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アール・ヌーヴォーの象徴的なモチーフ“カーネーションの優雅さ”を纏った『ベル エポック2015』のお披露目! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

  5月の第2日曜日は母の日、象徴的な花は“カーネーション”ですね。
  ペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン第8代最高醸造責任者は、
  ベル エポックの最新ヴィンテージ2015を、
  “カーネーションを思わせる優雅さを纏った”と形容していました!


  ベル エポックが体現する"自然のサイクル Nature's cycle" 
  大手町Cycle スィークルのテラスに設えられたフォトコールスペースには、
  ペリエ ジュエの香りのノートをイメージしたサステナフラワー


 循環を視覚化したCycleのロゴ


     エントランスにもSDGsに配慮したサステナフラワー


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


ペルノ・リカール・ジャパンのトレイシー クワン代表取締役は冒頭『ベル エポック2015』のお披露目会場『スィークル』について、「■自然へのリスペクト ■生物多様性の重視、という点において同じフィロソフィーを分かち合っており、それぞれの道で、その哲学を表現しています。今日はペリエ ジュエの新ヴィンテージ2015を、スィークルの才能ある宮本悠平シェフのお料理でお楽しみください」と挨拶。


     画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン

     ディナー当日の朝到着なさったセヴリーヌ・フレルソンさん
     メインスペースに鎮座したペリエ ジュエの真のアイコン『ベル エポック2015』
    
「10年ほど前から“自然への取り組み”を実践しています。最近フォーカスしているのは“環境再生型ぶどう栽培”で、これは自然の力を使って、土に命を与えていきます。ぶどう畑に様々な植物を植え、生物多様性を形成していくプログラムです」とサステナブルについて語った後、2015年VTで乾杯🥂


  画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン

Cycle by Mauro Colagreco の宮本悠平シェフ
マウロ・コラグレコミシュランシェフのもとで研鑽を積み、2023年秋、恩師コラグレコ氏とオープンさせた大手町『スィークル』のシェフに就任。


 ウエルカムシャンパーニュは2015年!
 超贅沢なオープニング

 循環をイメージさせた輪の重なり


唯一無二の珠玉のマリアージュ
セヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者がシャンパーニュにまつわる自然のサイクルからインスピレーションを受けて考案した “テロワール”、“芽吹き”、“開花”、“成熟”の4つのキーエレメントをもとに、ペアリングディナーを構成。
各エレメントに沿って創られた宮本悠平シェフのお料理。それらに合わせてセヴリーヌさんがベル エポックのヴィンテージをセレクト。

 ベル エポック2015  ブログ内の画像はすべて拡大可
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

気候:冬は温暖で雨が多かった。5月中旬から6月中旬まで高温、その暑さは夏まで続いた。8月に降雨があり、土壌は潤った。気温が少し下がったことでぶどうの生育が進み、健全なぶどうが実った。収穫は9月8日から開始。


     「2015年は太陽がいっぱいでした」とセヴリーヌさん

クチナシ、菩提樹、サンザシ、グレープフルーツのような柑橘、口中ではタルトタタンのような味わい深いニュアンス、ジューシーさがあり繊細でデリケート。9度くらいでサービスし、料理と合わせるなら10~12度が最適。


 “蕗のとう”のノーブルなビター感が2015年のフェノールと良いバランス。
 感性豊かなセヴリーヌさんが蕗のとうに興味津々でした。

 ベル エポック2013
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン



ヴァーティカル(直線的)なヴィンテージで、
柑橘系果実のレモンやグレープフルーツ、マンダリンオレンジのアロマ。フレッシュで滑らかなシルクのテクスチュア、シャンパーニュ地方の白亜質土壌を感じさせるミネラル感。料理に使われているGFやアスパラガスがシャンパーニュと合わせることで面白いエコーをもたらす組み合わせ。


 ベルエポック2008
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

             
               ポテンシャルある2008

2000年代のグレートヴィンテージはデリケートで直線的、味わい深く、長期保存タイプ。
ダマスクローズやレモンの花、グリルしたアーモンドやヘーゼルナッツ、クミンや生姜
味わいはフレッシュでミネラル感があり、シルキーで厚みのある白い牡丹のニュアンス


 ベル エポック1999
 データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

 ベルエポック風デコレーションの静岡県産シャモ
 シャモはフランス語でも“Shamo”


