秋季講座開始! 初回は日本とフランスの絆を深掘りしながら・・・ [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
モングー村のクロ・サン・ソフィー
左から
#1:シャトー・メルシャン 岩崎甲州2023 協賛
生産者:メルシャン
産地:山梨県甲州市勝沼町岩崎地区
栽培方法:棚式栽培
ぶどう品種:甲州100%
生産本数:約4,000本
参考上代:2,915円
販売元:メルシャン
#2:レ・ヴィーニュ・ド・モングー エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブランNV
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:0g/L
参考上代:14,300円
輸入元:サンフォニー
#3:キュヴェ ル・コテNV
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:0g/L
参考上代:22,000円
輸入元:サンフォニー
#4:ル・グラン・ド・ボーテ2017
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
瓶詰め:2021年5月
デゴルジュマン:2024年3月
ドザージュ:0g/L
参考上代:31,900円 / 入荷数36本
輸入元:サンフォニー
#5:クロ・サン・ソフィー2017
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
瓶詰め:2018年5月
デゴルジュマン:2024年2月
ドザージュ:0g/L
参考上代:36,74円/ 入荷数24本
輸入元:サンフォニー
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
現在、NHKBS4Kで再放送中の『坂の上の雲(司馬遼太郎著)』
2009年からの3年間にわたる本放送で、
私は、脚本の妙、スケールの大きさ、絶妙なキャスティングに大満足でした。
渡辺謙さんのナレーションも、こころに深く響いてきます![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
愛媛県松山に生まれた秋山好古(1859-1930)&真之(1868-1918)兄弟と正岡子規(1867-1902)
作者は三人が駆け抜けた時代を“開花期”と表しています。
翻って、政府からの命で、ワイン造りを学ぶ為にフランスに渡った山梨県の二人の若者
未知の分野を開拓するために奮闘した土屋龍憲(1858-1940)と高野正誠(1852-1923)
司馬遼太郎風に言うなら、黎明期(れいめいき)と形容したいです。
ともに明治の御代でした!
シャンパーニュ講座に日本の甲州・・・なぜ![[exclamation&question]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/159.gif)
シャトー・メルシャン岩崎甲州の裏ラベルには、
日本のワイン造りの礎を築いた二人の生家が勝沼町岩崎地区にあり、
現在もぶどう栽培を行っていることが記載されています。
このワインは両家のぶどうを、樽で発酵・育成したものです。
シャトー・メルシャン 岩崎甲州2023
和柑橘、白い花、凜とした酸、樽由来の厚味も感じます。
メルシャン資料館に展示してある
高野家のワインと研修先クロ・サン・ソフィーのワイン
日本ワインづくりの歴史 拡大可
資料提供:メルシャン
資料提供:メルシャン
さらに詳しい情報はキリン歴史ミュージアムで!
お立ち寄りいただく価値のあるサイトです![[目]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/84.gif)
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
黄色のマーカーを付けたところがトロワ
シャンパーニュ地方エペルネから約80km南下したエリア
二人が研修したのはトロワ近郊のモングー村
このあたりはシャルドネの聖地コート・デ・ブラン同様、白亜質土壌
コート・デ・ブランより南に位置し、南東向きなので日照に恵まれ、熟度も1~2度高め
私が日本とフランスの絆について深く知ることができたのは、
2017年にモングー村のジャック・ラセーニュのエマニュェル当主が初来日して開催した
極少人数のプレスセミナーでした。
ストーリー性ある内容だったので、シャンパーニュ講座でも反映させました。
輸入元が変わり、しばし、同メゾンから離れていたのですが、
今年になって、現在の輸入元サンフォニーさんと連絡がつきました。
「今秋には新ヴィンテージが到着します」とのことで、6月からず~っと待機
10月の講座で久々にジャック・ラセーニュを出すことが出来て、
本当に嬉しく思いました!
