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エリゼ宮の食卓とジョエル・ロブションのメニューの贅沢コラボ 【その1】 [Non Solo Vino]

晴天に恵まれた昨日、第6回『Non Solo Vino』を開催いたしました♪
ご参加くださいました80名の皆様、本当にお疲れ様でした♪

Non Solo Vinoのメニュー            会場内のシャンデリアはバカラ製


冒頭、会場となった1階『ラ・ターブル・ド・ジョエル・ロブション』の佐田シェフから、メニューの説明がありました。今回、佐田シェフは西川恵講師の『エリゼ宮の食卓』を熟読し、J・ロブション氏自慢のお料理とのコラボレーションで、2度と再現できないメニューを考えてくださいました。そして、そのお料理と組み合わせるワインについては、剣持シェフソムリエこだわりのセレクトで、“最高のマリアージュ”を体験することができました。



エリゼ宮のメニューの基本は「前菜、メイン、サラダ、チーズ、デザート」と極シンプル、最高級の食材を使うことで知られています。また、お食事に要する時間は「55分」と決められています。
昨日の『Non Solo Vino』では、「アミューズ・ブーシュ(フォアグラ)、オードブル(オマール海老)、メイン(鴨)、サラダ、チーズ、デザート」というオリジナル構成になっており、上質なフォアグラ、黒トリュフ、シャラン産の鴨などの食材を見て、佐田シェフの思い入れを感じることができました。
西川講師の講話を入れた約3時間が、ご参加いただきました皆様にとって、“至福のひととき”だったことを心から願っております♪


a.フォアグラをブリオッシュとドミ・セックのアプリコットでサンドしたアミューズ・ブーシュ
フォアグラの中心温度54度、お湯の温度80度で仕上げたロブション氏のスペシャリテ
ブルーノ・パイヤールのシャンパンと合わせて楽しみました。
b.ブルターニュ産オマール海老のサラダ仕立て、根セロリのムースと甲殻類のジュレを添えて
黒トリュフを散らし、甲殻類のコンソメゼリーでアクセントをつけたロブション氏のスペシャリテ
剣持シェフソムリエのコメント:アルベール・グリヴォーはムルソーでNo3に入る卓越した造り手です。オマール海老はシャルドネとの相性がとても良く、『ムルソー・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール2001』はナッツや蜂蜜の香り豊かで、酸味が上品。時の経過と共に奥行き、ふくよかさが広がります。2003年にワインコンクールで銀賞を受賞しているワインです。


c.シャラン産鴨のロースト、季節のキノコとニョッキ添え、ソース・サルミ
鴨の血に赤ワインを加えたソースで、まろやかさが出るようにフォアグラバターを使用
剣持シェフソムリエのコメント:優秀なネゴシアンであり、長期熟成型のワインを得意とするルイ・ジャド社の『ニュイ・サン・ジョルジュ・テール・ブランシュ1999』はフルボディで、色調も濃く、タンニンも豊か。5年、10年、20年と熟成することで旨み、凝縮感が際立ってきます。ソース・サルミに合わせるには、ある程度骨格のあるワインとあわせることが必要です。
d.サラダ・パストラル
数種類のハーブを使ったサラダ、黒トリュフたっぷりのロブション氏のスペシャリテ


e.ロックフォールチーズ
本間るみ子氏のコメント:羊の乳から作るロックフォールは王様のチーズと言われています。コンテやパルミジャーノ以外のチーズはほとんど1年以内に消費されてしまいます。11月、12月に出産した羊の乳から(翌6月まで)チーズを作りますが、4ヶ月以上の熟成が義務付けられているので、6ヶ月目をピークと考えると、11月以降、今がまさに旬の時期と言えます。
山本博先生のコメント:『クロ・デ・パプ』はシャトーヌフ・デュ・パプの建物の古い廃墟のそばにあるトップの畑を所有しているドメーヌの、素晴らしいワインです。
f.クラシックなリンゴのタタン、なめらかなバニラのクリームとアイスと共に
ソーテルヌのシャトー・ドワジィ・ヴェドリーヌ1998と楽しみました。


