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『メゾン マム』のRSRV ロゼ・フジタ発売記念ディナーはレオナール・フジタの作品と共に! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

メゾン マム RSRV(アール・エス・アール・ヴイ) のニューフェイスは『ロゼ・フジタ』


スペシャル・ディナーの会場はミシュラン二つ星ピエール・ガニェール
現在、世界で14店舗を展開、高級レスランからビストロ、ステーキハウス等、様々なジャンルに取り組んでいます。この日は赤坂洋介エグゼクティヴ・シェフがウルトラプレミアム・レンジのメゾン マムRSRVのシャンパンに合わせた素晴らしい料理を考案してくれました。

デイデイエ・マリオッティ最高醸造責任者のナビゲートで

レオナール・フジタの絵画とディディエ氏

今年はレオナール・フジタ没後50年

Photo by Fumiko
ランスのメゾン マムと至近距離にあるノートルダム・ド・ラぺ礼拝堂
レオナール・フジタの思いが今も息づいています。

ウェルカムシャンパンはグラン コルドン


テーブル上にあるプリント物は銀座『日動画廊』の紹介文です。
ディナー会場には長谷川徳七社長ご夫妻のご厚意により貸し出されたフジタの8作品(時価4億円以上)が展示されており、ご夫妻も同席なさっていました。
昭和8年に同画廊に立ち寄ったフジタと前社長との出会いから交流が始まり、戦前は10回以上の個展やグループ展を開催してきたという日動画廊。81歳で他界したフジタの葬儀には当時29歳だった長谷川氏も参列なさった昔話もあり、長谷川社長は「フジタとの出会いによってヨーロッパ絵画を扱う大きなチャンスを得ました」と述べていました。



壮観、大容量マチュザレム(6,000ml/ 8本分)
フレッシュでありながら奥行きのある味わいは魅力的


コルクも重量級

ラベルの変遷
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大好きな映画『カサブランカ』には初期のラベルが使われていますが、現在のボトルは世界的デザイナーのロス・ラブグローブ氏がデザインしました。



ピンクとグリーンの対比がイイ感じ


繊細さを感じるフィンガーフード


レオナール・フジタへのオマージュとして創り出されたロゼ・フジタ

ディディエ氏の背後にあるフジタの作品、おわかりいただけますか。

RSRVとは“リザーヴ”を意味しています。新しいコレクションに名をつけるにあたり、ディディエ氏は「メゾンの歴史に思いを馳せ、その時にメゾンにとって最も大事なものはブラン・ド・ブランであるとの結論に達しました。元々、弊社のブラン・ド・ブランは大切な友人への贈りものとしてキープしておくアイテムであり、ラベルは付けず、大事にとっておく特別なワインでした。RSRVはすでに発売されているブラン・ド・ブラン2012、 ブラン・ド・ノワール2008、ブリュトNVと、ロゼ・フジタの4アイテムになりますが、今回、ロゼを発売するにあたり、当然のように、弊社と深いつながりのあるフジタの名が浮かびました」と解説しました。

卓越したテロワールとグラン・クリュのみのぶどうから造られる最高級のRSRVは昔から傑出したワインにのみ記されてきた識別コードであり、RSRVの印こそがメゾン マムの最高評価のシャンパンであることを示しています。

5月8日にデビューしたロゼ・フジタ

メゾンの親しい友人だった日本人画家レオナール・フジタへのオマージュとして誕生したロゼ・フジタ、ボトルネックにフジタの“バラ”が描かれています。


ディルの香るフランス産アスパラガス、ホタテ貝とモルタデッラ × ロゼ・フジタ、絶妙なハーモニー



ディデイエ:私にとってロゼは夏のイメージ。既存のグラン コルドン ロゼは日中に飲む感じですが、ロゼ・フジタは夏でも夕暮、夕日がピンクやオレンジに変わった頃です。気温も若干落ちかかっていながら、まだ、温かさが残っている空気感、そのような時間帯をこのキュヴェに再現したいと思いました。柑橘系ならブラッドオレンジ、つぶした甘いフルーツソースのような赤い果実、その背後にかすかなスパイスのニュアンスがあり、それが複雑性をもたらせています。


「とても良いマリアージュ!」とディディエ氏も絶賛

ブラン・ド・ブランは白亜質の世界を意味するクラマン100%
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友人たちにシャンパンを贈る時、(右上の)角を折り込んだ訪問カードを添えるしきたりがあり、その伝統を模したラベルデザインになっています。これは特別な友人への敬意と信頼の証です。



ディディエ:ブラン・ド・ブランこそが、RSRMの元祖と言えるもので、正確性があり、ピュアでシンプル。ものごとは単純であればあるほど間違いができないので極めるのが難しいです。このシャンパンは空気感、フレッシュさがあり、レモンやライム、かすかに白い花も感じます。それからクラマン村のテロワール、それは白亜質に由来するミネラルで若干塩味のある印象です。クラマンはフランス語の古語で“白亜質の世界”を意味しています。私にとっては緊張感があり、まっすぐな印象のシャンパンです。


ライムバターの香る的鯛のグルエ、オニオンフォンデュとマンゴー、ロケットサラダと共に
シャンパンから感じるレモンやライムと渾然一体、美味!