1999年VTからはエニシダやイングリッシュ・ローズ、火を通したレモンのコンポートやオレンジのマーマレード、アルマニヤックや葉巻のニュアンス。25年の時を経ながらフレッシュ感があり、要素も多彩。軍鶏シャモの厚みのある肉質がベル エポック1999の世界観と重なり合うマリアージュ。

  データ提供:ペルノ・リカール・ジャパン

              日本限定の最新キュヴェ
日本滞在中に見たコスモスから発想を得て完成させたロゼ・シャンパーニュ
エペルネのメゾンのステンドグラスの輝きを連想させる色調。優雅で穏やか。スミレやダマスクローズ、イチゴやペッシュ・ド・ヴィーニュ(桃の一種)のアロマ、口当たりはフレッシュ、バラとマスカルポーネがデリケートな味わいのロゼに相乗。


  落花生のなかにショコラピーナッツ

 左から供出順に
 #1:ベル エポック2015   
 #2:ベル エポック2013
 #3:ベル エポック2008
 #4:ベル エポック1999
 #5:ベル エポック フロレサンス2015

  QRコードからお入りいただき、
  ペリエ ジュエの“自然への取り組み”をご覧くださいませ!


 画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン


     ペリエ ジュエ ベル エポック2015 グラス2脚セット エコロジカルボックス
     熟成期間:最低6年
     セパージュ:シャルドネ50%/ピノ・ノワール50%/ムニエ5%
     参考小売価格:45,265円(税込)


             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


    
      ペリエ ジュエの特製グラスに注がれたシャンパーニュ超キラキラ
      右頬がシャンパーニュでライティングされていた感じ[わーい(嬉しい顔)]

      セヴリーヌさんとは昨秋以来の再会になりました。 
      同テーブルだったことで、いろいろなお話を伺うことができました。

   卓越した醸造家兼ママとして頑張っているセヴリーヌさん
   18歳の長女は医学の道を志し、12歳の次女は嗅覚に秀でた才能を開花中
   仏グラースの家族旅行では香りの調合を楽しんでいたようです。
   私の記憶が正しければ(笑)
   セヴリーヌさんがシェフ・ド・カーヴになろうと決意したのは15歳だったと思うので、
   愛娘さんがワイン関係のお仕事に就く可能性、ありかもですね。
   ちなみに、ディナー当日は長女の誕生日[プレゼント]だったそうです。
   ママの顔で「写真とメッセージを送るわ」と笑顔で語っていました。


 ドレスコードはSomething Greenだったので、成瀬ブルーの着物で参加。
 着物作家の成瀬優さんは森と共存しながら作品を手掛けています。
 ゆえに、“自然ファースト”のペリエ ジュエとスィークルの空間に、
 しっかり同化することができました。


  フォトコールでご一緒したのは料理研究家の内坂芳美さん
  私はサステナフラワーのなかから好みのラナンキュラスと芍薬を選んで挿入

  いつもながら至福の時間を提供してくださったペルノ・リカール・ジャパンの皆さま
  そして、スィークルの皆さま
  心から感謝しております、ありがとうございました🥂🥂🥂


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 エミール・ガレ没後120年 奇想のガラス作家@渋谷区立松濤美術館 (追記:2024年5月24日)
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 4月6日~6月9日まで開催されているガレ展
 先日合間を見つけ、覗いてきました。
 エペルネのペリエ ジュエ迎賓館や昨年訪問してきたシャンパーニュ美術館では、
 お馴染みのガレですが、東京では個人蔵の貴重な作品も並んでおり、
 様々な角度からガレの才能・魅力を再発見してきました。

 エミール・ガレについては、
 ワイン王国web(2022年12月)でペリエ ジュエのベル エポック2013を紹介した時に、
 下記の解説をしました。
 植物学者としての顔をもつ多彩な才能の持ち主です!

 出典:*1芸術広場 *2カテリーナ・ミシャー氏とトーマス・トラクスラー氏が09年に設立したデュオアーティスト

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 カタログの裏表紙の色彩
 ベル エポックに繫がる美しさ

 出典:カタログ 76ぺージ
 花器(アネモネ) 1890-1900年頃 個人蔵 ベル エポックのボトルを想いながら・・・

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