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コロナ渦中でも順調に伸びているポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデ [ワイン]

 11月2日はヴィーニョ ヴェルデ DAY
 1926年に設立されたヴィーニョヴェルデ地方ワイン生産者委員会(CVRVV)
 CVRVVはここ数年日本で様々なプロモーションをしてきました。
 今年は11月2日にヴィーニョ ヴェルデ DAYを実施予定

 
            出典:CVRVV
     ポルトガルの北西部に位置するワイン産地ヴィーニョ・ヴェルデは
      “緑に覆われた土地で造られている”ことに由来するネーミング
   ワインはフレッシュで軽快なタイプからストラクチュアや複雑さを備えたタイプまで

    ▷ぶどう畑面積 16,000㌶
    ▷ぶどう栽培者 16,000
    ▷醸造瓶詰業者 370
    ▷ワインブランド 1,400
    ▷DOヴィーニョ・ヴェルデ認可品種 45
     白ぶどう:アルヴァリーニョ、アリント、ロウレイロ、トラジャドゥーラ等
     黒ぶどう:アルヴァレリャオン、アマラル、ボラサル、イシュパデイロ等


     世界一のワイン消費量国ポルトガル
     出典:酒販ニュース
     2020年ワイン消費量の上位20カ国をみるとポルトガルは11位ですが、
     1人当たりの消費量は51.9㍑、世界一です!


また、EUの統計局であるユーロスタットのデータによると、毎日アルコールを飲む人のシェアが高いのは、 ポルトガル、スペイン、イタリアで、毎日アルコールを飲む人のシェアが最も高い国はポルトガル20.7%。さらに、飲酒の男女差にフォーカスしたデータをみると、すべてのEU諸国で、男性の方が女性よりも頻繁にアルコールを飲んでおり、毎日飲む人の中で、性別による差が最も開いている国はポルトガルで男性33.4%、女性9.7%
出典:visi-vin news/2021年8月25日付

ヴィーニョ・ヴェルデはコロナ渦中でも順調に伸びています。
2020年の対日輸入量は46,300ケース(9㍑換算)、前年より数量では約5,700ケース(同)増。
ポルトガルワイン・食品の専門輸入業者メルカード・ポルトガルの毛利健代表に伺ってみたところ、2020年の販売は巣ごもり需要で通販が大きく伸び、前年の売り上げ本数を大きく上回ったとのこと。今年も通販は好調のようです。ただ、世界的なコンテナ不足で輸送が大幅に遅れており、その影響は気になります。

  料理との相性では守備範囲の広さが自慢
 
 今回はヴィーニョ・ヴェルデについて、ざっくりとお伝えしました。
 来週くらいから、twitter等で、その魅力を発信していくつもりです!

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CVBG主催『Beyond Bordeaux Tokyo 2021』に供出された秀逸な36アイテム! [ワイン]

  Beyond Bordeaux Tokyo 2021
 ボルドーの権威あるネゴシアンCVBG (Compagnie des Vins de Bordeaux et de la
 Gironde)主催のビヨンド・ボルドー無事開催[わーい(嬉しい顔)]、長い待機でした!

 昨年同様、ソーシャル・ディスタンスを厳守し、午前と午後の2部招待制で実施
 8月25日から9月29日に延期され、最終的に今月1日決行で落着しました!
 会場はグランド・ハイアット東京からアカデミー・デュ・ヴァン青山校に変更

  10フライトに分けて 拡大可
 各フライト毎に、ワイナリーからの動画を紹介し、
 その後、1アイテム2分のペースでテイスティング
 昨年のリポートはコチラです。併せてご笑覧くださいませ!


     第1フライトはイタリア
     トスカーナのビービー・グラーツ初登場、20周年を記念した特別ボトル

 中央テスタマッタは下の字が判読できるルビー色、層になって広がる旨味、安定感
 コローレは多様なアロマ、エレガントな酸味、樽由来のビター感


     第2フライトはスーパータスカン
     ソライア2018、マッセティーノ2019、マッセート2018


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 マッセートのエステート・マネージャー アクセル・ハインツ氏
 フレスコバルディ家が所有するマッセートとオルネッライア
 この5月、ハインツ氏からZoomでオルネッライア2018について伺いました!


 伊ワインとして初めてネゴシアンを介して販売を開始したのがマッセート


       第3フライトはフランス
  ボルドーのCS、ローヌのグルナッシュとクノワーズをブレンドしたオデッセイ
  黒系・赤系果実、ぶどうの熟度を感じる甘さ、エスニックスパイス、素直に美味

 オマージュ・ア・ペランは厚味のある黒系果実、甘草、ハーブ、複雑味を伴った長い余韻


     第4フライトはアルゼンチン
     昨年は即SOLD OUT になっていたカテナ・サパータ

 テロワールやマルベックの研究に熱心なラウラ・カテナ女史

 ドライかつ冷涼、日照に恵まれ、全区画で適度な収量が得られたメンドーサの2018VT
 アドリアンナ・ヴィンヤード(右)の心地良い重厚感、長く伸びる余韻は魅力


 第5フライトはチリのトップワイン
 比較試飲の醍醐味を感じた第5フライト
 昨年のクロ・アパルタはパワー強しの印象でしたが、今年はぶどう本来の旨味に溢れ、
 ビオディナミの本領発揮の感あり。
 アルマヴィーヴァは香りと味わいに一飲惚れ、 MLFに由来する甘やかなタッチも好み!
 セーニャは25周年の記念ヴィンテージ、2019年は温暖なヴィンテージだった由
 ヴィニエド・チャドウィックはフランス的な風格のあるスタイル

 チャドウィック氏はセーニャのワイナリーからコメント
 常にエレガントさを纏っているセーニャ


 第6フライトはアメリカ
 昨年より、さらに魅力を増したヴェリテ
 ラ・ジョワ(左から3番目)熟した果実と多様なアロマ
 食事に合わせて楽しみたい塩味のニュアンスもあり!


 初登場のピーター・マイケル
 2015年の来日時、マイケル氏のこだわりに感嘆、本当に深みのあるワインです!


 第7フライトと第8フライトは昨年と同じラインナップ


今夏コッポラのワイナリーがデリカート・ファミリー・ワンズの傘下に入るというニュースが届き驚きましたが、イングルヌックは今後もコッポラ家が運営することになっています!
 

       第8フライト
        昨年のマヤはインパクト大でしたが、今回は少し微妙
とは言え、WAやJD(ワイン評論家ジェブ・デュナック)は100ポイント評価。供出されたワインのなかで、唯一ハーフボトルだったので、少し物足りなさがありました。


 マヤは果実よりハーブ、イグサや丁子、粘性十分でグラス壁面には赤紫色の涙!


 8月にZoomでエステート・マネージャーのロドリゴ・ソト氏にインタビュー
 冷涼年だった2018年はクインテッサ本来の実力が発揮されたヴィンテージ
 ビオディナミによるぶどう栽培効果も感じます。

 ワインコンサルタントはミシェル・ロラン、JSは99点評価をしています!



 第9フライトはオーストラリア



 豪州グループの新しい顔ぶれはペンフォールズ、BIN169はクナワラのCS100%


 昨年のマイベスト3に入っていたジ・アーマー
 2017年VTはミントやスパイスの要素が顕著でした。
 オーストラリアの上質のシラーズ!


 ラストの第10フライトは白ワイン
 ぶどう品種はローヌ系ブレンド(ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌ)中央シャルドネ
 それから、南アのミュスカ・ド・フロンティニャン


 36アイテムから選んだマイ・ベスト3 
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 ベスト・ワンはチリのアルマヴィーヴァ!
 マイポのカベルネ、優雅かつ重厚さを併せ持つコンチャ・イ・トロ!

 

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 ソライアの豊かな果実味、杉やグラファイト、層になって広がる複雑味、あと引く旨さ


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 ヴァン・ド・コンスタンスはコロナ禍ゆえに、こころ癒される深みあり!


   CVBGから送っていただいたワインリスト拡大可
   各ワインのリリース日とレイティングを記載したリストです!

今回もCVBGのヤン・ルブルトン氏に大変お世話になりました、ありがとうございます!
2021年9月から順次、CVBGがリリースしているワインコレクター垂涎のラインナップ
36アイテムのテイスティングタイムは、今年開催されたリアルなイベントのなかで最高の時間になりました!

