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NHK文化センター青山校の秋季シャンパーニュ講座が始りました! [NHK文化センター青山 シャンパン講座]

 10月からの講座スタート
 講座スタッフ手作りの保管用ホルダー


 基本チェック
 ニューフェイスの参加もあったので、第1回目は基本的事項の確認

 3つの業態
 NMは3メゾン、RMとCMは各1メゾンセレクト


 ボトルの容量
 ナビュコドノゾール(20本分)まではよく聞きますが、
 画像にあるメルキゼデック(40本分)を手がけるメゾンは希少


 大容量ボトルの動瓶を見せてくださったミッシェル当主


 NVの変化


 10月にリリースされたコレクション244
 シャンパーニュ講座初のハーフサイズ
 #1:ルイ・ロデレール ブリュット コレクション244 / 375ml
 生産者:ルイ・ロデレール(NM
 ぶどう品種:CH41%、PN33%、M26%
 ベースヴィンテージ:2019年 54%
 リザーブワイン:46%
 パーペチュアル36% ( 2012/2013/2014/2015/2016/2017/2018)
 木樽10% (2012/2013/2014/2015/2016/2017/2018)
 MLF:35%
 ドザージュ:7g/L
 価格:5,500円
 輸入元:エノテカ
フレッシュで溌剌。温度変化による香りや味わいからリサーブワインの妙を実感。気候変動を緩和するための最強ツールはブレンドと語る醸造責任者の思いを反映させたアイテム

 味わっておきべきNV

 #2:ブルーノ・パイヤール エクストラ・ブリュット プルミエール・キュヴェ
 生産者:ブルーノ・パイヤール(NM)
 ぶどう品種:PN45%、CH33%、M22%
 ベースヴィンテージ:非公開
 リザーブワイン:35%
 ドザージュ:5.5g/L
 価格:8,580円
 輸入元:ミレジム
3品種のブレンド比率は毎回同じ、ドザージュ量も5.5から6g/Lで統一しているので、メゾンの顔と言われるNVの見本となるスタイル。裏ラベルに記載してあるデゴルジュマンを元にして、デゴ違いを利き比べすることで、瓶内熟成もしっかり学習できます。20世紀に誕生したメゾンですが、当主の才覚と独自性は秀逸、味わう価値のあるメゾン

 生産者組合CMはカステルノーをセレクト
 #3:カステルノー ソレラ・オリジーヌ ES/09
 生産者:カステルノー(CM
 ぶどう品種:CH50%、M35%、PN15%
 ドザージュ:5g/L
 価格:10,450円
 輸入元:ワインエクスペリエンス
昨年11月の講座でフォーカスしたメゾンですが、長い熟成期間によって培われた味わいの深みは素晴らしいです。女性ワインメーカーのエリザベス・サルスレさんの後任として、2021年からカリーヌ・バイユルさんがバトンを継承

 RMはアグラパール
 #4:アグラパール セットクリュ エクストラ・ブリュット
 生産者:アグラパール(RM
 ぶどう品種:CH90%、PN10%
 ドザージュ:6g/L
 価格:12,100円
 輸入元:豊通食料
アグラパールの全アイテムを試飲したのは2013年。昭和女子大カレッジで供出したのですが、講座生から多くの支持を得ていました。今回はレ・セット(7つの)を検証。アヴィズ、オジェ、クラマン、オイリーの4つのGC、ベルジェル・レ・ヴェルチ、アヴネイ・ヴァル・ドール、マルドゥイユの3つのPC、計7クリュのぶどうを使用。切れ感あるミネラル、和の要素を連想させるスパイス

 7月リリースのトップキュヴェ
 #5:テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2012
 生産者:テタンジェ(NM
 ぶどう品種:CH100%
 ドザージュ:9g/L
 価格:36,520円
 輸入元:サッポロビール
好評だった2008年に続く 最新VT。まだまだ若いVT、酸味が綺麗でバランス良好。トップキュヴェのブラン・ド・ブランの中で最も品格あるスタイル。第3週&第4週の講座生を笑顔にさせていたアイテム

