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北部イタリアの魅力をたっぷり味わって [オープンカレッジ]

秋期講座開始! 銘醸地編はリクエストの多かったイタリアです。
(1)できるだけ多くのぶどう品種を体験
(2)できるだけ多くのDOCGを体験
(3)できるだけ多くの州を訪問
(4)可能な限り、スーパータスカンを体験

な~んて欲張りなことを柱にして頑張っています。

第1回は北部エリアを中心にワインをセレクトしてみました。
なかでもガイアのバルバレスコはグレートヴィンテージの2004!!
もちろん、講座生の皆さんは大喜びしていました。

アンジェロ・ガイアさん.JPG
6月来日時のアンジェロ・ガイア氏、お茶目な方です!

秋期講座イタリア.JPG
(左から)
(1)フェッラーリ・ぺルレ・ミレジム2002(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)
(2)ビルカール・サルモン・ブラン・ド・ブランNV(フランス・シャンパーニュ地方)
(3)リヴィオ・フェルーガ ピノ・グリージョ2006(フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州)
(4)マァジ・レヴァリア・ソアヴェ・クラシコ2007(ヴェネト州)
(5)ピノ・チェーザレ・バルベラ・ダルバ フィデス2005(ピエモンテ州)
(6)ガイア・バルバレスコ2004 DOCG(ピエモンテ州)
プラス
IMG_6175 イタリア.JPG
■エリオ・フィリッピーノ・バルベラ・ダルバ2004 ヴィーニャ・ヴェイヤ(ピエモンテ州) 
提供:ヤマウラさん(講座生)
■ニーノ・ネグリ・チンクエ・ステッレ・ヴァルテッリーナ・スフルサート2003(ロンバルディア州) 
提供:ヨシイさん(講座生)
というラインアップでした。

<第1フライト>はピノ・グリージョとソアヴェを比較試飲
スマートでさわやかな前者、まるみがあり、トロピカルフルーツやスパイス香のある後者
ともにイタリアワインの定番、チャーミングです。

<第2フライト>は泡もの対決、2本ともシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。
(1)のフェッラーリはイタリアが誇る秀逸なスパークリングの生産者。気泡も繊細、上品でバランスのとれた味わい、ミネラルも十分。対するシャンパンは名門ビルカール・サルモン。期待通りの上質なシャンパン。
講座生22名(うち1名は欠席)に聞いた好み調査では、フェッラーリ10票、BS11票という結果になりました。その差はわずか「1票」!
ぺルレ@5,500、BS@11,000という点を考えると、価格的にもペルレは大変お得な泡もの。超お薦めです!

2~3年前、ペルレの発売を記念して行ったセミナーで、輸入元の日欧商事様がサプライズ企画をしていました。秋期講座と同じ、シャンパン相手のブラインドテイスティングです。某シャンパンメゾンのブリュットタイプが供出され、この時、ぺルレが圧勝したという経緯があります。私もペルレを選んだ一人なのですが、シャルドネ100%のペルレと、3品種ブレンドのブリュットとの比較には違和感を感じていました。そこで、今回講座で完全なるシャルドネ対決を取り入れてみました。この1票差、意味ある結果だったと思っています。

IMG_6098イタリア編.JPG
最後の<第3フライト>は2種類のバルベラとネッビオーロの利きわけ。
(5)はピノ・チェーザレのオーナー来日を機に開催されたプレス対象のセミナーで、気に入った1本です。2005年のフィデスはハツラツとした果実味、樽に由来する若干のヴァニラの香り、スパイシーさ、長い余韻、最後にしっかりとしたタンニンが残る上質な赤ワイン。

同社のオーナーは「ネッビオーロを植えるべきセッラルンガ・ダルバ地域の急斜面の畑にバルベラを植えたのは、弊社のバルベラに対する特別な思いがあってのこと。ラテン語でフィデスは“信頼”という意味があります」と話してました。色調が濃く、凝縮感があり、バルバラの特徴である“酸味”がとても上品な印象です。

この日はヤマウラさんが愛飲するエリオ・フィリッピーノ社のバルベラをご提供いただいたので、2種類のバルベラを比較することができました。ヤマウラさん、貴重なワインをありがとうございました!
そして、もう1種類、ヨシイさんが供出してくれたDOCGワイン。十分なタンニンを含み、濃い味わい&アルコールたっぷりの印象でした。カレッジのためにご協賛くださいましてありがとうございます!

さて、第1回目に登場したスーパーワイン、ガイアのバルバレスコ2004ですが、豊かな果実味と樽熟でこなれたタン二ン、決してでしゃばらない酸、これらがとても心地良く、甘草や樽由来のヴァニラの香りも魅力でした。本当はもっと熟成させてからテイスティングするほうが良いのでしょうが、若くても十分楽しめる逸品でした。
MHD ディアジオ・モエ・ヘネシーの親愛なるサカイ様、予算内でやりくりできたことに大感謝しております!

イタリアは魅力的なワインの宝庫です。
講座用に出したいワインが多すぎて・・・だから、いつものように楽しく悩みたいと思っています。
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AKI

冨美子先生

冨美子先生こんにちは!

>イタリアは魅力的なワインの宝庫です。
>講座用に出したいワインが多すぎて・・・だから、いつものように楽しく悩みたいと思っています。

イタリアはブドウ品種も、DOCGも多くって欲張りになってしまいますよね!
でもとっても嬉しい悩みですよね!

これからの冨美子先生のオープンカレッジのレポート
私たちもとっても楽しみです♪
by AKI (2008-10-24 13:38) 

fumiko

winoさん、チェックありがとうございました!

AKIさん、レスが大変遅れてしまいました。お許しアレ。
私は今週半ばがヤマです、睡眠不足ですが、頑張りま~す。
ブログに書きたい情報はたくさんあるのに、ね。

by fumiko (2008-10-28 00:05) 

fumiko

第3回目のイタリアは南部のワインと癒し系ワイン
YUTAKAさん、お楽しみに!
by fumiko (2008-11-16 21:29) 

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