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上半期最終講座は9月に日本上陸したばかりのレア2008を含む“2008年”にフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

  日本での発売は9月1日
  レジス・カミュ シェフ・ド・カーヴが“無限”と表現した2008年ヴィンテージ



[NEW]レア・シャンパーニュにからむ素敵な話題
9月30日の開館を前に、米 ロサンゼルス『アカデミー映画博物館』では、25日にオープニングガラ、28日オープニングナイトイベント、29日プレミアナイトイヴェントを行いますが、その折、アカデミー賞のシャンパンスポンサーであるパイパー・エドシックの『レア・ロゼ2007』と『レア2006』がサービスされるとのこと。WS誌(9月15日付)の記事には、ブノワ・コラールCEOの談話も掲載されています。
華やかな場がとても良く合うレア・シャンパーニュなので、トム・ハンクスや往年の女優ソフィア・ローレンも大満足するはずです。

レア・ロゼのファーストヴィンテージは2007年、わずか1,500本の希少アイテムです。2016年9月に来日なさったブノワ・コラールCEOのインタビューで、最高醸造責任者のカミュさんが「なぜレア・ロゼを造ったのか」を伺いました。カミュさんが“太陽の恵み”と表現したレア2006については、コチラで!



 9月15日&22日の講座リポート
 お気に入りのヴィンテージで半年間の〆を

 #1:ローラン・ペリエ ブリュット・ミレジメ2008
 #2:アンリオ ブリュット・ミレジメ2008
 #3:アルフレッド・グラシアン ブリュット・ミレジメ2008
 #4:シャルル・エドシック ブリュット・ヴィンテージ2008
 #5:レア2008


     上半期を少しだけプレイバック
     リリース直後から高評価を得ているエリザベス・サルモン・ロゼ2008
       
      上半期(4~9月)は4月の第4週と5月・6月が休講に[もうやだ~(悲しい顔)]
      でも、4月テタンジェのコント・ド・シャンパーニュBdeB2008
      7月ビルカール・サルモン エルザベス・サルモン・ロゼ2008
      8月ドゥヴォー D ミレジメ2008
      開講できた各回でとびきりの2008年をお出しすることができました。
      どれも素晴らしく印象的でした!

  m_IMG_9645.jpg 
  ドゥヴォー 2008/コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008

         2019年9月に供出した2008年ヴィンテージ
2008年は穏やかで雨の多い冬、気温差が激しい春の後、強烈な暑さと涼しさが交互に到来。夏は例外的に涼しく、わずかな日照でありながら、乾燥した気候のもとで、ぶどうはゆっくりと熟成。寒暖の差により、凝縮感のある風味とフレッシュな酸を備えた果実が収穫できた。2008年はシャンパーニュにとって特別なヴィンテージ

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 講座で初めて2008年に特化したのは2年前の9月でした。
 2回目の挑戦となる今回は、以下の順で供出


   9月の講座に登場したシャンパン
   ローラン・ペリエ ブリュット・ミレジメ2008
   生産者:ローラン・ペリエ(NM)
   ぶどう品種:CH約50%、PN約50%
   ドザージュ:10g/L
   価格:10,500円(税別)
   輸入元:サントリーワインインターナショナル

シャルドネはシュイィ、クラマン、アヴィーズ、ル・メニル・シュル・オジェ。ピノ・ノワールはアイ、ヴェルズネー、トゥール・シュル・マルヌ、ルーヴォア、ブージーのクリュ。一点集中の持続性ある気泡の連なり、香りは白い花や白桃、洋なし、ミネラル。溌剌とした綺麗な酸、ビターオレンジやアプリコット似の香りと味わい。フレッシュ、フィネス、エレガンスをコンセプトにしたローラン・ペリエらしいスタイル


 アンリオ ブリュット・ミレジメ2008
 生産者:アンリオ(NM)
 ぶどう品種:CH50%、PN50%
 ドザージュ:6g/L
 価格:11,800円(税別)
 輸入元:ファインズ

アンリオ200周年の記念すべきヴィンテージ。約10のプルミエクリュとグランクリュのぶどうを使用。#1とほぼ同じブレンド比率ですが、前者は白系主体、アンリオはそれより若干黄色を連想させる果実で、グレープフルーツや黄桃。アカシア、ミネラル、シルキーな食感、口中を洗い流してくれるような酸が好印象


 アルフレッド・グラシアン ブリュット・ミレジメ2008
  第3週&第4週ともに人気が高かったグラシアン/昨年12月に発売

 生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH主体、PN、M(非公開)  ※2004VTはCH64%、PN25%、M11%
 ドザージュ:7g/L
 価格:16,000円(税別)
 輸入元:nakato

シャルドネはル・メニル・シュル・オジェ、アヴィーズ、シュイィ、クラマン、オジェ等、ピノ・ノワールはブージー、アンボネー、キュミエール等、ムニエはルイユ、ダマリー等のクリュ。樽発酵、樽熟成でMLFは一切しないメゾン。シャブリエンヌから古樽を購入、瓶内熟成96~108ヵ月間。5アイテムのなかで唯一の樽使い。インパクトのある熟成香、スパイス、樹脂(若干のセメダインっぽさ)、シャープな酸、厚味と旨味のナイスバランス

 シャルル・エドシックブリュット・ヴィンテージ2008
 2019年11月に発売したシャルル・エドシック

 生産者:シャルル・エドシック(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH4
 ドザージュ:8g/L   デゴルジュマン:2019 年
 価格:16,000円(税別)
 輸入元:日本リカー

10のグランクリュとプルミエクリュのぶどうを使用/オジェ、シュイィ、ヴェルテュ、キュイ、ヴェルズー、アイ、リュド、アンボネー、トージェール、アヴネのクリュ。繊細で規則正しい気泡、柑橘系果実、#3の後に味わうと、酸味にまるみを感じ、全体に程よいバランス。ドライフルーツ、ロースト風味、モカ、ミネラル、塩味、余韻にビターなニュアンス


     余韻の長さも際立つレア2008
     生産者:レア・シャンパーニュ(NM)
     ぶどう品種:CH70%、PN30%
     ドザージュ:9.5g/L
     価格:25,000円(税別)
     輸入元:日本リカー

6月にZoomで2008年VTのお披露目をしてくださぅたカミュさん。コメント中、“トニック”という表現を使っていたのですが、今回改めて試飲して、それが認識できました。日本で言うなら、“柚子”とのこと!  他の4アイテムよりも明らかに長い余韻。グラス内の温度変化で様々な表情を見せてくれたレア。私がコメントを書くのは野暮なので、カミュさんの熱のこもったお言葉を是非ご覧くださいませ。レア2008の熟成のポテンシャルは2040年~45年です!

 コルクの熟成具合で、味わいがイメージできます!
 アルフレッド・グラシアンとレア、コルクと味わい=人気の高さに比例していたかも(笑)

 下半期も、ソーシャルディスタンスを厳守し、第3週&第4週の2クラス制で行います。
 検温、手洗い、マスク&フェイスシールド着用、会話を控える、を徹底してまいります。
 引き続き、何卒宜しくお願いいたします!

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ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトの当主フンブレヒトMWのアルザスまるごと解説 [Zoom / ワイン]

アルザスとオンラインで繋いで

アルザス地方ドメーヌ ツィント・フンブレヒトのオリヴィエ・フンブレヒト12代目当主による初Zoomセミナー。4種のワインの解説を交えながら、アルザスの多様な土壌形成やテロワール、ビオディナミ、カナダでのコンサルタント等について言及しました。
フンブレヒト氏は、26歳でフランス人初のマスターワイン(MW)取得者になった方です。ワインメーカーという肩書なら世界で2人目、今も昔も向上心の旺盛さは変わっていないようです。プロフィール写真が若い時のままなのも・・・気持ちは昔のままだと言いたいのでしょうかね

  特製ミニボトルで届いたワイン

 左から
 #1:ファントム・クリーク・エステーツ リースリング2017/カナダ産
 #2:ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト リースリング ロッシュ・カルケール 2016
 #3:同ピノ・グリ2018
 #4:同ゲヴュルツトラミネール2016


アルザスの沿革
アルザスはフランスの北東部、ほぼシャンパーニュとブルゴーニュの中間、ヴォージュ山脈の東側に位置しています。ぶどう栽培面積は大幅に増大していて、70年前はわずか6,000㌶でしたが、現在は16,000㌶。夏暑く、冬寒い半大陸性気候下にあり、北西から吹いてくる風に含まれる湿気はヴォージュ山脈によって遮られています。アルザスはイメージ的に、冷涼な気候の産地と思われていますが、年間の降水量は500~650㎜、コルマールを例にするなら、年間1,800時間の日照に恵まれています。ぶどうの熟度に関しても日較差があるので、酸味の充実したぶどうが得られます。土質は複雑で多様性に富んでいるので、気候と地形から見ても、アルザス地方はフランスの他の地方とは違う特徴があります。


