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アジア初! バンケット・オブ・ネイチャー by ペリエ ジュエ / A Banquet of Nature by Perrier-Jouët @Nicolai Bergman Hakone Atelier [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

  ペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン第8代目最高醸造責任者
 2020年10月、エルヴェ・デシャンさんからバトンの引継ぎをしました!
 2018年にエルヴェさんと共に来日していましたが、今回初めてプレスの前に登場!

 情熱記憶直感
 セヴリーヌさんを表す3ワードです!
 15歳で将来のキャリアとしてワイン醸造の道を選択、ワインへの情熱の原点
 ぶどう収穫と圧搾する時に放たれる香りは、幼い頃の記憶と深く結びついて・・・
 ブレンドするワインを選ぶ時は、先入感なく味わう為、何も見ず、直感の成すがまま

 1975年 シャンパーニュ地方ランスに近い、シルリーにて生誕
 2001年 ランス大学を卒業、ワイン醸造学の学位を取得
 2002年 パイパー・エドシック&シャルル・エドシックに参画
 2006年 醸造と環境マネージャー職に
 2012年 醸造マネージャーに就任
 2016年 アシスタントセラーマスターの職に就いた後、
      パイパー・エドシックのセラーマスターとなり活躍
 2018年 ペリエ ジュエに入社
 2020年 同メゾンの8代目セラーマスターに就任し、現在に至る

 
              o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。



 箱根強羅の自然美のなかで


 会場はニコライ バーグマン箱根アトリエ
 

 緑と白に彩られた涼やかな“しつらえ”


 Sensorial Experience
 セヴリーヌ・フレルソン考案の新しいテイスティングメソッド
 ペリエ ジュエのシャンパーニュのフローラルかつ繊細なスタイルを追求する試みで、
 植物のライフサイクルを、テロワール、萌芽、開花、成熟の4つに分け、
 各ステージに焦点を当てながら、サイクルを体感する斬新なアプローチ!

 矢車菊、ジャスミン、スミレのエキス&白亜質土壌の小片を使ってテロワールを知る
 
小瓶の①香りだけを利く、②白亜質の塊に注いで香りを利く、③白亜質の小片に触れる。
①と②は嗅覚のレッスン、③はシャンパーニュ地方のテロワールである白亜質の塊に触れることで、土壌由来のミネラルを体感。
矢車菊の香りを利き取るのが少し困難でした。
セヴリーヌさんは、「矢車菊はペリエ ジュエの繊細さ、デリケートさを表現しています。香りを利き取りにくいと言う方もいますが、その方たちは、他の人が感じ取れなかった他の香りを、利き取れる場合が多々あるので、気にしなくて大丈夫です」とおっしゃってくださいました。でも、“デリケートさの象徴=矢車菊の香り”はキャッチしたいので、しばし、修行を積まねば!


 ジャスミンは典型的なフローラル感
 スミレは繊細さや上品さ等、ペリエ ジュエのシャンパーニュのすべてを包括している由


   ホワイトカーネーション、エンジェル・ウィングス、胡蝶蘭の触感から萌芽を体感
    
   カーネーションはデリケートさ、やわらかさ
   エンジェル・ウィングスはビロードやシルク感
   胡蝶蘭は外側はデリケートさやなめらかさ、内側は直線的なミネラル感
   嗅覚と触覚を刺激しながら、
   ベル エポックのブラン・ド・ブラン2012をテイスティング
   目を瞑ってシャンパーニュを味わうと、先の五感体験が重なり合う印象


      ホワイトパンジー、金蓮花を食して開花を感じる
      2種のエディブルフラワー(edible flower/食べられる花)

     ①花びらだけ、②おしべと花びら、の順で食す。
     ホワイトパンジーはデリケートさとシルク感
     金蓮花はホースラディッシュのような辛みがありましたが、
     セヴリーヌさんは「ミネラルとフレッシュ感」とコメント

     シャンパーニュのテイスティングでは、視覚、嗅覚、味覚は体験しても、
     触覚を試すことはなかなかないので、とても面白いアプローチでした。
     あと、ひとつ・・・気泡の弾ける音は、聴覚でしっかりキャッチ!