明治から時空を超えて
シャンパーニュメゾン『ジャック・ラセーニュ』
エマニュエル・ラセーニュ当主
1960年代に父親がコート・デ・ブランの土壌と同じ石灰質の畑を見つけ購入
2代目のエマニュエルさんは1999年にドメーヌを引き継ぎました。
ロゼ以外はすべてシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン
栽培は有機栽培/ビオデイナミで、糖分添加はしないノン・ドゼ
エマニュエル家は、クロ・サン・ソフィーの現所有者と親しかったことから、
シャンパーニュ造りを任されたという経緯があります。
かつて、クロ・サン・ソフィーには、農業試験場があったので、
シャルル・バルテは栽培、ピエール・デュポンは醸造の指導をしていました。
その教えが、日本におけるワインつくりの基礎になり、
メルシャンの岩崎甲州に繫がっています!
ロマンがありますね。
レ・ヴィーニュ・ド・モングーエクストラブリュットブランドブランNV
樹齢35年、ビオディナミ、7~9ヶ所の区画で収穫した複数年のワイン(2019年、2020年、2021年)をブレンド。ステンレスタンクで発酵・熟成。白い花や柑橘果実、ジンジャーや白胡椒似のスパイス。
キュヴェル・コテNV
ル・コテの区画だけを使ったアイテム、モングーの丘の最東部の斜面に根を張る樹齢約50年の古樹、ビオデイナミ。ベースワインは2015年。2002~2014年のワインをブレンド。アロマにはレモングラス、黄色い花、黄桃、アカシア、酸味の切れ感、ノン・ドゼながら膨らみがあり、ぶどう本来の熟度を感じさせる味わい
ル・グラン・ド・ボーテ2017
石灰のニュアンス、口中ドライ、酸味、ミネラル
若干のビター感、旨味、複雑味があり、余韻の広がりが魅力
クロ・サン・ソフィーのラベルにまつわるストーリー
日本のワイン造りに貢献した功績を明治天皇から評価され、
勲章を受章したバルテ。
園芸研究家の彼は、“みかど”と命名した菊を作り天皇に献上
クロ・サン・ソフィーのラベルには、その菊の絵が使われています。
クロ・サン・ソフィー2017
初VTは2010年。樹齢は約50年。マコン・ソリュトレ2004に使用した500Lの木樽33%、サヴァニャン1997に使用したバリック22%、グラン・シャンパーニュ・コニャック1976のバリック17%、グラン・シャンパーニュ・コニャック1988のバリック17%、ヴァン・ジョーヌの木樽11%を使った独特なスタイル。それぞれの容器で6ヶ月発酵・熟成させ、ステンレスタンクでブレンドして、さらに2ヶ月熟成させ、瓶内2次発酵で熟成。木香と土壌由来の石灰、塩味、黄桃、アカシア、時間の経過で複雑さと力強さ、気泡はワインに溶け込み、酸味もなじんでなめらか。
10月の講座、お疲れ様でした。
11月は・・・さらにお楽しみに!!
🍀🍀🍀🍀🍀
トゥールーズのスミレ
食通オットーさんからいただいた貴重なスミレの砂糖漬け
初めて食す逸品だったので、講座生の皆さんと分け合って楽しみました!
そのまま食べても美味、シャンパーニュに入れてシャンパンカクテル風にしてもイイ感じ
スミレの香りが余韻になって広がり、甘露な世界に!
🍀🍀🍀🍀🍀
備忘録番外編
岩崎甲州を試飲しているうちに、
つきぢ神楽寿司の赤酢の世界に浮遊して~
シャトー・メルシャン玉諸甲州きいろ香2022は、レモンの酸と相乗
太刀魚の塩焼きとワインの柑橘果実の内果皮似の軽いビター感が良い相性
サントリー登美の丘ワイナリーのセラードアで入手した甲州
樹齢30~40年の古樹甲州は和の佇まい
第一香は控えめ、和柑橘のニュアンスがあり、酸味も程よく、
赤酢のお鮨に寄り添う風情
金目鯛の炙りと大とろを〆に食し、パワー充電。
年末まで頑張れそうです!