 地質の成り立ち画像協力:ドメーヌ ツィント・フンブレヒト
 ワイン産地の形成が始まったのは約3億年前の古生代/石炭紀
 ヘルシニア山脈の隆起により花崗岩が形成された。この時期、多くの火山活動があった。
 ヴォ―ジュ山脈の本体(基盤岩)をなすのは最下部の花崗岩と、それが変化した岩石
 海中生物や貝殻が堆積して形成された魚卵状石灰岩(ウーライト)
 貝殻石灰岩(ムッシェルカルク)、その他には、古い二畳紀の赤い砂岩
 三畳紀のピンク色をしたブレンド砂岩等があり、それらが複雑に入り組んでいる。

 ジュラ紀の末期に移動するプレートに押されて、中央部が隆起し、地上に出現。
 白亜紀と始新世初期にジュラ紀の地層は一部分浸食されて平らになった。
 始新世中期には、今までプレートで押されていた力が弱まり、
 隆起していた地形は少しずつ沈降し、周囲の地殻との間に断層が生じた。
 沈降はさらに激しくなり、ラインの両側は、ヴォ―ジュ山脈と黒い森となり、
 沈降した部分に、現在のライン地溝帯が形成された。



       地質時代と地層名 
       出典:武田弘先生作成の地質表
     古生代、中生代、新生代の区分けはこの表でご理解いただけると思います。

出典:アルザス地方の地質に関しては、フンブレヒトMWの解説に加えて、鉱物学の大家 武田弘先生(ソムリエ協会機関誌No81)からご教授いただいたデータを参考文献にしています。


 ワイナリーの概要
 ドメーヌ ツィント・フンブレヒトは1620年から続く家族経営のワイナリー
 次期当主(13代目)となる長男もワイナリーに参画
 6コミューンに41㌶のぶどう畑(すべて認証取得)を所有、伝統的なワイン造りを実施
 生産しているワインは25アイテム、年間の生産量は20万本(年によって若干の変動あり)
 5頭の馬で耕作。急斜面の畑では使えないので、困難な場所はウィンチによる手作業
 畑のぶどう樹はマサルセレクションのみ、クローンは使わない主義
 ぶどう品種はリースリング40%、PG28%、ゲヴュルツトラミネール20%、PN12%他


 オーガニック・ビオディナミ農法に関して
 オーガニックは1990年代から、ビオディナミは1998年から導入
 オーガニック認証エコセール(1998年~)/ビオディナミ認証ビオディヴァン(2002年~)

ルドルフ・シュタイナーに影響を与えたヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
 1920年にビオディナミを始めたシュターナーは、ドイツの詩人、小説家、哲学者で、
 自然科学者でもあったゲーテから多くのことを学びました。
 Zoomセミナーでは、ゲーテが著した「植物を理解するための3つのキー」について、
 それぞれの例を挙げながら、フンブレヒトMWは次のように解説しました。

 (1)方向 (2)エレメント (3)惑星
 (1)方向の1つめは求心力。地球の中心に向かって動こうとする力で、良い例がオーク
  2つめは遠心力、求心力とは反対に宇宙に向かっていこうとする力、例で言えば大麦
  3つめは求心力や遠心力はないが、植物間での交換力のあるイラクサやスギナ
  生姜は求心力が強く、味の濃い果実は遠心力が強い。
  ぶどう樹は求心力や遠心力がほとんどないので
  強いパワーのあるものをぶどう樹のそばに置くことで効果が得られる


 (2)のエレメントは土/ミネラル、水/植物、空気/動物、火/意識
  地球は主に土と水から成るので、ぶどう栽培には地球が持つ要素が必要。
  地球のさまざな要素を増やすためにビオディナミのプレパラシオン(宇宙と植物を繋ぐ役目)
  を使用。火の要素を使うことで、強い味わいが得られる。
 
 (3)の惑星に関しては、
  月は冬を象徴/オーク、水星は春/カモミール、金星は開花/西洋ノコギリソウ 
  太陽は結実/オトギリソウ、火星はベレゾン/欧州ヨモギ、木星は実が熟す/タンポポ
  土星は種が熟すエネルギー(次世代を生み出す)/西洋カノコソウ

 「ぶどうは放っておくとあまり実をつけない植物なので、冬に剪定を行い、
  ぶどう樹にストレスをかけることで良い実ができる
」とフンブレヒトMW
  求心力や遠心力を持たないぶどうは人が何もしないと実をつけようとしなくなる[がく~(落胆した顔)]


気候変動とビオディナミ
気候変動、これは問題なのか、それとも好機か?
フンブレヒトMWが提示した、このテーマを見て、真っ先に頭に浮かんだのは、シャンパンメゾン『ルイ・ロデレール』のジャン・バティスト・レカイヨン醸造責任者でした。彼は1974年にクリスタル・ロゼを発売して以来のアイテムとして『ブリュット・ナチュール フィリップ・スタルク』をリリースしていますが、ビオディナミの導入で、糖度の高いぶどうが収穫できるようになったことが、きっかけだったようで、「気候変動の影響を考え、ぶどう樹の仕立て方や新しいぶどう品種に取り組むこともひとつの選択肢ですが、シャンパーニュ地方のシャンパンという飲みもの、そのアイデンティティをきちんと表現することが大事であり、温暖化だからこそ造ることができたアイテムです」と語っていました。

フンブレヒト氏に話を戻すと・・・レカイヨン氏と同じく、彼も優れたワインメーカーであり、ビオディナミの認証も受けているので、温暖化を好機と捉えていると、私は推測しています。

✥アルザスは10年前と比べて、収穫の時期が3週間早まっている。
✥1970年代と比べると、降雨量が減っている/総雨量は10年ごとに4㎜減少

気候変動による影響
2021年は欧州の多くのワイン産出国が春の遅霜害を受けましたが、アルザスには及んでいません。
10年後にはアルコール度数が1%アップする可能性があるものの、酸の高いリースリングには好都合。
収穫が早まれば、腐敗は軽減されますが、甘口ワインの生産は難しくなります。

発生するさまざまな問題をビオデイナミ農法との関連で考えると、有機栽培をより効率的に行うことが可能になる由。生理的な熟度を得ることが大事なので、早い時期に収穫ができ、温暖化の影響下にあっても、よりフレッシュなタイプのワインを造ることができるとのこと。「畑で完璧なぶどうが収穫出来れば、セラーでの人為的な作業が減ります」とフンブレヒトMW



  4種のテイスティング


 カナダのファントム・クリーク・エステーツでの新たな活躍
 ブリティッシュ・コロンビア州オカナガン・ヴァレーにある新興ワイナリー

ファントム・クリーク・エステーツではボルドータイプの黒ぶどうやオカナガンの代表的な品種シラーやヴィオニエを栽培。白ワインはアルザスタイプに注力しているので、フンブレヒトMWがコンサルタントとしてサポート。今夏からベリンジャー家のマーク・ベリンジャー氏も新ワインメーカーとして就任しています。世界レベルの指導者たちが脇を固めているので、今後の発展が楽しみです。

 今年1月に日本上陸したニューフェイス
 北オカナガンの自社畑イースト・ケロウナのリースリング100%/8,000円

オカナガン湖の好影響下にある冷涼な気候のエリアで、土壌は砂質ローム、粘土、石灰質。土着酵母で4ヵ月かけて発酵させ、ステンレスタンクとフードルを併用して約10ヵ月熟成させたワイン。MWは「アルザスと同じ気候」と語っていましたが、香りはアルザスとは異なる印象。白い花や洋なしの白い果肉を連想、はちみつやミネラルのニュアンス。中盤以降に軽いビター感。


 ピュアさが魅力のリースリングとピノ・グリ
 リースリング ロッシュ・カルケール2016/4,500円

“ロッシュ・カルケール”はフランス語で“石灰岩”の意味”
テロワールはシリカを含む石灰質土壌、畑の向きは東と南、収量78hl/㌶、平均樹齢42年
オークの発酵槽で12ヵ月間発酵させ、オーク樽で18ヵ月間熟成、瓶詰時期2018年2月
石灰質土壌由来の柑橘系果実のニュアンス、凛として引き締まった酸味(オカナガンのワインには感じなかった)、今飲んでも、さらに熟成させても楽しめるワイン。上質な酒質、ポテンシャルあり。リースリング好きは是非! インダイス1


 ピノ・グリ ロッシュ・カルケール2018/4,500円

テロワールは貝殻石灰岩(ムッシェルカルク)、30㌶の森林のなかの7㌶がぶどう畑。畑を取得したのは1989年。ピノ・グリの畑は孤立していて、他との距離があるので、ビオディナミには最適。収量60hl/㌶、平均樹齢28年。オークの発酵槽で14ヵ月間発酵させ、オーク樽で18ヵ月間熟成、瓶詰時期2020年1月。
白い果実、トースティ、ドライ&クリーミー、和の要素に寄り添うワイン、インダイス1


