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Judgment of Paris 30th Anniversary <PartⅠ> [ワイン]

J・ロビンソンは第5フライトの〔若いCSのテイスティング〕で2001年の『Cask23』を高評価!

4月22日付のBlogで30周年記念テイスティングのことについて触れました。
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-04-22-1
いただいた〔コメント〕の欄に、大好きなスタッグス・リープ・ワインセラーズの健闘を期待していることも書きました。

今回ロンドンの「ベリー・ブラザーズ」とナパ・ヴァレーの「コピア」で同時開催されたわけですが、エキスパート・テイスターとして前者はミッシェル・ベタンヌ、マイケル・ブロードベント、ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン等、後者はダン・ベルガー、スティーブン・ブルック、ジャン・ミッシェル・ヴァレット、ピーター・マークス等、ワイン界のオーソリティーら各9名ずつによって構成され、審査が行なわれました。

さて、その結果ですが、なんと今回もカリフォルニア勢が圧勝。第1位から第5位まですべてカリフォルニアワインが独占したようです!!
第1位:リッジ・モンベロ1971(合計137ポイント)
第2位:スタッグス・リープ・ワインセラーズ1973(合計119ポイント)
第3位:ハイツ・マーサズ・ヴィンヤード1970とマヤカマス1971(合計112ポイントでタイ)
(第4位)
第5位:クロ・デュ・ヴァル1972(合計106ポイント)
第6位:シャトー・ムートン・ロートシルト1970(合計105ポイント)
第7位:シャトー・モンローズ1970(合計92ポイント)
第8位:シャトー・オー・ブリオン1970(合計82ポイント)
第9位:シャトー・レオヴィル・ラスカーズ1971(合計66ポイント)
第10位:フリーマーク・アヴィ(合計59ポイント)

詳細は「COPIA」のサイトに紹介されていますのでご覧ください。>>>『Judgment of Paris 30th Anniversary』のResults of the May 24, 2006 tasting

1976年の対決の時、「カリフォルニアワインは若いうちは美味しいが熟成しない、長持ちしない」という批判を受けました。10年後、同じワインを使って再度対決が行なわれました。結果は『リッジ』と『クロ・デュ・ヴァル』、ここでもカリフォルニアワインが勝利。そして30年目の対決でわかったこと・・・それはカリフォルニアワインが見事に熟成するということだと思います。


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コメント 3

ワイン痛

初めて拝見しました。1976年生まれです。なんとカルフォルニアがいいとは。驚きと、興味をそそられました。飲んでみたい。my vintage のワインは誕生日のときくらいしか開けないのですが、入手の容易と想像する味からフランスもの特にボルドー、ブルゴーニュしか飲んでません。へー、カルフォルニア!ってかんじです。これからも楽しく見させてもらいまっ!
by ワイン痛 (2006-05-30 00:17) 

uge

カリフォルニア好きの私としてはポジティブな結果(予想とは真逆(笑))ですが、ここまで傾向がはっきりしたものになるとは想像していませんでした。
ボルドーの後を必死に追っていたカリフォルニアとやや不調な年代のボルドーの差がストレートに出たということでしょうか?
ともあれ、CASK23の上位入賞おめでとうございます!

個人的には、Younger Vintages Observationsでのルフレーヴ・ピュセルの圧倒的な強さ、カリフォルニアシャルドネでのHyde畑の強さ、赤での審査員の意見の割れを興味深く拝見しました。
by uge (2006-05-30 02:22) 

fumiko

ワイン痛様、返信の書き込みが遅くなり、すみませ~ん。
76年ヴィンテージですか? Good Vintage、羨ましいです。
今回の30周年記念テイスティングは、「熟成はしない」という言われ方をしてきたカリフォルニアワインが、「見事に熟成する」ということを証明した価値あるイヴェントです。
今後はボルドー、ブルゴーニュだけでなく、ワイン痛さんのお言葉にあるように、カリフォルニアワインにも是非注目してください。
by fumiko (2006-06-04 10:05) 

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