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12月はシャンパーニュの生産者協同組合にフォーカス、進化し続けるCMに注目  [NHK文化センター青山 シャンパン講座]


 輸入元国分グループ本社(株)の招聘で来日したジャカールのセバスチャン社長
 イベントの様子はワイン王国webでご紹介させていただきました。
 2011年にフロリエンヌ・エズナック女史が最高醸造責任者に就任してから、
 女性目線が生かされ、以前より洗練された印象になりました。
 エズナックさんが2019年にリタイアした後、ジョエル・ヴェイス女史がバトンを継承。
 ジャーナリストとして活動なさっていたヴェイス女史ならではの視点に注目できます。

 60周年記念のデザートにドゥミ・セックを合わせて

 可愛いプレートがついたフィンガーフード


            o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 生産者協同組合の3メゾンを比較試飲
 ジャカール、ドゥヴォー&カステルノー

 4番目のカステルノー以外、少しコルクが短目
 シャンパーニュの場合、5~6気圧あるので、開栓時、短いコルクは気になりました。

第一フライトはジャカール2アイテム
#1:ジャカール モザイク・シグネチャー 瓶内熟成5年
生産者:ジャカール(CM) 
ぶどう品種:CH40%、PN35%、ムニエ25% / リザーヴワイン25~35%
ベースヴィンテージ:2019年
ドザージュ:7g/L
参考上代:10,450円
輸入元:国分グループ本社
ジャカールの変化を感じさせる1本、温度が上がってもブレ感なし。3品種ブレンドによるバランスの良さ、5年間の熟成を経たシャンパーニュは複雑味と旨味があり、余韻の広がりも魅力。ジャカール60周年イベントでマイベストだったのがコレ。今回改めて試飲してお薦めしたいアイテムと確信しました!

#2:ジャカール ブラン・ド・ブラン2015
生産者:ジャカール(CM) 
ぶどう品種:CH100% 
ドザージュ:7g/L
参考上代:18,700円
輸入元:国分グループ本社
ジャカールはシャルドネ要のメゾン、柑橘果実のGFやマンダリンオレンジ、和柑橘のアロマ、中盤以降広がる酸味、土壌に由来するミネラル、ハチミツのニュアンス、スマートで凜としたスタイル

        3品種vs単一品種なので目視でもわかりやすいはず

第二フライト
#3:ドゥヴォー D ミレジメ2009 数量限定
生産者:ジャカール(CM) 
ぶどう品種:PN48%(コート・デ・バール地区)、CH52%(コート・デ・ブラン地区)
ドザージュ:約6g/L
参考上代:16,511円
輸入元:国分グループ本社
ドゥヴォーを講座で取り上げたのは2021年のことでした。今回はミレジメの新ヴィンテージ2009を供出しました。
白系果実、柑橘果実、ミネラル、口中では綺麗な酸味が持続、終盤まで優しい口当たり

#4:カステルノー ミレジメ2006
生産者:カステルノー(CM) 
2022年11月にずっと気になっていたメゾンということでカステルノーにフォーカス。2006年ヴィンテージがとても印象的でした。2024年にデキャンター・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)で、栄えあるBest in Showに選ばれましたが、これには心から納得できます。大手メゾンを凌ぐ実力派CMだと思っています。
ラベルが白から黒にチェンジしたのは、輸入元の田上代表曰く「リブランディングによるもの」とのこと、2月に変わりました。


        ぶどう品種:CH50% PM30%、ムニエ20%
        ドザージュ:7g/L
        参考上代:14,850円
        輸入元:ワインエクスペリアンス
果実は黄桃&カリン、アロマはブリオッシュやスパイス(ジンジャー)、旨味と出汁感、長い余韻。太陽の年2006年らしさが表現された逸品、マグナムでも試したいアイテム


IMG_3307.jpg
 築地神楽寿司の赤酢、金目鯛炙りや雲丹と絶妙


  第三フライトは癒やしの甘口タイプ
  #5:ジャカール モザイク・ドゥミ・セック
  生産者:ジャカール(CM) 
  ぶどう品種:CH40%、PN35%、ムニエ25% / リザーヴワイン25~35%
  ドザージュ:35~37g/L
  参考上代:9,350円
  輸入元:国分グループ本社
  メゾンの顔モザイク・ブリュットのブレンドの配分やリザーブワインの比率と同じで、
  違いはドザージュ量。優しい口当たり、甘さも程良く、講座生も馴染んでいました。
  
 最後はサンタの気分で楽しみました!


 [NEW]最新情報
 国内のワイン消費数量は40年間で約6倍
 出典:メルシャン/キリンホールディングス

 スパークリングワイン国別輸入推移推移
 出典:メルシャン/キリンホールディングス

  ひとり当たりの消費数量
  出典:メルシャン/キリンホールディングス出典:メルシャン/キリンホールディングス
  1位は例年ポルトガル、日本は3㍑を割ってしまい、前比94%
  詳細なデータはメルシャンサイトで確認できます!


 ロイヤルワラント(英国王室御用達)
 2024年5月のローラン ペリエに続き、同年12月、
 英国王室チャールズ国王がロイヤルワラントを、5つのシャンパーニュメゾンに授与
 おめでとうございました🥂
 5月:ローランペリエ
 12月:ボランジェ、ルイ・ロデレール、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、ポル・ロジェ


            o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 2024年も今日で終わりです。
 秋には多くの生産者の来日があり、リポートの積み残しがm(_ _)m
 2025年に順次アップしてまいりますので、懲りずに宜しくお願いいたします。

 新しい年が健康と笑顔に満ちた年でありますように🍀🍀🍀

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