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今年上半期の新製品&環境 への取り組み by サントリーワインインターナショナル [ワイン]

先週開催されたサントリーワインインターナショナル(SWI) の2020年事業方針説明会で、宮下敏社長は「国産カジュアルワイン」の更なる拡大、「輸入戦略ブランド」ポートフォリオの強化等について言及。それに伴い、6月までの上半期にデビューするワインの案内がありました。

 【ドイツ】ロバート・ヴァイル・ジュニアシリーズ

2月4日の立春に、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)とグラウブルグンダー(ピノ・グリ)の2種の白ワイン&シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の赤ワインを発売、ピノ・グループのぶどうたちです!

1868年、パリのソルボンヌ大学でドイツ学教授をしていたドクター・R・ヴァイルによって、ドイツ・ラインガウ地域のキートリッヒ村に創設された『ロバート・ヴァイル』は、ドイツ皇帝ヴィルヘルムⅡ世やフランツ=ヨーゼフⅠ世に愛されたワインとして知られています。1988年10月には、SWI (当時のサントリー)が経営参画。有機肥料のみを使用、除草剤無使用。ぶどうの特性を生かし、害虫や病気から守っています。加えて、水の節約等、環境への配慮を意識した活動を推進中です。

 【5ヶ国】の厳選ぶどうをブレンドした国産カジュアルワイン

2月18日(火)に発売予定の『5 SELECT Reserve/ ファイブセレクト レゼルブ』
今年の販売目標は10万ケース

同社の国産カジュアルワインの販売推移を見ると10年連続右肩上がりで直近10年間で2.7倍の伸びを示しています。2019年の販売量は超400万ケース、一番の売れ筋は『酸化防止剤無添加』ワインでした。
日欧EPAの発効後、ワインの流入・流出が活発になってきていることから、同社では、国産・輸入双方の魅力を併せ持つ“新ブランド”の開発に注力してきました。結果、チリ、スペイン、イタリア、アルゼンチン、豪州の厳選ぶどうを使用し、国産ならではの技術を駆使した『ファイブセレクト レゼルブ』を生産。マスカット由来のフルーティな香りが印象的な白ワインとソフトで優しい口当たりの赤ワインが完成しました。赤ワインの渋さが苦手という方でも受け入れ可能、国産ワインと輸入ワインの境目に位置するワインです!

 【オーガニックワイン】にフォーカス

20〜50代の女性を中心に飲用意向の強いオーガニックワイン市場。そこで・・・どれを飲んで良いかわからない等の声にお応えてして、欧州各国の主力ブランドから新たなラインナップを発売。2020年オーガニックワイン販売目標は8万ケース(対前比310%)、期待度を感じます!
◆イタリアの『タヴェルネッロ』/3月3日(火)発売 ※業務用
◆スペインの『フレシネオーガニックブリュット』/3月3日(火)発売
◆ドイツの『マドンナオーガニック2019』4月14日(火)発売
◆フランスの『レゾルム ド カンプラス オーガニック』4月14日(火)発売


ヴィクトル・ユゴーやチャールズ・ディケンズらの文豪に愛された『マドンナ』
“リープフラウミルヒ(聖母の乳)”は、元々はヴォルムスの聖母教会で修道僧たちが造っていたワイン名でした。あまりの評判の良さに、模倣するものが次々に現れた為、新しいワイン法で、ライン地方のQbAクラスのワインの名称として規定されることに。これを機に、本家聖母教会のぶどう園の大半を所有していたファルケンベルグ社は自社のリープフラウミルヒを特に“マドンナ”として差別化しました。

程良い甘味と爽やかな酸味のバランスが心地良いので、ワインに親しみはじめたラバーさんたちに飲んでいただきたいと思っています。2年ほど前から、この癒し系の味わいを好む愛好家が増えたようで、マドンナ人気が再燃していました。このマドンナは、ブランド初のオーガニックワインなので、私もテイスティングできる日を待っています。


 夏季限定の和テイストスパークリング

6月30日に和柑橘の柚子とすだちを使った2種のスパークリングワインが登場します。ネーミングは和柑橘を絞った果実感を“雫”、可愛い泡のイメージを“音”と表現した『雫音(しずね)』。SWI によると「和柑橘の香りは出汁との相性が良いので出汁をよく使う和食の味わいに仕上げました」とのこと。販売目標は上質な柚子とすだち次第、味わい深い和の泡ものデビューが楽しみです!


 環境への取り組み

SWIは、今夏頃から順次、『酸化防止剤無添加のおいしいワイン』と『デリカメゾン』等に使用している720ml ペットボトルを再生PET樹脂を原料にしたリサイクルペットボトルに切替、商品ラベルには同社独自の「PET to PET」マークを記載予定。


リサイクルボトルの切替は720mlが対象なので業務用の大容量ペットボトルは除外。720mlは全ペットボトルの98%


キャップシールのミシン目改良は2020年2月から順次切替。ラベルのはがし口の表記改善は2020年中に変更予定 (はがし口表記はラベルの左下の ◁ 部分)

サントリーグループは2019年5月にプラスティック基本方針を策定し、2030 年までにグローバルで使用するペットボトルの素材を植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規利用ゼロの実現を目指しています。

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祝 ドン・メルチョー2017年ヴィンテージ&ビニャ・ドン・メルチョー創設 [ワイン]

ビニャ・ドン・メルチョーの創設


2020年1月6日、ドン・メルチョー2017が日本市場でリリースされました。
加えて・・・
1987年のファースト・ヴィンテージから30周年を迎えたことを機に、コンチャ・イ・トロ社からドン・メルチョーが独立しました!


