尾上菊之助さんが第3回“Joie de Vivre(いのち華やぐ)”賞を受賞@フランス大使公邸 [シャンパン]
6月11日、フランス大使公邸で行われた“Joie de Vivre(いのち華やぐ)”の受賞式および祝賀会にはプレス&ワイン関係者他260名が集い、尾上菊之助さんを祝福しました。
シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)では、活動、作品などによって、“生きる喜び”を表現できる人に“Joie de Vivre(ジョワ・ド・ヴィーヴル)”賞を授与しています。日本では2008年から受賞式を行っており、第1回・華道家池坊由紀さん、第2回・和紙創作家堀木ゆり子さんと過去2回とも女性が受賞してきましたが、今回は歌舞伎界のホープ尾上菊之助さん! 選考委員は磯村尚徳さん(初代パリ日本文化会館館長・日仏メディア交流協会会長)を筆頭に、西川恵さん(毎日新聞専門紙編集委員)、小林康夫さん(東京大学大学院総合文化研究科・教授)、西角ますみさん(婦人公論編集長・読売新聞出版担当編集長)と今年からメンバーに加わった池田美樹さん(マガジンハウス「Age」編集長)の5名です。
選考基準について磯村委員は、1)歴史と伝統を体現し、かつ上品な人、2)将来性豊かな人、3)シャンパンをブームにしたアラサー、アラフォー世代の女性に受け入れられる人、と説明。菊之助さんに対して「家族ぐるみで日仏親善、文化交流の第一線でご活躍ください」とエールを送っていました。
CIVC日本事務局の川村玲子代表から菊之助さんに記念のシャンパンが贈呈されました。
1回&2回とも洋装だった川村代表も久々の和服、エレガントな雰囲気で素敵でした♪
Joie de Vivre賞として「シャンパーニュ地方3日間の特別旅行」のプレゼントもありました!
1977年生まれの菊之助さんは、人間国宝の尾上菊五郎を父に、女優の富司純子を母に、ベルリン映画祭の銀熊賞を受賞し、NHK大河ドラマ「龍馬伝」でも活躍中の寺島しのぶを姉に持つ芸能一家、伝統ある尾上家(寺島姓)の長男。歌舞伎界を担う若手のホープとして人気も高く、父親譲りの気品ある女形は魅力。歌舞伎以外の分野(演劇、映画)でもその才能を遺憾なく発揮しています。
副賞の6種類のシャンパン。中央左から時計回りにペリエ・ジュエ、ボワゼル、ブルーノ・パイヤール、ニコラ・フィアットはジェロボアムサイズ(3000ml)、ボーモン・デ・クレイエール、ローラン・ペリエ
フィリップ・フォール駐日フランス大使の音頭で乾杯した後、撮影タイム!
左から駐日大使、副賞バカラ「ミルニュイ フルーティッシモ ルビー」のプレゼンターを務めた女優の草刈民代さん。当日のシャンパンは同社の「ベガ シャンパングラス」で楽しみました(貸出協力)
初めて覚えたフランス語は「s'il vous plaît シルヴプレ」だったという菊之助さん。前半受賞のあいさつは丁寧なフランス語!! 「緊張感のある舞台こそが、私にとっての“ジョワ・ド・ヴィーヴル”であると感じています」とコメントしていました。
受賞式後は4タイプに分類されたシャンパンとビュッフェを楽しむ祝賀会。
1)エスプリ(生き生きとフレッシュなシャンパン27銘柄)、2)ボディ(コクのある力強いシャンパン11銘柄)、3)ハート(ロマンティックなバラ色のシャンパン18銘柄)、4)魂(神秘的なまでに完璧なプレスティージュシャンパン13銘柄)、4つのタイプは1)~4)の順に、20分ずつ時間をズラしながら参加者に振舞われました。
ボディのブースでフランソワーズ・モレシャンさん発見! いつまでも優雅な方!
当日は10名のソムリエさんがサービスを担当していました。お疲れ様です♪
ボディのシャンパンで供出されたフルーリー・ペール・エ・フィス・ブリュットはマグナムサイズ(1500ml)、容量の大きなサイズでいただくシャンパンは贅沢な気分になれます。
フルーリーは素敵なメゾンです!
ロゼと言ったら・・・サーモンピンクの色合いが美しいビルカール・サルモン
セニエ製法のローラン・ペリエ・ロゼも外せません!
