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日本初 限定発売されたシャルル・エドシックのCoteaux Champenois Rouge Ambonnay コト―・シャンプノワ ルージュ アンボネー [Zoom / シャンパン]

  今年はシャルル・カミュ 生誕200年
 画像提供:シャルル・エドシック

シャンパン・チャーリーの愛称で親しまれているシャルル・エドシック の創業者シャルル・カミュは1822年ランスで生誕。シャンパーニュの伝統とプロイセンの厳格さによって形成された人生哲学を有し、1851年には若干29歳で自らの名を冠したメゾンを設立しました。

2022年はシャルル生誕200年の記念年です。
昨秋、モンターニュ・ド・ランスにあるアンボネーのピノ・ノワール100%から造られた新アイテム『コト―・シャンプノワ アンボネー』も日本に初上陸、新たな動きです。

     
         赤のコトー・シャンプノワ
        シャルル・エドシックではこれまでの伝統を尊重しつつ、 
        少量のコトー・シャンプノワ(非発泡性ワイン)を造り、
        その歴史に新たなページを加えました。


  赤ワインへの思い入れ
 オンラインセミナーでお披露目されたコトー・シャンプノワ

シェフ・ド・カーヴのシリル・ブランさんは2015 年からシャルル・エドシック の醸造責任者として活躍していますが、実家は3代続くワイン生産者、ネゴシアン、樽製造者なので、幼少期から多くの時間をぶどう畑で過ごしてきました。大学で醸造と経営を修得した後、家業に参画。その後、ボルドーのシャトー・オーブリオンで醸造家として始動し、2000年からはヴーヴ・クリコで15年間従事しました。シャトーでは赤ワイン、メゾンでは主としてロゼと赤ワインの醸造を担当していたことから、自らの経歴を顧みて、赤ワインへの思い入れの強さを語っていました。


 画像提供:シャルル・エドシック 

ブランさんが自負するコトー・シャンプノワ アンボネーは、
モンターニュ・ド・ランスの南側に位置するアンボネーの中心にある自社畑レ・シャンソの区画から造られています。ここは当初から赤ワイン造りを考えて植樹した畑で、現在20年の樹齢ながらポテンシャルがあるので、年数を重ねることで、更なる酒質の向上が期待できそうです。今後も赤ワイン造りには注力していく考えなので、アンボネーとアイに新たな畑を購入し、2020年と2021年にぶどう樹の植樹も行ったそうです。


余談ながら・・・ コト―・シャンプノワ ブランは、2019年から限定的にリリースされていますが、生産量が極めて少ないので、販売はフランスと英国のみ。ブランさんは「モングー、ヴェルテュ、オジェ、ヴィレール・マルムリの4村のシャルドネで、トータルで約300本程を生産」と語っていました。将来的に、もう少し増産できれば、日本上陸も期待できると思っています。


 気候変動とコト―・シャンプノワ
 コトー・シャンプノワは小高い丘の中腹や、
 台地の端に位置する斜面の畑に由来するネーミングです。

 シャルル・エドシックの自社畑レ・シャンソもゆるやかな斜面にあり、
 風の通りが良いので、湿気がこもらないエリアです。
 2019年は日照量に恵まれた期待通りの収穫年だったそうです。

「20年前頃は、ピノ・ノワールで赤ワインを生産しても、やせ細っていたり、
 色が淡かったりして、十分な評価を得られずにいました。地球温暖化の好影響で、
 素晴らしいフェノールの成熟度や、見事な色付き、アロマの凝縮感を持つぶどうが、
 収穫できるようになったことが要因として挙げられます」とブランさん
 赤ワイン用のぶどうの質が向上すれば、赤ワインを使うロゼにも反映されます。


 画像提供:シャルル・エドシック

 発酵には樽を使用。マロラクティック発酵(MLF)は樽内で行い、
 1〜1.5ヶ月ですべてのMLFが終了します。
「MLFをすることで口当たりのまろやかなワインになります」と言及


 コトー・シャンプノワ アンボネーのテイスティング
  「低温で仕込むことで、フルーティさを極立たせ、
 収斂味は出ないようにしている」とブランさん

色調はルビーレッド、フレッシュ感があり、スミレやシャクヤク、さくらんぼやブラックチェリー、甘草やシナモン、ドライローズのアロマ。味わいはまろやかで、まるみがあり、タンニンも穏やかで全体的な印象はフェミニン。ブランさんは「バランスが大事。ブルゴーニュのワインに例えるならば、ボーヌ・ロマネよりシャンボール・ミュジニー。和食だとすき焼きや角煮、チーズなら軽やかなタイプがおすすめ」とコメントしていました。
数量が少ないアイテムなので倍率は高そうですが、ゲットできたら、お試してください!


  商品情報
 コト―・シャンプノワ アンボネー 
 750ml/18,000円(税別)/生産量1,500本/日本での販売数量42本
 1500ml/36,000円(税別)/生産量490本/日本での販売数量20本
 ピノ・ノワール100%
 熟成は2019年からオークの古樽で1年間 
 瓶詰は2020年2月
 今飲んでも良いですが、2030年頃まで楽しめます。
 2021年9月1日発売

       製品についての問い合わせ先
      日本リカー株式会社事業部 03- 5643- 9772

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