シャンパーニュ地方の新星レコルタン・マニピュラン『コエッソン』&『デュラロ』 [シャンパン]
秋のおいしい食材がたくさん目につきますね。
シャンパーニュと合わせて楽しむには良い季節です。
今回は、シャンパーニュ地方の新星をご紹介したいと思います。
2021年シャンパーニュの業態別データ
(C)出典:シャンパーニュ委員会/CIVC
ネゴシアン・マニピュラン (NM) は198
レコルタン・マニピュラン(RM)は385で構成比の約64%を占めています。
生産協同組合(CM) は22
シャンパーニュ地方の地図
(C)出典:シャンパーニュ委員会/CIVC
コート・デ・バールCôte des Barの Champagne Coessens
縦の直線で4分割しているラルジリエの単一畑
それぞれのラインで地質が異なっているのが特徴
コート・デ・バールはトロワ Troyesの東側(右方向)にあります。
シャンパーニュ地方南部に位置し、土壌は隣接するシャブリと同じキンメリジャン(貝化石)
RM愛好家から日本上陸を嘱望されていたシャンパーニュメゾン
コエッソン家は5代にわるぶどう農家でしたが、
現ジェローム当主が自身のシャンパーニュを造るために2006年に設立しました。
所有するラルジリエ Largillierの区画を2011年に調査したところ、
表土・下層土ともに、キンメリジャン土壌であることが実証されました。
シャンパーニュにストラクチャーとボリューム感をもたらす泥灰土の層と、
余韻に趣きを与える石灰の層が交互に重なり合う土壌になっています。
栽培しているぶどう品種はピノ・ノワールです。
テイスティングした7アイテム クリックで拡大可
左から右の順で5本が発泡性、最後の2本がコトー・シャンプノワ
発泡性の5種で一番印象に残ったのは2番目のブリュット ナチュール ヴァンダンジュ2016
生産本数4,000本、2016年9月収穫
Mineral区画のPN100%、樹齢37~42年、リザーヴワイン無、ドザージュ無
区画名に由来するミネラルの印象、ピュアで素直、造りの丁寧さを感じました。
5番目のミレジメ2015は参考商品、生産本数3,000本、2015年9月生産収穫
Substance区画のPN100%、樹齢37~42年、リザーヴワイン無、ドザージュ約5g/L
気泡は繊細、香りにクリームやヨーグルト似のニュアンス、フレッシュ感をもたらす酸味
全房・除梗のコトー・シャンプノワ
(左)コトー・シャンプノワ・ラルジリエ・ヴァンダンジュ・アンティエール2017
生産本数1,113本、瓶詰2020年7月
全房で25日間マセラシオン、MLF後228Lの新樽で33ヵ月熟成、非清澄&非フィルター
アンティエール(無除梗の意味)はブルゴーニュのイヴ・コンフュロンの助言を元に生産
(右)コトー・シャンプノワ・ラルジリエ・ヴァンダンジュ・エグラぺ2017
生産本数571本、瓶詰2020年7月
除梗後15日間のマセラシオン。228L の新樽で33ヵ月熟成、非清澄&非フィルター
エグラペ(除梗の意味)は、ジェローム当主独自のスタイル
前者は梗がフィルター代わりになるので、色調は若干淡目
味わいの深みと茎に由来するタンニンの軽い収斂味あり
後者は果実感と旨味、中盤以降口中に広がる厚味が印象的
異色の経歴を有すヴァレ・ド・ラ・マルヌVallée de la Marneの Delalot
シャンパーニュの主要都市エペルネEpernayの上方
ヴァレ・ド・ラ・マルヌはマルヌ川に沿って広がる地域です。
アイより東側は石灰質土壌が豊富でPN中心、西側は砂質や泥炭岩質が多いのでムニエ主体
デュラロのジェローム・ルフェーヴル当主は9代続くぶどう栽培家の生まれ
メゾンは2010年に興しました!
ソルボンヌ大学哲学科出身の異色の生産者である彼が最も興味惹かれている品種はムニエ
彼の農作業の基本は大学で学んだ哲学、年間の総生産量は約3,500本
ワイン造りは、福岡正信の農法とビオディナミの理論を応用しています。
レ・イリュミナシオンNV
NVながら2017年に収穫されたムニエ100%だけで生産
キュヴェ名はアルチュール・ランボーの詩集に由来
レーテッドエックス
ムニエ100%でドザージュ無。仲間が造ったリザーヴワインを使用。
キュヴェ名はマイルスの「Rated X」に由来しており、
初めて自社畑以外(仲間)のワインを使って、仕上げたシャンパーニュ
初のプロジェクト作品になります。
熟した果実とかすかなビター感、色調と香りの印象から肉料理に合わせたい気分!
六本木の『ザ・ジョージアンクラブ』や、白金高輪の『オレキス』で活躍し、多くのワインファンから絶大な信用を得ている春藤祐志氏が、新拠点の麻布台で『オレキス』を再オープンしました!
先月、開店1周年を迎えました、おめでとうございます![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
そして、このオレキスでサービスされているのが、先に紹介した2メゾンのアイテムです。
同店のシャンパーニュリストには、シャンパーニュラバー垂涎のアイテムの他、
日本では知られていないメゾンの扱いも多くあります。
春藤オーナーソムリエのお話とスペシャルメニューを前にして、
“Champagne World”に浸るのも一興 “百聞は一飲に如かず”です!
