春期NHK文化センター青山校のシャンパーニュ講座がスタートしました! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]
2012年ヴィンテージにフォーカス
#1:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ2012
#2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン2012
#3:アンリオ ブリュット ミレジメ2012
#4:ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ブラン2012
#5:ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012 草間彌生
色調だけでBdeBかBrutかを見極めるのはなかなか
きっかけを作ってくれたアンリオのミレジメ2012
新ヴィンテージの発売にからみ、ファインズさんから届いた2012を、
即、テイスティング&リポート
アンリオらしい丁寧な造り。何より、ピュアな果実味が魅力的
温度変化で厚味、様々なニュアンスを感じ、
食とのマリアージュでも守備範囲が広く素晴らしかったので、
アンリオと比肩しうる2012年VTのアイテムを選択しました!
アンリオのジル・ド・ラルズィエールCEOにもリポートを読んでいただきました。
Many thanks for your very kind note about our Millésime 2012. It is a beautiful wine and as I could read your notes on it, I think you perfectly captured its qualities.
とのお返事があり、2012VTの素晴らしさを共有できて嬉しく思っています!
鯛、クレソン、葉&茎を利用したセロリ、カラフルミニトマト
柚子味噌とオリーブオイルでさらっと味付け、仕上げに白胡麻をまぶして完成!
和柑橘や和風調味料との相性が素晴らしいシャンパーニュ
2012年ヴィンテージについて
データ提供:ファインズ
年初から7月半ばまでは悪天候
7月半ば~9月半ばまでは降雨もなく酷暑
9月半ば、収穫期は好天
劇的な気候の変化がコントラストを生み、全ての要素に調和をもたらしたヴィンテージ
講座の第1フライトは白ぶどう100%のブラン・ド・ブラン
#1:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ2012
生産者:ドゥラモット(NM)
ぶどう品種:CH100%
GCのル・メニル、アヴィーズ、オジェ、クラマン、オワリー、シュイィ
ドザージュ量:6.5g/L
価格:12,000円(税別)
完売した2008年に次ぐヴィンテージ。繊細で輝きのある気泡。レモンやGFのような柑橘系果実、白い花、石灰由来のミネラル、#2と利き比べると軽快。クリーミー、切れの良さ。きりりとした酸を伴いながら着地
日本人画家菅原健彦さんが描いた桜のラベル
#2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン2012
生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
ぶどう品種:CH100%/GCのオジェ、ル・メニル
ドザージュ量:3g/L
価格14,000円(税別)
輸入元:ミレジム
ぶどうの20%を使い古した小型のオーク樽で醸造。ブルーノ・パイヤールさんは「デゴルジュマンは外科手術と同じなので、シャンパーニュが回復するまで時間をかけることが必要」というのが持論。ゆえに、デゴの後、18ヶ月かけて落ち着かせてから市場にリリースしています。ちなみに他のメゾンは大体6ヶ月程度。 輝きのあるゴールド、グラス上部から見る泡沫活発、白桃やアプリコット、GF、白い花や蜂蜜、ブリオッシュ。酸味のメリハリ、果実の風味、かすかな塩味、きれいな酒質、ミネラルと旨味、余韻はドライで無駄のない印象
デゴルジュマンを施した年月が、#1は2019年6月、#2は2019年4月。ぶどう畑はともにGCのみ。同ヴィンテージなので、容器、醸造、ドザージュの違いを知ることで、メゾンのスタイルがよくわかりました!