ワインは左から
g.ルイ・ジャド社のニュイ・サン・ジョルジュ・テール・ブランシュ1999/ワイン協賛:日本リカー株式会社
h.ドメーヌ・アルベール・グリヴォー・ムルソー・プルミエクリュ・レ・ペリエール2001
/ワイン協賛::株式会社ラック・コーポレーション
i.ブルーノ・パイヤール・ブリュット・プルミエ・キュヴェ
j.シャトー・ドワジィ・ヴェドリーヌ1998 ソーテルヌ
k.ドメーヌ・クロ・デ・パプ シャトー・ヌフデュ・パプ2002/ワイン協賛:エノテカ株式会社

昨日は進行役だったこともあり、西川恵講師のお話を100%聞きとることができなかったので、MDを聞き直している私ですが、その内容に改めて感嘆しています!Non Solo Vinoでしか聞けないお話だったのでは、な~んて思っています(笑)。
【その2】では、その概略をさらりと。皆様の笑顔はphoto by えめぞ~で行きま~す。

最後に剣持シェフソムリエ&山本博先生絶賛のワインをご協賛くださいました株式会社ラック・コーポレーション様、日本リカー株式会社様、エノテカ株式会社様、本当にありがとうございました!
また、佐田シェフおよび細やかな気配りでスマートなサービスをしてくださった剣持シェフソムリエ、小林支配人、スタッフの皆様、大変お世話になりました。心から御礼申しあげます♪


第6回 『Non Solo Vino』の会場となるシャトーレストラン ジョエル・ロブション♪ [Non Solo Vino]



恵比寿に用事があり、出かけたついで、夜景撮影の腕試し。
ガーデンプレイスの中庭から見たジョエル・ロブション の佇まい、キレイ、キレイ♪
12月1日、開催予定の第6回 『Non Solo Vino』も、お陰さまで定員80名
満席になりました!! 1階のフロアー貸切の会になります。
『Non Solo Vino』だけのオリジナル構成で行きま~す。
参加予定の皆様、体調を整え、今から楽しみにお待ちください。

日時:2006年12月1日(金)18時30分~
場所:恵比寿 『シャトーレストラン・ジョエル・ロブション』
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内
電話(03)5424-1347
定員:66名→好評につき「80名」に枠を広げました!
会費:19,800円(消費税・サービス税込)
テーマ:「エリゼ宮、ホワイトハウス、バッキンガム宮殿の美食外交饗宴」
講師は毎日新聞国際政治記者、西川恵氏。サントリー学芸賞を受賞した
「エリゼ宮の食卓」がベースになっています。
http://www.suntory.co.jp/sfnd/gakugei/sha_fu0038.html

お問合わせ:Non Solo Vino まで


第5回Non Solo Vinoは本間講師と前場ソムリエで [Non Solo Vino]

昨日、第5回『Non Solo Vino』が無事終了しました。
テーマは「チーズプラトー&短期集中チーズ講座」
講師は今年で会社設立20年というチーズ界の大御所
株式会社フェルミエ代表取締役社長の本間るみ子さんです。
会場は西麻布の『イル・バンビナッチョ(“悪がき、悪戯坊主”の意味)』で、
ワインと料理の解説は支配人兼ソムリエの前場亮氏がつとめてくれました。

開場前の店内、ワインに合わせてグラスも用意されています
グラス協賛、リーデル・ジャパン(株)ありがとうございました!

カマンベール・ド・ノルマンディ、フルム・ダンベール、エポワス
コンテ16プラス、ミモレット・エクストラ・ヴィエイユ、マンチェゴ
の6種類、乾燥イチジク付きで、これはチーズのアートです!
チーズプラトー by フェルミエ

本間講師はチーズの起源から赤ちゃんのゲップまで幅広く

ワインの抜栓作業を終えた前場支配人、笑顔が良いですね!


前場支配人がシェフと相談して考えてくださったメニューは
その州のワインとその州のチーズを使った数々、チーズはすべてイタリア産。
チーズプラトーにはフランス産とスペイン産チーズが使われていたので、
Non Solo参加のお客様は1度に10種類のチーズを楽しんだことになります。


(A)メダイの自家製スモークとリコッタチーズのサラダ仕立て
Pommery Champagne “Fall Time”← 9月19日初リリース! 協賛:メルシャン(株)
(B)有機野菜のスフォルマート ゴルゴンゾーラのクリームチーズソース
'05 Roero Arneis(Prunotto)

