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桜の開花を待ちながら英仏研修ツアーのメンバーとハッピーな感想会 [英仏研修ツアー]

 春の息吹を感じさせるブーケとともに
 英仏研修ツアーから4ヶ月経過
 現地で楽しい時間を共有したお仲間と持ち寄り形式で感想会をしました。
 ゴージャスなAyumi邸に設えられた春めいたテーブルランナー
 お持ちしたパステルカラーのブーケがぴったり調和[exclamation×2]


   photo by Ayumi
   春を誘うペリエ ジュエのグラスで乾杯


 ヴィジュアル&味わいともにナイスだったサンドイッチ


 シャンパーニュの酸味と柿の葉すしの魚介との相性良好


 リッチな生ハムと数種のチーズ
 コンテ、ルブロション、シュロプシャーブルー、パヴェ・ドゥ・ノー、クロタン・ド・シャヴィニョル
 マスカット・ベーリーAにお薦めの味噌系料理


   photo by Ayumi
   シャンパーニュとプルニエのキャビアの旨味 好印象

 
             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



      サントリー『登美の丘 マスカット・ベーリーA 140DAYS 2021』
      MBAのイメージが変わる逸品
      温度変化でピュアな酸味が広がるワイン
      大山弘平栽培技師長渾身のアイテムは限定350本


      品格ある『Y(イグレック)2017』
      SBとセミヨンのバランス絶妙
      口中のねっとり感、長く続くエレガントな余韻


      ブルーノ・パイヤールが誇る『N.P.U.1996』
      20世紀のグレートヴィンテージ
      ゆるやかな酸化熟成と様々の要素が詰まった味わい


      守備範囲の広さを示したパスカル・ポンソン
      デメルのザッハートルテとイイ相性
      シャンパーニュの醍醐味マグナムによる熟成を堪能


 前述の4アイテムに加えて、
 デュヴァル=ルロワのトップキュヴェ『ファム・ド・シャンパーニュGC』
 フレデリック・コサールの『ニュイ・サン・ジョルジュPCレ・ダモード2018』

 背景にドゥ・ヴノージュ訪問時の映像を流しつつ、
 おいしい時間をわかち合ったお仲間と集合ショット
 豪華シャトーのお洒落なクイーンAyumiさんには、
 心温まるおもてなしをしていただきました。
 ありがとうございました[黒ハート][黒ハート][黒ハート]



     追記 いただいたMBA“天空のワイン Laputa2015”
     ドメーヌヒデからの樽買いワイン
     マスカット・ベリーA 100% / 生産量576本
     最初に酸味ありきだったので、ポン酢の酸とのバランスが良いかも
     Ayumiさんから、日頃はしゃぶしゃぶに合せているとのお話があったので納得! 
     アロマに落ち着きがあり、甘ったるさは皆無の、ひと味違うMBA
     MBAはOIVに登録されている品種ですが、呼称・表記はコチラを参照
     ドメーヌヒデはマスカット・ベリーA、サントリーはマスカット・ベーリーA 表記


 叙々苑のキムチチゲ(甘口)で相性チェック
 ポン酢を使った料理にも挑戦してみます[わーい(嬉しい顔)]


             
              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 目黒不動界隈の早咲きの河津桜(2月末に撮影)[桜][桜][桜] 


 ソメイヨシノの開花宣言もまもなくですね。
 とってもとっても待ち遠しい気分!
 英仏研修ツアーのプロローグに加えて、
 各ワイナリーの詳細リポートは今月中にまとめる予定です!!!

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ムートンの元醸造長パトリック・レオンが培ってきた情熱を反映させた『シャトー レ トロワ クロワ』  [来日したワイン生産者&関係者]

 レ トロワ クロワのマスタークラス
 仏ボルドーの右岸フロンサックに位置するワイナリー
 輸入元ミレジムに招聘されたベルトラン・レオンさんは、
 来日記念のマスタークラスセミナーで5種のワインについて解説


    偉大な父親から奥義を伝授されたベルトラン・レオンさん


ワイナリーについて
名門ワイナリーで秀逸な醸造家として活躍していたパトリック・レオンさんが第一線から離れ、当時、学業を終えたばかりのベルトランさんのために、1995年シャトーを入手。購入の最大の決め手は土壌と気候。フロンサックで、グラン・ヴァンに匹敵するワイン造りを目指すレオン一家にとって、前述の2要素は必須条件でした。

レ トロワ クロワは、“3本の十字架”を意味し、シャトーのぶどうが育つフロンサック、セイヤン、サンテニヤンの村にそびえる3つの教会の塔に由来。栽培面積は19.5㌶、畑の最高位は86m、土壌は粘土石灰質で、粘土質はストラクチャーとまろやかさ、フレッシュさとミネラル感は石灰質由来。ぶどう品種はメルロとカベルネ・フラン。全て手作業、収穫には10kgのカゴを使用、2回の選果、区画(45)ごとの醸造、木樽での育成

グラン・ヴァンとは何か
ベルトランさんは「バランスが最も大事」と強調。続けて「力強いワインは毎年造れますが、エレガントなワインはとても難しい。我々にとってのグラン・ヴァンはエレガントさを纏ったワイン」と言及。
2011年の来日時、パトリックさんが語ったリポートを添えておきます。ベルトランさんからいただいた情報と見比べてみると、若干の変化があることがわかります。


   【ちょっと寄り道】
   プライベートで楽しんだロゼ
   初めて試飲した時から心惹かれたロゼ
   2月初旬に現行の2022年VTをラデュレのマカロンと合せて楽しみました!


 5アイテムをテイスティング
 ワインのテクニカルデータはコチラで確認可
 2022レ トロワ クロワ ロゼ
 ME100%、直接圧搾によるロゼ(以前はセニエによる醸造も)

1995年から生産していたロゼ、当初は家族のためのワインでした。ベルトランさんの妹の結婚式で使用。色調は淡く日本の桜を連想させるピンク、石灰土壌に由来するフレッシュ感、酸は穏やか。柑橘果実や赤い果実のアロマがあり、香りと同時に口中に様々な果実の要素が広がるチャーミングな味わい。親しい友との語らいやアペリティフにお薦め

ベルトランさんに、ロゼ造りで最も重要な点について質問したところ、「酸化させないこと」とのお返事があり、「圧搾中ぶどうは空気に触れません。圧搾中にCO2を添加します。収穫は気温が低い夜間に行いますが、気温が低いと酸化プロセスはそれほど重要ではありません。醸造所には酸化を防ぐ、ぜん動ポンプ peristaltic pomp があり、果汁を送る際には、酸化を防ぐために少量の窒素を使います」と語りました。


      2011レ トロワ クロワ ルージュ マグナム
 
2011年は9月まで気候完璧。収穫の頃は気まぐれな天候が続き、最大限の熟度を得るまで待てなかったのですが、ぶどうは一滴の雨を受けることなく収穫できたので2009年や2010年に続く良作。
ME85%、CF15%。醸造は木樽、ステンレスタンク、コンクリートタンク、熟成は34%新樽使用、Alcは14.5%、アロマはフルーティでピュア、ミネラル、タバコ、繊細なニュアンス。「あと10年くらいで土壌由来の個性が加味されます」とベルトランさん


     オマージュヴィンテージの2018レ トロワ クロワ ルージュ
     パトリックさんが最後に関わったヴィンテージ
     ME88%、CF12%、新樽率39%
     熟した果実、きめ細かなタンニン、まろやかな口あたり
     余韻が長く、バランスが取れたエレガントなワイン、現行VT
     レオン一家が求めるグラン・ヴァン
     ファミリーの神髄を感じるヴィンテージ


      参考品 深窓のワイン2012ヴィラ マリー

最も古い区画のぶどう(樹齢80年)を使い、ベルトランさんとシャンパーニュのピエール・ペテルス、ラングドック・ルーションのドメーヌ・ラ・ジャスの3人でワインクラブを結成し、採算度外視でスタートさせたワイン。ファーストヴィンテージの2009年はME100%。ぶどうは完全に除梗し、温度管理しながら木樽で発酵。ピジャージュを施し優しく抽出、
良年のみ生産、本数は約2000本、ほとんど流通させることがない希少アイテム。ヴィラ・マリーは19世紀の建造物の壁に刻まれたかつてのシャトーの所有者の妻の名。ベルトランさんの愛娘の名もマリー。ちなみに、今はワインクラブ自体の活動はしていない模様。

メルロ92%、CF8%、新樽で17ヶ月熟成、完熟した果実、緻密なタンニン、レースのような食感、バランス良好、レ トロワ クロワらしいエレガントスタイル。クラシックなワイン


       参考品 2016ヴィラ マリー
IMG_3327.jpg
        ME66%、CF34%(2区画)
        木樽(新樽2/3、1年使用樽1/3)で16ヶ月熟成
        凝縮感のある果実、熟したタンニン、土壌由来のミネラル
        口中での存在感、フィネスとエレガンス
        2010年と同様の秀逸なヴィンテージ


        【ちょっと寄り道】
         パトリック&ベルトラン親子のサイン入りボトル
         2005年のマグナムボトルには、 
         2018年に惜しまれながら世を去ったパトリックさん
         ベルトランさんのサインが入っています、貴重な記念ワイン!