第2フライトはブリュット3種
#3:アンリオ ブリュット ミレジメ2012
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH54%、PN46%
ドザージュ量:6g/L
価格:14,000円(税別)
輸入元:ファインズ
グラン・クリュとプルミエ・クリュのぶどうを使用。コード・デ・ブランはシュイィ、アヴィーズ。モンターニュ・ド・ランスはトレパイユ、マイィ、ヴェルズネー、アヴネー。フローラル&様々な果実の香り、ミネラル、切れ感があり、バランス良好、エレガント。冷涼年に感じるミネラルやヨード感。一方で、口中に広がる甘やかさ、スパイスやコーヒーのアロマは暑い年に由来する要素。劇的な変化をもたらした2012年ヴィンテージならではの特徴が表現されたアイテム
#4:ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ブラン2012
生産者:ルイ・ロデレール(NM)
ぶどう品種:PN55% M25% CH20%
ドザージュ:0g/L
価格:16,000円(税別)
輸入元:エノテカ
ビオディナミ100%のキュミエール村のぶどう(PN、CH、M)を同時収穫して仕込み、15%のみ木樽を使用して発酵。ノン・ドゼ、ノン・マロの純なシャンパーニュ。 醸造責任者のレカイヨンさんに「ドザージュをしていないシャンパーニュは糖分添加したシャンパーニュより、熟成が早まると思うのですが」と質問したことがあります。その時、「通常の温度(セラー温度10度)より、低い温度で保存すると、熟成は緩やかに進むので、温度への配慮を」とのお返事をいただきました。温度管理も反映しているシャンパーニュ
ルイ・ロデレールは、2012年ヴィンテージを ①緻密、②洗練、③優しい泡、の3単語で形容。色調はグリーンがかった黄金色、熟成香が際立ち、ミネラル、熟した果実、ヘーゼルナッツ、白胡椒の要素。中盤以降軽いビター感、フレッシュ、ドライでありながら豊潤。第3週・第4週ともに一番人気だったアイテム
#5:ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012 草間彌生
生産者:ヴーヴ・クリコ(NM)
ぶどう品種:PN90% CH10%
ドザージュ:6g/L
価格:23,400円(税別)
輸入元:モエ・ヘネシー・ディアジオ
27歳で未亡人となり、亡き夫のシャンパーニュメゾンを大成させたマダム・クリコ&28歳で生まれ育った日本を離れて渡米し、世界的名声を収めたマダム・ヤヨイ。二人のマダムのコラボレーション。 ピノ・ノワールはアイ、ヴェルズネー、ヴェルジー、アンボネイ、ブージー、シャルドネはアヴィーズ、メニル・シュル・オジェを使用。
ブラインドで、グラスの色だけを見て、「白ぶどうのほうが多い?」と迷っていた講座生も・・・ その答えが覆されたのは、グラス内の温度変化。最初に白い花のアロマが広がり、その後、ストーンフルーツ(白桃やネクタリンやカリン等)、新鮮なアーモンド、ジンジャーの要素。口中では心地よいミネラル感、ドライアプリコット、蜂蜜、柑橘果実の内果皮似のビター感。中盤から厚味、ふくらみ。
「私たちの黒ぶどうは、最高の白ワインをもたらします」 マダム・クリコ 1825年
最初は円筒形のコルクたち
瓶口に圧縮したコルクの下半分を挿入することで、長い熟成を経てキノコ型に変形
王冠(プラーク)にはメゾンの個性が反映しています!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
最新情報 by シャンパーニュ委員会CIVC
名称保護・価値向上を管轄する部門のディレクター、エゴロフさん
2020年に就任した方で、“シャンパーニュの今”をテーマに解説
本国からの来日は3年ぶりでした!
2021年の出荷数量は3億2,000万本(前年比31%増)
金額では57億€(前年比36%)
2021年の輸出数量ランキングTOP10
出典:CIVC
数量ベースで1位は米国、2位は英国、日本は3位
日本向け輸出量・金額の推移
出典:CIVC
2021年は1,380万本、3億5,400万€
数量ではコロナ禍以前の2018年とほぼ同等
金額では過去最高の売上を誇った2019年の数字に近い躍進
会見の後、3種のシャンパーニュ登場!
ランチのお弁当はHinokiの藤田社長が担当
サービスされた3アイテム
心地よい日差しのもとでワンショット
一瞬ですが、コロナの喧騒を忘れることができました🥂
シャンパーニュ委員会は今年もシャンパーニュデイを開催します。詳細はコチラから!
