“ファインワインを世界から”をミッションに邁進する日本リカーの創立60周年記念祝賀会 [来日したワイン生産者&関係者]
日本リカー主催創立60周年感謝の会
2023年11月で創立60周年を迎えた日本リカー
おめでとうございます!
長年お付き合いしてきた取引先や関係者、プレスを招いて祝賀会を開催
会場は代官山のメゾン ポール・ボキューズ
エントランスには日本リカーの株主2社のスタンドパネル
仏ブルゴーニュが拠点のルイ・ジャド
シャンパーニュのPHやCH等を擁するEPIグループ
晴れの日を共に祝うため、
来日したルイ・ジャドのピエール=アンリ・ガジェ会長(中央)
EPIグループのダミアン・ラフォリ社長(右から2人目)
テーブルの同席者は日本リカーの斎藤富明代表取締役社長(最左)
山口大輔日本リカー事業部長、本間寿一PH&CHジャパンカントリーマネージャー
日本リカーの沿革、60年の歩み
斎藤社長による解説の主要部分を列記すると、
■設立は1963年11月26日、江商(株)主導で協和発酵と合弁で新会社を立ち上げる。
輸入洋酒の卸販売の日本一を祈願し『日本リカー(株)』と命名
■1967年江商(株)が兼松(株)と合併、翌1968年大阪支店開設
■1974年『ルイ・ジャド』との代理店契約を締結
同年福岡支店、75年名古屋支店、79年仙台営業所を開設
■1986~88年第一次ボージョレ・ヌーヴォーBNブーム到来
ポール・ボキューズ氏のヌーヴェル・キュイジーヌの提唱もあり70年代からBN世界に拡大
■1999年卸問屋業からワインインポーターにシフト、翌2000年ルイ・ジャドが資本参加
■2005年メルシャンの資本参加によりメルシャングループ
■2007年メルシャン、キリングループへ
■2016年PH-CH社による資本参加、ブランドポートフォリオ再構築
■平成以降、日本リカーの10代目社長は斎藤富明氏で2021年から采配を振っています。
■日本リカーの使命は「世界の酒庫を拓く」から、
「世界のワインと暮らす」に変わり、今は「ファインワインを世界から」です!
アンリ・ガジェ会長が語った記念年
5年振りに来日した会長は満面の笑み
Ⅰ:60周年を迎えた日本リカー
Ⅱ:日本リカーとルイ・ジャドの代理店契約から今年で50年
Ⅲ:アンリ・ガジェ氏がルイ・ジャドに入社した1985年から約40年
Ⅳ:日本リカーとルイ・ジャドのパートナーシップ締結から約25年
上記の4項目を述べた後、販売成功に導いてくれた関係者
および日本リカーの創立から今に至るチームメンバーに対しての謝意がありました。
■2022年末、30年間の職務を辞し後進に社長職を譲ったガジェ氏。
新社長の日本でのお披露目はコチラで紹介しました。
【参考】ルイ・ジャド創業150周年の時に作成した年表 クリックで拡大
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
ミニトークセッション
ラフォリ氏、通訳 高橋佳子さん、アンリ・ガジェ氏、大越氏
大越基裕氏をゲストスピーカーに迎えてのトークセッション
テーマは「ワインの銘醸地におけるリーディング企業としてのこれからのワイン造り」
ワイン王国webにトークセッションの要点を記載しました。
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
記念年のワインで祝福
親交があったポール・ボキューズ氏ゆかりのレストラン
ラグジュアリーワインのレア・シャンパーニュ&ブラン・デ・ミレネール
ボーヌ PC レ・グレーヴ ル・クロ・ブラン2017 ドメーヌ・ガジェ
ガジェさんの父が購入した畑でミネラルや白い花を彷彿とさせるワイン
南仏風の小野菜を添えた鱸(すずき)のロースト
爽やかなブールブランソースが白にもシャンパーニュにも寄り添い![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アンリ・ガジェ会長が心を込めてセレクトしたヴィンテージ
沿革にも記載したように、1985年はガジェ氏がルイ・ジャドに入社した記念年
グレートヴィンテージかつマグナムで熟成させたシャペル・シャンベルタン
ワインの長い熟成に由来する様々な要素が広がり、
ゆるやかな時の流れに浸ることができました
主要ブランド ポートフォリオ
データ提供:日本リカー
日本リカーが定義するファインワイン
ぶどう産地のテロワールが体現できる健全で高品質なぶどうから造られるワイン
熟成の可能性を備えつつ、どの段階でも美味しく飲むことができるワイン
それなりの生産量で持続可能なワイン(小売想定@3,000前後以上)
日本リカーが定義するラグジュアリーワイン
ファインワインの特質を備え、希少で、本物のストーリーを有するワイン
支払った高額な対価以上の満足感を与えることができる限定生産の高級ワイン
(小売想定@20~30,000超)
祝賀会に供された全アイテム
ルイ・ジャドがオレゴンで手がけるレゾナンス PN2016
EPIグループが所有するビオンディ・サンティ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2018
チリの名門ドン・メルチョーCS2021
オーストラリアのペンフォールズ グランジ2018
グラッパやヴィンテージ・ポート等のラインナップ
o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。
ラフォリ社長とは8年ぶり、アンリ・ガジェ会長とは6年ぶりの再会
あらためまして、おめでとうございます!
日本リカー&パートナーのルイ・ジャドとEPIグループのさらなる躍進を願っています。
ピエール・エルメのマカロン、ルイ・ジャドとPHのロゴもさすが!
2023年11月で創立60周年を迎えた日本リカー
おめでとうございます!
