CVBG主催 Beyond Bordeaux Tokyo2022で52アイテムをテイスティング [Beyond Bordeaux]
Beyond Bordeaux Tokyo Tasting 2022
CVBGはボルドー最大手のネゴシアンのひとつ
Beyond Bordeaux Tokyoの開催は今回で4回目
試飲会は密を避け、2部制で行われました。
午前の部の会場全景
9月にリリースされるワイン クリックで拡大
CVBGが最初に手を組んだ非ボルドーワインはアルマヴィーヴァ、
その後オーパス・ワン、伊マッセートやソライア、チリのセーニャ等が続き、
世界のプレミアムワインの流通ネットワークを展開しています。
今年は10ヶ国(伊、仏、スペイン、アルゼンチン、チリ、米国、NZ、豪州、南ア、オーストリア)、
52アイテムが供出されました。
新規参入はNZ、シャンパーニュ、オーストリア
以下、ざっくりとプレイバック!
※フライト内のリンクは過去から直近までの関連記事をピックアップしています。
第1フライト/イタリア その1/試飲時間10分
カイアロッサ2019 7種の黒ぶどう使用、風水の思想反映、果実味&Alc
ペトローロ ガラトローナ2020 黒系果実、甘草、アーシーさ、Body感
ビーピー・グラーツ テスタマッタ2020
ビーピー・グラーツ コローレ2020
イル・ピノ・ディ・ビセルノ2020 赤系果実、スパイス、中盤以降力強さ
ビセルノ2019 赤系果実、タンニンの存在感、パワーあり、長熟ワイン
第2フライト/イタリアその2/同5分
パルッソ バローロ ブッシア リゼルヴァ ヴィーニャ ムニエ2013
アッレグリーニ ラ・ポヤ2017
アッレグリーニ フィエラモンテ2015
第3フライト/フランスとスペイン/同6分
オデッセイ2019
シャトー・ド・ボーカステル・オマージュ・ア・ジャック・ペラン2020
タピアス・デ・マルケス・デ・リスカル2019
YJAR2018
第4フライト/アルゼンチン/同8分
フィンカ・カナル・ウコ2019
ズッカルディは『ワールド・ベスト・ヴィンヤード』のナンバーワンワイナリー!
ニコラス・カテナ・サパータ2019
アドリアナ・ヴィンヤード ムンドゥス・バシラス・テラエ2019
シュヴァル・デ・アンデス2019
コボス マルベック2019
第4フライトはバランス良好のアイテム揃い
なかでも最高点だったのがポール・ホブスのマルベック
第5フライト/チリ/同10分
ロカス・デ・セーニャ2020 セーニャのセカンドワイン
セーニャ2020 赤い果実、ローズマリーやミント、きめ細かいタンニン、酸味の広がり
ヴィニェド・チャドウィック2020 チャドウィック家のDNAを感じる上質なCS
アルマヴィーヴァ EPU2020
アルマヴィーヴァ2020 ハーフサイズでの供出でしたがエレガント&長い余韻が好印象
クロ・アパルタ2019 凝縮した果実、スパイス、パワーを感じさせるワイン
セーニャとロカス・デ・セーニャを先行試飲をするチャンスがありました。
空気に触れさせることで本領発揮するセーニャ2020
ボルドーワインを彷彿とさせます!
第6フライト/USA その1/同8分
ヴェルテ ラ・ミューズ2019
ヴェルテ ラ・ジョア2019
ヴェルテ ル・デジール2019
ビーター・マイケル レパヴォ2019
ピーター・マイケル オーパラディ2019
安定感ある味わいのピーター・マイケルには惹かれます!
第7フライト/USA その2/同8分
イングルヌックCS2019
イングルヌック ルビコン2019
ボーリュー・ヴィンヤード ジョルジュ・ド・ラトゥール プライベート・リザ-ヴ2019
モルレ・ファミリー・ヴィンヤード クール・ド・ヴァレ2019
カーディナル2019
元気なお姿を見せてくださったコッポラ監督
ルビコンはアロマの凝縮感、複雑味、確たる存在感 18.5/20
第8フライト/USA その3/同10分
クインテッサ2019
ファビア クームスヴィル2019
ジョセフ・フェルプス カベルネ・ソーヴィニヨン2019
ジョセフ・フェルプス インシグニア2019
ダラ・ヴァレ・ヴィンヤード マヤ2019
プロモントリー2017
2017年VTから先行試飲しているクインテッサ
クインテッサ2019は過去最高の出来だと思います、19/20
第9フライト/NZと豪州/同10分
クラギ―・レンジ アロハ2020
クラギー・レンジ ル・ソル2020
クラウドバースト カベルネ・ソーヴィニヨン2019
ウィンズ・クナワラ・エステート ジョン・リドック2019
ペンフォールド BIN169 カベルネ・ソーヴィニヨン2019 ラム肉が似合うワイン!
