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新書『死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン』とカレッジシャンパン編『ドゥーツ』 [オープンカレッジ]

出来る男は仕事が早い!
まさにこのフレーズを地で行くYOMIURI PC編集部の副編集長
山本昭彦さんの本が発売されま~す。
yomiuri onlineはアクセス数の多いサイトとして知られていますよね。
彼の読みやすく、切れの良い文体が要因のひとつであることは確かです。
その山本さんの歯切れの良さが随所に出ている注目の新刊は
『死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン』
GR20080718114611387L0.jpg
講談社+α新書刊、定価920円のお手頃価格

「まずいシャンパンが多すぎる」というキツイ一文から始まる本書は全6章から構成されています。
究極、第6章にタイトル通り、筆者厳選の「30本のシャンパン」が登場するのですが、
<第1項>飲まずに死ぬと後悔する10本のシャンパン
<第2項>一生に1度は飲みたい10本のシャンパン
<第3項>1年に1度は飲みたい10本のシャンパン
と、山本さんは3つに分類して表現しています。
さてさて、皆様のお好きなシャンパンは30本の中に有り無し?
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20080718gr05.htm

今週から昭和女子大学オープンカレッジの夏期シャンパン編が始まりました。
今期(7月・8月・9月)は水曜・木曜の2夜連続なんです。
16日と17日に実施した第1回目はアイ村に本拠地がある『ドゥーツ』にフォーカス。
ドゥ-ツ.JPG
(左から)
ブラン・ド・ブラン2002、ブリュット・クラシックNV、ブリュット・ミレジム2000
そしてキュヴェ・ウィリアム・ドゥーツ1998

ドゥーツはNVの比率が全体の85%を占めています。これはヴィンテージものより、メゾンの顔であるNVを最優先していこうという同メゾンの考えであり、その好例がトップキュヴェの『キュヴェ・ウィリアム・ドゥーツ』と『アムール・ドゥ・ドゥーツ』に現れています。

1996年ヴィンテージは20世紀のグレート・ヴィンテージです。ところが、この96年、前者にはありますが、後者にはありません。これはNV『ブリュット・クラシック』の質を落とさないために同メゾンが取った方針で、NVにかける意気込みがこのような形になっているのです。

今回試飲した4アイテムは実に素晴らしく、ワインの生地の良さ、綺麗な酸が印象的でした。特に『キュヴェ・ウィリアム・ドゥーツ1998』の余韻の長いこと!デゴルジュマン後、1年以上経過していると思われる味わい、複雑味は秀逸でした。

このシャンパンを先述の山本さんは、
<第2項>死ぬまでに飲みたい10本のシャンパン、に選んでいます。
「トップレストランが信頼するアイのメゾン」という小見出しで表現されているドゥーツ
「(中略)最高峰のキェヴェ・ウィリアム・ドゥーツは1961年にデビューした。PN55%、CH35%、PM10%。アイの豪奢なPNの力強さを下敷きにした繊細な味わい。黒ぶどう主体で、これだけ優雅に仕上げるのは簡単ではない」と。

まさしく同感。
今週、カレッジでドゥーツを味わった講座生にとっては、山本さんの言葉がプラス要素となり、さらに満足度が増すのでは・・・。
http://non-solo-vino.blog.so-net.ne.jp/2007-03-07
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AKI

冨美子先生

ドゥーツだけの比較ティスティングだったのですね!
とてもうらやましいです。
山本昭彦さんの書籍も日本に帰ったら
ぜひチェックしてみたいと思います。
by AKI (2008-07-19 11:04) 

wino

わぁ~!ドゥーツ好きなんですよねぇ~
今タイユバンラベルのドゥーツよく飲みます!
by wino (2008-07-19 22:05) 

shiomi

昨日まさにこの本の画像を主人の会社に「これ買ってきて。」とメールしたら、この表紙のシャンパンを買ってきてと言われたのと勘違いしたみたいで「どれ?」とすぐに電話がかかってきました(笑)。
(言えば表紙のシャンパンを買ってきてくれたのかしら...)
これからゆっくり読もうと思っています。

そしてやっぱり私はドゥーツ好きです♡
キュヴェ・ウィリアム・ドゥーツは飲むのが初めてでしたが、とってもきれいに熟成するんですねドゥーツは。
実は木曜日、電車の改札入った後にお財布を忘れたことに気がつき一度家に戻ったので大遅刻をしてしまったのですが、テイスティングに間に合ってよかったです!


by shiomi (2008-07-20 00:17) 

fumiko

ドゥーツはもっと知られて良いメゾンだと思いますが、反面、多くの人に知らせたくないメゾン、な~んて勝手なことを思っている私です。AKIさんもそう思いませんか? 山本さんの本はホント読みやすいです。お楽しみに!


シャンパン好きのwinoさん、ドゥーツファンとは、さすがです!


ドゥーツファンのshiomiさん!
カレッジでのテイスティング以降、ファンになってくださった経緯がありますよね。今回ブラインドでも『ドゥーツ』と予想した勘、お見事です!
欠席ではなく、遅刻だったので、私も安心しました。

>言えば表紙のシャンパンを買ってきてくれたのかしら...
表紙には13本のシャンパンが登場していますが、旦那さまはどのシャンパンを買うつもりだったのでしょう、ね(笑)



by fumiko (2008-07-21 02:14) 

stickman

死ぬまでに飲みたい「お酒」なら30本は到底下りません!
シャンパンも大手メゾン物のみならず沢山空けて勉強したいですね!
by stickman (2008-07-22 23:10) 

Daisuke

おひさしぶりです。
いつも楽しく拝見しています。
先日、名古屋のワインショップSFさんで購入した、
DEUTZ1990がセラーに加わりました。
アイとヴェルズネイのピノは、さすがに良いですね。
青木さんのブログを読んで、さらに抜栓への楽しみが大きくなりました。
オープンカレッジも2夜連続とのことでおいそがしいと思いますが、
2夜連続でDEUTZ飲み比べもうらやましいです(笑)
お身体に気をつけて、酷暑を乗り切りましょう!




by Daisuke (2008-07-25 11:28) 

fumiko

stickmanさんのブログに、「シャンパン広告30選」が登場する予定はないのでしょうか?


Daisuke-sama,コメントありがとうございます。
『ドゥーツ1990』ですか、抜栓の日には呼んでいただきたい気分です♪
>2夜連続でDEUTZ飲み比べもうらやましいです(笑)
暑さを乗り切る妙薬シャンパン、ドゥーツに続く第2回&第3回も、講師冥利の2夜になりそうです(笑)



by fumiko (2008-07-27 01:26) 

miumiu

いいな~、いいな~~いいな~~~!
夏期講座は指をくわえてfumikoさんの日記で妄想します。(笑


by miumiu (2008-07-27 22:30) 

fumiko

8月の第2回、9月の第3回で、さらにmiumiuさんを刺激しようかと(笑)
by fumiko (2008-07-29 20:38) 

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