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カリフォルニア『メートル・ド・シェ』の注目すべき若手コンビ来日! [来日したワイン生産者&関係者]

 マーティン・ウィンターズ&アレックス・ピッツ(右)共同オーナー
 ふたり揃って来日したのは今回が初めて

10年ほど前、料理人として2つ星レストラン『サイラス』で働いていたことがきっかけで、繫がったおふたり。ピッツ氏はその後、フレンチランドリーで働き、カリフォルニアのナチュール・ムーヴメントの先駆者スコリウム・プロジェクトのアシスタント・ワインメーカーとして研鑽を積みます。ウィンターズ氏はソムリエとして、メドーウッドで働き、その後、レオ・ハンセン氏からワイン醸造を学びます。そして、2012年に共同で『メートル・ド・シェ』のブランドを設立。人為的な介入を抑え、樹齢の古いぶどう樹のぶどうを使ったワイン造りに注力しています。

当日のリポートがワイン王国webに掲載されたので、リンクさせていただきます。今のカリフォルニアを感じてくださいませ


        シュナン・ブランのスパークリングワイン
        シュナン・ブランは恩師レオ・ハンセン氏が愛する品種

 ふたりは恩師に敬意を表し、シュナン・ブラン100%の泡ものを完成させました。
「集いの場では泡ものは必須。我々が造ったスパークリングで乾杯したかった」とピッツ氏
 軽快でフードフレンドリーな瓶内二次発酵
 ソレラ(2012年からのワインを継ぎ足し)スタイルの泡ものもあり。こちらは日本未輸入
 シャンパーニュは、アヴィーズ村を代表するジャック・セロスやアグラパール
 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のムーセ(Mousse)が好みだそうです。


     ユニークなラベル
    自由の女神とカリフォルニア州のシンボル ハイイログマが乾杯している絵柄
    出典は1883年に出版された『The Wine Press & The Cellar』


     Tacos Barのフレッシュ・タコス
     素材はフレッシュなブリ


      鮎をトルティーヤで巻いて揚げて


IMG_4404.jpg
 ウナギに山椒を添えて


    Bean to Barブランドのチョコ


 フィッシュ・タコスはカリフォルニアでも大人気
 食の話題でも大いに盛り上がっていました。

 料理に合わせて6アイテムがサービスされました。
 左上のグラスはメキシコ在来種のトウモロコシを焙煎し煮出したオリジナルコーン茶


 マルコ・ガルシアオーナーシェフも加わり記念ショット!

 
              🍀🍀🍀🍀🍀
                    
人気店Los Tacos Azules
取材時、マルコさんが「三軒茶屋にもお店があるよ」と言っていたのでググったら、何と、何度もお店の前を通っていたことがわかり(汗)
先日、ランチ初体験してきました。ここはお昼のみ、恵比寿のTacos Barは夜だけの営業

 おすすめタコスのコースにあったインゲンとチョリソー炒め

 具材たっぷり

 ピリ辛風味

 若い女子や外国籍のグループ、ファミリー等、客層様々
 外には10名ほどの列ができていて人気ぶりがよくわかりました。
 地元にいながら、灯台下暗しでした、sorry

【製品についてのお問合せ先】
 WINE TO STYLE 電話03-5413-8831 / https://www.winetostyle.co.jp/


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2024年の桜鑑賞は東京のお気に入りスポットで! [桜、さくら、sakura]

 上野の河津桜
 2月中旬の上野公園


      青い空に映える河津桜の濃桃色


      情緒がある朱色の鳥居


 目黒不動界隈の河津桜
 3月初旬には“今さかりなり”


 樹がざわざわ
 蜜を求めて動き回っていたメジロたち


 4月の紀尾井町周辺
 モダンな景観と江戸風情の融合


 弁慶壕のソメイヨシノ


 桜の季節の定番は・・・
 東京ガーデンテラスにある人形町『今半』のランチ御膳


      千鳥が淵
      学生時代の旧友と久々の再会で九段方面へ


 千鳥が淵のソメイヨシノ[ウィンク]


 花冷えでしたがボートも花盛り


 こころ和む世田谷観音
 しだれ桜の先に見えるのは夢違観音


      例年より静かな印象のしだれ桜


 4月6日には満開[桜]


  鬱金(うこん)の桜は来週半ば位が見頃かも


           色調の変化(淡黄緑から桃色)が魅力の鬱金桜


     太田兼照執事に確認し、阿弥陀堂初参観
     黄金色に輝く阿弥陀如来像にご挨拶!
     堂内には五百羅漢寺に安置されていた羅漢坐像のうちの九体も!


 追記/4月13日  世田谷観音の鬱金桜
 パネルも作り替え綺麗になっていました[ウィンク]


      開花のズレが花弁の色に反映


 淡イエロー


      少し赤みを帯びて


 まもなく散り際


 まぁ、金色の鯱


     例年愛車で桜詣、今年は徒歩
     それで気付いた鯱、思わぬ発見!
     後で太田執事に伺ったところ「12年前に設置」と。徒歩の重要性実感[ふらふら]



 3月中旬の京都
 開花には少し早かったので、
 高台寺の波心庭で気分だけ[わーい(嬉しい顔)]

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NHKシャンパーニュ講座の秋季を締めてくれたのは心意気最高のマイィ・グラン・クリュ [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 マイィのニューアイテムをご紹介
 画像提供:合同酒精
 創業は1929年、25の家族(90人の組合員)からなる生産協同組合CM
 畑の面積は70㌶、年間販売量は約50万本 / 国内30%、海外70%(35ヵ国以上に輸出)
 ぶどう品種はピノ・ノワール、シャルドネのみ栽培
 グラン・クリュのマイィ村のぶどうのみ使用
 地下20mのセラーには4年分の販売量に相当するボトル本数を貯蔵・熟成
 2017年からヴィーガンへの取り組み
 2021年にすべての畑でHVEとVDCの認証を取得

 2018年に講座で取り上げて以来、数年が経過してしまいました。
 当時のリポートをリンクしておきますので、事前学習にご活用いただけると嬉しいです。


 画像提供:合同酒精
 ワイナリーを取り囲む35区画(リューディ)


 画像提供:合同酒精
 協同組合の誇りが伝わってくる醸造施設
 徹底したこだわりは酒質の良さに反映しています!