(C)平内麺 タリアッテレ 黒豚とローズマリーのラグーソース パルミジャーノ添え
'03 Aglianico di Molise(Di Majo Norante)
(D)牛フィレ肉の炭火焼 タレッジオチーズと共に
'99 Brunello di Montalcino Castel Giocondo(Frescobaldi) 協賛:メルシャン(株)

(E)クーベルチュールチョコレートのスフレ バニラのジュラート添え
'05 Brachetto d'Acqui(Braida)

Non Solo Vinoご参加の皆様、お疲れ様でした。
本間るみ子講師、前場亮支配人兼ソムリエへのエールを込め、
昨日の感想を書き込み(短くて構いません)いただけましたら幸いです。
宜しくお願いいたします♪

【インフォメーション】
第6回『Non Solo Vino』のインフォメーションです。
日時:2006年12月1日(金)18時30分~
場所:恵比寿 『ラ・ターブル・ド・ジョエル・ロブション』
定員:80名
満員御礼、ありがとうございました♪
会費:19,800円(消費税・サービス税込)
テーマ:「エリゼ宮、ホワイトハウス、バッキンガム宮殿の美食外交饗宴」
講師は毎日新聞国際政治記者、西川恵氏。サントリー学芸賞を受賞した
「エリゼ宮の食卓」がベースになっています。
http://www.suntory.co.jp/sfnd/gakugei/sha_fu0038.html
最高級の食材、最高のワインで、年内最後のNonSoloを超ナイスに
決めるつもりです。今から気合十分なので、ご期待ください。
お問合わせ:Non Solo Vino まで


第5回Non Solo Vinoの一斉告知で~す♪ [Non Solo Vino]

1ヶ月前の『松本楼』様での余韻がいまだ覚めやらぬ状態ですが、
「9月の案内はまだですか」という嬉しい催促もきております。
早速、告知作業に入ることにいたしま~す。



9月は講師に『フェルミエ』の社長であり、チーズ界のオーソリティ、本間るみ子さんをお招きして開催いたします。
チーズプラトー&『短期集中チーズ講座』でバシッ!と決めたいと思っております。
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-01-14-2
新酒が登場する本格的ワインシーズンを前に、ワインと相性の良いチーズの基本をマスターしてしまうのは、とても“粋”ですよ!
 
会場は西麻布のリストランテ『イル・バンビナッチョ』です。ハンサムな前場亮さんが支配人&ソムリエを勤めるお店です。http://www.maeba-ryo.com/index.html

最近よくいただく質問です。
★Non Solo Vinoは会員制ですか? 「いいえ」
☆ひとりでも参加できますか?  「はい」 ← おひとりで参加の常連さんもいますよ
毎回のテーマに、講師に、Non Solo Vino自体に・・・ご関心のある方ならいつでもWelcome♪ 
お申し込み、お待ちしております。

【第5回Non Solo Vino】
日時:2006年9月21日(木) 18:30~21:30
場所:西麻布『イル・バンビナッチョ』
    港区西麻布4-17-22 (03)3499-0046
定員:35名 満員御礼。ありがとうございました。
会費:12,000円 (税込)
お問合わせ&お申し込み:Non Solo Vino まで


会場は抱腹絶倒! 葉山&渡辺両講師   <その2> [Non Solo Vino]

『ボア・ド・ブローニュ』では落ち着いた雰囲気のディナーをenjoy!たくさんの笑顔に囲まれ・・・


第ニ部は会場を3階から2階に移し、メインゲストである葉山考太郎先生の講話からスタート


5月に講談社から『偏愛ワイン録』を上梓した葉山先生は「造るワインの品質が高いほど、変人が多いと感じます」と断言。「別に“人柄”を飲むわけではないので」と付け加えてはいましたが、トップバッターとして取り上げたのが、ブルゴーニュのマダム・ラルー・ビーズ・ルロワ。完璧主義者でミスを絶対見せようとしない彼女を、葉山先生は「イチロー選手と重なる」と話されていたのが印象的でした。おっとり見えても策士的なドミニク・ローラン、エネルギーの塊アンジェロ・ガイヤ、高貴な紳士リーデルのゲオルグ社長、夫婦愛の結晶『プロヴィダンス誕生物語』等、彼らを取材した折の「裏話」や「私見」もたっぷり披露してくださいました。葉山ファンはセミナー後、サインや記念撮影で大満足。第ニ部も無事終了しました!