             o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。


 Gastronomic Experience ~Maison Perrier-Jouët × élan
 厨房を仕切っていたのは『エラン』の信太竜馬エグゼクティブシェフ
 ペリエ ジュエの華やかさを引き立てる料理を披露してくださいました!
 視覚&味覚ともに本当に見事な逸品ばかり、参加者全員大満足のマリアージュでした。
 さすが信太シェフ[わーい(嬉しい顔)]


 鮎 クレープ 花ズッキーニ シヴェ

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 ペリエ ジュエ ブラン・ド・ブランNV
2017年に世界に先駆け日本でリリースされたシャンパーニュ。フローラルで繊細、サンザシや菩提樹、白亜質に通じるミネラル、緊張感のあるブラン・ド・ブラン


      Terroir / テロワール
      ホタテのメルバ キャビア シャンピニオン ざくろ

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       ベル エポック ブラン・ド・ブラン2012
前任者エルヴェさんと仕上げたVT。クラマン村のブーロン・ルロワとブーロン・デュ・ミディの2区画のシャルドネを使ったメゾン最高のブラン・ド・ブラン。セヴリーヌさんは門出のリキュールを担当、メニル・シュル・オジェのクリュのワインで、VTは2014を使用したそうです、ドザージュ量は6g/L


    Awakening / 萌芽
    ベル エポック 2013
    甘鯛 アーティチョーク シャンパーニュのサヴァイヨン
甘鯛の皮をカリカリに焼いた味わいとシャンパーニュのミネラル感が融合した絶品のおいしさ。セヴリーヌさんが、人生で初めて魚の皮を食した瞬間だったかも・・・


 Flowering / 開花
 エディブルフラワーを添えた信太シェフ渾身のパイ包み


 和牛フィレ パイ包み 黒トリュフ フォアグラ


 ベル エポック1999と合わせて
太陽に恵まれた1999年のキーワードは“比類のなさ”。トースト、砂糖漬けの生姜、白コショウのニュアンス。シャンパーニュのなかのロースト感が焼いた和牛の味わいと相乗


     Maturity / 成熟
     ベル エポック ロゼ2013 と チェリー 柑橘 スパイス
10月に収穫したシャルドネは熟度にあふれ、そこに成熟した赤ワイン(ピノ・ノワール)をブレンド。豊かな味わいでシルクのようなタッチ


 セヴリーヌさんとの初ショット
 ワイン王国の村田惠子編集長と


 Dress Codeは Something Green
 ベル エポックと同化できました!



             o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。



 記憶に残るヴィンテージについて
 新鮮だったバンケット・オブ・ネイチャー
 7代目エルヴェさんが「感性が似ている」と語っていたのですが、対面し、実感!
 私は、初質問として、「今までで感銘を受けたヴィンテージVTは?」と伺ってみました。

✥1985年 1月がマイナス36度にまでなった酷寒のVT
✥2004年 ぶどうの出来がとても良く、収穫途中で、収量増量を決定した例外的なVT
✥2008年 ストラクチャ―、フレッシュさ、長期保存するのに最適な素晴らしいVT
✥2019年 すべてひとりで手掛けたVT、ポテンシャルある年だったことに満足
✥1979年 入社時、7代目のエルヴェさんが試飲させてくれたVT。
     マグナムで供出された。6代目アンドレ・バブレさんとは面識がないものの、
     シャンパーニュを味わった瞬間、彼がどのような人だったかが感じ取れた。
     メゾンの歴史を時空を超えて体験できたVT


        今年はエミール・ガレのデザインから120周年
  1902年にアール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレがデザインして描いたアネモネ
  ベル・エポックのボトルを華やかに彩っています。
  今年は記念すべき120年目なので、限定エディションのリリースも予定されています。
  楽しみにお待ちください🥂🥂🥂



      感染対策を徹底して実施されたバンケット・オブ・ネイチャー
      雄大な箱根の自然のなかで、コロナ渦中の閉塞感が発散ができました。
      ペルノ・リカール・ジャパン(株)、「ペリエ ジュエ チーム」の、
      いつもながらの細やかなご配慮に深く感謝しております。
      ありがとうございました!

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