長年お付き合いしてきた取引先や関係者、プレスを招いて祝賀会を開催
会場は代官山のメゾン ポール・ボキューズ
エントランスには日本リカーの株主2社のスタンドパネル
仏ブルゴーニュが拠点のルイ・ジャド
シャンパーニュのPHやCH等を擁するEPIグループ
晴れの日を共に祝うため、
来日したルイ・ジャドのピエール=アンリ・ガジェ会長(中央)
EPIグループのダミアン・ラフォリ社長(右から2人目)
テーブルの同席者は日本リカーの斎藤富明代表取締役社長(最左)
山口大輔日本リカー事業部長、本間寿一PH&CHジャパンカントリーマネージャー
日本リカーの沿革、60年の歩み
斎藤社長による解説の主要部分を列記すると、
■設立は1963年11月26日、江商(株)主導で協和発酵と合弁で新会社を立ち上げる。
輸入洋酒の卸販売の日本一を祈願し『日本リカー(株)』と命名
■1967年江商(株)が兼松(株)と合併、翌1968年大阪支店開設
■1974年『ルイ・ジャド』との代理店契約を締結
同年福岡支店、75年名古屋支店、79年仙台営業所を開設
■1986~88年第一次ボージョレ・ヌーヴォーBNブーム到来
ポール・ボキューズ氏のヌーヴェル・キュイジーヌの提唱もあり70年代からBN世界に拡大
■1999年卸問屋業からワインインポーターにシフト、翌2000年ルイ・ジャドが資本参加
■2005年メルシャンの資本参加によりメルシャングループ
■2007年メルシャン、キリングループへ
■2016年PH-CH社による資本参加、ブランドポートフォリオ再構築
■平成以降、日本リカーの10代目社長は斎藤富明氏で2021年から采配を振っています。
■日本リカーの使命は「世界の酒庫を拓く」から、
「世界のワインと暮らす」に変わり、今は「ファインワインを世界から」です!
アンリ・ガジェ会長が語った記念年
5年振りに来日した会長は満面の笑み
Ⅰ:60周年を迎えた日本リカー
Ⅱ:日本リカーとルイ・ジャドの代理店契約から今年で50年
Ⅲ:アンリ・ガジェ氏がルイ・ジャドに入社した1985年から約40年
Ⅳ:日本リカーとルイ・ジャドのパートナーシップ締結から約25年
上記の4項目を述べた後、販売成功に導いてくれた関係者
および日本リカーの創立から今に至るチームメンバーに対しての謝意がありました。
■2022年末、30年間の職務を辞し後進に社長職を譲ったガジェ氏。
新社長の日本でのお披露目はコチラで紹介しました。
【参考】ルイ・ジャド創業150周年の時に作成した年表 クリックで拡大
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ミニトークセッション
ラフォリ氏、通訳 高橋佳子さん、アンリ・ガジェ氏、大越氏
大越基裕氏をゲストスピーカーに迎えてのトークセッション
テーマは「ワインの銘醸地におけるリーディング企業としてのこれからのワイン造り」
![[NEW]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/120.gif)
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記念年のワインで祝福
親交があったポール・ボキューズ氏ゆかりのレストラン
ラグジュアリーワインのレア・シャンパーニュ&ブラン・デ・ミレネール
ボーヌ PC レ・グレーヴ ル・クロ・ブラン2017 ドメーヌ・ガジェ
ガジェさんの父が購入した畑でミネラルや白い花を彷彿とさせるワイン
南仏風の小野菜を添えた鱸(すずき)のロースト
爽やかなブールブランソースが白にもシャンパーニュにも寄り添い
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アンリ・ガジェ会長が心を込めてセレクトしたヴィンテージ
沿革にも記載したように、1985年はガジェ氏がルイ・ジャドに入社した記念年
グレートヴィンテージかつマグナムで熟成させたシャペル・シャンベルタン
ワインの長い熟成に由来する様々な要素が広がり、
ゆるやかな時の流れに浸ることができました
主要ブランド ポートフォリオ
データ提供:日本リカー
日本リカーが定義するファインワイン
ぶどう産地のテロワールが体現できる健全で高品質なぶどうから造られるワイン
熟成の可能性を備えつつ、どの段階でも美味しく飲むことができるワイン
それなりの生産量で持続可能なワイン(小売想定@3,000前後以上)
日本リカーが定義するラグジュアリーワイン
ファインワインの特質を備え、希少で、本物のストーリーを有するワイン
支払った高額な対価以上の満足感を与えることができる限定生産の高級ワイン
(小売想定@20~30,000超)
祝賀会に供された全アイテム
ルイ・ジャドがオレゴンで手がけるレゾナンス PN2016
EPIグループが所有するビオンディ・サンティ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2018
チリの名門ドン・メルチョーCS2021
オーストラリアのペンフォールズ グランジ2018
グラッパやヴィンテージ・ポート等のラインナップ
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ラフォリ社長とは8年ぶり、アンリ・ガジェ会長とは6年ぶりの再会
あらためまして、おめでとうございます!
日本リカー&パートナーのルイ・ジャドとEPIグループのさらなる躍進を願っています。
ピエール・エルメのマカロン、ルイ・ジャドとPHのロゴもさすが!