ジム・バリー ジ・アーマー2018 いつものときめき感がなかったのがとても残念
第10フライト/第11フライト/白ワイン、シャンパーニュ、甘口ワイン/同10分
イングルヌック ブランカノー2020
クラウドバースト シャルドネ2020
シャトー・ダヴィーズ2012 ルクレール・ブリアン スマート&エレガント
クロ・ランソン2009 溌剌感、凛としたスタイル、熟成の変化に期待
クライン・コンスタンシア2019 瑞々しさをまとった甘口、気品あり
クラッハー トロッケンベーレンアウスレーNo.5 黄金色の甘露、極上の甘口ワイン
シャンパーニュ初登場、CH100%のクロ・ランソン
オーストリアのクラッハーも初登場、ドライフルーツや濃厚な蜂蜜
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
マイ・ベスト3
20点評価で、当日のベストワンは 19.5/20のピーター・マイケル
ナパで生産している『オーパラディ2019』
ポール・ホブスの『コボス2019』も19.5/20
酒質が綺麗で、ぶどうの熟度や酸味の印象、余韻に至るまでのバランス完璧
クラッハーのTBAは甘露、笑顔になれるワイン、19/20
2019年5月クラッハーの畑を馬車で散策
場所が変わるごとに空気の変化を体感
微気候が世界屈指の甘口ワインを生み出しています。
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
ワインリスト&レイティング クリックで拡大
資料提供:CVBG
リストにはクロ・アパルタからズッカルディまで記載されています。
CVBGのヤン・ルブルトンさんには、大変お世話になりました。
貴重な時間を共有させていただき、ありがとうございました!
CVBGはボルドー最大手のネゴシアンのひとつ
Beyond Bordeaux Tokyoの開催は今回で4回目
試飲会は密を避け、2部制で行われました。
午前の部の会場全景
9月にリリースされるワイン クリックで拡大
CVBGが最初に手を組んだ非ボルドーワインはアルマヴィーヴァ、
その後オーパス・ワン、伊マッセートやソライア、チリのセーニャ等が続き、
世界のプレミアムワインの流通ネットワークを展開しています。
今年は10ヶ国(伊、仏、スペイン、アルゼンチン、チリ、米国、NZ、豪州、南ア、オーストリア)、
52アイテムが供出されました。
新規参入はNZ、シャンパーニュ、オーストリア
以下、ざっくりとプレイバック!
※フライト内のリンクは過去から直近までの関連記事をピックアップしています。
第1フライト/イタリア その1/試飲時間10分
カイアロッサ2019 7種の黒ぶどう使用、風水の思想反映、果実味&Alc
ペトローロ ガラトローナ2020 黒系果実、甘草、アーシーさ、Body感
ビーピー・グラーツ テスタマッタ2020
ビーピー・グラーツ コローレ2020
イル・ピノ・ディ・ビセルノ2020 赤系果実、スパイス、中盤以降力強さ
ビセルノ2019 赤系果実、タンニンの存在感、パワーあり、長熟ワイン
第2フライト/イタリアその2/同5分
パルッソ バローロ ブッシア リゼルヴァ ヴィーニャ ムニエ2013
アッレグリーニ ラ・ポヤ2017
アッレグリーニ フィエラモンテ2015
第3フライト/フランスとスペイン/同6分
オデッセイ2019
シャトー・ド・ボーカステル・オマージュ・ア・ジャック・ペラン2020
タピアス・デ・マルケス・デ・リスカル2019
YJAR2018
第4フライト/アルゼンチン/同8分
フィンカ・カナル・ウコ2019
ズッカルディは『ワールド・ベスト・ヴィンヤード』のナンバーワンワイナリー!
