世界に向けて販売を開始したFamilia Zuccardiのフラッグシップ『Finca Canal Uco2021』 [Zoom / ワイン]
9月24日発売 Finca Canal Uco 2021
アルゼンチン屈指のワイナリーファミリア ズッカルディ
ボルドーのネゴシアン経由で
フラッグシップ『カナル ウコ』の最新2021VTの販売を開始🍷
2021年は秀逸なヴィンテージ!
8月21日、Beyond Bordeaux Tokyo2024で披露されました。
ボトルの軽量化&ラベルの刷新
■ズッカルディは2006年以降、包装の削減に取り組んでいます。ここ4年間の研究の結果、硝子メーカーVerallia社/ヴェラリア社と提携し、従来より37%軽い、重量570g(以前は900g)の独自ボトルを開発。カナル・ウコの最新VT2021年から導入を決めました。トップレンジからボトルの軽量化を実践している点に注目です。カリフォルニアの故ロバート・モンダヴィが、スクリューキャップを浸透させる試みとして、エントリーレベルではなく、高級ワインに取り入れて、ワイン界の常識を覆した事例に似ています。
■若干カラフルだったラベルもチェンジ。フェルナンド・ジェレブの手によるものですが、モノクロのタッチのヴィンヤードが以前よりモダンな印象
メンドーサのファミリア ズッカルディ 敬称略
画像提供 Zuccardi
1963年、イタリア系移民のアルベルト・ズッカルディがワイナリーを設立。本業は灌漑システムの開発でしたが、灌漑設備のPRで果実栽培をはじめたことがきっかけでワイン造りに傾倒。1990年代には息子ホセ・ズッカルディが2代目を継承し、アルゼンチンを代表するワインメーカーとして活躍
画像提供 Zuccardi
現在、ワイナリーを仕切っているのは3代目セバスチャン
ワインメーカーとしての彼のこだわりはテロワールを生かすこと
土着酵母で、コンクリートタンクを用いて、発酵と醸造を行っています。
「コンクリートはワインにフレーバーを与えない。
所有地で採取した石と砂、水を原料にして製造したタンク、
これらの容器も我々が求めるテロワールを反映している」と言及。
アンデス山脈の1000m級の畑から産する自身のワインを
彼は “Mountain Wine”と称しています。
🏺 🏺 🏺
ズッカルディはアルゼンチンにおけるコンクリートタンクの先駆者、総数は約200あまり
画像提供 Zuccardi
画像提供 Zuccardi
画像提供 Zuccardi
Zoomでインタビュー
英国のWine Lister経由で連絡があり、
セバスチャンさんにインタビューすることになりました。
アルゼンチンには2回行っていますが、ズッカルディはまだ未訪問
現地からワインが到着
Beyond Bordeaux Tokyoの1週間前、8月半ばにズームでお話を伺いました!
私の後ろに5本のワインをセッティング
アルゼンチンとの時差は12時間、
日本は早朝の7時、セバスチャンさんは19時(日付けは前日)
画像(C)Zuccardi
試飲に絡む畑の場所に黄色のマーカーを付けました。
ブログ冒頭にアップした『フィンカ カナル ウコ2021』はシングルヴィンヤード
ファミリーがウコヴァレーに最初に植樹したエリアで標高1100m
サンパブロは1400m、ガルタラリーは1350mで近距離のエリア
#1:ズッカルディ フォシル シャルドネ2023 サンパブロ ウコ・ヴァレー
セバスチャンさんがシャルドネを好む理由は「アロマティックではないから」。テロワールを生かした自然体の造りを第一に考えているので、フレーバーには左右されたくないとのこと。フォシルを口にした瞬間、シャンパーニュのブラン・ド・ブランを連想しました。セバスチャンさんはシャンパーニュが大好きで、ワイナリーでもスパークリングワインを生産していますが、#1にはヨードのニュアンスがあり、海苔の佃煮と合うと実感。柑橘果実、白桃や杏のアロマ、石灰由来のミネラル、塩味、芯のある酸味が余韻まで長く続くピュアなワイン
#2:ズッカルディ ボタニカ シャルドネ2023 ガルタラリー ウコ・ヴァレー
純粋さに加えて、フェノール、ハーブやスパイスの要素も感じるワイン。味わいに厚みがあり、時間経過で蜂蜜のニュアンス。フォシル同様、余韻に続く、キレ感ある酸味が印象的。収穫はフォシルより遅いとのこと。2アイテムともに自然の酸味を生かすためノン・マロ
#3:ズッカルディ ガルタラリー マルベック2021
黒系果実、鉄分、ミネラル、凝縮感、緻密なタンニン
#4:ズッカルディ サンパブロ マルベック2021
黒系果実、ハーブ、イグサ、複雑味、厚味、酸味
#5:ズッカルディ フィンカ カナル ウコ2021
黒系果実、グラファイト、甘草、土っぽさ、凝縮感、酸味
3アイテムとも全房発酵。粘性豊か、なかでも#5はグラス壁面に残る色も濃いめ。
セバスチャンさんはマルベックを「ジューシーな品種」と形容していましたが、
抜栓して10日以上経過しても、ワインの状態は良好、むしろ旨味を増す印象。
セバスチャンさんが語っていた“ジューシーさ”が明確になったように感じました。
このようなことは、今まで経験したことがなく、
ズッカルディを味わう上では、知っておくべき事柄かも。
奥が深いワインです!