フードフレンドリーなドメーヌ・コーセイ Merlot Rose K.K. edition 2023 [ドメーヌ・コーセイ]
![[NEW]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/120.gif)
収穫日:2023年9月25日~10月6日
製造方法:セニエ
発酵期間:ステンレスタンクで約1ヵ月
熟成期間:ステンレスタンクで約3ヵ月
オークチップを約2週間浸漬
その後、フレンチ古樽で約3ヵ月、無濾過で瓶詰
瓶詰日:2024年5月7日
販売開始日:2024年7月17日
瓶詰本数:約1,200本
エノログ:味村興成
〔メルロ・ロゼ2023アンフィルター〕
2023年3月発売のドメーヌ・コーセイ メルロ・ロゼ2023アンフィルター(無濾過)について、HPには「ロゼ本来の美味しさを最大限に活かすため、オリ下げ・冷凍・濾過・加熱処理を行わず、瓶詰めをしています。その為、若干の濁りがあり、時間が経つとオリや酒石が出ることがあります」と記載されています。
![[NEW]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/120.gif)
2023年7月に 限定販売されたメルロ・ロゼ K.K. editionは、育成時、約2週間ほどオークチップを使っています。
日本では2018年4月に酒税法の改正があり、オークチップの使用が認められました。通常、チップは樽材のニュアンスや味わいに深みを出す為に使われますが、ドメーヌ・コーセイの使用目的は無濾過の濁り防止です。
ちなみに申しますと、山梨大学とドメーヌ・コーセイでは、「チップに含まれるポリフェノールとワイン中の蛋白質の結合」についての共同研究をしているので、今回、ワイン中の蛋白安定化のために、K.K.editionの2023に応用されました。
ロゼをアップで撮影
爽やかさを感じるオレンジ色を帯びたサーモンピンク。
太陽光を受けたグラスだと、無濾過由来の、ほんの少しの濁りがわかりますが、質感はご覧の通り、ピュアでクリーン。ラズベリーや和柑橘、梅や梅紫蘇のニュアンス。冷蔵庫温度(8度前後)で供出すると、アロマは若干控え目、グラス内の温度が上がってくるにつれ、様々な要素が出てきます。味覚では、最初に、酸味とこなれたタンニン、2023年のぶどうの厚みを感じました。
快活さだけが前面に出るのではなく、グラス内の温度変化によるアロマや味わいが楽しめるワインです。抜栓後、2~3日経過しても、飲め手を受け入れてくれる包容力がありました。
今は亡き名醸造家パトリック・レオンさんの想いがこもった『レ・トロワ・クロワ・ロゼ』を、味さんに試飲してもらったことがあります。半分ほど残ったロゼを、経過観察していた味さんから「一週間ほどかけて試飲していますが健全で果実味も残っており、フランスのロゼの底力を感じました」とのコメントが届きました。レ・トロワ・クロワが何らかの形で影響していたら、ホント嬉しいです。
ワイン中の蛋白安定化が目的で2週間程度使用したオークチップですが、完成度の高いぶどうだったので、オークチップの+α効果が作用したかも!? メルシャン時代から、ワイン造りに関して、様々なトライアルをしてきた味さんだけに、今後の研究成果、チャレンジ心に期待しています!
上の画像は、昨年収穫を手伝ったワイン仲間が撮影したメルロ
「本当に傑出したぶどうの出来」と語っていました。
マリアージュは中華をメインにしながら
ロゼと中華の相性の良さは多くのワインラバーが知っています。
辛み調整自由な麻婆豆腐や餃子(ラー油や黒酢活用)は万人納得の組み合わせ
夏バテ防止に叙叙苑キムチ
エディションロゼは、唐辛子や山椒のような和のスパイスと相性抜群
銀座アスターの茉莉花コース
7月11日オープンした渋谷スクランブルスクエア店で!
海老や白身魚(イサキ)
イサキの隠し味の山椒のソースが見事なつなぎ役
国産鰻と殻まで食せるソフトシェルシュリンプのさっくり揚げ
脂の要素(鰻と揚げ物)、好感度100%のスパイシーソルト
期待通りのマリアージュだった黒豚の酢豚
黒酢の特製甘酢ソースとロゼの酸味との調和
ワインのタンニンが全体をとりまとめナイスバランス
〆のチャーハン
口中の脂分を綺麗に洗い流してくれる頼りになるロゼワイン
和菓子とのマリアージュ
たねやの最中
ドメーヌ・コーセイのメルロでは何度かトライ
食した人を驚かせることができる組み合わせです!
和菓子と相性が良いと嬉しくなりますよね。
ワインがより身近に感じられると思います。
【参考】ドメーヌがスタートした当初から今に至るリポートは ドメーヌ・コーセイをご笑覧くださると嬉しいです!
懐かしすぎるベルトクイズQ&Q ~押阪忍氏を偲びながら~ [備忘録]
アナウンサーとして活躍していた押阪忍さんが逝去なさったことを、後れ馳せながら、昨日SNSで知りました。心からご冥福をお祈りいたします。
出演経歴を見ると、クイズ番組『ベルトクイズQ&Q』の司会者としての活躍が真っ先に出てきます。ウィキペディアによると、放送していた時期は1969年から1980年までだった由。同番組全盛の頃、私は押阪さんと接点を持つことができました。懐かしく、とてもハッピーな時間だったので、押阪さんを偲びながらタイムトラベル
子どもの幼少期は、自分で世話をしたかったので専業主婦でした。
その間は、社会情勢にも目を向けながら、頭の体操になるような雑学を楽しんでいました。
加えて、その当時はクイズ番組全盛でした。
ベルトクイズQ&Qは正午の時間帯の放送で、押阪さんのキャラにも惹かれ、いつか挑戦者になりたいとの思いが募り・・・
何度かの投函で、予選の通知が届き、ドキドキしながら選考会場へ。
着席式で筆記試験、その後、面接で出場者が決まりました。
晴れてチャレンジャーになることができ、ワクワクでした!
思うに、若さとは怖いものなし。加齢した今、マジ、そう思います。
押阪さんは本当にダンディでした。
私は白の席、あと一問でミリオンステージというシーン
この時に出た問題、しっかり思えています。
Q:フロリダはどこの植民地?
