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TEST KITCHEN H で“おいしい時間”が共有できました! [素敵な仲間]

  超贅沢な空間 TEST KITCHEN H

毎年11月下旬には、頼りになるお仲間と六本木にある『豚しゃぶ ひなた』で慰労ワイン会をしているのですが、今年は同店の系列店TEST KITCHEN H / テストキッチン Hにお邪魔してきました。2018年4月、イタリアンの山田宏巳シェフと(株)ティー・アンド・エム他4社の代表取締役三浦哲也氏がタッグを組んで完成させた贅沢な空間で、三浦氏は『テストキッチン H』や前述の『豚しゃぶ ひなた』を含む飲食店5店を経営しています。


260坪の敷地に設えられた開放感あふれる食のスペース、座席から見渡せるオープンキッチン、高い天井、そして、視界に入ってきたのが、コロナ感染予防対策として設置している2台の紫外線照射機能付き空気清浄機「Haiton センチネル」

東京都は今日(11月28日)から、酒類を提供する飲食店等に対して営業時間を22時までにするよう要請を出しましたが、昨日は、22時過ぎまで、同店の広々とした空間で、ワインのお仲間とディナーを満喫することができました。


メンバーはオーストラリアワイン専門の輸入会社ファームストンの石田博巳社長と石田千秋専務、輸入会社アコレード・ワイン・ジャパンの今井潤社長の4人です。
石田社長と今井社長は商社出身で感性が似ています。毎回意見交換していて、おふたりから学ぶこと、多々ありです。石田ご夫妻と私は、A+ Australian Wine名誉スペシャリストの受賞者という点が、共通しています。


  白なすと合鴨のスモークのカッペリー二


 白身魚のカルパッチョ


 2種のパスタに合わせてカレンのソーヴィニョン・ブラン73%/セミヨン27%
 ファームストンが誇る西オーストラリアのカレン
 ビオディナミも早くから導入しています!

 表面サックリ、中身ふんわりのポワレ、美味、美味!


 私はお気に入りのシャルル・エドシックを持ちこませていただきました!

             少し早めのHappy Birthday
        恒例ワイン会の目的の1つが今井社長の誕生祝い
        少し早めでしたが[バースデー]、おめでとうございます!!


 フランシスカンCBで印象に残っているのは2015年ヴィンテージ
 日本で飲もう最高のワイン2018で専門家・愛好家の双方がプラチナに推したワイン
 リーズナブルなナパのカベルネ、果実味と木目細かいタンニンと程よい酸味が魅力です!


 

IMG_9987.jpg

         三浦哲也オーナー、高橋昭二ジェネラルマネージャー
         伏見光サービス・マネ―ジャー
         お気遣いありがとうございました!!
         さらなるご発展を願っております。
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11月はビルカール・サルモンにフォーカス、緻密な『キュヴェ 二コラ・フランソワ2006』 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

  マレイユ・シュル・アイ村のビルカール・サルモン

1818年二コラ・フランソワ=ビルカールとエリザベス・サルモンの結婚によって誕生したメゾン。家族経営を貫き、2018年に創業200周年を祝いました。6代目のフランソワ・ローラン=ビルカール氏(CEO)と弟のアントワン・ローラン=ビルカール氏(ゼネラルディレクター)の後継者として、2019年1月、7代目のCEOにマチュ―・ローラン=ビルカール氏が就任、メゾンに新たな血が加わりました。ビルカール・サルモンは何より、伝統の尊重・品質への追及を重視しています。


ビルカール・サルモンのシャンパン造りには、ビール醸造をしていた兄弟の母方の祖父の知恵が生かされています。醸造責任者のフランソワ・ドゥミ氏は30年以上にわたって活躍してきましたが、2005年にフロラン・ニース氏にバトンを委ねました。ドゥニ・ブレ氏はぶどう園のディレクターで、各区画を厳しく管理しています。ヴィンテージ・シャンパンには、樽を使用したキュヴェが使われており、その技術は (樽使いの上手な) アルフレッド・グラシアンの元で修行した同氏がメゾンに参画し、樽醸造プロジェクトの監督を務めていることで、その技が遺憾なく発揮されています。
トップレンジの『クロ・サン・ティレール』は、究極のオーク樽100%のキュヴェで、1995年が初ヴィンテージ。メゾンの裏にある1㌶の畑のピノ・ノワールから造られたブラン・ド・ノワールは高評価を受けています。高額ですが、見つけたら買いのシャンパンです!


