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気の向くままに京都散策 ~プレイバック お気に入りの蓮につながる平等院~ [伝統美、日本の美]

     世界文化遺産 宇治の平等院
     鳳凰堂内部の阿弥陀如来坐像を拝観するためのチケット[チケット]
     藤原道長の息子頼通によって創建された平等院
     古都京都の文化財のひとつです!


  プレイバック水面映えの極楽離宮
 
 2009年撮影
 第16回にっぽんと遊ぼうの舞台になった平等院、光陰矢の如し!


 20日は大雪だったようですが、翌日は晴れ女冥利の好天


 水面に映る姿も昼と夜では異なる趣き


 金色の鳳凰


 清らかな宇治川


 細部への気遣いはさすが京都


                 ❀❀❀❀❀



      高台寺のプロジェクションマッピング
      八坂の塔、後方に京都タワー


      2024年は豊臣秀吉の奥方ねねが他界して400年の節目
      3月15日から遠忌行事に華をそえるべく波心庭で、
      春の夜間特別拝観を展開中


      十三夜前日の月は何と呼ぶのでしょうか、ね


              方丈前庭「波心庭」
 幻想的な波紋


 空色やブルーからは藤の花、ピンクは桜を連想

      竹林のライトが蛍のようでした!
      拡大してご覧ください


 プレイバック秋の特別夜間拝観
 2014年撮影
 10年前の特別夜間拝観の時、井浦新さんが監修をしていたマッピングを体験。
 その時はカラフルな傘を使っていました。
 彼は、今、『光る君へ』で藤原道長の長兄役を演じていますね。


                 ❀❀❀❀❀


 お気に入りの蓮につながる平等院


 2009年のイベント
 ミュージシャンの衣装はキーヤンの蓮

 大事にしている当時のリーフレット
 アートディレクターとして木村英輝さん(キーヤン)のお名前


 秋の特別夜間拝観で訪ねた青蓮院 
 ふすま絵の蓮はキーヤンの代表作


 3月20日に発売されたばかりの日傘
 私の最新アイテムになりました\(^o^)/


 [NEW]建仁寺の屏風
 出典:ki-yan stuzio
 完成した屏風
 次回京都に行った時に拝見したいです!


             京都タワーからパワーをもらって
               癒やしの京都タワー


 15階のお部屋からタワーまでは至近距離


     朝の京都タワー
     古都ならではの空間でつかの間の息抜きができました。
     4月に入ってから日本列島ではお花見が楽しめそうです。
     このところ、海外からワイン関係の来日が続いています。
     皆さん、お仕事と並行して日本の美も堪能なさりたいようです[わーい(嬉しい顔)]

 京都のワイン仲間Mizoguchiさんに感謝
 京都・緑壽庵清水の濃茶あられ金平糖、美味美味、ありがとうございました!

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気の向くままに京都散策 ~“歓迎”の意味を持つ藤がシンボルの京都迎賓館~ [伝統美、日本の美]

 新幹線から見た富士山🗻
 積雪具合もあり力強い印象


         余談ですが・・・
         photo by Mizoguchi
         京都在住のワイン仲間 溝口家のお庭の雪景色
         20日は京都の方もビックリの大雪
         21日は午前中まで、雪模様だった由
         晴れ女の私が到着した午後には雨も雪もなし[わーい(嬉しい顔)]


 伝統美の京都迎賓館
 2005年に賓客をもてなす場として、京都御所の中に建築された京都迎賓館
 事前登録した参加者は京都御所の清和院休憩所に集合し、
 ツアー開始前に動画を見ながら予習
 荷物はロッカーに預け、手荷物チェックを済ませたら、約90分のツアーに出発です!

 正門玄関の扉には樹齢700年の福井県産の檜の一枚板を使用
 扉を開けると、歓迎の意を表す生け花の設えで来賓をお出迎え
 京都迎賓館おもてなしの心/華道編が参考になるのでリンクしておきます。


 藤の間
 洋食の晩餐会や歓迎式典が行われる大広間
 日本画家の鹿見喜陌氏の下絵をもとに綴織りの技法で、
 39種類の草花が織り込まれた作品『麗花』


IMG_4128.jpg
 ひときわ目を引いたのが格子光天井
 本美濃紙と京指物の伝統的技能によるもので、3段の笠は上下作動で高さ調整が可能
 15パターンの組み合わせができる由

 右側から撮影した全景、豪華&繊細&みやび

 藤の花言葉は“歓迎”
 『麗花』のなかでも意味深いのが藤
  おもてなしの心を象徴する存在

 人間国宝 江里佐代子氏の響流光韻
 截金(きりかね)を用いた作品
 絹糸のように細かく切った金箔を、筆と接着剤でイメージした文様に1本1本貼っていく技法

      かすかな風も振動も妨げになってしまうので、
      筆の穂先に神経を集中して、少しずつ丁寧に作業を進めていきます。
      名工の技の凄さ!