 2004年4月のセミナーから抜粋 拡大可
 出典:ソムリエ協会機関誌No.79

ソムリエ協会の機関誌編集長時代に担当した記念すべきページ
パトリックさんの熱い思いを感じますし、ベルトランさんのワイン造りの根幹をなしていることがよくわかります。このような機会を得たことを本当に有り難く思っています。
会場からの質問を受けて、パトリックさんが返したお言葉を、最後に書いておきます。

~ワイン造りでは、テロワールを理解し、その土地に対して何ができるかを探すことが大事です。自然を理解し、自然の個性を尊重し、自然の評価を高めるようにすれば、成功します。テロワールを反映させた素晴らしいワインは、ファッショナブルなワインとは違い、流行に押し流されず、歴史の中で、脈々と残ります。それが偉大なテロワールのワインです~


                🍷 🍷 🍷

ベルトランさんは、セミナーの冒頭、「シャトーを1995年に購入して29年が経過し、その間、家族が培ってきた情熱、働く人の情熱に支えられ、今があります」と挨拶していました。一子相伝のワイン造りを伝承された彼がさらに飛躍なさると確信しています!


【製品についてのお問い合わせ先】
株式会社ミレジム 電話 03-3233-3801
担当 @millesimes.com

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ランソン × リーデル × ミシュランスターシェフのフィリップ・ミル / 2月のシャンパーニュ講座リポートと併せて [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 ランソンイベント@リーデル青山本店
 アサヒビールとリーデルの共催 
 MCはランソンのマリアン・ジョフロワ アジア・エクスポート・ディレクター(左)
 ゲストコメンテーターはフィリップ・ミル ミシュランスターシェフ

 アイテムにあわせてセレクトされたリーデルグラス
 シャンパーニュは左から(番号はサービス順)
 3)ロゼラベル・ブリュットNV
 1)ブラックラベル・ブリュットNV
 5)ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004
 2)ブラック・レゼルヴNV
 4)ノーブル・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2004


 グラスは供出順に
 奥左から右へ  1)とヴェローチェ 2)とパフォーマンス 3)とヴェリタス
 手前左から右へ 4)とワインウィングス 5)とブルゴーニュ・ピノ


ランソンの沿革
1760年創業、現在ランソンBCCグループ
所有する自社畑57㌶はすべて有機栽培、うち16㌶はビオディナミ農法に移行中。
ぶどう生産者との長い付き合いにより、460㌶の畑から供給を受け、まかなっています。

4つの原則
①クリュの多様性
100以上のクリュがあり、50%以上がグラン・クリュとプルミエ・クリュ
②ノン・マロ
ほとんどの場合、MLFを実施しない方針
③潤沢なリザーヴワイン
ステンレスタンクだけでなく、フードル(木樽)も活用
20年以上保存しているキュヴェからセレクト
④熟成期間の長さ
リンゴ酸を生かすためには長い熟成期間が必要であり、それによってシャンパーニュ本来の姿を表現

ヴィンテージコレクション
1976年以降、消費者からの要望で古いヴィンテージをリリース
最古のヴィンテージは1894年

パートナーシップ
ヴィクトリア女王から授与されたロイヤルワラント、現在はエリザベス2世からの紋章
40年以上にわたりウィンブルドン・テニストーナメントの公式シャンパーニュ


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



テイスティング&マリアージュのコメント
2)3)5)のテクニカルデータはシャンパーニュ講座の項に記載

1)ブラックラベル・ブリュットNV
ぶどう品種はPN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
クリュの数は100以上、グラン・クリュ&プルミエ・クリュ50%
ベースワインは2017年VT
リザーヴワインは45%
熟成は4年以上
ドザージュは8g/L

マリアン:勢いのある口当たり、柑橘果実や白い花、爽やかで活き活きしていてまろやか、バランスの取れた味わい
フィリップ:ヴェローチェのグラスで味わうとシャンパーニュの塩味がよくわかる。
天麩羅の衣のカリカリ感と良く合い、トースト風味もあるので温かな衣とピッタリ。酸味の心地良さはトマトのジュレや柑橘(レモンやオレンジ)の皮の甘苦みと合せて。パルメザンチーズの香りや味わいはブラックラベルの塩味と相乗するし、歯応えある味わいなので、イタリアのオッソブーコ(仔牛すね肉の煮込み)も面白い。


2)ブラック・レゼルヴNV
ぶどう品種はPN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
クリュの数は100以上、グラン・クリュ&プルミエ・クリュ70%

マリアン:熟成感があり、1) より厚みのある味わい。柑橘果実、バターやアーモンド、木の実、シュル・リー由来の旨味、複雑味
フィリップ:パフォーマンスグラスで味わうとワインの力強さや石灰のニュアンスを感じる。牛肉のカルパッチョやセヴィーチェ。フレッシュアーモンドやヴィネガー、少し辛めの調味料を使ったり、イタリアのアマレットのソースを使った料理もお薦め


  3)ロゼラベル・ブリュットNV

マリアン:英国で人気のロゼ。柑橘ならレモン、グレープフルーツ、クレマンティーヌ。赤いベリー系果実のニュアンスも。ランソンならではの一本筋の通った酸味
フィリップ:ロゼは深みのあるヴェリタスグラス。ラングスチーヌは白身で、甘さ・軽さ・爽やかさがあり、食べ応えもあるので、ブイヨンあるいはコンソメで調理。日本なら甘エビで代用できる。仕上げにバラの花びらを散らすとロゼに映える。柑橘のソースで味付けても良い。イチゴに生クリームやシロップを添えてロゼと楽しむのも一興

  2017年にフィリップさんが桜をイメージして創作したデザート


 4)ノーブル・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2004
 ぶどう品種はCH100% / ノン・マロ
 グラン・クリュ100%
 アヴィーズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、シュイィ
 熟成は18年
 ドザージュは6g/L
 生産本数は14,017本

マリアン:ノーブル・シャンパーニュは素晴らしいヴィンテージのみ造られる。生産量は10,000~15,000本。ブラン・ド・ブランは1983年がファーストVTで、1989、1990、1994、1995、1996、1997、1998、1999、2002と2004。2004年は夏の間は灰色の雲に覆われたが、9月には太陽の祝福に満ち、最高のシャンパーニュが誕生した。長い熟成を経たニュアンス、ビスケット、焼いたパン、アカシアの花、砂糖漬けの果実、舌の両端に感じる塩味
フィリップ:初めて体験するウィングスは鼻がグラスに入ってしまう大きな口径。ブラン・ド・ブランは魚介類に合わせたいシャンパーニュ。フランスなら帆立、牡蠣のヨード香にも相乗。メインの魚料理の脇役として、桃屋の海苔の佃煮を添えてサービスするのも良い。


 5)ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004

マリアン:ピノ・ノワールの力強さが出ている。泡はワインに溶け込みスムースでクリーミー。果肉が柔らかで甘味のある桃や梨。小麦を使ったお菓子やスパイスの効いた物と!
フィリップ:根菜類が合う。大根や蕪のような白色の根菜をキノコと一緒に茹でたり煮たりして、煮汁の風味を生かす。焼きたてのお菓子や洋梨のタルトを冷た過ぎない温度帯の2004年と合せて楽しむこともできる。


 おふたりともシャンパーニュ地方のご出身!