深みのある赤紫色、グラス壁面にワインの脚が見えます。


エンリケ・ティラド氏は1993年にコンチャ・イ・トロ社に入社し、1997年からドン・メルチョーのチーフワインメーカーに就任。ビニャ・ドン・メルチョーの創設に伴い、肩書きはゼネラル・マネージャーになりました。ティラド氏のサイン入りワインボックスにも力が入っている感じですね。

ドン・メルチョーのセラー

photo by Fumiko AOKI (2017年9月撮影)
コンチャ・イ・トロ社のワイナリーにはドン・メルチョー専用のセラーがありました!


日本のおせちでビニャ・ドン・メルチョーと2017年VTを祝福

料理協力:Akane Kamagata
お煮しめのゴボウ、れんこん、こんにゃくに七味や柚子胡椒等のお薬味を少し効かせると味わいの幅が広がります。しょうゆやみりんを使った鰤の照り焼きも良い相性



チリに行くと、赤ワインに合わせて、チョコレートがよく出てくるので、ここではグラマシーNYのチョコレートケーキで相性をチェック。ドン・メルチョーから感じるロースト風味や燻したニュアンスはチョコの香りと相乗。空気と触れ合うことでタンニンは滑らかになるので、抜栓直後のほうがタンニンの存在感が楽しめるので良いかも。チリのワイン関係者同様、私も赤ワインとチョコのマリアージュは好きです。

余談: 2016年9月にエンリケ・ティラド氏と元ロオジエの名シェフ、ブルーノ・メナール氏によるコラボレーションセミナーがありました。その折、ドン・メルチョーのアジア アンバサダーの肩書きを持つメナール氏が、「コンチャ・イ・トロでは南米のカカオや世界中のコショウと合わせるコラボを実施しています」と語っていました。
2005年VTとのマリアージュでは、鴨のフィレ肉のローストをあげていましたが、鴨をキャラメリゼした後、コーヒーとカルダモン(隠し味的に)を使い、加えて「経験上、かめびし醤油の古醤油(15年、20年)を少し使うと味が引き立ちます」とコメントしていました。その時に、ドン・メルチョーはカカオや熟成したお醤油と相性が良いことを再確認。


ブルーチーズや冬期楽しめるモンドールは相性的に問題なし。


ドン・メルチョー2017ヴィンテージ

商品名:ドン・メルチョー2017
内容量:750ml
希望小売価格:16,000円(税抜)
出荷開始日:2020年1月6日(月)

ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)98%、カベルネ・フラン(CF)2%
ぶどう畑:D.O.プエンテ・アルト、アルト・マイポ・ヴァレー
収穫:2017年3月22日~4月29日
瓶詰:2018年12月
醸造:フレンチオークで15ヶ月(新樽67%、一空樽33%)
アルコール度数:14.5%
pH:3.62
総酸度:3.41g/L
 
ドン・メルチョーについて
コンチャ・イ・トロ社はチリ最大のワイン生産者で輸出量は国内第1位。ドン・メルチョーは同社の最高級レンジであり、創業者スペインの名門貴族コンチャ家のドン・メルチョーの名を冠しています。チリのカベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地マイポ・ヴァレー、プエンテ・アルトのポテンシャルを最大限に表現したチリ最初のアイコンワインです。
海抜650㍍、畑は全部で127㌶、沖積土壌で石灰、粘土、砂質等で構成されています。植樹比率はCS90%、CF7.1%、メルロ(ME)1.9%、プティ・ヴェルド(PV)1%。区画は小さく分けると142、大きく分けると7(区画1~6はCS、7はCF)。ブレンド比率は年によって変わりますが、通常2~9%がCF、残りはCS。7区画のぶどうを使用することで、プエンテ・アルトのテロワールを反映させています。

コメント
深みのある赤紫色、抜栓した瞬間から赤系果実のキャラクター、さくらんぼ、カカオ、杉、ロースト、グラファイト、ミネラル、スパイス(甘草、コショウ)、繊細で滑らかなタンニン、時間の経過でよりまろやかに。口中を洗い流してくれる爽やかな酸味、アルコール度数14.5%でも清涼感があり、長く続く余韻。エレガント系の着地!