 表情豊かなゲヴュルツトラミネール
 マイベストだったゲヴュルツトラミネール ロッシュ・カルケール2016/4,500円

テロワールはウーライト、収量47ha/㌶、平均樹齢35年、オークの発酵槽で約2週間発酵、オーク樽で12ヵ月間熟成。瓶詰時期は2017年8月、飲み頃は2019年から2028年
第一香から飲み手を魅了するピュアなアロマ、エキゾチックフルーツ、豊潤なテクスチュア、フェノール由来の心地良いビター感、グラス内の温度変化を楽しみたいワイン、インダイス3

インダイス:ドメーヌ ツィント・フンブレヒトでは、すべてのワインに1 から5 までの指標(インダイス)を使用しています。ラベルのAlc表示の下に記載。RSは残糖度。2001年から実施していますが、数値はあくまでも目安 1=RS<9g/L、2=9<RS<15g/L、3=15<RS<30g/L、4=30<RS<45g/L、5=RS>45g/L 


 90分の緻密な解説
 フンブレヒトMWの人となりが伝わってくる緻密な90分でした。

アルザスでビオディナミが発展した理由について、MWは「スイスとの近さにあると思います。1920 年代にルドルフ・シュタイナーが建てたゲーテアヌムはバーゼルにあり、ここはフランスとスイスの国境、かつアルザスにも近いです。バーゼルやライン川沿いでは、人智学の運動がとても盛んであり、フランスで最初のビオディナミワイン生産者もアルザス(1969年)、メゾン・ド・ラ・ビオディナミは当初からコルマールにあります。アルザスには数多くのシュタイナー学校もあり、人口比ではフランスの他の地域よりも多くなっています」と回答していました!


 モノローグ
 オンラインセミナーは5月後半に行われました。

セミナーの時間内では対応しきれないほどの多くの質問があったので、輸入元日本リカーでは、質問を一括してMWに送り、戻ってきた回答は参加者全員にフィードバックするという形式を取りました。フンブレヒト氏らしい、長文の丁寧なお答えばかりだったので、日本リカーの作業が完結するまでに、約1ヵ月かかりました(笑)

偉大な産地でありながら、日本では十分にその魅力が伝わっているとは思えないアルザス! 
オンラインセミナーの詳細な話を、わかりやすくまとめるのに少し苦労しましたが、ワインラバーの皆さまのお役に立てば幸いです。

製品についてのお問い合わせ先
日本リカー株式会社 03‐5643‐9772

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再々延期で数カ月間 青山校のセラーで微睡んで(まどろんで)いたシャンパンたち [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

  無病息災を願う重陽の節句
  9月9日でしたね!

当たり前の日常が戻ることを願い、感染対策には十分に留意しつつ、コロナ終息を願っている私ですが、つい先日、「まがりなりにもコロナ収束」なる発言をしたマスク姿が全く様にならない某大臣にはあきれました[がく~(落胆した顔)]
そんな状況下、12日を期限にしていた緊急事態宣言が今月末まで延長になりました。


  再々延期になっていた講座
  今週 待機状態だった講座を実施することができました。

 4月下旬に緊急事態宣言が発令され、4月28日に行う予定だった第4週クラスが休講に!
 翌月に延期したものの、5月も宣言下で開講ままならず、6月30日に再々延期
 そして・・・今月8日、無事開催
 青山校のワインセラーで、の~んびり微睡んでいたシャンパンたちと再会できました!

     注目のアイテム
     4月の講座で供出したかったのがコレです!
     テタンジェが満を持してリリースしたトップ・キュヴェ
     コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008(2020年10月リリース)


 グラスにもフォーカス🥂
 右は講座で使用しているリーデルのリースリンググラス
 左は2021年3月24日にリーデル・ジャパンから発売されたドンペリニヨングラス
 ドン・ペリニヨン2010(2020年10月上旬リリース)をオリジナルグラスでチェック。これは、
 リシャール・ジェフロワ前最高醸造責任者とリーデルとのコラボで開発されたグラス


 5アイテムの選択理由
 ドリンクス・インターナショナル2021のリストからメゾンを選択
 ドン・ペリニヨンが2ランクアップして6位、テタンジェは1ランクアップして8位
 16もアップしたモエとポメリーの実力を再確認したくて、これら“5アイテム”を選択



 第1フライトでトップ・キュヴェを比較
 #1:ドン・ペリニヨン ヴィンテージ2010
 生産者:ドン・ペリニヨン(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール/比率非公開
 価格:25,900円(税別)
 輸入元:MHDモエヘネシー ディアジオ

LVMHは世界売上ランキング第1位!
ドンペリは飲んだことがなくても名前だけは知っているという方は多いですよね。

2010年は寒い冬の後、春と夏の初めは涼しく乾燥した気候になり、8月と9月は降雨量も多く、湿度も高め。ボトリティス(灰色かび病)が発生し、ピノ・ノワールには影響が出ましたが、コート・デ・ブランのシャルドネの出来は素晴らしく「過去30年で最高」との評価も

9年間にわたる熟成期間を経て、調和の取れた第1のプレニチュード(熟成のピーク)に達しているシャンパンは、#2と比べて若干濃いゴールド。黄色い花や果実、マンゴー、ブリオッシュ、ナッツやカカオ似の香ばしさ。酸味は#2よりソフト。中盤以降広がるビター感。グラス内の温度が上がるにつれて、ロースト香が際立ち、旨味と重厚感を伴ってフィニッシュ。
ドンペリニヨンングラス(DP)で試すと、先のグラスで感じた個々の要素が、まとまり感を持って舌に乗ってくる印象。ゆえにビター感も抑えられ、素直に楽しめる気がしました(第3週講座で体験)

2021年5月、シャンパーニュ地方で、女性だけのグループ“La Transmission Femmes en Champagne”のお披露目があり、その折にも、DPを試してみました。ブログの後半に、番外編グラスに関する一考察と題した一文があるので参考にしていただけましたら幸いです。


日本で最もドンペリに精通しているワインジャーナリスト柳忠之さんは、2010のリリース直前、ヴァンサン・シャプロン最高醸造責任者とZoomで意見交換しています。
「糖度は過去10年で3番目に高く、酸度は2008年に次いで2番目に高い、素晴らしくバランスの優れたヴィンテージになった」とシャプロンさんは語っていたとのこと。まさに、テタンジェのコント・ド・シャンパーニュBdeB2008と利き比べるには最適でした!!!


 右がコント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008
 シャルドネ100%とは思えないほどの深みのある色調

 #2:テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008
 生産者:テタンジェ(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ100%
 ドザージュ:9g/L
 価格:30,000円(税別)
 輸入元:サッポロビール

2008年ヴィンテージとの最初の出会いは、輸入元サッポロビール招聘によるお披露目会でした。2020年10月27日のことです。和紙デザイナーの堀木エリ子さんとのコラボレーションで、その時はバカラのシャンパーニュグラスでサービスされました。奇しくも、その翌日、ワイン王国のシャンパーニュ特集120号のため、同社にお邪魔した折、コント・ド・シャンパーニュBdeB2008がリストにあったので、再度試すことができました。3回目は年が明けて、4月のシャンパン講座第3週。そして4回目は今月8日の第4週のクラスでした。この間に、テタンジェの実力をじっくり観察することができました。

1回目、2回目はデビューしたばかりの赤ちゃん状態でしたが、2008年ヴィンテージならではの“酸の存在感”は秀逸! シャンパンを構成している各要素は落ち着いていませんでしたが、多大なポテンシャルを感じました。半年経過して3回目にチャレンジ。この時は豊潤な果実味、凛としたミネラル感、層になって広がる旨味、フェノール由来のビターなニュアンス(これは時間の経過でワインに溶け込みスムーズに)に魅了されました。そして今回、第4週の講座メンバーとテイスティングした感想は、チボー4世ゆかりのシャルドネをメゾンの要にしているテタンジェの最高傑作の1つと確信しました。格調あるミネラル感、一本芯の通った上質な酸味、和食と合わせて楽しみたい塩味、すべてにおいて品格をまとった趣き。DPで試すと、凛とした酸味はまるくなり、果実の要素を顕著に感じます。


 第2フライト/メゾンの顔NVから個性を読み取る
 #3:モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアルNV
 生産者:モエ・エ・シャンドン(NM)
 ぶどう品種:ピノ・ノワール、ムニエ(各30~40%)、シャルドネ(20~30%)
 ドザージュ:9g/L
 価格:6,500円(税別)
 輸入元:MHDモエヘネシー ディアジオ

#1との共通項は、香ばしさ、余韻に残るホロ苦さ。発酵・醸造はステンレスのみ、リザーヴワインは20~30%使用、24ヵ月瓶内熟成、飲む時はキリリと冷やして!


