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エリゼ宮の食卓とジョエル・ロブションのメニューの贅沢コラボ 【その1】 [Non Solo Vino]

晴天に恵まれた昨日、第6回『Non Solo Vino』を開催いたしました♪
ご参加くださいました80名の皆様、本当にお疲れ様でした♪

Non Solo Vinoのメニュー            会場内のシャンデリアはバカラ製


冒頭、会場となった1階『ラ・ターブル・ド・ジョエル・ロブション』の佐田シェフから、メニューの説明がありました。今回、佐田シェフは西川恵講師の『エリゼ宮の食卓』を熟読し、J・ロブション氏自慢のお料理とのコラボレーションで、2度と再現できないメニューを考えてくださいました。そして、そのお料理と組み合わせるワインについては、剣持シェフソムリエこだわりのセレクトで、“最高のマリアージュ”を体験することができました。



エリゼ宮のメニューの基本は「前菜、メイン、サラダ、チーズ、デザート」と極シンプル、最高級の食材を使うことで知られています。また、お食事に要する時間は「55分」と決められています。
昨日の『Non Solo Vino』では、「アミューズ・ブーシュ(フォアグラ)、オードブル(オマール海老)、メイン(鴨)、サラダ、チーズ、デザート」というオリジナル構成になっており、上質なフォアグラ、黒トリュフ、シャラン産の鴨などの食材を見て、佐田シェフの思い入れを感じることができました。
西川講師の講話を入れた約3時間が、ご参加いただきました皆様にとって、“至福のひととき”だったことを心から願っております♪


a.フォアグラをブリオッシュとドミ・セックのアプリコットでサンドしたアミューズ・ブーシュ
フォアグラの中心温度54度、お湯の温度80度で仕上げたロブション氏のスペシャリテ
ブルーノ・パイヤールのシャンパンと合わせて楽しみました。
b.ブルターニュ産オマール海老のサラダ仕立て、根セロリのムースと甲殻類のジュレを添えて
黒トリュフを散らし、甲殻類のコンソメゼリーでアクセントをつけたロブション氏のスペシャリテ
剣持シェフソムリエのコメント:アルベール・グリヴォーはムルソーでNo3に入る卓越した造り手です。オマール海老はシャルドネとの相性がとても良く、『ムルソー・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール2001』はナッツや蜂蜜の香り豊かで、酸味が上品。時の経過と共に奥行き、ふくよかさが広がります。2003年にワインコンクールで銀賞を受賞しているワインです。


c.シャラン産鴨のロースト、季節のキノコとニョッキ添え、ソース・サルミ
鴨の血に赤ワインを加えたソースで、まろやかさが出るようにフォアグラバターを使用
剣持シェフソムリエのコメント:優秀なネゴシアンであり、長期熟成型のワインを得意とするルイ・ジャド社の『ニュイ・サン・ジョルジュ・テール・ブランシュ1999』はフルボディで、色調も濃く、タンニンも豊か。5年、10年、20年と熟成することで旨み、凝縮感が際立ってきます。ソース・サルミに合わせるには、ある程度骨格のあるワインとあわせることが必要です。
d.サラダ・パストラル
数種類のハーブを使ったサラダ、黒トリュフたっぷりのロブション氏のスペシャリテ


e.ロックフォールチーズ
本間るみ子氏のコメント:羊の乳から作るロックフォールは王様のチーズと言われています。コンテやパルミジャーノ以外のチーズはほとんど1年以内に消費されてしまいます。11月、12月に出産した羊の乳から(翌6月まで)チーズを作りますが、4ヶ月以上の熟成が義務付けられているので、6ヶ月目をピークと考えると、11月以降、今がまさに旬の時期と言えます。
山本博先生のコメント:『クロ・デ・パプ』はシャトーヌフ・デュ・パプの建物の古い廃墟のそばにあるトップの畑を所有しているドメーヌの、素晴らしいワインです。
f.クラシックなリンゴのタタン、なめらかなバニラのクリームとアイスと共に
ソーテルヌのシャトー・ドワジィ・ヴェドリーヌ1998と楽しみました。


ワインは左から
g.ルイ・ジャド社のニュイ・サン・ジョルジュ・テール・ブランシュ1999/ワイン協賛:日本リカー株式会社
h.ドメーヌ・アルベール・グリヴォー・ムルソー・プルミエクリュ・レ・ペリエール2001
/ワイン協賛::株式会社ラック・コーポレーション
i.ブルーノ・パイヤール・ブリュット・プルミエ・キュヴェ
j.シャトー・ドワジィ・ヴェドリーヌ1998 ソーテルヌ
k.ドメーヌ・クロ・デ・パプ シャトー・ヌフデュ・パプ2002/ワイン協賛:エノテカ株式会社

昨日は進行役だったこともあり、西川恵講師のお話を100%聞きとることができなかったので、MDを聞き直している私ですが、その内容に改めて感嘆しています!Non Solo Vinoでしか聞けないお話だったのでは、な~んて思っています(笑)。
【その2】では、その概略をさらりと。皆様の笑顔はphoto by えめぞ~で行きま~す。

最後に剣持シェフソムリエ&山本博先生絶賛のワインをご協賛くださいました株式会社ラック・コーポレーション様、日本リカー株式会社様、エノテカ株式会社様、本当にありがとうございました!
また、佐田シェフおよび細やかな気配りでスマートなサービスをしてくださった剣持シェフソムリエ、小林支配人、スタッフの皆様、大変お世話になりました。心から御礼申しあげます♪