◆商品についてのお問い合わせ先
日本リカー株式会社事業部 広報担当:佐々木万理/小池さおり
TEL:03-5643-9772
URL:https://www.nlwine.com


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ボジョレーの帝王ジョルジュ・デュブッフ氏を偲んで [ワイン]

ワイン王国の村田恵子編集長から届いた訃報
本日の午後、「1月4日、ジョルジュ・デュブッフ氏が脳卒中で他界」というお知らせを受けました。享年87歳、心からご冥福を祈っております。

ボジョレーの帝王と称され、2017年の解禁日までは毎年日本でカウントダウンをなさっていたデュブッフ氏。お会いするといつもハグしてくださり、村田編集長と私を交えた3ショット撮りは恒例になっていました。体力的に長時間のフライトが難しくなっていたので、2018年からはお孫さんのアドリアン・デュブッフ・ラコンブ氏だけが来日し、氏の後継者として精力的な活動をしていましたが、私はデュブッフ氏との再会を期待していたのでとても寂しいです。


解禁日、カウントダウンの画像を綴りながら・・・
2010年 輝きにあふれた表情

「ワインは1年に1度しか造れないので、丹念に注意深くの精神を持ち続けることが大事」と語っていたデュブッフ氏。

2011年 カンテサンスで

少し緊張気味の岸田シェフと共にカウントダウン


クリュ・ボジョレーの重要性を説いていたデュブッフ氏
コクのあるソースを使った蝦夷鹿のメニュー、岸田シェフの気合いを感じました!

2012年 アドリアン氏を初めて伴って

風格ある帝王と貴公子然としたアドリアンさん(24歳)、入社して2ヶ月の時です。
収穫に関して、デュブッフ氏から「2012年は私の人生で最も収量が少ない年でした」とのコメントもありました。


2013年 グランドハイアットで華やかに

デュブッフ家のおふたりとサントリーワインインターナショナルの当時の社長櫻井氏(左)と八木前社長(右)と


この時は、サントリーが開発したアプローズ(夢叶うの意味)をプレゼントしてくださいました。

2014年 白金台メゾンカイザーの木村周一郎氏と

招待された数名のプレスとカウントダウン
カウンターの向こうで木村オーナーが料理を陣頭指揮


デュブッフ社のクレマン・ド・ブルゴーニュ、日本未入荷を初披露

帝王自らヌーヴォーをサービスしてくれた2015年

招待者ひとりずつにワインを注いでくだったことが印象に残っています!

2016年からボジョパ!

ゲストは横澤夏子氏。この年からボジョパ(ボジョレーパーティーの略)全開!
サントリーワインインターナショナルの山崎前社長も参加

最後の来日になった2017年

テイスティングの真剣さが伝わってきたワンシーン


この2ショットもこれが最後


日本限定のロゼを初リリース、女子からの注目度が高かったです!

2018年 解禁日翌日のプレスランチ

来日できなかった氏からメッセージがありました。

2018年のボジョレーは特別な年でした.
天候は理想的で、母なる自然の恵みに満ち溢れています.
とてもフルーティで魅力的なワインに仕上がりました.


2019年 赤のスパークリングワインデビュー

昨年はSNSでワインラバーを募集して開催したカウントダウン



アドリアン輸出部長が祖父デュブッフ氏と日本でのカウントダウンに参加して7年が過ぎました。昨年リリースした赤のスパークリングワインはアドリアン氏のお気に入り。赤い実の果実満載、少し甘めですが酸味が甘味をほどよくセーブしてくれるので好感度上々です。

ジョルジュ・デュブッフ氏が、ワイン&ボジョレーに捧げてきた熱い思いは、次世代にきちんと継承されていくと信じています。
温かな思い出をたくさんくださったデュブッフ氏に感謝を込めて!
どうぞやすらかにお眠りください。

現地の記事:https://www.lyonmag.com/article/104990/beaujolais-georges-duboeuf-disparait-a-l-age-de-87-ans
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2019年に出逢ったお気に入りのワイン、心に残った出来事をプレイバック! [ワイン]

2019年をプレイバック!
今年も素晴らしいワインたちとの出逢い、素敵なワイン生産者&関係者とお目にかかることができました。12ヶ月を振り返って・・・
最も印象的だったのは11月のシャンパーニュ研修ツアーでお招きいただいたアンリオのシャトー・レゼルノワ!!


























風格ある18世紀のシャトー
























ウェルカムシャンパンはなんとキューヴ38でした。


ブラン・ド・ブラン、ミレジメ2008、エメラ2005、そしてロゼ・ミレジメ2012!
各シャンパンに合わせたお料理も素晴らしく、マリアージュ満喫。
ジル・ド・ラルディエール当主の優雅なおもてなしに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!

シャンパンのお気に入りは

レア・シャンパーニュのシェフ・ド・カーヴ、レジス・カミュさんが来日した折、参考出品として披露してくださったレア・シャンパーニュ1998マグナム。複雑味があり、層になって広がる香りと味わい、さすがです。


11月のシャンパーニュ研修ツアーでルイ・ロデレールを訪問した時、シェフ・ド・カーヴのジャン・バティスト・レカイヨンさんが特別供出してくださった1997ヴィンテージ!
熟成で本領発揮、それがクリスタル!


ラフィナージュ×ボランジェのコラボレーションに登場したR.D.2004
完成度の高いアイテムでした!