ニコラス・カテナ・サパータ2019
アドリアナ・ヴィンヤード ムンドゥス・バシラス・テラエ2019
シュヴァル・デ・アンデス2019
コボス マルベック2019
第4フライトはバランス良好のアイテム揃い
なかでも最高点だったのがポール・ホブスのマルベック
第5フライト/チリ/同10分
ロカス・デ・セーニャ2020 セーニャのセカンドワイン
セーニャ2020 赤い果実、ローズマリーやミント、きめ細かいタンニン、酸味の広がり
ヴィニェド・チャドウィック2020 チャドウィック家のDNAを感じる上質なCS
アルマヴィーヴァ EPU2020
アルマヴィーヴァ2020 ハーフサイズでの供出でしたがエレガント&長い余韻が好印象
クロ・アパルタ2019 凝縮した果実、スパイス、パワーを感じさせるワイン
セーニャとロカス・デ・セーニャを先行試飲をするチャンスがありました。
空気に触れさせることで本領発揮するセーニャ2020
ボルドーワインを彷彿とさせます!
第6フライト/USA その1/同8分
ヴェルテ ラ・ミューズ2019
ヴェルテ ラ・ジョア2019
ヴェルテ ル・デジール2019
ビーター・マイケル レパヴォ2019
ピーター・マイケル オーパラディ2019
安定感ある味わいのピーター・マイケルには惹かれます!
第7フライト/USA その2/同8分
イングルヌックCS2019
イングルヌック ルビコン2019
ボーリュー・ヴィンヤード ジョルジュ・ド・ラトゥール プライベート・リザ-ヴ2019
モルレ・ファミリー・ヴィンヤード クール・ド・ヴァレ2019
カーディナル2019
元気なお姿を見せてくださったコッポラ監督
ルビコンはアロマの凝縮感、複雑味、確たる存在感 18.5/20
第8フライト/USA その3/同10分
クインテッサ2019
ファビア クームスヴィル2019
ジョセフ・フェルプス カベルネ・ソーヴィニヨン2019
ジョセフ・フェルプス インシグニア2019
ダラ・ヴァレ・ヴィンヤード マヤ2019
プロモントリー2017
2017年VTから先行試飲しているクインテッサ
クインテッサ2019は過去最高の出来だと思います、19/20
第9フライト/NZと豪州/同10分
クラギ―・レンジ アロハ2020
クラギー・レンジ ル・ソル2020
クラウドバースト カベルネ・ソーヴィニヨン2019
ウィンズ・クナワラ・エステート ジョン・リドック2019
ペンフォールド BIN169 カベルネ・ソーヴィニヨン2019 ラム肉が似合うワイン!
ジム・バリー ジ・アーマー2018 いつものときめき感がなかったのがとても残念
第10フライト/第11フライト/白ワイン、シャンパーニュ、甘口ワイン/同10分
イングルヌック ブランカノー2020
クラウドバースト シャルドネ2020
シャトー・ダヴィーズ2012 ルクレール・ブリアン スマート&エレガント
クロ・ランソン2009 溌剌感、凛としたスタイル、熟成の変化に期待
クライン・コンスタンシア2019 瑞々しさをまとった甘口、気品あり
クラッハー トロッケンベーレンアウスレーNo.5 黄金色の甘露、極上の甘口ワイン
シャンパーニュ初登場、CH100%のクロ・ランソン
オーストリアのクラッハーも初登場、ドライフルーツや濃厚な蜂蜜
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
マイ・ベスト3
20点評価で、当日のベストワンは 19.5/20のピーター・マイケル
ナパで生産している『オーパラディ2019』
ポール・ホブスの『コボス2019』も19.5/20
酒質が綺麗で、ぶどうの熟度や酸味の印象、余韻に至るまでのバランス完璧
クラッハーのTBAは甘露、笑顔になれるワイン、19/20
2019年5月クラッハーの畑を馬車で散策
場所が変わるごとに空気の変化を体感
微気候が世界屈指の甘口ワインを生み出しています。
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
ワインリスト&レイティング クリックで拡大
資料提供:CVBG
リストにはクロ・アパルタからズッカルディまで記載されています。
CVBGのヤン・ルブルトンさんには、大変お世話になりました。
貴重な時間を共有させていただき、ありがとうございました!
9月1日発売! チリのアイコンワイン『セーニャ2020』とセカンドワイン『ロカス・デ・セーニャ2020』 [ワイン]
2020年は温暖で早熟なヴィンテージ
9月1日に『セーニャ』の新VT2020 が世界市場に向けてリリースされます!
