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シャンパン講座番外編@日比谷松本楼で久々に楽しいひとときを満喫!  [NHK文化センター青山 シャンパン講座]


コロナの余波で、NHK文化センターのシャンパン講座は、上半期(4月~9月)すべて休講。そこで、巣ごもり状態で、シャンパンを飲む機会が減ってしまった講座生の皆様を刺激すべく、番外編を企画、実行しました。
サポートくださったのは日比谷・松本楼の小坂文乃社長です!


 都会のオアシス日比谷公園
 樹々の緑、噴水はいつもと同じたたずまい


             会場はボア・ド・ブローニュ
           公園内にある日比谷松本楼の3階で


 三密対策完璧
 お席は向かい合わせではなく並列、隣席との距離にも気配りしていただき感謝!


 フラワーアレンジメントには文乃社長のセンスを感じます、素敵!


 シャンパン講座のためのスペシャルな飾りつけ


      最新情報を交えながら
      photo by Ayano セミナー前半は最新の話題とシャンパーニュ概論

 VINEXPO発のスパークリング情報
 出典: IWSR / VINEXPO

7月2日に VINEXPO がウェビナーを開催したので参加しました。番外編ではその折の泡もの動向についてお伝えさせていただきました。 2019年のけん引役はプロセッコ、ノン・アルコールは16.8%と最大の増加を記録。COVID-19によるオントレードの不振や年末に向けて第2波への懸念もあり2020年の消費は15%減の見込み。とは言え、市場は今後5年間でパンデミックで喪失した消費を回復と予想

 日本人は高価なシャンパンがお好き
 出典:CIVC

シャンパーニュの輸出相手国を見ると、日本は数量&金額ともに第3位に位置していますが、金額面では、プレステージシャンパンの比率(33%)が多く、NVが多い第4位のドイツと比べると面白い対比になります。さらに日本は、ドザージュ量の少ないタイプも人気です。

 後半は待望のブラインドテイスティング
  右~左の順に供出/すべてフルート型グラスで統一
  まずは、ヒントなしで、5グラスを試飲していただきました。


       ドリンクス・インターナショナル2020
       クリックで拡大

番外編のために用意したのは、英国の飲料専門誌ドリンクス・インターナショナルの『World's Most Admired CHAMPAGE Brands 2020』のベスト5のシャンパン。毎年 同誌のランキングを注視していますが、ブレがない点を信頼しています。
750mlを2本だと、熟成具合に差が出ることがあるので、理想形のサイズ、マグナムにしました。メゾンの順位は1位からルイ・ロデレール、シャルル・エドシック、ポル・ロジェ、ボランジェ、クリュッグとなっています。
参考:2019年は1位ポル・ロジェから順にクリュッグ、ルイ・ロデレール、シャルル・エドシック、ボランジェ

 5メゾンについての解説

皆様に各メゾンの造りの特徴と現行マグナムのデータをお伝えしてから、5グラスを再度試飲していただき、どのグラスがどのメゾンに該当するか、“シャンパン神経衰弱”をしていただきました。

 5アイテムの供出順は

右から左の順でサービス。2020のリストで言うと3位2位5位4位1位の順番


#1: 3位 ポル・ロジェ ブリュット・レゼルヴ/ 税別価格 16,500円/輸入元 ジェロボーム
創業1849 年、自社畑90㌶、シェフ・ド・カーブはダミアン・カンブル
ぶどう品種:PN、CH、M各3分の1。ステンレスのみ使用。ベースワインは2014主体、2013、2012、2011を使用。リザーヴワインは直近3年、比率は25%程度。熟成期間は最低4年、MLF実施、ドザージュ量8~9g/L
5アイテムの中で一番果実味があり、フレッシュ感と旨み、余韻の広がり、バランス秀逸、素直に美味

#2: 2位 シャルル・エドシック ブリュット・レゼルヴ/ 同 20,000円/同 日本リカー
創業1851年、自社畑45㌶、シェフ・ド・カーブはシリル・ブラン
ぶどう品種:PN、CH、M各3分の1。ステンレスのみ使用。ベースワイン60%は2013、リザーヴワイン40%は平均10年以上のVT、レギュラーとマグナムの熟成期間は若干異なる。デゴルジュマン 2018年、ドザージュ量11g/L
参考: 現行レギュラーサイズのベースワインは2014、デゴルジュマンは2019年
#1と比較すると大人びた印象、酸味とミネラル、ヘーゼルナッツ、ドライフルーツ、時間の経過で重厚さ

#3: 5位 クリュッグ グランド・キュヴェ #163/ 同 67,000円/同 モエヘネシーディアジオ
創業1843年、シェフ・ド・カーブはジュリー・カヴィル
ぶどう品種:PN37、CH32、M31。ベースワインは2007年主体(73%)、最も古いのは1990~最も若いのは2007。リザーヴワインは11の異なるVTの145のワインを使用。2011年から裏ラベルに6桁のクリュッグiDが印字されているので入力すればボトル情報がわかるシステム
色調は一番濃いイエロー、他の4アイテムとは異なるアロマ、ロースト香、コーヒー、スパイス、アプリコット似の酸味、ふくらみのある余韻。コルクの締まり具合から熟成の長さが理解できる。