IMG_4126.jpg
 平安時代以降、公家の邸宅で使われていた室内調度品『几帳』
 伝統技法として、
 漆、錺金物(かざりかなもの)、鋳金、羅織物、京縫、京組紐が用いられている由
 ここにも藤の花が描かれていますね。

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 テーブルセッティング



 桐の間
 和の晩餐室は24名まで会食可能
 漆黒の一枚仕上げのテーブルは鏡のように澄んでいます。
 そこに映り込む風情に日本らしさを感じます。

     畳の中央部の色が違うのがわかりますか?
     昔ながらの中継ぎ表(なかつぎおもて)という技法だそうです。
     1枚の畳表に使うイ草は1万本(通常は約4000本)とのことでした。
     初めて見聞した中継ぎ表、勉強になりました!
     イ草の良い部分だけを使い中央で繋ぐ技法


 随所に日本国政府の紋章「五七の桐」

 漆と蒔絵の美の調和
 施された桐の葉の色は微妙に異なり、
 同じ模様の座椅子はひとつもないとのこと。   
 最上位は床の間の前になりますが、その桐紋が見たかったです!


 夕映の間
 会議や晩餐会の待合として利用
 左右の絵画は日本画家の箱崎睦昌氏の下絵をもとに綴織り技法で仕上げた織物
 右側の作品は『比叡月映』


 ズームでチェック、美しい!


 人間国宝十四代今泉今右衛門氏の作品『色絵雪花墨色墨はじき 四季花文花瓶〔白磁〕』
 そこにあるだけで、その佇まいにときめきました!
「墨はじきのような、目に見えないところへの神経と手間を大事にすることを、
 ひとつの信念として取り組んでいきたい」とサイトに十四代目が記していました。
 おもてなしの心と符合するお言葉


 左側の作品は『愛宕夕照』


 細部に迫ってみました!


 人間国宝十四代酒井田柿右衛門氏の作品『濁手山つつじ文花瓶』
 花瓶の赤絵が愛宕夕日の赤と連なる印象で配置に抜群の統一感


 回路から見る庭園


 廊橋の透かし彫り




      秀吉時代の石柱
     ズームでみると「天正17年(1589年)8月」の刻印
     旧五条大橋(現在の松原橋)の橋脚に使われていた円柱石

   和舟
   丸子舟の職人さんが手掛けた和舟で賓客をおもてなし


四国で開花宣言が発表されましたね。
京都の桜は、まだ可愛いい蕾状態でしたが、4月早々には期待できそうです。
2016年から一般公開を開始した京都迎賓館のガイドツアーは一見の価値ありなのでお薦めです。赤坂の迎賓館とは全く異なる趣きです。国公賓等の接遇、その他迎賓館の運営上の都合で、予定されていた一般公開が急遽中止になることもあるようなので、サイトで日程確認をして是非!

[メモ]京都迎賓館の公式サイト

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蓮下絵百人一首和歌巻断簡の世界観最高! ~本阿弥光悦の大宇宙~ [伝統美、日本の美]

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      春の気配

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 誕生月に知的な刺激
 本阿弥光悦の大宇宙に飛び込んできました!

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      快晴で気分も爽快

 絵と書の融合
 出典:本阿弥光悦の大宇宙ガイド


蓮が大好きなので、蓮にはかなりのこだわりがありますが、
光悦の『蓮下絵百人一首和歌巻断簡』は圧巻、ハート直撃!
展示に「植物のなかで唯一、開花と同時に実がなる花である」との記述があり、とても新鮮でした。

ガイドの作品解説91に「 (中略) 光悦は花と実にかんするこれらの説を結び付け、蓮の下絵に『百人一首』を揮毫したのではないだろうか。そうだとすれば、光悦にとって本作は、法華信仰と古典の造詣が両立した、最高傑作と自負する和歌巻であったかもしれない
出典:本阿弥光悦の大宇宙ガイド

美術館に行っていつも感じる “本物の凄さ”
それは優れた印刷技術を駆使して完成させた書籍でも敵いません。
刀剣鑑定の名家に生まれた本阿弥光悦の諸芸に秀でた才能
『ローマの休日』にアン王女が語る「いずこも忘れがたく」という台詞がありますが、
日本の美をあらゆる面から感じさせてくれる光悦作品は「いずれも素晴らしく」です!