マリアン・ジョフロワさんはフランスのネオマビジネススクールで学び、その後、ブルゴーニュでワインとスピリッツのビジネスの修士号を取得。2010年に生まれ故郷のシャンパーニュに戻り、2013年にランソン入社。欧州市場を担当し、現在はアジア・エクスポート・ディレクターとして活躍中

フィリップ・ミルさんは2008年料理芸術の全国コンテストで優勝し、翌年2009年にはブロンズボキューズで優勝。2009年にランスの老舗『レ・クレイエール』のシェフに就任。2011年ミシュラン1つ星、2012年には2つ星を獲得し、往年の星を取り戻している功労者。2017年の来日時、インタビューするチャンスがあり、見事な料理も披露していただきました。ミシュランスターシェフの心意気をお感じいただけましたら幸いです。


進化するランソン
1986年から2014年までセラーマスターとして在職していたジャン・ポール・ガンドン氏は徹底したノン・マロ主義。2013年に後任者として就任したエルヴェ・ダンタンさん(前職はマイィ・グランクリュの醸造長)は、ガンドン氏の造りを少し外しています。そのことについて、マリアンさんに質問してみました。
マリアン:エルヴェは、従来からの造りを継承しつつ、飲み手に新鮮な驚きや喜びを感じていただきたいと思い、ランソンのシャンパーニュの複雑味の重層化を考えています。醸造設備の改築に手を加え、ステンレスタンクだけでなく、フードルを導入したのも、そのための取り組みです。エルヴェは、今までの経験や直感に基付き、ぶどうの出来具合や状態をみて、判断を下しています。リザーヴワインについても、ソレラシステムや過去何年か遡ったキュヴェを使うというような“決まり事”は全くなく、すべて彼の決断に依るものです。
テイスティングしたヴィンテージ・シャンパーニュはノン・マロ、ノン・ヴィンテージには若干MLFを施しています。
5アイテムを試飲してみると、どんな温度になっても “フレッシュ感、複雑味、芯のある酸味” が顕著です。それをお感じいただければ、エルヴェの考え方が見えてきます。今回のテイスティングでそれがお伝えできれば嬉しいです。



              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。




 2月のNHK文化センター青山校シャンパーニュ講座
 ランソンをメインにユレ・フレール、アルフレッド・グラシアンをセレクト

 比較試飲しながら3メゾンの特徴をチェック

 コルクの背比べ


 第1フライト
 #1:ランソン ブラック・レゼルヴNV
 生産者:ランソン(NM)
 ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
 ベースワインは2014年VT
 リザーヴワインは45%
 デゴルジュマン:2021年8月
 ドザージュ:7g/L
 価格:12,000円(税別)
 輸入元:アサヒビール

2024年なので「4」に注目
第1フライトに2014年と2004年絡みのヴィンテージを入れました。
#1のベースヴィンテージは2014年。色調はストローカラー、柑橘果実や赤系果実、内果皮の軽いビター感。熟成感があり、フレッシュでありながら、時間の経過で様々な要素が層を成すシャンパーニュ。最後まで続く自然体の酸味が好印象


 #2:ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ2014
 生産者:ユレ・フレール(NM)
 ぶどう品種:ムニエ100% / ノン・マロ
 リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
 デゴルジュマン:2019年
 ドザージュ:3g/L
 価格:13,800円(税別)
 輸入元:テラヴェール

1960年創業のユレ・フレール、所有畑は10㌶、相続で叔父たちと畑を分割。但し、管理は3代目のフランソワ・ユレ当主が行っているので、実質的にはRM形態。モンターニュ・ド・ランスにある畑は北向きなので、ぶどうはゆっくり熟し、粘土質の土壌はぶどうに厚みと豊かさをもたらす。シャンパーニュ業界の次世代を担う実力派

他の2アイテムより濃い目の色調、果実感と熟成のニュアンス、ミネラル、ピュアな酒質、ドザージュ量が極少ながらぶどうの熟度に由来する甘味。温度が上がっても最後まで存在感のある酸味。第3週の講座生の多くを魅了していたアイテム。キャトル・エレマン(4つの要素)は単一品種、単一畑、単一年&ひとりの造り手を意味するネーミング


       #3:ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004
        特別手配のドンペリニヨングラスDPGと通常のリースリンググラス
       
        生産者:ランソン(NM)
        ぶどう品種:CH70%、PN30% /ノン・マロ
        デゴルジュマン:2021年9月
        ドザージュ:6g/L以下
        価格:26,800円(税別)
        輸入元:アサヒビール

DPGはドン ペリニヨン前醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワさんが2019年に後任のヴァンサン・シャプロンさんと共に、視覚、嗅覚、味覚のすべてにおいて最高のテイスティング体験が可能になるグラス開発に挑戦したもので、1年を超える試行錯誤の末、最終的にジェフロワさんによる分析と改良案に従って形状を決定し完成

プレステージシャンパーニュの利き比べの時に、DPGを使うと、複雑なシャンパーニュのどの側面も主張し過ぎず、バランスよく試飲できるので、私はよく使っています。ワンワードだと“浄化”


 マルタ騎士団のロゴ
 1760年フランソワ・ドラモットがメゾンを興し、次男と事業を行っていましたが、
 1798年に聖マルタ騎士団の騎士だった長男ニコラ・ルイが帰国したことでメゾンを継承
 ランソンのラベルやプラークにある十字マークは聖マルタ騎士団の紋章


 ランソンには赤が似合ってますね!



 第2フライト
 アルフレッド・グラシアンは1864年から150年以上続く家族経営
 すべてのアイテムはノン・マロ、樽発酵&樽熟成
 シェフ・ド・カーヴは一子相伝で、ジェジェ家が代々継いでいます。

 #4:アルフレッド・グラシアン ロゼNV
 生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブージー産PN12%添加 / ノン・マロ
 リザーヴワインは約40%、瓶熟成は約24カ月
 デゴルジュマン:2023年2月
 ドザージュ:9g/L以下
 価格:10,500円(税別)
 輸入元:WINE TO STYLE

アセロラカラーからオレンジに近い色調。果実のアロマ、タンニンや酸味のニュアンス、最初から最後までフレツシュ感を伴ったロゼ。ランソンより力強さがありますが、DPGで試すとタンニンまろやか!


      #5:ランソン ロゼ・ラベル・ブリュットNV
      通常のリースリンググラスとドンペリニヨングラスDPG
          
      生産者:ランソン(NM)
      ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%、赤ワインを7%添加
      ブージー、キュミエール、リセの黒ぶどうを使用
      一部MLF
      デゴルジュマン:2021年10月
      ドザージュ:8g/L以下
      価格:12,000円(税別)
      輸入元:アサヒビール

上品なサーモンピンク、果実のアロマ、心地よい酸味、軽いビター感。DPGで味わうと、味わいが淘汰され、ランソンに新風を吹き込んだエルヴェ・ダンタンスタイルを実感。“バラの香り”を明確に感じ、フィリップさん提案の料理が完璧にイメージできました。第3週&第4週の講座生の多くが絶賛していたロゼ、お花見に超お薦め!

講座生のHakoさんブログも添えておきます。


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



           [NEW]4月からのシャンパーニュ講座募集開始
     毎月第3週第4週になります。
     キャンセル待ちの登録も受け付けています。
     多くのシャンパーニュラバーさんにご興味を持っていただけると嬉しいです[わーい(嬉しい顔)]

          春季からは、2クラスのメリットを生かしながら、
          最終回の6回目を合同開催にすることにしました。
          シャンパーニュの醍醐味であるマグナムサイズに特化
          引き続き、宜しくお願いします。


          [NEW]INFORMATION
          3月1日スタート『ランデブーAWA(泡)』
          今年は帝国ホテル開業134周年なので「134」に因み、
          134銘柄のシャンパーニュやスパークリングワイン等の品揃え
          グラスで提供するのは、お薦めのプレミアム等常時10種程度
          営業時間は17時~22時30分 / 席数は52
          お電話でのお問い合わせは03-3539-8045
          詳細情報は以下
          https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/awa/

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おもしろ体験 ~Vin de TAHITIの“イタリア”という名の品種が気になって~ [ワイン]

       21日の第3週シャンパーニュ講座の最後に、
       泡以外のスティルワイン体験[わーい(嬉しい顔)]
       ラベルの絵柄はサンゴ、回りのデザインにもサンゴ

       講座生のY氏が、1月半ば、チリのイースター島にご出張
       渡航ルートが、日本⇔タヒチ⇔イースター島だったので、
       経由地タヒチのワインをお土産に持ち帰ってくださいました。
       ちなみに、所要時間はトランジットを入れて計18時間程とのこと
       私の場合、チリ行きはアメリカやカナダ経由だったので約30時間
       フライト時間、大違い[ふらふら]

        希少な甘口白ワイン
        Vin de TAHITIのMONAMONA

         裏ラベルにある地図を拡大すると・・・

 産地の位置がわかります!

