前代未聞のボルドープリムール2006@TOKYO [ワイン]
ぶどうを収穫後、できたワインは12ヶ月から24ヶ月間樽で熟成させ、
その後、瓶で2~4ヶ月寝かせてから出荷されます。
2006年ヴィンテージのワインなら、来年の春から2009年の春にかけて
市場に登場する、ということになります。
今回のボルドープリムール2006は何かと言うと、
今年の2月初め頃、樽に詰めたワインをサンプルとして樽から抜いて
行った「ボルドーワインの新酒試飲会」のこと。
ただ、過去においてボルドーから遠く離れた日本で開催されたことは
ありませんでした。ワインは生まれたばかりの赤ちゃんと同じ状態なので
リスクを伴いますし、この試飲会をボルドーのシャトーのオーナー全員が
賛成と、言うわけでもありませんでした。
会見をする徳岡会長、ネゴシアン(集荷卸業者)のジネステ社カルル氏
ヴァランドローのオーナー、チュヌヴァン氏
ホテルオークラの渡部ソムリエも真剣な表情でテイスティングです
前代未聞のボルドープリムール@TOKYOを行なった(株)徳岡は、23年も
前から毎年ボルドーのプリムール買いをしていたので、過去に培ってきた
信用と実績が、ボルドー側の固い壁を破ったようです。
ただ、2つの厳しい条件が出ていました。
その条件とは
(1)日本での試飲会にはネゴシアンのカール氏とヴァランドローのチュヌヴ
ァン氏が同行、同席し、試飲会前にワインの味を確認すること!
(2)ボルドーのシャトーから出たワインは5日以内に試飲会を行い、
5日以降経過したワインは破棄すること!
というものです。
(株)徳岡が購入したプリムールワインは全部で34シャトー39アイテム、
長旅をしてきたワインに大きな問題もなく、しっかり試飲ができました♪
全部試飲させていただきましたが、
後発酵前の白ワインは果実味豊かで当然ながらしっかりした酸が特徴的
赤ワインは、やはり気になる「シャトー・スミス・オーラフィット」
2年後のリリース時、再会できるのが楽しみです♪
徳岡会長、お疲れ様でした!
大胆な試みなんですね。固い感じの白ワインが意外と僕は好きかも
しれません。リンゴでも青いのが美味かったりしますから。
南仏が気に入っていて、ボルドーまで全然手が出てませんが、
そろそろ要チェックですね。
by hako (2007-04-29 21:43)
hakoさんのおっしゃる通り、まさに大胆な試みです。
プリムールワイン(新酒)はボルドーから30マイル離れた場所に移動させるだけでも、品質面でかなり気を遣う代物。それを遠路はるばる日本まで運んできたのですから、とても大変だったようです。
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URL:http://www.100bordeaux.jp/
by fumiko (2007-05-01 00:08)