ピーターレーマンが誇るストーンウエル・シラーズ、壮観２０ヴィンテージ！ [ワイン]
オーストラリア・バロッサのピーターレーマン・ワインズの創始者ピーター・レーマン氏は伝説的な人物として知られています。初めて同ワイナリーを訪問した2006年にお目にかかることができたのですが、温和で包容力のある方でした！ この時は谷宣英ソムリエ（ホテルニューオータニ東京）や小嶋隆ソムリエ（ホテルニューオータニ大阪）も一緒でした。
レーマン氏を囲んでの３ショット（2006年2月11日撮影）
3年経過した現在、谷ソムリエ（右）は今秋大阪で開かれる『アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール』の日本代表に選ばれていますし、小嶋ソムリエは昨年の『キュヴェ・ルイーズ・ポメリー ソムリエコンテスト』で優勝しています。おふたりとも大活躍です！
画像はエベネイザーにあるラルフ・シュレイペルさんのぶどう畑のシラーズの古樹で、なんと1885年に植樹されたものです。この畑で収穫されたぶどうはフラッグシップワイン『ストーンウエル・シラーズ』に使われています。バロッサはフィロキセラの害を受けなかったワイン産地のひとつなんですよ！！
一昨日、その『ストーンウエル・シラーズ』の1987年から2006年までの20ヴィンテージを利く試飲セミナーが開かれました。主催は輸入元のヴィレッジ・セラーズさんです。
Peter Lehmann Stonewell 20 vintages Vertical Tasting 2009/09/01と書かれた用紙を外すと・・・
壮観！ 左の奥から右に1987年～1991年、1992～1996年、1997年～2001年、2002年～2006年。ワインは1ヶ月前に日本に運ばれ、セミナー当日はまず2本分を1つの容器に入れ、それを再度各ボトルに戻してサービスされました。13時15分からグラスに注ぎ始めて完了したのがセミナー開始の少し前。状態を見ながらの作業なので準備が大変だったと思います。
1993年、1994年、1995年の3本以外は背が高いボトル。白いラベルはリリース前の2005年と2006年
セミナーの講師は醸造責任者のアンドュー・ウィガン氏。30年以上にわたって同ワイナリーで活躍しています。「テイスティングは繊細で優しいオールドヴィンテージからタンニンの多い若いヴィンテージの順で」が持論。
この日の通訳はヴィレッジ・セラーズの中村芳子ジェネラル・マネージャー（右）でした。
ピーターレーマン・ワインズではバロッサにある200以上のぶどう栽培農家と契約しています。そして、『ストーンウエル・シラーズ』はその中のトップクラスをぶどうを選び抜いて造られています。その条件は収量が少なく、実は小さめ。よく熟したタンニンを備えたリッチなぶどうでなければなりません。
＜２０年の変遷＞
■1987年、樽熟成のための新しいアメリカン・オーク樽を購入する資金ができた年
■1989年、アメリカン・オークの新樽で発酵・熟成させた最初のヴィンテージ。ストーンウエルのスタイルを変更した年
■1996年、一部のワインを初めてフレンチオークで発酵・熟成させ、アメリカン・オークの新樽で発酵・熟成させたワインとブレンド。ストーンウエルの転機の年
■1997年以降、フレンチオークの使用率が増え始める。この年は64％、1998年は67％、1999年＆2000年は73％。2001年から2006年ヴィンテージまでは90％
この20年に『ストーンウエル・シラーズ』は多くの賞を受賞しています。素晴らしい状態のワインばかりでしたが、「１つだけ好みのヴィンテージを」と言われたら、私は1995年を選びます。この年は9区画のぶどうを使用し、アメリカンオーク100％で22ヶ月熟成させています。ヨモギや甘草、鼻に抜けるスパイシーさ（ミント）が心地良く、タンニンも細やかでとても上品。。今飲んで美味しいワイン、“食事と合わせて楽しめる”と感じました。
若いヴィンテージに感じる力強いタンニン、リッチなボディは、ストーンウエル・シラーズが熟成させることで真価を発揮するワインであることがよくわかります。20年経過しても古さを感じさせないところはさすがでした。
レーマン氏を囲んでの３ショット（2006年2月11日撮影）