 ぶどう品種の探求
 HPにはマスカット、イタリア、カリニャン・ルージュの表示
 第3週のメンバーから「イタリア種って、何?」の声

 出典:植原葡萄研究所のHP 
 1953年の開設以来、確実な品種と台木による健全な苗木を生産販売している
 山梨県の植原葡萄研究所のHPにイタリア種がありました、さすが!!
 上記(出典:植原葡萄研究所)のようなぶどうでした。


 モナモナのデータ
 生産地域 : フランス領ポリネシア ランギロア環礁
 栽培面積 : 5.6㌶
 ぶどう品種:マスカット、イタリア、カリニャン・ルージュ
 糖度:20g/L

 source :Vin de TAHITI のHP
 サンゴに由来する石灰質土壌

 source :Vin de TAHITI のHP
 熟したぶどうを選別するために手摘み収穫、収穫は5月と12月の年2回  
 ぶどうの樹齢は15~20年、台木無しの自根

 ワイナリーのコメント(要約)
 20gの残糖にもかかわらず、アタックはフレッシュ、しっかりした果実味のアロマ
 カリニャンがワインに骨格と心地良いバランスを与え、
 フルーティーかつミネラル感を伴う余韻
 フルーツとあわせてすぐに飲むことも、2~3年寝かせて飲むこともできる。

 青木私感は・・・
 マスカット種だけでなく、イタリア種にもマスカット系のアロマがあるので、 
 ファーストアタックは素直にマスカット満載、若干ペトロールのニュアンス
 舌の上に糖分のねっとりした感じはありつつ、
 フレッシュな舌触りと南国果実の風味がうまく溶け合い、
 土壌由来のミネラル感が中盤以降続くチャーミングなワイン
 テイスティングして、イメージしたマリアージュが、
 ■ロックアイスを入れてキ~ンと冷やして
 ■完熟したパイナップルとあわせて or パイナップルのアイスキャンデー


イタリア種のさらなる深掘り
南太平洋のタヒチにはなかなか行けません。ゆえに、とても貴重な体験になりました。
ヴァン・ド・タヒチは南太平洋のフランス領ポリネシアのツアモツ諸島で造られています。ドミニク・オロワ・エステートはランギロア島にある唯一のワイナリーで、1992年に初めてぶどう樹を植樹。30年以上前に、ドミニク・オロワ氏が、ツアモイ諸島でワインが生産できると信じ、様々な品種にトライし、試行錯誤しながら今に至りました。近年はワイン品評会でも良い評価を得ています。

イタリア種についてネットサーフィンしていて、興味深い記事を発見しました。
山梨県南アルプス市のMなびに「イタリアという名の欧州種葡萄」の項がありました。
なんと、ぶどう栽培の導入期(明治から大正期まで)に、南アルプス市で生食用に栽培されたぶどう品種のうち、日本古来の「甲州」、米国種の「デラウェア」、欧州種の「イタリア」の3品種が確認できたという記述等があり[exclamation×2]

Y氏のお土産ワインがきっかけで、新鮮な情報を得ることができました。
備忘録にします、ありがとうございました!
気候変動の影響下、海面上昇が取り沙汰されている折なので、
南太平洋の島々に問題が出ないことを願っています。
海水温によるサンゴの害は気になります。

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伊ピオ・チェーザレの若きリーダー フェデリカ・ロージー・ボッファ・ピオ当主が語る伝統の継承 [来日したワイン生産者&関係者]

 伊ピエモンテの老舗ワイナリー『ピオ・チェーザレ』
 5代目フェデリカ・ロージー・ボッファ・ピオ当主

1月から取扱いを開始した輸入元WINE TO STYLEの招聘でフェデリカさんが来日。ブルガリ イル リストランテ ルカ・ファンティンで8種のワインの試飲を交えながら、家族の系譜や新たな取り組みについて語りました。

 
   画像提供:WTS

初めてフェデリカさん(1997年生)と会ったのは、父親ピオ・ボッファ当主と一緒に来日していた2017年秋で、あどけない面影が印象的でした。
彼女が23歳の時、ボッファ当主がCOVID-19の合併症で逝去。それを契機に、フェデリカさんは5代目としてワイナリーを継承。今は、いとこのチェザーレ・ベンヴェヌート・ピオさんと143年の歴史を有すピオ・チェーザレを仕切っています。7年余りの間にいろいろありましたが、成長ぶりに感心しました。

「1881年にワイナリーを興した初代チェーザレ・ピオは、ワイン好きの情熱をビジネスに変えた人で、当時20歳。イタリアでのパスポート番号はNo.55、早くから海外を視野に入れ、販売にも力を入れていました」とフェデリカさん。ピオ家は、20代の若さが原動力なのかも知れませんね。ちなみに、ワインは現在、世界55ヵ国に輸出されています。

ピオ・チェーザレの独自性
イタリアの北西部ピエモンテ州ランゲ地方アルバ村の旧市街地の中心部にあり、歴史的なアルバ村に位置する唯一のワイナリーとして、村の紋章をラベルに載せることや、バルバレスコとバローロの生産も許されています。1700年代後半に建てられたセラーには、ローマ人が遺した城壁の跡があり、地下4層構造の最下層はタナロ川の地下水脈よりも低いことがわかっています。ワイナリーが手狭になってきたことから、現在、新しい施設を拡張中で、完成後は、白ワインの醸造やロジスティック部門で活用するとのことでした。

ぶどう畑は80㌶で、すべて自社畑。栽培には化学薬品を使わないサステナビリティを優先した農法を採用し、太陽熱を利用したソーラーパネルでワイナリーの電力の60%をまかなっています。栽培のスタッフはすべて正社員として雇用し、敷地内の住居で生活しているので、ここでも親から子へと仕事がきちんと引き継がれているようです。

ピオ・チェーザレでは、国際品種ソーヴィニヨン・ブラン(白ワインの大家ドゥ二・デュブルデュー教授は亡くなる直前まで醸造のコンサルタントをなさっていました)やシャルドネ、ネッビオーロに10%シラーをブレンドしたロゼを手掛けていますが、ピエモンテ地方の土着品種ティモラッソにも注目。数年後には新しいアイテムがリリースされる予定とか。長熟可能の白ぶどう ティモラッソの品種特性を考え、現在熟成中。晴れのデビューが楽しみです!


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

             
              ピオ・チェーザレのラインナップ


      食前酒ヴェルモット・ディ・トリノNV
      限定生産1000本
      シャルドネベースの酒精強化ワインでヨモギやオレンジの皮など、
      25種以上の芳香のあるハーブをブレンド
      最後に焦した砂糖を加えることがポイント
      飲むときはレモンの皮のスライスを添えて、
      14~15度の温度帯にしてストレートで!


 個性が異なるシャルドネ
 鮪のタルタル トマトウォーター

4代目当主はピエモンテ州の白ぶどうとは異なる長熟タイプの品種を探していました。カリフォルニアの『ロバート・モンダヴィ・ワイナリー』で数ヶ月研鑽を積んでいた折、樽熟成で個性を発揮するシャルドネに目をつけ、帰国後、ネッビオーロを引き抜き、持ち帰ったシャルドネの苗木を1981年に植樹しました。
そのシャルドネから造られた『ピオディレイ(右)』、“ピオ家の女性”の意味を持つワインで樽発酵・樽熟成。彼女たちのように、味わいはしっかり&リッチです!

『ランゲ シャルドネ“ラルトロ”(左)』は、“もう一つの”を意味し、ピオディレイの別の顔というニュアンス。一部樽、一部ステンレスを使用。ソーヴィニヨン・ブラン を10%ブレンドしているフレッシュでフルーティーなタイプ


      伝統的なスタイルのバルバレスコとバローロ
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      カルナローリ米のリゾット ラディッキオロッソ

        普通のバルバレスコ、普通のバローロと呼ばないで
        バルバレスコ・ピノ、バローロ・ピノと呼んで欲しい!!