菊之助さんのお祝いに駆けつけた寺島しのぶ&ローランご夫妻、フランス人のローランさんと結婚してから、寺島家では英語、フランス語、日本語が飛び交う国際色豊かな家庭になったそうです(笑)
温かな雰囲気が伝わってくるご姉弟でした!
会場では菊之助さんの活動をDVDに記録した映像が流されていました。
ここで思わず河竹黙阿弥作 弁天娘女男白浪に目が吸い寄せられて~、音羽屋(尾上家)得意の演目ですが、私は高校生の時、学園祭(今思えばコワイものなしだった自分がコワイです・笑)で演じた懐かしいお芝居。高額な衣装を借りることができない我々に手を貸してくださったのは都立松沢病院。患者さんを慰安するための道具だったようで、ドーランからカツラ、衣装まですべて揃っていました。それらを無償に近い状態で我々学生に貸してくださり、その上、講堂で演技指導までしてくださり・・・場面は稲瀬川勢揃いの場! もちろん私は弁天小僧菊之助でした。
菊之助さんはキレイな弁天小僧になります。本家とお目にかかれて本望でした♪
さてその次は江の島(えのしま)の岩本院(いわもといん)の児(ちご)あがり、ふだん着慣(きな)れし振袖(ふりそで)から髷(まげ)も島田(しまだ)に由井ヶ浜(ゆいがはま)、打ち込む浪(うちこむなみ)にしっぽりと女に化けた美人局(つつもたせ)・・・
弁天小僧のセリフです。声に出してみると、7・5調のリズム、キレイな流れです。10代に覚えたことって忘れないものですね。今は覚えてもすぐ忘れます、ははは。
菊之助さんに「ず~っと昔、お父上のファンでした」とお話したのですが、40年以上経過して、シャンパンと歌舞伎の接点を楽しめた私には、まさに仕事冥利の“ひととき”でした。
CIVCの川村玲子代表、ありがとうございました!!
シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)では、活動、作品などによって、“生きる喜び”を表現できる人に“Joie de Vivre(ジョワ・ド・ヴィーヴル)”賞を授与しています。日本では2008年から受賞式を行っており、第1回・華道家池坊由紀さん、第2回・和紙創作家堀木ゆり子さんと過去2回とも女性が受賞してきましたが、今回は歌舞伎界のホープ尾上菊之助さん! 選考委員は磯村尚徳さん(初代パリ日本文化会館館長・日仏メディア交流協会会長)を筆頭に、西川恵さん(毎日新聞専門紙編集委員)、小林康夫さん(東京大学大学院総合文化研究科・教授)、西角ますみさん(婦人公論編集長・読売新聞出版担当編集長)と今年からメンバーに加わった池田美樹さん(マガジンハウス「Age」編集長)の5名です。
選考基準について磯村委員は、1)歴史と伝統を体現し、かつ上品な人、2)将来性豊かな人、3)シャンパンをブームにしたアラサー、アラフォー世代の女性に受け入れられる人、と説明。菊之助さんに対して「家族ぐるみで日仏親善、文化交流の第一線でご活躍ください」とエールを送っていました。
CIVC日本事務局の川村玲子代表から菊之助さんに記念のシャンパンが贈呈されました。
1回&2回とも洋装だった川村代表も久々の和服、エレガントな雰囲気で素敵でした♪
Joie de Vivre賞として「シャンパーニュ地方3日間の特別旅行」のプレゼントもありました!
1977年生まれの菊之助さんは、人間国宝の尾上菊五郎を父に、女優の富司純子を母に、ベルリン映画祭の銀熊賞を受賞し、NHK大河ドラマ「龍馬伝」でも活躍中の寺島しのぶを姉に持つ芸能一家、伝統ある尾上家(寺島姓)の長男。歌舞伎界を担う若手のホープとして人気も高く、父親譲りの気品ある女形は魅力。歌舞伎以外の分野(演劇、映画)でもその才能を遺憾なく発揮しています。
副賞の6種類のシャンパン。中央左から時計回りにペリエ・ジュエ、ボワゼル、ブルーノ・パイヤール、ニコラ・フィアットはジェロボアムサイズ(3000ml)、ボーモン・デ・クレイエール、ローラン・ペリエ
フィリップ・フォール駐日フランス大使の音頭で乾杯した後、撮影タイム!