 秋季講座最終回の6回目はマイィ
  供出順 左から右へ

  第1フライトはブレンド同率でヴィンテージ違い


 #1:マイィ エクストラ・ブリュット ミレジム2016 コンポジション・パーセレール
 生産者:マイィ・グラン・クリュ
 ぶどう品種:PN75%、CH25%
 ドザージュ:2~3g/L
 価格:7,908円(税別)
深みのあるストローカラー、持続性のある細かな気泡、アロマがチャーミング、柑橘系果実、ブリオッシュ、アーモンド、フレッシュ感と心地良い味わいのバランスが絶妙、酒質のきれいさも好印象

 #2:マイィ グラン・クリュ ナチュール2013 生産量17,950本
 生産者:マイィ・グラン・クリュ
 ぶどう品種:PN75%、CH25%
 ドザージュ:0g/L
 価格:10,008円(税別)
アーティスティック コレクション発売開始から20年の記念として、コンテンポラリーアーティストとコラボしたアイテム。コンセプトはNature(自然)=ドザージュしないこと。オリジナル缶にデザインされているのは区画毎に細かく管理されているマイィの秋のぶどう畑。2013年は収穫が遅かったので、ぶどうはゆっくり熟した由。それを反映したぶどうは様々なアロマを有し、瑞々しい洋梨やリンゴ、菩提樹や白胡椒、塩味、緩やかな酸化熟成のニュアンスもあり、食感はドライ&クリーミー

 #3:マイィ レ・エシャンソン2012
 生産者:マイィ・グラン・クリュ
 ぶどう品種:PN75%、CH25%
 ドザージュ:6g/L
 価格:24,008円(税別)
3月のキーアイテムのひとつ。2月はランソンに特化しましたが最高醸造責任者のエルヴェ・ダンタンさんの前職場はマイィ。この2012年ヴィンテージは彼が手掛けた最後のシャンパーニュであり、ラッキーにも入手できたので講座生の皆さんとどうしても利き酒したかったというのが本音です。第3週&第4週ともに第1フライトの一番人気でした。
色調は濃いイエロー、気泡繊細、第1香はとてもシャイ、時間と温度変化で徐々に本性発揮。熟れたカリンや洋梨、アカシア、ドライフルーツ、ミネラル、旨味、まるみ、複雑味、口中シームレス


 第2フライトで新アイテム披露

 #4:マイィ ブラン・ド・ピノ・ノワールNV コンポジション・パーセレール
 生産者:マイィ・グラン・クリュ
 ぶどう品種:PN100%
 ベースヴィンテージは2018年
 タンク(ソレラシステム)で保存しているリザーヴワインを使用
 ドザージュ:8g/L
 価格:8,308円(税別)
深みのある黄金色、黄色系果実やスパイス、ハーブのニュアンス、ミネラル、グラス内の温度が上がるにつれリザーヴワイン由来の複雑味が広がり、食とのマリアージュが連想できたシャンパーニュ。リッチでありながら繊細さを備えたマイィらしいスタイル

 #5:ポエティック・ドゥ・ラ・テールXVI.I NV 日本での発売は3月19日
 生産者:マイィ・グラン・クリュ
 ぶどう品種:PN100%
 ベースワインは70%が2016年、リザーヴワイン(ソレラシステム)30%
 ドザージュ:5g/L
 価格:21,000円(税別)
 ポエティック・ド・ラ・テールの生産量6,792本、XVI.Iは3,381本のみ発売
3月のキーアイテムのふたつめ。欧州では昨秋リリースされていたシャンパーニュで、日本上陸を心待ちにしていました。第3週講座前日の発売という絶妙なタイミングでご披露できたことは本当に嬉しく思いました。黒ぶどう100%ながら白い花のイメージもあり、フレッシュ感と熟成感、塩味、厚み

  3月中旬に日本上陸

 デゴルジュマンの違いを楽しむアイテム
 バージョン1の発売から何年かしてバージョン2が市場デビューするようです。
 前者をキープしておいて、2アイテム揃ったら、利き比べたいですよね。
 数年後を楽しみに待ちたいです!

 ボトルの表裏画像をしっかり撮影してくださったHakoさん講座リポート
 富士山を背景にした画像もナイス、感謝です!


      参考:The World's Most Admired CHAMPAGNE Brands 2024
       Drinks International が発表したThe List
       ベスト3は不動です。
       ペリエ ジュエやローラン ペリエ
       ドラピエのアップ評価は嬉しいです[わーい(嬉しい顔)]


       春季講座の第3週&第4週とも満席になっています、ありがとうございます!
       ご参加くださる皆さまにはワクワク感をお届けしたいと思っています。
       引き続き、宜しくお願いいたします🥂🥂🥂

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気の向くままに京都散策 ~プレイバック お気に入りの蓮につながる平等院~ [伝統美、日本の美]

     世界文化遺産 宇治の平等院
     鳳凰堂内部の阿弥陀如来坐像を拝観するためのチケット[チケット]
     藤原道長の息子頼通によって創建された平等院
     古都京都の文化財のひとつです!


  プレイバック水面映えの極楽離宮
 
 2009年撮影
 第16回にっぽんと遊ぼうの舞台になった平等院、光陰矢の如し!


 20日は大雪だったようですが、翌日は晴れ女冥利の好天


 水面に映る姿も昼と夜では異なる趣き


 金色の鳳凰


 清らかな宇治川


 細部への気遣いはさすが京都


                 ❀❀❀❀❀



      高台寺のプロジェクションマッピング
      八坂の塔、後方に京都タワー


      2024年は豊臣秀吉の奥方ねねが他界して400年の節目
      3月15日から遠忌行事に華をそえるべく波心庭で、
      春の夜間特別拝観を展開中


      十三夜前日の月は何と呼ぶのでしょうか、ね


              方丈前庭「波心庭」
 幻想的な波紋


 空色やブルーからは藤の花、ピンクは桜を連想

      竹林のライトが蛍のようでした!
      拡大してご覧ください


 プレイバック秋の特別夜間拝観
 2014年撮影
 10年前の特別夜間拝観の時、井浦新さんが監修をしていたマッピングを体験。
 その時はカラフルな傘を使っていました。
 彼は、今、『光る君へ』で藤原道長の長兄役を演じていますね。


                 ❀❀❀❀❀


 お気に入りの蓮につながる平等院


 2009年のイベント
 ミュージシャンの衣装はキーヤンの蓮

 大事にしている当時のリーフレット
 アートディレクターとして木村英輝さん(キーヤン)のお名前


 秋の特別夜間拝観で訪ねた青蓮院 
 ふすま絵の蓮はキーヤンの代表作


 3月20日に発売されたばかりの日傘
 私の最新アイテムになりました\(^o^)/


 [NEW]建仁寺の屏風
 出典:ki-yan stuzio
 完成した屏風
 次回京都に行った時に拝見したいです!


             京都タワーからパワーをもらって
               癒やしの京都タワー


 15階のお部屋からタワーまでは至近距離


     朝の京都タワー
     古都ならではの空間でつかの間の息抜きができました。
     4月に入ってから日本列島ではお花見が楽しめそうです。
     このところ、海外からワイン関係の来日が続いています。
     皆さん、お仕事と並行して日本の美も堪能なさりたいようです[わーい(嬉しい顔)]

 京都のワイン仲間Mizoguchiさんに感謝
 京都・緑壽庵清水の濃茶あられ金平糖、美味美味、ありがとうございました!

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気の向くままに京都散策 ~“歓迎”の意味を持つ藤がシンボルの京都迎賓館~ [伝統美、日本の美]

 新幹線から見た富士山🗻
 積雪具合もあり力強い印象


         余談ですが・・・
         photo by Mizoguchi
         京都在住のワイン仲間 溝口家のお庭の雪景色
         20日は京都の方もビックリの大雪
         21日は午前中まで、雪模様だった由
         晴れ女の私が到着した午後には雨も雪もなし[わーい(嬉しい顔)]


 伝統美の京都迎賓館
 2005年に賓客をもてなす場として、京都御所の中に建築された京都迎賓館
 事前登録した参加者は京都御所の清和院休憩所に集合し、
 ツアー開始前に動画を見ながら予習
 荷物はロッカーに預け、手荷物チェックを済ませたら、約90分のツアーに出発です!