      第1フライト

      #1:ブリュット・ナチュールNV 10月発売
      生産者:ビルカール・サルモン(NM)
      ぶどう品種:ムニエ40%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ30%
      ドザージュ:0g/L
      リザーヴワイン:49%
      瓶内熟成:48ヶ月
      価格:8,500円(税別)

      #2:ブリュット・スーボワNV
      生産者:ビルカール・サルモン(NM)
      ぶどう品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ 各3分の1ずつ
      ドザージュ:7g/L
      リザーヴワイン:30~35%
      瓶内熟成:6~7年
      価格:13,000円(税別)



#1
ベージュを帯びた色調、フローラルで清涼感のある香り、GFのような柑橘系果実、ブリオッシュ、ノン・ドゼ由来のキレ感(8度くらいだとそれが明確)があり、グラスの温度が上がるに連れて、ふくらみが増し、大人びた切れ感に。酸味は縦に伸びる印象。和の素材(白身魚の刺身やテンプラ等)に合わせたい酒質上質なシャンパン!
参考:ワインのこころで紹介したブリュット・ナチュールの記述はコチラ
#2
木樽(オークのバリック)で醸造を行う独自のアイテム。新樽は使わず、フレッシュさを保つ為に3~4年使用したブルゴーニュ樽を使って仕上げたスーボワはブリュット・ナチュールより色調が若干濃い目。気泡は繊細でリズミカル、生バター、ドライフルーツの香り、サン富士の蜜(みつ)のニュアンス、横に広がる優しい酸味、中盤からまるみのある味わい、クリーミーで澱由来の旨味の広がり


     第2フライト

      #3:ヴィンテージ・ブリュット2008
      生産者:ビルカール・サルモン(NM)
      ぶどう品種:ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%
      ドザージュ:3g/L
      瓶内熟成:8~9年
      価格:14,000円(税別)

      #4:キュヴェ ニコラ・フランソワ ブリュット2006
      生産者:ビルカール・サルモン(NM)
      ぶどう品種:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
      樽発酵:20%
      ドザージュ:6g/L
      瓶内熟成:10年
      価格:28,000円(税別)



#3
淡く輝くゴールド、気泡は繊細、熟した果実、マドレーヌ菓子、蜂蜜、余韻に広がる若干のビター感と2008年ならでは芯のある酸味

#4
1964年、メゾンの創始者二コラ・フランソワ=ビルカールへのオマージュとして誕生させたキュヴェ。輝きのあるゴールド、ストーンフルーツ、ローストしたナッツやクルミ、茶葉の香り、果実の砂糖漬けや焼き菓子、果実味と酸味の絶妙なバランスは好印象

               第3フライトはロゼ

         #5:ブリュット・ロゼNV
         生産者:ビルカール・サルモン(NM)
         ぶどう品種:シャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ムニエ30%
         ドザージュ:9g/L
         リザーヴワイン:40%
         瓶内熟成:36ヶ月以上
         価格:12,000円(税別)

#5
きれいなサーモンピンク、細やかな気泡、 (ブルーベリーやラズベリーのような)赤系果実、オレンジの皮、ピンクペッパー、微かな塩味と上質な酸味、エレガントで飲み飽きしない魅力的なロゼ


 ラインナップ
  左から右の順(すべて税別)
 #1:ブリュット・ナチュールNV  
 #2:ブリュット・スーボワNV  
 #3:ヴィンテージ・ブリュット2008 
 #4:キュヴェ ニコラ・フランソワ ブリュット2006 
 #5:ブリュット・ロゼNV 

 [ダイヤ]製品についてのお問い合わせは
 輸入元は(株)JALUX ワイン部/Tel 03-6367-8756

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ジョルジュ デュブッフ “ボジョレーヌーヴォー2020” カウントダウン&新酒解禁 [ワイン]

  11月第3木曜日はフランス産新酒“ボジョレーヌーヴォー”の解禁日
  画像提供:サントリーワインインターナショナル(株)/SWI

  10月18日の23時30分からカウントダウンイベント
  例年はリアル開催なのですが、今年はコロナ禍ゆえ、オンラインで行いました!