            撮影OKは唯一8Kの映像コーナー
              国宝 舟橋蒔絵硯箱

              金地が輝く器面
 
             光悦の黒茶碗『村雲』
 

 出典:特別展「本阿弥光悦の大宇宙」Xより

  下段右は映像コーナー
  下段左は第2会場の第3章「光悦の筆線と字姿」
  本阿弥光悦筆、俵屋宗達下絵の、
  重要文化財『 鶴下絵三十六歌仙和歌巻』が展示してあったのですが、
  会場に入った瞬間、天井の巻紙にときめき、異次元にタイムスリップ
  この空間だけは、自分の目で見た世界を撮りたかった
  心底そう思いました。
  撮れなくて、口惜しかったです[もうやだ~(悲しい顔)]


 との思いで・・・北斎展にプレイバック!
 2021年に開催された北斎づくし
 会場での撮影は許されていたので、
 躍動感ある空間が撮れました。
 天井から吊された北斎漫画の動きにも同化できました。
 このような対応は、本当に有り難かったです!


               [波][波][波][波][波][波]


    本阿弥光悦の大宇宙は3月10日(日)迄
    まだの方は是非是非!

     2024年初のクリアファイル
    レオナール・フジタ没50年@東京都美術館の時は、
    しりあがり寿さんが担当、とってもお茶目なイラスト
    今年初めて買ったクリアファイルのキャラもユニーク[わーい(嬉しい顔)]

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【備忘録】 国宝 迎賓館 赤坂離宮の“羽衣の間” [伝統美、日本の美]

          迎賓館赤坂離宮のX(旧Twitter)情報で
          1月6日から16日までの間
          「羽衣の間」は撮影OKとのことだったので
          本年初の“百聞は一見に如かず”体験[目]

                🎌🎌🎌🎌🎌

         海外からの賓客をおもてなしする表舞台“迎賓館”
        当時の建築家や工芸家が総力を結集して完成させた宮殿 
        出典:迎賓館リーフレット

 羽衣の間
 フランスから取り寄せたシャンデリア


 真下から撮ると


      シャンデリアの奥にはオーケストラボックス
 
   
 羽衣の間は、その昔、舞踏室と呼ばれていた由
 演奏会が行われることもあるので、音楽にまつわる装飾や展示物も!


 エラール社のピアノ
 2月にはコンサートも開催、詳細はコチラ


 壁面に描かれた楽器


      和洋楽器の金箔レリーフ


      外交の舞台で展開された貴重な記録


 1979年のG7に参加した各国首脳のサイン


 ジスカール・デスタン仏大統領、カーター米国大統領
 サッチャー英国首相、日本の大平正芳総理等、懐かしいお名前が!


      お気に入りのワンショット


                 ⛲⛲⛲⛲⛲


 100年以上の歴史を刻む噴水、水泡が大きい印象
 
   
        噴水塔を守る想像上の生物“グリフォン”


                 🍀🍀🍀🍀🍀
         

 1909年に完成した左右対称のフォルムが美しい東宮御所
 1914年赤坂離宮となり、1974年に迎賓館として開館
 国宝(本館外観、正門、噴水、東西衛舎)に指定されたのは100年目の2009年


         本館の屋根に設えられた天球儀


     正面玄関の鉄扉には“菊花”と“桐の紋章”


 正門の細部をキャッチ


      スペシャルタイムに感謝!


       素敵なシルエットが撮れました[わーい(嬉しい顔)]    
       私もあしながおじさんを見習って頑張りま~す!


               🍀🍀🍀🍀🍀
    

 家紋に関する豆知識
 中央に7、左右に5つの花を立てた桐紋
 建造物に刻まれた五七の紋は“桐紋”の中で最も格上
 昔は皇室の裏紋として使用されていましたが、
 現在は、日本国政府の紋章として使われています。


 天皇から下賜された秀吉の家紋としても知られています。
 醍醐の花見を開催した醍醐寺の唐門、黒と金の配色好きです!