 #4:ポメリー ブリュット・ロワイヤルNV
 生産者:ポメリー(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ34%、ピノ・ノワール33%、ムニエ33%
 ドザージュ:9~9.9g/L
 価格:6,800円(税別)
 輸入元:ヴランケン ポメリー

軽快でクリーミー、ストーンフルーツ(種の大きな果実)のニュアンス、果実味とフレッシュな酸味のナイスバランス。全体的にまるみがあり、黒ぶどう由来の旨味、酒質も良好。当日は女性講座生からの人気も高く、好感度がアップした印象。2017年から 最高醸造責任者が変わったことも要因!?


 中央がポメリー、3つのなかでは一番濃い色調、黒ぶどうの要素も感じます。

 #5:テタンジェ ブリュット・レゼルヴNV
 生産者:テタンジェ(NM)
 ぶどう品種:シャルドネ40%、ピノ・ノワール+ムニエ60%
 ドザージュ:9g/L
 価格:6,908円(税別)
 輸入元:サッポロビール

#2との共通項は、石灰由来のピュアなミネラル、綺麗な酸味、若干のビター感。バランスが良く、スマートでエレガントな印象。美的センスのあるヴィタリー・テタンジェ女史が5代目当主になったのでシャンパン業界を大いに刺激して欲しい気分です!


               o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。

           [NEW]シャンパーニュ地方の2021年の収穫情報
  出典:シャンパーニュ委員会日本事務局


          o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。

 今月で上半期の講座が終了します。私の大好きなヴィンテージを揃えて、
 第3週&第4週の皆さんをお迎えしたいと思っていますo○.。


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NHK文化センター青山校 2021年秋期(10月~3月)シャンパン講座の募集開始です! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

     [NEW]シャンパン講座@NHK文化センター青山校
     秋期も従来通り、感染対策には十分な配慮をしてまいります。
     1テーブル1名席 
     マスク&フェイスシールド着用 

 グラスは消毒の必要を考え、リーデル青山本店からレンタル


 オーダーメイドなシャンパンレッスン<第3週> ~各メゾンの奥深さを愉しもう~ 
 開催6回/毎水曜日 /19時~21時
 ◍10月20日
 ◍11月17日 
 ◍12月15日 
 ◍1月19日 
 ◍2月16日 
 ◍3月16日 
 講座の詳細はコチラありがとうございました[わーい(嬉しい顔)]

 オーダーメイドなシャンパンレッスン<第4週> ~各メゾンの奥深さを愉しもう~ 
 開催6回/毎水曜日 /19時~21時
 ◍10月27日
 ◍11月24日 
 ◍12月22日 
 ◍1月26日 
 ◍2月23日 
 ◍3月23日 
 講座の詳細はコチラありがとうございました[わーい(嬉しい顔)]

 NHK文化センター青山校 電話 03-3475-1151
 受付時間は月曜~金曜 9:30~18:00 (土曜~17:30、日曜~15:00) 


 [NEW]ホテルオークラワインアカデミー秋期講座
 オリンピックも終わったので、いつものクラスに戻ります[わーい(嬉しい顔)]
 新たな話題も盛り込んで、実のある時間にしたいと思っています。
 第32期のスケジュールはコチラから

 引き続き、宜しくお願いいたします🥂🥂🥂

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名醸造家 M.シャプティエが惚れ込んだシャンパンメゾン『ドゥヴォー』の魅力全開 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

        コート・デ・バール地区最大の協同組合ドゥヴォー
    1846年にジュール&オーガスト・ドゥヴォー兄弟がエペルネにメゾンを設立
    3世代にわたり、精力的な活動を続けていましたが、
    いずれの代も、残された未亡人(Veuve ヴーヴ)が活躍!
    1987年、ジャンポル・オーギュスト・ドゥヴォーに跡継ぎがいなかった為、
    協同組合ユニオン・オーボワーズ
    現グループ・ヴィニコール・シャンパーニュ・ドゥヴォーにブランドを譲渡


 画像提供:国分グループ本社(株)
 ドゥヴォーの拠点はコート・デ・バール地区バール・シュル・セーヌ、栽培面積は850㌶


  トップキュヴェ『ステノペ』のフォイルのトップ部分
  ステノペはコート・デュ・ローヌ地方のM.シャプティエとのコラボシャンパーニュ
  両社はレ・リセー村に畑を共同購入して、プロジェクトを開始しました!


                ピンホールカメラ
            ステノペは“ピンホールカメラ”の意味
 そのこころは・・・毎年のヴィンテージを表現する特別なキュヴェ“Cuvée Spéciale”


 シャンパーニュのラインナップ
 この他に「コトー・シャンプノワ」も生産しています。
 輸入元国分グループ本社(株) からご尽力いただき、ドゥヴォーを徹底探求できました。
 講座後の質問にも迅速にご対応いただき感謝しております、ありがとうございました!

 上質なミネラルの洗礼を受け、コロナ渦中、心身ともに浄化された気分です[わーい(嬉しい顔)]


 第1フライトはトップレンジからスタート
 #1:ドゥヴォー ステノペ2011/生産量6,387本
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:非公開
 ドザージュ:非公開
 価格:33,000円(税別)

ステノペ2011は昨年10月、ワイン王国No120の特集『シャンパーニュへの旅』のテイスターとして参加した時に試飲しました。品種やドザージュは非公開なので推測するしかなかったのですが、2011年はシャルドネのできが良かったので、ピノを重視するドゥヴォーでも、このVTは白ぶどうの比率が多いのでは・・・と思いました。
あれから、10カ月余りが過ぎて再試飲したステノペは瓶熟の状態も良好、ミネラル感が際立ち、シャプティエ好みと再認識しました。

香りのインパクト大! 熟した黄桃やアプリコット、ドライフルーツ、果実のコンポート、ヘーゼルナッツやアーモンド、香ばしさと最初から最後まで一貫して続くミネラル感、そしてビターな印象も。グラス内の温度変化(冷蔵庫温度8度から16度位まで)を1時間以上かけてチェック。層になって広がる様々な香りと味わい、気泡が落着いてきた後半は上質な白ワインのイメージ、酒質が本当に綺麗です!


 #2:ドゥヴォー D ミレジメ2008
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:PN50%、CH50%
 ドザージュ:約6g/L
 価格:13,000円(税別)

#1より少しだけ濃い色調、気泡は繊細で緻密、凛としたミネラル、蜂蜜や蜜を含んだ花の香り、ロースト香やスパイス。2008年ならではの酸味の存在も好印象。バランスが良く、今飲んでも、十数年後に飲んでも楽しめるお薦めのアイテム。第3週&第4週の講座生から圧倒的な支持を得ていたのが#2でした。



2009年3月、ザ・ペニンシュラ東京『ヘイフンテラス』でシャプティエ独占インタビューのチャンスがありました。彼は自他ともに認めるシャンパーニュラバーであり、本拠地タン・エルミタージュのメゾンには、お気に入りのシャンパンがストックされています。ヘイフンテラスの時はテタンジェ『コント・ド・シャンパーニュ』(当時の輸入元は日本リカー)が供出されました。そんなシャプティエが「コラボ相手に何故ドゥヴォーを選んだのか?」、その答えが今講座で理解できました。
1991年から自社畑にビオディナミを導入し、テロワール重視の醸造家として名を馳せるシャプティエと、コート・デ・バールのテロワールをメゾンの誇りとし、それを製品に反映させているドゥヴォー、必然的な繋がりですね!



 第2フライトはコート・デ・バールのPNにフォーカス
 #3:ドゥヴォー ロゼ・デ・リセー2014新製品
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:PN100%/コート・デ・バール地区レ・リセー村
 小容量のステンレスタンクで発酵、その後MLF
 25%のぶどうは足踏みでプレスし、短時間のマセラシオン
 価格:9,000円(税別)

ルビーやグリオットチェリーのような赤ワインに近い色調。香りは軽快、赤系果実が詰まったバスケット、ピンクペッパーや甘草。タンニンは柔らか、酸味は穏やか、ミネラル感もあり、舌触りはソフト。

  リセー村にある自社畑の厳選した区画の樹齢15~45年のピノ・ノワールを使用。
 生産量が少ない希少アイテム、これは913番目のボトル


 #4:ドゥヴォー クール・デ・バールNV
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:PN100%/コート・デ・バール地区
 (20年にわたり環境に配慮した畑のぶどう、オーガニックの区画も含む)
 リザーヴワイン:オークの大樽で熟成させたものを20%使用
 ドザージュ:8g/L
 価格: 9,000円(税別)

色調はベージュを帯びたゴールド、フレッシュ感があり、最初に口中に泡の刺激、気泡自体はワインに馴染みスムーズ。第一印象は黒ぶどう由来の力強さ、果実の旨味と厚味、木の実や香ばしさ。中盤から終盤にかけてビター感。コート・デ・バール地区最大のメゾンの自負を感じさせるアイテム

 レ・リセー村の自社畑のピノ・ノワールの味わいを確認。
 ロゼ・デ・リセーとブラン・ド・ノワールの両ピノ・ノワールを利き酒できたことで、
 ドゥヴォー好みの黒ぶどうが見えました。豊潤かつエレガントなスタイル!