 正門玄関の扉には樹齢700年の福井県産の檜の一枚板を使用
 扉を開けると、歓迎の意を表す生け花の設えで来賓をお出迎え
 京都迎賓館おもてなしの心/華道編が参考になるのでリンクしておきます。


 藤の間
 洋食の晩餐会や歓迎式典が行われる大広間
 日本画家の鹿見喜陌氏の下絵をもとに綴織りの技法で、
 39種類の草花が織り込まれた作品『麗花』


IMG_4128.jpg
 ひときわ目を引いたのが格子光天井
 本美濃紙と京指物の伝統的技能によるもので、3段の笠は上下作動で高さ調整が可能
 15パターンの組み合わせができる由

 右側から撮影した全景、豪華&繊細&みやび

 藤の花言葉は“歓迎”
 『麗花』のなかでも意味深いのが藤
  おもてなしの心を象徴する存在

 人間国宝 江里佐代子氏の響流光韻
 截金(きりかね)を用いた作品
 絹糸のように細かく切った金箔を、筆と接着剤でイメージした文様に1本1本貼っていく技法

      かすかな風も振動も妨げになってしまうので、
      筆の穂先に神経を集中して、少しずつ丁寧に作業を進めていきます。
      名工の技の凄さ!

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 平安時代以降、公家の邸宅で使われていた室内調度品『几帳』
 伝統技法として、
 漆、錺金物(かざりかなもの)、鋳金、羅織物、京縫、京組紐が用いられている由
 ここにも藤の花が描かれていますね。

IMG_4133.jpg
 テーブルセッティング



 桐の間
 和の晩餐室は24名まで会食可能
 漆黒の一枚仕上げのテーブルは鏡のように澄んでいます。
 そこに映り込む風情に日本らしさを感じます。

     畳の中央部の色が違うのがわかりますか?
     昔ながらの中継ぎ表(なかつぎおもて)という技法だそうです。
     1枚の畳表に使うイ草は1万本(通常は約4000本)とのことでした。
     初めて見聞した中継ぎ表、勉強になりました!
     イ草の良い部分だけを使い中央で繋ぐ技法


 随所に日本国政府の紋章「五七の桐」

 漆と蒔絵の美の調和
 施された桐の葉の色は微妙に異なり、
 同じ模様の座椅子はひとつもないとのこと。   
 最上位は床の間の前になりますが、その桐紋が見たかったです!


 夕映の間
 会議や晩餐会の待合として利用
 左右の絵画は日本画家の箱崎睦昌氏の下絵をもとに綴織り技法で仕上げた織物
 右側の作品は『比叡月映』


 ズームでチェック、美しい!


 人間国宝十四代今泉今右衛門氏の作品『色絵雪花墨色墨はじき 四季花文花瓶〔白磁〕』
 そこにあるだけで、その佇まいにときめきました!
「墨はじきのような、目に見えないところへの神経と手間を大事にすることを、
 ひとつの信念として取り組んでいきたい」とサイトに十四代目が記していました。
 おもてなしの心と符合するお言葉


 左側の作品は『愛宕夕照』


 細部に迫ってみました!


 人間国宝十四代酒井田柿右衛門氏の作品『濁手山つつじ文花瓶』
 花瓶の赤絵が愛宕夕日の赤と連なる印象で配置に抜群の統一感


 回路から見る庭園


 廊橋の透かし彫り




      秀吉時代の石柱
     ズームでみると「天正17年(1589年)8月」の刻印
     旧五条大橋(現在の松原橋)の橋脚に使われていた円柱石

   和舟
   丸子舟の職人さんが手掛けた和舟で賓客をおもてなし


四国で開花宣言が発表されましたね。
京都の桜は、まだ可愛いい蕾状態でしたが、4月早々には期待できそうです。
2016年から一般公開を開始した京都迎賓館のガイドツアーは一見の価値ありなのでお薦めです。赤坂の迎賓館とは全く異なる趣きです。国公賓等の接遇、その他迎賓館の運営上の都合で、予定されていた一般公開が急遽中止になることもあるようなので、サイトで日程確認をして是非!

[メモ]京都迎賓館の公式サイト

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桜の開花を待ちながら英仏研修ツアーのメンバーとハッピーな感想会 [英仏研修ツアー]

 春の息吹を感じさせるブーケとともに
 英仏研修ツアーから4ヶ月経過
 現地で楽しい時間を共有したお仲間と持ち寄り形式で感想会をしました。
 ゴージャスなAyumi邸に設えられた春めいたテーブルランナー
 お持ちしたパステルカラーのブーケがぴったり調和[exclamation×2]


   photo by Ayumi
   春を誘うペリエ ジュエのグラスで乾杯


 ヴィジュアル&味わいともにナイスだったサンドイッチ


 シャンパーニュの酸味と柿の葉すしの魚介との相性良好


 リッチな生ハムと数種のチーズ
 コンテ、ルブロション、シュロプシャーブルー、パヴェ・ドゥ・ノー、クロタン・ド・シャヴィニョル
 マスカット・ベーリーAにお薦めの味噌系料理


   photo by Ayumi
   シャンパーニュとプルニエのキャビアの旨味 好印象

 
             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



      サントリー『登美の丘 マスカット・ベーリーA 140DAYS 2021』
      MBAのイメージが変わる逸品
      温度変化でピュアな酸味が広がるワイン
      大山弘平栽培技師長渾身のアイテムは限定350本


      品格ある『Y(イグレック)2017』
      SBとセミヨンのバランス絶妙
      口中のねっとり感、長く続くエレガントな余韻


      ブルーノ・パイヤールが誇る『N.P.U.1996』
      20世紀のグレートヴィンテージ
      ゆるやかな酸化熟成と様々の要素が詰まった味わい


      守備範囲の広さを示したパスカル・ポンソン
      デメルのザッハートルテとイイ相性
      シャンパーニュの醍醐味マグナムによる熟成を堪能


 前述の4アイテムに加えて、
 デュヴァル=ルロワのトップキュヴェ『ファム・ド・シャンパーニュGC』
 フレデリック・コサールの『ニュイ・サン・ジョルジュPCレ・ダモード2018』

 背景にドゥ・ヴノージュ訪問時の映像を流しつつ、
 おいしい時間をわかち合ったお仲間と集合ショット
 豪華シャトーのお洒落なクイーンAyumiさんには、
 心温まるおもてなしをしていただきました。
 ありがとうございました[黒ハート][黒ハート][黒ハート]



     追記 いただいたMBA“天空のワイン Laputa2015”
     ドメーヌヒデからの樽買いワイン
     マスカット・ベリーA 100% / 生産量576本
     最初に酸味ありきだったので、ポン酢の酸とのバランスが良いかも
     Ayumiさんから、日頃はしゃぶしゃぶに合せているとのお話があったので納得! 
     アロマに落ち着きがあり、甘ったるさは皆無の、ひと味違うMBA
     MBAはOIVに登録されている品種ですが、呼称・表記はコチラを参照
     ドメーヌヒデはマスカット・ベリーA、サントリーはマスカット・ベーリーA 表記


 叙々苑のキムチチゲ(甘口)で相性チェック
 ポン酢を使った料理にも挑戦してみます[わーい(嬉しい顔)]


             
              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 目黒不動界隈の早咲きの河津桜(2月末に撮影)[桜][桜][桜] 


 ソメイヨシノの開花宣言もまもなくですね。
 とってもとっても待ち遠しい気分!
 英仏研修ツアーのプロローグに加えて、
 各ワイナリーの詳細リポートは今月中にまとめる予定です!!!