答えはスペイン
これで、あこがれのミリオンステージに!
当時は、8つのジャンルがあり、私は「文学」の100万円を選択しました。
上の画像は出題を聞いている瞬間です。
問題を読んでいたのは声優の矢島正明さん。
心地良い声なので、気分的には落ち着いていましたが、顔は真剣
出場者の皆さんと一緒
100万円の問題は、エラリー・クイーンに絡む内容でした。
正解できたので、押阪さんから「目録とマスコットのQ兵衛ちゃん」をいただき
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
あれから、長い月日が流れました。
昭和生まれの方なら、Q&Qを覚えているかと思いますが、
平成、令和生まれには、なんのことやら、でしょうね
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
押阪さんのお名前を久々に耳にした昨日は、本当に残念でしたが、
私にはダンディな名司会者としての姿が脳裏に強く焼き付いています。
改めまして、素晴らしい時間を共有してくださったことに感謝しています!!
どうぞお心安らかに🍀
TEMPOS Vega Sicilia テンポス ベガシシリア ~日英2ヵ国のみで開催された160周年記念ディナー~ [来日したワイン生産者&関係者]
スペインの至宝“ベガシシリア”設立から160年を祝して
会場は和の殿堂『雅叙園東京』の竹林の間
天井には一枚の木から彫りおこした木彫絵
接着剤は使わない職人技、70種以上の四季の花が描かれています。
和の空間と展示用マグナムボトルのウニコ1995、2004、2009
初来日のアルベルト・アルバレス ゼネラルマネージャー
スペイン企業で役員として活躍した後、昨年6月現職に就任
出典:TEMPOS Vega Sicilia の X から
160周年アニバーサリーディナーを開催したのは英国と日本のみ
英国に於ける会場はロンドン ナショナル・ギャラリーのスパニッシュルーム
ベラスケスやスルバラン等の画家の作品に囲まれた格調あるお部屋!
テンポス ベガ シシリアの沿革
聖セシリアを祭った教会名が語源のベガ シシリア。正式名は、スペイン語で“時間”を意味するTEMPOSを冠した『テンポス ベガシシリア』です。
アルバレスGMは「1864年にエロイ・レカンダがリベラ デル ドゥエロの地でワイナリーを創業。彼は欧州ワインの愛好家でフランスからカベルネ・ソーヴィニヨンを持ち込み植樹。1907年に初代ワインメーカーのチョミン・ガラミオラが長熟タイプのワイン造りに着手。ワイナリーの発展に貢献しました。約40年ほど前、現オーナーであるパブロ・アルバレスの父親がワイナリーを購入し、今に至っていますが、パブロは国際化に取り組み、今では145ヵ国に輸出。ベガ シシリアを量&質の両面で躍進させました」と語りました。
国内外に5ワイナリー
画像提供:TEMPOS Vega Sicilia
スペイン国内に4つ、ハンガリーに1つ
■伝統のベガシシリアと近代的なアリオン、ともに拠点はリベラ デル ドゥエロ
■1993年に400年以上のワイン造りの歴史があるハンガリーに国外初のワイナリーを取得
■2001年新たな挑戦としてトロにピンティアを立ち上げる
■2009年マカン設立、バロン・エドモン・ド・ロートシルトとのジョイントベンチャー
記念ディナーの終盤、アルバレスGMが発表した最新情報
現在リアス・バイシャスで新プロジェクトを進行中
2タイプのアルバリーニョを2027年にリリース予定
ファインズの川村崇社長、アルベルト・アルバレスGM、セサル・ロマンアジア輸出担当
川村社長は「ベガシシリアが創業した1864年は、日本では幕末の動乱期にあたり、
坂本竜馬や高杉晋作が活躍していました。
その時代からワイン造りをしていたことに、歴史の重みを感じます。
時の流れを重視しながらワインビジネスを展開しているベガシシリア。
弊社も同じ気持ちで、共に歩んで参ります」と挨拶。
余談ですが、竹林の間の由来は・・・
アルバレスGMの後方の床柱に彫られている中国・晋の時代の“竹林の七賢”
文学を愛し、酒や囲碁を好み、高尚な話を楽しんだ7名の知識人たちの集いの場所
そこが竹林でした。壁の色も竹を感じる淡緑ですね。
時空を超えた“空間”で、スペインの至宝ワインを堪能できてラッキーでした。![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アルバレスGMと吉川由紀子会長との記念ショット
🍷 🍷 🍷 🍷 🍷
アニバーサリーディナー
今回だけのスペシャルメニュー
ワイナリー側からのリクエストは「和食とのペアリング」
ペアリングを仕切った雅叙園東京顧問の石田博ソムリエ
先付:もろこし豆乳蒸し × オレムス マンドラス2021
マンドラスの品種フルミントは高い酸味が特徴なので、
ハンガリーでよく使われているプラムに代わり、
日本の梅の酸味と合わせてバランスを取った組み合わせ
もろこし豆乳と酸味のあしらいは和の食材に長けた石田氏の自信作
前八寸:雲丹と翡翠茄子 × オレムス マンドラス2019
糖度と酸味のバランスが取れたヴィンテージ
アーモンドの意味があるマンドラス、風味にナッツ系の油脂を感じます。
現地ではフルミントとフォアグラが好相性、そのポイントは“脂分”
ここではフォアグラに代わって鶏レバーを使ったペアリング
前八寸に使われていた雲丹や蓮根だと力強さ、海老芝煮だと酸味が際立ち、
各食材によって異なるハーモニーを奏でてくれた印象
椀盛:鱧葛打ち
「通常はお椀を外すこともありますが、伝統のコースの流れにしています。
上品な鱧の葛打ちに、鶉丸を入れることで、接点をもたせました」と石田氏
造り:鰹叩き × バルブエナ2014
赤ワインに合わせた赤身のお造り、ニンニクや生姜が繋ぎ役!