3年経過した現在、谷ソムリエ（右）は今秋大阪で開かれる『アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール』の日本代表に選ばれていますし、小嶋ソムリエは昨年の『キュヴェ・ルイーズ・ポメリー ソムリエコンテスト』で優勝しています。おふたりとも大活躍です！
画像はエベネイザーにあるラルフ・シュレイペルさんのぶどう畑のシラーズの古樹で、なんと1885年に植樹されたものです。この畑で収穫されたぶどうはフラッグシップワイン『ストーンウエル・シラーズ』に使われています。バロッサはフィロキセラの害を受けなかったワイン産地のひとつなんですよ！！
一昨日、その『ストーンウエル・シラーズ』の1987年から2006年までの20ヴィンテージを利く試飲セミナーが開かれました。主催は輸入元のヴィレッジ・セラーズさんです。
Peter Lehmann Stonewell 20 vintages Vertical Tasting 2009/09/01と書かれた用紙を外すと・・・
壮観！ 左の奥から右に1987年～1991年、1992～1996年、1997年～2001年、2002年～2006年。ワインは1ヶ月前に日本に運ばれ、セミナー当日はまず2本分を1つの容器に入れ、それを再度各ボトルに戻してサービスされました。13時15分からグラスに注ぎ始めて完了したのがセミナー開始の少し前。状態を見ながらの作業なので準備が大変だったと思います。
1993年、1994年、1995年の3本以外は背が高いボトル。白いラベルはリリース前の2005年と2006年
セミナーの講師は醸造責任者のアンドュー・ウィガン氏。30年以上にわたって同ワイナリーで活躍しています。「テイスティングは繊細で優しいオールドヴィンテージからタンニンの多い若いヴィンテージの順で」が持論。
この日の通訳はヴィレッジ・セラーズの中村芳子ジェネラル・マネージャー（右）でした。
ピーターレーマン・ワインズではバロッサにある200以上のぶどう栽培農家と契約しています。そして、『ストーンウエル・シラーズ』はその中のトップクラスをぶどうを選び抜いて造られています。その条件は収量が少なく、実は小さめ。よく熟したタンニンを備えたリッチなぶどうでなければなりません。
＜２０年の変遷＞
■1987年、樽熟成のための新しいアメリカン・オーク樽を購入する資金ができた年
■1989年、アメリカン・オークの新樽で発酵・熟成させた最初のヴィンテージ。ストーンウエルのスタイルを変更した年
■1996年、一部のワインを初めてフレンチオークで発酵・熟成させ、アメリカン・オークの新樽で発酵・熟成させたワインとブレンド。ストーンウエルの転機の年
■1997年以降、フレンチオークの使用率が増え始める。この年は64％、1998年は67％、1999年＆2000年は73％。2001年から2006年ヴィンテージまでは90％
この20年に『ストーンウエル・シラーズ』は多くの賞を受賞しています。素晴らしい状態のワインばかりでしたが、「１つだけ好みのヴィンテージを」と言われたら、私は1995年を選びます。この年は9区画のぶどうを使用し、アメリカンオーク100％で22ヶ月熟成させています。ヨモギや甘草、鼻に抜けるスパイシーさ（ミント）が心地良く、タンニンも細やかでとても上品。。今飲んで美味しいワイン、“食事と合わせて楽しめる”と感じました。
若いヴィンテージに感じる力強いタンニン、リッチなボディは、ストーンウエル・シラーズが熟成させることで真価を発揮するワインであることがよくわかります。20年経過しても古さを感じさせないところはさすがでした。
2009-09-03 12:03
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コメント(4)
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ストーンウエル・シラーズ！ Winoさん、ワイン会で是非お試しください～
by fumiko (2009-09-04 13:55)
シラーズ、響きがいいですね。旨そうです。
by hako (2009-09-26 22:56)
hakoさんも豪州産のシラーズ（フランスではシラーと呼びます）のワインを
結構飲まれていますね。
by fumiko (2009-09-28 00:35)
YUTAKAさん、チェックありがとうございました。
すでに9月28日になりましたね
イタリアでの記念すべきお誕生日、おめでとうございま～す！！
by fumiko (2009-09-28 00:38)