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五感を刺激するマリアージュ

今世紀最高のヴンテージ2008
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ディディエ:ブラン・ド・ブランと対極をなすアイテム。コレクションに入れるにあたり、幣社が所有しているモンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ畑ヴェルズネイのピノ・ノワールを使って造りました。ヴェルズネイは北向きなのでそれほどパワフルなピノではなく、ブラン・ド・ブランと同じようなミネラル感がありますが、それは火打石由来のミネラルです。果実感としては熟れた果物、ドライフルーツ。特筆できるのはヴィンテージで、2008年は1996年以来の優れた酸味を有しており、このシャンパンには複雑みと力強さとともに直線的な緊張感があります。

ディディエさんは、「1996年と2008年ヴィンテージは良く似ている」と語っていましたが、2008年を「優しくて穏やかな1996年」と表現していたのが印象的でした。1996年ヴィンテージは20年経過しても酸が活き活き、30年以上熟成可能なヴィンテージだと私は思っています。



岩手県産ホロホロチョウのロースト、コンテチーズ、才巻海老、モリーユ茸のフリカッセとグリンピース × ブラン・ド・ノワール
ホロホロチョウのソフトな食感、素材から伝わってくる様々な要素がピノ・ノワールの洗練された味わいと2008年VTのしっかりした酸味と相乗してナイス!


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独特な細長いボトルネックはワインのアロマをさらに引き出し、穏やかな熟成を促します。



RSRVシリーズは裏ラベルに瓶詰日(2009年6月)、デゴルジュマン(2017年1月)の記載あり。


ブラン・ド・ノワールのキャップシュールはシンプルな黒色


デザートは赤いフルーツのコンポート、ロゼ・フジタのシャンパンを使ったムース、フランボワーズのアイスクリーム × ロゼ・フジタ
これは色で合わせるマリアージュ、見事な着地になりました!


当日供出されたRSRVのロゼ・フジタを手に

製品についてのお問い合わせはペルノ・リカール・ジャパン ℡03-5802-2671


メゾン マムRSRV ロゼ・フジタが楽しめるレストラン
RSRVは希少なシャンパンなので、ごく限られたレストランでのみ味わうことができます。
★グランドハイアット東京「The Oak Door」/ ボトルのみ
★Dominique Bouchet / ボトル、6月末までグラス販売実施中
ブラン・ド・ブラン(ボトルのみ)
★銀座レカン/ ボトル、6月末まで販売実施中


レオナール・フジタ(藤田嗣治)関連情報


没後50年を記念して7月31日(火)~10月8日(月・祝)まで上野の東京都美術館で『藤田嗣治展』を開催>>>https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_foujita.html

フジタの作品を観た後は、メゾン マムのグラン コルドン ロゼを是非!

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ローラン・ペリエのアレクサンドラ当主を迎え発売から50周年のキュヴェ・ロゼを堪能! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

愛娘ルーシー嬢を伴って

輸入元サントリー・ワイン・インターナショナル(株)の招聘で来日したローラン・ペリエのアレクサンドラ・ペレイル・ドゥ・ノナンクール当主(右)とルーシー嬢
ポメリー、ヴーヴ・クリコ、ボランジェ等、昔からシャンパン業界では女性の活躍が目立ちますが、今世紀に目を向けて見ると、エレガント系の女性当主の筆頭は何と言ってもアレクサンドラ当主! 高級シャンパンのイメージにぴったりです。



一昨日、NHKのBSプレミアムで『ロイヤルウエディング ワインに秘められた物語』という番組が放映されていました。2011年に執り行われたウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんのロイヤルウエディング話題で、挙式後に開催されたチャールズ皇太子主催の晩餐会に、ロイヤルワラントの ローラン・ペリエが振舞われたというお話でした。現地訪問を交えながらメゾンを丁寧に紹介していましたが、大橋健一MWがゲストとして同席していらしたこともあり、ワインやシャンパンについてはとてもわかりやすい説明になっていたと思います!