 ジョルジュ・デュブッフ&サントリーワインインターナショナルが提唱するボジョパ

  画像提供:サントリーワインインターナショナル(株)/SWI

東京の会場 (無観客) にはSWIの宮下敏社長とサントリーワインのブランドアンバサダーの岩田渉ソムリエ。仏ボジョレーのアドリアン・デュブッフ・ラコンブ輸出部長と事前に選ばれたワイン愛好家の皆さんはオンライン形式で参加しました!
時差が8時間あるため、アドリアンさんはワインを開栓できないので、ボトルを持ち上げての乾杯になりました[わーい(嬉しい顔)]

 カウントダウンの前に・・・
 0時までグラスは空の状態(笑)

宮下社長は、「社会的距離を確保しながらの栽培やワインの運搬方法等、様々な懸念事項がありましたが、ひとつずつ課題を克服して今日に至りました。コロナ渦中で大変な年になりましたが、過酷な状況下でもぶどう樹は順調に生育し、素晴らしいワインができました。ヌーヴォーはその年々の特徴を反映させたワインです。2020年らしい楽しみ方をしていただければと思います」と語りました。

 2020年の出来は

「7月は降水量が例年より少なく乾燥し、8月は40度に達するほどの暑い日が続きました。その結果、小ぶりで果皮が濃く、熟度の高い良質のぶどうができました。収穫は8月20日からスタートしましたが、これは2003年以来の早い収穫でした。ブラックチェリーのような完熟した黒い果実の香りにあふれ、芳醇な味わいが心地良い余韻とともに口中に広がります」とアドリアンさん。

栽培や醸造面では、フランス政府の要請で新しいルールを導入しながら行った由。毎年シェアして使いまわしていた道具は、今年はシェアをせず、事務所でも距離を保ち、アルコール消毒剤は随所に設置。マスクの着用も必須。ただ、日本人のようにマスクには慣れていないので、スタッフには徐々に浸透させていったとのこと。現在フランスはロックダウン中で、大人数での集まりは禁止されているため、アドリアンさんは「家族、仲間、同僚と何回かに分けてワインを楽しみたい」と語っていました。

丹精込めて造ったボジョレー ヌーヴォーを無事日本に届けることができて本当に安堵しているご様子でした。祖父から「同じボジョレー ヌーヴォーは二度とない!」と言われ続けてきたなかで、2020年は特にその言葉の意味を強く感じる年になったようです。

 2020年1月に他界したボジョレーの帝王
  画像提供:サントリーワインインターナショナル(株)/SWI

 懐かしい笑顔です!
 私は2010年から連続して、SWI主催のカウントダウンに参加させていただきました。
 毎回デュブッフさんとの再会はとても楽しみでした。
 長時間のフライトが困難になり、2年前からはアドリアンさんだけが来日していました。
 カウントダウンを楽しみになさっていたデュブッフさんとの10年間
 ブログにまとめていますので、ご覧いただけると嬉しいです。


             “バラ園”という名のワイン
      偉大な功績を称えるためのオマージュワイン
      2020年のみ日本限定発売
      ボジョレーヌーヴォー2020 ラ・ロズレー
      自社畑の周りに植えられたバラにちなんで命名されました。



             『オレンジ ヌーヴォー』登場
       白ぶどうを赤ワインのように仕込んだワイン
      果実のオレンジから造ったワインではありませ~ん。


 画像提供:サントリーワインインターナショナル(株)/SWI

私は、カウントダウンイベントの前に、アドリアンさんに、「世界的なパンデミックで、ワイン市場が2019年の状態に戻るのは2024年(英国のIWSRの調査)と言われています。スティルワインも前比15%くらいダウンしていているなか、来年以降、メゾンとして、新たな取り込み等、具体的な方策を打ち出していますか?」との質問をさせていただきました。