第三部はアルコールの酔いもまわり、絶好調になってきた渡辺正澄講師の登場です! 
再度シャンパンが供出されます。続いて松本楼ご自慢のカレー、そしてサワークリーム。
でも・・・先生の「料理とワインの相性」セミナーは完全に飲酒運転になっている~(苦笑)
会場は爆笑の渦、Non Solo Vino始まって以来の寄席状態です!



先生は、香辛料をたっぷり使って作るカレーには、ドイツの香り高い品種ゲヴュルツトラミネル(“ゲヴュルツ”は香辛料の意味)と合わせたり、辛味は甘味によって消し去ることができる、と解説した後、「ウクライナはボルシチの発祥地です。香辛料がたっぷり入ったボルシチに生クリームを使うと辛味が緩和されますし、ブルガリアではプレーンヨーグルトを使います。カレーとシャンパンを合わせる場合、炭酸ガスがまず口の中のカレーを洗い流し、サワークリームを少し添えることで口中に残っているカレーの辛味が消えてしまいます。これはサワークリームの中の乳酸が、シャンパン中の乳酸と合うからです」と述べ、なんとか第3部の結論にたどり着くことができました。ふ~っ(溜息)。
渡辺先生と初対面の参加者は、先生のお茶目なキャラにビックリしていました。


私が松本楼をお借りして第4回を開催した理由のひとつに「シャンパンとカレーの相性」を確認したいという思いがありました。そしてそのシャンパンは、大好きな映画 『カサブランカ』や『月の輝く夜に』に登場する『マム・コルドン・ルージュ・ブリュットNV』と決めていました。松本楼ご自慢のカレーなら私にとって絶好のチャンス、これは嬉しいことでした。

美食学の大家、塩田正志先生は以前、このように話されていました。
「美食学見地では、“格”がとても重要です。ですから、カレーと泡物を合わせる場合、バランスの点から言って、シャンパンではなく、ヴァン・ムスー(フランス・シャンパーニュ地方以外で造られる発泡酒)がお薦めです。ただ、カレーで口の味蕾を刺激し、さらに泡で刺激を受けると味蕾が不感性になるおそれがあります。体感的美食学の権威で、『美食の王子』と言われたキュルノンスキーなら、柔らかく口を洗うという意味で、ロワールのヴーヴレの辛口のペティアン(微発泡)を選ぶでしょう。一般論ではヴァン・ド・ターブルクラスのヴァン・ムスーが最適です。ただ、フレンチの正餐後にカレーをいただくということなら、“格”においても問題ないので、カレーとシャンパンを合わせることができます」と。


画像協力:日比谷・松本楼

この機会に実践したかったのは、コレです♪
シャンパンが甘口タイプなら文句なしにカレーと良い相性を示します。なぜなら、辛味と甘味の対極にあるからです。ですから、第三部でマムのやや辛口タイプのシャンパン『カルト・クラシック』を出せば、もちろん相性は◎。でも・・・今回はブリュットタイプです!2つの相性は決して良くありません。
そこで、両者の仲立ち役に「サワークリーム」が登場しました。これを添えて出すことで 「乳酸効果による相性の良さ」を実証することができます。
カレーを単独で食べた時と、そのカレーに「サワークリーム」を少し加えて食べた時の印象は全然違いました。渡辺先生によると、その理由はサワークリームの中にも乳酸があり、MLFをしているシャンパンの中にも乳酸があるからだそうです。炭酸ガスによって口の中のカレーの辛味が緩和され、まだ多少口中に残っている辛味を、今度は乳酸が完全に消し去る。先生考案の「料理とワインの相性診断」の実践編は完璧でした。会場からも賛同の声をいただき、嬉しく思っていま~す。

最後に素晴らしい舞台を提供してくださった松本楼の小坂企画室長始め、小倉総支配人、高橋ソムリエ他皆々様、心から御礼申し上げます!
ご協賛くださったサントリー(株)様、ありがとうございました!やっぱりマム、大好きです♪

第5回『Non Solo Vino』の告知
次回は9月21日(木)、18時30分~を予定しています。
●講師:本間るみ子氏 フェルミエ社長
●内容:短時間でマスターするチーズ塾と『チーズ・プラトー(チーズによるアート)』の面白さ
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-01-14-2
●会場:西麻布のリストランテ『イル・バンビナッチョ』
●定員:30名
●会費:12,000円
*興味のある方は早めにご連絡願います。>>>Non Solo Vino まで