白ワインは・・・

アキコ・フリーマンさん来日のプレスランチで『涼風シャルドネ ロシアン・リヴァー・ヴァレー2017』を和食に合わせて。いつ味わっても魅力的、日本人の感性を刺激する品のある白ワイン

無限の可能性を秘めたぶどう畑

7月に訪問したオレゴン州ウィラメット・ヴァレー、エオラ・アミティ・ヒルズにある『クリストム』、パワーあふれる神秘的なぶどう畑




















シングルヴィンヤードのピノ・ノワールに感嘆!

番外編

メルシャン自慢の『シードル』
ワンコインで購入できるのは魅力、このイチゴサンドとの相性はお薦めです。シードルのリピーターは本当に多いので、未体験の方は是非お試しを!

今年も大変お世話になりました。来年も引き続き、よろしくお願いします。
どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ!!

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シャンパーニュ研修ツアーの前後に行った区民ワイン講座とワイン科学講座 [ワイン]



10月26日に開催した区民ワイン講座は世田谷区初の試みでした。
世田谷区民として、地域貢献ができたとすれば、とても嬉しいことです。
ご参加くださった方々の多くはワインの初心者や入門者だったので、できるだけ、わかりやすく、楽しんでいただけるように努めました。


11月16日のワイン科学講座は山梨大学主催だったので、こちらはワイン業界に関わる方々の参加が多かったと思います。

11月4日~10日がシャンパーニュ研修ツアーで、それを挟んでの2講座でした。資料作成に要する時間がかなりタイトでしたが、ひとまずクリアできて、本当にホッとしています。
加えて、この間、ワイン王国12月号(12月5日発売)に掲載するローラン・ペリエのグラン シエクルとボランジェの入稿もありました。帰国後、届いた初校が、とっても綺麗な台割になっていたので満面の笑顔になりました。ワインラバー&シャンパンラバーの皆さまには是非ともご笑覧いただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!

区民ワイン講座

会場は梅丘パークホール、定員40名でチケットは完売。



シャンパン(6,500円)とプロセッコ(2,600円)の泡ものを比較。シャンパンは私が信頼しているドラピエ、酒質が良くてリーズナブルです。プロセッコは世界で一番飲まれているイタリアのスパークリングワインで、香りから白桃が連想できます。
白はメルシャンの岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ2017(3,200円)、参加者の多くを惹きつけていました。甲州の美味しさにびっくりなさっていた方が多かったように思います、さすがメルシャンさん!
ロゼワインは日本市場でNo.1のチリワイン。ラポストール2016(2,150円)を選びました。色も香りも味わいも魅力あるアイテムです。
赤ワインは南仏のラ・キュベ・ミティーク・ルージュ2016(1,650円)、ジャケットは愛くるしいフクロウ、ジャケ買でもお薦めです。今年発効された日欧EPAの恩恵を受けた価格設定、サッポロビールさんの売れ筋アイテムです。



講座ではワインの分類、醸造法の違い、代表的なぶどう品種、料理との相性、それから・・・グラスをリーデル・ジャパンからレンタルしたので、赤ワインをワイングラスとポリコップで飲み比べていただき、香り&味わいの違いも体感していただきました。
私も楽しかったです、ありがとうございました!

マカロンの差し入れ

大好きなラデュレのマカロン\(^-^ )/
可愛いハロウィンバージョン!

アンケート結果が届いて

主催の世田谷サービス公社が集計したアンケート結果が届きました。
所要があり、閉会15分前に退出なさった方が3名いらっしゃったので、37名の感想でしたが、9割以上が「たいへん良い」だったので、光栄に思います、感謝です!


ワイン科学講座

16日はJRの工事で、東京工業大学がある田町はもろ渦中。でも、聴講生の皆さまは、開始時間には全員着席なさっていました、びっくり。

私の持ち時間は90分。レジュメが42枚だったので、1ページあたり2分計算で、質問時間10分を入れて、時間ぴったり。着地成功、やったー!!

ソノマの最新情報

資料提供:ワイン・イン・スタイル
セミナー当日の朝、ワイン・イン・スタイルのスーパー才女斎藤さんからソノマ情報が届きました。
10月23日に発生したソノマの山火事は11月7日に鎮火しました。85%の収穫が終了していたフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーに関しては、被害はなかった由。でも火はそばまで迫ってきましたし、ソノマ全体としては4つのワイナリーが焼失したとのこと。大きなショックだと推察しています。

2017年の時と同様、水分を含んだぶどう畑が山火事の防火壁になったそうです。2年前の火事は送電線の摩擦が原因で、何ヶ所から一斉に発火したので、今回はその教訓を生かし、計画停電をしました。賛否両論ありましたが、結果的に風速45m/秒の異常な風が吹く中、2017年のような広範囲の火災にならなかったのは、計画停電が効果をもたらしようです。