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ムートンの元醸造長パトリック・レオンが培ってきた情熱を反映させた『シャトー レ トロワ クロワ』  [来日したワイン生産者&関係者]

 レ トロワ クロワのマスタークラス
 仏ボルドーの右岸フロンサックに位置するワイナリー
 輸入元ミレジムに招聘されたベルトラン・レオンさんは、
 来日記念のマスタークラスセミナーで5種のワインについて解説


    偉大な父親から奥義を伝授されたベルトラン・レオンさん


ワイナリーについて
名門ワイナリーで秀逸な醸造家として活躍していたパトリック・レオンさんが第一線から離れ、当時、学業を終えたばかりのベルトランさんのために、1995年シャトーを入手。購入の最大の決め手は土壌と気候。フロンサックで、グラン・ヴァンに匹敵するワイン造りを目指すレオン一家にとって、前述の2要素は必須条件でした。

レ トロワ クロワは、“3本の十字架”を意味し、シャトーのぶどうが育つフロンサック、セイヤン、サンテニヤンの村にそびえる3つの教会の塔に由来。栽培面積は19.5㌶、畑の最高位は86m、土壌は粘土石灰質で、粘土質はストラクチャーとまろやかさ、フレッシュさとミネラル感は石灰質由来。ぶどう品種はメルロとカベルネ・フラン。全て手作業、収穫には10kgのカゴを使用、2回の選果、区画(45)ごとの醸造、木樽での育成

グラン・ヴァンとは何か
ベルトランさんは「バランスが最も大事」と強調。続けて「力強いワインは毎年造れますが、エレガントなワインはとても難しい。我々にとってのグラン・ヴァンはエレガントさを纏ったワイン」と言及。
2011年の来日時、パトリックさんが語ったリポートを添えておきます。ベルトランさんからいただいた情報と見比べてみると、若干の変化があることがわかります。


   【ちょっと寄り道】
   プライベートで楽しんだロゼ
   初めて試飲した時から心惹かれたロゼ
   2月初旬に現行の2022年VTをラデュレのマカロンと合せて楽しみました!


 5アイテムをテイスティング
 ワインのテクニカルデータはコチラで確認可
 2022レ トロワ クロワ ロゼ
 ME100%、直接圧搾によるロゼ(以前はセニエによる醸造も)

1995年から生産していたロゼ、当初は家族のためのワインでした。ベルトランさんの妹の結婚式で使用。色調は淡く日本の桜を連想させるピンク、石灰土壌に由来するフレッシュ感、酸は穏やか。柑橘果実や赤い果実のアロマがあり、香りと同時に口中に様々な果実の要素が広がるチャーミングな味わい。親しい友との語らいやアペリティフにお薦め

ベルトランさんに、ロゼ造りで最も重要な点について質問したところ、「酸化させないこと」とのお返事があり、「圧搾中ぶどうは空気に触れません。圧搾中にCO2を添加します。収穫は気温が低い夜間に行いますが、気温が低いと酸化プロセスはそれほど重要ではありません。醸造所には酸化を防ぐ、ぜん動ポンプ peristaltic pomp があり、果汁を送る際には、酸化を防ぐために少量の窒素を使います」と語りました。


      2011レ トロワ クロワ ルージュ マグナム
 
2011年は9月まで気候完璧。収穫の頃は気まぐれな天候が続き、最大限の熟度を得るまで待てなかったのですが、ぶどうは一滴の雨を受けることなく収穫できたので2009年や2010年に続く良作。
ME85%、CF15%。醸造は木樽、ステンレスタンク、コンクリートタンク、熟成は34%新樽使用、Alcは14.5%、アロマはフルーティでピュア、ミネラル、タバコ、繊細なニュアンス。「あと10年くらいで土壌由来の個性が加味されます」とベルトランさん


     オマージュヴィンテージの2018レ トロワ クロワ ルージュ
     パトリックさんが最後に関わったヴィンテージ
     ME88%、CF12%、新樽率39%
     熟した果実、きめ細かなタンニン、まろやかな口あたり
     余韻が長く、バランスが取れたエレガントなワイン、現行VT
     レオン一家が求めるグラン・ヴァン
     ファミリーの神髄を感じるヴィンテージ


      参考品 深窓のワイン2012ヴィラ マリー

最も古い区画のぶどう(樹齢80年)を使い、ベルトランさんとシャンパーニュのピエール・ペテルス、ラングドック・ルーションのドメーヌ・ラ・ジャスの3人でワインクラブを結成し、採算度外視でスタートさせたワイン。ファーストヴィンテージの2009年はME100%。ぶどうは完全に除梗し、温度管理しながら木樽で発酵。ピジャージュを施し優しく抽出、
良年のみ生産、本数は約2000本、ほとんど流通させることがない希少アイテム。ヴィラ・マリーは19世紀の建造物の壁に刻まれたかつてのシャトーの所有者の妻の名。ベルトランさんの愛娘の名もマリー。ちなみに、今はワインクラブ自体の活動はしていない模様。

メルロ92%、CF8%、新樽で17ヶ月熟成、完熟した果実、緻密なタンニン、レースのような食感、バランス良好、レ トロワ クロワらしいエレガントスタイル。クラシックなワイン


       参考品 2016ヴィラ マリー
IMG_3327.jpg
        ME66%、CF34%(2区画)
        木樽(新樽2/3、1年使用樽1/3)で16ヶ月熟成
        凝縮感のある果実、熟したタンニン、土壌由来のミネラル
        口中での存在感、フィネスとエレガンス
        2010年と同様の秀逸なヴィンテージ


        【ちょっと寄り道】
         パトリック&ベルトラン親子のサイン入りボトル
         2005年のマグナムボトルには、 
         2018年に惜しまれながら世を去ったパトリックさん
         ベルトランさんのサインが入っています、貴重な記念ワイン!