最高のロケーション、素敵な舞台になりました♪  <その1> [Non Solo Vino]

第4回 『Non Solo Vino』 が終わり、ホッと一息の私です。
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-06-03
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!!
この回から、場所もご馳走のひとつと考え、講師&テーマに合わせて変えていますが、7月の舞台は“木々の緑”に囲まれた日比谷公園にある松本楼でした♪


まずは、第一部の公開です。3階の『ボア・ド・ブローニュ』で正統派フレンチを愉しみました。ここでは2種類のシャンパン、赤ワイン&甘口タイプの4アイテムをそれぞれの料理と合わせ確認。
グラスもワインのタイプに合わせセレクトし、中心となるシャンパンにはリーデル・ジャパンのキュヴェ・プレステージ(ボウルの底に傷があることで泡立ちが良くなっている)グラスを使いました。



最初のシャンパンは今年6月から高瀬物産(株)が新規アイテムとして扱い始めた『モントードン・ブリュット・レゼルヴ・プルミエール』。若干の熟成香、へーゼルナッツの香り、アプリコット、ドライフルーツなどのニュアンスがありました。
「ウナギのバルサミコ焼きとフォアグラムースのマルブレ仕立て(左下)」と「オマール海老のオレンジ風味マリネ、夏野菜のガスパッチョソース」と合わせましたが、バルサミコ酢の中に含まれるグルコン酸は魚の臭みを消す働きがあるそうです。オマール海老はコクがある味わいなので、MLFをしているシャンパン(乳酸を含んでいる飲料)とよく合います♪
 

参加者の表情がだんだんと輝いてきました! これはシャンパンの中にあるミネラルと炭酸ガスが飲み手を心地良く、爽快にさせる効果があるからだそうで・・・



2番目に登場したのは、(株)中島董商店が4月から新たなアイテムとして入荷した『アンリオ・ブリュット・ロゼNV』、鮮やかなサーモンピンク色を備えた爽やか系、ドライな味わいのシャンパンです。
3番目は、(有)ワイナリー和泉屋協賛の『コッリオ・ロッソ2000 ボルゴ・デル・ティリオ』で、鮮やかなガーネット色のメルロー&CSの混醸のフリウリのワインでパワーある長期熟成タイプ。渡辺先生は 「色調は濃く、まだ若々しい紫色が残っています。ワインは最初の30分で香りが開いてきます。今回驚いたのは、抜栓して数日後、ボトルに残っていた数センチのワインを飲んだところ、ボルドーの10年ものと思えるような素晴らしさでした。私個人としてはあと5年待って飲むとこのワインの本領が発揮されると思います」とコメント。オーナーは元薬剤師だったというだけあって、細かなデータ分析やワイン研究に余念がない方のようです。http://item.rakuten.co.jp/wine/580290/




画像左上は「真鯛のポアレ、茸のコンフィを添えてプロバンス風サフランソース」、右上はメインの「牛フィレ肉のステーキ、アンチョビとエストラゴンのモンパンシェバターと共に」です。それぞれをロゼシャンパン、赤ワインで愉しみました。
料理&ワインの組み合わせについては、渡辺正澄先生がご自身の力作「ワインと料理の相性表」を資料にしながら参加者に解説。料理とワインが供出される度毎に的確なコメントをご教授くださいました。特に先生の“こだわり”が出ていたのは、各テーブルに用意されていたディジョンのマスタードとレモン。松本楼のシェフが作るお料理はパーフェクトですが、もし料理の味わいに酸味が足りないと感じたり、味わいが弱いと感じた時に両者をつなぐ仲介役として、「これら2種を使うと良いですよ」と薦めてくださいました。さすが料理とワインの相性の達人!