どのメゾンのシャンパーニュで乾杯しましょうか
#1:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ2012
#2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン2012
#3:アンリオ ブリュット ミレジメ2012
#4:ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ブラン2012
#5:ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012 草間彌生
色調だけでBdeBかBrutかを見極めるのはなかなか
きっかけを作ってくれたアンリオのミレジメ2012
新ヴィンテージの発売にからみ、ファインズさんから届いた2012を、
即、テイスティング&リポート
アンリオらしい丁寧な造り。何より、ピュアな果実味が魅力的
温度変化で厚味、様々なニュアンスを感じ、
食とのマリアージュでも守備範囲が広く素晴らしかったので、
アンリオと比肩しうる2012年VTのアイテムを選択しました!
アンリオのジル・ド・ラルズィエールCEOにもリポートを読んでいただきました。
Many thanks for your very kind note about our Millésime 2012. It is a beautiful wine and as I could read your notes on it, I think you perfectly captured its qualities.
とのお返事があり、2012VTの素晴らしさを共有できて嬉しく思っています!
鯛、クレソン、葉&茎を利用したセロリ、カラフルミニトマト
柚子味噌とオリーブオイルでさらっと味付け、仕上げに白胡麻をまぶして完成!
和柑橘や和風調味料との相性が素晴らしいシャンパーニュ
2012年ヴィンテージについて
データ提供:ファインズ
年初から7月半ばまでは悪天候
7月半ば~9月半ばまでは降雨もなく酷暑
9月半ば、収穫期は好天
劇的な気候の変化がコントラストを生み、全ての要素に調和をもたらしたヴィンテージ
講座の第1フライトは白ぶどう100%のブラン・ド・ブラン
#1:ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ2012
生産者:ドゥラモット(NM)
ぶどう品種:CH100%
GCのル・メニル、アヴィーズ、オジェ、クラマン、オワリー、シュイィ
ドザージュ量:6.5g/L
価格:12,000円(税別)
完売した2008年に次ぐヴィンテージ。繊細で輝きのある気泡。レモンやGFのような柑橘系果実、白い花、石灰由来のミネラル、#2と利き比べると軽快。クリーミー、切れの良さ。きりりとした酸を伴いながら着地
日本人画家菅原健彦さんが描いた桜のラベル
#2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン2012
生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
ぶどう品種:CH100%/GCのオジェ、ル・メニル
ドザージュ量:3g/L
価格14,000円(税別)
輸入元:ミレジム
ぶどうの20%を使い古した小型のオーク樽で醸造。ブルーノ・パイヤールさんは「デゴルジュマンは外科手術と同じなので、シャンパーニュが回復するまで時間をかけることが必要」というのが持論。ゆえに、デゴの後、18ヶ月かけて落ち着かせてから市場にリリースしています。ちなみに他のメゾンは大体6ヶ月程度。 輝きのあるゴールド、グラス上部から見る泡沫活発、白桃やアプリコット、GF、白い花や蜂蜜、ブリオッシュ。酸味のメリハリ、果実の風味、かすかな塩味、きれいな酒質、ミネラルと旨味、余韻はドライで無駄のない印象
デゴルジュマンを施した年月が、#1は2019年6月、#2は2019年4月。ぶどう畑はともにGCのみ。同ヴィンテージなので、容器、醸造、ドザージュの違いを知ることで、メゾンのスタイルがよくわかりました!