 2004年4月のセミナーから抜粋 拡大可
 出典:ソムリエ協会機関誌No.79

ソムリエ協会の機関誌編集長時代に担当した記念すべきページ
パトリックさんの熱い思いを感じますし、ベルトランさんのワイン造りの根幹をなしていることがよくわかります。このような機会を得たことを本当に有り難く思っています。
会場からの質問を受けて、パトリックさんが返したお言葉を、最後に書いておきます。

~ワイン造りでは、テロワールを理解し、その土地に対して何ができるかを探すことが大事です。自然を理解し、自然の個性を尊重し、自然の評価を高めるようにすれば、成功します。テロワールを反映させた素晴らしいワインは、ファッショナブルなワインとは違い、流行に押し流されず、歴史の中で、脈々と残ります。それが偉大なテロワールのワインです~


                🍷 🍷 🍷

ベルトランさんは、セミナーの冒頭、「シャトーを1995年に購入して29年が経過し、その間、家族が培ってきた情熱、働く人の情熱に支えられ、今があります」と挨拶していました。一子相伝のワイン造りを伝承された彼がさらに飛躍なさると確信しています!


【製品についてのお問い合わせ先】
株式会社ミレジム 電話 03-3233-3801
担当 @millesimes.com

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ランソン × リーデル × ミシュランスターシェフのフィリップ・ミル / 2月のシャンパーニュ講座リポートと併せて [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

 ランソンイベント@リーデル青山本店
 アサヒビールとリーデルの共催 
 MCはランソンのマリアン・ジョフロワ アジア・エクスポート・ディレクター(左)
 ゲストコメンテーターはフィリップ・ミル ミシュランスターシェフ

 アイテムにあわせてセレクトされたリーデルグラス
 シャンパーニュは左から(番号はサービス順)
 3)ロゼラベル・ブリュットNV
 1)ブラックラベル・ブリュットNV
 5)ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004
 2)ブラック・レゼルヴNV
 4)ノーブル・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2004


 グラスは供出順に
 奥左から右へ  1)とヴェローチェ 2)とパフォーマンス 3)とヴェリタス
 手前左から右へ 4)とワインウィングス 5)とブルゴーニュ・ピノ


ランソンの沿革
1760年創業、現在ランソンBCCグループ
所有する自社畑57㌶はすべて有機栽培、うち16㌶はビオディナミ農法に移行中。
ぶどう生産者との長い付き合いにより、460㌶の畑から供給を受け、まかなっています。

4つの原則
①クリュの多様性
100以上のクリュがあり、50%以上がグラン・クリュとプルミエ・クリュ
②ノン・マロ
ほとんどの場合、MLFを実施しない方針
③潤沢なリザーヴワイン
ステンレスタンクだけでなく、フードル(木樽)も活用
20年以上保存しているキュヴェからセレクト
④熟成期間の長さ
リンゴ酸を生かすためには長い熟成期間が必要であり、それによってシャンパーニュ本来の姿を表現

ヴィンテージコレクション
1976年以降、消費者からの要望で古いヴィンテージをリリース
最古のヴィンテージは1894年

パートナーシップ
ヴィクトリア女王から授与されたロイヤルワラント、現在はエリザベス2世からの紋章
40年以上にわたりウィンブルドン・テニストーナメントの公式シャンパーニュ


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



テイスティング&マリアージュのコメント
2)3)5)のテクニカルデータはシャンパーニュ講座の項に記載

1)ブラックラベル・ブリュットNV
ぶどう品種はPN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
クリュの数は100以上、グラン・クリュ&プルミエ・クリュ50%
ベースワインは2017年VT
リザーヴワインは45%
熟成は4年以上
ドザージュは8g/L

マリアン:勢いのある口当たり、柑橘果実や白い花、爽やかで活き活きしていてまろやか、バランスの取れた味わい
フィリップ:ヴェローチェのグラスで味わうとシャンパーニュの塩味がよくわかる。
天麩羅の衣のカリカリ感と良く合い、トースト風味もあるので温かな衣とピッタリ。酸味の心地良さはトマトのジュレや柑橘(レモンやオレンジ)の皮の甘苦みと合せて。パルメザンチーズの香りや味わいはブラックラベルの塩味と相乗するし、歯応えある味わいなので、イタリアのオッソブーコ(仔牛すね肉の煮込み)も面白い。


2)ブラック・レゼルヴNV
ぶどう品種はPN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
クリュの数は100以上、グラン・クリュ&プルミエ・クリュ70%

マリアン:熟成感があり、1) より厚みのある味わい。柑橘果実、バターやアーモンド、木の実、シュル・リー由来の旨味、複雑味
フィリップ:パフォーマンスグラスで味わうとワインの力強さや石灰のニュアンスを感じる。牛肉のカルパッチョやセヴィーチェ。フレッシュアーモンドやヴィネガー、少し辛めの調味料を使ったり、イタリアのアマレットのソースを使った料理もお薦め


  3)ロゼラベル・ブリュットNV

マリアン:英国で人気のロゼ。柑橘ならレモン、グレープフルーツ、クレマンティーヌ。赤いベリー系果実のニュアンスも。ランソンならではの一本筋の通った酸味
フィリップ:ロゼは深みのあるヴェリタスグラス。ラングスチーヌは白身で、甘さ・軽さ・爽やかさがあり、食べ応えもあるので、ブイヨンあるいはコンソメで調理。日本なら甘エビで代用できる。仕上げにバラの花びらを散らすとロゼに映える。柑橘のソースで味付けても良い。イチゴに生クリームやシロップを添えてロゼと楽しむのも一興

  2017年にフィリップさんが桜をイメージして創作したデザート


 4)ノーブル・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン2004
 ぶどう品種はCH100% / ノン・マロ
 グラン・クリュ100%
 アヴィーズ、クラマン、オジェ、ル・メニル・シュル・オジェ、シュイィ
 熟成は18年
 ドザージュは6g/L
 生産本数は14,017本

マリアン:ノーブル・シャンパーニュは素晴らしいヴィンテージのみ造られる。生産量は10,000~15,000本。ブラン・ド・ブランは1983年がファーストVTで、1989、1990、1994、1995、1996、1997、1998、1999、2002と2004。2004年は夏の間は灰色の雲に覆われたが、9月には太陽の祝福に満ち、最高のシャンパーニュが誕生した。長い熟成を経たニュアンス、ビスケット、焼いたパン、アカシアの花、砂糖漬けの果実、舌の両端に感じる塩味
フィリップ:初めて体験するウィングスは鼻がグラスに入ってしまう大きな口径。ブラン・ド・ブランは魚介類に合わせたいシャンパーニュ。フランスなら帆立、牡蠣のヨード香にも相乗。メインの魚料理の脇役として、桃屋の海苔の佃煮を添えてサービスするのも良い。


 5)ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004

マリアン:ピノ・ノワールの力強さが出ている。泡はワインに溶け込みスムースでクリーミー。果肉が柔らかで甘味のある桃や梨。小麦を使ったお菓子やスパイスの効いた物と!
フィリップ:根菜類が合う。大根や蕪のような白色の根菜をキノコと一緒に茹でたり煮たりして、煮汁の風味を生かす。焼きたてのお菓子や洋梨のタルトを冷た過ぎない温度帯の2004年と合せて楽しむこともできる。


 おふたりともシャンパーニュ地方のご出身!