渡辺先生は最後、我々に面白い仕掛けをしてきました。それは甘口ワインと「マンゴーのプディングとココナッツのクリームソース」の組み合わせ。ワインはモトックスが扱っているカリフォルニアの『シンフォニー』で超リーズナブルなクラス、軽く炭酸ガスを含み、香りには若干のスパイシーさとマスカットの甘やかなニュアンスがあります。グルナッシュ・グリとマスカット・オブ・アレキサンドリアの交配から生まれたシンフォニー種の個性が良く出ていると感じました。
渡辺先生いわく「ここでは、マンゴーに“コショウ”を加えることがポイントです。マンゴーを食べてワインを飲むと、少し“タンニン”を感じるので、マンゴーにコショウを加えることでバランスを取ります。この場合、ペパーミントでも構いません」と。全員が渡辺マジックを実践。口中での相性は◎、両者の関係はとてもまろやかになりました♪



フレンチを愉しんでいた我々がセオリー通りに進むなら、ソーテルヌやバルザックの超高級甘口ワインで着地するのがお約束。今回、敢えて格の違う甘口ワインを供出した背景には、渡辺先生が長年培ってきた独自の「相性」を、Non Solo Vinoに参加してくださった皆様に体感していただく目的がありました。私は奥が深い経験だったと思っています♪

渡辺正澄先生~、ありがとうございました! 
グラスをご協賛くださったリーデル・ジャパン様、また、ワインをご協賛くださった高瀬物産(株)様、(株)中島董商店様、(有)ワイナリー和泉屋様
Non Solo Vinoを引き立ててくださり、心から感謝いたします。ありがとうございました!

さて、第ニ部、葉山考太郎先生による講義、渡辺先生による『カレーとワインの相性診断』は、次回のBlogでご報告します。急がなくっちゃ♪


第4回 『Non Solo Vino』 の募集開始です [Non Solo Vino]

第4回は7月27日(木)に開催いたします!

真夏のオアシス日比谷公園、会場は公園のド真ん中にある『松本楼』
>>>日比谷松本楼
今年で創業103年という老舗のレストランです♪

場所もご馳走のひとつと考え、今回から講師に合わせて変えることにしました。
さて、肝心の講師ですが、ワインライターの葉山考太郎氏をお迎えして行ないます。
題して“、「Making of 偏愛ワイン録」。
先日講談社から『偏愛ワイン録』を上梓した葉山さんなので、making裏話を含めたNon Solo Vino(ワインだけじゃない)な内容です。

葉山さんからは
●4人の帝王以外の生産者、評論家の人間模様
●オチャラケ・コラムのこぼれ話
●質問も受けます。例えば、「ここの箇所、なんだか、真相をぼかして書いてあるようですが、本当は何があったんですか?」など、聞かれれば何でも本当のことをお話します。
●ワイン・ジャーナリストを目指している方に、ワイン本出版やワインライターの事情なども、お話しします。

というコメントもいただいておりますので、何でもありの雑多な講習会です(笑)
加えて・・・「拙著を既にお買い上げいただいた方は、当日、持参いただきますと、ちゃんとサインを入れます。当日、会場でも、凝ったサインを入れた本を販売させていただきます」ということなので、必要部数を用意いたします。
ちなみに下の画像は以前私が葉山さんに書いていただいたサイン、こんな感じです♪

『松本楼』さんには、たくさんのわがままを聞いていただいています。
当日は3Fの『仏蘭西料理レストラン ボア・ド・ブローニュ』で正統派フレンチをお楽しみいただいた後、会場を移し、葉山講師の講話。その時に、別メニューとして、『松本楼』自慢のカレーも出していただきます。一口サイズのカレーになりますが、Blogでも展開した「カレーとワインの相性」にも挑戦するつもりです。

今回、「料理とワイン」の相性については、その道のオーソリティー、渡辺正澄先生にサポートいただきます。打ち合わせをしていた段階で、渡辺先生と『松本楼』さんとの長いお付き合いが判明、凄い助っ人の登場となりました。

50名枠でいきますので、葉山の考さんファン、松本楼ファン、ワインと料理を極めたい方、Non Solo Vinoに興味にある方、新規の方etc、Welcomeです。お申し込み、お待ちしております♪

【第4回Non Solo Vino】
日時:2006年7月27日(木) 18:30~21:30
場所:日比谷『松本楼』
    千代田区日比谷公園1-2 (03)3503-1451(代)
定員:58名 (好評につき、定員増になりました)
満員御礼。ありがとうございます。
会費:15,000円 (税込)
お問合わせ&お申し込み:Non Solo Vino まで
*お申し込みいただいた方には、当方から改めてご連絡させていただきます。
*『偏愛ワイン録』購入希望の方は、その旨、お書きください。葉山価格に期待しましょう!