ロイヤルワラントのシャンパン

資料提供:英国政府観光庁
ローラン・ペリエはチャールズ皇太子が推奨する唯一のシャンパンメゾン。ヘンリー王子とメーガン・マークルさんのロイヤルウエディングでは、レセプションでポル・ロジェ(ブリュット・レゼルヴ)がサービスされましたが、ポル・ロジェはエリザベス女王推奨のメゾンです。




5月22日、アレクサンドラ当主を囲んでのディナーの席で、「ヘンリー王子の結婚式ではローラン・ペリエが供出されましたか?」と質問したところ、「私たちも王室からの連絡を待っているところなんです。身内の方々との夕食会では飲まれたようですが、今週(5月第4週)はチャールズ皇太子の70歳の誕生日の祝賀イベントがあるので、その折、ローラン・ペリエでお祝いするようです」とおっしゃっていました。

キュヴェ・ロゼ誕生から50年!
200歳を越える若いメゾン『ローラン・ペリエ』


独立系家族経営のメゾン『ローラン・ペリエ』の創業は1812年。1948年にベルナール・ドゥ・ノナンクールさんが跡を継ぎ、その段階で100位に甘んじていました。しかし、創造性に富んだアイデアでユニークなアイテムを次々とリリースし、わずか40年で、世界第4位に躍進。現在契約農家は約2000軒ありますが、信頼関係を保つことを何より大事にしていたドゥ・ノナンクールさんの足跡を見事に反映しています。

供出シャンパン
La Cuvée/ラ・キュべ

誕生までに16年かかったメゾンの顔。圧搾時に使う果汁は80%。一番搾りのうち、最初と最後に流れてくる約2hl前後の液は使わないで、中心となるキュベのみ使うので“La Cuvée”、だから「大文字よ」とアレクサンドラ当主。シャルドネの比率を5%アップし、熟成期間も1年延長したNV、より上質感が増しました。

ピュア、爽やか、エレガントなCuvée Rose/キュヴェ・ロゼ

1968年にデビューしたセニエ法のロゼ・シャンパン。シャルドネを重視しているメゾンがリリースしたピノ・ノワール100%の画期的なシャンパンです。南向きの畑のぶどうを使い、ロゼ専用の施設で仕込みます。除梗してタンクに入れ、マセラシオンは48時間から72時間、瓶熟5年間、マグナムはさらに1年延長しています。
守備範囲の広いロゼ、私のお気に入り。誕生してから今年で50年になりました!

Cuvée Alexandra2004/キュヴェ・アレクサンドラ2004

凛とした風情のあるロゼ・シャンパン



グラン・クリュ畑のピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟したので、同時に収穫できた1982年。とても珍しい出来事でした。同メゾンではピノ・ノワールのマセラシオン(キュヴェ・ロゼでの経験)をさらに進化させ、そこに20%前後のシャルドネをブレンドすることにします。より長熟のシャンパンになると確信したからです。爽やかでしっかりとしたストラクチュアのロゼ・シャンパンはセラーのなかでデビューする日を待っていました。

香水業界で働いていたアレクサンドラさんが父親に「結婚したい」と伝えたのは1987年のことでした。それが契機となり、同年10月に執り行われた結婚式で、花嫁の父のスピーチに代わり、ベルナールさんの気持ちを雄弁に語っていたのが、花嫁の前に登場した『キュヴェ・アレクサンドラ・ロゼ』という名のシャンパンでした。
アレクサンドラさんは「父の気持ちが直接心に響いてきた」と語っていました。
そして・・・
「父が一緒に働こうよと語りかけているのがわかりました」とも言っていました。
素敵なシャンパン誕生の秘話とアレクサンドラさんがシャンパン業界に参画することになった経緯です。

このシャンパンの色調について「シャンパーニュ地方の冬の時期、夕暮れの空に広がる燃え立つような夕焼け」とアレクサンドラさん。夕焼け色、なるほど!

グラン・クリュ畑のピノ・ノワールとシャルドネが同時に熟さないと造れないキュヴェ・アレクサンドラ・ロゼの初ヴィンテージは1982年(1987年に市場デビュー)、その後は85年、88年、90年、97年、98年、そして現行ヴィンテージの2004年。今後の予定として2006まで決まっています。

Menuは


当日の料理は六本木フィリップ・ミルの藤田博和料理長が担当。すべてはシャンパーニュ地方にいるミルさんから送られてきたオリジナルメニューで、『レ・クレイエール』でも提供していない内容とのこと。「フィリップ・ミルは不在ですが、彼の気持ちはここにあります」と料理長。


グロゼイユでマリネした鮪のタルタル
ロゼ色の様々な大根パレット ピンクパッパ―のアクセント
「海の底を見ているみたい。ロゼは食事と色で合わせてということが大事ですね」と当主


Photo by Fumiko (2017年3月撮影)
パレットに描いた様々な彩り野菜のマリネ 大根のジュレ by Philippe Mille



ブルターニュ産オマール海老のロティ バスク唐辛子のポアン バーベーリー香るビスク
ロゼ色のシャンパンソースを纏ったカッペリーニ キャビアを添えて


香ばしく焼き上げた鴨胸肉と赤玉葱 ビーツを彩った小蕪
苺とリュバーブのコポーを添えて

デザート



ミルフィーユしたフィーユ チェリーの香り
レ・クレイエールのミルさんの元で働いていた石田さんなので、彼の美的センスがきちんと伝授されている感じ、お見事!