マリアン・ジョフロワさんはフランスのネオマビジネススクールで学び、その後、ブルゴーニュでワインとスピリッツのビジネスの修士号を取得。2010年に生まれ故郷のシャンパーニュに戻り、2013年にランソン入社。欧州市場を担当し、現在はアジア・エクスポート・ディレクターとして活躍中

フィリップ・ミルさんは2008年料理芸術の全国コンテストで優勝し、翌年2009年にはブロンズボキューズで優勝。2009年にランスの老舗『レ・クレイエール』のシェフに就任。2011年ミシュラン1つ星、2012年には2つ星を獲得し、往年の星を取り戻している功労者。2017年の来日時、インタビューするチャンスがあり、見事な料理も披露していただきました。ミシュランスターシェフの心意気をお感じいただけましたら幸いです。


進化するランソン
1986年から2014年までセラーマスターとして在職していたジャン・ポール・ガンドン氏は徹底したノン・マロ主義。2013年に後任者として就任したエルヴェ・ダンタンさん(前職はマイィ・グランクリュの醸造長)は、ガンドン氏の造りを少し外しています。そのことについて、マリアンさんに質問してみました。
マリアン:エルヴェは、従来からの造りを継承しつつ、飲み手に新鮮な驚きや喜びを感じていただきたいと思い、ランソンのシャンパーニュの複雑味の重層化を考えています。醸造設備の改築に手を加え、ステンレスタンクだけでなく、フードルを導入したのも、そのための取り組みです。エルヴェは、今までの経験や直感に基付き、ぶどうの出来具合や状態をみて、判断を下しています。リザーヴワインについても、ソレラシステムや過去何年か遡ったキュヴェを使うというような“決まり事”は全くなく、すべて彼の決断に依るものです。
テイスティングしたヴィンテージ・シャンパーニュはノン・マロ、ノン・ヴィンテージには若干MLFを施しています。
5アイテムを試飲してみると、どんな温度になっても “フレッシュ感、複雑味、芯のある酸味” が顕著です。それをお感じいただければ、エルヴェの考え方が見えてきます。今回のテイスティングでそれがお伝えできれば嬉しいです。



              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。




 2月のNHK文化センター青山校シャンパーニュ講座
 ランソンをメインにユレ・フレール、アルフレッド・グラシアンをセレクト

 比較試飲しながら3メゾンの特徴をチェック

 コルクの背比べ


 第1フライト
 #1:ランソン ブラック・レゼルヴNV
 生産者:ランソン(NM)
 ぶどう品種:PN50%、CH35%、M15% / 一部MLF
 ベースワインは2014年VT
 リザーヴワインは45%
 デゴルジュマン:2021年8月
 ドザージュ:7g/L
 価格:12,000円(税別)
 輸入元:アサヒビール

2024年なので「4」に注目
第1フライトに2014年と2004年絡みのヴィンテージを入れました。
#1のベースヴィンテージは2014年。色調はストローカラー、柑橘果実や赤系果実、内果皮の軽いビター感。熟成感があり、フレッシュでありながら、時間の経過で様々な要素が層を成すシャンパーニュ。最後まで続く自然体の酸味が好印象


 #2:ユレ・フレール キャトル・エレマン ピノ・ムニエ2014
 生産者:ユレ・フレール(NM)
 ぶどう品種:ムニエ100% / ノン・マロ
 リュード村の単一区画「ラ・グロッセ・ピエーレ」のムニエ/1963年に植樹
 デゴルジュマン:2019年
 ドザージュ:3g/L
 価格:13,800円(税別)
 輸入元:テラヴェール

1960年創業のユレ・フレール、所有畑は10㌶、相続で叔父たちと畑を分割。但し、管理は3代目のフランソワ・ユレ当主が行っているので、実質的にはRM形態。モンターニュ・ド・ランスにある畑は北向きなので、ぶどうはゆっくり熟し、粘土質の土壌はぶどうに厚みと豊かさをもたらす。シャンパーニュ業界の次世代を担う実力派

他の2アイテムより濃い目の色調、果実感と熟成のニュアンス、ミネラル、ピュアな酒質、ドザージュ量が極少ながらぶどうの熟度に由来する甘味。温度が上がっても最後まで存在感のある酸味。第3週の講座生の多くを魅了していたアイテム。キャトル・エレマン(4つの要素)は単一品種、単一畑、単一年&ひとりの造り手を意味するネーミング


       #3:ノーブル・シャンパーニュ・ヴィンテージ・ブリュット2004
        特別手配のドンペリニヨングラスDPGと通常のリースリンググラス
       
        生産者:ランソン(NM)
        ぶどう品種:CH70%、PN30% /ノン・マロ
        デゴルジュマン:2021年9月
        ドザージュ:6g/L以下
        価格:26,800円(税別)
        輸入元:アサヒビール

DPGはドン ペリニヨン前醸造最高責任者のリシャール・ジェフロワさんが2019年に後任のヴァンサン・シャプロンさんと共に、視覚、嗅覚、味覚のすべてにおいて最高のテイスティング体験が可能になるグラス開発に挑戦したもので、1年を超える試行錯誤の末、最終的にジェフロワさんによる分析と改良案に従って形状を決定し完成

プレステージシャンパーニュの利き比べの時に、DPGを使うと、複雑なシャンパーニュのどの側面も主張し過ぎず、バランスよく試飲できるので、私はよく使っています。ワンワードだと“浄化”


 マルタ騎士団のロゴ
 1760年フランソワ・ドラモットがメゾンを興し、次男と事業を行っていましたが、
 1798年に聖マルタ騎士団の騎士だった長男ニコラ・ルイが帰国したことでメゾンを継承
 ランソンのラベルやプラークにある十字マークは聖マルタ騎士団の紋章


 ランソンには赤が似合ってますね!



 第2フライト
 アルフレッド・グラシアンは1864年から150年以上続く家族経営
 すべてのアイテムはノン・マロ、樽発酵&樽熟成
 シェフ・ド・カーヴは一子相伝で、ジェジェ家が代々継いでいます。

 #4:アルフレッド・グラシアン ロゼNV
 生産者:アルフレッド・グラシアン(NM)
 ぶどう品種:CH46%、PN29%、M25%、ブージー産PN12%添加 / ノン・マロ
 リザーヴワインは約40%、瓶熟成は約24カ月
 デゴルジュマン:2023年2月
 ドザージュ:9g/L以下
 価格:10,500円(税別)
 輸入元:WINE TO STYLE

アセロラカラーからオレンジに近い色調。果実のアロマ、タンニンや酸味のニュアンス、最初から最後までフレツシュ感を伴ったロゼ。ランソンより力強さがありますが、DPGで試すとタンニンまろやか!


      #5:ランソン ロゼ・ラベル・ブリュットNV
      通常のリースリンググラスとドンペリニヨングラスDPG
          
      生産者:ランソン(NM)
      ぶどう品種:PN53%、CH32%、M15%、赤ワインを7%添加
      ブージー、キュミエール、リセの黒ぶどうを使用
      一部MLF
      デゴルジュマン:2021年10月
      ドザージュ:8g/L以下
      価格:12,000円(税別)
      輸入元:アサヒビール

上品なサーモンピンク、果実のアロマ、心地よい酸味、軽いビター感。DPGで味わうと、味わいが淘汰され、ランソンに新風を吹き込んだエルヴェ・ダンタンスタイルを実感。“バラの香り”を明確に感じ、フィリップさん提案の料理が完璧にイメージできました。第3週&第4週の講座生の多くが絶賛していたロゼ、お花見に超お薦め!

