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ドメーヌ・コーセイのプライベート・ローズセレクション第2弾『Cherry Bonica & Beverly2020』 [ドメーヌ・コーセイ]

           日本ならではの“清涼感”をまとったメルロ

メルロに特化したワイナリー、長野県塩尻市片丘に位置するドメーヌ・コーセイ
9月20日、味村興成エノロジストが手掛けるプライベート・ローズセレクションの
第2弾『チェリー・ボニカ&ビバリー2020』の600本が先行発売されました。
総販売本数1,100本の希少アイテムのワインです。


昨年11月に発売された第1弾『チェリー・ボニカ2019』(画像左)はフランス製ボトル、
『チェリー・ボニカ&ビバリー2020』は日本製、瓶やネックに若干の違いがあります。



【ヴィンテージ】2020
【使用品種】メルロ100%
【生産地】自家農園(長野県塩尻市片丘地区 Cherry Bonica、Beverly 圃場)
【使用樽】フレンチオーク80%、アメリカンオーク20%、新樽率40%
【樽育成期間】15カ月
【瓶詰】2022年3月
【色】赤
【アルコール】12.5%
【容量】750ml
【価格】6,000円(税別)

若さを感じるパープルを含むルビーの色調、ファーストアタックはアルコールのニュアンスと控えめな酸味。スワリングでブルーベリーや丁子、シダや黒鉛、ビターチョコや甘味のあるスパイス。若々しい果実味、均整のとれた酸味、木目の細かなタンニンがあり、中盤から塩味が口中に広がり、ドメーヌ・コーセイのメルロらしい“清涼感”が後半まで続いてフィニッシュ。

グラス1杯のワインを残しておいたので、それを、翌日再度テイスティングしてみました。繊細かつ“存在感のあるタンニン”が顕著になっていて、味わいに更なるふくらみが出ていて好印象。味村エノロジストが「2020年にはほんの少しだけプレスワインをブレンドしています」と語っていたのですが、厚味の要素は、微量なるプレスワイン効果!

 ドメーヌ・コーセイの圃場
 ドメーヌ・コーセイのぶどう畑は10㌶、植栽面積は5㌶
 土壌は礫(レキ)が多いのが特徴です。


      チェリー・ボニカ畑
      凝縮感のある果実が収穫できます。


 ビバリー畑
 暗渠排水が設えてあり、水分ストレスにより、
 ぶどう樹の太さに違いが出るビバリー畑。
 味村エノロジストは「期待が持てる畑」とコメントしていました。



【マリアージュリポート】       
赤酢と合わせてオールマイティー by つきぢ神楽寿司
築地の人気寿司店『神楽寿司』の自慢は赤シャリです。
5年間熟成させた同店オリジナルの『赤酢』の穏やかな酸味が、マリアージュの仲介役をしているように感じました。

 最初に度肝を抜かれたのは、赤シャリのいくら。
 食材の魚卵と、発酵仲間の赤酢とワイン。
 双方の酸味が渾然一体感を生み出し、
 生臭さとは一切無縁の組み合わせになっていました!


      メンバー全員を笑顔にしてくれたのは、秋刀魚の握り
      ドメーヌ・コーセイのワインファンには
      是非ともチャレンジしていただきたい組み合わせです。




上記のかんぴょう巻きと炙りは、神楽寿司の三浦友久専務に「最高のマリアージュになると思うので」ということで、私が自信を持ってお願いした品目です。
ふだんはあまり、選ばないかんぴょう巻きですが、赤シャリを使い、醤油で丁寧に味付けされたかんぴょうなら、和の要素がメルロと良く合うと確信していました、
炙りのなかでは、特に、のどぐろ(中央)が、魚の脂分とワインの旨味が相乗して最高でした。ミスターメルロ、さすがの手腕だと思います!


                🍷 🍷 🍷


鴨胸との絶妙なハーモニー by テロワール・カワバタ
長年、お世話になっている『テロワール・カワバタ』の川端清生オーナーシェフ。
開店が9月だったので、毎年記念月にはお邪魔しています。
今年で8周年を迎えました!

2003年ボキューズ・ドール・コンクール日本代表に選出されている川端シェフは、今では料理コンクールを審査する立場になっています。フレンチレストランなので、扱うのはもっぱらフランスワインです。そんなシェフに、今回、ブラインドで、ワインを体験していただきました。「ニューワールドにしては繊細で美味しすぎるので、日本もよぎりましたが、フランスのペサック・レオニャン、メルロ主体2014と推測」とおっしゃっていました。


       シャラン産鴨胸のロースト マルシャン ド ヴァン

『シャラン産鴨胸のロースト マルシャン ド ヴァン』は、チェリー・ボニカ&ビバリー2020のためのメニューかと思えるひとさらでした。
口中にソースのこってり感が広がり、ワインと合わせることで、酸味が舌の上の濃厚さを洗い流してくれるので、次にまた食したい気分になります。若干のプレスワイン効果とソースの絶妙さが相乗したマリアージュでした、美味!




「仕事柄、フランスワインしか飲んでいなかったので、日本ワインがこんなに美味しくなっていたのでびっくりです」とコメントしてくださった川端シェフ
是非、ドメーヌ・コーセイのワイナリー視察もしていただきたいと思います。

『チェリー・ボニカ&ビバリー2020』の先行発売に際し、私は、ワイン単体で味わうだけでなく、今回は相性抜群と思えるマリアージュをイメージして、食体験してみました。フレンチのみならず、和食との相性も素晴らしく、守備範囲の広いワインだと実感しました。

9月に先行発売した600本は、2日間で完売してしまいました。
ワインラバーの皆様には、11月の正式発売を楽しみにお待ちいただければと思っています。
どうぞ宜しくお願いいたします!



                🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇🍇


              
 10月3日から収穫作業開始しました!

 ワイン王国で『Mr.メルロのワイン道』の連載がスタートしています。
 味さんのワインにかけた想い、足跡の旅をご一緒に!!

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