バルブエナ2014、バルブエナ2001
バルブエナは樽熟と瓶熟で熟成期間は5年かかることから「バルブエナ5」と命名
ベガシシリアのテロワールとヴィンテージの特徴を表現しています。
焼肴:鰻蒲焼
スペインではピメントを良く食べるので、日本のピメント(甘長)添え
石田博氏からは、
「料理長の伝統的で季節感を尊重したメニューで、ペアリングを楽しめるようにしました。
ベガシシリアは和食に合うんです」とのコメントが!
色鮮やかな孔雀が描かれている欄間にもご注目くださいませ。
竹林の間には、羽ばたく鳥や開花した花々が描かれています。
結婚式場として利用されることが多いお部屋なので、
新たな門出をする新郎新婦を祝福する意味で、このような動植物を題材にしている由。
強肴:焼豚角煮 × ウニコ1996 & ウニコ1981
「唯一」と名付けられた良年のみ生産されるプレミアムワイン
約10年の熟成を経てリリースされるフラッグシップです。
カタルーニャ地方の名物料理を日本風にアレンジ。
発酵食品の醤油を使った料理と熟成した赤ワインとのペアリングは安定感あり
はちみつのクレメ杏の香 × アスー5プットニョシュ2000
洋のタッチを取り入れた杏を使ったデザート
ワインから感じる杏やマンゴー、甘露煮風の味わい
デザートと相乗してコースの最後を〆てくれました。
感謝を込めて
160周年アニバーサリーディナーにお招きいただき、ありがとうございました。
アメリカンオークの記念プレートも!
ベガ シシリアでは樽工場を所有、全体の3分の1をまかなっています。
アメリカンオークは自社で製樽、フレンチオークはメンテナンスのみです。
今回、ブログでは画像を使って、イベント全体の流れをしたためました。
ワイン王国webと併せてご笑覧くださると嬉しいです!
会場は和の殿堂『雅叙園東京』の竹林の間
天井には一枚の木から彫りおこした木彫絵
接着剤は使わない職人技、70種以上の四季の花が描かれています。
和の空間と展示用マグナムボトルのウニコ1995、2004、2009
初来日のアルベルト・アルバレス ゼネラルマネージャー
スペイン企業で役員として活躍した後、昨年6月現職に就任
出典:TEMPOS Vega Sicilia の X から
160周年アニバーサリーディナーを開催したのは英国と日本のみ
英国に於ける会場はロンドン ナショナル・ギャラリーのスパニッシュルーム
ベラスケスやスルバラン等の画家の作品に囲まれた格調あるお部屋!
テンポス ベガ シシリアの沿革
聖セシリアを祭った教会名が語源のベガ シシリア。正式名は、スペイン語で“時間”を意味するTEMPOSを冠した『テンポス ベガシシリア』です。
アルバレスGMは「1864年にエロイ・レカンダがリベラ デル ドゥエロの地でワイナリーを創業。彼は欧州ワインの愛好家でフランスからカベルネ・ソーヴィニヨンを持ち込み植樹。1907年に初代ワインメーカーのチョミン・ガラミオラが長熟タイプのワイン造りに着手。ワイナリーの発展に貢献しました。約40年ほど前、現オーナーであるパブロ・アルバレスの父親がワイナリーを購入し、今に至っていますが、パブロは国際化に取り組み、今では145ヵ国に輸出。ベガ シシリアを量&質の両面で躍進させました」と語りました。
国内外に5ワイナリー
画像提供:TEMPOS Vega Sicilia
スペイン国内に4つ、ハンガリーに1つ
■伝統のベガシシリアと近代的なアリオン、ともに拠点はリベラ デル ドゥエロ
■1993年に400年以上のワイン造りの歴史があるハンガリーに国外初のワイナリーを取得
■2001年新たな挑戦としてトロにピンティアを立ち上げる
■2009年マカン設立、バロン・エドモン・ド・ロートシルトとのジョイントベンチャー
記念ディナーの終盤、アルバレスGMが発表した最新情報
![[NEW]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/120.gif)
2タイプのアルバリーニョを2027年にリリース予定
ファインズの川村崇社長、アルベルト・アルバレスGM、セサル・ロマンアジア輸出担当
川村社長は「ベガシシリアが創業した1864年は、日本では幕末の動乱期にあたり、
坂本竜馬や高杉晋作が活躍していました。
その時代からワイン造りをしていたことに、歴史の重みを感じます。
時の流れを重視しながらワインビジネスを展開しているベガシシリア。
弊社も同じ気持ちで、共に歩んで参ります」と挨拶。
余談ですが、竹林の間の由来は・・・
アルバレスGMの後方の床柱に彫られている中国・晋の時代の“竹林の七賢”
文学を愛し、酒や囲碁を好み、高尚な話を楽しんだ7名の知識人たちの集いの場所
そこが竹林でした。壁の色も竹を感じる淡緑ですね。
時空を超えた“空間”で、スペインの至宝ワインを堪能できてラッキーでした。
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アルバレスGMと吉川由紀子会長との記念ショット
🍷 🍷 🍷 🍷 🍷
アニバーサリーディナー
今回だけのスペシャルメニュー
ワイナリー側からのリクエストは「和食とのペアリング」
ペアリングを仕切った雅叙園東京顧問の石田博ソムリエ
先付:もろこし豆乳蒸し × オレムス マンドラス2021
マンドラスの品種フルミントは高い酸味が特徴なので、
ハンガリーでよく使われているプラムに代わり、
日本の梅の酸味と合わせてバランスを取った組み合わせ
もろこし豆乳と酸味のあしらいは和の食材に長けた石田氏の自信作
前八寸:雲丹と翡翠茄子 × オレムス マンドラス2019
糖度と酸味のバランスが取れたヴィンテージ
アーモンドの意味があるマンドラス、風味にナッツ系の油脂を感じます。
現地ではフルミントとフォアグラが好相性、そのポイントは“脂分”
ここではフォアグラに代わって鶏レバーを使ったペアリング
前八寸に使われていた雲丹や蓮根だと力強さ、海老芝煮だと酸味が際立ち、
各食材によって異なるハーモニーを奏でてくれた印象
椀盛:鱧葛打ち
「通常はお椀を外すこともありますが、伝統のコースの流れにしています。
上品な鱧の葛打ちに、鶉丸を入れることで、接点をもたせました」と石田氏
造り:鰹叩き × バルブエナ2014
赤ワインに合わせた赤身のお造り、ニンニクや生姜が繋ぎ役!
