映画『バベットの晩餐会』のメニューを再現@銀座『みつ和』で! [映画でワイン・レッスン]
『映画でワイン・レッスン』の著者として、願ってもない仕事冥利なチャンスをいただきました。
今月18日、銀座みつ和で、あの『バベットの晩餐会』のワインと料理を再現した素敵な一夜の案内役をするからです。
昨日は、ひとり“バベットの晩餐会”をしてきました。その訳は・・・当日ご参加いただく皆様に、最高のマリアージュを楽しんでいただくための“味見”の予行練習! 至福の時間でした!!
その“一食”のために腕をふるってくださったのは、『みつ和』の総料理長である川端清生氏です。
川端シェフと言えば、2003年度の『ボキューズ・ドール国際料理コンクール』の日本代表! この贅沢さをどう表現すれば良いのでしょうか!
その川端シェフですが、4日にフランス大使公邸で行なわれたシラ国際外食産業見本市2009に向けての決起集会にも、歴代のチャンピオンとして出席なさっていました。
2009年1月24日~28日の間、リヨンでは4つのコンクール『モンディアル・デゥ・パン国際コンクール』、『インターナショナル・カゼウス・アワード』、『クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー』&『ボキューズ・ドール国際料理コンクール』が行なわれます。日本はすべてにおいて上位入賞を狙う実力派揃いです。団長は『Hiramatsu』の平松シェフ。画像は平松氏を囲んだ歴代チャンピオンを含むフルメンバー。
『みつ和』の川端シェフは2列目右から5人目の方です!
では、18日の本番のための試作の数々をご披露します♪
『鼈(すっぽん)のスープ』にアモンティリャードを合わせて。映画では海がめのスープでしたが、輸入できないので、鼈が代役。
コンソメにアモンテリャードが入ると、凝縮感が増してきます。試す価値大の逸品!
器は熱々、ふたを取る前(左)と、取った後の画像です。
ドミトフ風ブリニに小粒でぴかぴかのキャビアと上品な食感のサワークリームを添えて。合わせるのはシナリオ通り『ヴーヴ・クリコ』
メインは『鶉(うずら)のフォアグラ詰めパイケース入り ソースペリグディーヌ』
レーヴェンイェルム将軍のあのシーンを思い出して、思わずタイムスリップしそうな気分になりました、最高です! もちろん『クロ・ド・ヴージョ』で!!
チーズはカンタル、ブルーオーベルニュを。当日のチーズ解説はステキなゲストにお任せしま~す。
映画に甘口ワインは出てきませんが、18日は私の一押し甘口ワインとバベットが用意していたサバランとの相性をお楽しみいただきます。ワインは南仏リヴザルト地区にある『ドメーヌ・カズ』の新酒『ミュスカ・ド・ノエル2008』。所有する約200haの土地すべてにビオデイナミ農法を導入しているドメーヌ・カズ、彼自慢のクリスマスに愉しむ甘口ワインです。
加えて、当日は『パリのレストラン』も取り上げます! この映画に登場するのは『ベル・エポック』と『シャンボル・ミュズニー(ドメーヌ・アントナン・ギヨン)』なので、こちらも合わせて。
チーズと2種の銘醸赤ワインのマリアージュは大変面白く、満足できました。
私は視覚で料理のおいしさを訴えることができる映画の双璧は『バベットの晩餐会』と『パリのレストラン』だと思っています。
そして、さらにスペシャルなメニューが!
上記以外に『みつ和』特別料理2皿も登場するのですよ。2008年を締めくくる一夜にぴったりです。
18日開催の『映画とワインの夕べ』は、『みつ和』のソムリエ尾形隆正氏が担当しています。現在定員を軽くクリアし、お席を増設する方向で動いてくださっている由、嬉しい限りです。
映画とワインの夕べ
日時:2008年12月18日(木)19時~ 料金:34,650円(料理・飲物・著書・税金・サービス料込)+お土産ワイン。担当は尾形様、電話は03-3561-3200です。
参考:映画とワインの関連記事はhttp://www.asahi.com/food/column/wine_saijiki/TKY200711270173.html
今月18日、銀座みつ和で、あの『バベットの晩餐会』のワインと料理を再現した素敵な一夜の案内役をするからです。
昨日は、ひとり“バベットの晩餐会”をしてきました。その訳は・・・当日ご参加いただく皆様に、最高のマリアージュを楽しんでいただくための“味見”の予行練習! 至福の時間でした!!