番外編 マリアージュ探求
ハンバーグなら#3、ビーフシチューだと#4や#5
はちみつ酢と赤ワインの組み合わせで・・・
まろやかな味のはちみつ酢なのですが、
メリハリある酸味は感じます。
赤ワインにも酸は十分あります。
サラダにオリーブオイルとハチミツ酢をかけて食し、
その後、赤ワインを飲んでみると、あら、違和感は全くなし
今まで試してきた酸味同士のマリアージュとは異なる印象でびっくり
これは目から鱗体験
奈良・菊水楼のうなぎり
国産うなぎの蒲焼・山椒・奈良漬けに、菊水楼自慢のタレをまぶしたおにぎり
これはセバスチャンさんに試していただきたいマリアージュ
9月3日はアルゼンチン大使公邸
エドゥアルド・テンポーネ駐日アルゼンチン共和国大使主催『ラ・カブレラ』来日記念発表会
ガストン・リベイラ オーナーシェフの店舗ラ・カブレラはアルゼンチンのみならず世界のトップレストランとして高く評価されています。
参加者にふるまわれたのはズッカルディのワイン
牛リブカブリ・ステーキと合わせて、まさにアルゼンチンの世界!
ズッカルディワインの幅広いレンジを楽しんでいただきたいです。
[関連記事]
ファミリア・ズッカルディの魅力は、以下のリポートでもご理解いただけると思います。
アルゼンチンワインSNSキャンペーン <その4> ワールド・ベスト・ヴィンヤードNo.1ワイナリーZuccardi Valle de Uco / ズッカルディ・ヴァレ・ド・ウコ
アルゼンチン屈指のワイナリーファミリア ズッカルディ
ボルドーのネゴシアン経由で
フラッグシップ『カナル ウコ』の最新2021VTの販売を開始🍷
2021年は秀逸なヴィンテージ!
8月21日、Beyond Bordeaux Tokyo2024で披露されました。
ボトルの軽量化&ラベルの刷新
■ズッカルディは2006年以降、包装の削減に取り組んでいます。ここ4年間の研究の結果、硝子メーカーVerallia社/ヴェラリア社と提携し、従来より37%軽い、重量570g(以前は900g)の独自ボトルを開発。カナル・ウコの最新VT2021年から導入を決めました。トップレンジからボトルの軽量化を実践している点に注目です。カリフォルニアの故ロバート・モンダヴィが、スクリューキャップを浸透させる試みとして、エントリーレベルではなく、高級ワインに取り入れて、ワイン界の常識を覆した事例に似ています。
■若干カラフルだったラベルもチェンジ。フェルナンド・ジェレブの手によるものですが、モノクロのタッチのヴィンヤードが以前よりモダンな印象
メンドーサのファミリア ズッカルディ 敬称略
画像提供 Zuccardi
1963年、イタリア系移民のアルベルト・ズッカルディがワイナリーを設立。本業は灌漑システムの開発でしたが、灌漑設備のPRで果実栽培をはじめたことがきっかけでワイン造りに傾倒。1990年代には息子ホセ・ズッカルディが2代目を継承し、アルゼンチンを代表するワインメーカーとして活躍
画像提供 Zuccardi
現在、ワイナリーを仕切っているのは3代目セバスチャン
ワインメーカーとしての彼のこだわりはテロワールを生かすこと
土着酵母で、コンクリートタンクを用いて、発酵と醸造を行っています。
「コンクリートはワインにフレーバーを与えない。
所有地で採取した石と砂、水を原料にして製造したタンク、
これらの容器も我々が求めるテロワールを反映している」と言及。
アンデス山脈の1000m級の畑から産する自身のワインを
彼は “Mountain Wine”と称しています。
🏺 🏺 🏺
ズッカルディはアルゼンチンにおけるコンクリートタンクの先駆者、総数は約200あまり
画像提供 Zuccardi
画像提供 Zuccardi
画像提供 Zuccardi
Zoomでインタビュー
英国のWine Lister経由で連絡があり、
セバスチャンさんにインタビューすることになりました。
アルゼンチンには2回行っていますが、ズッカルディはまだ未訪問
現地からワインが到着
Beyond Bordeaux Tokyoの1週間前、8月半ばにズームでお話を伺いました!