古典的・伝統的な造り
様々な村のぶどうをブレンドして造りあげる完成度の高いワインで、
バルバレスコは4つの村のぶどう、フレッシュさを備えながらもパワフルな味わい
バローロは8つの村で、ストラクチュー、フィネス、複雑味がある味わい
それぞれの畑の個性を生かし、すべての“要素”を融合させて造り上げる伝統製法のワイン!
近年、気候変動の影響で熟すのが難しかったネッビオーロに変化が出ている由。ゆえに樽の使用率も減り、熟成期間も短かくなっています。

 単一畑のバローロ"モスコーニ2018"&バローロ"オルナート2016"

モスコーニは4代目当主の還暦を記念して購入した畑で広さは10㌶。ぶどうは1940年代と1970年代の古樹の区画のセレクション。ワインは濃い色調で黒い果実、バルサミコ、レザーのアロマ、生産本数6300本、ファーストヴィンテージは2015年。2018年は雨が多かったそうですが、冷涼年を反映した品格あるスタイル

オルナートは円形状の南向き斜面で日照時間が長い暖かなエリア、ワイナリーで最も古いワイン。ファーストヴィンテージは1985年。2016年はグレートヴィンテージで生産量は14000本、ガンベロ・ロッソの赤ワインベスト。赤系果実、パワー&タンニンがありながらリッチでエレガント

フェデリカさんの「伝統的な造りのバローロには、モスコーニやオルナートのぶどうも使われています。伝統製法のバローロ・ピオと併せて、単一畑に特化したワインを造ることで、ピオ・チェーザレのパローロはどれも素晴らしいということを証明したかった」との力強いメッセージを聞きながら、私は、故ピオ・ボッファ当主の姿を思い浮かべていました。

IMG_2430.jpg
 ジビエとピエモンテのワインの相性良好

    鹿肉 根セロリ アミガサタケ

 2016年に復活したバローロ・キナート
 苺 バニラ マスカルポーネ

1)のヴェルモットも、8)のキナートも1952年までは潤沢に生産していましたが、50年代のカクテルの流行で、活躍の場を失い、生産中止に!
フェデリカさんがワイナリーに参画した2016年から、祖母直伝のオリジナルレシピに則り再生産、歴史あるラベルも採用。セラーには古いワインがストックされているとのことなので、まさに“温故知新”の貴重な酒精強化ワインです、生産量は限定1000本!
キナノキとアカキナノキの樹皮を少量のクラシック・バローロで21日間浸漬。その後、レシピにあるリンドウの根、ルバーブ、カルダモンシード、シナモン等の香草を加え、週週間の熟成の後、クラシック・バローロを加え、少しの砂糖とアルコールで味を調整。ストレートで楽しむ食後酒


 プレスランチに供出されたアイテム
 左から右に
 1)ヴェルモット・ディ・トリノNV
 2)ランゲ シャルドネ“ラルトロ”D.O.C.2022
 3)ランゲ シャルドネ"ピオディレイ"D.O.C.2021
 ※2020年ヴィンテージから4代目へのオマージュとして過去のラベルを復刻して使用

          参考画像:最左は2020年以前のラベル / 2017年撮影

           4)バルバレスコD.O.C.G.2019
           5)バローロD.O.C.G.2019
           6)バローロ"モスコーニ"D.O.C.G.2018
           7)バローロ"オルナート"D.O.C.G.2016
           8)バローロ・キナートNV


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



       フリーテイスティングには新アイテム登場
        祖母の名を冠したロゼ『ランゲ ロージー2022』
        ロージーはフェデリカさんのミドルネームでもあり、
        とっても由緒あるネーミング
        生産本数5000本、ファーストヴィンテージは2017年

 フリーテイスティングのワイン
 左から右へ
 #1:ガヴィD.O.C.G.2022
 #2:ランゲ ソーヴィニヨン・ブランD.O.C.2022
 #3:ランゲ ロージーD.O.C.2022
 #4:ドルチェット・ダルバD.O.C.2022
 #5:バルベーラ・ダルバD.O.C.2021
 #6:バルベーラ・ダルバ スペリオーレ フィデス モスコ-ニD.O.C.2021
 #7:ランゲネッビオーロD.O.C.2019

【製品についてのお問い合わせ先】
 WINE TO STYLE
 TEL:03-5413-8831
 info@winetostyle.co.jp


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蓮下絵百人一首和歌巻断簡の世界観最高! ~本阿弥光悦の大宇宙~ [伝統美、日本の美]

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      春の気配

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 誕生月に知的な刺激
 本阿弥光悦の大宇宙に飛び込んできました!

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      快晴で気分も爽快

 絵と書の融合
 出典:本阿弥光悦の大宇宙ガイド


蓮が大好きなので、蓮にはかなりのこだわりがありますが、
光悦の『蓮下絵百人一首和歌巻断簡』は圧巻、ハート直撃!
展示に「植物のなかで唯一、開花と同時に実がなる花である」との記述があり、とても新鮮でした。

ガイドの作品解説91に「 (中略) 光悦は花と実にかんするこれらの説を結び付け、蓮の下絵に『百人一首』を揮毫したのではないだろうか。そうだとすれば、光悦にとって本作は、法華信仰と古典の造詣が両立した、最高傑作と自負する和歌巻であったかもしれない
出典:本阿弥光悦の大宇宙ガイド

美術館に行っていつも感じる “本物の凄さ”
それは優れた印刷技術を駆使して完成させた書籍でも敵いません。
刀剣鑑定の名家に生まれた本阿弥光悦の諸芸に秀でた才能
『ローマの休日』にアン王女が語る「いずこも忘れがたく」という台詞がありますが、
日本の美をあらゆる面から感じさせてくれる光悦作品は「いずれも素晴らしく」です!



            撮影OKは唯一8Kの映像コーナー
              国宝 舟橋蒔絵硯箱

              金地が輝く器面
 
             光悦の黒茶碗『村雲』
 

 出典:特別展「本阿弥光悦の大宇宙」Xより

  下段右は映像コーナー
  下段左は第2会場の第3章「光悦の筆線と字姿」
  本阿弥光悦筆、俵屋宗達下絵の、
  重要文化財『 鶴下絵三十六歌仙和歌巻』が展示してあったのですが、
  会場に入った瞬間、天井の巻紙にときめき、異次元にタイムスリップ
  この空間だけは、自分の目で見た世界を撮りたかった
  心底そう思いました。
  撮れなくて、口惜しかったです[もうやだ~(悲しい顔)]


 との思いで・・・北斎展にプレイバック!
 2021年に開催された北斎づくし
 会場での撮影は許されていたので、
 躍動感ある空間が撮れました。
 天井から吊された北斎漫画の動きにも同化できました。
 このような対応は、本当に有り難かったです!


               [波][波][波][波][波][波]


    本阿弥光悦の大宇宙は3月10日(日)迄
    まだの方は是非是非!

     2024年初のクリアファイル
    レオナール・フジタ没50年@東京都美術館の時は、
    しりあがり寿さんが担当、とってもお茶目なイラスト
    今年初めて買ったクリアファイルのキャラもユニーク[わーい(嬉しい顔)]

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仏サヴォワワイン生産者来日テイスティングディナー@蕎麦割烹こうもと [来日したワイン生産者&関係者]

 サヴォワ地方のワイン × 日本料理
 2019年9月以来の来日になりました[わーい(嬉しい顔)]

  最新:サヴォワワインの概要

 Le Comité Inter-professionnel des Vins de Savoie (CIVS)
 サヴォワワイン生産者委員会は、ワイン生産者とぶどう栽培者の共同事業体で、
 その使命はワインの生産とマーケティングを指導・調整すること。
 特に市場開拓と販売促進に力を入れています。

2024-02-08.png


 フランス南東部、スイス&イタリアの国境に位置する産地
 2050㌶のぶどう畑、22品種、様々な微気候、標高は250~550m、90%がAOPワイン
 白70%、赤20%、ロゼ6%、スパークリング4%
 年間販売本数1,400万本、年間売上高6,000万€、国内消費95%で輸出は5%
 産業分野のNo.1は酪農、No.2は穀物生産、ワイン産業はNo.3

 主要な3つのぶどう畑

 白ぶどう/ジャケール42%、アルテス12%、シャスラ5%、ルーサンヌ4%
 黒ぶどう/ガメイ14%、モンドゥーズ11%、ピノ・ノワール4%



 来日した8名を囲んで監修役田邉公一さん(後列中央)とこうもとの杉浦康祐オーナー(前列左)
 今回のペアリングはワインを試飲した後、田邉&杉浦両氏が意見交換を行い、
 ベストの組み合わせを構成しました!