第2フライトはブリュット3種
#3:アンリオ ブリュット ミレジメ2012
生産者:アンリオ(NM)
ぶどう品種:CH54%、PN46%
ドザージュ量:6g/L
価格:14,000円(税別)
輸入元:ファインズ
グラン・クリュとプルミエ・クリュのぶどうを使用。コード・デ・ブランはシュイィ、アヴィーズ。モンターニュ・ド・ランスはトレパイユ、マイィ、ヴェルズネー、アヴネー。フローラル&様々な果実の香り、ミネラル、切れ感があり、バランス良好、エレガント。冷涼年に感じるミネラルやヨード感。一方で、口中に広がる甘やかさ、スパイスやコーヒーのアロマは暑い年に由来する要素。劇的な変化をもたらした2012年ヴィンテージならではの特徴が表現されたアイテム
#4:ルイ・ロデレール ブリュット・ナチュール・ブラン2012
生産者:ルイ・ロデレール(NM)
ぶどう品種:PN55% M25% CH20%
ドザージュ:0g/L
価格:16,000円(税別)
輸入元:エノテカ
ビオディナミ100%のキュミエール村のぶどう(PN、CH、M)を同時収穫して仕込み、15%のみ木樽を使用して発酵。ノン・ドゼ、ノン・マロの純なシャンパーニュ。 醸造責任者のレカイヨンさんに「ドザージュをしていないシャンパーニュは糖分添加したシャンパーニュより、熟成が早まると思うのですが」と質問したことがあります。その時、「通常の温度(セラー温度10度)より、低い温度で保存すると、熟成は緩やかに進むので、温度への配慮を」とのお返事をいただきました。温度管理も反映しているシャンパーニュ
ルイ・ロデレールは、2012年ヴィンテージを ①緻密、②洗練、③優しい泡、の3単語で形容。色調はグリーンがかった黄金色、熟成香が際立ち、ミネラル、熟した果実、ヘーゼルナッツ、白胡椒の要素。中盤以降軽いビター感、フレッシュ、ドライでありながら豊潤。第3週・第4週ともに一番人気だったアイテム
#5:ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム2012 草間彌生
生産者:ヴーヴ・クリコ(NM)
ぶどう品種:PN90% CH10%
ドザージュ:6g/L
価格:23,400円(税別)
輸入元:モエ・ヘネシー・ディアジオ
27歳で未亡人となり、亡き夫のシャンパーニュメゾンを大成させたマダム・クリコ&28歳で生まれ育った日本を離れて渡米し、世界的名声を収めたマダム・ヤヨイ。二人のマダムのコラボレーション。 ピノ・ノワールはアイ、ヴェルズネー、ヴェルジー、アンボネイ、ブージー、シャルドネはアヴィーズ、メニル・シュル・オジェを使用。
ブラインドで、グラスの色だけを見て、「白ぶどうのほうが多い?」と迷っていた講座生も・・・ その答えが覆されたのは、グラス内の温度変化。最初に白い花のアロマが広がり、その後、ストーンフルーツ(白桃やネクタリンやカリン等)、新鮮なアーモンド、ジンジャーの要素。口中では心地よいミネラル感、ドライアプリコット、蜂蜜、柑橘果実の内果皮似のビター感。中盤から厚味、ふくらみ。
「私たちの黒ぶどうは、最高の白ワインをもたらします」 マダム・クリコ 1825年
最初は円筒形のコルクたち
瓶口に圧縮したコルクの下半分を挿入することで、長い熟成を経てキノコ型に変形
王冠(プラーク)にはメゾンの個性が反映しています!
o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。
最新情報 by シャンパーニュ委員会CIVC
名称保護・価値向上を管轄する部門のディレクター、エゴロフさん
2020年に就任した方で、“シャンパーニュの今”をテーマに解説
本国からの来日は3年ぶりでした!
2021年の出荷数量は3億2,000万本(前年比31%増)
金額では57億€(前年比36%)
2021年の輸出数量ランキングTOP10
出典:CIVC
数量ベースで1位は米国、2位は英国、日本は3位
日本向け輸出量・金額の推移
出典:CIVC
2021年は1,380万本、3億5,400万€
数量ではコロナ禍以前の2018年とほぼ同等
金額では過去最高の売上を誇った2019年の数字に近い躍進
会見の後、3種のシャンパーニュ登場!
ランチのお弁当はHinokiの藤田社長が担当
サービスされた3アイテム
心地よい日差しのもとでワンショット
一瞬ですが、コロナの喧騒を忘れることができました🥂
シャンパーニュ委員会は今年もシャンパーニュデイを開催します。詳細はコチラから!
どのメゾンのシャンパーニュで乾杯しましょうか
2022-05-04 23:02
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