 テタンジェのセラーはただいま改修中
 来年6月頃に終了するとのこと。 
 それに付随して、NVのラベルもリニューアル。6月頃リリース予定
 気候変動を考慮し、無駄を省いたシンプルなデザインに変換していく模様

 今月供出した5アイテム


              🍀🍀🍀直近の話題🍀🍀🍀

●来日したペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者が披露してくれたベル エポックの日本限定ロゼ「フロレサンス」は日本のアネモネにインスパイアされたアイテム

 画像提供:ヴランケンポメリー
●10月19日に行われた「ポメリー・ソムリエコンクール2023」で、ソムリエとしての知識、表現力、サービス技能、提案力等が総合的に問われる厳しい審査をクリアして優勝したのはマンダリン オリエンタル東京の山本麻衣花選手、おめでとうございます!

●10月30日まで伊勢丹でノエルアラモードが開催されていますが、テタンジェは「コント・ド・シャンパーニュ2008&2012」の2ヴィンテージセット、カステルノーは上得意にだけ特別に瓶詰めして出荷している「エノテーク2000」を用意したとの情報
日程が合えば、ノエルアラモードにお出かけくださいませ🥂🥂🥂

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10月29日まで開催! ペリエ ジュエ ポップアップイベント『The House of Wonder by Perrier-Jouët』 [シャンパン]

 THE HOUSE OF WONDER by Perrier-Jouët WITH HARAJUKU
 画像提供:ペルノ・リカール・ジャパン
 会場:東京都渋谷区神宮前1-14-30
 期間:2023年10月12日(木)~29日(日)
 入場無料 / 一部有料コンテンツ提供
 詳細はオフィシャルHPで!

 20日のローンチパーティーには
 フランスの女優、監督、環境活動家のメラニー・ロランさんも参加
 彼女が主役の新ブランドムービーが世界に先駆けて披露されました。
 花は、すべてのはじまり 出典:ペリエ ジュエFB


      食のエリア
     来日したペリエ ジュエのセヴリーヌ・フレルソン最高醸造責任者
     限定フードを監修しているのは三つ星シェフ ピエール・ガニェールさん
     招待者のドレスコードは “花のモチーフ”をどこかに…でした[わーい(嬉しい顔)]
     イベント期間中にセヴリーヌさんが行う『Banquet of Nature 』
     これはとても興味深い内容です!


 日本限定新製品 ベル エポック フロレサンス2015


      コスモスから発想を得たロゼ‣シャンパーニュ
      会場でひとあし早くゲットできます!


      アートのエリア
     “受粉”をテーマにしたペリエ ジュエのためのアート

     メキシコ人アーティスト、フェルナンド・ラポッセさんの最新作

      エミール・ガレが愛したアネモネ(白い秋明菊)を連想


      原宿で体験する“おいしくて楽しい時間”
      視覚、嗅覚、味覚、触覚&聴覚のフル活用 🥂🥂🥂


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醸造家レベッカ・ワインバーグが語ったクインテッサの最新VT2020とワイナリーの取り組み [カリフォルニア]

     Beyond Bordeaux Tokyo 2023でクインテッサ2020を先行試飲
 
黒系果実、スパイス、ドライハーブ。マスキュランかつ繊細さを持ち合わせたタンニン、ミネラル、バランスの良さを伴って広がる余韻。2017年ヴィンテージから現地と繋いで、最新情報を伺いつつ、先行試飲してきたクインテッサ。年々酒質の向上を実感しています。
 
                 🍷 🍷 🍷


今年は9月22日にオンラインインタビューをさせていただきました。
2年続きで、レベッカさんが対応してくださったので、昨年のリポートをご覧いただくことで、クインテッサの魅力がより鮮明になると思っています。宜しくお願いします!

