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春期シャンパーニュ講座スタート、自分好みのメゾン探し [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

       NHK文化センター青山校の春期シャンパーニュ講座開始
       出典:Drinks International

毎年Drinks Internationalが発表している『The World's Most Admired Champange Brands』のトップ5を講座で比較試飲しています。2023年は前回7位だったビルカール・サルモンが5位に入り、4位だったポル・ロジェがダウン。

 順位は左から右に1位~5位
 5メゾンのなかで、クリュッグとシャルル・エドシックは女性シェフ・ド・カーヴ

 供出は左から右の順でブラインドテイスティング


ステンレスタンクのみ、発酵・熟成ともに樽使用、ステンレスや木樽でストックしているリザーヴワインを使用等、メゾンの個性が出ているので、講座生の皆さんには、改めて、自分好みのメゾンを確認していただいています。シャンパーニュ界のトップ5、さすが安定しています。


 5アイテム同時にテイスティング
 1位から順にメゾンおよびアイテムの特徴を解説して、じっくり利き酒

 #1: ルイ・ロデレール コレクション243
 生産者:ルイ・ロデレール(NM)
 ぶどう品種:CH42%、PN40%、M18%
 ドザージュ:8g/L
 価格:9,000円(税別)
 輸入元:エノテカ
自社畑240㌶を所有し、必要とするぶどうの75~80%は自社でまかなっています。メゾンの顔は毎回ベースヴィンテージとリザーヴワイン(ステンレスと木樽)の比率を変えてリリース。コレクション243のベースワインは2018年で比率は31%。ステンレスを使ったパーペチュアル・リザーヴは31% (2012、2013、2014、2015、2016、2017) および大樽熟成10% (2009、2011、2013、2014、2015、2016、2017)、ともにソレラシステム。MLF26%。2018年の収穫は8月27日からスタート、完熟した果実のベースヴィンテージが芯となり、パーペチュアル・リザーヴ由来の溌溂感、大樽熟成由来の奥行きを備えた味わい


 #2: シャルル・エドシック ブリュット・レゼルヴ
 生産者:シャルル・エドシック(NM)
 ぶどう品種:CH、PN、M 各3 分の1
 ドザージュ:11g/L
 価格:9,500円(税別)
 輸入元:日本リカー
エリーズ・ロスフェルト女史が今年の3月にシェフ・ド・カーヴに就任。前任者シリル・ブラン氏が来日できないまま交代になってしまったことはとても残念です。評価が上がっているメゾンだけに、ロスフェルド女史の手腕に期待しています。
ステンレスタンクのみの造り手。ベースヴィンテージは2017年を60%使い、リザーブワインは10年以上のワインが40%。第3週の講座生4人がシャルルだと見抜いたことは素晴らしいことでした。樽を使っていると勘違いした講座生もいましたが、多くのシャンパーニュ愛好家が間違える、その点こそ、シャルルの技の凄さ!

 #3: クリュッグ グランド キュヴェ 170エディション
 生産者:クリュッグ(NM)
 ぶどう品種:PN51%、CH38%、M11%
 ドザージュ:非公開
 価格:39,600円(税別)
 輸入元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ
1843年ヨーゼフ・クリュッグによって創業。現在のシェフ・ド・カーヴはジュリー・カヴィル女史。グランド・キュヴェは2011年からiD番号で詳細が検索可能。現行アイテムは昨年と同じ170エディションでした。最古のヴィンテージは1998年、最も若いヴィンテージは2014年、12年間の異なる195種類のリザーブワインをブレンドしたマルチ・ヴィンテージ。昨年の試飲を思い出しながら味わうと、熟成のニュアンスは深まり、酸味は若干強まっている印象。第4週の講座生の半数が「好み」だと回答


 #4:ビルカール・サルモン ブリュット・レゼルヴ
 生産者:ビルカール・サルモン(NM)
 ぶどう品種:M40%、CH30%、PN30%
 ドザージュ:7~8g/L
 価格:10,000円(税別)
 輸入元:JALUX
1818年創業のメゾン、家族経営を貫き、中規模生産(年間200万本)で、今以上には増やさない主義。2019年1月に7代目のマチュー・ローラン=ビルカールがCEOに就任。同メゾンは2018年に第4位にランキングされて以来のベスト5入り!
ムニエを信頼しているメゾンの思いを感じるノン・ヴィンテージ。収穫したぶどうは10度で保ち、コールド・スタビライゼーション(タンク内の温度を14度にして25~30日かけて静置)することで、結果的に、アロマはしっかり残り、不純物は沈殿してしまうので、フィルター掛けも不要になるビルカールスタイル。柑橘系果実や白い花のアロマ、塩味のニュアンス、まるみのある味わい、品格あるアイテム。


 #5:ボランジェ スペシャル・キュヴェ
 生産者:ボランジェ(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH25%、M15%
 ドザージュ:8~9g/L
 価格:10,500円(税別)
 輸入元:WINE TO STYLE
自社畑は179㌶、生産するアイテムは最低でも50%、ものによっては100%自社畑のぶどうを使用。作柄が難しい年でもヴィンテージ・シャンパーニュをリリースできるのは自社畑の果たす役割大。スペシャル・キュヴェのベースヴィンテージは2017年、リザーヴワインはマグナムボトル&コルク栓(アグラフ使用)で5~12年寝かせて熟成させ、5~10%の割合でブレンド。フレッシュ感を備えつつ、コルク栓による熟成が醸し出す複雑味と骨格、全体のバランス良好



 ボトルの色もチェック
 ラベルの画像を撮っていてボトルの色の反射(ラベル画像の左下)があったので、
 光線の遮断率についても再確認しました。
 #2、#3、#5はVert CIVCを使い、#1、#4はAmbreやNoir


 コルクのしぼみ具合でボトル内の味わいを予測


 #1、#3、#5は天然コルク
 #2と#4はDIAMのスパークリング用コルク
 TCA(ブショネの原因となるトリクロロアニソール)を除去したコルク


 5月の講座は訳ありで、第2週と第3週が講座日になり、
 講座生の皆さまには、ご面倒をおかけしますが、
 何卒宜しくお願いいたします!

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