セカンドワイン『ロカス・デ・セーニャ』もデビューします。
セーニャ2020
ぶどう品種:53%カベルネ・ソーヴィニヨン
25%マルベック、15%カルメネール、7%プティ・ヴェルド
熟成:22ヵ月(フレンチオーク90%うち新樽78%/フードル樽10%)
2017年にセーニャを訪問しましたが、岩を多用した建造物のスケールに感嘆、とても興味惹かれました。2005年からビオディナミを導入し、栽培(ぶどうの熟度)や醸造(新樽率)にその効果が出ています。過去に味わったヴィンテージのなかでマイベストは2018年です。香りを利いて、一口味わった瞬間に恋に堕ちました。チャドウィック当主は「暑い年より、冷涼年のほうが、自分が求めるワインスタイル=フィネス&エレガントさが表現できる」と語っています。
2020年は少し温暖な気候でしたが、フレッシュさとエレガントさをまとったワインスタイルで、ラズベリーやチェリーのアロマ、木目細かいタンニン、酸味の印象を含め、すべてがボルドー的なので、長期熟成の変化を定点観測したいワインだと感じました。最新ヴィンテージをよりおいしく味わうなら、カフェに移し少し空気に触れさせてから!
ロカス・デ・セーニャ2020
ぶどう品種:38%マルベック、25%シラー
15%カベルネ・ソーヴィニヨン、14%グルナッシュ、8%プティ・ヴェルド
熟成:22ヵ月(フレンチオーク100%うち新樽65%)
ワインのネーミングは岩が多い土壌に由来し、その地質に敬意を払って命名されました。500メートル近い標高のエリアに、大小さまざまな岩が壮観に連なっている景色はとても印象的だったので、ロカスの名に共感できます。
シラーやグルナッシュの果実味やスパイス感がセーニャとは異なる魅力を醸し出しています。ハーブのニュアンスがあり、タンニンはなめらかで、酸味はクリーン、みずみずしさを感じさせるワインです。
鳥瞰観察
光沢のあるガーネットに紫色のきらめきを帯びたセーニャ(左)
明るい赤紫色の色調のロカス・デ・セーニャ
セーニャとアボカド
訪問時に、アボカドを栽培していると聞いたので、
今回、チリの代表的な食材サーモンと合わせた和風サラダに挑戦!
ワイン王国のwebで、セーニャ2020とロカス・デ・セーニャ2020、および両ワインに合わせたマリアージュについて紹介していますので、お立ち寄りくださると嬉しいです。
宜しくお願いいたします!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
Beyond Bordeaux Tokyo Tasting 2022
ボルドー最大手のワイン商CVBG主催の試飲会
供出されたのは世界のトップワイン52アイテム
第5フライト(チリ)で、セーニャ2020がお披露目されました!
ワインメーカーのフランシスコ・ベッティグ氏(右)
マネージング・ディレクターのフアン・カルロス・パゴラ氏
新登場のロカス・デ・セーニャ!
【ワインの問い合わせ先】
ウィラハン麻未 E-mail:whelehan@gol.com
9月1日に『セーニャ』の新VT2020 が世界市場に向けてリリースされます!
セカンドワイン『ロカス・デ・セーニャ』もデビューします。
セーニャ2020
ぶどう品種:53%カベルネ・ソーヴィニヨン
25%マルベック、15%カルメネール、7%プティ・ヴェルド
熟成:22ヵ月(フレンチオーク90%うち新樽78%/フードル樽10%)
2017年にセーニャを訪問しましたが、岩を多用した建造物のスケールに感嘆、とても興味惹かれました。2005年からビオディナミを導入し、栽培(ぶどうの熟度)や醸造(新樽率)にその効果が出ています。過去に味わったヴィンテージのなかでマイベストは2018年です。香りを利いて、一口味わった瞬間に恋に堕ちました。チャドウィック当主は「暑い年より、冷涼年のほうが、自分が求めるワインスタイル=フィネス&エレガントさが表現できる」と語っています。
2020年は少し温暖な気候でしたが、フレッシュさとエレガントさをまとったワインスタイルで、ラズベリーやチェリーのアロマ、木目細かいタンニン、酸味の印象を含め、すべてがボルドー的なので、長期熟成の変化を定点観測したいワインだと感じました。最新ヴィンテージをよりおいしく味わうなら、カフェに移し少し空気に触れさせてから!