                
       クインテッサから届いた2020VT
       【Quintessa2020/クインテッサ2020 375ml
       収穫時期:9月3日~9月26日
       醸し期間:果皮と共に平均20日
       オーク樽:フレンチオークの新樽60%
       熟成期間:22カ月
       Alc度数:14.5%
       瓶詰時期:2022年7月
       ぶどう品種:87%カベルネ・ソーヴィニヨン、7%カベルネ・フラン
             4%カルメネール、2%プティ・ヴェルド


 
2020年ヴィンテージは、乾燥した冬の後、春は温暖な気候で、3月下旬には芽吹き開始。ぶどう樹の成長も早く、糖度も蓄積され、小粒で高いレベルのタンニンを備えたぶどうを収穫。ほとんどの収穫を終えたのは9月26日でしたが、その翌日27日にグラス・ファイアがあり、穫み残していたぶどうにはスモークテイント(煙害)の影響が出たとのこと。


2020年の山火事
山火事は、通常だと、収穫を終えた10月頃なのですが、2020年は8月下旬と9月下旬の2回発生しました。幸い、1回目は煙が高く舞いあがっていたので、ぶどうに影響はなかったのですが、2回目のグラス・ファイアは、クインテッサがあるラザフードにも近かったので、穫み残したぶどうに煙害が[ふらふら]

■2020年ヴィンテージは9月26日までに収穫したぶどうを使用
■煙害対策は、2022年のリポートに記述した通り、コンテナー内にオゾンを充満させ、煙の分子を分解させようと一晩の静置を試みましたが、「思っていたほどの効果はなかった」とレベッカさん。煙害に関しては、3年前にはほとんど調査がなかったので、当時は手繰り状態での対応だったようです。2020年は温暖だったので収穫が早くスタートし、最終的に、煙害無しのぶどうだけで醸造できた由


 土壌へのさらなる取り込み
 source: Quintessa
 (画像中央)池の右側マウスポインターのある場所がドラゴンズ・ブロック

 source: Quintessa
(地図の右上)池の上部ポインターで示した場所がドラゴンズ・ブロック、ヴァカ山脈側


以前からの取り組みをさらにバージョンアップ。
昨年から開始した調査には、テロワール研究の第一人者アメリカ人のブレンナ・クイグリー女史、チリの地質学者ヘドロ・パラ氏がチームに加わっています。具体例としては、上記のドラゴン・ブロック。今までは一つのブロックとして見ていたエリアですが、調査・分析で、ふたつの異なる地質があることが判明。現在、その分析に基づいて、4区画に分けて、剪定や灌漑等の方法を変えながら、新たな取り組みをしています。ドラゴン・ブロックはクインテッサのメインとなるぶどう畑なので、今後、さらなる酒質の向上に期待!!


                  🍷 🍷 🍷



        こころ惹かれたイルミネーション2022
       【Illumination2022/イルミネーション2022】
        アペレーション:45%ナパ・カウンティ / カリストガ
                55%ソノマ・カウンティ / ベネット・ヴァレー
        収穫時期:8月22日~9月22日
        Alc度数:14%
        瓶詰時期:2022年7月
        ぶどう品種:50%ソーヴィニヨン・ブラン・ムスケ(SBの亜種)
              33%ソーヴィニョン・ブラン
              17%セミヨン

ナパは温暖で朝夕の日較差が大きいのが特徴。ソノマは霧の影響下にある冷涼な地域。2つの産地のぶどうを手摘み収穫、全房発酵で醸造。容器は60%が使用樽、15%がステンレスタンク、20%がコンクリートエッグ、フレンチオークの新樽1%、アカシアの新樽4%の5種を使用、とてもユニーク!