 家紋の五三の桐をラベルに使っている林泰久氏
 “桐”を意味するPAULOWNIA

[チケット]Information
国宝 迎賓館赤坂離宮 / State Guest House AKASAKA PALACE
公式サイト:https://www.geihinkan.go.jp


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非公開文化財特別公開期間に全国旅行支援クーポンも利用しながら冬の京都散策 [伝統美、日本の美]

         3日の夕方に伊勢を発ち約2時間ほどで京都着
         駅から直結のグランヴィア京都の便利さを改めて実感
         14階のお部屋から綺麗な京都タワー
         地元の方は“ろうそく”と呼んでいるような・・・
         誕生日祝いのキャンドル!


      京都和久傳のカウンターでおまかせディナー
      お席の確保は銀座ふじやま(高台寺和久傳の元料理長)の藤山貴朗料理長に、
      お願いしちゃいました!


 誕生日記念のひと皿、からすみと吉野葛でアレンジしたお赤飯



 〆のお食事はいくつでも可[わーい(嬉しい顔)]

 スペシャリテの鯛黒寿し美味!


 ふぐぞうすい、ほっこり!
    

              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


 目覚め爽やか、早朝の京都タワーも清々しい印象


  1月7日~3月19日まで非公開文化財特別公開
 基本的に一部を除き予約不要で拝観可能
 日時が決まっているならネットでの事前予約がおすすめ

      国宝東寺の五重塔
      日本の古塔中 一番の高さを誇る五重塔総高55m
      今年は弘法大師(空海)が真言宗を立教・開宗して1200年の節目の年
      高野山を自らの修禅の場とし、
      そこで得られた智慧を利他行として東寺で実践した弘法大師
            ~身は高野 心は東寺に納めおく~
      特別公開では塔の初層内部(江戸時代/1644年)を拝観 撮影不可
      http://www.toji.or.jp


       桜の開花、待ち遠しいです!


 巷の話題になっていた総工費1億5千万円の観光トイレ
 竣工は2019年4月、女性用の壁には蓮の絵が!


 世界文化遺産の醍醐寺
 唐門の五七の桐紋、黒と金の色使い


 プレイバック醍醐寺
 2011年4月撮影
 豊臣秀吉の家紋を染め込んだ垂れ幕の赤と木々の緑が見事でした、もちろん桜も!


 特別拝観三宝院と理性院
 国宝の三宝院表書院
 生け花を見ていたら思わず映画『花戦』を連想


 特別名勝・特別史跡の庭園


     お茶室松月亭
     4畳半の設え、円窓から緑映え


 国宝水戸光圀自筆書状の掛け軸


        初公開 醍醐寺理性院の障壁画
      天才絵師狩野探幽が18歳の時に描いた障壁画


 1935年に開館した霊宝館
 https://www.daigoji.or.jp


 京都のお気に入り
 祇園の四条花見小路通りから、
 一筋目を右折した所にある緑寿庵清水祇園店


 手づくり金平糖


 職人技、習得には20年以上かかります!


 祇園店限定販売品 要チェック!


 くづ切りの鍵善
 葛の食感が際立ちます!
 欧州から遊びに来ていた4人組、海外でもくづ切りは人気?


 京都高島屋でクーポン活用
 京都の休日も順調に運びました!


 3日後は満月
 八坂神社に別れを告げて急ぎ京都駅へ

 伊勢・京都でたくさんのエネルギーを吸収できました。
 すべてに感謝、ありがとうございました!

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満月の日に北斎づくし@東京 六本木ミッドタウン・ホール [伝統美、日本の美]

 富士には月見草がよく似合う 北斎には六本木がよく似合う
 動きを感じる“北斎づくし”、撮るのが楽しい空間でした!
 7月24日の満月の日、北斎再発見!
















      冨嶽三十六景ルーム
      ここだけは撮影禁止







            富嶽百景モノクロームの世界
























           生誕260年 記念企画 特別展「北斎づくし」
       六本木 東京ミッドタウン・ホール
       7月22日(木・祝)~9月17日(金)
       詳細はコチラで!