Photo by Fumiko (2017年3月撮影)
六本木テラスに舞い散る“桜” by Philippe Mille
ミルさんならではの繊細なデザートは本当にきれい!


カラーの着物で感謝の気持ちを!

Photo by Tadayuki YANAGI

素敵な親子は偉大なベルナール・ドゥ・ノナンクールさんのDNAを継いでいますね。
ちなみに前当主の身長は195㎝だったとか。
日本初来日のルーシーさんは本格的にワイン学習中。今回京都や大阪を訪問なさった由。「東京と日本酒にびっくり」と。近年、フランスでは日本酒への関心が高まっていて、どのように味わうか、どのようなマリアージュがあるのか等、皆さま、熱心だそうです。

私の“カラーの絵柄”の着物はローラン・ペリエのイメージフラワーの“白いカラー”に合わせて仕立てた一点。来日したアレクサンドラさんには絶対に見ていただきたかったので、喜んでいただき、光栄でした。[黒ハート]

ローラン・ペリエの華麗なロゼの世界!
幸せな時間を共有させていただき、アレクサンドラ当主&ルーシーさん、ありがとうございました!
サントリー・ワイン・インターナショナル(株)の新村聡執行役員、ギョーム・パイヤール日本担当・インターナショナルキーアカウントマネージャー、ローラン・ペリエのアンバサダーフィリップ・ソーゼットさん、阪本琢哉さん、ありがとうございました!
六本木フィリップ・ミルの皆さま、お世話になりました。 


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ポル・ロジェのセラーから発見された118年前の運命的なシャンパンボトル! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

118年を経て発見されたシャンパン!

(左から)
奇跡的なボトル発見で喜びのローラン・ダルクール社長、ドミニク・プティ セラーマスター、ユベール・ドビィ5代目当主、クリスチャン・ドビィ4代目、新任セラーマスターのダミアン・カンブル氏

歴史的セラーの上に新しいパッケージ設備を建設するため、地質調査をしていた時に、空洞に突き当たり、中にあるガラス片を発見。ポル・ロジェのセラーには埋もれたシャンパンがあることはわかっていたので、プティ氏は折に触れ、空洞がないか、執念で調べていました。その彼が、リタイアを控えた今年1月15日、探し求めていたシャンパンと劇的対面! 
ダルクール社長いわく「これは運命」と語っていました。

セラーマスターのドミニク・プティ氏とダミアン・カンブル氏

ドミニク・プティ氏(左)、ダミアン・カンブル氏
セラーマスターのドミニク・プティ氏は25年『クリュッグ』に勤務。その後19年はポル・ロジェで手腕を発揮しました。今月3月末で退任なさるのですが、今回のオールド・ヴィンテージ発見には、彼の強い想いがありました。新任のダミアン・カンブル氏は1年前からプティ氏についてポル・ロジェスタイルを習得。シャンパーニュ地方出身の彼は、ニコラ・フィアットに15年、協同組合(グッド・ドール)で研鑚を積んできたつわもの。ポル・ロジェのメンバーから深く信頼されています。


118年を経て発見された運命的シャンパンボトル
1900年2月23日セラー崩壊
この日、予期せぬ惨事が起きました。
午前2時頃、雷のような鈍い轟音が起こり、2時間後のけたたましい音でモーリス・ポル・ロジェとセラーマスターのルクルーは異常に気付きました。激しい音の出処はカーヴで、巨大な地下室の一部は陥没、隣接の建物は崩壊していました。
保管していた大量の樽やボトルは破損し、事故の損失は500樽と150万本のボトル!
雨が多かった1900年、カーヴの石灰質(チューク層)が水分を吸収し、カーヴ内がもろくなっていたことが原因の崩壊でした。
『ブルゴーニュワイン100年のヴィンテージ 1900年ー2005年(白水社刊)』の1900年の気候を見ると、「7月末、北部で非常に激しい雷雨があり、この年を台無しにしてしまった。28日夜、モレ=サン=ドニやジュヴェ=シャンベルタンの集落でとりわけ大きな被害を出し、泥が道にあふれ、多くのカーブが浸水した」との記述があり、雨が多かったことがわかります。

2018年1月15日埋もれていた宝発見
地下で、地質調査を見ていたプティ氏とカンブル氏。ちょうどプティ氏が地上にあがった時に、空洞から割れたガラスの破片、その後に無傷のボトルたちが! 見つけたボトルを持って一目散に地上のプティ氏のもとに駆け付けたカンブル氏。これこそ、プティ氏が何年もかけて探し続けていたボトル(古くて1887年、若くて1898年)、貴重な宝ものが遂に見つかったのです!