左から駐日大使、副賞バカラ「ミルニュイ フルーティッシモ ルビー」のプレゼンターを務めた女優の草刈民代さん。当日のシャンパンは同社の「ベガ シャンパングラス」で楽しみました(貸出協力)
初めて覚えたフランス語は「s'il vous plaît シルヴプレ」だったという菊之助さん。前半受賞のあいさつは丁寧なフランス語!! 「緊張感のある舞台こそが、私にとっての“ジョワ・ド・ヴィーヴル”であると感じています」とコメントしていました。
受賞式後は4タイプに分類されたシャンパンとビュッフェを楽しむ祝賀会。
1)エスプリ(生き生きとフレッシュなシャンパン27銘柄)、2)ボディ(コクのある力強いシャンパン11銘柄)、3)ハート(ロマンティックなバラ色のシャンパン18銘柄)、4)魂(神秘的なまでに完璧なプレスティージュシャンパン13銘柄)、4つのタイプは1)~4)の順に、20分ずつ時間をズラしながら参加者に振舞われました。
ボディのブースでフランソワーズ・モレシャンさん発見! いつまでも優雅な方!
当日は10名のソムリエさんがサービスを担当していました。お疲れ様です♪
ボディのシャンパンで供出されたフルーリー・ペール・エ・フィス・ブリュットはマグナムサイズ(1500ml)、容量の大きなサイズでいただくシャンパンは贅沢な気分になれます。
フルーリーは素敵なメゾンです!
ロゼと言ったら・・・サーモンピンクの色合いが美しいビルカール・サルモン
セニエ製法のローラン・ペリエ・ロゼも外せません!
菊之助さんのお祝いに駆けつけた寺島しのぶ&ローランご夫妻、フランス人のローランさんと結婚してから、寺島家では英語、フランス語、日本語が飛び交う国際色豊かな家庭になったそうです(笑)
温かな雰囲気が伝わってくるご姉弟でした!
会場では菊之助さんの活動をDVDに記録した映像が流されていました。
ここで思わず河竹黙阿弥作 弁天娘女男白浪に目が吸い寄せられて~、音羽屋(尾上家)得意の演目ですが、私は高校生の時、学園祭(今思えばコワイものなしだった自分がコワイです・笑)で演じた懐かしいお芝居。高額な衣装を借りることができない我々に手を貸してくださったのは都立松沢病院。患者さんを慰安するための道具だったようで、ドーランからカツラ、衣装まですべて揃っていました。それらを無償に近い状態で我々学生に貸してくださり、その上、講堂で演技指導までしてくださり・・・場面は稲瀬川勢揃いの場! もちろん私は弁天小僧菊之助でした。
菊之助さんはキレイな弁天小僧になります。本家とお目にかかれて本望でした♪
さてその次は江の島(えのしま)の岩本院(いわもといん)の児(ちご)あがり、ふだん着慣(きな)れし振袖(ふりそで)から髷(まげ)も島田(しまだ)に由井ヶ浜(ゆいがはま)、打ち込む浪(うちこむなみ)にしっぽりと女に化けた美人局(つつもたせ)・・・
弁天小僧のセリフです。声に出してみると、7・5調のリズム、キレイな流れです。10代に覚えたことって忘れないものですね。今は覚えてもすぐ忘れます、ははは。
菊之助さんに「ず~っと昔、お父上のファンでした」とお話したのですが、40年以上経過して、シャンパンと歌舞伎の接点を楽しめた私には、まさに仕事冥利の“ひととき”でした。
CIVCの川村玲子代表、ありがとうございました!!
2010-06-13 02:23
nice!(11)
コメント(13)
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菊之助さんの凛とした雰囲気がいいですね!
欧米的な祝賀会の中でも和装が負けてません。
ワタシも昨年から茶道を習っているのですが、
日本人はもっと自国の文化や芸術を大切に
しないとイケナイですね~。
菊之助さんの姿を見て日本人はもっと着物を
着るべきだと実感しました。。
(fumikoさんのアイコンもステキ☆です)
Shin.
by shin (2010-06-13 05:23)
広島在のhiroさん、お優しいコメント、嬉しいです♪
いつもいつも、応援、ありがたく思っています、マジで!