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



     和食とワインのマリアージュ
     #1 Mr Mathieu FANTAUZZI / Créman de SavoieNV
     品種:ジャケール40%、アルテス40%、シャルドネ20%
1966年設立、ファミリー経営。ぶどうは手摘み、20ヵ月の熟成を経てリリース。ジャケール(白い花)、アルテス(エキゾチックなアロマ)、シャルドネのブレンド。クレマン・ド・サヴォワは2015年9月に認定され、ジャケールの使用は40%以上と規定されている。万人受けするスパークリングワイン

      <前菜>前菜盛り合わせ  
      水蛸とフルーツトマト  柚子味噌ソース
      水菜と壬生菜のおひたし、からみ鴨含め煮
      帆立寄せ 葉山葵のせ、聖護院大根の茶碗蒸し
八寸に該当する前菜。ペアリングのポイントは、フレッシュさ、深みのある味わい、クリーミーさの3要素。守備範囲の広いクレマンにどの食材もうまく寄り添い、中でも茶碗蒸しは泡のクリーミーなテクスチュアとバランス良好


   #2 Mr Laurent CAVAILLE / Savoie Chignin Terres de Famille2022
   品種:ジャケール100%
1949年創設、土壌は粘土石灰質、フレッシュでミネラル感のあるワインを産出。サヴォワのオンプレミス市場を牽引する存在。サヴォワワイン生産者委員会の会長であるローラン・カヴァイエ氏は「1973年にA.O.P.の認定を受けてからワインの評価、真の発展に繫がった」と言及

       <強肴>吟醸からすみ蕎麦 
同店の看板メニューからすみ蕎麦。ペアリングのポイントはワインからほのかに漂う吟醸香と、磨き抜かれた日本酒で仕上げた吟醸からすみの一体感。双方に共通する塩味効果。ワインの清涼感とからすみ蕎麦の旨味と濃厚さも面白い対比


       #3 Mr Jérémy DUPRAZ / Savoie Apremont Terres Blanches2022
       品種:ジャケール100%
2004年設立、現在弟とワイナリーを運営。モレーヌ土壌(氷堆石)で花崗岩が多いので収穫したぶどうは酸味とフレッシュ感が特徴。小区画ごとに手摘み収穫して個別に18ヵ月熟成させ最後に1つにブレンド。2022年VTは太陽の恩恵を受けた良質なワイン


      <お造り>旬のお造り盛り合わせ
       ~クエ、金目鯛、松皮蝶昆布締め、あおりいか すべてお塩で~
魚介類を塩で食すことにより、ワインの深み、旨味、コク、アフターに広がる塩味とぴったり相乗する組み合わせ


      #4 Mr Pascal PERCEVAL / Roussette de Savoie
      God Save the Altesse2022
      品種:アルテス100%
2005年設立、ぶどうは手摘み、土着酵母で発酵。13世紀にモン・グラニエ山の崩壊によってできた粘土石灰土壌に由来する繊細でフレッシュなアロマ。現在有機栽培に転換中。黄色系果実、エキゾチックスパイス、キノコ(土)、ミネラル、味わいは軽やかでまろやか


      <焼物>鰆生姜焼き きのこ味噌和え
鰆と生姜にはワインのスパイシーさ、別添えの合わせ味噌にはアワビ茸、椎茸、エリンギの3種のキノコを使い、ワインの土っぽいニュアンスとの相性を堪能


      #5 Mr Kevin FOUCHER / Château de la Gentilhommière2020
      品種:モンドゥーズ100%
共同経営ぶどう栽培者のケヴィン・フーシェ氏がワイナリー経営者のフランク・マソン氏とタッグを組み手掛けたワイン。2021年有機農法に転換し、2023年にビオディナミを実践。ぶどうは除梗し、フードルで15ヵ月熟成、こなれたタンニン、口中滑らか


       <肉物>岐阜県飛騨牛フィレ肉ロースト 旬の根菜焼き
ワインとの相性を考え、フィレ肉は炭火でロースト、なると金時に塩を使うと、素材本来の甘さが上品に広がる印象。ケヴィン・フーシェ氏は「先にサービスされた味噌和えにも合う」とコメント。きのこを使った発酵食品の味噌に土っぽさがあったので、彼の意見に同意!


      #6 Mr Thomas SENGER / Roussette de Savoie Le Marestel2020
      品種:アルテス100%
創業1830年のぶどう農家、16世紀に開拓された畑は泥灰土質のモン・デュ・シャ山の支脈に広がる。現在6代目、ワイン名はマレステル伯爵に由来。ぶどうは手摘み、3年間の熟成。黄桃や杏のような核の大きな黄色系果実、アーモンドや蜂蜜、シャンピ二オン、様々な要素


     <揚物>牛蒡白胡椒揚げ天つゆ
素材は北海道産の牛蒡。2種の調理法で、細切りはフレッシュ、太いのは出汁で炊いたものを天麩羅にして上から白胡椒をまぶした厚みのある味わい。ワインと牛蒡に共通する土のニュアンス、フレッシュな溌溂感とまるみ、天つゆの旨味と渾然一体


         #7 Mr Didier BERTHOLLIER / Chigin-Bergeron Les Salins2021
         品種:ルーサンヌ100%
1998年、ディディエ&ドゥ二兄弟がワイナリーを継承、それを機に有機栽培・ビオディナミに転換。傾斜のきつい石灰質土壌の畑から造られるルーサンヌ(サヴォワでの呼称はベルジュロン)、キュヴェ名サリンはサリニテ(塩味)の意味。生産量3,000本。甘やかなアロマ、黄金糖のニュアンス、旨味&清涼感


  <手打ち蕎麦>胡麻蕎麦 
同店の人気メニューの胡麻蕎麦。蕎麦の濃厚な旨味は、アロマ豊かでコクがあり、しっかりとした味わいのワインと好印象。温かいお蕎麦で試したかった気持ちもあり・・・


      #8 Mr Florent HERITIER / Roussette de Savoie Frangy Altessima2020
      品種:アルテス100%
2004年にワイナリーを設立。氷河期に形成された土壌、ワインはすべてオーガニックから「デメテル」までのビオディナミ認証済。ぶどうは手摘み、コンクリートと砂岩製の卵型タンクで18ヵ月熟成


     <甘味&チーズ盛り合わせ>クリームチーズ麹漬け金柑甘露煮 林檎パイ
同店オリジナルの林檎パイ。多様なチーズを生産しているサヴォワゆえ、田邉&杉浦両氏が熟考したクリームチーズの麹漬け、金柑の甘露煮は、クリーミーな食感や酸味が絶妙!


  フルメンバーの記念ショット

田邉スーパーバイザーと『こうもと』の杉浦オーナーの自信が伝わってくるペアリングでした。生産者の皆さんも満足なさっていました。サヴォワワインは国内消費が多いので、輸出量はわずか5%。今回のディナーに登場した #2、#4、#5、#6、#8はまだ日本市場に参入していません。目にする機会が少ないサヴォワワインですが、日本料理に寄り添ってくれるピュアな味わいは本当に魅力的です。ワインラバーの皆さんに興味を持っていただく“価値大の優れもの”だと思っています!

【お問い合わせ先】
フランス大使館貿易投資庁ービジネスフランス
℡:03-5798-6128

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2023年12月中旬にリリースされた『ローラン ペリエ アレクサンドラ ロゼ2012』 ~ブランドセミナーのリポートも添えて~ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 シャルドネ重視のローラン ペリエ
 メゾンの庭にあるシャルドネの畑Vignoble “Les Plaisances ” 

   アレクサンドラ ロゼ2012で乾杯
  2023年6月に来日したアレクサンドラ・ペレイル・ドゥ・ノナンクール当主
  偉大な父親との絆のアイテム、自らの名が付いたアイテムの最新ヴィンテージを披露
  夕暮れの空に広がる燃え立つような色調のロゼ


メゾン解説
アレクサンドラ当主は、自らのメゾンを語る時に「古くて新しいメゾン」と形容します。創業は1812年ですが、1948年に母親からバトンを引き継いだ父親ベルナール・ドゥ・ノナンクールさんが、当時100位に甘んじていたメゾンを、僅か40年あまりで、売上高で世界第4位にまでの地位に押し上げたことを踏まえた常套句です。

アレクサンドラ ロゼの由来
アレクサンドラ ロゼは、ドゥ・ノナンクールさんが、愛娘アレクサンドラさんの結婚式で発表したシャンパーニュ。同地方のグランクリュで、ピノ・ノワールとシャルドネが同時に成熟した収穫年に造られる希少アイテムです。

ローラン ペリエの卓越性、シャンパーニュ造りの哲学、技術の伝承、そして家族への敬意などさまざまな思いが込められたトップキュヴェです。

その誕生を振り返ってみると・・・
1982年はグラン クリュのピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟したので同時に収穫できました。とても珍しい出来事でした。そこで、ピノ・ノワールのマセラシオン(キュヴェ・ロゼでの経験)をさらに進化させ、20%前後のシャルドネをブレンドさせて、より長熟のシャンパーニュ造りを考えました。爽やかでしっかりとしたストラクチュアのロゼ・シャンパーニュは、セラーのなかで市場にデビューする日を待っていました。

香水業界で働いていたアレクサンドラさんが「結婚したい」と、父親に伝えたのは1987年のことでした。同年10月、結婚式で、花嫁の父のスピーチに代わって、彼の気持ちを雄弁に語っていたのは、アレクサンドラさんの前に置かれたロゼ・シャンパーニュ『キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ』でした。

今回のセミナーでも「父の気持ちが直接心に響いてきた」と語っていましたが、ローラン・ペリエの歴史やドゥ・ノナンクールさんが誕生させたアイテムについては200周年記念イヴェントのリポートをご覧くださると嬉しいです!