佐藤護シェフの世界を味わう [Non Solo Vino]

リストランテ『カシーナ・カナミッラ』で開催された第3回『Non Solo Vino』で佐藤シェフ
が腕によりをかけて作ってくださった料理の数々。
画像は10種類のAntipastiの中から「尾鷲産生ウニ、トマトのコンソメゼリー寄せ」「明
石産タコのモザイク仕立て バジリコソース」「イタリア産ホワイトアスパラガスと黄卵の
マリネ」と、3種類のPrimi piattiの中からの一品「イタリア産ウサギのトマト煮込みソー
ス和え フェットッチーネ」。
参加者一同、フレッシュな素材を使った愛情たっぷりのお料理に大満足していました。

  
  

Secondi piattiの「天然鯛の香草塩釜焼き」を前に佐藤シェフと、「『マンジャ・ペッシェ』
時代から魚の扱いには慣れています」と望月マネージャー

  

>>>エル・ア・ターブルに紹介された『カシーナ・カナミッラ』情報


時代を先取りする麹谷式着眼点 [Non Solo Vino]

第3回 『Non Solo Vino』 が無事終了しました!
今回の講師はグラフィックデザイナーの麹谷宏先生
素敵なスパークリング&シャンパンの競演で、とても
とてもHappyな1日になりました。


5月の季節にぴったりの『グリーン・ポイント2002』をアペリティフに。
グリーンを含む若々しいイエローの色調、爽やかな酸味と味わいの心地良さが印象的です。
http://blog.so-net.ne.jp/non-solo-vino/2006-04-23

お料理のAntipasti(全部で10品。うち、後半の数品)、Primi piatti(3品)、Secondi piatti(2品)を、ランスロ・ロワイエ・ブラン・ド・ブラン1999、フィリポナ・ロイヤル・レゼルヴ・ブリュット、ビルカール・サルモン・ブリュット・ロゼの3種類で楽しみました。
>>>メゾン・ランスロ・ロワイエについて
>>>yomiuri on lineの山本記者によるフィリポナ情報
>>>yomiuri on lineの山本記者によるビルカール・サルモン情報

麹谷先生のお話の中で印象的だったのは「無印良品」の誕生。これは“雑談”の中から生まれてきたそうです。白いハンカチがお好きで良く購入していた先生は、常々そこに付いているブランドマークに不愉快な思いを感じていた由。当時、お仲間のおひとりだった西友の堤清二社長から、「一度試作しましょうか」という提案をいただいたことがキッカケでスタートした、と話されていました。
先生は「時代の先取りと言うより、まじめな消費者でいることが原点」とおっしゃっていました。

麹谷先生がディスプレイ用に持参してくださった3種類の色違いのソワ・シャンパーニュ(ガラス製のシャンパン・クーラー)。ここにテタンジュの『ノクターン』を飾り、食事の最後にデザートやチョコなどと合わせました。1日の最後を締めくくるにふさわしい至福のひと時です。
“夜想曲”というネーミングはお洒落、光沢ある紫色のエチケットは上品、味わいは滑らかで芳醇。
チョコとの相性は絶品、先生手づくりのシャンパン・クーラーともお似合いでした。
>>>ノクターン


第3回 『Non Solo Vino』 のご案内 [Non Solo Vino]

25日は第3回Salone 『Non Solo Vino』

ゲストはグラフィックデザイナーの麹谷宏氏、テーマは「時代を先取りする麹谷式着眼点」です。
現在、海外、特にパリやNYで人気の無印良品 『MUJI』 ショップ。無印良品の立ち上げから関わり、“シンプルライフ”の提案やシャンパンの小道具の創作等で活躍中の麹谷先生の“視点”に注目してみたいと思っています。
麹谷先生と言えば「シャンパンしかないでしょう」ということで、ワインについてはすべて“泡物”を考えております。

【第3回Non Solo Vino】
日時:2006年5月25日(木) 18:30~21:00
場所:白金台『カシーナ・カナミッラ』
    港区白金台5-5-6 (03)5475-2646
定員:30名 
満員御礼。ありがとうございました。
会費:12,000円
お問合わせ&お申し込み:Non Solo Vino まで

シャンパンのミュズレを利用して
作った掛軸の絵柄 by H.Kojitani