ぶどうの半分以上はソーヴィニヨン・ブランの亜種ムスケで、この品種からはシトラスフルーツやストーンフルーツのニュアンスが。セミヨンを使うことで、ワインにまるみが加わります。イルミネーションを味わった時に感じる柑橘果実の内果皮似のビターさは様々な料理と合わせて楽しみたくなります。


 source: Quintessa ボルドーのネゴシアン経由で流通、日本ではファインズの取り扱い


今年の収穫は
オンライン当日の9月22日からイルミネーションに使うソーヴィニヨン・ブランの収穫が始まった由。2023年は冬から春にかけて多雨。2021年と2022年が干ばつだったので、雨によって土壌は潤い、復活したようです。夏は暑くもなく熱波もなかったので、特筆出来るヴィンテージになりそうとレベッカさんは力説していました。

レベッカさんからクインテッサ・ファンにメッセージ
クインテッサのワインを味わった瞬間、ナパにトランスポートして欲しいですし、イルミネーションを口にした時にはカリファルニアの太陽を感じて欲しいです。ワインからクインテッサの複雑なテロワールを感じ取っていただけると嬉しいです。


      マリアージュ探求
      石鯛のお造り × イルミネーション2022
      フレンチスタイルのSB、真っ先に感じたのはスパイスのニュアンス
      それも和の要素で、私的にはもみじおろし
      もみじおろしを少し舐めてからワインを味わうと抵抗感なく渾然一体
      新鮮な白身魚の薄切りにもみじおろしを添えて!

 
黒系果実のプラム、ブラックベリー、ダークチェリーのアロマ、MLF由来の乳酸、タンニンは木目細かく、酸味はおだやか。抜栓初日より、2日目のほうが全体的にバランス良好。第一印象はシャイなので、空気と触れあわせることで、本領を発揮するワイン。今のところマイベストは緻密で凝縮感ある2019年ヴィンテージなのですが、それより若干ソフトな印象、定点観測してみたいヴィンテージ。

 
 スティックカリフラワーと三年味噌のバーニャカウダ
 トマトとモッツァレラのシンプルサラダ
 なすと肉のオーブン焼き

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10月6日に開業した虎ノ門ヒルズステーションタワーで自分好みの世界を堪能 [食の話題]

森ビル株式会社が推進してきた「虎ノ門ヒルズステーションタワー(以後ステーションタワー)」が、オープンしました。順次、開店および開業が続きますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

オープンに先立って行われたメディア内覧会では、多様な機能が複合した「グローバルビジネスセンター」としてのステーションタワーの全貌が視察できました。視覚から受けた斬新なイメージが、ブログに掲載した画像を介して、皆さまにお伝えできれば幸いです。


 ステーションタワーの完成で「一つの街」になった虎ノ門ヒルズ
 49階から見た虎ノ門ヒルズ界隈

 データ提供:虎ノ門ヒルズステーションタワー
2014年の森タワー開業を皮切りに、2020年にはビジネスタワー、2022年にレジデンスタワー、そして今年10月に待望のステーションタワーが開業しました。


      7階からTOKYO NODEのタレ幕をワンショット

                 🍀🍀🍀

      45階のTOKYO NODE DINING
     ランチ、カフェ、ディナー、バータイムと多様なシーンで活用できる拠点



 全国各地の食材を使って開発したプロジェクト「ご馳走旅」から誕生したメニューや、
 こだわりが詰まった「シンプルで王道なイタリアン」を提供。

                🍀🍀🍀


  49階のSKY GARDEN & POOL / KEI Collection PARIS、 apothéose
 @vin_fumikoのtwitterから


 フランスでアジア人初のミシュランフレンチ3つ星をゲットした小林圭シェフ
 彼が新たに立ち上げるガストロノミーグリルフランセーズ&バーは2024年1月オープン


      右側はワインセラー
      ベル エポックやエグリ・ウーリエ等、魅力的なシャンパーニュが!