     ネットで日時指定券が購入できるので、密状態は若干緩和されます。
     今日は4連休のはざまだったせいか、人気作品の前では込み合うシーンも。
     若い人たちが多く、真剣に鑑賞していた姿には嬉しい気分[わーい(嬉しい顔)]

             
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気の向くままに葛飾北斎 [伝統美、日本の美]

            ボストン美術館浮世絵名品展 北斎
        上野の森美術館/2014年9月
        美術館で北斎の浮世絵を見てから、7年余りの歳月が・・・
        光陰矢の如し
        駐日大使の皆様は日本文化への造詣が深いように感じます。 
        浮世絵展には、プライベートで某国の駐日大使をお連れしました。


          直近では・・・映画『HOKUSAI』を鑑賞


 コロナ禍ゆえ、劇場で観ることは少なくなりました[もうやだ~(悲しい顔)]

 
 北斎の洞察力
 出典:NHK Eテレ『知恵泉』/2021年6月29日放送
 人工的に起こした波の動きを北斎の絵と見比べてびっくり&納得、北斎凄すぎ!


 所用で出向いた錦糸町駅で、北斎のThe Great Wave 発見!


  こんな時だからこそ、文化が癒し
 お気に入り[exclamation]     ボストン美術館浮世絵名品展 北斎で購入したクリアファイル

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          ブシュロンの北斎、波しぶきはダイヤモンド!

      二コラ・フィアットが昨年10月に発売した北斎ラベルもご紹介!

 レオナールFoujita没 50年展@東京都美術館/2018年8月

 本物は見るべき、を実感させてくれた藤田嗣治展
 しりあがり寿さんの茶目っ気も最高[わーい(嬉しい顔)]
 しりあがりさんは今日10日まで北斎さんとコラボ    
 クスッと笑えるSHOW TIME!-@すみだ北斎美術館です!


 [NEW]THE 北斎 ~冨嶽三十六景と幻の絵巻~
 すみだ北斎美術館で7月20日(火)~9月26日(日)の期間開催
 前期は7月20日~8月22日、後期は8月24日~9月26日
 前後期で一部展示替え予定
 詳細はコチラでご確認ください。

 [NEW]生誕260年 記念企画 特別展「北斎づくし」
 六本木 東京ミッドタウン・ホール
 7月22日(木・祝)~9月17日(金)
 詳細はコチラで!
 映画HOKUSAIのセリフにあやかり「こんな時だからこそ、行かねば!」


 備忘録 冨嶽三十六景と富嶽百景
  出典:ボストン美術館浮世絵名品展 北斎 カタログより
  富士山の別呼 “富嶽”

 『冨嶽三十六景』にも『富嶽百景』にも使われていますが、双方には違いがあります。
  『冨嶽三十六景』は「点が付かない
  片や、太宰治の小説と同名の『富嶽百景』は「点ありの
  美術館や展覧会のサイト以外は、結構誤植多しの印象でした!

  私の名前の “冨美子”には、点が付きません。
  他人から見れば、たかが点。私にとっては、されど点、と~っても大事。
  北斎の絵のタイトルも同じ!



  映画に絡んで思わず“足袋”学習
 画像:映画HOKUSAIのパンフレットより
 阿部寛が演じた蔦屋重三郎、和楽のサイトにプロフィールが載っています。
 スクリーン内の彼の白い足袋に目が!

日本大百科全集の足袋の歴史を見ると、「町人の足袋には束縛がなく・・・」との記述があり、吉原足袋なる話もあったので、吉原の喜多川氏に養子として迎えられた重三郎の人生スタイルかなぁ、な~んて想像してしまいました。
着物好きとしては、もう少し、江戸時代の白足袋を深掘りしたい気分です。


               ★☆★☆★
天然痘が流行した時代に生きていた北斎
脳卒中で右手が効かなくなったら、玄米、蕎麦、柚子で、それを克服
健康についての詳しいお話は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター院長の鷲見幸彦先生に取材した伊藤公一さんのコラム必見!

映画のなかの決め台詞「こんな時だから
そうなんです、こんな時だから、北斎なんです!

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京都散策ではお気入りの『十三や』、『鍵善』、『Ki-Yan Stuzio祇園本店』に!  [伝統美、日本の美]


京都での取材がすべて完了した後、お気に入りのスポット散策!
20日の午前中は少しどんよりした空模様でしたが


午後は気持ちの良い青空に! 
鴨川の流れもおだやか、観光日和


四条通りにある『鍵善』
中学生の時に、水上勉のエッセイで存在を知り、それ以来、同店のくづきりファンに!


私は黒蜜派、優しくて滑らか

つげ櫛の『十三や(じゅうさんや)』
IMG
十五夜の後に巡ってくる十三夜
今夜は十三夜、きれいな月です!