バルブエナ2014、バルブエナ2001
バルブエナは樽熟と瓶熟で熟成期間は5年かかることから「バルブエナ5」と命名
ベガシシリアのテロワールとヴィンテージの特徴を表現しています。
焼肴:鰻蒲焼
スペインではピメントを良く食べるので、日本のピメント(甘長)添え
石田博氏からは、
「料理長の伝統的で季節感を尊重したメニューで、ペアリングを楽しめるようにしました。
ベガシシリアは和食に合うんです」とのコメントが!
色鮮やかな孔雀が描かれている欄間にもご注目くださいませ。
竹林の間には、羽ばたく鳥や開花した花々が描かれています。
結婚式場として利用されることが多いお部屋なので、
新たな門出をする新郎新婦を祝福する意味で、このような動植物を題材にしている由。
強肴:焼豚角煮 × ウニコ1996 & ウニコ1981
「唯一」と名付けられた良年のみ生産されるプレミアムワイン
約10年の熟成を経てリリースされるフラッグシップです。
カタルーニャ地方の名物料理を日本風にアレンジ。
発酵食品の醤油を使った料理と熟成した赤ワインとのペアリングは安定感あり
はちみつのクレメ杏の香 × アスー5プットニョシュ2000
洋のタッチを取り入れた杏を使ったデザート
ワインから感じる杏やマンゴー、甘露煮風の味わい
デザートと相乗してコースの最後を〆てくれました。
感謝を込めて
160周年アニバーサリーディナーにお招きいただき、ありがとうございました。
アメリカンオークの記念プレートも!
ベガ シシリアでは樽工場を所有、全体の3分の1をまかなっています。
アメリカンオークは自社で製樽、フレンチオークはメンテナンスのみです。
今回、ブログでは画像を使って、イベント全体の流れをしたためました。
ワイン王国webと併せてご笑覧くださると嬉しいです!
ワインと芸術の融合を自負するトスカーナのBIBI GRAETZ/ビービー・グラーツ [来日したワイン生産者&関係者]
ファーストヴィンテージから20年でTOP醸造家の仲間入り
2024年4月に来日したビービー・グラーツ当主
2023年3月からピーロートが販売を開始しています。
2023年9月のZOOM トスカーナと東京を繋いでお話を伺いました。
ワイナリーは古いホテルを購入して内部を改装なさったそうです!
2024年の来日で
左から順に供出されたアイテム
#1:カザマッタ・ビアンコ2023
#2:カザマッタ・ロッソ2022
#3:テスタマッタ・ビアンコ2021
#4:コローレ・ビアンコ2021
#5:テスタマッタ・ロッソ2016
#6:同2020
#7:同2021
#8:コローレ・ロッソ2015
#9:同2020
#10:同2021
ワイナリーはフィレンツェを見下ろすフィエゾーレの丘にあります。
祖父も父も彫刻家という家庭で育ったグラーツさんは、アーティストとしての道を究めるべく、フィレンツェ美術学校に進学しますが、母親が自家用に手入れをしていた2㌶のぶどう畑の作業を手伝っているうちに、ワイン造りに目覚め、生涯の仕事にすることを決断。ワイン道を初歩から学び、学友を介してイタリアの名醸造家の元で実地研修を重ね、視察や研鑽を積みながら、2000年に自らの名を冠したワイナリーを設立しました。
「当時理想としていたワインはサッシカイア」と語った後、「テスタマッタ・ロッソのファーストヴィンテージが著名なワイン雑誌でサッシカイアの次に高評価を受けた時は驚きとともに最高の気分だった」と述懐。ファーストヴィンテージに関しては、VINEXPO2003のブラインドテイスティングで第1位に選出されるという快挙を成し遂げています。加えて、2008年のワインスペクテーターで、テスタマッタ2006が赤ワインの最高得点をゲット。現在、トスカーナのTOP5に入るワイナリーとして存在感を示していますが、この間、わずか20年あまりのことです!