その“一食”のために腕をふるってくださったのは、『みつ和』の総料理長である川端清生氏です。
川端シェフと言えば、2003年度の『ボキューズ・ドール国際料理コンクール』の日本代表! この贅沢さをどう表現すれば良いのでしょうか!
その川端シェフですが、4日にフランス大使公邸で行なわれたシラ国際外食産業見本市2009に向けての決起集会にも、歴代のチャンピオンとして出席なさっていました。
2009年1月24日~28日の間、リヨンでは4つのコンクール『モンディアル・デゥ・パン国際コンクール』、『インターナショナル・カゼウス・アワード』、『クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー』&『ボキューズ・ドール国際料理コンクール』が行なわれます。日本はすべてにおいて上位入賞を狙う実力派揃いです。団長は『Hiramatsu』の平松シェフ。画像は平松氏を囲んだ歴代チャンピオンを含むフルメンバー。
『みつ和』の川端シェフは2列目右から5人目の方です!
では、18日の本番のための試作の数々をご披露します♪
『鼈(すっぽん)のスープ』にアモンティリャードを合わせて。映画では海がめのスープでしたが、輸入できないので、鼈が代役。
コンソメにアモンテリャードが入ると、凝縮感が増してきます。試す価値大の逸品!
器は熱々、ふたを取る前(左)と、取った後の画像です。
ドミトフ風ブリニに小粒でぴかぴかのキャビアと上品な食感のサワークリームを添えて。合わせるのはシナリオ通り『ヴーヴ・クリコ』
メインは『鶉(うずら)のフォアグラ詰めパイケース入り ソースペリグディーヌ』
レーヴェンイェルム将軍のあのシーンを思い出して、思わずタイムスリップしそうな気分になりました、最高です! もちろん『クロ・ド・ヴージョ』で!!
チーズはカンタル、ブルーオーベルニュを。当日のチーズ解説はステキなゲストにお任せしま~す。
映画に甘口ワインは出てきませんが、18日は私の一押し甘口ワインとバベットが用意していたサバランとの相性をお楽しみいただきます。ワインは南仏リヴザルト地区にある『ドメーヌ・カズ』の新酒『ミュスカ・ド・ノエル2008』。所有する約200haの土地すべてにビオデイナミ農法を導入しているドメーヌ・カズ、彼自慢のクリスマスに愉しむ甘口ワインです。
加えて、当日は『パリのレストラン』も取り上げます! この映画に登場するのは『ベル・エポック』と『シャンボル・ミュズニー(ドメーヌ・アントナン・ギヨン)』なので、こちらも合わせて。
チーズと2種の銘醸赤ワインのマリアージュは大変面白く、満足できました。
私は視覚で料理のおいしさを訴えることができる映画の双璧は『バベットの晩餐会』と『パリのレストラン』だと思っています。
そして、さらにスペシャルなメニューが!
上記以外に『みつ和』特別料理2皿も登場するのですよ。2008年を締めくくる一夜にぴったりです。
18日開催の『映画とワインの夕べ』は、『みつ和』のソムリエ尾形隆正氏が担当しています。現在定員を軽くクリアし、お席を増設する方向で動いてくださっている由、嬉しい限りです。
映画とワインの夕べ
日時:2008年12月18日(木)19時~ 料金:34,650円(料理・飲物・著書・税金・サービス料込)+お土産ワイン。担当は尾形様、電話は03-3561-3200です。
参考:映画とワインの関連記事はhttp://www.asahi.com/food/column/wine_saijiki/TKY200711270173.html
2008-12-06 15:23
nice!(5)
コメント(12)
トラックバック(0)
>ひとり“バベットの晩餐会”!
