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スーパータスカン『オルネッライア』のオンライン垂直テイスティング@アマン東京 [Zoom / ワイン]

             
            今年も宜しくお願いいたします!
     昨秋は中身の濃いZOOMセミナーや少人数のオンラインセミナーがあり、
     貴重な話を伺いました。今月から、それらをアップしてまいります。


        オルネッライア のマスタークラスオンラインセミナー
      開始前の会場@アマン東京


          最高醸造責任者アクセル・ハインツ氏
       画像提供:オルネッライア

  イタリアと繋いで
 オルネッライア のアクセル氏とコミュニケーションマネージャー エレナ・オプレアさん
 日本時間の16時開始、現地時間は朝の8時。光栄にもオンラインセミナーは日本だけ!



 4ヴィンテージを比較試飲
 左から最新ヴィンテージの2017年、2011年、2010年、2006年

 第1部は、アクセル氏による「ぶどう造りと気候変動」の解説とテイスティング
 第2部では、各ヴィンテージと料理のマリアージュ


  ワイナリーの沿革 クリックで拡大
  画像提供:オルネッライア

 1981年創業、建物だけでぶどう樹は何もない状態からスタート
 1985年初ヴィンテージをリリース
 2001年に1998年VTがWS誌でワインオブザイヤーに選出され、国際的な評価が高まる
 前年にソライアがWS誌でイタリアワイン初の世界第1位を獲得し、スーパータスカンが注目されるようになる
 2005年フレスコバルディ侯爵家の単独所有となり、フェルディナンド侯爵が社長に就任
 同年、アクセル・ハインツ氏が醸造技師に就任
 2009年『ヴェンデミア・ダルティスタ』を開始。ラベルを著名なアーティストに依頼
 現代美術との融合のプロジェクト、初VTは2006
 2015年アクセル・ハインツ氏が最高醸造責任者に就任、現在に至る
 2018年記念すべき30周年を迎える


  地中海から数キロメートルに位置する畑
  画像提供:オルネッライア

 トスカーナ州のDOCで唯一、地中海沿岸に位置するのがボルゲリ
 DOCボルゲリの認証は1994年
 カベルネ・ソーヴィニヨンCS、カベルネ・フランCF、メルローME、プティ・ヴェルドPV
 に適した環境


 多様なマイクロ・クライメット
  画像提供:オルネッライア

 直射日光だけでなく、地中海からの反射光も受ける
 夏の間、海洋性の涼しい風がぶどう畑に吹き込む
 丘陵が冷たい北風を遮る
 オルネッライアの畑は赤ワイン用ぶどう108㌶、白ワイン用ぶどう6.64㌶
 最も多い黒ぶどうはメルロー40%、白ぶどうはソーヴィニヨン・ブラン52%

 2017年をメインに気候変動に言及

 アクセル氏は「収穫はVTによって異なるが、コアとなる時期は9月10日から10月5日。
 2017年は2003年に次いで早い収穫。日照と暑さがとても重要な役割を果たした。
 セラー内での過度に手を加えない作業がバランスの良いワインになった」と語りました。

 2010年は25周年の記念ヴィンテージ、4アイテムのなかのマイベスト!


 特別な年2017からクラシックな年2006まで

左から
#1:オルネッライア2017/ソラーレ(眩い)
D.O.C.ボルゲリ・スぺリオーレ/CS56%、ME25%、PV10%、CF9%
オルネッライア史上、最も暑く、乾燥したヴィンテージ。冬の降水量は例年並み、平均気温は3℃以上も高く、温暖な日が続いた。開花は2週間も早く、すべてが前倒しに進んだ。収穫は2003年に次ぐ早さで8月24日から開始し、9月26日に終了。ワインについて「抽出を控え目に行ったことで、タンニンはフレッシュでバランスが良く上質。アロマ豊か、凝縮感があり、リッチでパワフル」とアクセル氏

#2:同2011/リンフィニート(無限)
D.O.C.ボルゲリ・スぺリオーレ/CS51%、ME32%、CF11%、PV6%
2017年と類似した暑く乾燥したヴィンテージ。収穫も1~2日違うだけ (9月27日終了) だったが、8月末から10日間続けて熱波が来て、ボルゲリでは30~34度、トスカーナでは40度まで上昇した。アクセル氏が好むヴィンテージで「凝縮感がある。若い印象で、良くまとまっている」とコメント。

