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第2回『日本で飲もう最高のワイン2012』審査と柳田藤寿先生の塩麹&お薦め本! [ワイン]

日本で飲もう最高のワイン2012
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シャンパーニュ叙任式典の3日後、2日間にわたる『日本で飲もう最高のワイン2012』審査のため椿山荘へ。昨年も審査員としてご一緒した高野豊さんは長野県原産地呼称管理委員会 ワイン委員会副委員長です。プロの審査員10名は初日の本審査で164本のワインを利き酒しました。

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2日目の確認審査は2グループに分かれました。
私は山梨大学ワイン科学研究センター准教授で農学博士の岸本宗和さんをリーダーとするグループで、米国ワインエデュケーター協会本部理事・日本支部長の児島速人さん、グットドール銀座マネージャー・ソムリエの岩澤正子さん、東急百貨店渋谷本店和洋酒売場のシニアソムリエ藤巻暁さんと一緒。お部屋の奥では手早い集計作業が!

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有賀雄二山梨県ワイン酒造組合副会長をリーダーとするグループは高野豊さん、イー・エックス・ワインのCEO永野寿子さん、SANT PAUのシェフソムリエ菊池貴行さん、ワインジャーナリストの柳忠之さんで、奥のテーブルには柳田審査員長と品評会運営アドバイザーの岡真木さんがいらっしゃいます。

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白ワインの確認審査。こころ惹かれるワイン・・・ありますね。

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続いては赤ワイン。最後のワイン、入門者に楽しんでいただけそうです、マルベックかな?

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スタッフの皆さまの細やかで迅速なホスピタリティー、お見事でした。

この日の結果をふまえて、各カテゴリー別メダルの発表が5月31日にありました。
http://www.best-wine.jp/awards_result2012.pdf
一覧表に掲載されている受賞ワインのなかから選出される、ベストワイン、国産ベストワイン、コストパフォーマンスワインの最大10個の賞は、7月11日の表彰式&ワインテイスティング会@椿山荘で発表される予定です。奮ってご参加ください



品評会の審査員長の柳田藤寿先生は山梨大学ワイン科学研究センター長で農学博士です。
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これは大豆で作ったヨーグルト、ワイン酵母を使っています。
容器には先生そっくりのイラストが!

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山梨新報(5月25日刊)に「家庭で塩麹を作ってみよう!! 」の記事が掲載されたので、塩麹に興味をお持ちの方は、是非トライなさってください。

塩麹の作り方
生麹、乾燥麹がりますが、スーパーマーケットで売っている乾燥麹が使いやすい
1: 麹200gをボール等に入れ、麹の粒をバラバラにするようにほぐす。塩70gを加えて麹と塩が馴染むようにしっかりともみ込む。
2: 水(ミネラルウォーター等)を200ml(乾燥麹の場合は250ml)加え、しっかりと混ぜる。
3: 熱湯消毒した保存容器に移し、ふたを少しゆるめて常温で熟成させる。毎日1回混ぜ、暑い時期なら7日~10日位、寒い時期なら14日位で発酵が進み、塩の味がまろやかに、また、麹の米の粒が日が経つほどに溶けておかゆのようになる。ほのかな甘酒のような香りがしてきたら出来上がり。

柳田先生のワンポイントアドヴァイス
■完成した塩麹は冷蔵庫で保管し、2~3か月で使い切りましょう。
古くなると酵素の活性(力)が低くなったり、乳酸菌が少なくなってしまいます。
■塩麹は漬ける、塗る、まぶす、味付け等、様々な用途で使えます。
一般的には「塩の代わりに使う」という考え方で。
調味料として使う場合は、塩の2倍が適しており、食材に切れ目を入れておくと酵素の作用が促進されます。
■麹に含まれる酵素は60度以上の熱を加えると活性を失うので、温度には気をつけましょう!

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私も塩麹、作っています。5月6日に作った分がそろそろなくなりそうです。乾燥した塩麹200g、お塩60gの割合で作りました。先生いわく、塩麹を料理に使うと (1)食材を柔らかくする (2)旨味を出す (3)栄養素が増加する、とのことです。

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塩麹色のバラ! 癒し効果で挿入してみました、いかがですか

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最後はワイン入門者の方や国産ワインに関心をお持ちの方におすすめしたい書籍の紹介
柳田先生の著書『世界が認めた国産ワイン(ぶんか社刊/1575円)』です。

国産ワインの基礎知識や第3章にあるマリアージュ、日本のワイナリ―探訪、上手な国産ワインの選び方といった項目で、国産ワインについての知識を得ることができます。加えて、農学博士の知恵を生かしたわかりやすいワイン解説の項、第2章の「もっと知りたいワインのこと」は肩肘はらないで、楽に読み通せる内容になっています。

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前述した第3章は「国産ワインと料理のマリアージュ」編です。ここにはレストラン・アイの松嶋啓介シェフの料理に合わせ、先生がおすすめワインについてコメントしています。

私は79ページの「豚スライスのしゃぶしゃぶ 柑橘のドレッシング」に目がいきました!! 次回の産経EX【ワインのこころ】に載せるワインは「シャトーメルシャン甲州きいろ香」なのですが、これって、まさにきいろ香とナイスなマリアージュになること間違いなしです、いいですね! ちなみに柳田先生は甲州のやや辛口タイプやスパークリングをおすすめしています。スパークリングワインなら、安心院のブラン・ド・ブラン(2900円)が、個人的にはとてもイイと思っています!

進化する国産ワイン、その実力を皆さまの五感でお確かめいただけましたら幸いです!
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コメント 4

gillman

昨年の「日本で飲もう…」はリストを見ているだけでも楽しかったですし、現実に飲めるという点でもとても良かったです。今年も楽しみです。塩麹は我が家でも活躍してます。
by gillman (2012-06-03 19:00) 

fumiko

gillmanさんの家のエンゲル係数をさげるべく、今年も美味しくて、値ごろ感のあるワインをご紹介できそうです。お役にたてば嬉しいです。
by fumiko (2012-06-04 10:56) 

miche

昨年の「日本で飲もう最高のワイン2011」の記事で紹介いただいたワインを何本か購入し、楽しんでいます。どれも、お墨付きだけあって本当に美味しく頂きました。今年選ばれているワインも何本か飲んだ記憶があるものなので、ちょっと嬉しくなりました。じっくり拝見させて頂き、どれを購入するか、しばらく悩みそうです。
by miche (2012-06-04 16:35) 

fumiko

micheさん、昨年選ばれたワイン何本かを愛飲してくださっていた由
ありがとうございます!
2012年も味わい&価格面で納得いただけるワインを楽しんでください。
拙記事を読んでくださって本当にありがとうございます!

by fumiko (2012-06-04 21:34) 

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