 第3フライトはコレクションDシリーズ
 メゾンのこだわりが凝縮しているコレクションDシリーズ
 ソレラシステムで保管しているリザーブワイン(1995年~2011年)を使用
参考ドゥヴォーは1992年からリザーヴワイン用に10基のフードルを導入。うち1つは2002年からソレラシステムに使用、毎年30%を入れ替え、継ぎ足ししている。この他、1995年からステンレスタンクでもソレラシステムを採用


 #5:ドゥヴォー キュヴェD
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:PN55%、CH45%
 発酵:ステンレスタンクとシャンパーニュ産の樽25%(うち10%は300㍑で8~9ヵ月)
 ドザージュ:約7g/L
 価格:9,000円(税別)

色調はゴールドイエロー、白い花や白胡椒、ブリオッシュの香り、ふくらみのある味わいで舌触りはきめ細かくクリーミー。シェフ・ド・カーヴ 一押しのマリアージュは夏に搾乳したコンテ!


 #6:ドゥヴォー ウルトラD
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:PN55%、CH45%
 リザーヴワインの比率は35%、一部MLF
 ドザージュ:約3g/L(エキストラ・ブリュット)
 価格:10,000円(税別)

色調はゴールドイエロー、快活でフレッシュ、白い花、ミネラル、塩味、ヨード、香ばしさと若干ビターなニュアンス。キュヴェDにはコンテがお薦めとのことなので、私的にはヨードの要素に相乗させるべく、フルムダンベールに海苔を巻いてチャレンジしたい気分!


 #7:ドゥヴォー D ロゼ
 生産者:ドゥヴォー(CM)
 ぶどう品種:PN55%、CH45% /うちPNを10%ブレンド
 ステンレス製の大樽でアルコール発酵させた後、一部MLF
 ドザージュ:約6g/L
 価格:11,000円(税込)

色調はアプリコットサーモンピンク、芳醇でフルーティー、ラズベリーやアプリコット、全体にまるみがあり、酸味も強すぎることなく素直な印象、ロゼを飲み慣れていない人にも薦めやすいアイテム


 
 第3フライトはすべてぶどう品種(PN55%、CH45%)の比率は同じ
 講座生を惑わせていたのが、#5#6のドザージュ量4gの違いでした。
 シャンパンを飲み慣れている人ほど、キュヴェDのほうをドライと感じたようです。

 ワイン王国誌上に、ドゥヴォーの現地取材をしたボーヌ在住の熊田有希子さんが、
「ドゥヴォーは所有畑850㌶のうち、選別された100㌶をコレクション用の畑にしている。
 メゾンには数多くの選択肢があり、様々なテクニックを組み合わせることで、幅広く、
 複雑なアロマを生み出し、清涼感と熟成感のバランスを保っている」と書いています。

 キュヴェDは、10%の樽発酵を行い、5年以上の長熟でも、清涼感を損なわないように、
 倉庫の温度を12度に設定し、MLFをさせないようにしているとの記述もありました。
 MLFのかけ方も微妙に異なるDシリーズ、その塩梅が講座生を混乱させたようです。

 前述の熊田女史が「ぶどう品種や樹齢を料理でいう素材に例えるなら、
 ドゥヴォーは無限のレシピを持っているといえよう」とコメントしているように、
 メゾン勤続30年のシェフ・ド・カーヴ、ミッシェル・パリゾさんが、
 メゾンの顔“Dシリーズ”に並々ならぬ愛を注いでいることがよくわかりました。
 ここは講座生と研修ツアーで訪問してみたいメゾンです!!


 点字導入の先駆者シャプティエ
 1995年から点字ラベルを採用したM.シャプティエ
 友人に盲目の音楽家がいらしたことがきっかけだったと伺いました。
 ステノペは白と黒を基調にしたスタイリッシュなパッケージ、点字表記わかりますね
 このボトルは限定生産6387本中1646番目になります。
 今期参加のブログ仲間Hakoさんのリポートもご覧ください!


 ドゥヴォーに関するお問い合わせは国分グループ本社 (株)03-3276-4125 (代表)


           .。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○


 味覚受容体TAS2R38とコロナウイルスの関係
 
8月18日、ちょうど第3週のシャンパーニュ講座直前に、ワイン専門商社(株)Firadisからワインのスーパー・テイスターとコロナウイルス耐性(記事の内容はFiradisの翻案であり、文責はすべて同社に帰属)と題する興味深いワインニュースが届きました。
「苦みを知覚する受容体TAS2R38が活発化すると、繊毛の動きや粘液の分泌が増加し、さらには、一酸化窒素を放出するので、コロナウイルスを発症させるスパイクタンパク質の活動を抑える働きがある。ゆえに敏感な味覚を持つスーパー・テイスターはTAS2R38の働きで、コロナウイルスに対する自然耐性がある」との内容でした。
さてさて、皆さまは、コーヒーやブロッコリー、ピノ・ブランを口にした時、苦みをしっかりキャッチできていますか?


NHK文化文化センター青山校の秋期講座の募集開始は9月1日からです。
感染対策には、今まで以上の配慮をしながら、2クラス体制で進めてまいります。
10月からのシャンパーニュ講座も、引き続き、宜しくお願いいたします!!

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アースデイに合わせて開催されたカリフォルニアワイン・サステイナビリティ・メディアセミナー [Zoom / ワイン]

  カリフォルニアのサステイナブルに注目!
 カリフォルニアワイン協会(以後CWI)主催で、
 サステイナブルをテーマにしたオンラインメディアセミナーが開かれました。

 会場となったのは昨秋にオープンした東京エディション虎ノ門


 日程は4月22日のアースディと前日21日の2日間。基調セミナーを担当したのは、
 カリフォルニア・サステイナブル・ワイングローイング・アライアンス(CSWA)
 アリソン・ジョーダン事務局長

 一覧で見る活動の変遷
 CSWAのサステイナビリティ教育と認証活動
 ぶどう栽培とワイン造りに関わる人たちによって、2001年に定義付けされました。

 米国の環境問題の取り組みの素晴らしさは第三者による認証システム!
 2010年に立ち上げた第三者認証プログラム(CCSW)により、
 現在171のワイナリー/全体の80%が「ワイナリー認証」
 2,247の農地/全体の32%が「畑認証」を取得。
 米国には他に、ナパのエリアに限定したナパグリーン等、
 州内の別プログラムも設定されていて、厳格な認証ですべてが機能しています。


模範的な2つのワイナリーと繋いで
【シルヴァー・オーク アレキサンダー・ヴァレー】
ナパ・ヴァレーのオークヴィルを拠点にしていたシルヴァー・オークは、2013年にソノマのアレキサンダー・ヴァレーにも畑を購入、2017年から稼働させています。
ワイナリーのスタートは1972年、オイル業を生業にしていたレイ・ダンカン氏が創業し、初代ワインメーカーのジャスティン・メイヤー氏が唱えた「メイン品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、樽はアメリカンオークを使って熟成させる」という2点を遵守し、今もそのスタイルを継承しています。

 LEEDは建築物の環境性能を評価する国際的な認証
 2018年、LEEDのEBOM(既存の建物・運営・保全)部門で世界初のプラチナ認証ワイナリーに!

 ソノマのアレキサンダー・ヴァレーにあるワイナリーは7棟から構成されています。
 すべてが認証の対象になっていて、昨年はリビング・ビルディングに認定されました。



     【リッジ・ヴィンヤーズ リットン・スプリングス】
     リッジのデイヴィッド・アマディア社長がナビゲート


 エコフレンドリーなリットン・スプリングスにあるワイナリー
 畑には超100年のジンファンデルの古樹も!


      ワイナリーの建て替え時、断熱壁に利用した藁(わら)ブロック



 ランチにはワイナリーのオリジナルレシピも登場
 左から供出順に
 #1:J Vineyards & Winery Cuvee 20 Brut
 #2:Sunny With A Chance of Flowers Chardonnay 2019
 #3:Ridge Vineyards Lytton Springs 2017
 #4:Silver Oak Alexander Valley Cabernet Sauvignon 2016

 サービスされた4アイテム


 バンケット担当の石井シェフがメニューについて解説@オンライン会場


 口開けは実習を交えたクロスティーニ
 蟹とアボカドを使ったクロスティーニ × キュヴェ 20 ブリュット
 輸入元:布袋ワイン

 CWIのオナー・コンフォート国際部長がクロスティ―ニの作り方を指導!