ロカス・デ・セーニャ2020
ぶどう品種:38%マルベック、25%シラー
15%カベルネ・ソーヴィニヨン、14%グルナッシュ、8%プティ・ヴェルド
熟成:22ヵ月(フレンチオーク100%うち新樽65%)
ワインのネーミングは岩が多い土壌に由来し、その地質に敬意を払って命名されました。500メートル近い標高のエリアに、大小さまざまな岩が壮観に連なっている景色はとても印象的だったので、ロカスの名に共感できます。
シラーやグルナッシュの果実味やスパイス感がセーニャとは異なる魅力を醸し出しています。ハーブのニュアンスがあり、タンニンはなめらかで、酸味はクリーン、みずみずしさを感じさせるワインです。
鳥瞰観察
光沢のあるガーネットに紫色のきらめきを帯びたセーニャ(左)
明るい赤紫色の色調のロカス・デ・セーニャ
セーニャとアボカド
訪問時に、アボカドを栽培していると聞いたので、
今回、チリの代表的な食材サーモンと合わせた和風サラダに挑戦!
ワイン王国のwebで、セーニャ2020とロカス・デ・セーニャ2020、および両ワインに合わせたマリアージュについて紹介していますので、お立ち寄りくださると嬉しいです。
宜しくお願いいたします!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
Beyond Bordeaux Tokyo Tasting 2022
ボルドー最大手のワイン商CVBG主催の試飲会
供出されたのは世界のトップワイン52アイテム
第5フライト(チリ)で、セーニャ2020がお披露目されました!
ワインメーカーのフランシスコ・ベッティグ氏(右)
マネージング・ディレクターのフアン・カルロス・パゴラ氏
新登場のロカス・デ・セーニャ!
【ワインの問い合わせ先】
ウィラハン麻未 E-mail:whelehan@gol.com
9月に全世界でリリースされる『クインテッサ2019』は過去最高の仕上がり! [クインテッサ]
ナパ・ヴァレー ラザフォードにあるクインテッサのヴィンテージを先行試飲
【Quintessa2019/クインテッサ2019】
収穫時期:9月18日~10月25日
醸し期間:果皮と共に平均26日
オーク樽:フレンチオークの新樽60%
熟成期間:22カ月
Alc度数:14.5%
瓶詰日:2021年7月6日~14日
ぶどう品種:91%カベルネ・ソーヴィニヨン、4%カベルネ・フラン
2%メルロ、2%カルメネール、1%プティ・ヴェルド
赤系果実のアロマ、様々な要素が層になって広がるワイン
ラズベリー、ブルーベリーのような果実、ローストや燻香、グラファイト(筆箱)や杉、リコリスやスパイス、アーシーなニュアンス、品の良い酸味、木目細かでまろやかなタンニン、若干アルコールのインパクトを感じつつも、口中に広がる酸味とタンニンのバランスが良好、安定した味わい。ワイン・エンスージアスト誌は100点評価
2017年ヴィンテージから毎年試飲してきましたが、ブレがなくバランスも素晴らしい2019年! 私は過去最高の仕上がりと感じました。
Zoomでインタビュー
photo by Quintessa
2020年からワイナリーの外部スタッフとしてマーケティングを担当している
鈴木優子さん(サンノゼ在住)を交えて、
先行試飲&インタビューをさせていただいています。
今回お話を伺ったのはワインメーカーのレベッカ・ワインバーグさん!
カリフォルニア大学ディビス校で栽培と醸造学の修士号を取得後、
2015年からクインテッサに参画し活躍中
レベッカさんが語ったクインテッサと2019年ヴィンテージ
2019年はすべてにおいて理想な要素を備えていたそうです。
テイスティングコメントとして「繊細なニュアンスと深み、長い余韻が楽しめます。花や森、湿った土の香りが複雑に調和し、きめ細かいタンニンと活き活きとした酸があります。透明感と共に緻密さを持つワインです」とレベッカさん
醸造面で、昨年と異なる点は、発酵前にSO2を添加しなかったこと。添加したほうが安心でしたが、収穫したぶどうを見て決断。完成したワインをテイスティングして、判断に間違がなかったと確信したとのことでした。
2018年ヴィンテージから導入したコンクリートタンク
温度管理が容易で、味わいもまろやかになる由
「2018年VTの醸造で学んだことを新たにチューニングしている感じ」とレベッカさん
✼気候変動に絡んだ話題
カリフォルニアでは、再生農法 (有機物を増やし、炭素隔離を促進することで土壌の健全化を再構築する農法)の実践例として不耕起/最小限の耕起、カバークロップ、動物の放牧/共生化等をしています。
カバークロップ(被覆作物)
現在3通りの方法で観察を行っています。
①すき込む(耕す) ②すき込まない ③折り込んだり、踏み潰す
レベッカさんがワイン業界に参入した18年前は、夏は乾燥し、冬は多降雨だったので、
夏は刈り取るように指導を受けていました。
近年、冬に雨が降らなくなり、旱魃も続いているため、温暖化対策として、
3年くらい前から、上記3つの方法のどれがよいか観察中だそうです。
地中の水分の保持や微生物が生息するヘルシーな土壌形成のために、
①のすき込みは、昔ほど行っていない由
最近の研究では、すき込まないほうが良いとの意見が主流
②と③に関しては、地表の温度コントロールに役立つことがわかってきた由
温暖化対策、SDGsにも関わりがあるので、今後の調査を注視
羊の放牧
放牧もカバークロップと同じような効果があるとのこと
ぶどう品種
カベルネ・ソーヴィニョンは重要な存在!
