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2月の講座は秀逸なピノ・ノワールの産地アンボネー村にフォーカス! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 シャンパーニュ講座のラインナップ
 2フライトに分けて供出

 シャンパーニュの味わいにも反映しているコルクの締まり具合


 黒ぶどう100%と黒ぶどう主体のアイテム


  新装した教室、密を避けた空間
 第4週クラスの内部、1テーブル1名席。お部屋の奥には使いやすい水場も!

 シャンパーニュ地方のグラン・クリュ
 地図の出典は(C)酒販ニュース
 ブログの村表記は日本ソムリエ協会の教本に合わせていますが、
 各アイテムについては輸入元の表示に統一しています。

 今回注目したアンボネーはモンターニュ・ド・ランスの南部に位置する村で、
 主として南向き斜面、ピノ・ノワール中心、原酒は酸が高く、しっかりとした骨格が特徴

 第1フライトはブラン・ド・ノワール
 お間違えのないように!
 #1は2013年ヴィンテージ
 #2はノン・ヴィンテージ
 ボトル上の2021デゴルジュマンをした年

 #1:スゴンデ・シモン キュヴェ・ル・ヴィラージュ GCブリュット2013
 生産者:スゴンデ・シモン(RM)/1866年創業
 ドザージュ:6g/L
 ぶどう品種:PN100%(ブラン・ド・ノワール) 
 ドザージュ:6g/L
 価格:13,500円(税別)
 輸入元:ヌーヴェル・セレクション
所有する6㌶の畑はすべてアンボネイ村にあり、キュヴェ・ル・ヴィラージュは0.089㌶のモノポール畑「ル・ヴィラージュ」に植樹された樹齢約50年のPNから、傑出した年に限り、年間300本だけ限定生産されるスペシャルアイテム。フルーティで、時間が経過してもそれが持続。香りにはリンゴ、カリン、ナッツ、甘草。若干の塩味とフェノール、中盤から酸味の広がり

 #2:エリック・ロデズ GCアンボネイ ブラン・ド・ノワールNV
 生産者:エリック・ロデズ(RM)/1900年創業
 ぶどう品種:PN100% (ブラン・ド・ノワール) 
 ドザージュ:4g/L、 デゴルジュマン:2021年
 価格:11,000円(税別)
 輸入元:ヴァンパッション
自社畑6㌶、収穫したぶどうは古い小樽を中心に新樽、大樽、ステンレスタンク等を組み合わせて醸し、当主は大手メゾン(クリュッグの元チーフ・エノロジスト)で身につけたアッサンブラージュや樽使いの技術にも長けている。#1と利き比べるとドザージュ量の違い明確、極めてドライ。10度以下の供出では香り控えめ、グラス内の温度が上がると、マンダリンオレンジ、ナッツ、ミネラル、スパイス。酸味がきれいでふくらみもあり、口中スムーズ

 第2フライトはピノ主体のブレンドタイプ
 #32013年ヴィンテージ、#52006年ヴィンテージ
 #4はノン・ヴィンテージで、ボトルにある2020はデゴルジュマンをした年
 #2#4は輸入元ヴァンパッションによる表示なので、収穫年と混同なさらないように!


 #3:アンリ・ビリオGCアンボネイ・ブリュット・ミレジメ2014
 生産者:アンリ・ビリオ・フィス(RM)/1930年創業
 ぶどう品種:PN75%、CH25%
 ドザージュ:8~9g/L、デゴルジュマン:2020年10月12日
 価格:10,000円(税別)
 輸入元:豊通食料
自社畑4.7㌶、アンボネイ村の中央に位置するメゾン。年間出荷量は3.5~4万本、その多くがイギリスの特定の愛好家に販売され在庫が尽きてしまうとの情報も。醸造面では、すべてノンマロ、リザーヴワインは常に50%と多め。気泡細やか、オレンジや金柑、金木犀、スパイス、余韻に酸の印象

 #4:エグリ・ウーリエ GC トラディション・ブリュットNV
 生産者:エグリ・ウーリエ(RM)/1930年創業
 ぶどう品種:PN70%、CH30%
 ドザージュ:3g/L、デゴルジュマン:2020年10月
 価格:14,000円(税別)
 輸入元:ヴァンパッション
自社畑12㌶、年間出荷量は10万本、トラディション・ブリュットはアンボネイの南向きの穏やかな斜面に植樹された樹齢40年のPNを中心に、東向きのCHをブレンド。全体の50%を樽発酵&樽熟成 (12 ヵ月)、51ヵ月の瓶熟成。リザーヴワインは50%以上使用。第4週の講座では、すべてのアイテムに関して、口中に含んだら、20秒以上、舌の上で転がし、その後、飲み込んでから鼻腔で感じる香りや余韻の長さをチェックしてもらいました。口中の存在感と余韻の長さが際立っていたエグリ・ウーリエ、納得できる結果に!

[いす]私が同メゾンを初訪問したのは2009年のことでした。当時連載していたasahi.comに、フランソワさんのコメントを載せているので、ご参考までに!

 #5:アンドレ・ボーフォールGC アンボネイ・ミレジメ2006
 生産者:アンドレ・ボーフォール(NM)/1969年創業
 ぶどう品種:PN80%、CH20%
 ドザージュ:8g/L
 価格:17,000円(税別)
 輸入元:テラヴェール
自社畑は非公開、年間の生産量2,500c/s、ミレジメに関しては、ひとつの原酒から、ドザージュ少なめのブリュットタイプとドザージュ多めのドゥミ・セックの2種類を生産。第一香はシェリー似、黒糖、果実の甘露煮、ココア、香ばしさ。口中クリーミーで味わいはほろ苦さと旨味のハーモニー。思わず、クリーム・ブリュレを連想、滋味あふれるシャンパーニュ

[いす]受講生のhakoさんがマップを入れたレポをアップしてくれました。アンボネーの位置が良くわかります。

 
  おいしいスプリングカラー
 少しずつ春めいてきましたね。
 先日、高野のフルーツチョコをいただきました。
 可愛いいパッケージは我が家のパステル調の花たちに映えて[わーい(嬉しい顔)]


       [NEW]春期のオーダーメイドなシャンパンレッスン募集開始
     第3週講座
     第4週講座

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