ビービー・グラーツのぶどう畑
画像提供:ピーロート・ジャパン
標高が高く、石の多い痩せた土壌から酸味を伴ったエレガントなワインを生産
テスタマッタはヴィンチリアータ、オルモ、ロンダ、ラモーレ、モンテフィリ&シェナ
コローレはラモーレ、ヴィンチリアータ、オルモ&シェナ
とくにコローレは樹齢の古いぶどう樹が中心
画像提供:ピーロート・ジャパン
すべての畑のなかで標高(650m)が最も高いラモーレ
“樹齢の古いサンジョヴェーゼ(90年以上)”が生み出すビービー・グラーツならでは味わい
ジリオ島
画像提供:ピーロート・ジャパン
トスカーナ地方の最南端に位置するジリオ島は、グラーツ当主のワイン造りのルーツ
画像:BIBI GRAETZの公式サイト
ぶどう品種アンソニカは、シチリア州ではインツォリアと呼ばれています。
トスカーナ州ジリオ島のアンソニカはシチリア州のぶどうより凝縮感や塩味あり
🍀🍀🍀🍀🍀
ベイクドビーツサラダ × カザマッタ・ビアンコ2023
イタリア語で「狂気の家(Crazy House)」を意味するカザマッタ(アンソニカ60%、ヴェルメンティーノ30%、トレッビアーノ10%)。「アンソニカを何故使うのですか」との問いについて、「カコウ岩質由来のミネラル、ぶどう本来のエネルギーがあり、潮風の影響もあるので」と当主。
カザマッタ・ロッソ2022
暖色レッドとイエローを使ったラベルからは、エネルギーやポジティブな“気”を感じます。
サンジョヴェーゼ100%、発酵はステンレスタンク、醸造はステンレスタンクとフレンチオーク(10%)で6ヵ月間熟成、その後、瓶詰め。フレッシュで滑らか、果実の味わいを強調した味わい。
当主が“リトル・テスタマッタ”と形容するカザマッタ・ビアンコ&カザマッタ・ロッソのラベルはリリース毎に変えるとのこと。
北海道産ホタテのクルード × テスタマッタ・ビアンコ2021、コローレ・ビアンコ2021
テスタマッタ・ビアンコはジリオ島の単一畑セローネのアンソニカ100%。
燻したスパイスやナッツ風味、ワインの塩味とヨード感がホタテと良い相性
コローレ(=色)・ビアンコはジリオ島のピエトラボーナの畑のアンソニカ100%。
桃やアーモンドペーストのアロマ。高樹齢のぶどう由来のストラクチュア、ミネラル感
鹿児島県産海老のリガトー二 × コローレ・ビアンコ2021
ジリオ島の南西部に位置する畑で標高200~500m、超樹齢100年のぶどう樹含む。
除梗・圧搾後、ステンレスタンクで低温発酵。
熟成は70%フレンチオーク、30%ステンレスタンク。
シーフードクリームソースとワインの質感の一致、ヨードがもたらす渾然一体感。
左から テスタマッタ・ロッソ2021、同2020、同2016
3ヴィンテージについて、グラーツ当主は以下のように表現。
2021年は“肉厚”、フレッシュでありながら豊満。みずみずしい赤系果実、味わい深い油脂感
2020年は“完璧”、イチゴの果実感、バニラのアロマ、最高レベルの完成度
2016年は“力強さとエレガンス”、赤系果実、紅茶、タバコ、なめし皮、個性的なワイン
ペッパーステーキ × コローレ・ロッソ2021、同2020、同2015
2021年はサンジョヴェーゼ100%
エネルギーやパワーにあふれ、太陽の恩恵を受けたヴィンテージ
2020年はサンジョヴェーゼ100%
古樹、標高、土壌の3要素が生み出す緊張感あるワイン
2016年はサンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ10%、コロリーノ10%
層になって広がるアロマ、ストラクチュアとバランス、ミネラル感、複雑味のある味わい
サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、コロリーノの歴史ある畑から生まれた、
ビービー・グラーツの“夢”を表現したトップレンジがコローレ
コローレ・ロッソを前に笑顔のグラーツさん
キャロットケーキ×テスタマッタ・ビアンコ2021
ケーキの程よい甘さとオレンジの酸味がアンソニカ種の軽快な酸味と塩味に相乗。
ラベルとデザートの色合わせが視覚的に好印象
🍀🍀🍀🍀🍀
今月半ば Beyond Bordeaux Tokyo 2024(以後BBT)の開催が予定されています!
上記は昨年のBBTに出たビービー・グラーツのプリムール発売日&ワインデータです。
テスタマッタのラベルに使われているイエローとブルーは補色の関係。
大胆でありながら繊細さが垣間見える色彩感覚は素晴らしいです。
グラーツさんはワイン造りの要について、
(1)古樹へのこだわり
(2)エレガントな酸を伴ったワイン
(3)アーティスト根性=ワインとアートの融合
とコメントしていましたが、
芸術家一家のDNAを感じるラベルには飲み手をワクワクさせる魅力があります!
■ワインについての問い合わせ先:ピーロート・ジャパン
電話03-3458-4455 / mail service@pieroth.jp
2024年4月に来日したビービー・グラーツ当主
2023年3月からピーロートが販売を開始しています。
2023年9月のZOOM トスカーナと東京を繋いでお話を伺いました。
ワイナリーは古いホテルを購入して内部を改装なさったそうです!
2024年の来日で
左から順に供出されたアイテム
#1:カザマッタ・ビアンコ2023
#2:カザマッタ・ロッソ2022
#3:テスタマッタ・ビアンコ2021
#4:コローレ・ビアンコ2021
#5:テスタマッタ・ロッソ2016
#6:同2020
#7:同2021
#8:コローレ・ロッソ2015
#9:同2020
#10:同2021
ワイナリーはフィレンツェを見下ろすフィエゾーレの丘にあります。
祖父も父も彫刻家という家庭で育ったグラーツさんは、アーティストとしての道を究めるべく、フィレンツェ美術学校に進学しますが、母親が自家用に手入れをしていた2㌶のぶどう畑の作業を手伝っているうちに、ワイン造りに目覚め、生涯の仕事にすることを決断。ワイン道を初歩から学び、学友を介してイタリアの名醸造家の元で実地研修を重ね、視察や研鑽を積みながら、2000年に自らの名を冠したワイナリーを設立しました。
「当時理想としていたワインはサッシカイア」と語った後、「テスタマッタ・ロッソのファーストヴィンテージが著名なワイン雑誌でサッシカイアの次に高評価を受けた時は驚きとともに最高の気分だった」と述懐。ファーストヴィンテージに関しては、VINEXPO2003のブラインドテイスティングで第1位に選出されるという快挙を成し遂げています。加えて、2008年のワインスペクテーターで、テスタマッタ2006が赤ワインの最高得点をゲット。現在、トスカーナのTOP5に入るワイナリーとして存在感を示していますが、この間、わずか20年あまりのことです!