    第1フライトは最新ヴィンテージ2012
    色調は深みのあるアンバー(琥珀色)カラー
    フレッシュで軽やか、繊細な気泡、ブラッドオレンジのニュアンス
    赤系果実のアロマ、柑橘果実の内果皮似の軽いビター感
    芳醇で繊細な味わい、シャルドネ由来の上品な酸味を伴って広がる余韻
    2012年ヴィンテージは12月中旬以降全国で発売中


      ロゼに合せて考案されたメニュー


 ホタテ貝のムース キャビア添え、
 オマール海老のサラダとアプリコットのタルト、フォアグラムース パリブレスト風


 セミナー中のワンショット


 第2フライトに登場した2004年ヴィンテージ
 色調の違いが際だっていますよね。


 アリアージュについて
 新ブランドアンバサダーの角敏行氏のコメント(要約)

 2012年VTはフレッシュで、木苺や酸味を連想させる果実感にあふれ、
 キャビアをしのばせた帆立貝のムースに良く馴染んでいる。
 同じシャンパーニュでもヴィンテージの違う2004年を合わせると印象も変わり、
 オマールとアプリコットのタルトレットの香ばしさは熟成した2004年と好印象
 冷製サラダ仕立てのオマールエビの甲羅から出てくる要素は2012年
 フォアグラとほのかに香るエディブルフラワーをアクセントにしたパリブレストには、
 シャンパーニュの滑らかな食感が最適


 2012年にタイムスリップ
 photo by Fumiko / 2012年10月31日
 画像を拡大していただくと、2004年ヴィンテージの色調がよくわかります。
 10年以上前は、新発売の2012年ヴィンテージ同様、とても鮮やかな赤銅色

       インターナショナルキーアカウントマネージャーの
       ギヨーム・パイヤールさんも交えて!

IMG_2375.jpg
     パイヤールさんから届いた新年のカード

     メゾンのイメージフラワー



             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 おめでとうございます🥂
 出典: J・サックリングのサイト

当主の父ドゥ・ノナンクールさんがメゾンを継承して最初に造りあげた『グラン・シエクル』が、2023年末、サックリングのサイトで、2023TOP100の第1位に選出されました。独創性にあふれたドゥ・ノナンクールさんならではのシャンパーニュです。

新シェフ・ド・カーヴのマクシミリアン・ベルナルデューさん(最右)の画像もありますね!
現地では7月に公表されているので、彼が日本で紹介されるのは次回の来日でしょうか、ね

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2024年最初のシャンパーニュ講座はコート・デ・ブランの “新生” ペルトワ・モリゼ [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 メゾンの進化を実感
 新世代が躍進中のペルトワ・モリゼ
 3代目当主の目標は、自らのシャンパーニュを“世界にさらに広める”こと
 コート・デ・ブランのポテンシャルを最大限に引き出したシャンパーニュ造り
 デゴルジュマンの後は、NVで半年以上、ミレジムなら1年以上静置させてリリース
 年間18万ケースのRM。その姿勢、その心意気に惹かれました!

 栽培・・・2021年にすべての畑をオーガニック栽培に移行
 ぶどう畑・・・メニル、オジェ、クラマン、シュイィ、の4つのGCのぶどうのみを使用
 ドザージュ・・・2~3g/L(今までは7〜9g/L)、濃縮したぶどう果汁を使用

 ペルトワ・モリゼの3代目ヴァンサン・ブーシェ
 業態はレコルタン・マニピュラン(栽培、醸造、出荷までの全てを自社で行う)

 1951年イヴ・ペルトワとジャニーヌ・モリゼが結婚
 ル・メニル・シュル・オジエにメゾンを興す、1959年から販売開始
 1980年代に息子のドミニクと妻のフローレンスが2代目を継承
 2000年代に娘のセシルと夫のヴァンサンがメゾンに参画
 2006年から3代目として現在に至る

 所有するぶどう畑
 

 ヴァンサン当主に聞いたワンワード
 ゴート・デ・ブランの4つのグラン・クリュを表現する“一語”


 RMの24生産者が加盟するスペシャル・クラブ

 ペルトワ・モリゼはメンバーの一員
 生産量は8,500本で、そのうち400本(天然コルクでアグラフを使用)は非売品、メゾンでキープ


 和とのマリアージュ@渋谷Ryan 雷庵
 ずわい蟹とカマンベールの茶碗蒸しをヴァンサン当主の自信作と合せて!
 単一畑 レ・ゾート・モット メニル・シュル・オジェ グラン・クリュ2015
 メニル・シュル・オジェの硬質感、ストレートで直線的、長熟タイプのシャンパーニュ!
 輸入元に現在在庫なし

      ロゼ・ブランに発酵バターとあんぽ柿のもなか
      ロゼには生柿や干し柿が良く合います!

 雷庵自慢のお蕎麦も登場

 来日記念のプレスランチに登場したアイテム


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 NHKシャンパーニュ講座リポート
 6アイエムにフォーカス


 コルクの状態も完璧
   
 第1フライトはセザンヌvsコート・デ・ブラン         

 #1:ラッサンブラージュ ブリュットNV
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 産 地:コート・ド・セザンヌ
 ぶどう品種:PN50%、CH50% / MLF
 ベースワインは70~80%、2020年VT
 リザーヴワインは20~30%、パーペチュアルで2016年からのワイン
 デゴルジュマン:2022年7月
 ドザージュ:2.5g/L
 価格:8,600円(税別)
コート・ド・セザンヌの優しさを感じるアイテム。フローラル、果実風味、ハーブ、黄金糖、包み込むような優しさを備えたアイテム、ワンワードなら“愛くるしさ”


 #2:レ・キャトル・テロワール・ブリュット GC NV
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% / ノン・マロ
 ベースワインは70~80%、2016年VT
 リザーヴワインは20~30%、2010年VT~#1とは別のリザーヴワイン
 デゴルジュマン:2022年7月
 ドザージュ:2.5g/L
 価格:10,500円(税別)
柑橘果実の内果皮似のビター感、ロースト、ヘーゼルナッツ、クリュームブリュレ、熟成感と清涼感。 4つのGCの個性を生かしたアイテム、お薦め!
             
    【寄り道事項】
    左がヴェリタス、右がドンペリニヨングラス

 #2をリーデルのヴェリタスとドンペリニヨングラスでテイスティング
 後者だと、クリーミーな食感、ゆっくり進んだ酸化熟成のニュアンス、
 熟したカリン&黄桃の凝縮感が、緻密に礼儀正しく伝わってきました。
 前者では、感じ取れなかった“更なる深み”も引き出してくれた印象

                
                 🥂🥂🥂



 第2フライトはGCにフォーカスしたブラン・ド・ブラン
IMG_201123.jpg

IMG_2020.jpg
 #3:ル・モノ・ヴィラージュ・オジェ GC 2017
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% /ノン・マロ
 デゴルジュマン:2021年10月
 ドザージュ:2g/L以下
 価格:15,000円(税別)
香り控えめ、フローラル、フルーティ、柑橘系果実、塩味、ノンマロ由来のしっかりした酸味

 #4:レ・ゾー・デルラン ル・メニル・シュール・オジェGC 2015
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% / ノン・マロ
 デゴルジュマン:2021年10月
 ドザージュ:2g/L以下
 価格:16,500円(税別)
熟成感と切れ感、シャンパーニュを飲み慣れた方にお勧めしたい安定感のあるアイテム、シャルドネの聖地ならではフィネスとエレガンス

 #5:スペシャル・クラブ ヴィンテージGC 2015
 生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
 ぶどう品種:CH100% /ノン・マロ
 デゴルジュマン:2021年10月
 ドザージュ:2.5g/L以下
 価格:14,000円(税別)
柑橘系果実、軽いビター感、口中クリーミー、バランスの良さと穏やかさ、泡ものに弱い方にもお勧めできる1本

〆のシャンパーニュはロゼ
#6:ロゼ&ブラン コレクション エクストラ・ブリュットNV
生産者:ペルトワ・モリゼ(RM)
ぶどう品種:CH92%(GC)、PN8%(ブジーGCの赤ワイン) / ノン・マロ
ベースワイン70%、リザーヴワイン30%
デゴルジュマン:2022年2月
ドザージュ:2.5g/L以下
価格:11,200円(税別)
シャルドネが前面に出ている凜としたロゼ。使用している黒ぶどうはニコラ・マイヤール他3メゾンから購入しています。RMでも、全生産量の5%を上限とする買いぶどうの使用は規定で認められています」とヴァンサン当主。このロゼは果物、特に“柿”と合わせて楽しんでいただきたいです。

 シャンパーニュ講座で供出したアイテム

 ■問合せ先は(株)WINE TO STYLE
 https://www.winetostyle.co.jp/content/?about-us



                🥂🥂🥂


 すべてをデータで示すWID Track

 情報が入ったチップをラベルの裏に付着させてあります。
 アプリからチップを読み込み、最新データを入手してください。
 WID Trackの詳細はコチラで!