資料提供:ワイン・イン・スタイル
赤く塗られているところが、今回の火事で焼失した箇所。赤い線は2017年の山火事で被害にあった箇所。最初の予報では海から風が吹くとのことだったので、海に続く、広範囲に避難勧告が出たようですが、実際の風の流れは逆風になった為、焼失範囲が広がりました。

ひとりあたりの消費量

1位はポルトガルの62.1Lですね、日本は3.2L。
ポルトガル話題で言うと、日本で同国のワインはとても好調です。スティルワインの2018年データを見ると、ポルトガルは第10位で、輸入数量は1287KL(前年比124.9%)、けん引役はヴィニョ・ヴェルデで、全体の25%を占めています。

18日に、SOPEXAから『ヴィーニョ・ヴェルデにおける樽発酵と樽熟成』というpdfが届きました。
有効期限:2019/12/18(水) 17:17
【ヴィーニョ・ヴェルデ・ワイン協会】ヴィーニョヴェルデにおける樽発酵と樽熟成に記述したページは以下http://clk.nxlk.jp/Ubu3uvVt 
フレッシュだけじゃないヴィーニョ・ヴェルデ、変化していますね。

最大の関心事は気候変動


スペインのミゲル・トーストさんは2007年にアメリカのアル・ゴア元副大統領の『不都合な真実』を観て以来、温暖化対策に取り組んでいます。ワイン業界の誰よりも熱心です。今年、カリフォルニアのジャクソン・ファミリーとタッグを組みました。

トーレスさんが2013年に来日して発表したデータによると、2100年には海面が0.3~0.5m上昇するとの推測でしたが、先日IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は「今世紀末で、1.1m 上昇する」と発表しています。予想以上に速いスピードで温暖化が進んでいます。

ボルドーの新品種導入

今年6月、ボルドーワイン委員会は気候変動に適応した新たなぶどう品種をAOC規定に導入しました。
赤ワイン用品種はアリナルノア、カステ、マルセラン、トウリガ・ナショナル
白ワイン用品種はアルヴァリーニョ、リリオリラ、プティ・マンサン

7月末のオレゴン・ワシントン取材で、ワシントン州レッド・マウンテンのヘッジス・ファミリー・ワイナリーを訪問した折、数年前からトウリガ・ナショナルを植えて、調査・分析をしていることを聞きました。ヘッジスさんの母方はフランスのシャンパーニュ地方出身、父方はアメリカなので、フランスの動向にはかなり敏感です。

本日(19日)、ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドーの試飲会があったので、右岸と左岸の主な生産者に気候変動と新品種に関しての意見を聞いて回りました。殆どが危機感を持っていない、というより、左岸の場合などはカベルネの力を信じ切っている思いを強く感じました。新品種導入に関しては「面白い」との意見がありましたが、「ポルトガルの品種でしょ」的な発言から、グラン・クリュ・ド・ボルドーの誇りを感じました。
今年の夏、最も熱い3日間で、グリーランドの氷河が溶けて失われた量は310億トン、東京ドーム25000杯分との報道があり、気候変動が世界各国に何らかの形で影響を与えていると感じています。
ボルドー委員会が発表したリポートに、「霜・雹・嵐の将来的な予測は不可能」との記載がありましたが、今日、インタビューしたワイナリーのおひとりが「降雨量に変化はないが、昨今、いつ雨が降るかが予測不能」とおっしゃっていました。私はとても気になります!

CIVC本部を訪問して

先週訪問したシャンパーニュ委員会CIVC本部でフィリップ広報部長から最新情報を伺うことができました。
ぶどう樹の高さを変える実験をしています。左が従来の畑(1~1.2m、密植)で、右は2mほどの高さにして、樹の畝間も広く取っています。風通しを良くし、熱い空気がたまらない(温度が上らない)ようにしていますが、ベト病対策にも効果が出ているようです。



オレゴン・ワシントン取材時、「日本はなぜロゼがダメなの」と多くのワイナリーから聞かれました。
家庭でワインを飲む頻度が増え、自己主張しないワインが好まれるようになっているので、ロゼはもう少し伸びると思うのですが・・・私はかなり前から「ロゼと餃子」のマリアージュを薦めています。青い要素を感じるロゼなら、グリーン系の野菜(パクチーも〇)を多めに入れり、なかの具を工夫したり、さらに、ラー油や黒酢の量を加減して、自由な発想で楽しむことができると思っています。区民ワイン講座でもロゼは好評だったので、お試していただけると嬉しいです。


シャンパーニュと白ワインに合うお菓子の差し入れ、ハッピー!



仕切役の柳田藤寿先生から及第点をもらえたので、安堵しています。
この日の後半は、村上安生山梨大学客員教授が「国内ワイン状況と日本ワインについて」というテーマでお話なさいました。後日、山梨大学ワイン科学講座のサイトに会の様子が掲載されるそうです。
4回シリーズの講座なので、次回は12月21日です。会場は今回同様、東京工業大学キャンパスイノベーションセンター。詳細はコチラで!

最終回までの成功を願っております。
たくさんの感謝を込めて!