    第2フライトはローアルコール&ローカロリーのシャルドネ
    表ラベルには85カロリー、Alc9%の表示
    裏には85cal、炭水化物3.3g、タンパク質0.4g、糖質0gとの記載


健康志向を背景に
シャイド・ファミリー・ワインズは1972年にアル・シャイド氏がカリフォルニア州モントレー郡に土地を購入してスタートした家族経営のワイナリー。オンラインでナビゲートしてくれたのは2代目のハイディ・シャイドさん。ローアル・ローカロリーのワイン造りは自分の経験からの発想。「毎日ワインは飲みたい。でも翌日の仕事に差しさわりが出るようだと困るので、そのために、体に負担がなくておいしいワイン造りを」と。所有する畑はすべてサステイナブルの認証を受けており、モントレーは風が強い地域なので、風力発電を活用。ワイナリーで使う電力は100%まかなっているとのこと。また、ワインのみならず、1988年から奨学金制度を設けて学生の応援にも力を入れています。そんなシャイドさんの活躍を賞した関連記事をリンクしておきます。今後の益々の活躍に期待します!
Wine Business.com
Person of the year2020


 ハマチのタルタル、大根のピクルス、柚子ごまドレッシング × シャルドネ2019
 輸入元:オルカ・インターナショナル(株)



               第3フライトでリッジ登場   
     比率はZin74%、プティ・シラー15%、カリニャン9%、マタロ2%

ウインナーシュニッツェル、胡瓜のサラダ、アンチョビとケッパーのクリーム × リットン・スプリングス2017輸入元:大塚食品

メインダイニングのエグゼクティブシェフがドイツ人で、彼のシグネチャーメニューがウインナーシュニッツェルとのこと。リッジに合わせて供出されました。北海道産の仔牛、酸味のあるパン粉を使うことが隠し味のような…相性的にはワインのパワーが勝っていた印象

 第4フライトはワイナリーのお抱えシェフから届いたレシピ
 ファロット、マッシュルームとケール × アレキサンダー・ヴァレー CS 2016
 輸入元:JALUX


       カベルネとアメリカン・オーク重視のシルヴァー・オーク
           自社で樽工場を所有し製造しています!
乾燥したファロット(スペルト小麦)はオーブンで焼くとナッツのような香ばしさが出てくるのが特徴。樽由来の甘みと小麦を噛み込むと出てくる甘み。さらに、マッシュルームとワインのアーシーなニュアンスが相乗。それらをシルヴァー・オークの専属シェフは感じて欲しかったようです、なるほど!

 デザートはパブロバ、苺、クレームシャンティー、ライム
 メレンゲのさっくり感と苺の酸味、隠し味的に使ったライムの皮が爽やかでした。


Q&Aで
CWIの『B-Corp』に対する考えを伺ってみました。
Q:カリフォルニアでは、Fetzer Vineyards と Spottwoode Wineryの2ワイナリーだけが、B-Corpを取得していますが、B-Corpの認証についてどのようにお考えですか?
A:我々は、B-Corp認証を取得している、または取得中のワイナリーを非常に支持しています。これは、持続可能なビジネスを構築し、健全で協力的なコミュニティと労働力を創出するという基本原則に沿った、国際的に評価の高いプログラムです。

青木私感:日本でB-Corpはまだまだ浸透していませんが、昨年5月、食品業界で第1号の認証を受けたのがダノンでした。利益重視ではなく、国際基準での良い会社としての評価なので、SDGsとも大いに関連しています。ダノンに続く動きを注視していきます!


カリフォルニアでは干ばつがあるので、節水に力を入れています。
シルヴァー・オークでは、今まで1ガロンのワインを造るのに、7~8ガロンの水を必要としていましたが、今では「1ガロンのワインに1ガロンの水」との回答がありました。7~8分の1の削減、凄いです!

森林火災は、気候変動ともろに繋がるので困難も多いようです。どのように畑を守るかということでは、素朴な対策とは言え「消火訓練や避難訓練をしています」とのお返事でした。


             .。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○


気候変動への危惧
直近の日経新聞によると、カリフォルニア州では2021年に入ってからの森林焼失面積は前年同期比で2.5倍増とのこと。今年は、欧州のギリシャやイタリアやスペイン、南米のブラジル、北アフリカのアルジェリア等、世界規模で山火事が広がっています。


   photo by Fumiko/2018年6月撮影

1977年にピーター・ニュートンが設立した『ニュートン・ヴィンヤード』はセントヘレナの西に位置するスプリング・マウンテンの斜面の土地約260㌶を有し、オーナー夫人は日本への造詣も深く、庭園には赤い鳥居も設えてありました。映画『ブラック・レイン』にはこの鳥居も登場しています。2018年に訪問し、自然と一体となった空間が印象的でしたが、昨年の森林火災で、メインの建物や中庭を消失、このニュースは衝撃でした。

国連の気候変動に関する政府間パネルICPPは、化石燃料の削減など抜本的な対策を取らない場合、気温は21世紀末に最大5.7度上昇するとの試算を出しており(出典:日経新聞)、異常気象や地球環境への対策を迅速に進めていかなければならないと危惧しています。
自分でも身近なところからエコ対策をしていますが、日本政府や環境大臣の言動からは、本気度を全然感じません!

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クインテッサ先行試飲 ~ワイナリーが追及している理想形のひとつが2018年ヴィンテージ~ [Zoom / ワイン]

          9月発売の『Quintessa 2018』を先行試飲


 ナパ・ヴァレーのラザフォードにあるQuintessa/クインテッサ

           先月半ば、新ヴィンテージ2018が到着
       セラーで十分落ち着かせてからテイスティングできました!


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  2018年ヴィンテージ(右)/2017年ヴィンテージ
  気候的な違いも比べたかったので、今回は、2アイテムを比較試飲しました。


青木私感:2017年ヴィンテージは、昨年8月に試飲して以来、1年振りでしたが、瓶熟の変化はそれほど感じませんでした。色調は液縁までしっかりと濃い暗赤紫色、香りは黒系果実や黒オリーブやグラファイト。口中ではボリューム感があり、Alcの“存在”も顕著。タンニンはワインに馴染み、木目は細かく穏やか。余韻にAlc由来の甘みと骨太の重厚感。空気との触れ合いで、隠れ気味だった酸味が出てくるのでデキャンターがお薦め。2017年ヴィンテージは温暖なヴィンテージ好きのアメリカ人に好まれるワインスタイルだと思います。

青木私感:2018年ヴィンテージは同じアルコール度数(14.5%)ながら、味わった時の印象はかなり違いました。7月13日に瓶詰したばかりなので、まだまだ赤ちゃん状態。樽の要素もワインには溶け込んでいませんが、果実味、酸味、渋味(タンニン)のバランスが良好で、心地良い余韻の広がりも好印象。ビオディナミ農法の成果、土壌の多様性、なにより冷涼なヴィンテージならではの傑作だと思いました。クインテッサが求めている理想形のひとつと言えるのではないかと、私は思っています。


             8月6日はZoomミーティング
        昨年に続き、今年も新ヴィンテージの試飲を交えながら、
      エステート・ディレクターのロドリゴ・ソトさんにお話を伺いました。
       1996年から導入してきたビオディナミ農法の認証に関しては、
          「あと数週間以内に受けられる」とのことでした!

 ヴァカ山脈の麓に位置するクインテッサ
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 ドラゴンレイク、ドラゴンテラスの奥に見えるのがヴァカ山脈

ヴィンテージについて、ロドリゴさんは「ヴァカ山脈の影響を受けています。また、ヴァカ山脈に近いか、ナパ川に近いかによって、土壌構成も異なってくるので、それらも関係してきます。さらに、ワイナリーのあるラザフォードは、ナパ川が一度途切れた曲がった地点なので、発生する霧の関係で冷涼年や温暖年の差が出てきます」と言及

使用するぶどう品種には、独自のこだわりがあり、仏ボルドーから渡来して、チリで花開いた品種カルメネールを使用しています。これは、ワイナリーの創始者アグスティン・ヒュネーウス氏、ロドリゴ・ソトGMがチリ出身であることから、この品種を重用!