左から
#1:シャトー・メルシャン 岩崎甲州2023 協賛
生産者:メルシャン
産地:山梨県甲州市勝沼町岩崎地区
栽培方法:棚式栽培
ぶどう品種:甲州100%
生産本数:約4,000本
参考上代:2,915円
販売元:メルシャン
#2:レ・ヴィーニュ・ド・モングー エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブランNV
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:0g/L
参考上代:14,300円
輸入元:サンフォニー
#3:キュヴェ ル・コテNV
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
ドザージュ:0g/L
参考上代:22,000円
輸入元:サンフォニー
#4:ル・グラン・ド・ボーテ2017
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
瓶詰め:2021年5月
デゴルジュマン:2024年3月
ドザージュ:0g/L
参考上代:31,900円 / 入荷数36本
輸入元:サンフォニー
#5:クロ・サン・ソフィー2017
生産者:ジャック・ラセーニュ(NM)
ぶどう品種:CH100%
瓶詰め:2018年5月
デゴルジュマン:2024年2月
ドザージュ:0g/L
参考上代:36,74円/ 入荷数24本
輸入元:サンフォニー
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
現在、NHKBS4Kで再放送中の『坂の上の雲(司馬遼太郎著)』
2009年からの3年間にわたる本放送で、
私は、脚本の妙、スケールの大きさ、絶妙なキャスティングに大満足でした。
渡辺謙さんのナレーションも、こころに深く響いてきます
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
愛媛県松山に生まれた秋山好古(1859-1930)&真之(1868-1918)兄弟と正岡子規(1867-1902)
作者は三人が駆け抜けた時代を“開花期”と表しています。
翻って、政府からの命で、ワイン造りを学ぶ為にフランスに渡った山梨県の二人の若者
未知の分野を開拓するために奮闘した土屋龍憲(1858-1940)と高野正誠(1852-1923)
司馬遼太郎風に言うなら、黎明期(れいめいき)と形容したいです。
ともに明治の御代でした!
シャンパーニュ講座に日本の甲州・・・なぜ
![[exclamation&question]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/159.gif)
シャトー・メルシャン岩崎甲州の裏ラベルには、
日本のワイン造りの礎を築いた二人の生家が勝沼町岩崎地区にあり、
現在もぶどう栽培を行っていることが記載されています。
このワインは両家のぶどうを、樽で発酵・育成したものです。
シャトー・メルシャン 岩崎甲州2023
和柑橘、白い花、凜とした酸、樽由来の厚味も感じます。
メルシャン資料館に展示してある
高野家のワインと研修先クロ・サン・ソフィーのワイン
日本ワインづくりの歴史 拡大可
資料提供:メルシャン
資料提供:メルシャン
さらに詳しい情報はキリン歴史ミュージアムで!
お立ち寄りいただく価値のあるサイトです
![[目]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/84.gif)
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
黄色のマーカーを付けたところがトロワ
シャンパーニュ地方エペルネから約80km南下したエリア
二人が研修したのはトロワ近郊のモングー村
このあたりはシャルドネの聖地コート・デ・ブラン同様、白亜質土壌
コート・デ・ブランより南に位置し、南東向きなので日照に恵まれ、熟度も1~2度高め
私が日本とフランスの絆について深く知ることができたのは、
2017年にモングー村のジャック・ラセーニュのエマニュェル当主が初来日して開催した
極少人数のプレスセミナーでした。
ストーリー性ある内容だったので、シャンパーニュ講座でも反映させました。
輸入元が変わり、しばし、同メゾンから離れていたのですが、
今年になって、現在の輸入元サンフォニーさんと連絡がつきました。
「今秋には新ヴィンテージが到着します」とのことで、6月からず~っと待機
10月の講座で久々にジャック・ラセーニュを出すことが出来て、
本当に嬉しく思いました!