クインテッサとしては、次の50年間を考え、様々なやり方や考え方を取り入れながら、
気候変動対策をしていくので、そのためにもカベルネは要となる品種
オゾンガスの活用
2020年は8月と9月に山火事がありました。
いつも山火事は10月なので、ぶどうへの影響はなかったのですが、2020年は例外。
8月の火事はナパを取り囲む森が焼失し、それによって生じた“灰”が、
太陽光線を遮ってしまったので、日照量が十分に得られませんでした。
ゆえに、2020年の生産を中止にしたワイナリーも出ています。
レベッカさんは、2020年を“そのようなヴィンテージ”と捉え、すべてのぶどうを収穫。
できるだけ良いワインを造ることに専念しました。
多くは通常通りの醸造を行い、一部だけオゾンガスを充満させたコンテナーに入れて、
フレッシュさを取り戻す工夫を施しました。
使用したコンテナーは海運輸送に使うタイプで、
オゾンガスによって、野菜や果物を新鮮に保つことができるものです。
「オゾンガスなら鎖状の構造を持つ煙の分子を分解できる」と考えたレベッカさんは、
コンテナーを活用しました。
2020年ヴィンテージは収量自体、とても少ないヴィンテージになりますが、
その成果に期待したいです。
ビオディナミ農法に関して
クインテッサはデメターの認証を取得しています。
欧州から始まったビオディナミですが、全てを規定通りに行うのではなく、
カリフォルニアの気候に即した栽培をしています。
一例として、シリカはぶどうの成熟に関わる調剤ですが、
カリフォルニアの日照度は欧州とは違うので、
年に1度の散布で十分な効果を得ることができます。
レベッカさんは「ワイナリーに即した方法を取り入れています」と語っていました。
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
photo by Quintessa
毎回参加してくださる輸出担当ディレクターのディエゴ・ギャレイさん
前職はセーニャやアルマヴィーヴァでジェネラル・マネージャーを担当、
日本市場に精通しています。
8月24日に、CVBG主催『ビヨンド・ボルドー東京2022』が予定されており、
今回もクインテッサが出展されるので、再度、しっかりテイスティングしてきます。
ディエゴさんから「白ワイン『イルミネーション』も初出展します」とのお話も!
とても楽しみです。
9月からボルドーのネゴシアンを介して販売されるクインテッサの評価、
大いに期待しています!
【関連記事】
✼クインテッサ2017年ヴィンテージ
✼クインテッサ2018年ヴィンテージ
タグ:クインテッサ2019
盛夏にフォーカスしたフレッシュで清涼感あるブラン・ド・ブラン [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
#1:R & L ルグラ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュット GC
#2:ランソン ブラン・ド・ブラン
#3:ビルカール・サルモン ブラン・ド・ブラン
#4:ランソン ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ブリュット2002
#5: ビルカール・サルモン ルイ・サルモン2008
第1フライトは3種の利き比べ
#1:R & L ルグラ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュットGC
生産者:R&L ルグラ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:4g/L以下
価格:9,724円
輸入元:BB&R
2016年に産経EXに連載していた「ワインのこころ」でルグラを紹介
長年、生産量の大半をフランス国内の星付レストランに納めており、
国外に出る機会がなかったことから、プロのためのシャンパーニュと呼ばれていました。
#2:ランソン ブラン・ド・ブラン
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:7g/L
価格:14,113円
輸入元:アサヒビール
#3:ビルカール・サルモン ブラン・ド・ブラン
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:7~8g/L
価格:15,070円
輸入元:JALUX
左から#1~#3
#1はコート・デ・ブランのシュイィのぶどうのまるみとフィネスが表現されたシャンパーニュ。ピュアでスマート、溌剌さと切れ感、レッドボトムにも注目!