SWIの担当長門さん経由で19日にお返事が届きました。

アドリアン:今年はお会いできず残念です。ご質問のとおり、ワインビジネスはレストランやバーでの売上が多いため世界的に影響を受けています。また人も会うことができなくなっていることも大きな要因ですし、ワインは人と人をつなげるお酒で、家に一人でいると開ける気分にもならないかと思います。ワインビジネスが通常の状態に戻るのは2024年かは分かりませんが、私としてはそれより早い時期であることを期待しています。

そのような中で、我々が最初にすべきことはぶどうの生産者を守ること。ぶどうの価値を理解し、正しい対価を払い、生活を支え、生産者と共によいワインを造り続けることです。そして弊社の従業員そして各パートナー、例えば日本であればサントリーと共に、手を取り合ってワインビジネスを維持し、発展させていきたいと考えています。

オレンジワインの発売は環境が厳しい中で成遂げたひとつの事例になるかと思います。そして弊社は今後ボジョレー地区のリーダーとしてこの厳しい環境下でもボジョレーワインを発展させていきたいと考えています。

                 ☆☆☆
祖父デュブッフさんのモットーは “イノベーションとチャレンジ”でした。
それをアドリアンさんなりに表現したのがオレンジ ヌーヴォーであり、このワインに祖父の思いが継承されていると感じているようです。
私は、12月初旬に『ラ・ロズレー』と『オレンジ ヌーヴォー』に合うマリアージュ探求をする予定なので、お役に立つリポートがお届けできたら、と思っています。


  岩田ソムリエのコメント
 
カウントダウンイベントでヌーヴォーをテイスティングした岩田ソムリエ
コメントは以下のような感じでした。参考にしていただけましたら幸いです。

ボジョレー ヌーヴォー2020
太陽を感じる温かな味わいがヴィンテージの中に表われています。ブラックベリーやブラックチェリー、黒スグリの香り、甘いスパイス、ラベンダーの華やかなキャラクターがあり、味わいにはもぎたての肉厚なフルーツをかじっているようなジューシーさがあります。新酒ならではのフレッシュな酸味が心地良く広がります。

オレンジ ヌーヴォ―2020
色調はアンバーがかったきれいなオレンジ、香りはビターオレンジやアプリコット、ネクタリンのような黄色やオレンジ色のフルーツに、少しアールグレー似の茶葉のニュアンスも加わり、フレッシュさとともに複雑味も感じます。味わいにはヌーヴォーらしい爽やかな酸味、白桃やネクタリン、果皮や種からくるほのかな苦みもあるので、奥行きや深みが増幅します。ヌーヴォーのカテゴリーの中では飲んでいて充実感や満足感にあふれるようなタイプです。

料理とのマリアージュ
“豚肉”を使ったメニューで、ボジョレー ヌーヴォーには前菜ならサラミ、メインならローストやグリル。とんかつ(ソース)や角煮等の和食にも合います。オレンジ ヌーヴォーには色を意識して、生姜焼きに合わせると、ジンジャーのスパイシーさとワインのほのかなスパイシーな香り、アールグレーのような華やかな香りが一体となって調和します。

                ☆☆☆
コロナ禍で世界中が大混乱していても、自然はコロナに動じることなく、素晴らしい出来のぶどう実をつけました。日本では昔から、初物は縁起がよく、食すと寿命が延びると言われてきました。収穫したてのぶどうから造った新酒は、“旬”の味覚です。
宮下社長のご挨拶にもありましたが、2020年らしい新酒の楽しみ方をして、ワインラバーの皆さまには大いに若返っていただきたいです!