明治から時空を超えて
シャンパーニュメゾン『ジャック・ラセーニュ』
エマニュエル・ラセーニュ当主
1960年代に父親がコート・デ・ブランの土壌と同じ石灰質の畑を見つけ購入
2代目のエマニュエルさんは1999年にドメーヌを引き継ぎました。
ロゼ以外はすべてシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン
栽培は有機栽培/ビオデイナミで、糖分添加はしないノン・ドゼ
エマニュエル家は、クロ・サン・ソフィーの現所有者と親しかったことから、
シャンパーニュ造りを任されたという経緯があります。
かつて、クロ・サン・ソフィーには、農業試験場があったので、
シャルル・バルテは栽培、ピエール・デュポンは醸造の指導をしていました。
その教えが、日本におけるワインつくりの基礎になり、
メルシャンの岩崎甲州に繫がっています!
ロマンがありますね。
レ・ヴィーニュ・ド・モングーエクストラブリュットブランドブランNV
樹齢35年、ビオディナミ、7~9ヶ所の区画で収穫した複数年のワイン(2019年、2020年、2021年)をブレンド。ステンレスタンクで発酵・熟成。白い花や柑橘果実、ジンジャーや白胡椒似のスパイス。
キュヴェル・コテNV
ル・コテの区画だけを使ったアイテム、モングーの丘の最東部の斜面に根を張る樹齢約50年の古樹、ビオデイナミ。ベースワインは2015年。2002~2014年のワインをブレンド。アロマにはレモングラス、黄色い花、黄桃、アカシア、酸味の切れ感、ノン・ドゼながら膨らみがあり、ぶどう本来の熟度を感じさせる味わい
ル・グラン・ド・ボーテ2017
石灰のニュアンス、口中ドライ、酸味、ミネラル
若干のビター感、旨味、複雑味があり、余韻の広がりが魅力
クロ・サン・ソフィーのラベルにまつわるストーリー
日本のワイン造りに貢献した功績を明治天皇から評価され、
勲章を受章したバルテ。
園芸研究家の彼は、“みかど”と命名した菊を作り天皇に献上
クロ・サン・ソフィーのラベルには、その菊の絵が使われています。
クロ・サン・ソフィー2017
初VTは2010年。樹齢は約50年。マコン・ソリュトレ2004に使用した500Lの木樽33%、サヴァニャン1997に使用したバリック22%、グラン・シャンパーニュ・コニャック1976のバリック17%、グラン・シャンパーニュ・コニャック1988のバリック17%、ヴァン・ジョーヌの木樽11%を使った独特なスタイル。それぞれの容器で6ヶ月発酵・熟成させ、ステンレスタンクでブレンドして、さらに2ヶ月熟成させ、瓶内2次発酵で熟成。木香と土壌由来の石灰、塩味、黄桃、アカシア、時間の経過で複雑さと力強さ、気泡はワインに溶け込み、酸味もなじんでなめらか。
10月の講座、お疲れ様でした。
11月は・・・さらにお楽しみに!!
🍀🍀🍀🍀🍀
トゥールーズのスミレ
食通オットーさんからいただいた貴重なスミレの砂糖漬け
初めて食す逸品だったので、講座生の皆さんと分け合って楽しみました!
そのまま食べても美味、シャンパーニュに入れてシャンパンカクテル風にしてもイイ感じ
スミレの香りが余韻になって広がり、甘露な世界に!
🍀🍀🍀🍀🍀
備忘録番外編
岩崎甲州を試飲しているうちに、
つきぢ神楽寿司の赤酢の世界に浮遊して~
シャトー・メルシャン玉諸甲州きいろ香2022は、レモンの酸と相乗
太刀魚の塩焼きとワインの柑橘果実の内果皮似の軽いビター感が良い相性
サントリー登美の丘ワイナリーのセラードアで入手した甲州
樹齢30~40年の古樹甲州は和の佇まい
第一香は控えめ、和柑橘のニュアンスがあり、酸味も程よく、
赤酢のお鮨に寄り添う風情
金目鯛の炙りと大とろを〆に食し、パワー充電。
年末まで頑張れそうです!
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