#2はオジェ、クラマン、ル・メニル・シュル・オジェ、ヴェルトゥス、トレペイユ、モンギュー等、グラン・クリュGCとプルミエ・クリュPCのぶどうを70%使い、20年以上オーク樽で熟成させたGCとPCのコレクションの中からセレクトしたリザーヴワインを40%使用。2013年にシェフ・ド・カーブとして着任したエルヴェ・ダンタンさんが手掛けたアイテム。グリーンを帯びた黄金色、ライムやレモン、青リンゴや洋なし、アニスシード、ミネラル、軽いビター感、芯の通った酸味、口中を洗い流してくれる印象
#3はアヴィーズ、シュイィ、クラマン、ル・メニル・シュル、オジェの4村のぶどうを使用。リザーヴワインは33~40%。色調は若干淡いゴールド。白い花、ホワイトバター、南国果実、アーモンドやヘーゼルナッツ、エレガントでバランス良好
第2フライトはトップ・キュヴェ
#4:ランソン ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ブリュット2002
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:6g/L
価格:20,900円
輸入元:アサヒビール
#5: ビルカール・サルモン ルイ・サルモン2008 5月19日出荷開始
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:6~7g/L
価格:39,600円
輸入元:JALUX
左から#4、#5
#4はアヴィーズ、ル・メニル・シュル・オジェ、クラマン、オジェ4村のシャルドネを使用。20年経過しているにも関わらず、色調からも香りからもゆるやかな酸化を感じさせない“若さ”があり、まさにノン・マロならではのアイテム。驚くほどフレッシュ。酸味もあるので、まだ、瓶熟が期待できそう (とは言え、すでに完売の由) 。白い花や白桃、アカシア、アーモンドやヘーゼルナッツ、ロースト香、きれいな酒質
#5はシュイィ40%、クラマン33%、ル・メニル・シュル・オジェ20%、アヴィーズ7%のクリュのぶどうを使用。色調は黄金色で気泡は持続性があり繊細。黄色系果実、洋なし、杉、チョーキーなニュアンス。口中クリーミー、味わいの特徴はシュイィに由来する“塩味”、柑橘系果実、アーモンドビスケット、白胡椒。凛とした酸味を伴って続く長い余韻。
ビルカール・サルモンのオンラインセミナーに登場したブラン・ド・ブラン2種についてはブログにまとめてありますので載せておきます。
限定キュヴェ『クロ・サンティレール』
画像提供:JALUX
ビルカール・サルモンのフラッグシップ『クロ・サンティレール』のぶどう畑
メゾンの裏手にある約1㌶の畑で栽培しているのはピノ・ノワール
ビオディナミ農法を導入していますが、敢えてラベルには記載していません。
2008年ヴィンテージラバーにお薦めしたいルイ・サルモン
ビルカール・サルモンの3大キュヴェ
キュヴェ・エルザベス・サルモン・ブリュット・ロゼ
キュヴェ・二コラ・フランソワ・ブリュット
そして・・・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン
アントワン当主が語ったオンラインセミナーの内容はワイン王国webをご覧ください。
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
御礼、感謝を込めて!
8月31日にジョエル・ロブションで行うシャンパーニュ特別ディナーは、
満席 (現在キャンセル待ち) になっております。
ありがとうございました!
高丸智天シェフソムリエから既に完璧なメニューが届いておりますので、
ご参加予定の皆さま、大いにご期待くださいませ。
密を避け、感染対策には今まで以上に気を配ってまいりますので、
何卒宜しくお願いいたします。
NHK文化センター青山校は8月11日~16日まで夏期休業
第3週のシャンパーニュ講座は休み明けの17日、第4週は24日になります。
良き夏休みを 🥂 🥂 🥂
#2:ランソン ブラン・ド・ブラン
#3:ビルカール・サルモン ブラン・ド・ブラン
#4:ランソン ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ブリュット2002
#5: ビルカール・サルモン ルイ・サルモン2008
第1フライトは3種の利き比べ
#1:R & L ルグラ ブラン・ド・ブラン エクストラ・ブリュットGC
生産者:R&L ルグラ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:4g/L以下
価格:9,724円
輸入元:BB&R
2016年に産経EXに連載していた「ワインのこころ」でルグラを紹介
長年、生産量の大半をフランス国内の星付レストランに納めており、
国外に出る機会がなかったことから、プロのためのシャンパーニュと呼ばれていました。
#2:ランソン ブラン・ド・ブラン
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:7g/L
価格:14,113円
輸入元:アサヒビール
#3:ビルカール・サルモン ブラン・ド・ブラン
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:7~8g/L
価格:15,070円
輸入元:JALUX
左から#1~#3
#1はコート・デ・ブランのシュイィのぶどうのまるみとフィネスが表現されたシャンパーニュ。ピュアでスマート、溌剌さと切れ感、レッドボトムにも注目!