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サントリー登美の丘ワイナリーつくり手による新酒トークライブ で 旬を満喫!! [ワイン]


山梨県ワイン酒造組合では、県産の「甲州」と「マスカット・ベーリーA」で造られた新酒ワインの解禁日を毎年11月3日にしています。
サントリーワインインターナショナル(株)は、3日に日本ワインの「ジャパンプレミアム」シリーズの中から、『ジャパンプレミアム甲州新酒2020』と『同マスカット・ベーリーAロゼ新酒2020』を発売しました。例年であれば、ワイナリーで新酒イベントが行われるのですが、今年はCOVID-19により、ワイナリー自体が閉鎖中なので、14日(土曜日)に富士山がきれいに見える『登美の丘ワイナリー』のテラスからオンラインイベントで新酒情報を配信しました!

 MCは大山弘平栽培技師長

一番好きなぶどう品種はマスカット・ベーリーA(MBA)だそうです。MBAの生みの親川上善兵衛さんが興した新潟の岩の原葡萄園で勤務なさっていたこともあるとのこと、納得です!

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 お三方の後方に・・・富士山が見えます!
 大山さん(左)、新酒担当の遠藤さん(中央)、醸造担当の吉野さん(右)

ワイン愛好家向けのオンラインイベントでしたが、同社広報がご連絡くださったので、私も参加させていただきました。


 数量限定新発売の甲州とMBAのロゼ

清涼感のある甲州、超フレッシュで柑橘系の切れ味の良い酸味が口中に広がります。
第一香は「白桃」でした。ライブで、大山さんが、お薦めのマリアージュとして「桃缶の桃」を出していました。そうなんです、今年のジャパンプレミアム甲州からは桃のニュアンスを感じました。

私はすし富のお寿司でマリアージュ探求してみました。特に印象に残ったのは鳥貝と鯵、鯵は生姜がブリッジ食材になってくれました。
ロゼはいくらの醤油漬けがイイ感じ、合わせた後、口中に海苔のヨード感も広がって!

 山梨県産のマスカット・ベーリーA100%のロゼ
 遠藤さんのお薦めはオムライス、トマトケチャップと相性が良いそうです!
 色調は濃いサーモンピンク、豊かなベリー系果実の香りで、程よい酸味があり、 
 ほのかな甘口ですが、べたつき感がないので、味わいは心地よく、とてもチャーミング
 料理と合せても、守備範囲が広そうです!



 大山さんは甲州に「桃」を薦めていたので、私もロゼに合うフルーツを考えてみました。


 柿の天婦羅×ロゼで第3の味
 ロゼとのマリアージュでひらめいたのが秋の味覚 “柿”
 これは色で合わせるマリアージュにもなります。
 柿をそのまま食すのではなく、衣をつけて揚げると・・・
 思わずニッコリの相性、口中で第3の味覚が生まれました!

 柿を短冊切りして、お好み焼きの粉を使って、天婦羅にして、お塩で食すと、
 最初はゆり根と似たような食感で、中盤から治郎柿の甘さがじ~んわり、衣の甘さも◎

 ロゼ単独で味わった時に感じた甘味や酸味は、天婦羅と合せることで、甘さが消えます。
 隠れていたタンニンの存在も感じることができました。
 チャーミングだった子が、しばらく見ない間に、大人びた印象になっていた
 そんな感じです!

 ジャパンプレミアム新酒についてはコチラを!

遠藤さんが「最高のでき!」と自賛していた通り、2020年の新酒は本当に良い出来です。
新酒はリリースされた時が飲み頃、今が“旬”なので、出来たてを楽しんでください!!


 [NEW]11月21日(土曜)14時~15時に第2弾のワイン愛好家向けオンラインイベント
   所長が語る登美の丘ワイナリーを実施します!

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ドゥ・ヴノージュ主催レ セゾンのティエリー・ヴォワザンシェフとのコラボレーション [シャンパン]

  帝国ホテル130周年&メインダイニング『レ セゾン』リニューアルオープン15周年
  ティエリー・ヴォワザンシェフとレ セゾンスタッフの皆さん!