映画のようなストーリー、今月引退のプティ氏だけにダルクール社長の話を伺っていて、感無量になりました。地下のカーヴは石灰質(チョーク質)が湿っているため、現在調査は待機中。シャンパンボトルの調査を楽しみに待ちたいと思っています。

ドイツ軍が唯一の顧客

『ワインと戦争』は副題がヒトラーからワインを守った人々です。
本のなかに登場するブルゴーニュのドルーアンでも壁に穴を開け、略奪されないように大事なワインを隠していました。ポル・ロジェでも、チャーチルの好きな1928年VTや大事なVTは隠していたので、古いものでは1892年、1904年、1914年、1921年といったVTが少量ながら保管されています、凄いことです。

ポル・ロジェ発刊の本には、ポル・ロジェのシャンパンがドイツ人のワイン商によって取引されていたことが記されています。
ワイン商の記録として「1940年8月から1944年8月まで、毎週35万本のシャンパンがドイツ軍に納品され、そのなかで、ポル・ロジェは4年間で118万本販売していた」と。
戦時中、メゾンにとっての唯一の顧客はドイツ軍であり、2万本程度はドイツのレストランやホテル、フランスのナイトクラブに供給されていて、在イタリア日本国大使館の大使もポル・ロジェを購入していたとの記録もあります。モーリス・ポル・ロジェは「戦時中はドイツ軍が唯一の顧客だった」と語っていますが、同時に苦い思い出でもあったようです。

ポル・ロジェにとっての吉報


ここ数年発信されている『World's Most Admired Champagne Brands 2018(Drinks International)』のランキングですが、1位のルイ・ロデレールは100%納得できます。醸造&栽培に秀でているレカイヨン氏の凄さには脱帽です。2ランク上がり2位になったポル・ロジェ、飲めばわかる酒質。減農薬で長期的展望に立ち持続可能な農法を行っています。そして3位のシャルル・エドシック、ippinで紹介した時(2015年10月)、そのリアクションの少なさに唖然としましたが、私はこのメゾンこそ、知る人ぞ知るメゾンで良いと思っています。3位までは同意です!


ダルクール社長は、「今年は嬉しい出来事がたくさんあって」と満面の笑みを浮かべていました。
次なる夢は、ロイヤルワラントのポル・ロジェを、ヘンリー王子の結婚式のシャンパンとして供出させたいようです(笑)。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式にも登場していたポル・ロジェだけに期待は高まります。さらなる飛躍を!

■ポル・ロジェについてのお問い合わせはジェロボーム株式会社 ℡03-5786-3280まで

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アンリオ家の歴史をつなぐ『キューヴ38』、世界に先駆けサードエディションを披露@アピシウス [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

ソレラシステムによる“永遠のリザーヴ”ワイン

2015年、アンリオ ファミリー グループの8代目社長に就任したジル・ド・ ラルズィエールさん
右後方にあるファーストエディションの容器は、キューヴ38のタンクを模した形になっています。
シャンパーニュ地方アンリオ、ブルゴーニュ地方ブシャール・ペール・エ・フィス、シャブリ地区ウイリアム・フェーブル

輸入元ファインズ主催のチャリティ試飲会のために来日したド・ ラルズィエール社長が、別開催のメーカーズランチで、6月発売予定の『キューヴ38』のサードエディションを披露しました。


会場はフレンチの名門『アピシウス』

ウェルカムシャンパンは注目のロゼ ブリュット ミレジメ 2008

口開けはインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で、金賞&トロフィーをW受賞しているアンリオ自慢のヴィンテージ・ロゼ。秀逸なロゼはワインのこころFB版で紹介させていただきました。

時間を大事にしているアンリオとアピシウス


サービスしてくださったのは2013年からアンリオのアンバサダーとして活躍している情野博之シェフソムリエ。「ムニエは使わず、シャルドネとピノ・ノワールという対照的なぶどうをブレンドしているメゾンで、NVのブラン・ド・スーヴェランにしても4年間という長い熟成を経ています。出汁を取って、じっくりと仕上げていくうちの料理ととても良く合っていますし、お客さまもアンリオ好きの方が多いと感じています」と語っていました。