喜んで、お味見お付き合いしましたのに(笑)
by wino (2008-12-06 18:06)
ハハハ、winoさ~ん
男っぽい『クロ・ド・ヴージョ』と女性的な『シャンボル・ミュズニー』
それぞれを鶉やチーズと合わせての比較も一興でした。
一夜限りの贅沢な“fumikoのお味見会”、次回は是非(笑)
by fumiko (2008-12-06 18:27)
冨美子先生☆
このブログは参加できない私には目の毒です(T_T)
丁寧に準備をされていらっしゃる冨美子先生♪♪♪さすがです。
参加される方々がうらやましいです。
by タケダヒロコ (2008-12-06 23:27)
私にも目の毒です。。。羨ましい。
先生の本(最初の方)を読んで、『バベットの晩餐会』をレンタルビデオで観たのはもう数年前です。
あの情景が再現されるというのも驚きですが、この企画を考えた方もまた賞賛に値しますね。素晴らしい。
by uge (2008-12-09 03:49)
浩子様
今回は上京の調整がつかず、残念でした。
私にとっても、『バベットの晩餐会』の再現は本当に仕事冥利に尽きます。貴重な機会を大切にしたいと思っています。
『浩子の晩餐会』は、いずれ・・・(笑)
ugeさん、NYはいかがですか?
>あの情景が再現されるというのも驚きですが、この企画を考えた方もまた賞賛に値しますね。素晴らしい。
『みつ和』の川端総支配人という人材あってのこと、まさに一期一会になりそうです。
ugeさんとは『Go Fish』でお会いしたいです、来秋に!!
by fumiko (2008-12-09 22:57)
バベットの晩餐会はとても好きな映画です。美味しいのに誰一人美味しいとは言えず、でもニマニマと幸せそうに帰途に着く晩餐の後の姿が、見ている者も幸せな気分にしてくれる映画でしたね。
さぞ美味しい一人晩餐だったのでは?
また美味しいお話をお聞かせ下さいませ。
by miumiu (2008-12-12 00:49)
翠川与志木様
初チェック、ありがとうございます! 翠川様はきっと『バベットの晩餐会』をご覧になっている方でしょうね。
詩的で、雰囲気を大事にした翠川さんのステキなブログに感心しました、良いですね。
miumiuさん
映画は、後半の料理の画面から、特に良いですよね。
>また美味しいお話をお聞かせ下さいませ。
了解でございます~
miumiuさん、ブルータスのアップ、楽しみに待ちましょうね!!
by fumiko (2008-12-12 01:19)
「パペットの晩餐会」は学生時代の友人に誘われて見ました。
ブログに書かれているとおり、視覚的にフランス料理が楽しめる
貴重な映画だと思います。
その「映画」のメニュー再現とワインのマリアージュを
堪能できるなんて素敵な企画ですね。
by 私のワインライフ (2008-12-12 17:46)
私のワインライフ様
コメント、ありがとうございました。
『バベットの晩餐会』は派手さはない映画ですが、心に響く映画ですよね。
特に厨房におけるバベットの動き、料理&ワインの数々、信者の表情の変化など、映画の後半部分はえも言われぬものがあります。
一番喜んでいるのは、ナビゲーター役の私かも(笑)
by fumiko (2008-12-13 00:11)
18日の本番も大成功でした。
ブログにアップしたら、覗いてくださいね、くらいふさん♪
by fumiko (2008-12-28 19:34)
私も友人と「バベット」の再現をしようと話しています♪
by yuka (2010-03-27 14:42)
yuka様、はじめまして♪
チェック&コメント、ありがとうございました、レスが遅れてsorry~です。
ワインと料理の究極のマリアージュなので、『バベット』再現はシェフの夢ですよね。
詳細が決まりましたら、教えてください♪
by fumiko (2010-03-29 14:18)