 ワインクーラーにはクリュッグとボランジェ


 11月21日オープンのフレンチガストロノミー「アポテーゼ」
 北村啓太シェフが常駐し日本の文化や産地の特性を生かして創造するレストラン


                 🍀🍀🍀


 ビル街のなかの緑のオアシス


 29階のオフィス
 ステーションタワーには32フロア、110,000㎡のオフィス


 専有部内の8ヶ所に、特徴的な吹き抜け空間を設計


                 🍀🍀🍀


12月6日に「ホテル虎ノ門ヒルズ(11~14階)」開業、ハイアットの「アンバウンド コレクション by Hyatt」ブランドの東京初進出


      11階のホテル
      各部屋に通じる廊下からのワンショット


 デラックスツイン32㎡


 パノラマコーナースイートタワービュー65㎡


 デザイン性豊かな国際水準のホテル


      バスタブの部材感もいい感じ


                  🍀🍀🍀


T-MARKETは全27店舗。10月6日に14店舗、同24日に13店舗開店で全て揃います。

       商業施設
       7階スターバックスのエントランスには若干角度をもたせた工夫が。
       入店しやすい気持ちにさせる効果を考えた設計とのこと、微妙な曲線効果


        データ提供:虎ノ門ヒルズステーションタワー
        地下2階のT-MARKETのイラスト
        クリックしてご覧ください。


 「鰹と昆布で毎日出汁を作ってお出しします」と料理長
 具は常時25~30種、万人受けする虎ノ門おでんを提供する『角打ちKAN』
 総合酒類卸の榎本酒類(株)が日本の酒文化を世界に発信する拠点です!

 浅蜊売りからスタートした商売の歴史を象徴するアサリ軍艦
 目利きと鮨のプロが作りあげる『立喰い魚河岸山治』

 24日開店の店舗
 1716年創業の奈良の老舗『中川政七商店』
 コンセプトは気軽に立ち寄れる生活雑貨店
 当日試したのは奈良の茶園で育てた3種の“番茶”、青柳番茶の渋味のニュアンス好印象!


 銀座マンディグラの和知徹シェフのステーキ
 ステーションタワー限定は牛リブアイの極上ポンドステーキ!


                 🍀🍀🍀



桜田通り上にかかる歩行者デッキ「T-デッキ」、従来からの地下鉄駅にはなかった開放的な駅前広場「ステーションアトリウム」の実現でエリア全体の回遊性と賑わいが楽しめます。

      2階のT-デッキ
 


      文化を感じるパブリックアートを各所に設置 
      展示してあったのはインド生まれのアーティストN・S・ハルシャの「マター」


 直線、曲線、多様な部材が、そこにいるだけで、心身への癒やしを与えてくれるエリア


  ステーションアトリウム
 日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から直結、開放感十分


             公式ウェブサイト&T-MARKET



 10月6日のオープニングセレモニー
 画像提供:虎ノ門ヒルズステーションタワー
森ビル株式会社 代表取締役社長 辻 慎吾、独立行政法人都市再生機構 理事長 中島 正弘氏、東京地下鉄株式会社 代表取締役社長 山村 明義氏、OMAパートナー ニューヨーク事務所代表 重松 象平氏、ホテル虎ノ門ヒルズ 総支配人 ギヨーム・ポピー氏によってテープカットが行われました。

                   🍀

コロナ禍で抑圧されていた気分が開放感のある空間に身を置くことで大いに癒やされます。
国際新都市・グローバルビジネスセンターとして拡大・進化してきた「虎ノ門ヒルズ」で、
新たな世界をご堪能くださいませ!