講座生のHakoさんブログも添えておきます。


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



           [NEW]4月からのシャンパーニュ講座募集開始
     毎月第3週第4週になります。
     キャンセル待ちの登録も受け付けています。
     多くのシャンパーニュラバーさんにご興味を持っていただけると嬉しいです[わーい(嬉しい顔)]

          春季からは、2クラスのメリットを生かしながら、
          最終回の6回目を合同開催にすることにしました。
          シャンパーニュの醍醐味であるマグナムサイズに特化
          引き続き、宜しくお願いします。


          [NEW]INFORMATION
          3月1日スタート『ランデブーAWA(泡)』
          今年は帝国ホテル開業134周年なので「134」に因み、
          134銘柄のシャンパーニュやスパークリングワイン等の品揃え
          グラスで提供するのは、お薦めのプレミアム等常時10種程度
          営業時間は17時~22時30分 / 席数は52
          お電話でのお問い合わせは03-3539-8045
          詳細情報は以下
          https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/awa/

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おもしろ体験 ~Vin de TAHITIの“イタリア”という名の品種が気になって~ [ワイン]

       21日の第3週シャンパーニュ講座の最後に、
       泡以外のスティルワイン体験[わーい(嬉しい顔)]
       ラベルの絵柄はサンゴ、回りのデザインにもサンゴ

       講座生のY氏が、1月半ば、チリのイースター島にご出張
       渡航ルートが、日本⇔タヒチ⇔イースター島だったので、
       経由地タヒチのワインをお土産に持ち帰ってくださいました。
       ちなみに、所要時間はトランジットを入れて計18時間程とのこと
       私の場合、チリ行きはアメリカやカナダ経由だったので約30時間
       フライト時間、大違い[ふらふら]

        希少な甘口白ワイン
        Vin de TAHITIのMONAMONA

         裏ラベルにある地図を拡大すると・・・

 産地の位置がわかります!

 ぶどう品種の探求
 HPにはマスカット、イタリア、カリニャン・ルージュの表示
 第3週のメンバーから「イタリア種って、何?」の声

 出典:植原葡萄研究所のHP 
 1953年の開設以来、確実な品種と台木による健全な苗木を生産販売している
 山梨県の植原葡萄研究所のHPにイタリア種がありました、さすが!!
 上記(出典:植原葡萄研究所)のようなぶどうでした。


 モナモナのデータ
 生産地域 : フランス領ポリネシア ランギロア環礁
 栽培面積 : 5.6㌶
 ぶどう品種:マスカット、イタリア、カリニャン・ルージュ
 糖度:20g/L

 source :Vin de TAHITI のHP
 サンゴに由来する石灰質土壌

 source :Vin de TAHITI のHP
 熟したぶどうを選別するために手摘み収穫、収穫は5月と12月の年2回  
 ぶどうの樹齢は15~20年、台木無しの自根

 ワイナリーのコメント(要約)
 20gの残糖にもかかわらず、アタックはフレッシュ、しっかりした果実味のアロマ
 カリニャンがワインに骨格と心地良いバランスを与え、
 フルーティーかつミネラル感を伴う余韻
 フルーツとあわせてすぐに飲むことも、2~3年寝かせて飲むこともできる。

 青木私感は・・・
 マスカット種だけでなく、イタリア種にもマスカット系のアロマがあるので、 
 ファーストアタックは素直にマスカット満載、若干ペトロールのニュアンス
 舌の上に糖分のねっとりした感じはありつつ、
 フレッシュな舌触りと南国果実の風味がうまく溶け合い、
 土壌由来のミネラル感が中盤以降続くチャーミングなワイン
 テイスティングして、イメージしたマリアージュが、
 ■ロックアイスを入れてキ~ンと冷やして
 ■完熟したパイナップルとあわせて or パイナップルのアイスキャンデー


イタリア種のさらなる深掘り
南太平洋のタヒチにはなかなか行けません。ゆえに、とても貴重な体験になりました。
ヴァン・ド・タヒチは南太平洋のフランス領ポリネシアのツアモツ諸島で造られています。ドミニク・オロワ・エステートはランギロア島にある唯一のワイナリーで、1992年に初めてぶどう樹を植樹。30年以上前に、ドミニク・オロワ氏が、ツアモイ諸島でワインが生産できると信じ、様々な品種にトライし、試行錯誤しながら今に至りました。近年はワイン品評会でも良い評価を得ています。

イタリア種についてネットサーフィンしていて、興味深い記事を発見しました。
山梨県南アルプス市のMなびに「イタリアという名の欧州種葡萄」の項がありました。
なんと、ぶどう栽培の導入期(明治から大正期まで)に、南アルプス市で生食用に栽培されたぶどう品種のうち、日本古来の「甲州」、米国種の「デラウェア」、欧州種の「イタリア」の3品種が確認できたという記述等があり[exclamation×2]

Y氏のお土産ワインがきっかけで、新鮮な情報を得ることができました。
備忘録にします、ありがとうございました!
気候変動の影響下、海面上昇が取り沙汰されている折なので、
南太平洋の島々に問題が出ないことを願っています。
海水温によるサンゴの害は気になります。

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伊ピオ・チェーザレの若きリーダー フェデリカ・ロージー・ボッファ・ピオ当主が語る伝統の継承 [来日したワイン生産者&関係者]

 伊ピエモンテの老舗ワイナリー『ピオ・チェーザレ』
 5代目フェデリカ・ロージー・ボッファ・ピオ当主

1月から取扱いを開始した輸入元WINE TO STYLEの招聘でフェデリカさんが来日。ブルガリ イル リストランテ ルカ・ファンティンで8種のワインの試飲を交えながら、家族の系譜や新たな取り組みについて語りました。

 
   画像提供:WTS

初めてフェデリカさん(1997年生)と会ったのは、父親ピオ・ボッファ当主と一緒に来日していた2017年秋で、あどけない面影が印象的でした。
彼女が23歳の時、ボッファ当主がCOVID-19の合併症で逝去。それを契機に、フェデリカさんは5代目としてワイナリーを継承。今は、いとこのチェザーレ・ベンヴェヌート・ピオさんと143年の歴史を有すピオ・チェーザレを仕切っています。7年余りの間にいろいろありましたが、成長ぶりに感心しました。

「1881年にワイナリーを興した初代チェーザレ・ピオは、ワイン好きの情熱をビジネスに変えた人で、当時20歳。イタリアでのパスポート番号はNo.55、早くから海外を視野に入れ、販売にも力を入れていました」とフェデリカさん。ピオ家は、20代の若さが原動力なのかも知れませんね。ちなみに、ワインは現在、世界55ヵ国に輸出されています。

ピオ・チェーザレの独自性
イタリアの北西部ピエモンテ州ランゲ地方アルバ村の旧市街地の中心部にあり、歴史的なアルバ村に位置する唯一のワイナリーとして、村の紋章をラベルに載せることや、バルバレスコとバローロの生産も許されています。1700年代後半に建てられたセラーには、ローマ人が遺した城壁の跡があり、地下4層構造の最下層はタナロ川の地下水脈よりも低いことがわかっています。ワイナリーが手狭になってきたことから、現在、新しい施設を拡張中で、完成後は、白ワインの醸造やロジスティック部門で活用するとのことでした。