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ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)アンバサダー認定試験の嬉しい結果! [ワイン]

10月22日は天皇陛下の即位を国内外に宣言するための厳粛な儀式が執り行われたスペシャルデー。海外からも多くの元首、賓客がお祝いの席にご臨席なさっていらっしゃいました。

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このハレの日に、私にも嬉しいお知らせが届きました!
8月中旬、カリフォルニアのナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)主催で実施された『NVVアンバサダー認定試験』の結果です。今年初めて行われた試験で、通過者には合格証書と“ピンバッジ”が贈られることになっていました。
オレゴン・ワシントン取材から戻って間もなくの試験だったので、時間が十分取れないなか、頑張った甲斐がありました、心底安堵です。

昨年のエクスペリエンス・ナパヴァレーの同行取材で






















昨年もナパの現地訪問の最終日に試験があり(汗)
何とかクリアできたので、認定書をいただきました!
私は帰国後、NHK文化センター青山校で特別講座カリフォルニア・ナパの魅力を開催しました。受講生に皆様にも喜んでいただき、とても嬉しく思っています。
来年以降も開催していく予定です!

チーズペアリング ワークショップのポスターも完成























ワークショップでは様々なブリッジ食材を使ってワインとチーズのペアリングに挑戦



























合格証書と一緒に完成したチーズペアリングポスターも届きました。
今秋以降、目にすることも多くなるはずです。
ご家庭で活用できるヒントが盛り込まれていますので、お楽しみに!

ナパヴァレー・ヴィントナーズ日本事務所 小枝絵麻・若下静両代表にこころから御礼申し上げます。初代NVV認定アンバサダーの一員としてナパワインの魅力伝道、頑張ります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
ナパヴァレー・ヴィントナーズのオフィシャルサイト
https://napawine.jp/

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アルゼンチンの固有品種トロンテス応援ブログ!! [ワイン]

ラグビーワールドカップ第3戦

今日の第3戦ではアルゼンチンは強豪イングランドと日本は過去の対戦成績が4勝11敗のサモアと対戦。アルゼンチンは残念ながら力及ばすで敗戦。日本は沈着冷静な試合運びで3連勝の快挙。対極の結果になりましたが、両国の健闘にこころからのエールを送ります。

アルゼンチンチームを応援しようテイスティング

昨夜、アルゼンチン大使公邸で、ワールドカップ応援のためのテイスティング会。アラン大使は「先週の土曜日(9月28日)同様、日本が勝って、アルゼンチンが勝って、というリズムになることを願っています」とあいさつ。今日の試合に大きな期待を寄せていらっしゃいましたが・・・


会場入口には、アルゼンチンラグビー協会(UAR)のロゴ入りワインの展示


青いラベルがロゴ入りのアイテム(日本未輸入)

アルゼンチンの固有品種トロンテス
ワイン雑誌WANDSの前編集長の番匠さんが、トロンテスについて解説してくれました。
サントリーワインインターナショナルのサイト、ワインの基礎知識にぶどうについての説明が載っています。コチラをお読みいただくと、トロンテスの全体像がつかめます。

3つの亜種
スペインのガルシアに同名のぶどうがありますが、それは全くの別もので、番匠さんいわく、アルゼンチンのトロンテスには3つの亜種があるとのこと。
(1) ラ・リオハを拠点とするトロンテス・リオハーノで、全体の90%を占ています。近年、醸造所はメンドーサ、ぶどうの栽培はサルタにワイナリーが増えている由。サルタは標高が高いエリアなので、マスカット系の香りより、柑橘系の香りのほうが顕著だそうです。
(2) サンファンを拠点とするトロンテス・サンファンニーノ
(3) メンドーサを拠点とするトロンテス・メンドシーノ

(1)と(2)は16世紀にスペインから渡来してきたクリオージャ・チカ とマスカット・オブ・アレキサンドリアの自然交配。一部チリに存在しますが基本的にアルゼンチンの固有品種。
(3)は片親がマスカット・オブ・アレキサンドリアであることは判明していますが、もう一方は不明。
トロンテスに関しては、まだ、きちんとしたDNA鑑定が出ていません。ただ、(3)は(1)や(2)と比べると、マスカット系の香りがより強く出るのが特徴。栽培エリアも、平地が多く、一部パタゴニアでも栽培しています。
トロンテスを味わった時に、3つの亜種の利き比べができると非常に面白いと思いました。

大使公邸のテイスティングで

当日のマイベストはスマイル扱いの『エル・エステコ オールド・ヴァイン1945』
年号はぶどうを植樹した年なので、74年の古樹です。
味わい的にはトロンテス・リオハーノかな?


スマイル扱いの『ドンダビ トロンテス レイト ハーベスト』は甘味と酸味のバランスが程よく、トロンテス入門者には気に入っていただけるはずです。合わせるならエスニック料理がお薦めです!
私は、このワインはトロンテス・メンドシーノだと思っています。

2年前のアルゼンチンで

万年雪に覆われた壮大なアンデス


南米では絶対に欠かせないエンパナーダ


カイケンのランチに登場したアミューズ、美味!