京都でのお気に入りのひとつが『十三や』
長年愛用しているつげ櫛は髪へのあたりがソフト
国産のつげ櫛は高価ですが、一生ものになるので、プレゼントにも使っています。


四条通りの同店は明治8年(1875年)創業、初代(治三吉)から数えて現在5代目が継承しています。櫛屋を意味する『十三や』
くしの「9」、「4」の数字を避ける意味で、9+4=13、これが屋号になっています。


櫛には魔を払う呪力もあるとか


さらに八坂神社方向に進むと、『二十三や(にじゅうさんや)』があります。
Fumiko(235)的には、23の数を見るとこころが和みます(笑)

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文政5年(1820年)創業
中国(唐の時代)から伝来していた櫛を扱っていたので、唐(とう)を10にして9+4を加えて「23」、『二十三や』の由来です。



上野池の端にある『十三や』は元文元年(1736年)、初代清八が開いた店舗
私は昨年初めて訪問しました。椿油でつげ櫛を手入れする時に使う両面ブラシを購入したのですが、とても便利。京都店にはなかったので、それも併せて質問したところ、「上野と京都は別系列」とのお答え、屋号が同じというだけのようです。

『じゅうさんや』 なの『とみや』なの
18日に、『十三や』のつげ櫛を愛用しているワイン誌の編集長と同乗したタクシーで、櫛の話をしていたところ、突然、運転手さんから、「“じゅうさんや”ではなく、“とみや”と呼ぶのが正しい」と言われ、ふたりとも唖然!
何度も訪問している店舗だけに、どうしても納得がいかず、京都散策日に直撃質問してきました。答えは、「じゅうさんや」で正解!
“十三や(とみや)”呼称は主に飲食で使うことが多いそうです。商売繁盛の“富(とみ)”に掛けている、とのお話でした。

「あなたがたに恥をかかせるようで悪いけど・・・」との言い方をしてきた初老の運転手
まぁ、ひとつ学習させていただきましたが、あのような物言いは!?
折しも、今日は十三夜、綺麗な月に免じて、忘れることにしましょう。

元気がでるキーヤンカラー

八坂神社のそばにある店舗
2階には販売用の製品のほかに木村英輝(キーヤン)さんの作品展示も。
彼の色使いが好きです!


元気をもらえそうなカラー


2014年10月、キーヤンの描いた青蓮院の蓮のふすま絵を見て釘付け状態、それ以来のファンです!


就学旅行の時期と重なり、駅やバスロータリーは凄い人の数
また、至る所にレンタル着物の女の子ラッシュ、その多さに驚きました!
明日22日は時代祭、10月後半はライトアップも増えてくるので、より観光客が増えそうですね。
短い滞在でしたが、息抜きできて良かったです!

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京都非公開文化財特別公開開始!  秋季の青連院、高台寺のライトアップも!! [伝統美、日本の美]

本日から、世界遺産の7か所(上賀茂神社、金閣寺、下鴨神社、西本願寺飛雲閣、西本願寺書院、東寺灌頂院、東寺五重塔)を含む京都府内の18の寺社・施設の文化財が拝見できる京都非公開文化財特別公開開始です! 私は27日に東福寺で行われたシャンパンイベントのため、京都に行っていたのですが、仕事の都合で28日には東京に!  3日ずれていれば・・・

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上の地図はクリックすると拡大します

清浄華院の桜と蓮!
地図の3番は皇室とも関係が深い大本山清浄華院(しょうじょうけいん)。カシーナ・カナミッラのオーナー、親友の長本和子女史のまたいとこにあたる永田英司僧侶(日本画家)の寄贈画が清浄華院にあることから、平執事をご紹介していただき、お邪魔してきました。蓮ゆかりの同院に永田僧侶が寄贈した絵は〝桜〟と〝蓮〟でした。

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4枚仕立ての屏風、神代桜(300号) 永田英司僧侶寄贈

IMG_5900 (2) jpg 
ナビゲーターをしてくださった平祐輝執事

IMG_5890 (2) 石庭.jpg
中庭は京都庭園師の小埜雅章さんがデザイン

IMG_5886 (2).jpg 
自然のままを表現した樹木や石のオブジェ
お茶室『清華亭』の掛け軸には浄土宗の開祖法然上人のお姿。非公開文化財特別公開中にはお抹茶のおもてなしも。御影堂(大殿)にある42歳の上人像は端正な顔立ちで風格があります。

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”浄土に咲く蓮の華のように、清らかな修行ができる場所”を意味する清浄華院
永田僧侶寄贈の『浄華(30号)』

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世界に1つ、私のブルーロータスの着物の裾模様
大好きな〝蓮〟つながりの不思議なご縁!

