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凝縮感&フレッシュ感を大事にしている『フィリポナ』の蔵出シャンパンの底力! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

2017年のラストレッスンはフィリポナ

photo by Fumiko (2007年12月)
今日のニュースに南米コロンビアの首都ボゴタのイルミネーションSLが登場、綺麗でした。2007年にひろしまドリミネーションで見た電車に似ていました!



昨日の講座にはサンタさんの来訪があり、シャンパンに合うショコラベースのクグロフ・オ・ルヴァンを差し入れてくれました。とても美味、ご馳走様!

待望のヴィンテージシャンパン到着

(左から)
#1:フィリポナ レゼルヴ・ミレジメ・ブリュット 2002
#2:フィリポナ レゼルヴ・ミレジメ・ブリュット 2002
#3:フィリポナ レゼルヴ・ミレジメ・ブリュット 1999
#4:フィリポナ シュブリム・レゼルヴ・セック 2005
#1~#3 は8月に輸入元富士インダストリーズ様に発注していたシャンパン!
11月半ばに日本上陸、検品等すべてが終わり、今月の講座で対面できました\(^o^)/


左から順に若干ですが色調に変化あり

第1フライトは2002&1999
フィリポナの蔵出バックヴィンテージ
同ヴィンテージでデゴルジュマン違いという貴重な体験

グラン・クリュGC、プルミエ・クリュPCのぶどうを使用。一番搾りのみ使用。ピノ・ノワールはモンターニュ・ド・ランスおよびマレイユ・シュル・アイの自社畑。シャルドネはコート・デ・ブラン。マロラクティック発酵(MLF)は一部のキュヴェのみ実施。MLFをしないキュヴェは木樽熟成。#1と#2のラベルには“L.V.(Long Vieillissement(長期熟成)”表示


レゼルヴ・ミレジメ・ブリュット 2002
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%
デゴルジュマン:2015年3月
ドザージュ:4.5g/L
価格:28,000円(税別)
3つのなかで一番果実味豊か、柑橘系果実、種の大きな果実(白桃、アンズ)、蜜を含んだリンゴ、ブリオッシュ、酵母との接触由来の旨味、凝縮感&フレッシュ感、バランスの良い熟成具合、ポテンシャルあり


レゼルヴ・ミレジメ・ブリュット2002
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%
デゴルジュマン:2013年11月
ドザージュ:4.5g/L
価格:28,000円(税別)
香り閉じ気味、最初に還元臭、時間の経過でナッツ、ブリオッシュ、パン・デピス、酸のニュアンス、甘味が溶け込んだ味わい(ドライな印象)、軽いビター感、ミネラル、中盤以降に広がる重厚感


コルクの違いも! 左は2002年ヴィンテージ、右が1999年ヴィンテージ


レゼルヴ・ミレジメ・ブリュット 1999
生産者: フィリポナ(NM)
ぶどう品種:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%
デゴルジュマン:2006年10月
ドザージュ:4.5g/L
価格:28.000円(税別)
深みのある黄金色、繊細な泡沫、熟成によるアロマの宝庫、黄桃、黄リンゴ、カリン、果実のコンポート、蜂蜜、ナッツ、白胡椒、ピンクペッパ―、漬物臭、焙煎香。複雑味があり、バランスが良く、今、飲んで美味しいシャンパン。ラングルと共通する熟成香があったので、「一番合うのでは」と思ったのですが、ナイスマリア―ジュは#1でした。果実風味とフレッシュな口当たりがラングルと合って・・・これは予想外!
ショコラベースのクグロフ・オ・ルヴァンは第1フライトのシャンパンたちとも寄り添っていました。双方のポリフェノール、ケーキのなかのナッツ類が仲介役。好みは#3との相性。


3アイテムの比較はとてもとても興味深いものでした。
#1、#2は同ヴィンテージながら、デゴルジュマンをした年月が約17ヶ月違うだけで、色調は若干、香りや味わいにはかなりの違いがありました。特に#2は“酸味”がクリア。「デゴルジュマンをしたら瓶内熟成はしない」と言い切る生産者もいますが、フィリポナ当主は「瓶内熟成する」とのお考えです。私も当主の意見に賛成!

第2フライトは甘口タイプ

フィリポナ シュブリム・レゼルヴ・セック 2005
生産者:フィリポナ(NM)
ぶどう品種:シャルドネ100%
デゴルジュマン:2006年8月
ドザージュ:30g/L
価格:10,000円(税別)
GC、PCのぶどう主体、一番搾りのみ使用。樽を使うキュヴェと使わないキュヴェを併用、一部MLF実施。見た目通りの澄んだ色調と果実由来のピュアな味わい、軽いビター感、余韻に残る上品な酸味


セックの糖分は17~32g/L


シャンパーニュ地方のチーズ、信頼おけるフェルミエ扱いのラングルと合わせて!
程よい酸味と甘味が熟成感のあるチーズの滑らかさと相乗してナイス
もちろん、クグロフにも良く合いました。幸せな笑顔になれるマリアージュでした!

ラベル裏面の表記
デゴルジュマンの日付表示は画像をクリックすると良くわかります(拡大)















製品についてのお問い合わせは輸入元:富士インダストリーズ株式会社 03-3539―5415

[リボン]
シャルル・フィリポナ当主が来日して行ったテイステイングセミナーで、メゾンの顔『ロワイヤル・レゼルヴ・ブリュットNV』に使うリザーヴワインについて語っていました。現在、2つのソレラ製法でリザーヴワインをキープしています。ひとつは1946年からのもの。もう1つは2012年からスタートさせたもので、ロワイヤル・レゼルヴには、これら2つを使っています。
今、フィリポナに確認していることがあり、お返事を待っているところなので、回答が届き次第、ブログに追記いたします。フィリポナのシャンパンスタイルの要になる話なので、どうぞ、お楽しみに


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