私の後ろに5本のワインをセッティング
アルゼンチンとの時差は12時間、
日本は早朝の7時、セバスチャンさんは19時(日付けは前日)
画像(C)Zuccardi
試飲に絡む畑の場所に黄色のマーカーを付けました。
ブログ冒頭にアップした『フィンカ カナル ウコ2021』はシングルヴィンヤード
ファミリーがウコヴァレーに最初に植樹したエリアで標高1100m
サンパブロは1400m、ガルタラリーは1350mで近距離のエリア
#1:ズッカルディ フォシル シャルドネ2023 サンパブロ ウコ・ヴァレー
セバスチャンさんがシャルドネを好む理由は「アロマティックではないから」。テロワールを生かした自然体の造りを第一に考えているので、フレーバーには左右されたくないとのこと。フォシルを口にした瞬間、シャンパーニュのブラン・ド・ブランを連想しました。セバスチャンさんはシャンパーニュが大好きで、ワイナリーでもスパークリングワインを生産していますが、#1にはヨードのニュアンスがあり、海苔の佃煮と合うと実感。柑橘果実、白桃や杏のアロマ、石灰由来のミネラル、塩味、芯のある酸味が余韻まで長く続くピュアなワイン
#2:ズッカルディ ボタニカ シャルドネ2023 ガルタラリー ウコ・ヴァレー
純粋さに加えて、フェノール、ハーブやスパイスの要素も感じるワイン。味わいに厚みがあり、時間経過で蜂蜜のニュアンス。フォシル同様、余韻に続く、キレ感ある酸味が印象的。収穫はフォシルより遅いとのこと。2アイテムともに自然の酸味を生かすためノン・マロ
#3:ズッカルディ ガルタラリー マルベック2021
黒系果実、鉄分、ミネラル、凝縮感、緻密なタンニン
#4:ズッカルディ サンパブロ マルベック2021
黒系果実、ハーブ、イグサ、複雑味、厚味、酸味
#5:ズッカルディ フィンカ カナル ウコ2021
黒系果実、グラファイト、甘草、土っぽさ、凝縮感、酸味
3アイテムとも全房発酵。粘性豊か、なかでも#5はグラス壁面に残る色も濃いめ。
セバスチャンさんはマルベックを「ジューシーな品種」と形容していましたが、
抜栓して10日以上経過しても、ワインの状態は良好、むしろ旨味を増す印象。
セバスチャンさんが語っていた“ジューシーさ”が明確になったように感じました。
このようなことは、今まで経験したことがなく、
ズッカルディを味わう上では、知っておくべき事柄かも。
奥が深いワインです!
番外編 マリアージュ探求
ハンバーグなら#3、ビーフシチューだと#4や#5
はちみつ酢と赤ワインの組み合わせで・・・
まろやかな味のはちみつ酢なのですが、
メリハリある酸味は感じます。
赤ワインにも酸は十分あります。
サラダにオリーブオイルとハチミツ酢をかけて食し、
その後、赤ワインを飲んでみると、あら、違和感は全くなし
今まで試してきた酸味同士のマリアージュとは異なる印象でびっくり
これは目から鱗体験
奈良・菊水楼のうなぎり
国産うなぎの蒲焼・山椒・奈良漬けに、菊水楼自慢のタレをまぶしたおにぎり
これはセバスチャンさんに試していただきたいマリアージュ
9月3日はアルゼンチン大使公邸
エドゥアルド・テンポーネ駐日アルゼンチン共和国大使主催『ラ・カブレラ』来日記念発表会
ガストン・リベイラ オーナーシェフの店舗ラ・カブレラはアルゼンチンのみならず世界のトップレストランとして高く評価されています。
参加者にふるまわれたのはズッカルディのワイン
牛リブカブリ・ステーキと合わせて、まさにアルゼンチンの世界!
ズッカルディワインの幅広いレンジを楽しんでいただきたいです。
[関連記事]
ファミリア・ズッカルディの魅力は、以下のリポートでもご理解いただけると思います。
アルゼンチンワインSNSキャンペーン <その4> ワールド・ベスト・ヴィンヤードNo.1ワイナリーZuccardi Valle de Uco / ズッカルディ・ヴァレ・ド・ウコ
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