ロゼと前菜の鰆のフライ、鯨のカルパッチョを合せると、切れのよい酸と軽いタンニンが口中をリフレッシュ!鯨の登場に初めは驚いていた同社長ですが、相性には満足なさっていたご様子


綺麗な温製鮑と茸のモザイク仕立てのテリーヌ
右上には)オリーブオイルで伸ばしてペースト状にした鮑の肝

キューヴ38 ファーストエディション&サードエディションの解説

photo by Fumiko (2015年11月)

『キューヴ38』は467ヘクトリlットルのステンレスタンクの名前で、シャンパンもそれに由来しています。現在、このタンクのなかには1990年から昨年収穫した2016年までのワインが入っています。ソレラシステムで継ぎ足してきたリザーヴワインです。

スペインのシェリーの熟成法で、3~4層に積み上げられた樽の最上部には一番若いワイン、下部になるにつれて樽内のワインは古く、最下部は床(スエロ)近くにあるのでソレラと呼ばれていて、一番古いワインが入っている。シェリーを造る時、ソレラから適量のワインを抜き取り、抜き取った部分には上部の樽からワインを補充。さらに、その樽の空き部分にはその上の樽から補充していくというシステム。ソレラの樽には何年にもわたるワインが混在していることになる。

アンリオでは毎年約20%の量をキューヴ38から抜き取り、うち約17%はNVの『ブリュット・スーヴェラン』と『ブラン・ド・ブラン』用リザーヴワインとして、残りの約3%は『キューヴ38』に使っています。
タンクから抜き取った空スペースには、シェリーのソレラと同様、収穫したばかりの若いワインを加えます。キューヴ38が“永遠のリザーヴ”と呼ばれているのは、シャルドネハウスと形容されるアンリオの、1990年から今に至るまでのシャルドネがタンクのなかで受け継がれているからです。


本邦初のサードエディション

風呂敷に包まれて登場した『キューヴ38』のサードエディション


若干軽量化した容器、情野ソムリエの姿が写って!

ボトルの表と裏をチェック

(左)キューヴ38 ファーストエディション
ベースワインは1990年から2007年までの18ヴィンテージ
(右)キューヴ38 サードエディション
ベースワインは1990年から2009年までの20ヴィンテージ


生産本数とティラージュ(2次発酵のために酵母と蔗糖を加えて瓶詰)した日付を明記
(左)1,000本中292本目のボトル、ティラージュは2009年、デゴルジュマンは2014年9月、ドザージュは3.5g/L、1500ml 、参考価格10万円(税別)
主要な輸出国は米国、イタリア、英国、日本で、ファーストエディションは500本をフランス本国で販売
(右)990本中93本目のボトルで、ティラージュは2011年、デゴルジュマンは2016年6月、ドザージュは3.2g/L、1500ml、価格は未発表

デイアムコルクを導入


アンリオファミリーグループでは1992年からDIAMコルク(ブショネの元になるTCAを生成させない処理をしたコルク)の研究(コルクの均一性、ワインの熟成の具合等)を進めていて、2000年代になってから、ブルゴーニュの白のエントリーレベルから導入。現在ではウィリアム・フェーブルは100%、ブシャール・ペール・エ・フィスの白も100%、シャンパンはブラン・ド・ブランに導入しているので、キューヴ38もディアムコルク。コルクにはDIAMANT(商標)の刻印があります。

ド・ ラルズィエール社長は「ディアムの導入に関して、最初は周囲の反応が大きくて、かなり騒がれましたが、今では多くのワイナリーが使っています。我々は伝統に従い、テロワールを尊重し、それを表現するようにしながら、モダンな技術を使い、新しいものを取り入れています。ファミリーの独立性があるからできることで、これにより新しい道を開いてきました。キューヴ38にも同じことが言えます」とコメント


フランス産仔牛ロース肉のヴィエナ風 紅茶(アールグレー)のソースをキューヴ38に合わせて。キューヴ38に感じる紅茶のニュアンスが生かされていた一皿



2種を利き比べながら、「ユニークなコンセプトであることはわかっていても、毎年毎年新しいワインを継ぎ足していくことで、変化も起こりました。アンリオが求めるシャンパンスタイルとして確信が持てたのは24年目です。ここまで長い時間待てたのはファミリー企業だったから」とド・ ラルズィエール社長


トリロジー・デザート(林檎、栗、苺)とアイスクリーム
ロゼのなかの赤い果実、タルトやブリオッシュのニュアンスとデザートの要素が重なり、幸せな気分!