#2はオジェ、クラマン、ル・メニル・シュル・オジェ、ヴェルトゥス、トレペイユ、モンギュー等、グラン・クリュGCとプルミエ・クリュPCのぶどうを70%使い、20年以上オーク樽で熟成させたGCとPCのコレクションの中からセレクトしたリザーヴワインを40%使用。2013年にシェフ・ド・カーブとして着任したエルヴェ・ダンタンさんが手掛けたアイテム。グリーンを帯びた黄金色、ライムやレモン、青リンゴや洋なし、アニスシード、ミネラル、軽いビター感、芯の通った酸味、口中を洗い流してくれる印象
#3はアヴィーズ、シュイィ、クラマン、ル・メニル・シュル、オジェの4村のぶどうを使用。リザーヴワインは33~40%。色調は若干淡いゴールド。白い花、ホワイトバター、南国果実、アーモンドやヘーゼルナッツ、エレガントでバランス良好
第2フライトはトップ・キュヴェ
#4:ランソン ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ブリュット2002
生産者:ランソン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:6g/L
価格:20,900円
輸入元:アサヒビール
#5: ビルカール・サルモン ルイ・サルモン2008 5月19日出荷開始
生産者:ビルカール・サルモン(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
ドザージュ:6~7g/L
価格:39,600円
輸入元:JALUX
左から#4、#5
#4はアヴィーズ、ル・メニル・シュル・オジェ、クラマン、オジェ4村のシャルドネを使用。20年経過しているにも関わらず、色調からも香りからもゆるやかな酸化を感じさせない“若さ”があり、まさにノン・マロならではのアイテム。驚くほどフレッシュ。酸味もあるので、まだ、瓶熟が期待できそう (とは言え、すでに完売の由) 。白い花や白桃、アカシア、アーモンドやヘーゼルナッツ、ロースト香、きれいな酒質
#5はシュイィ40%、クラマン33%、ル・メニル・シュル・オジェ20%、アヴィーズ7%のクリュのぶどうを使用。色調は黄金色で気泡は持続性があり繊細。黄色系果実、洋なし、杉、チョーキーなニュアンス。口中クリーミー、味わいの特徴はシュイィに由来する“塩味”、柑橘系果実、アーモンドビスケット、白胡椒。凛とした酸味を伴って続く長い余韻。
ビルカール・サルモンのオンラインセミナーに登場したブラン・ド・ブラン2種についてはブログにまとめてありますので載せておきます。
限定キュヴェ『クロ・サンティレール』
画像提供:JALUX
ビルカール・サルモンのフラッグシップ『クロ・サンティレール』のぶどう畑
メゾンの裏手にある約1㌶の畑で栽培しているのはピノ・ノワール
ビオディナミ農法を導入していますが、敢えてラベルには記載していません。
2008年ヴィンテージラバーにお薦めしたいルイ・サルモン
ビルカール・サルモンの3大キュヴェ
キュヴェ・エルザベス・サルモン・ブリュット・ロゼ
キュヴェ・二コラ・フランソワ・ブリュット
そして・・・ルイ・サルモン ブラン・ド・ブラン
アントワン当主が語ったオンラインセミナーの内容はワイン王国webをご覧ください。
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御礼、感謝を込めて!
8月31日にジョエル・ロブションで行うシャンパーニュ特別ディナーは、
満席 (現在キャンセル待ち) になっております。
ありがとうございました!
高丸智天シェフソムリエから既に完璧なメニューが届いておりますので、
ご参加予定の皆さま、大いにご期待くださいませ。
密を避け、感染対策には今まで以上に気を配ってまいりますので、
何卒宜しくお願いいたします。
NHK文化センター青山校は8月11日~16日まで夏期休業
第3週のシャンパーニュ講座は休み明けの17日、第4週は24日になります。
良き夏休みを 🥂 🥂 🥂