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パリ・テイスティングから30年を記念して [ワイン]

今年は1976年のパリ・テイスティングから30年目の記念すべき年。5月下旬には当時の仕掛け人スティーヴン・スパリエやワイン界の錚々たるメンバーが絡んだ面白い計画が進んでいるようですね。

ナパにある『ガーギッチ・ヒルズ・セラー』でも、この30年目を記念して『Grgich Hills Celebrates 30th Anniversary Chardonnay』 をリリースしました。生産量10404本、現地価格72ドルのこのワインは、セラードアだけでしか入手できない特別限定ワインです。

『ガーギッチ・ヒルズ・セラー』は白ワイン部門で第1位に輝いた『シャトー・モンテリーナ1973』の、当時のワインメーカー、マイク・ガーギッチ氏が興したワイナリーです。その時の逸話として、「マイクはそのコンペティションについては知らなかったし、パリでの結果を電報で知らされた時も、その重要性には気付いていなかった」ということですが、タイム誌のスクープは彼を 一躍 “時の人”にしてしまいました。

『Grgich Hills Celebrates 30th Anniversary Chardonnay』については昨日伺ったばかりの最新ニュースで、ナパヴァレーにあるワイナリーの中核的な団体『ナパヴァレー・ヴィントナーズ』が主催するテイスティング会でガーギッチの輸出担当部長が語っていた超ホットな内容。インポーターの『ワイン・イン・スタイル』さんも、「実は私たちも先程聞いたばかりなのですよ!」と。

田中康博先生 はワイン界の厳しいご意見番(笑)ですが、ブースで試飲なさっていた先生の感想は、「ミディアムトーストの樽からくるナッティさがとても良いし、上品で好感のもてるワイン」との高評価。まあ、パリ・テイスティングの実力No1なのだから当然と言えば当然なのですが、格調高いワインでした。

年内ナパにいらっしゃるご予定のある方は是非、『ガーギッチ・ヒルズ・セラー』を覗いてくださ~い。
>>>Grgich Hills Cellar


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YUTAKA

1976 の Paris Tasting については葉山考太郎さんの本によく登場するので、気になっていました。今年は30周年なんですね。

少し調べたら 5/24 に開催のようです。
Paris tasting recreated for 30th anniversary from decanter.com
http://www.decanter.com/news/80840.html

カリフォルニア側の開催施設はCOPIAですが、そこでもリリースを出していました。
Judgement of Paris - 30th Anniversary Tasting
http://www.copia.org/content/node/274

ストリーミングで様子を生中継してくれるといいなぁ・・と思ったのですが、キャパの問題で難しいかもしれませんね。結果が楽しみです。

70のオーブリオン、ムートン・ロッチルド(シャガール)、モンローズ、71のラスカズだったら、個人的にはエキゾチックでエレガントなオーブリオンか、そろそろ飲み頃と思われる力強いモンローズに興味があります(勝つとかではなく、単に飲みたい、というだけ)。一方、カリフォルニアの古酒は体験したことがないので見当がつきません。さすがにこれの再現はオープン・カレッジでは難しそうですね(笑)。
by YUTAKA (2006-04-26 13:25) 

fumiko

いつも素晴らしいフォロー、ありがとうございます。
『シャトー・ド・ボーカステルの畑』の記事もYUTAKA-sanの書き込みのお陰(?)か、閲覧数がとても多いですよ。
1976年パリテイスティングの赤部門で勝利した『スタッグスリープワインセラーズ』は大好きなワイナリーなのですが、生産しているワインの中で特に『Cask23』が一番のお気に入りです。味わいはもちろんのこと、名前23(Fumi)に由来するもろもろがあり(笑)。ですから30年目となる今年の対決も是非・・・と願っている私です。
先日、『ガーギッチ・ヒルズ・セラー』さんからもイヴェントに関するインフォメーションで、
May 24, 2006: Re-creation of the Paris Tasting at COPIA, Napa, CA (707)-259-1600
May 27, 2006: Paris Tasting Commemorative Dinner at COPIA, Napa, CA(707)-259-1600
とガーギッチさん独自の
June 24, 2006: Gala celebration of Mike's life and achievements at Culinary Institute of America, St.Helena, CA (call the winery for more information)をいただきました。
興味津々のイヴェント、ワクワクしています。
>さすがにこれの再現はオープン・カレッジでは難しそうですね(笑)。
噂では、ugeさんがひそかにワインを買い集めているとか・・・もしそうなら便乗したいと思っているのですが、さてさて真偽のほどは(笑)。
by fumiko (2006-04-26 16:08) 

YUTAKA

なるほど、Cask23にはそんな深い関連性が。ますます面白そうですね。

> 噂では、ugeさんがひそかにワインを買い集めているとか・・・もしそうなら便乗したいと思っているのですが、さてさて真偽のほどは(笑)。

ugeさんのセラー(カーヴ?)なら、ボルドーやブルゴーニュはもとより、きっとカリフォルニアの古酒もありそうですね。ugeさん、よろしくお願いします!!(笑)MCカフェで極上の早矢仕ライスおごりますから。
by YUTAKA (2006-04-28 19:06) 

uge

あの~。すみません。個人では無理なので、ご協力を。一応、集める努力はし(ようとし)てますが、一生かかると思います。しかも、ターゲットは2001年ヴィンテージだし。
なお、詳しい解説がWikipediaにあります。
http://en.wikipedia.org/wiki/ Paris_Wine_Tasting_of_1976

でも、1976年に1970年とか1973年のワインをテイスティングしたのだから、第一印象でインパクトのあるカリフォルニアが上位に来るのは不思議ではないのではないか、とかねがね思っております。
あるいは、せっかくいろいろな葡萄の栽培地域が増えてきたのですから、今度は赤はピノ・ノワール、白はソーヴィニヨン・ブランではいかがでしょうか?
by uge (2006-05-02 01:34) 

uge

WikipediaのURLにブランクが入っていて、リンクが跳ばないようですね。
上記をコピペいただくか、
http://en.wikipedia.org/wiki/Paris_Wine_Tasting_of_1976
にて参照可能かと思います。
なお、前のコメントは受け狙いで、葡萄品種はやっぱりカベルネ、シャルドネでしょうね。今回のように熟成したものは、普通に考えると仏の勝利かと思えるのですが、それは結果を楽しみに待ちたいと思います。
by uge (2006-05-03 11:00) 

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