#4: 4位 ボランジェ スペシャル・キュヴェ/ 同 19,000円/同 アルカン
創業1829 年、自社160㌶、シェフ・ド・カーブはジル・デコート
ぶどう品種:PN60、CH25、M15。ベースワインは2015主体、6種以上の異なるVTを使用。リザーヴワインはさらに古いワイン(5~15年のマルチVT)、マグナムボトルで保存。レギュラーとマグナムの熟成期間は澱引きや作業により若干異なる、MLF実施、ドザージュ量8~9g/L
気泡繊細、口中滑らか、フレッシュ感と複雑味、ミネラル、クルミ、ヘーゼルナッツ、スパイス、バランス良好

#5: 1位 ルイ・ロデレール ブリュット・プルミエ/ 同16,000円/同 エノテカ
創業1776年、自社畑240㌶、シェフ・ド・カーブはジャン・バティスト・レカイヨン
ぶどう品種:約PN40、CH40、M20。ベースワインは2014、2015、2016。リザーヴワインの比率はVTによって25~30%、現行NVは35%。大樽で保存。レギュラーもマグナムも熟成期間は3年、MLFはベースのVTに依るが非公開事項、ドザージュ量9g/L
#1と同じく淡いイエロー、塩味、透明感のある酸味、中盤以降広がる清涼感と旨み、木樽のニュアンス(リザーヴワイン由来)、長い余韻


  山田シェフ自慢のオードブル

(上段左から時計回りに)
a:ノルウェーサーモンのミキュイ ヴェルジュ風、ライムの香り
b:フォアグラとルバーブのコンフィチュール、バニュルスワインゼリー
c:穴子とからすみのロール巻き バルサミコ風味
:高知四万十川 天然鮎の蓼焼きとなすのマリネ
e:八丈島 海風きのこ(しいたけ、きくらげ)のグレックマリネ(中央)

 マリアージュ体験

aのサーモンやの鮎やマリネはポル・ロジェ
bのフォアグラはシャルル、ボランジェ、ルイ・ロデレール
cの脂分と酸味はルイ・ロデレール
eのきのこやきくらげは樽使いのクリュッグやボランジェ
eのマリネはルイ・ロデレール
aのサーモンの下のライムはポル・ロジェ
bのフォアグラに添えてあったほおずきはシャルル
それぞれの食材の要素や調理によって醸し出される味わいに合せて、各シャンパンを合せて楽しみました。ご馳走様でした!!


 5メゾン正解したお三方!
  photo by Ayano

参加メンバー24名中、全問正解だったのは、秋山さん、吉田さん&吉井君
データを参考にしながら推測してくださったと思いますが、各メゾンの個性を理解してくださっていたお三方はさすがです! 

          私からのささやかなプレゼント

7月はアカデミー賞を受賞したコッポラ監督の映画『地獄の黙示録』に絡むワインの記事を、月刊HiVi誌に書いたところだったので、全問正解者には、アカデミー賞繋がりのアイテム、受賞式でふるまわれているパイパー・エドシックのシネマ・エディションをプレゼントしようと決めてました。おしゃれな限定ボトルです。

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  photo by Ayano

最終的にじゃんけんで勝者になった吉井君。彼は私と文乃さんとのご縁を繋いでくれた張本人。いろいろな意味で嬉しくなりました、おめでとうございます!

 マスク着用で全員集合

ガイドラインを遵守して開催した番外編講座!
マスクをしていても、口元はハッピースマイル
皆さんの目も笑っているのがわかります[わーい(嬉しい顔)]

コロナ禍中ゆえに、気をつけなければならない事柄は多かったのですが、この3ヶ月で、注意すべきことがかなりわかってきたので、それらを徹底することで、束の間の息抜きはできると思っています。
ご参加くださった皆様に心から感謝するとともに、素晴らしいサポートをしてくださった松本楼の小坂文乃社長、サービスの高橋ソムリエ、スタッフの皆々様、本当にありがとうございました。

全員が手にしているグラスの中身は、ドリンクス・インターナショナル2019で首位だったポル・ロジェ、文乃さんからのお心尽くしでした、ご馳走様でした!

 5月の会のメンバーで
 10年以上続いている5月の会、朋友吉井君と愛妻利恵さん、文乃さんがメンバー

 元気が出るイエローで〆

酒質の素晴らしいシャンパンで五感を刺激することができて、とても嬉しく思いました!
NHK文化センター青山校のシャンパン講座下半期(10月~3月)は開講できる予定なので、これからも奥深いシャンパンの世界を探求していきたいと思っています。
引き続き、何卒宜しくお願いいたします。
皆様、くれぐれもご自愛くださいませ!!

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