナ クラシック トロンテスは2020年ヴィンテージなので若々しくチャーミング
トロンテス入門者にも馴染みやすく、家飲みワインとしておすすめです!
【第一弾のワインインフォメーション】
*サンタ・アナ情報
*Bodegas Santa Ana 生産者情報
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
現地の食卓では
セビーチェは定番メニュー
私はサーモンやタコや鯛等をメインに、ライム&パクチーをたっぷり使って食します!
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第2弾は20日にご披露させていただきます。
ボジョレ・ヌーヴォー解禁後なので、新酒でも楽しめるメニューにしました。
どうぞ、お楽しみに!
引き続き、宜しくお願いいたします🥂🥂🥂