現地で気に入ったトロンテス

カサ・ピノ・ジャパン扱いの『ルティーニ・ワインズ』
トランぺッター・トロンテス(最左)


エノテカ扱いの『カイケン』
モンテス・カイケン・テロワール・トロンテス(左から2番目)  

トロンテスからはスパークリングワインや醸造容器(樽やステンレス)が異なるタイプが生産されています。
秋の夜長にふさわしい癒し系ワインになると思いますので、トロンテス未体験のワインラバーさんにはこの機会にチャレンジしていただきたいと思っています。


ラグビーワールドカップと言えば・・・
2015年9月、南アフリカの取材が終わって日本に帰還というその日、ラグビーワールドカップの第1戦、日本は南アとの対戦でした。現地では「南ア勝利は間違いないので、申し訳ないね」と皆さん口を揃えて言っていましたが、帰還してニュースを見てびっくり。あの奇跡の勝利、今でも語り草になっていますね!
4年前のツイッターには南アワインアジア担当のミカエラさんのユニフォーム姿がありました、懐かしい。
https://twitter.com/vin_fumiko/status/645199878881079296/photo/1

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シャトー・メルシャン 椀子(マリコ)ワイナリーオープン! [ワイン]

本日待望のオープン『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』

小林弘憲ワイナリー長、村田惠子ワイン王国編集長、松尾弘則ゼネラル・マネージャーと

3連休初日の9月21日(土)にオープンした椀子ワイナリーについて、 ワインのこころで紹介させていただきました。3日間だけのオープニングイベントがありますので、この機会を利用して、お出かけくださいませ。

シャトー・メルシャンの哲学を表現した日本画

作者は武田裕子(たけだひろこ)さん、若き精鋭!
http://www.takedahiroko.jp/about/


椀子ヴィンヤードのシャルドネから造られたスパークリングワインは現地で楽しめます!


収穫前のメルロー畑のぶどうたち

椀子ワイナリーへのアクセス
■電車の場合
北陸新幹線「上田駅」下車
JR上田駅からタクシーで約25分
■車の場合
上信越自動車道「東部湯の丸」ICより約10分
詳細はhttps://www.chateaumercian.com/winery/mariko/index.html

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夏至(6月22日)解禁! ブラピ×アンジー×ファミーユ・ペラン共同プロジェクトの『ミラヴァル・ロゼ』 [ワイン]

解禁! プロヴァンスのミラヴァル・ロゼ

ミラヴァル・ロゼ2018 税別希望小売価格3,400円(ギフトボックス入は3,600円)
ステュディオ・バイ・ミラヴァル2018 税別希望小売価格2,500円

2012年、ハリウッド・スターのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは南仏プロヴァンス地方のワイナリーを購入。コート・デュ・ローヌ地方の名醸造家マーク・ペラン氏と共同プロジェクトをスタートさせ、ワインを生産しています。それがミラヴァルです。
毎年、夏の到来を祝い、一年で最も日が長い夏至に販売を開始しています。
昨日がその解禁日でした!!

『ミラヴァル・ロゼ2018』は、サンソー、グルナッシュ、シラー、ロールの4品種を使用。ぶどう(シラーの一部だけはセニエ)は直接圧搾。温度管理したステンレス・タンク(95%)と樽(5%)で醸造しています。
今年は新たなロゼ『ステュディオ・バイ・ミラヴァル2018』が仲間入りしました。
1970年にジャズ・ピアニストで作曲家でジャック・ルーシェがオーナーとなり、レコーディング・スタジオを建設し、ピンク・フロイドやスティング等のミュージシャンがレコーディングの為に訪れていた由緒ある場所なので、スタジオをネーミングにしています。
ステュディオ・バイ・ミラヴァルも4品種サンソー、グルナッシュ、ロール、ティブランですが、シラーではなく、もう少し優しい雰囲気のティブランを使っています。地中海の影響(海風)を受けた土壌から収穫されたぶどうならではのユニークさがあります。サンソーとティブランはステンレス・タンク、グルナッシュとロールは一部を卵型のコンクリートタンクを使用。昨日(解禁日)のtwitterのRTをご覧いただくと、容器の形がわかります。ミラヴァルの新施設も垣間見ることができます。ちなみに、卵の形は中のワインの流動を促し、澱(おり)を自然に撹拌させてくれる利点があります。

マリアージュ編
2種のミラヴァルを豚しゃぶ ひなたに持ち込ませていただき、マリアージュ体験をしてみました。とんかつの名店『とんかつひなた』がブランド豚を使った豚しゃぶの専門店として、2017年秋に六本木にオープンした同店とは、ワイン界でお世話になっている重鎮の紹介でお邪魔して以来のお付き合いです。



ともに淡いピンクです。ミラヴァルのほうが色調に深みがあり、香りも華やかでベリー系果実と爽やかな酸味、中盤から酸味とミネラルがさらに広がり、まるいタンニンの存在、バランスが良くエレガント、低い温度から供出して、グラス内の温度が15度くらいまで上がっても楽しめる印象。
ステュディオは柑橘系果実や白い花、溌剌とした酸味と、それに続く塩味が心地良く、フレッシュで爽快、飲みやすくチャーミング、夏のテラスで楽しみたいイメージ。
品格があり、重厚さも備えた前者と、カリテ・プリで好感度大の後者。2タイプとも2018年ヴィンテージの良さを実感させてくれます。


茗荷のように香りのあるものはステュディオで!
南仏独自のガリーグ(ハーブのような香り)に通じる要素あり!