#3:同2010/ラ・セレブラツィオーネ(祝福)
D.O.C.ボルゲリ・スぺリオーレ/CS53%、ME39%、CF4%、PV4%
2017年や2011年のように暑く乾燥した年とは異なり、冷涼なヴィンテージ。オルネッライア史上、収穫は最も遅く、メルローは10月4日、すべてが終わったのが10月12日。夜間の冷え込みにより、芳香成分は十分に備わり、果実味豊かなぶどうが収穫できた。アクセル氏は「オルネッライアにとってチャレンジングなヴィンテージだったが、熟成が進むにつれ、良い意味でのリッチ感が出ている。ブレンド比率は他の年よりメルローが多い。我々にとって25周年目の記念すべきヴィンテージ」と語った。

#4:同2006/レズブランツァ(活力)
D.O.C.ボルゲリ・スぺリオーレ/CS50%、ME27%、CF12%、PV5%
4~8月まで降雨がなかったが、9月上旬に気温が上がり、収穫の途中に大雨が降った。9月からの好天で、凝縮感のある成熟したぶどうが収穫できた。2017年以上に乾燥した年で、天候に関しては予期せぬ事態が起きたが、10月4日に収穫は終了。「今となってみれば、クラシックなヴィンテージであるが、フレッシュ感もあり、オルネッライアにとっては偉大なヴィンテージと言える」とアクセル氏。



 第2部はアルヴァ 平木正和シェフの料理に合わせて

 海の幸 3種 × オルネッライア2017
 バッカラマンテカートとポレンタ
 シェフの18番! 干し鱈を1週間かけて戻してオリーブオイルで調理、ポレンタは軽く炒めカリっと仕上げて
 帆立の香草焼き ポロ葱とピンクぺッパー
 帆立はイタリアンパセリ、フェンネル等でマリネしたものを軽くソテー。軽くバターで炒めたポロ葱を添えて
 炙り鰹 黒オリーブとアンチョビパン粉
 鰹を軽く炙り、アンチョビのパン粉をまぶし、上部にオリーブパウダーやオリーブを添えて


 大地の恵み 3種 × 同2011
 ゴボウのヴェルッタータとヴィンコット
 ゴボウのスープにはヴィンコット(バルサミコ似の調味料)、ゴボウのチップスにはハーブ類をアクセントにして
 猪のラグーのアランチーノ
 手前が猪のラグーで中にはポルチーニ。噛み込むにつれ味わいが増すポルチーニと赤ワインが好相性
 タレッジョ ピスタチオ アプリコット
 北イタリアのチーズ タレッジョにアプリコットを入れ、若いワインの新鮮さと酸味を相乗させた憎い組み合わせ

 平木シェフ自らトリュフをスライス

 ホロホロ鶏とフォアグラのラビオリ トリュフ添え × 同2010
 腿肉を一日マリネし、オリーブオイルで低温調理。フォアグラ、コニャック、ブランデーで味に奥行きを持たせ、   パルメジャンソースで。イタリア産トリュフをスライスして仕上げ


 茨城県産かすみ胸肉のアッロースト 無花果のカラメラート × 同2006
 鶏小屋の床は自然のまま、薬剤投与は一切なし、平飼いで自由に育てたシェフお気に入りの鴨。鴨の脂肪分とイチジ  クのカラメラートのバランスが絶妙


 アマン特製ショコラとメレンゲ


 特別メニューを考案してくださった平木正和シェフ

 17年間イタリアで研鑽を重ねてきた平木シェフはヴェネツィアでの滞在年数が長く、
 名門5つ星ホテル『バウアー』には13年間勤務し、エグゼクティブシェフとして活躍。
 帰国後、2016年からアマン東京で腕をふるい、
 現在はメインダイニングアルヴァのエグゼクティブシェフとして実力を遺憾なく発揮中。


 画像提供:オルネッライア

 オルネッライアにとっては世界初のオンラインセミナーでした。
 両国の時間調整のため、スタートするのが若干遅れましたが、
 滞りなく進行し、アクセル氏もエレナさんも慢心の笑顔。
 世界中がコロナに翻弄されているので、しばらくは、来日叶わずですが、
 情勢が落着き次第、日本を訪問したいとのこと!
 我々も再会を心待ちにしています。

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