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  source:Quintessa

「ヴァカ山脈の麓は白い火山性土壌なので、暑くて乾燥した年にはタンニンがしっかりしたぶどう、寒い年だとチョーキーなニュアンスを感じるぶどうになります。ドラゴンレイクの周りは傾斜があり、石が多いので水捌けも良く、ぶどう樹の根が深く張っているので、ヴィンテージに関係なく、一定した品質のぶどうが穫れます」とロドリゴさん。加えて、ナパ川に近いベンチについては「土壌は黒い粘土質で、ぶどうは柔らかく洗練されているので、ドラゴンレイク周辺の区画から穫れるタンニンしっかり系のぶどうとブレンドすることで全体がソフトになります」

 2017年ヴィンテージについて
  アぺレーション:ナパ・ヴァレー、ラザフォード
  ぶどう品種:92%カベルネ・ソーヴィニヨン、4%メルロー
           3%カルメネール、1%プティ・ヴェルド
  アルコール度数:14.5%
  収穫:2017年9月11日~10月7日
  熟成:22ヶ月、フレンチオーク100%(新樽76%)
  瓶詰:219年7月15日~19日
  生産量:500ケース

  2018年ヴィンテージについて
 「温暖な年より冷涼年のほうがすべてのプロットが完璧なものになる」とロドリゴさん

  アぺレーション:ナパ・ヴァレー、ラザフォード
  ぶどう品種:92%カベルネ・ソーヴィニヨン、2%メルロー
       3%カベルネ・フラン、2%カルメネール、1%プティ・ヴェルド
  アルコール度数:14.5%
  収穫:2018年9月18日~10月25日
  熟成:20ヶ月、フレンチオーク100%(新樽62%)
  瓶詰:219年7月13日
  生産量:500ケース
 
  まろやかなタンニンとソフトでクリーミーなフィニッシュのフル・ボディなワイン
  とても魅力的なフィニッシュ、ビオディナミ農法で栽培されたぶどうのワイン
                     ジェームズ・サックリング/2021年1月/99ポイント

  変化のひとつがコンクリートタンクの使用
 2018年ヴィンテージから、コンクリートタンク(右側)を使用
 発酵は自生酵母で長い時間をかけて!



 2018年ヴィンテージには黒オリーブやアーシーな要素があるので、
 タプナードとの相性は予想通りでした。チーズやクラッカーに添えて!


気候変動に絡んで
環境変化への対策として、干ばつに強い台木の選択、ぶどう樹の仕立ての間隔をあける、畝の向きを変える等の試みをしていますが、暑い日が多いので、ぶどう畑に霧を散布して温度コントロールできるような工夫もしているそうです。
1ガロンのワインを造るために必要となる水の量は、若樹と古樹では異なり、古樹なら4ガロン程度とのこと。クインテッサは貯水池ドラゴンレイクを有効活用していますが、カリフォルニアでのワイン造りにおいて、今後、水の節約は重要課題になりますね。


2020年ヴィンテージに絡んで
今年もカリフォルニアの森林火災が報道されているので心配です。
Zoomミーティングで、火災のことを質問した折、ロドリゴさんが、「2020年は煙害による汚染 スモークテイントがあったので、コンサルタントのミシェル・ロランの来訪時(25日)、彼とテイスティングをして検証する予定」と語っていました。

スモークテイントの除去は、オゾンを利用しているようです。米国の企業のサイトに、除去の仕組みの解説がありました。

クインテッサも、同企業と契約していて、スモークテイント対策に取り組んでいます。ワインメーカーで、ロドリゴさんの元で活動中のレベッカ・ワインバーグさんが、2020年ヴィンテージの対策について語っている記事があったので、併せて載せておきます。
今年の森林火災は、欧州のギリシャやイタリアでも発生しています。甚大な被害が出ないことをこころから願っています!



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             昨年のBeyond Bordeaux

     ボルドー最大手のネゴシアンCⅤBG主催で行われたBeyond Bordeaux
     昨年はコロナ渦中ゆえ、感染対策を考慮し、午前・午後の2部制で実施。
     1名1テーブルの着席形式で、隣席ともしっかりと距離を置いて行いました。
     ここでは、9月リリース予定の26アイテムを先行試飲しました。

     今年は8月末に行う予定でしたが[NEW]9月末に延期!
     昨年の印象が鮮烈だったので今年も秀逸なワインたちの出会いにワクワク!


       2020年8月撮影  
  
      昨年、クインテッサと同時供出されたのは、
      Beaulieu Vineyard Georges de Latour、Dalla Valle Mayaでした!

    来月開かれるBeyond Bordeaux2021にはクインテッサ2018も登場するので、
    再テイスティングがとてもとても楽しみです。
    改めて、Beyond Bordeauxの報告、いたします!!

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ワクチンパスポートの次は延期になっている研修ツアーの再開! [離れて繋がる #新型コロナウイルス]

              2020年8月1日のtwitterは
昨年はNHK文化センター青山校シャンパン講座の上半期(4~9月)が休講になってしまったので、癒しを求めて開講した番外編講座や、日本三大花火で知られる新潟・長岡の花火話題、COVID-19の抑え込みでは成功国だったベトナムのことをツイートしていました。

 
           鳳凰のような雲の形が凄かったです[exclamation×2]


あれから1年経って・・・
日比谷松本楼のボワ・ド・ブローニュは22日まで改装のため休業。
長岡の花火は昨年同様、感染禍からの復興と早期終息を願っての限定打ち上げ。
ベトナムは現在の日本と同じように、新型コロナの感染者数(31日付保健省発表によると市中感染8,620名)は増え続けています。

 

    新型コロナウイルスワクチン接種
    自衛隊東京大規模接センター

   私はコロナ渦中、2回のワクチン接種が終わって少しホッとしています!
   大手町合同庁舎では接種者は色分け(4色)されたコースに誘導されるのですが、
   案内役の皆さんの動きは機敏で、全体の流れはとてもスムーズでした。


受付をしてから、予診、接種、経過観察まで、30分程度で終了。2回目も同様で、安心して帰路につくことができました。ありがとうございました!

直近の報道をみると、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長が集団免疫に関して「国民の70%がワクチン接種をしたとしても、残りの30%がプロテクトされることにはならない」と発言していますし、ワクチン接種で世界をリードしていたイスラエル(16歳以上の80%以上が2回の接種を終了)では、デルタ株の感染拡大を懸念し、「8月からワクチンを2回接種した60歳以上に、3回目の接種を行う」と発表していますね。

米メディアのインタビュー(8月1日)に「米国にはワクチン接種を受ける資格がありながら、接種をしていない人が1億人いる。未接種者の間で感染者の急増が見られる」と答えたファウチ首席医療顧問のコメントが日本経済新聞に載っていましたが、併せて同紙に、「米NBCはワクチン接種を完了してから陽性が報告された人数は、データが利用可能な38州で12万5,682人と、7月末時点で接種を完了している1億6,400万人超のうち0.08%未満にとどまった」との記述もありました。具体的には、約1,300人に“ひとり”の割合!

接種しようかどうか迷っている方々には、免疫学の第一人者、大阪大学の宮坂昌之名誉教授の打たぬチョイス(選択)はないの記事も参考にしていただけると嬉しく思います。


 副反応は・・・
 接種会場で配布された冊子から

1回目は、注射を打った側の肩が重く感じる程度で、他には何の症状も無し。
2回目は肩の重圧感も無く安堵。帰宅してから軽い頭痛と体のふわふわ感。夜38度の発熱。
通常の熱の時と違って、体の中がじわじわと温かくなってくる感じ。とにかく横になりたくて爆睡。翌日の夕方には熱も下がり、いつもの状態に戻っていました。

想定外だったのが、モデルナアーム(&レッグ)
接種後10日ほどして、左の二の腕と、左の太ももに蕁麻疹似の赤い湿疹が! 夜22時頃になると症状が出てきてかゆいかゆい[ふらふら]
2日ほどでかゆみは消えましたが、発熱も発疹も今まで体験したことのない感覚でした。

ちなみに、知り合いの医療関係者の女性たち(いずれも40代)から「39度まで発熱しました」との話を聞きました。データにも記載してあるように、発熱は男性より女性、諸々の症状は高齢者より若い方のほうが敏感のようです。


 ワクチンパスポートが届いて
 管轄の自治体は郵送のみの受付だったので26日に投函!
 7月31日に「予防接種証明書」が届きました!
 今は、できることを、ひとつずつクリアしていく段階だと思っています。


 昨年5月と11月に訪問が決定していたシャンパーニュ研修ツアーの再開に向けて!
 フランス政府は今月9日から、飲食店や大型商業施設等を利用する際には、
 ワクチン接種の終了や検査の陰性証明を記載した「健康パス」の提示を義務付ける方針
「シャンパーニュに行きたいからワクチンを受けます」と宣言してくれた講座生の為にも、
 しっかりとした先導役ができるように頑張ります🥂

 
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