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フロラン・ロック・ボワゼル当主が語る「ボワゼルの新たな展開&未来への希望」とシャンパーニュ講座 [来日したワイン生産者&関係者(シャンパン)]

       
       メゾンの歴史に“新たな章”が加わった2023年
       シャンパーニュ地方エペルネの中心にメゾンを構えるボワゼル
       1834年の創業から家族経営でメゾンを継承してきました。
       コート・デ・ブランやアヴィーズに自社畑7㌶を所有、年間生産量300万本
       70㌶分は長年契約している農家からのぶどうでまかなっています。
       


 2019年に偉大なマダム エヴリンから メゾンを引き継いだ会長兼CEOのフロランさん
 シェフ・ド・カーヴを務める兄のリオネルさん(左)と協力して、 
 メゾンの発展とワイン造りに新たな弾みをつけています。

  講座で供出した5アイテム

 裏ラベルには情報を表示
 今秋から順次、新ラベルバージョンを出荷
 品種およびリザーヴワインの比率、ドザージュ量、デゴルジュマンの年月の記載


 第一フライトはNV比較
  #1: ボワゼル  ブリュット・レゼルヴNV
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN40%、CH35%、M25%
 ベースヴィンテージは2019年
 澱との接触は3年間
 リザーブワイン:40%(うち4%は大樽熟成)
 ドザージュ:7g/L
 デゴルジュマン:2023年5月
 価格:10,000円(税別)
第3週&第4週の2回のテイスティングで一番気に入ったのが#1。温度変化にもブレることなくバランスの良さが際立っていました。フロランさんが「全体の2/3はNVであり、メゾンの顔と言えるNVに最も気を配っています」と語っていた通りのアイテム。以前のブリュット・レゼルヴには中盤以降若干のビター感があり、それが気になっていたのですが、久々に味わった#1から酒質の向上、大樽熟成のリザーヴワインのさじ加減の良さを実感。
ベージュのトーンを帯びた色調でアロマ芳醇。ホワイトバター、白い花や白桃、アプリコット似の酸味、グラス内の温度変化でブリオッシュやアカシア。まるみがあり、バランスのとれた味わい。


 #2:ボワゼル ウルティム・ゼロNV
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN50%、CH40%、M10%
 澱との接触は5年間
 リザーブワイン:30%
 ドザージュ:0g/L
 デゴルジュマン:2023年1月
 価格:11,000円(税別)
ノン・ドゼタイプ、#1のブリュットより2年長い瓶熟。スワリングで香りの広がり。口中ではシャープ、ドライ、ピュア。塩味と程よい密度。新鮮な素材の料理を引き立ててくれる優れもの。


 第2フライト
 #3:ボワゼル グランド・ヴィンテージ2013
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 澱との接触は8年間
 ドザージュ:4g/L
 デゴルジュマン:2023年1月
 価格:17,000円(税別)
「過去10年間で2013年だけが10月の収穫、ぶどうはゆっくり熟しました」とフロラン当主。クラシックでポテンシャルのあるアイテム。温暖化の影響を受け、生産する回数も増えてきた由。次に予定しているヴィンテージは2019年。発酵・醸造ともステンレスタンク100%。
淡い黄金色で気泡繊細。黄桃、オレンジピール、ブリオッシュのニュアンス。エレガントな酸味、ミネラル、リッチで、今、味わって素直に“美味しい”シャンパーニュ。

 #4:ボワゼル ジョワイヨ・ドゥ・フランス2008
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 ドザージュ:3g/L
 デゴルジュマン:2021年12月
 価格:30,800円(税別)
プレスランチで、フロランさんが「メゾンにはすでに在庫がなく、ピーロートにあるだけ」と語っていたアイテム。新装したジョワイヨ2008とデゴルジュマンの年月が違うので、その比較に興味がありセレクト。第4週の講座生の大半が気に入っていた印象。
ワンワードだと“豊潤”。レモンやグレープフルーツから黄色系果実のコンポート、ロースト、スパイス、ブリオッシュ。香りと味わいによる層の厚み、熟成感を伴って広がる余韻。