       ドゥ・ヴノージュ主催ティエリーシェフとのコラボレーション
    通常より席数を減らしてセッティング


  ジール・ドゥ・ラ・バスティエール社長からのご挨拶
 ドゥ・ヴノ―ジュからご挨拶、供出ワインの解説もしてくださいました。

2月に来日していたジール・ドゥ・ラ・バスティエール社長が輸入元ヴィレッジ・セラーズのリチャード・コーエン社長と中村芳子専務と共に『レ セゾン』でランチをしていた時、ティエリー・ヴォワザンシェフと久々に再会し、その時に、コトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方で造られるスティルワイン)を世界に先駆け、日本で初披露するとの話が出たことから、帝国ホテル130周年&レ セゾンリニューアルオープン15周年のタイミングに重ねたコラボレーションとして、ドゥ・ヴノ―ジュ主催のスペシャル・ディナーをすることが決まりました。
今回コロナ渦中で来日ならず。とても楽しみにしてくださっていたので、本当に残念[もうやだ~(悲しい顔)]


       ウェルカムシャンパンはコルドン ブルー ブリュット


      口中の脂分を洗い流してくれる爽快感ナイス!


  会場風景
 ソーシャル・ディスタンスを保って着席
 スタッフの皆さまの完璧なサービスに全員笑顔


 ヴィレッジ・セラーズのコーエン社長(手前の列右から4人目)もハッピースマイル


 コラボ相手のティエリーシェフと
 画像提供:Norikoさん
 ご参加くださった皆様と記念ショット


 ティエリーシェフのホスピタリティはさすが!


 ディナーを盛り上げた6アイテム
 左から供出順に
 #1:コルドン ブルー ブリュット
 #2:プランス ブラン・ド・ブラン
 #3:2018 コト―・シャンプノワ ルージュ ラ・フォレ/2021年3月発売
 #4:2018 コト―・シャンプノワ ブラン シャハール・アドナイ(神の門)/2021年3月発売
 #5:1995 ルイ15世
 #6:プランス ロゼ


 供出順は右から#1~#6
 グラスはヴィレッジ・セラーズ様が輸入しているプラムワイングラス
 #1はフルート(ハンドメイド)、#2~#6はシャンパーニュ(ハンドメイド)


 1995年ヴィンテージのルイ15世、デゴルジュマンは2006年
 輝きのある黄金色、黄金糖や黒糖、ホワイトペッパーやジンジャー、シガーの香り
 ミネラル、クリーミー、余韻に軽いビター感、クリームブリュレ似の味わい、長い余韻
 25年の時を経ながら、まだフレッシュさを備えていることも驚き!


 ハイライトは世界初お披露目のコト―・シャンプノワ
 赤ワインはピノ・ノワール100%
 1973年から1977年にレ・リセの単一畑“ラ・フォレ”に植樹されたぶどうを使用

コルドン ブルー、プランスのブラン・ド・ブランの後に、コトー・シャンプノワが供出されたのですが、興味深かったのは白ではなく、“赤”を先に登場させたことです。
黒トリュフをまとわせた比内地鶏卵には、ブルーベリー等の果実を加えた濃厚なソース(ピノ・ノワールを使用)が添えられていました。卵にナイフを入れると、濃黄のとろとろの卵黄が流れ出し、舌の上を卵のねっとり感が覆います。そこで、赤ワインを口に含むと、今度はさっぱり感が口中を支配。本来なら卵と相性の良くないはずの赤ワインPNが素晴らしい調和を見せてくれました。このマリアージュには全員大喝采でした!

以前、ウフ(卵)・マヨネーズとブルゴーニュの赤ワインとのマリアージュを体験し、絶妙なバランスだったので感激しました。その相性について、料理とワインの大御所、渡辺正澄先生に質問したところ、先生は「相性のポイントは〝卵黄〟です。半熟くらいだと良く合います。これは卵黄に含まれている“レシチン”が乳化剤の役目をするので、ゆで卵を赤ワインに合せた時にマスキング効果が発揮されます。ウフ・マヨネーズにも卵黄を使うので、効果は増大します」とおっしゃっていました。