故ジョセフ・アンリオ前社長の発想から生まれたシャルドネ100%、グランクリュ(シュイィ、アヴィズ、メニル・シュル・オジェ&オジェ)100%の『キューヴ38』は、アンリオ家が重視する〝フレッシュかつ複雑味〟を備えた比類なきシャンパンでした!
製品についてのお問い合わせ(株)ファインズまで ℡03-6732-8602

タグ:キューヴ38

6月発売のポル・ロジェ『ブラン・ド・ブラン2009』&『ブリュット・ヴィンテージ2008』をひと足お先にレポート! [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

ポル・ロジェの4アイテムをテイスティング
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ブラン・ド・ブランとブリュット・ヴィンテージは6月発売予定!
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上から
発売が楽しみな2アイテム
3月から世界に向けてリリース、日本は6月1日発売開始予定
#1:ブラン・ド・ブラン2009
シャルドネ100%、ワリー、クラマン、シュイィ、アヴィズ、オジェ、ル・メニルのグラン・クリュGCのぶどう、ドザージュ7g/L
#2:ブリュット・ヴィンテージ2008
ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%、モンターニュ・ド・ランスとコート・デ・ブランにある20のGC、PCのぶどう、ドザージュ7g/L

ポル・ロジェの最高傑作
#3:キュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル2004
古樹のピノ・ノワール、シャルドネ(比率は非公開)、ドザージュ7~8g/L
#4:同2002
古樹のピノ・ノワール、シャルドネ(比率は非公開)、ドザージュ7~8g/L

光栄にもナビゲーターは来日したローラン・ダルクール社長
伝統あるシャンパンメゾン『ポル・ロジェ』の社長として世界中を飛び回っているローラン・ダルクール氏が輸入元ジェロボームの招聘で来日しました。過去3回お目にかかっていますが、今回はジェロボームのご配慮でリリース前の2アイテムと偉大なキュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル2アイテムを氏のガイドでテイスティングすることができました。

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ブルゴーニュ生まれのダルクール氏は、パリで経済と法律を学んだ後、ラブレ・ロワ社に入社し、アメリカで一年間、17以上の州の代理店や問屋のワイン・コンサルティングに従事。ブルゴーニュのディジョンに戻り、空軍将校として兵役の任務を終えた後、ムルソーのワイナリーで輸出担当として活躍。1996年にシャンパーニュ地方のブルーノ・パイヤールに入社。国内市場および輸出市場の発展に貢献。2004年~2005年ランスでエグゼクティブMBAのコースを修了後、ポル・ロジェ社よりオファーを受け、2006年に入社。2008年に輸出部長に任命され、前社長パトリス・ノワイエル氏の引退に伴い、2013年新社長として就任、現在に至っています。

〝エレガンスと複雑味〟がコンセプト
PRのコンセプトについて「相反するように聞こえるかもしれませんが、エレガンスと複雑味の双方の要素を兼ね備えたシャンパン」とダルクール氏

■エペルネを本拠地とする家族経営のポル・ロジェ(PR)社は自社畑90haを所有。ぶどうは50~55%が自社畑、25~30%が20年(3世代にわたる)以上付き合いがある栽培農家。残りは3世代には至っていない契約農家(基本5年契約)や、一部には協同組合のGC畑のぶどうやワインの状態のものを購入。ただ、ワインの場合はシェフ・ド・カーヴのドミニク・プティ氏と品質に見合うかどうか一緒に試飲して判断。一貫した供給元を確保していることがシャンパンの品質に反映しています。
■NVは3年半~4年半の長い瓶熟期間。
■ブラン・ド・ブランの歴史を振り返ってみると、このアイテムを誕生させたのは、4代目クリスチャン・ド・ビィ氏で、当初は〝ブラン・ド・シャルドネ〟という名称でした。「シャンパーニュ地方ではピノ・ノワールが主流だったので、シャルドネ主体のアイテムは歴史的には新しい」とダルクール社長。ちなみに、クリスチャン・ド・ビィ氏は3代目モーリス・ド・ビィ氏が嫌っていたロゼの誕生にも関わった人物
■現当主5代目のユベール・ド・ビィ氏が開発したアイテムはピュアとリッチ

容量違いのステンレスタンクで品質向上
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PRではステンレスタンクだけを使っています。ステンレスタンクをひとつのコンセプトにしているメゾンはほかにもありますが、それぞれ、畑や醸造のスタイル、細かなプロセス、シェフ・ド・カーヴやブレンドを決めるメンバー等が異なるので、各メゾンごとのユニークさがあると言えます。