これからもよろしくお願いします!
shinさん
パワーの出るコメントをいただき、感謝、感謝です♪
ブルーロータスの着物姿のアイコンも褒めていただき、光栄です!!
茶道ですか!
昔は武士のたしなみだったわけで、精神的にもイイですよね。
私は凛とした羽織・袴姿が好きなので、
菊之助さんの自然体の着物姿に感心していました。
shinさんのブログにいつか登場するであろう“和の世界の展開”、
楽しみにしています♪
by fumiko (2010-06-13 08:54)
東洋と西洋が上手く馴染んでいますね。
着物姿でも違和感を感じないのが不思議。
by vientre-dolor (2010-06-13 15:33)
袴姿がオシャレに感じました。
菊之助さんだからオシャレに感じるんですかね(笑)
by toki (2010-06-13 18:16)
“飲む喜び”を表現できる人に“Boire de Vivre(ボワ・ド・ヴィーヴル)”賞
ってのなら、候補に挙がる自信!あるんですがねぇ~(笑)
by Wino (2010-06-13 18:24)
vientre-dolorさん
太宰治の「富士には月見草が良く似合う」になぞらえて、私は「シャンパンには着物が良く似合う」と表現したいです(笑)
菊之助さんは着慣れているだけあって、所作も見事、立ち姿も綺麗
自然体だから、違和感を感じさせないのでは・・・
tokiさん、素材・質の良さはレンズを通して感じ取ることが出来ますよね。
良いものをきちんと着こなしている菊之助さんだからこその結果では。
Winoさんを推薦しますよ(笑)
by fumiko (2010-06-14 00:54)
シャンパーニュファンにとって夢のような一夜を
見事に再現していただいてありがとうございます!
お写真を拝見しているだけで、
優雅なシャンパーニュの香りと味がよみがえってくるようです
菊之介さん、凛としながらもチャーミング、そして気さくな方で
私もすっかりファンになってしまいました
そしてもちろん、シャンパーニュの大師匠青木先生のナビのおかげで(なんて贅沢!)
素晴らしいシャンパーニュを体験できて感謝感激
忘れられない一夜になりました
青木先生、ご一緒していただいて本当にありがとうございました!
by 森玉 (2010-06-14 13:19)
森玉ちゃん、いつも手タレでご協力いただき、感謝、感謝!
大使公邸でのシャンパン・パーティー、楽しかったですね。
菊之助さんも、おっしゃる通リ、気さくな人でした。
本日、yomiuri onlineで森玉、発見!
おめでとうございま~す、ふふ!
たかっぴさん、チェック、ありがとうございました!
REIさん、チェック、嬉しいです!!
gillmanさん、nice、ありがとうございました♪
by fumiko (2010-06-15 00:23)
kojiさん、チェック、ありがとうございました♪♪
by fumiko (2010-06-15 00:26)
梅雨入り前の本当に素敵な一夜でしたね。。。☆
今回のブログも、お写真がとてもきれいで
あの菊之助さんの凛々しさと
シャンパーニュを彷彿とさせる爽やかな出で立ちとが、
あの場にいた人には尚のこと甦って、
夢心地にさせてくれる記事でございます
わざわざ、私共の写真までご紹介下さり誠に恐縮です
by Mme sommelier (2010-06-15 10:18)
マダム晶子、拙ブログへのコメント、嬉しいです♪
参加している皆さんの気分が華やぐのでしょうね、シャンパンの催事は。
会場にはhappyな笑顔がたくさんあったので撮っている私も幸せでした!
いつまでもフレッシュ&ナイスなご夫妻でいてくださいね♪♪
by fumiko (2010-06-15 11:53)
重ねてすみません…
青木先生のレスを拝見して思わず会社で「ええ?」
早速よみうりオンラインを開いて
「うぎゃ~」と声をあげてしまいました!!
いやはや、本当にお恥ずかしい…
ま、美しどころの引き立て役になったと思えばいいかもしれませんね
思わぬ情報、ありがとうございました
by 森玉 (2010-06-15 13:31)
森玉ちゃん、昨日は@豪州大使館、お疲れ様でした!
まあ、私のブログでもボージョレ・ヌーボー編でデビューしているので、
いろいろな媒体進出で良いではないですか(笑)
しげさん、チェック、ありがとうございました♪
by fumiko (2010-06-17 18:53)