                🥂🥂🥂


[NEW]Information
4月から開始する春季講座に少しだけ変化を加えます。
コロナ渦中、密を避けるために2クラス体制にしました。
春季も2クラスで進めますが、“シャンパーニュの醍醐味”をご堪能いただきたいので、
最後の6回目は2クラス合同開催
その回を「Magnum Month」と題し、マグナムサイズのみをお出しします。
半期に1度の合同体制で、新たな刺激を、と考えております。
募集開始になりましたら、改めて、ご案内させていただきます。
引き続き、宜しくお願いします!!!
■3月末までの第3週第4週です!

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世界同時開催!! BENVENUTO BRUNELLO 2023 ベンヴェヌート・ブルネッロ2023 [イタリアワイン]

Consorzio del Vino Brunello di Montalcino 主催 BENVENUTO BRUNELLO 2023 Tokyo
伊モンタルチーノで開催しているベンヴェヌート・ブルネッロは、新しいヴィンテージのブルネッロ・ディ・モンタルチーノと同テロワールのアペラシオン・ワインを国内外に披露するプレヴューイベントです。コロナ禍以降、開催月を変更したことに絡み、2022年に初めて本国を飛び出し、アメリカ(NY、ロサンゼルス)、カナダ(トロント)&英国(ロンドン)で実施。2023年には更に都市を拡大し、11月28日のBRUNELLO DAYに世界6ヵ国東京を含む9都市で同時開催しました。


東京のイベントは招待制で、イタリアワインのスペシャリスト宮嶋勲氏が講師を担当。参加者はセミナー後、着席式でリリース前の2019年ヴィンテージと2018年レゼルヴァの計62アイテム(1種のみ2016年)を体験、日本初の貴重な機会になりました!
全体の内容はワイン王国webで紹介していますので、ご笑覧いただけると嬉しいです。

少々長めですが、ブログの追記記事も、併せて宜しくお願いします。


 第1部セミナー / photographs by ブルネッロ・ディ・モンタルチーノワイン協会
 概論を正味1時間で!

 宮嶋講師の弾丸トークを真剣に拝聴

  総面積は31,200㌶

  収穫風景

 年間の売上は1億8,000万ユーロ。市場の割合は国内30%、国外70%。
 アメリカにおける人気はとても高く、ドイツ、スイスと続きます。
 アメリカでブルネッロ人気に火を付けたのはバンフィ。宮嶋講師いわく、
  「ツアー客はとても多く、彼らにとってモンタルチーノはニースやカンヌと同じ」と。

 木樽での熟成は2年
 収穫後5年目の1月1日にリリース

 会場全景



 【参考資料モンタルチーノの地質 / クリックで拡大可
 出典文献:武田弘『ブドウ畑の自然環境』
 地質学の大家 武田弘先生から伺ったモンタルチーノ情報

 出典文献:武田弘『ブドウ畑の自然環境』
モンタルチーノの北西カスティリオン・デル・ボスコから南東のカステルヌォヴ・デ・ラバーテに分布するのは、白亜紀から始新世(4000万年前)に堆積したもので、その1つがガレストリと呼ばれています。構成しているのは主に粘土、泥岩質粘土および灰色のシルト質粘土(細粒の砂)で、石灰岩を交互に重ねた層を含んでいます。

モンタルチーノ北東のトッレニエーリ付近と南西ポッジョ・アッレ・ムラ付近には中新世(2400万年前)から鮮新世(500万年前)のネオ・オートクトノアスと呼ばれる地質が広く分布し、その多くは粘土と砂岩で、レキ岩と生物起源の石灰岩も含んでいるとのこと。

ワイン王国には、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノワイン協会作成の4区分地図(北西、北東、南東、南西)が載せてあります。見比べていただくことで、より理解しやすかと。


       出典:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノワイン協会
       アルファベット順にワイナリー名が記載してあります。

 出典:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノワイン協会
 地質も参考にしつつ、ワイナリーの位置をチェックするのも一興です。
 私も結構ハマりました[わーい(嬉しい顔)]



 第2部テイスティング/ photographs by FUMIKO
 1フライト25分程度の時間配分でテイスティング
 20点評価で自己採点していたので、
 18点以上で好印象だったワインは末尾に書いておきます。

 全62アイテム

 サービスも完璧

 全体は8フライトで、1フライトにつき8アイテム

 第1フライト

 第2フライト

 第3フライト
 
 第4フライト
 
 第5フライト
 
 第6フライト
 
 第7フライト
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  画像提供:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノワイン協会
 No.62までが2019年、No.6から2018年のレゼルヴァ、No.20のみ2016年

 ラストの第8フライト
 2018年のレゼルヴァ6アイテム

 

印象に残ったワイン
No.4/ BANFI Brunello di Montalcino2019 Vigna Marrucheto
濃いルビー、黒系果実、アニス、パウダー、黒コショウ、タバコ、骨格と酸味 
No.8/ CANALICCHIO DI SOPPRA Brunello di Montalcino2019 Vigna La Casaccia
熟した果実、甘草、オリエンタルスパイス、バルサミコ、ミネラル、緻密なタンニン
No.25/ CORTONESI Brunello di Montalcino2019 La Mannella
黒系果実、ロースト風味、シダ 甘いスパイス、酸味と渋味のバランス
No.41/ PATRIZIA CENCIONI Brunello di Montalcino2019 Ofelio
深みのあるルビー、フローラル、ハーブやスパイス、Alc由来の甘やかさ、エレガント 
No.52/ TALENTI Brunello di Montalcino2019 Piero
黒系果実、甘草、フェンネル、アーシー、バルサミコ 溌溂としたタンニンと旨味
No.57/ UCCELLIERA Brunello di Montalcino2019
濃いルビー、ベーキングスパイス、ローリエ、塩味、上質なタンニン、バランスの良さ
No.60/ VAL DI SUGA Brunello di Montalcino2019 Poggio al Granchio
赤&黒系果実、熟した果実、茹でた小豆、ミント、アニス、ミネラル、余韻に連なる酸味
No.62/ VOLIERO Brunello di Montalcino2019
果実感と凝縮感、ミント、ローリエ、塩味、上質なタンニン、丁寧さを感じる造り
No.39/ LA SERENA Brunello di Montalcino Riserva2018 Gemini
黒系果実、果実の凝縮感、ダークチョコ、甘草、タバコ、キノコ、エキゾチックスパイス
No.42/ PATRIZIA CENCIONI Brunello di Montalcino Riserva2018“123”
ブラックチェリー、バイオレット、甘草、タバコ、塩味、強過ぎないタッチ

図らずも、2019年&2018年のパトリツィア・チェンツィオーニに高得点を付けていました。北東部に位置し、標高は300~350m、粘土質に砂質、ガレストリが混ざった土壌。起源は1950年で、現在のワイナリーは1989年に現当主が設立。セミナー後、検索したところ、オーナーは女性で、ふたりの娘さんを含め、スタッフのほぼ全員が女性とのことでした。フェミニンな要素を感じて惹かれたかも(笑)


 セミナーが終わって宮嶋勲講師をキャッチ
 大役お疲れ様でした!

 2019年ヴィンテージは、モンタルチーノが誇るグレートヴィンテージ
 どのワイナリーも良い出来でした。
 2018年ヴィンテージは、湿気や雨の影響があったとは言え、供出されたワインは魅力的🍷
 宮嶋講師が「陰影があって、デリケート」とコメントした後、
  「人間でも、ちょっと陰のある人に惹かれちゃうということがあるじゃないですか、
  2018年ヴィンテージはそんなワイン」と、機知に富んだ言い回しをしていました。
  有意義な時間を共有させていただき、ありがとうございました!

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