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今年上半期の新製品&環境 への取り組み by サントリーワインインターナショナル [ワイン]

先週開催されたサントリーワインインターナショナル(SWI) の2020年事業方針説明会で、宮下敏社長は「国産カジュアルワイン」の更なる拡大、「輸入戦略ブランド」ポートフォリオの強化等について言及。それに伴い、6月までの上半期にデビューするワインの案内がありました。

 【ドイツ】ロバート・ヴァイル・ジュニアシリーズ

2月4日の立春に、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)とグラウブルグンダー(ピノ・グリ)の2種の白ワイン&シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の赤ワインを発売、ピノ・グループのぶどうたちです!

1868年、パリのソルボンヌ大学でドイツ学教授をしていたドクター・R・ヴァイルによって、ドイツ・ラインガウ地域のキートリッヒ村に創設された『ロバート・ヴァイル』は、ドイツ皇帝ヴィルヘルムⅡ世やフランツ=ヨーゼフⅠ世に愛されたワインとして知られています。1988年10月には、SWI (当時のサントリー)が経営参画。有機肥料のみを使用、除草剤無使用。ぶどうの特性を生かし、害虫や病気から守っています。加えて、水の節約等、環境への配慮を意識した活動を推進中です。

 【5ヶ国】の厳選ぶどうをブレンドした国産カジュアルワイン

2月18日(火)に発売予定の『5 SELECT Reserve/ ファイブセレクト レゼルブ』
今年の販売目標は10万ケース

同社の国産カジュアルワインの販売推移を見ると10年連続右肩上がりで直近10年間で2.7倍の伸びを示しています。2019年の販売量は超400万ケース、一番の売れ筋は『酸化防止剤無添加』ワインでした。
日欧EPAの発効後、ワインの流入・流出が活発になってきていることから、同社では、国産・輸入双方の魅力を併せ持つ“新ブランド”の開発に注力してきました。結果、チリ、スペイン、イタリア、アルゼンチン、豪州の厳選ぶどうを使用し、国産ならではの技術を駆使した『ファイブセレクト レゼルブ』を生産。マスカット由来のフルーティな香りが印象的な白ワインとソフトで優しい口当たりの赤ワインが完成しました。赤ワインの渋さが苦手という方でも受け入れ可能、国産ワインと輸入ワインの境目に位置するワインです!

 【オーガニックワイン】にフォーカス

20〜50代の女性を中心に飲用意向の強いオーガニックワイン市場。そこで・・・どれを飲んで良いかわからない等の声にお応えてして、欧州各国の主力ブランドから新たなラインナップを発売。2020年オーガニックワイン販売目標は8万ケース(対前比310%)、期待度を感じます!
◆イタリアの『タヴェルネッロ』/3月3日(火)発売 ※業務用
◆スペインの『フレシネオーガニックブリュット』/3月3日(火)発売
◆ドイツの『マドンナオーガニック2019』4月14日(火)発売
◆フランスの『レゾルム ド カンプラス オーガニック』4月14日(火)発売


ヴィクトル・ユゴーやチャールズ・ディケンズらの文豪に愛された『マドンナ』
“リープフラウミルヒ(聖母の乳)”は、元々はヴォルムスの聖母教会で修道僧たちが造っていたワイン名でした。あまりの評判の良さに、模倣するものが次々に現れた為、新しいワイン法で、ライン地方のQbAクラスのワインの名称として規定されることに。これを機に、本家聖母教会のぶどう園の大半を所有していたファルケンベルグ社は自社のリープフラウミルヒを特に“マドンナ”として差別化しました。

程良い甘味と爽やかな酸味のバランスが心地良いので、ワインに親しみはじめたラバーさんたちに飲んでいただきたいと思っています。2年ほど前から、この癒し系の味わいを好む愛好家が増えたようで、マドンナ人気が再燃していました。このマドンナは、ブランド初のオーガニックワインなので、私もテイスティングできる日を待っています。


 夏季限定の和テイストスパークリング

6月30日に和柑橘の柚子とすだちを使った2種のスパークリングワインが登場します。ネーミングは和柑橘を絞った果実感を“雫”、可愛い泡のイメージを“音”と表現した『雫音(しずね)』。SWI によると「和柑橘の香りは出汁との相性が良いので出汁をよく使う和食の味わいに仕上げました」とのこと。販売目標は上質な柚子とすだち次第、味わい深い和の泡ものデビューが楽しみです!


 環境への取り組み

SWIは、今夏頃から順次、『酸化防止剤無添加のおいしいワイン』と『デリカメゾン』等に使用している720ml ペットボトルを再生PET樹脂を原料にしたリサイクルペットボトルに切替、商品ラベルには同社独自の「PET to PET」マークを記載予定。


リサイクルボトルの切替は720mlが対象なので業務用の大容量ペットボトルは除外。720mlは全ペットボトルの98%


キャップシールのミシン目改良は2020年2月から順次切替。ラベルのはがし口の表記改善は2020年中に変更予定 (はがし口表記はラベルの左下の ◁ 部分)

サントリーグループは2019年5月にプラスティック基本方針を策定し、2030 年までにグローバルで使用するペットボトルの素材を植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規利用ゼロの実現を目指しています。

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