護摩堂で
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毎月28日、護摩堂で行われている護摩供養、貴重な瞬間を撮らせていただきました。


護摩札も書きました、すべてが初めての体験! 

京都散策
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清浄華院から100mのところにある廬山寺は『源氏物語』の作者紫式部ゆかりのお寺。私にはこの石が女性の着物姿にように見えます、素晴らしい自然石

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来客を迎える式部の絵


紫式部もここに座って考えていたのかな

青蓮院のライトアップ

なんとブルーロータス、青蓮! 青不動を祭ってあるので〝青〟だそうです


青色に誘導されて

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幻想的な世界!

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ふすまにも青い蓮が描かれていました。中庭はJR東海のCMに使われたこともあるとのこと

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ライトアップされた竹林、天まで届きそうな勢い!

八坂の塔で
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八坂の塔から高台寺に向かう道すがら、人力車をキャッチ
このブレ感、好きです!

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高台寺付近から八坂の塔を見ると・・・古都らしい風情

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17時50分に点灯、19時頃には消灯の塔

高台寺で
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秀吉の正室、北政所(ねね)ゆかりの高台寺

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ライトアップは井浦新さんが監修。この日は鮮やかな色に月もアクセントになって!

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茶室『傘亭』の天井が、蛇の目傘を開いたように見えるからなのでしょうか。
今回のライトアップの小道具には〝傘〟が使われていました。
照明で赤、白、青の3色の蛇の目傘に命が吹き込まれて・・・

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すべての傘、全開!

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高台寺の庭園は予想以上に広大で、竹林にも色とりどりの傘が

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庭園の最後を〆る龍の置物
ねねさんの高台寺には魅力がいっぱい詰まっていました。
次回は明るい時間にお邪魔したいです。

護摩供養ではラッキーなことに住職から功徳の授与を受け、未知なる貴重体験をすることができました。
平執事、永田僧侶、清浄華院の皆さま、大変お世話になりました。
ご縁の糸に感謝しながら・・・


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携帯で歌舞伎座散歩!  寿月堂のお抹茶で息抜きを!! [伝統美、日本の美]

自分癒しは六月こけら落とし公演、携帯で歌舞伎座散歩をしてみました!

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築地場外の秋山商店丸山海苔店での買物帰りには工事中の看板の前を通っていました。
今となれば懐かしいです。

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完成した歌舞伎座、話題性十分、銀座の新名所です。

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杮葺落(こけらおとし)六月大歌舞伎のお席は1階席の21番、中央席!
『土蜘蛛』で共演していた人間国宝の尾上菊五郎、中村吉右衛門のおふたり、吉右衛門さんの愛娘と結婚した『壽曽我対面』の菊之助さん、演技や衣装をしっかり観察できました。

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NHKの特番でも紹介されていた地下2階木挽町広場の大提灯、迫力があります。

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2階のロビーから見た景観

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気になる日本画が!

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伊東深水(右)や上村松園(左)など、日本画の巨匠たちの作品は見る価値大です。

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5階の屋上庭園に行く途中で・・・黒の瓦(かわら)と朱塗りの赤のコントラストがきれい!

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雨に濡れた緑が映える屋上庭園

息抜きできる空間
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築地で食材を買った帰りには、丸山海苔店のお茶部門である寿月堂築地店に立ち寄ることが多かったので、お店の方とも顔なじみになっていました。歌舞伎座が完成して、新店舗ができたことで、今まで、築地店にいらしたN澤さんも移動。そこで、早速、お邪魔してきました。

パリ店同様、店内設計は歌舞伎座を担当した隈研吾さん!
和の風情を生かした、とってもおしゃれなスペースでした。
海外からのお客様には絶対に喜んでもらえる空間だと思います。

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寿月堂へのアクセスは歌舞伎座ビルのB2階からエレベーターで5階へ。歌舞伎の観劇をしなくても行けます。お抹茶には癒し効果もあるようなので、都会の喧騒を逃れて、のんびりしたい時には是非。土日より、平日の時間帯がよさそうです、enjoy!
タグ:寿月堂
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