ぶどう畑は80㌶で、すべて自社畑。栽培には化学薬品を使わないサステナビリティを優先した農法を採用し、太陽熱を利用したソーラーパネルでワイナリーの電力の60%をまかなっています。栽培のスタッフはすべて正社員として雇用し、敷地内の住居で生活しているので、ここでも親から子へと仕事がきちんと引き継がれているようです。

ピオ・チェーザレでは、国際品種ソーヴィニヨン・ブラン(白ワインの大家ドゥ二・デュブルデュー教授は亡くなる直前まで醸造のコンサルタントをなさっていました)やシャルドネ、ネッビオーロに10%シラーをブレンドしたロゼを手掛けていますが、ピエモンテ地方の土着品種ティモラッソにも注目。数年後には新しいアイテムがリリースされる予定とか。長熟可能の白ぶどう ティモラッソの品種特性を考え、現在熟成中。晴れのデビューが楽しみです!


               o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。

             
              ピオ・チェーザレのラインナップ


      食前酒ヴェルモット・ディ・トリノNV
      限定生産1000本
      シャルドネベースの酒精強化ワインでヨモギやオレンジの皮など、
      25種以上の芳香のあるハーブをブレンド
      最後に焦した砂糖を加えることがポイント
      飲むときはレモンの皮のスライスを添えて、
      14~15度の温度帯にしてストレートで!


 個性が異なるシャルドネ
 鮪のタルタル トマトウォーター

4代目当主はピエモンテ州の白ぶどうとは異なる長熟タイプの品種を探していました。カリフォルニアの『ロバート・モンダヴィ・ワイナリー』で数ヶ月研鑽を積んでいた折、樽熟成で個性を発揮するシャルドネに目をつけ、帰国後、ネッビオーロを引き抜き、持ち帰ったシャルドネの苗木を1981年に植樹しました。
そのシャルドネから造られた『ピオディレイ(右)』、“ピオ家の女性”の意味を持つワインで樽発酵・樽熟成。彼女たちのように、味わいはしっかり&リッチです!

『ランゲ シャルドネ“ラルトロ”(左)』は、“もう一つの”を意味し、ピオディレイの別の顔というニュアンス。一部樽、一部ステンレスを使用。ソーヴィニヨン・ブラン を10%ブレンドしているフレッシュでフルーティーなタイプ


      伝統的なスタイルのバルバレスコとバローロ
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      カルナローリ米のリゾット ラディッキオロッソ

        普通のバルバレスコ、普通のバローロと呼ばないで
        バルバレスコ・ピノ、バローロ・ピノと呼んで欲しい!!


古典的・伝統的な造り
様々な村のぶどうをブレンドして造りあげる完成度の高いワインで、
バルバレスコは4つの村のぶどう、フレッシュさを備えながらもパワフルな味わい
バローロは8つの村で、ストラクチュー、フィネス、複雑味がある味わい
それぞれの畑の個性を生かし、すべての“要素”を融合させて造り上げる伝統製法のワイン!
近年、気候変動の影響で熟すのが難しかったネッビオーロに変化が出ている由。ゆえに樽の使用率も減り、熟成期間も短かくなっています。

 単一畑のバローロ"モスコーニ2018"&バローロ"オルナート2016"

モスコーニは4代目当主の還暦を記念して購入した畑で広さは10㌶。ぶどうは1940年代と1970年代の古樹の区画のセレクション。ワインは濃い色調で黒い果実、バルサミコ、レザーのアロマ、生産本数6300本、ファーストヴィンテージは2015年。2018年は雨が多かったそうですが、冷涼年を反映した品格あるスタイル

オルナートは円形状の南向き斜面で日照時間が長い暖かなエリア、ワイナリーで最も古いワイン。ファーストヴィンテージは1985年。2016年はグレートヴィンテージで生産量は14000本、ガンベロ・ロッソの赤ワインベスト。赤系果実、パワー&タンニンがありながらリッチでエレガント

フェデリカさんの「伝統的な造りのバローロには、モスコーニやオルナートのぶどうも使われています。伝統製法のバローロ・ピオと併せて、単一畑に特化したワインを造ることで、ピオ・チェーザレのパローロはどれも素晴らしいということを証明したかった」との力強いメッセージを聞きながら、私は、故ピオ・ボッファ当主の姿を思い浮かべていました。

IMG_2430.jpg
 ジビエとピエモンテのワインの相性良好

    鹿肉 根セロリ アミガサタケ

 2016年に復活したバローロ・キナート
 苺 バニラ マスカルポーネ

1)のヴェルモットも、8)のキナートも1952年までは潤沢に生産していましたが、50年代のカクテルの流行で、活躍の場を失い、生産中止に!
フェデリカさんがワイナリーに参画した2016年から、祖母直伝のオリジナルレシピに則り再生産、歴史あるラベルも採用。セラーには古いワインがストックされているとのことなので、まさに“温故知新”の貴重な酒精強化ワインです、生産量は限定1000本!
キナノキとアカキナノキの樹皮を少量のクラシック・バローロで21日間浸漬。その後、レシピにあるリンドウの根、ルバーブ、カルダモンシード、シナモン等の香草を加え、週週間の熟成の後、クラシック・バローロを加え、少しの砂糖とアルコールで味を調整。ストレートで楽しむ食後酒


 プレスランチに供出されたアイテム
 左から右に
 1)ヴェルモット・ディ・トリノNV
 2)ランゲ シャルドネ“ラルトロ”D.O.C.2022
 3)ランゲ シャルドネ"ピオディレイ"D.O.C.2021
 ※2020年ヴィンテージから4代目へのオマージュとして過去のラベルを復刻して使用

          参考画像:最左は2020年以前のラベル / 2017年撮影

           4)バルバレスコD.O.C.G.2019
           5)バローロD.O.C.G.2019
           6)バローロ"モスコーニ"D.O.C.G.2018
           7)バローロ"オルナート"D.O.C.G.2016
           8)バローロ・キナートNV


              o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



       フリーテイスティングには新アイテム登場
        祖母の名を冠したロゼ『ランゲ ロージー2022』
        ロージーはフェデリカさんのミドルネームでもあり、
        とっても由緒あるネーミング
        生産本数5000本、ファーストヴィンテージは2017年

 フリーテイスティングのワイン
 左から右へ
 #1:ガヴィD.O.C.G.2022
 #2:ランゲ ソーヴィニヨン・ブランD.O.C.2022
 #3:ランゲ ロージーD.O.C.2022
 #4:ドルチェット・ダルバD.O.C.2022
 #5:バルベーラ・ダルバD.O.C.2021
 #6:バルベーラ・ダルバ スペリオーレ フィデス モスコ-ニD.O.C.2021
 #7:ランゲネッビオーロD.O.C.2019

【製品についてのお問い合わせ先】
 WINE TO STYLE
 TEL:03-5413-8831
 info@winetostyle.co.jp


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