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2024春季シャンパーニュ講座はアヴィズが拠点の『ミッシェル・ゴネ』からスタート [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 春季講座開始
 ミッシェル・ゴネのぶどう畑  画像提供:日智トレーディング

 講座で供出した5アイテム
 #1:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブランGC ゼロ・ドザージュNV 
 #2:ド・スーザ レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC NV
 #3:ブラン・ド・ブラン レ・トロワ・テロワール ミレジム2017
 #4:クール・ド・メニル ブラン・ド・ブランGC ミレジム2010
 #5:ブラン・ド・ブランGC キュベ・オーセンティック フュ・ド・シェーヌ ミレジム2005


 第1フライトは2メゾンの比較
 創業1802年のレコルタン・マニピュランRMミッシェル・ゴネ 
 
 創業1948年のネゴシアン・マニピュランNMド・スーザ
 2023年1月エリック当主逝去の報はとても悲しく口惜しいことでした。
 彼の遺志を継いでお子さん達がメゾンを継承していますが、
 長女は引き続き、ゾエミ・ド・スーザを運営しています。
 当初、RMだったド・スーザですが、2004年にゾエミ・ド・スーザ創業以降はNM


 #1:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブランGC ゼロ・ドザージュNV 
 生産者:ミッシェル・ゴネ(RM) 
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:0g/L
 価格:10,560円
オジェとル・メニル・シュル・オジェのぶどうを使用。MLF実施。淡いイエロー、白い花や白桃、バター、石灰由来のミネラル、芯のある酸味とその後に続くドライ感、グラス内の温度上昇で酒質がよりスムース

 #2:ド・スーザ レゼルヴ ブラン・ド・ブランGC NV
 生産者:ド・スーザ(NM) 
 ぶどう品種:CH100%
 ベースヴィンテージは2020年(80%)
 ドザージュ:5g/L
 デゴルジュマン:2021年11月3日
 価格:14,850円
アヴィズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、シュイィのぶどうを使用。色調は#1より濃い目のイエロー。熟した柑橘系果実、アカシア、ジンジャー、#1同様石灰由来のミネラル、最後まで均一に連なる酸味と切れ感、旨味&膨らみがありバランス良好




 第2フライトはミッシェル・ゴネの3ミレジム
 #3:ブラン・ド・ブラン レ・トロワ・テロワール ミレジム2017
 生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:5g/L
 価格:15,290円
モングー、ヴァンデ、ル・メニル・シュル・オジェの3(トロワ)エリアのぶどうを使用。淡いイエロー、石灰のニュアンス、西洋サンザシ、アカシア、アーモンド、クリーンな酸味を伴った余韻

 #4:クール・ド・メニル ブラン・ド・ブランGCミレジム2010
 生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:4.5g/L
 デゴルジュマン:2022年6月
 価格:21,890円
ル・メニル・シュル・オジェの特別な区画“レ・ゾート”の古樹のぶどうを使用。ステンレスタンクで低温発酵(12~13度)、最低10年間澱とともに瓶内熟成。ストローカラー、デニッシュ、バター、ミネラル、白胡椒、凜とした酸、余韻に軽いビター感

 #5:ブラン・ド・ブランGC 
 キュベ・オーセンティック フュ・ド・シェーヌ ミレジム2005
 生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:5g/L
 価格:24,860円
ル・メニル・シュル・オジェのぶどう100%、ステンレスタンクで低温発酵(12~13度)、その後オーク樽で熟成。黄金色、第一香は緩やかな酸化熟成のニュアンス(シェリー的な風味)、#5はシャンパーニュの古酒が醸し出すモカや焙煎香ではなく、熟れた果実のコンポートや白胡椒のようなスパイス、ヨード、パイナップルを連想させる南国フルーツ(若干ソーテルヌワインのような接着剤的な香り)、初めは直線的でスマート、グラス内の温度変化で広がりを感じさせるアイテム




 アイデアをくださったのはフィリップ・ミル ミシュラン・シェフ
 2月の来日の折、ランソンのシャンパーニュについて解説
 ノーブル・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2004を試飲した時のコメントは、
「ブラン・ド・ブランは魚介類に合わせたい。フランスなら帆立、牡蠣のヨード香に合う。
 メインの魚料理の脇役として 桃屋の海苔の佃煮を添えてサービスするのも良い」と。
 びっくり、でした[目]


 桃屋の海苔の佃煮
 そこで・・・
 今回はすべてブラン・ド・ブランだったので講座生の皆さんと一緒にチャレンジ

 ベストマリアージュだったのは

 ブラン・ド・ブランのミネラル感とヨード香
 若干の差はありつつも、相性面では大いに納得できました。
 第3&第4週ともに多くの講座生から「最高の相性」と支持されていたのは、
 #5のフュ・ド・シェーヌ2005
 緩やかな酸化熟成と樽効果の良さが印象的、
 海苔の佃煮と合わせた時の渾然一体感は見事でした!


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 第3週講座の翌日届いた荷物
 まぁ、海苔の佃煮!!
 桃屋の佃煮より若干濃い目の味、ミルさんが銘柄まで言及した理由がわかりました。
 
 講座における試飲はブラインドなので、第3週第4週が終わるまでアイテムは秘密。
 そんな折、第3週の受講生から、粋なダジャレが!
 春季講座のスタートにふさわしいエールをもらった気分[わーい(嬉しい顔)]

 ステップアップ、頑張ります!

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