昆布だしの旨さを生かしたハモの吸物はミラヴァル


鮎の塩焼きは、そのままで食してミラヴァル、たて酢を使うと酸味の同化でステュディオ


3種のタレは左から塩だれ、タイ風醤油だれ(ナンプラーベース、 みじん切りしたコリアンダーをお好みで)、胡麻だれ。
相性的に、タイ風醤油だれは旨味や醤油に合わせやすいミラヴァル、塩だれはステュディオ。


漢方三元豚のバラ肉、ロース肉と軟白葱の世界を満喫。
ブランド豚の部位によって食感や甘さが違うので、好みのタレで豚しゃぶの奥深さが楽しめます。


何で合わせたら良いか迷った時は、ロゼにフレンドリーな餃子がお薦め!
にんにくは少な目、ラー油とお酢(黒酢でも)は多めにすると、ステュディオの軽快な酸とマッチ。


Muse de Miraval

容量はマグナムサイズのみ、限定生産2,000本
今年初登場した最上級キュヴェ“ミューズ”


WS誌によって、世界で最も優れたロゼに選ばれたミューズ・ド・ミラヴァル2018
カンヌ映画祭で初公開されたミューズ・ド・ミラヴァル2018は、オークションの競売で、2,600€の値がつけられたことで世界で最も高価なロゼになっています。 ペラン氏も、ミューズ・ド・ミラヴァルについて、「単なるミラヴァルではなく、それを超越してミラヴァルの中心に存在するもの」と述べています。この類い稀なロゼ、日本上陸することを期待しつつ・・・

■ミラヴァル・ロゼ&ステュディオ・バイ・ミラヴァルについてのお問い合わせは
ジェロボーム(株)担当:山下、田結(たゆい)/TEL:03-5786-3280
URL:http://www.jeroboam.co.jp

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ワイン用ぶどう収穫箱の再利用! 『丸藤葡萄酒工業』の大村春夫社長からのメッセージ   [ワイン]

ワイン用ぶどう収穫箱をお譲りします

明治23年(1890年)5月、山梨県甲府市勝沼町に創業した『丸藤葡萄酒工業株式会社』
現在は4代目の大村春夫社長が采配を振っています。
私は大村社長をとても尊敬しています。山本博先生の『山梨県のワイン(ワイン王国刊)』の丸藤葡萄酒工業の頁に次のような記述があります。

勝沼はワイン造りの伝統も古く、ワイナリーの数も多いから、その優劣、ワイン造りの姿勢などの論評となると、いろいろと口うるさい。しかし、こと『丸藤葡萄酒』となると悪口を言う人はいない。現社長大村春夫はワイン造りの実績と、その陽気で人へだてをしない性格からチャンピオンとして人気があり、慕う若手醸造家が少なくない。

まさに、この記述通りのお方なので、大村ファンは本当に多いんです!
丸藤葡萄酒工業の商標名ルバイヤートは、三代目の大村社長と詩人の日夏耿之介氏とのご縁によって誕生したブランド名なのですが、誕生秘話はコチラをご覧くださいませ。


40年ほど前から10年間ぐらい使われていた木箱です。
オーストラリアから大量にチーズが輸入された折、その箱をリニューアルしてぶどうの収穫箱として活用していたもので、丸藤葡萄酒の色は“緑色”

明治から大正、昭和、平成、令和と歴史を刻んで・・・

横面には裏表マルフジや丸藤葡萄酒などの印刷があります。
縦面にはオーストラリアの地図が印刷され、その上から緑のペンキが塗られています。


外形寸法は縦×横×高さは300㎜×390㎜×200㎜
数量はほぼ3,000個、今回第1弾として1,800個、第2弾は来年放出
いろいろなアイデアでご活用くだされば嬉しいです。

大村社長からのメッセージ
大村さんから「形あるものなので何かに使っていただければ有難いなと思っています。引き取りに来て下されば無償提供しますのでよろしくお願いします」とのメッセージ。4月27日、30日、5月1日、4日は出社予定とのことでした。
大村春夫ファン、丸藤葡萄酒ファンの皆さまからのリアクション、お待ちしております!

[わーい(嬉しい顔)]追記(4月26日):告知していた木箱ですが、大型連休を前に「在庫ゼロ」になりました!!
大村社長から、「予約分を残して、第1弾はきれいに片付きました。有難う御座いました。第2弾は来年2月頃の予定です」とのメッセージが届きました。
皆さまのご協力に感謝です。ありがとうございました!


■丸藤葡萄酒工業株式会社
TEL: 0553-44-0043
FAX:0553-44-0065
URL:http://www.rubaiyat.jp/

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