昔は大きなタンク(100hl、150hl、200hl)が主流で、区画ごとに収穫しても近いエリアのものは先にまとめて仕込んでいました(プレ・アサンブラージュと呼ばれていた)。ここ15年くらい前から刷新を行い、大小様々な容量違いのタンクを導入。25hl、30hl、50hl、70hlのタンクで、例えば4,000kgのぶどうの場合、20hl前後の果汁が取れるので、25hlのタンクを使用したり、ブラン・ド・ブランに使う秀逸なオジェやル・メニル等のGC畑のぶどうは小容量のタンクに分けて仕込むといった具合です。ブレンドするキュヴェの数が増えることで、より複雑味のあるシャンパン造りが可能になります。

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(左から)ブラン・ド・ブラン、ブリュット・ヴィンテージ
色の違いがわかるように白紙を置いてくださったダルクール氏

ブラン・ド・ブランは単独で見ると、温かくて日照度が豊富だった2009年の気候を反映した黄金色ですが、ブリュット・ヴィンテージ(ピノ・ノワール60%とシャルドネ40%のブレンド)と並べてみると、白ぶどう100%に起因する色がよくわかります。

ブラン・ド・ブラン2009は溌剌&ミネラル、シャルドネの酸がエレガント。全開するまでに若干時間がかかりますが、グラス内でワインが開くと、フレッシュバターや蜂蜜のニュアンス。10~15年熟成させると、さらなる広がりが楽しめます。ブリュット・ヴィンテージ2008はピノ・ノワールがブレンドされていることで、最初から果実の香り(ピノの要素)が漂い、その後にシャルドネらしいシルクのような柔らかさが出てきます。ポテンシャルがあり、バランスも良く、余韻に軽いビター感。「余韻のビターさに熟成のポテンシャルを感じます。1988年ヴィンテージに似た特徴があります」とダルクール氏。PRは両アイテムの品質には大満足のようです!

秀逸なヴィンテージは時を経て飲む喜びを
長期熟成の共通項がある1988、1996、2002、2008、これらは特出できるヴィンテージ! 
2008年は穏やかで湿気の多い気候からスタートし、7月は嵐、8月は冷涼で晴天の日は限られましたが、9月は良好な天気に恵まれ、収穫時期が寒かったことで、ぶどうはとても良い状態で収穫できました。
長熟可能なヴィンテージは購入したらすぐに飲んでしまうのでなく、温度管理されたセラーで保存させ、10年、20年後に開栓する喜びを味わっていただきたいです。

重厚感と複雑味の2002年

キュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル2002
ブルゴーニュ型の大きなグラスで試すと、ウィンストン・チャーチルの醍醐味がわかります。

チャーチル元首相はヴィンテージ・シャンパンのファンでしたが、ディテールに関しては何も聞かなかったし、言わなかったようです。チャーチル氏が飲んでいたヴィンテージ・シャンパンはPRが毎回同じレシピで生産していたわけでなく、その年、その年で最高のシャンパンと言えるものを造っていたので、今でもそのポリシーは一貫しています。チャーチル氏が生きていたら「美味しい!」と言うであろうと思えるシャンパン造りです!

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左から) キュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチル2004、同2002

2004年はぶどうの状態も良く、量的にもたくさん収穫できた年。「まさに〝神に祝福された年〟で、ヴィンテージものにもNV にも良質なぶどうを使用することができました」とダルクール氏。
2002年は「スペシャル年。リリースした当時は閉じて固かった(ウィンストン・チャーチルだけでなくすべてのシャンパン)のですが、今や様々な要素が感じられます。ドザージュ量は7~8g/L。ウィンストン・チャーチルは熟成期間が長いので、基本的にこの量にしています」とのことでした。

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簡潔に表現すると、
左から)凛とした優雅さ、酸味&果実のバランス、スムーズ&ストロング、豊潤&複雑味

ヴィンテージ・シャンパンの頻度を見ると

生産頻度を確認中のダルクール社長とジェロボームの山下陽子さん

気候変動、温暖化による影響で、ぶどうの熟度があがり、シャンパーニュの品質もあがっています。70年代から2000年代を見てみると、70年代は71、73、75、76、79(10年で5回)、80年代は82、83、85、86、88、89(10年で6回/89年はチャーチル非生産)、90年代は90、93、95、96、98、99(10年で6回)。2000年代になると2000、2002、2004、2006(チャーチルは2017年12月発売予定)、(以下のヴィンテージは熟成中)2008、2009、2012、2013、2015。21世紀に入ってからはハイペース!

最新の2006VTは12月発売予定
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キュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチルの最新ヴィンテージ2006は本年6月ボルドーで開催されるVINEXPOでお披露目された後、12月に正式リリースされるそうです。
シャンパンラバーの皆さま、お楽しみに!

製品についてのお問い合わせはジェロボーム ℡03-5786-3280

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