ビービー・グラーツのぶどう畑
画像提供:ピーロート・ジャパン
標高が高く、石の多い痩せた土壌から酸味を伴ったエレガントなワインを生産
テスタマッタはヴィンチリアータ、オルモ、ロンダ、ラモーレ、モンテフィリ&シェナ
コローレはラモーレ、ヴィンチリアータ、オルモ&シェナ
とくにコローレは樹齢の古いぶどう樹が中心
画像提供:ピーロート・ジャパン
すべての畑のなかで標高(650m)が最も高いラモーレ
“樹齢の古いサンジョヴェーゼ(90年以上)”が生み出すビービー・グラーツならでは味わい
ジリオ島
画像提供:ピーロート・ジャパン
トスカーナ地方の最南端に位置するジリオ島は、グラーツ当主のワイン造りのルーツ
画像:BIBI GRAETZの公式サイト
ぶどう品種アンソニカは、シチリア州ではインツォリアと呼ばれています。
トスカーナ州ジリオ島のアンソニカはシチリア州のぶどうより凝縮感や塩味あり
🍀🍀🍀🍀🍀
ベイクドビーツサラダ × カザマッタ・ビアンコ2023
イタリア語で「狂気の家(Crazy House)」を意味するカザマッタ(アンソニカ60%、ヴェルメンティーノ30%、トレッビアーノ10%)。「アンソニカを何故使うのですか」との問いについて、「カコウ岩質由来のミネラル、ぶどう本来のエネルギーがあり、潮風の影響もあるので」と当主。
カザマッタ・ロッソ2022
暖色レッドとイエローを使ったラベルからは、エネルギーやポジティブな“気”を感じます。
サンジョヴェーゼ100%、発酵はステンレスタンク、醸造はステンレスタンクとフレンチオーク(10%)で6ヵ月間熟成、その後、瓶詰め。フレッシュで滑らか、果実の味わいを強調した味わい。
当主が“リトル・テスタマッタ”と形容するカザマッタ・ビアンコ&カザマッタ・ロッソのラベルはリリース毎に変えるとのこと。
北海道産ホタテのクルード × テスタマッタ・ビアンコ2021、コローレ・ビアンコ2021
テスタマッタ・ビアンコはジリオ島の単一畑セローネのアンソニカ100%。
燻したスパイスやナッツ風味、ワインの塩味とヨード感がホタテと良い相性
コローレ(=色)・ビアンコはジリオ島のピエトラボーナの畑のアンソニカ100%。
桃やアーモンドペーストのアロマ。高樹齢のぶどう由来のストラクチュア、ミネラル感
鹿児島県産海老のリガトー二 × コローレ・ビアンコ2021
ジリオ島の南西部に位置する畑で標高200~500m、超樹齢100年のぶどう樹含む。
除梗・圧搾後、ステンレスタンクで低温発酵。
熟成は70%フレンチオーク、30%ステンレスタンク。
シーフードクリームソースとワインの質感の一致、ヨードがもたらす渾然一体感。
左から テスタマッタ・ロッソ2021、同2020、同2016
3ヴィンテージについて、グラーツ当主は以下のように表現。
2021年は“肉厚”、フレッシュでありながら豊満。みずみずしい赤系果実、味わい深い油脂感
2020年は“完璧”、イチゴの果実感、バニラのアロマ、最高レベルの完成度
2016年は“力強さとエレガンス”、赤系果実、紅茶、タバコ、なめし皮、個性的なワイン
ペッパーステーキ × コローレ・ロッソ2021、同2020、同2015
2021年はサンジョヴェーゼ100%
エネルギーやパワーにあふれ、太陽の恩恵を受けたヴィンテージ
2020年はサンジョヴェーゼ100%
古樹、標高、土壌の3要素が生み出す緊張感あるワイン
2016年はサンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ10%、コロリーノ10%
層になって広がるアロマ、ストラクチュアとバランス、ミネラル感、複雑味のある味わい
サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、コロリーノの歴史ある畑から生まれた、
ビービー・グラーツの“夢”を表現したトップレンジがコローレ
コローレ・ロッソを前に笑顔のグラーツさん
キャロットケーキ×テスタマッタ・ビアンコ2021
ケーキの程よい甘さとオレンジの酸味がアンソニカ種の軽快な酸味と塩味に相乗。
ラベルとデザートの色合わせが視覚的に好印象
🍀🍀🍀🍀🍀
今月半ば Beyond Bordeaux Tokyo 2024(以後BBT)の開催が予定されています!
上記は昨年のBBTに出たビービー・グラーツのプリムール発売日&ワインデータです。
テスタマッタのラベルに使われているイエローとブルーは補色の関係。
大胆でありながら繊細さが垣間見える色彩感覚は素晴らしいです。
グラーツさんはワイン造りの要について、
(1)古樹へのこだわり
(2)エレガントな酸を伴ったワイン
(3)アーティスト根性=ワインとアートの融合
とコメントしていましたが、
芸術家一家のDNAを感じるラベルには飲み手をワクワクさせる魅力があります!
■ワインについての問い合わせ先:ピーロート・ジャパン
電話03-3458-4455 / mail service@pieroth.jp