ちなみに、乳化剤というのは、水と油のように、本来は混じり合わない物質の境界線で働いて、均一な状態にしてくれる存在です。

 Shaarは門、Adonaiは神
 白ワインはシャルドネ80%とピノ・ブラン20%のブレンド
 レ・リセ産の平均樹齢33年のぶどうを使用

ラベルに記載してある“シャハール・アドナイ”は、シャルドネのネーミングに絡む伝承に由来しています。十字軍の遠征に参加していたティボー4世は、1239年にエルサレムからフランスに帰還する折、ダビデ門の近くで見つけたぶどう樹の苗木を持ち帰ります。この門の名前がヘブライ語で“シャハール・アドナイ(神の門)”、Shaarが門、Adonaiが神を表しています。言い伝えでは、ティボー4世がフランスに着く頃には、皆がシャハール・アドナイを“シャルドネ”と呼ぶようになっていたとのことです。

白はフランス産の平目をシャンパンソースで仕上げた一皿と合わせました。シャブリと同じキメリジャン土壌から生まれたシャルドネは切れが良く、ミネラル感豊か。口中をリフレッシュさせてくれる印象で、爽快さが心地良く広がりました。赤ワインから白ワインへの見事な切り替え、これこそティエリーシェフならではの“技量”だと感じました!!


【製品概要】
◆2018コト―・シャンプノワ・ブラン シャハール・アドナイ/上代価格(税抜) 12,000円
ぶどう品種:シャルドネ80%、ピノ・ブラン20%。樽発酵25%、樽熟成6ヶ月
◆2018コト―・シャンプノワ・ルージュ ラ・フォレ/上代価格(税抜) 12,000円
ぶどう品種:ピノ・ノワール100%、樽熟成6ヶ月
◆総生産量各1,000本、日本における販売量各120本
◆正式な発売は2021年3月

     ジールさんが動画でコトー・シャンプノワを解説なさっています!
            【製品ついての問い合わせ先】
            ヴィレッジ・セラーズ株式会社
            TEL: 0766-72-8680
            FAX: 0766-72-8681

                  
"ワインの輪"に助けられ、MC役無事完遂。2020年最高の時間を過ごすことができました!
ジール・ドゥ・ラ・バスティエール社長、ティエリー・ヴォワザンシェフ、リチャード・コーエン社長&中村芳子専務、レ セゾンの伊藤総支配人&スタッフの皆様、ヴィレッジセラーズの仲野様&スタッフの皆様、そして・・・ご参加くださった皆様にこころからの感謝を込めて、ありがとうございました!!!

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1月16日新春番外編『NHK文化センター青山校シャンパン講座』@日比谷・松本楼 [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

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    半年休講になっていたシャンパン講座が開講できて本当にホッとしています!
    今は、三密を避けた厳重体制なので、講座生の皆さまは通常の半数の人数
    ゆえに【現行クラス】と【増設クラス】の2講座(各10~11名)で対応しています。
    残念なのは、絶対にマグナムサイズが出せないことです[もうやだ~(悲しい顔)]

    そこで・・・オーダーメイドの講座なので受講生の皆さまと意見交換
    結果 来年早々、第2弾“番外編”を開催することにしました!
    供出するのは、ミレジメのマグナム5アイテム、すでに確定しました。



 [イベント]番外編シャンパン講座


    日時2021年1月16日(土) 14時~16時


    会場:日比谷・松本楼
    料金:12,500円 (税・サービス込) /当日徴収
        オードブル or チーズ、パン含む
    定員:22名 満席御礼 ありがとうございました!


  開催に関しては、十分な配慮をいたします。
  ★密にならない座席配置
  ★講師はマスク&フェースシールド着用
  ★シャンパンのサービスは高橋ソムリエ+精鋭スタッフ

  参加予定の皆さま
  安心・安全のため、状況に応じたマスク着用をお願いすることになります。
  ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

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 第1弾の番外編講座はこんな感じでした、お楽しみに[わーい(嬉しい顔)]


    新着情報 エペルネのペリエ ジュエが『シャトー・ペリエ』をオープン
        エミール・ガレのランプ

2018年に訪問した折、7代目シェフ・ド・カーヴのエルヴェ・デシャンさんに「エミール・ガレのオリジナル ベル・エポックボトルが置いてないのはなぜですか?」と質問した時、「今、美術館を建設するための工事をしているので、別の場所に保管してある」とのお答えがありました。

