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年内最後のシャンパン編講座は10アイテムのテイスティング\(^O^)/ [オープンカレッジ]

今年もまた、オープンカレッジの講座生の皆さんから温かな応援をいただきました!
私のパワー源は各人の素敵な笑顔です、ホント、ありがとうございます!
年内最後の授業は、クリスマス&お正月に役立つ企画で〆ました!

シャンパンメゾンの“顔”NV、お気に入りのメゾンを確認するにはまずNVです。
初心に戻って、もう1度じっくりとNVと対話していただきました。
NV9メゾン&クリスマスにぴったりのキラキラ細工ボトル『パイパーのレア・ヴィンテージ2002』

レア・ヴィンテージ以外は、前回、講座生から「飲みたい&利き比べたいメゾン」を聞き取りしていたので、できるだけ皆さんの意見を反映させるような形でアイテムを揃えることができました。

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こんな顔ぶれです~、10種類のシャンパンを比べるのはホント楽しいです~

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第1フライトは主としてブレンドタイプ、左から
#1:マム・コルドン・ルージュ
ぶどう品種:ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ25%、シャルドネ30%
爽やかで上品な酸が長く続く、飲みあきしないタイプ
講座でも人気の1本でした!

#2:ロデレール・エステート 
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
シャンパンのルイ・ロデレール社がカリフォルニアに進出して造るスパークリングワイン
カリテ・プリの1本

#3:・アンリオ・ブリュット・スーヴェラン
ぶどう品種:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
気泡はワインに溶け込んでおり、酸がフレッシュで生き生きした印象 

#4:ゴッセ エクセレンス ブリュット
ぶどう品種:シャルドネ49%、ピノ・ノワール42%、ピノ・ムニエ9%
MLFをしていないのに酸味は上品で穏やか、バランス良

#5:ヴィルマール・グランド・レゼルヴェ・ブリュット・プルミエ・クリュ
ぶどう品種:ピノ・ノワール70% シャルドネ30%
ゴッセと同じくMLFをしないメゾン、発酵段階で小樽を使用、10ヶ月の樽熟成、口中で樽の印象

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いずれも甲乙つけ難しでしたが、ゴッセのバランス、大人っぽい風格は魅力

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ISOさんが提供してくださった白カビチーズの「クロミエ」、「クリスマスも近いので」と西洋銀座の「シュトーレン」をわざわざ購入し、プレゼントしてくださったYOSHIDAさん、私はチーズ王国の「ラングル」を用意しました。




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第2フライト
左から順に
#6:フルーリー・ブリュット・カルト・ルージュ 
ぶどう品種:ピノ・ノワール100% 
果実味、溌剌としつつも口中での重厚なふくらみ、長い余韻

#7:タルラン・トラディション・ブリュット  
ぶどう品種:ピノ・ノワール50%、ピノ・ムニエ35%、シャルドネ15%
カリンやナッツ、黄金糖のニュアンス、旨味&バランスの良さ


#8:ドラモット ブラン・ド・ブラン 
ぶどう品種:シャルドネ100%
上品さに加え、ラングルとの相性が素晴らしく、味わい面では講座生の一番人気

#9:ランスロ・ロワイエ・キュヴェ・シュヴァリエ 
ぶどう品種:シャルドネ100%
ナッツ、白コショウの香り、豊かなミネラル感、樽風味、複雑味

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ブラン・ド・ノワール(#6)とブラン・ド・ブラン(#8、#9)のグラスが並ぶと色調の違いが明確

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講座生の皆さん、この画像から全9アイテムの色の違い、思い出してくださ~い

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#10:パイパー・エドシックが誇るレア・ヴィンテージ2002
ぶどう品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%
URLの最後に2002年ヴィンテージについて記載があります。ご参考までに。>>>http://www.bacardi.co.jp/product/piper_heidsieck/index.html

7月にパイパー・エドシックの最高醸造責任者レジス・カミュさんが来日し、いろいろなお話を伺うことができました。その折、レア・ヴィンテージ1999の試飲もありました。テイスティングしながら、次にリリース予定の2002年ヴィンテージは講座で必ず供出したいと思っていました。
今回、その思いが叶い、講座生の皆さんに喜んでいただけましたが、その間の4ヵ月で、レミー・コアントローがシャンパーニュ部門のパイパー・エドシックとシャルル・エドシックを売却するという事態に。現在、買収先については水面下で様々な動きがある模様。



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fumiko

vientre-dolorさん
いつもながらの迅速なリアクション、感謝です!

winoさん、先日、女子会で蟹をいただいたのですが、
蟹を食べながらwinoさんを思い出しておりました~


by fumiko (2010-12-19 15:55) 

hako

ボトルのデザインが、どれも華やかで、味わいも一層引き立ちそうです。
いいですねぇ。
by hako (2010-12-19 20:21) 

fumiko

hakoさん、チェック&コメント、アリガトウございました♪
お時間のご都合がつけば、1年ぶりにお顔を見せてください@カレッジ!
by fumiko (2010-12-19 22:28) 

shiomi

改めて10本並んだ画像を見ると信じられないくらいの、
講座2回分はあるかと思う様な豪華なラインナップでした。
ほとんどがNVのシャンパーニュでしたが、やっぱり比べて飲むと
それぞれ個性があるのですね。
その中でもアンリオの堂々とした骨格の太さが印象に残りました。
最初の頃は近寄りがたかったのですが、何回か飲むうちにクセになってきたみたいです。
そしてパイパーのレア・ヴィンテージ2002は、NVのフレッシュ酵母のイメージというよりは凝縮した厚みのある印象でしたが、あの火打石のようなミネラル感は「やっぱりパイパーだ!」という感じでしたね。
このラインナップの中で引けをとっていないロデレール・エステートですが、
値段を考えると「家飲みにはやっぱりこれかも。」と思う庶民なのでした。

by shiomi (2010-12-20 01:26) 

fumiko

Shiomiさん、丁寧かつ長文のコメント、ありがとうございました!
シャンパン好きとしましては、やはり基本はNV
これを理解してはじめてトップキュヴェに行く楽しみが増すと、
私は考えています。

アンリオは“酸”が秀逸ですよね。
私はアンリオ200周年のディナーでキュヴェ・アンシャンテルール1959
を味わった時、アンリオの真髄“酸”の意味がしっかり理解できました。
http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2009-01-19

パイパーはフレッシュさと凝縮感のバランス、
パイパーらしさの裏にあるドザージュ12g/Lの技、面白いです。

本家ルイ・ロデレール、さすがですね。
ロデレール・エステートは家飲みスパークリングの横綱だと思います。


suzuranさん、チェック、ありがとうございました。
by fumiko (2010-12-20 02:16) 

miche

シャンパン10本、圧巻ですね。
丁寧な説明も、いつも大変勉強になります。
お祝いなどの特別な時にしか開けないシャンパンですが、だからこそ素晴らしい1本で乾杯したいですね。
by miche (2010-12-20 08:05) 

miumiu

これはまた、凄いラインナップ!さぞ楽しいクラスだった事でせうね。
私だったら、、、、う~ん、この中ではランスロ・ロワイエが好みかなぁ。。。とか、妄想してます。(笑
by miumiu (2010-12-22 01:02) 

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