オレキスは会員制なのですが、尊敬する春藤オーナーから「ブログを読んで、シャンパーニュに興味を持って、ご来店くださるシャンパーニュラバーさんなら、喜んでお迎えします」との嬉しいメッセージをいただきました。
シャンパーニュに造詣が深いオーナーが語る世界を是非楽しんでください 🥂
レストラン オレキスOrexis
東京都港区麻布台1-11-3
info@orexis.co.jp
製品の問い合わせ先
正規輸入元 アフロスAFLOS
yooyaku.aflos@gmail.com
シャンパーニュと合わせて楽しむには良い季節です。
今回は、シャンパーニュ地方の新星をご紹介したいと思います。
2021年シャンパーニュの業態別データ
(C)出典:シャンパーニュ委員会/CIVC
ネゴシアン・マニピュラン (NM) は198
レコルタン・マニピュラン(RM)は385で構成比の約64%を占めています。
生産協同組合(CM) は22
シャンパーニュ地方の地図
(C)出典:シャンパーニュ委員会/CIVC
コート・デ・バールCôte des Barの Champagne Coessens
縦の直線で4分割しているラルジリエの単一畑
それぞれのラインで地質が異なっているのが特徴
コート・デ・バールはトロワ Troyesの東側(右方向)にあります。
シャンパーニュ地方南部に位置し、土壌は隣接するシャブリと同じキンメリジャン(貝化石)
RM愛好家から日本上陸を嘱望されていたシャンパーニュメゾン
コエッソン家は5代にわるぶどう農家でしたが、
現ジェローム当主が自身のシャンパーニュを造るために2006年に設立しました。
所有するラルジリエ Largillierの区画を2011年に調査したところ、
表土・下層土ともに、キンメリジャン土壌であることが実証されました。
シャンパーニュにストラクチャーとボリューム感をもたらす泥灰土の層と、
余韻に趣きを与える石灰の層が交互に重なり合う土壌になっています。
栽培しているぶどう品種はピノ・ノワールです。
テイスティングした7アイテム クリックで拡大可
左から右の順で5本が発泡性、最後の2本がコトー・シャンプノワ
発泡性の5種で一番印象に残ったのは2番目のブリュット ナチュール ヴァンダンジュ2016
生産本数4,000本、2016年9月収穫
Mineral区画のPN100%、樹齢37~42年、リザーヴワイン無、ドザージュ無
区画名に由来するミネラルの印象、ピュアで素直、造りの丁寧さを感じました。
5番目のミレジメ2015は参考商品、生産本数3,000本、2015年9月生産収穫
Substance区画のPN100%、樹齢37~42年、リザーヴワイン無、ドザージュ約5g/L
気泡は繊細、香りにクリームやヨーグルト似のニュアンス、フレッシュ感をもたらす酸味
全房・除梗のコトー・シャンプノワ
(左)コトー・シャンプノワ・ラルジリエ・ヴァンダンジュ・アンティエール2017
生産本数1,113本、瓶詰2020年7月
全房で25日間マセラシオン、MLF後228Lの新樽で33ヵ月熟成、非清澄&非フィルター
アンティエール(無除梗の意味)はブルゴーニュのイヴ・コンフュロンの助言を元に生産
(右)コトー・シャンプノワ・ラルジリエ・ヴァンダンジュ・エグラぺ2017
生産本数571本、瓶詰2020年7月
除梗後15日間のマセラシオン。228L の新樽で33ヵ月熟成、非清澄&非フィルター
エグラペ(除梗の意味)は、ジェローム当主独自のスタイル
前者は梗がフィルター代わりになるので、色調は若干淡目
味わいの深みと茎に由来するタンニンの軽い収斂味あり
後者は果実感と旨味、中盤以降口中に広がる厚味が印象的
異色の経歴を有すヴァレ・ド・ラ・マルヌVallée de la Marneの Delalot
シャンパーニュの主要都市エペルネEpernayの上方
ヴァレ・ド・ラ・マルヌはマルヌ川に沿って広がる地域です。
アイより東側は石灰質土壌が豊富でPN中心、西側は砂質や泥炭岩質が多いのでムニエ主体
デュラロのジェローム・ルフェーヴル当主は9代続くぶどう栽培家の生まれ
メゾンは2010年に興しました!
ソルボンヌ大学哲学科出身の異色の生産者である彼が最も興味惹かれている品種はムニエ
彼の農作業の基本は大学で学んだ哲学、年間の総生産量は約3,500本
ワイン造りは、福岡正信の農法とビオディナミの理論を応用しています。
レ・イリュミナシオンNV
NVながら2017年に収穫されたムニエ100%だけで生産
キュヴェ名はアルチュール・ランボーの詩集に由来
レーテッドエックス
ムニエ100%でドザージュ無。仲間が造ったリザーヴワインを使用。
キュヴェ名はマイルスの「Rated X」に由来しており、
初めて自社畑以外(仲間)のワインを使って、仕上げたシャンパーニュ
初のプロジェクト作品になります。
熟した果実とかすかなビター感、色調と香りの印象から肉料理に合わせたい気分!
六本木の『ザ・ジョージアンクラブ』や、白金高輪の『オレキス』で活躍し、多くのワインファンから絶大な信用を得ている春藤祐志氏が、新拠点の麻布台で『オレキス』を再オープンしました!
先月、開店1周年を迎えました、おめでとうございます
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
そして、このオレキスでサービスされているのが、先に紹介した2メゾンのアイテムです。
同店のシャンパーニュリストには、シャンパーニュラバー垂涎のアイテムの他、
日本では知られていないメゾンの扱いも多くあります。
春藤オーナーソムリエのお話とスペシャルメニューを前にして、
“Champagne World”に浸るのも一興 “百聞は一飲に如かず”です!
![[ぴかぴか(新しい)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/150.gif)
シャンパーニュに造詣が深いオーナーが語る世界を是非楽しんでください 🥂
レストラン オレキスOrexis
東京都港区麻布台1-11-3
info@orexis.co.jp
製品の問い合わせ先
正規輸入元 アフロスAFLOS
yooyaku.aflos@gmail.com
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