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コメント 10

Wino

料理はもちろん、ワインも素晴らしいですね。
この会は来年もやるんですか?
しろーとの私でも、参加するチャンスはあるんでっしゃろか?
by Wino (2006-12-03 00:09) 

fumiko

winoさん、こんにちは!
>しろーとの私でも、参加するチャンスはあるんでっしゃろか?
何をおっしゃっているのですか、しろーとなどと。私なんぞより、高価なワインをいつも飲んでいらっしゃる方が(笑)
Non Solo Vinoは同じ空間を共有してみたいと思ってくださる方なら、いつでもwelcome! 来年の計画はこれからですが、是非おいでください。お目にかかりたいで~す♪
by fumiko (2006-12-03 10:38) 

hako

ジャッド社は、ここで紹介されていたのでお馴染みです。
ヌフデュパプも、シャプティエ関連で教えて貰っていたので、親しみが
あります。スパークリングと白は、なかなかチャンスが無く、広がりませんね。
それにしても、料理の繊細さには、恐れ入ります。先日、人間の感覚特集のテレビプログラムでも、ロブションが出てましたが、幾らでも鋭くなるようです。
せめて、ぼけ防止に、食材やワインへの興味は持続したいですね。
by hako (2006-12-03 21:24) 

fumiko

シャプティエとルイ・ジャドは日本リカーさんの扱いワイです。『今日にぴったりのワイン』にも結構ワインが掲載されていたと思います。
hakoさ~ん、ボケ防止には“嗅覚”を鍛えることが一番。ハーブ、紅茶、コーヒー、ありとあらゆる香りの鍛錬をしていると、脳への刺激があり、ボケ防止に役立ちますよ~(笑)。
by fumiko (2006-12-03 23:50) 

Kan

今回も素晴らしい体験をさせていただきありがとうございました。
どれもこれも素晴らしかったのですが、特にということで挙げさせてもらうと
オマール海老に添えられたジュレが最高に美味しくて、
また、ムルソーもとろけるような美味しさでした。

さらにその組合せた時の美味しさといったら、
そのまま後ろにひっくり返りそうになるくらい、本当に感動しました!!
また来年もいろいろな驚きを味わえるのを楽しみに参加したいと思います。
by Kan (2006-12-04 00:36) 

miumiu

場所と言い、テーマと言い、内容と言い完璧なお食事会というかセミナーというか。。。
溜息出ちゃいます。(笑

わたしも機会が合ったら参加したいわぁ。
by miumiu (2006-12-04 02:18) 

shiomi

先生、Non Solo Vino大成功おめでとうございます!
私は次の日起きた時にはまるで夢から覚めたような感じでした。それ程お料理もワインも素晴らしくて!こういうのを至福のひとときと言うのですね。
私ははアミューズのフォアグラからノックアウト状態で、その後も「美味しいっ!」を連呼、鴨のソースとワインとのマリアージュ最高でした。昨日今日と私の頭の中には...「あのタルトタタンのりんごが食べたい!」(笑)。
講話の内容も前から少し興味があったことなので(日本の歴代総理のもてなされ方の違いとか)とても興味深く拝聴することが出来ました。
このような機会をくださった先生に本当に感謝したいと思います。
お疲れのご様子でしたが、ゆっくりお休みくださいね。
by shiomi (2006-12-04 02:22) 

えめぞ~

Kanさんのコメントとかぶってしまいますが、
料理はオマール海老のサラダが至福の味でした。
あのムルソーとのマリアージュまた最高!
凝縮されたような果実味と、甲殻類のジュレが合わさり、プリッとした海老の食感
が繰り出す相乗効果は並大抵のレベルではありません。
心の中で「エビちゃん大好き!!!」と叫んでしまいましたよ。(深い意味はないです。。。)
口福なひと時に青木塾の生徒であることを再び感謝してしまった次第です。
by えめぞ~ (2006-12-04 14:31) 

fumiko

グルメのKanさ~ん、オマール海老とムルソーのマリアージュを、
>そのまま後ろにひっくり返りそうになるくらい、本当に感動しました!!
と表現するところが実にユニーク、最高です♪ ホント、そんな感じでしたね。
いろいろな驚きですか? ご期待に応えられるよう頑張りたいですが、なんだか大変そう(笑)

miumiuさん、こんばんは。nice!&コメント、嬉しいです♪
来年、タイミングがあえば、是非Non Solo Vinoにお顔を見せてください。三茶周辺なら、カレッジでもOKですよ。
by fumiko (2006-12-05 21:59) 

fumiko

shiomi様、参加の感想、ありがとうございます、嬉しいです♪
素敵な時間をプレゼントできたとしたら、それは先生冥利に尽きますが、私には皆さんの笑顔が何よりのプレゼントでした。
2次会では、そんな皆さんに囲まれて安心してしまったようです。お世話になりました!

えめぞ~さん、『エリゼ宮の食卓』を読み込んでいた佐田シェフは相当気合いが入っていたみたいですよ~。
補足ですが、鴨のソース・サルミはエリゼ宮のお料理。ジョエル・ロブションでは血のソースは作らないと聞いています。エリゼ宮とロブションとのコラボによるメニューは再現不可能な貴重品になったと思います。
by fumiko (2006-12-06 02:01) 

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