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5月のシャンパン講座はアヴィズが拠点のミッシェル・ゴネ! [オープンカレッジ]

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画像協力:日智トレーディング
5月の講座は秀逸なブラン・ド・ブランの造り手ミッシェル・ゴネにフォーカス!

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画像協力:日智トレーディング
メゾンの本拠地はコート・デ・ブランのアヴィズ村、これはメゾン北側の景観です。

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画像協力:日智トレーディング
傾斜角度(5~25%)のぶどう畑で収穫作業。ミッシェル・ゴネはシャルドネ80%、ピノ・ノワール20%を栽培していますが、ピノ・ムニエは栽培していません。

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ロゼはフルーリーのロゼ・ド・セニエ(左から2本目)を仲間に入れて比較してみました。

(左から)
#1ブリュット・ロゼNV
#2フルーリー ロゼ・ド・セニエNV
#3ブラン・ド・ブラン グランクリュ
#4ブラン・ド・ブラン グランクリュ ミレジム2002
#5キュベ・プレスティージ ブラン・ド・ブラン グランクリュ1998
#6ミッシェル・ゴネ フュ・ド・シェーヌNV

第1フライトは2種のロゼ比較
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#1:ミッシェル・ゴネ ブリュット・ロゼNV
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区アヴィズ村
品種:ピノ・ノワール100%
ドザージュ:10g/L
価格:7500円(税込)
セニエのあと、同エリアで収穫した赤ワイン(PN)をブレンドしたロゼ。色調は玉葱の皮の色、気泡は細やかで元気。オレンジやネクタリン、ドライフルーツ、舌の上に広がるねっとり感、#2よりやわらかな印象のタンニン、まるくソフトな余韻。講座生からの評判が良かった1本◎

#2:フルーリー ロゼ・ド・セニエNV
生産者:フルーリー(RM)
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・バール地区クルトゥロン村
品種:ピノ・ノワール100%
ドザージュ:7.35g/L 
価格:8000円(税込)

冒頭のシャンパーニュの地図で見ると右下の位置がコート・デ・バール(Côte des Bar)です。
ピノ・ノワールのぶどう樹の平均樹齢は25年、セニエ法で造られています。気泡の刺激は#1より強め。深みのあるオレンジの色調と同色のオレンジやアプリコット、ピンクグレープフルーツのニュアンス。軽いタンニン、フルーリーらしいしっかりしたミネラル感。ただ、今回のフルーリーは今までと比べて、少し落ち着きがなかったように感じました。講座開始5日前に通関したようなので、たぶんその影響が出ていたのだと思います。

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講座前日に大好きなサース夫人から大好きなアプリコットジャムが届きました。
私はニコライホーフのアンズジャムは世界一だと思っています! これをひとり占めしては罰があたる(笑)と思い、講座生の皆さんにも楽しんでいただくことにしました。ジャムはロゼの色調と完全に同化。ロゼシャンパンには確実にアンズのニュアンスがあります。素敵な相性! 講座生の皆さんの幸せなそうなお顔・・・サース夫人には心から感謝です!

第2フライト&第3フライトは
気泡がワインに溶け込み、口中で受ける印象はとてもソフトなシャンパンです!

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グラスは左から#3#4#5#6の順。#5 に関しては他のグラスの半量

#3:ミッシェル・ゴネ ブラン・ド・ブラン グランクリュ
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区アヴィズ村
品種:シャルドネ100% 
ドザージュ:6g/L 
価格:7100円(税込)

#4:同ブラン・ド・ブラン グランクリュ ミレジム2002
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区アヴィズ村
品種:シャルドネ100%
ドザージュ:6g/L
価格:9100円(税込)

#5:同キュベ・プレスティージ ブラン・ド・ブラン グランクリュ ミレジム1998
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区アヴィズ村
品種:シャルドネ100%
ドザージュ:3g/L
価格:11450円(税込)
カリンや黄桃のイメージ、若干酸化したニュアンスがあり、シェリーを連想。口中ドライ、粘性もあり、余韻も長め。すでにリリースされている2002年ヴィンテージはノン・ドザージュ(0g/L)
ちなみに、ブショネのグラスはほこり臭さ、雑味とエグミ、果実味がない状態

#6:フュ・ド・シェーヌNV
生産者:ミッシェル・ゴネ(RM)
産地:フランス・シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区アヴィズ村
品種:シャルドネ100%
ドザージュ:4g/L
価格:15600円(税込)
口金部分は麻糸を束ねた昔風のスタイル。ヘーゼルナッツや胡桃、ハチミツ、重厚感。中盤以降にビターな印象、シェリー的な要素あり

当初、第2フライトで3アイテムを比較して、第3フライトでトップキュヴェをじっくり観察する予定でしたが、#5のうちの1本がブショネで・・・1998ヴィンテージだっただけに凄く残念(泣)

講座生のなかにブショネ初体験者が半数ほどおりました。そこで2つのグラスを使い、健全なグラスとブショネのグラスを同時にテイスティング、違いを感じてもらうことにしました。悪名高きTCAの害を受けると、高貴なワインもこのようになるというサンプルを前にしたレッスンになりました。
また、講座生の皆さまには、栓にからむこのブログで復習願います! 
>>> http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2011-09-20

ペインテイングボトルについて

画像協力:日智トレーディング

今講座では日智トレーディング扱いの9アイテム中5アイテムを学習しました。
同メゾンのハイレンジに“ペインテイングボトル”がありますので、最後にご紹介しておきますね。
これは現オーナーのソフィー女史自らが1本ずつ手書きしているアイテムで、注文を受けてから作業を開始しているものです。画像からその様子がおわかりいただけますよね。
日智トレーディングの猪原敬子取締役も「注文したシャンパンが届いて、その箱を開ける瞬間、どのような絵柄かなと思うとワクワクします!」とおっしゃっていました。

記念日用に使うスペシャルなシャンパンをお探しのシャンパンラバーさんにはおすすめです!
製品についてのお問い合わせは日智トレーディングの岩崎夕鶴子さんまで/072-681-8624

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コメント 5

hako

おお〜、ペイティングボトル、欲しいです。
by hako (2013-05-23 20:34) 

fumiko

hakoさん、チェック、ありがとうございました!
ミッシェル・ゴネは口中での気泡の感触がとても優しいのですが、
ペインティングボトルに、その優しいイメージを感じます。
チャンスがあれば是非!
by fumiko (2013-05-23 23:52) 

gillman

数日前から、南仏、ノルマンディーを旅しています。ワインももちろん美味しいですがカルバドスの美味しさは格別です。

by gillman (2013-05-26 14:02) 

fumiko

gillmanさん、旅に出ることができて良かったですね。
ノルマンディーはぶどうができない代わりに、リンゴから造る
シードルとカルバドスが主役!! 大いにご堪能なさってください。
世界遺産のモン・サン・ミッシェルの訪問が懐かしいです。
by fumiko (2013-05-27 21:42) 

グランマぴよ

fumikoさま
ご無沙汰の限りで。
ジャムとワインのお色の一致!!
女性が飛び上がりそうに、おいしそう。
記事のご精励には、脱帽の限りです。 ぴよ拝
by グランマぴよ (2013-05-30 19:47) 

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