パルメイヤー賛歌

5月にホテルオークラのワインアカデミーで『映画とワイン』の講座を担当させていただきました。
拙著『おいしい映画でワイン・レッスン』をベースにしてセレクトしたのですが、
本に掲載できなかった比較的新しい映画も取りあげています。
ワインのラインアップも良いので、2週続きの講師はまさに役得、至福の時間でした。

なかでも『パルメイヤー・シャルドネ2005』には大満足。
映画『ディスクロージャー』様様です
右は『ソフィーの選択』のシャトー・マルゴー




映画に登場していたのは1991ヴィンテージでした。
『おいしい映画でワイン・レッスン』の原稿作成中のある日
熱田貴・現ソムリエ協会名誉会長のお店『グリンツィング』でパルメイヤーを試飲していただきました。
その時のコメントは「最初にフレッシュさがあり、その後に続く香りにはカリンや完熟した洋梨、さらにはハチミツやスパイシーさ。口に含むと白ワインでありながら、タンニン分を感じさせてくれる魅力的なワイン」というものでした。

ワインアカデミーで約3年ぶりにパルメイヤーを試飲した私の感想は・・・全てにおいてバランスの取れた味わいのワインだと再認識しました。本来、樽香の強いワインは苦手なのですが、パルメイヤーの場合、その樽香を感じさせない複雑味があり、余韻の長さも魅力だと思います。

ホテル・オークラでの２回のテイスティング後、オープンカレッジの7月からの新講座で「このワインを出そう」と決めました。18日はカリフォルニア、オレゴン、ワシントン各州を学習しましたが、最初の口開けワインとなり、講座生の皆様も満足気のご様子でした。



さて、次回オーストラリア＆ニューランド編では過去最高の10アイテムを供出します。
時間配分が大変そう。

コメント 4

一気に１０種もテイスティングですか？
集中力のいる講義ですねぇ～
by Wino (2007-07-23 08:52) 

Pahlmeyer は初めて飲んだのですが、トロピカルフルーツなどの果実味が凝縮されていて、なおかつ蜂蜜やバターの香り、スパイスの香りなどが絡み合い、ベースにある木樽のニュアンス（フランソワ・フレール製？）とあいまって、とても美味しいワインでした。パワフルさとエレガントさのバランスが絶妙でした。ファーストインパクトという意味でも最高で。

ワイン講座はもちろんのこと、普段でもなかなか飲めないですよね。先生、貴重な体験をありがとうございました！ずいぶんと贅沢をさせていただいているな、といつも感謝をしております。
by YUTAKA (2007-07-23 14:06) 

こんにちは。ホテルオークラは時々利用するので以前からワインアカデミーは参加したいと思っていました。
バロンや桃花林で親しくさせていただいているソムリエの方からも大変人気があると伺っています。ソムリエの方でも１０種類テイスティングしながらの講義は時にはアルコールが回ってしまい、ふぁ～としてしまうとの事。
個人的にはシャンパンだけの講義などがあったらぜひ参加したいと思っているのですが、おそらく私みたいに弱い人は全部テイスティングする前にダウンしてしまうのかもしれません。。。
by のわーる (2007-07-23 15:56) 

なにをおっしゃるwinoさん、10種類近いワインを試飲しているリポートがたくさんあるではないですか！
私はwinoさんのタフさにはかないません（笑）

YUTAKAさん、久々のコメント、嬉しく思います♪
>Pahlmeyer は初めて飲んだのですが
それはなによりでした。いつ飲んでも裏切られることがないワインですね。
お言葉に応えられるよう、納得できるワインを1本でも多く、供出していきますね。8月の講座もお楽しみに！

のわーるさんもお久し振りですね。
11月に３夜連続で、ワインアカデミーで「映画とワイン」の講座を致します。
ワインにあわせてお料理も出ますので、ダウンすることはないと思いますよ、是非是非おいでくださ～い♪
by fumiko (2007-07-24 19:42)