 #5:ボワゼル ジョワイヨ2008
 生産者:ボワゼル(NM)
 ぶどう品種:PN60%、CH40%
 澱との接触は14年間
 ドザージュ:3g/L
 デゴルジュマン:2023年1月
 価格:35,600円(税別)
ボワゼルのトップキュヴェ。ファーストヴィンテージは1961年。ボワゼルの“新しい章”として、今回、ネーミングを「ジュワイヨ・ドゥ・フランス」から「ジョワイヨ」にチェンジ。醸造では90%ステンレスタンク、10%オーク樽を使用、ドザージュ量は通常3~5g/L、最低10年間の熟成で2008年は14年間。次のヴィンテージは2012年を予定。
ワンワードだと“ミネラル”、輝きのある黄金色、溌溂としたスタイルで、バターやアーモンド、ココアや焙煎香、クリームブリュレ、余韻につながるアプリコット似の酸味。2008年ヴィンテージのポテンシャルを感じさせるアイテム、定点観測したい気分。


 コルクは超しっかり、でした。
 受講生Hakoさんのリポートもご参考までに!

             o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。



 2023年はメゾンとしての飛躍の年
 6代目当主になって初めての来日
 会場は国の重要文化財 明治生命館の地下1階センチューリーコート丸の内にある
 メインダイニングのレストラン・ロゼット
 鏡智行シェフ監修によるシャンパーニュボワゼルとの饗宴でした!


         新ロゴは荘厳な扉をエレガントかつ個性的にデザイン

 ボワゼルはここ数年、
 ■社内改革や大規模な改修工事 ■ブランドデザインの一新 ■醸造面へのテコ入れを実施
 ブリュット・レゼルヴはピノ・ノワールの比率を下げ、逆にシャルドネやムニエの使用増
 樽で熟成させたリザーヴワイン、全体的にリザーヴワインの比率増
 温暖化により、ぶどうの熟度も上がってきたので、ドザージュ量は減少傾向
「MLFはしています。ノン・マロの実験もしていますが、
 メゾンのスタイルを変えるつもりはなく、
 畑や醸造の見直しでフレッシュさを追求していきたいと考えています」とフロラン当主。

 
 【前菜】
 ブラン・ド・ブラン ラ・コート プルミエ・クリュ × 高知宿毛産カンパチのハーブマリネ
 北海道フルーツトマトと彩り野菜のコンポゼ
 決め手はトマト、優しい酸味がブリッジ役になって好印象

      フロラン当主が最もお気に召したマリアージュ
      ノン・ドゼとカンパチ、ハーブのニュアンスが良かったです![わーい(嬉しい顔)]


 【魚料理】
 グラン・ヴィンテージ2013 × 舌平目と帆立貝ムースのブレゼ ソースアルベール
 バランスが良く、いやし効果のある2013年は魚介類に寄り添う組み合わせ

 
     【肉料理】
      ジョワイヨ2008 × 富士高原鶏のロティ ジュドプーレと彩り野菜
      ジューシーで味わいの広がりがある鶏と新鮮で複雑味を備えたジュワイヨ
      2008年ヴィンテージならではの“酸味”がマリアージュを引き立ててナイス

     【デザート】
     フランボワーズとフランボワーズとホワイトチョコのオペラ仕立て
     華やかな色調のロゼ・アプソリュとは色で合わせるマリアージュ
     ホワイトチョコとの相性も良好!


 プレスランチに登場した6アイテム
 ブリュット・レゼルヴ、ウルティム・ゼロ、ブラン・ド・ブラン ラ・コートPC
 グランド・ヴィンテージ2013、ジョワイヨ2008、ロゼ・アプソリュ


 グラスは右から左の順

 【製品についての問い合わせ先】
 ピーロート・ジャパン株式会社 電話03-3458-4455(代表)
 Web: https://www.pieroth.co.jp




            o○.。o○.。o○ .。o○.。o○.。


 [NEW]2023年10月~2024年3月までのシャンパーニュ講座のご案内
 第3週 および第4週、シャンパーニュラバーさんの参加をお待ちしています!
 今だけ、ここだけ、青山文化センターだけの時間を共有したいと思っています。
 何卒宜しくお願いします。


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