その美術館はすでに完成し、今春、オープンする予定でした。でも、COVID-19の拡大で、延期になり、今月(2020年11月)オープンすることになったようです!
[NEW]追記:フランスのロックダウン(2020年11月)により、開館は来年に延期との連絡がありました。「お楽しみはコロナ後」ということで、今は気長に待ちたいと思います。

輸入元ペルノ・リカール・ジャパン、マーケティング本部の湯川伸之ブランドマネージャーに確認したところ、
(1) 正式名は「シャトー・ペリエ」
(2) フランス最大級の考古学のコレクションを誇る美術館 約80,000点
(3) シャンパーニュの歴史に関するコレクション 約6,000点
(4) 一般の方も見学可能
との回答をいただきました、素敵です!!

元々は、メゾン創業者の息子で最高醸造責任者だったシャルル・ペリエが所有していたシャトーです。1930年にエペルネの町に譲渡されていましたが、約30年前から居住者不在となり、4年前からリノベーションすることになりました。そして今回、「シャンパーニュと考古学の美術館」としてオープンすることが決まりました。公式な画像が届きましたら、追加しますね。

本来なら、今週はシャンパーニュツアー中だったので、来年に延期したツアーで、お邪魔したいと思っています。シャンパンラバーの皆さまも是非訪問なさってみてください!!


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テタンジェ『コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008』は和の伝統芸術と融合!! [Zoom / シャンパン]

  日本限定のテタンジェ『コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2008』
  資料提供:サッポロビール
  和紙デザイナーの堀木エリ子さんとクロヴィス・テタンジェ社長


  クロヴィスさんからのお手紙&堀木さん手漉きの和紙


      リミテッド・エディション BOX入り 2008年ヴィンテージ
      発売は2020年10月27日・全国/限定2008本
      参考小売価格:35,000円(税別)



 2020年10月27日@アンダーズ東京

コロナ渦中で来日できなかったクロヴィスさんは、ランスにあるテタンジェのガロ・ローマ時代の遺産白亜のカーヴからオンラインでご挨拶




 アンダーズ東京で発表会
 30名弱の招待者は、ソーシャルディスタンスを保って参加


 輸入元サッポロビール(株)の髙島英也社長と堀木エリ子さんのトークセッション

「日本の和紙は、もともと、白い紙が“神”に通じると言われており、白い紙は不浄なものを浄化するという考え方がありました。人にお金を渡すときも、“白いのし”に包むことで浄化して差し上げることになります」、「和紙の場合もシャンパンの場合も自然と向き合って作るものなので、自然の偶然性や、その時のぶどうの状態があり、人間の思い通りにいはいかないものです」と堀木さん。

テタンジェの白亜のカーヴを訪ねた時は「シャンパンが眠っている感じ、呼吸している空気感、聖域の気配がありました。本物とは何かを考えた時、もの作りのなかで完成したものも素晴らしいのですが、その過程も素晴らしい」と述べていました。


 髙島社長と堀木さんのフォトセッション、ナイススマイル!


        2008年ヴィンテージはバランスに秀でてフレッシュ
   「緊張感、純粋さ、塩味、洗練性、折り目正しいアロマ」とテタンジェ社

            4層の和紙から成る特別パッケージ
      堀木さんの自筆のサイン、シリアルナンバー(No.1~No.2008)入り
      通常のコント・ド・シャンパーニュは11月10日発売予定


 ルーフトップスタジオのテラスでテイスティング、グラスはバカラ!

バカラはテタンジェのアドバイザーであり、堀木さんは2011年にバカラとのコラボレーションで糊を使用しない越前和紙製のシャンデリアを製作しています。


 堀木作品の展示も
 糊を使わないで立体的に漉きあげた和紙

 発売当時のラベルも懐かしい6ヴィンテージ
 トップキュヴェ『コント・ド・シャンパーニュ』は最良年のみ生産
 ファーストヴィンテージは1952年、最新は2008年、全部で37ヴィンテージです。








 製品についてのお問い合わせはサッポロビール(株)お客様センター
 電話:0120‐207-800

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